JPH057943U - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
燃料噴射ポンプInfo
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- JPH057943U JPH057943U JP6201491U JP6201491U JPH057943U JP H057943 U JPH057943 U JP H057943U JP 6201491 U JP6201491 U JP 6201491U JP 6201491 U JP6201491 U JP 6201491U JP H057943 U JPH057943 U JP H057943U
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- lever
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- injection pump
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] エンジン10と直結された発電機18によっ
てモータ19を駆動する場合において、モータ19の起
動時におけるエンジン10の急激な回転数の低下を防止
する。 [構成] 燃料噴射ポンプ11のメカニカルガバナ14
にブーストコンペンセータ50を取付け、このブースト
コンペンセータ50にブースト圧を供給するようにし、
エンジンの回転数が低下してブースト圧が低くなった場
合には、ブーストコンペンセータ50によって補正レバ
ー56およびリンク59を介してフローティングレバー
43を回動させ、コントロールラック46を増量側へ移
動させるようにし、燃料の噴射量を増加させて回転数の
低下を補うようにしたものである。
てモータ19を駆動する場合において、モータ19の起
動時におけるエンジン10の急激な回転数の低下を防止
する。 [構成] 燃料噴射ポンプ11のメカニカルガバナ14
にブーストコンペンセータ50を取付け、このブースト
コンペンセータ50にブースト圧を供給するようにし、
エンジンの回転数が低下してブースト圧が低くなった場
合には、ブーストコンペンセータ50によって補正レバ
ー56およびリンク59を介してフローティングレバー
43を回動させ、コントロールラック46を増量側へ移
動させるようにし、燃料の噴射量を増加させて回転数の
低下を補うようにしたものである。
Description
【0001】
本考案は燃料噴射ポンプに係り、とくにメカニカルガバナによってコンロール ラックを移動し、このコントロールラックによって1回に噴射される燃料の供給 量を制御するようにした燃料噴射ポンプに関する。
【0002】
発動発電機はエンジンに発電機を直結し、エンジンによって発電機を回転駆動 することによって発電出力を得るようにしている。このような発電機を駆動する エンジンとしてディーゼルエンジンを用いる場合には、その燃料噴射ポンプにオ ールスピード型のメカニカルガバナを取付けるようにし、ほぼ全回転領域で回転 数を制御するようにしている。これによってエンジンに加わる発電機の負荷にか かわらず、安定な回転を得ることが可能になる。
【0003】
ところが通常のオールスピード型のメカニカルガバナが取付けられている燃料 噴射ポンプを備えるエンジンによって発電機を駆動するようにすると、負荷の投 入によって発電機に急激に負荷が加わると、この発電機と直結されたエンジンに もこれに対応して急激に負荷が加わるようになり、回転数が大きく落込むことに なる。すなわちこのようなエンジンは、耐ストール性が悪いという問題があった 。
【0004】 このような欠点を解消するために、従来は必要以上に大きな発電機を使用する ようにしていた。ところが負荷に比べて過大な容量の発電機を用いるようにする と、大型化するばかりでなく、通常の使用時においては発電機の出力に無駄が生 ずることになる。また発電機と直結されるエンジンとしてターボチャージャを備 えたエンジンを用いるようにすると、急激な負荷の増大に対する回転数の落込み がさらに激しくなる。そこでターボチャージャを備えないターボレスエンジンを 採用する等の対策をとるようにしていた。
【0005】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、急激な負荷の増大 に対応できるようにした燃料噴射ポンプを提供することを目的とするものである 。
【0006】
本考案は、メカニカルガバナによってコントロールラックを移動し、該コント ロールラックによって1回に噴射される燃料の供給量を制御するようにした燃料 噴射ポンプにおいて、ブーストコンペンセータを前記メカニカルガバナに取付け 、前記ブーストコンペンセータに供給されるブースト圧が低くなったら前記コン トロールラックを増量側へ移動するようにしたものである。
【0007】
従ってこのような燃料噴射ポンプを備えるエンジンの負荷が急激に増大した場 合には、これに伴って回転数が低下するようになる。するとブーストコンペンセ ータに供給されるブースト圧が急激に低下するようになり、これによってブース トコンペンセータがコントロールラックを増量側へ移動させることになり、燃料 の噴射量を増大させる。すなわちエンジンの回転数のダウンを補うようにブース トコンペンセータが作用することになる。
【0008】
図1は本考案の一実施例に係る燃料噴射装置を備えるディーゼルエンジン10 を示すものであって、このエンジン10は発電機18を駆動するようになってお り、両者が互いに直結されている。
【0009】 エンジン10の側面側には燃料噴射ポンプ11が取付けられるとともに、この 燃料噴射ポンプ11はカムシャフト12を備えている。カムシャフト12にはタ イマまたはカップリング13が設けられており、このタイマまたはカップリング 13を介して駆動されるようにしている。また燃料噴射ポンプ11はメカニカル ガバナ14を備えており、このガバナ14によって1回に噴射される燃料の供給 量を制御するようにしている。また燃料噴射ポンプ11の各ポンプユニット15 は噴射管16を介して燃料噴射ノズル17と接続されるようになっている。そし てこのエンジン10の出力側には発電機18が直結されるようになっている。こ の発電機18の出力でモータ19等の負荷が駆動されるようになっている。
【0010】 つぎに上記エンジン10の燃料噴射ポンプ11に設けられているメカニカルガ バナ14の構造を図2によって説明する。燃料噴射ポンプ11のカムシャフト1 2の先端側にはフライウエート22が開閉可能に取付けられており、しかもフラ イウエート22のアームの先端側にはスライダ23が取付けられるようになって いる。そしてスライダ23はスリーブ24の肩の部分を押すようになっている。 スリーブ24の先端側にはシフタ25が配されている。シフタ25はピン26を 介してガイドレバー27と連結されるようになっている。ガイドレバー27の上 端はこのガバナ14のケーシングに固着されている固定ピン28によって回動可 能に支持されている。
【0011】 固定ピン28によってテンションレバー31の上端が回動可能に支持されてい る。テンションレバー31の背面側はアイドリングスプリング32によって押圧 されるようになっており、しかも下端側にはアングライヒスプリング33が内蔵 されている。またこのテンションレバー31の回動はフルロードストッパ34に よって規制されるようになっている。またテンションレバー31はガバナスプリ ング35によって固定ピン28を中心として図2中時計方向に回動付勢されてい る。ガバナスプリング35の他端側はスイベルレバー36に係止されるとともに 、このスイベルレバー36が支持レバー37によって支持されている。支持レバ ー37は支軸38に固着されるとともに、この支軸38を介して支持レバー37 がコントロールレバー39と連結されている。
【0012】 上記ガイドレバー27の中間位置にはピン42を介してフローティングレバー 43が連結されるようになっている。フローティングレバー43の上端側はリン ク45を介してコントロールラック46に連結されている。このコントロールラ ック46が燃料噴射ポンプ11の燃料の噴射量を制御するようになっている。ま たフローティングレバー43はスタートスプリング47によって連結ピン60を 中心として図2において反時計方向に回動付勢されるようになっている。
【0013】 さらにこのメカニカルガバナにはブーストコンペンセータ50が取付けられる ようになっている。ブーストコンペンセータ50はその内側にダイヤフラム51 を備え、このダイヤフラム51がばね52によって図2中左方へ押圧されるよう になっている。そしてダイヤフラム51に連結されたロッド53が左方へ突出さ れている。またこのブーストコンペンセータ50のダイヤフラム51の左側のチ ャンバにはポート54が設けられており、このポート54を通してブースト圧が 供給されるようになっている。
【0014】 ブーストコンペンセータ50のロッド53の先端部はピン55を介して補正レ バー56に連結されている。この補正レバー56は支点ピン57を中心として回 動可能に支持されるとともに、その下端側は連結ピン58を介してリンク59に 連結されるようになっている。そしてこのリンク59は連結ピン60を介して上 記フローティングレバー43の下端部に連結されるようになっている。
【0015】 このようなメカニカルガバナ14を備える燃料噴射ポンプ11には、図1およ び図5に示すようにさらにストップ用のブーストコンペンセータ65が取付けら れている。このブーストコンペンセータ65は燃料噴射ポンプ11の先端側の部 分であってコントロールラック46の先端部とほぼ対向する位置に設けられてい る。そしてブーストコンペンセータ65のダイヤフラム66はばね67によって 図5中左方へ押圧されるようになっている。またダイヤフラム66に連結されて いるロッド68はその先端部がストップレバー69に連結されるようになってい る。そしてストップレバー69は支点ピン70によって回動可能に支持されると ともに、このストップレバー69の上端側がコントロールラック46の先端部を 受けるようになっている。
【0016】 つぎに以上のような構成に係る燃料噴射ポンプ11のメカニカルガバナ14の 動作を説明する。エンジン10を始動する場合には、コントロールレバー39を 図2に示すように支軸38を中心として反時計方向に最大位置まで回動する。す るとスイベルレバー36がガバナスプリング35を引伸ばし、これによってテン ションレバー31はフルロードストッパ34に当接する。このときにフライウエ ート22は閉じられているために、フローティングレバー43の先端に取付けら れているスタートスプリング47がフローティングレバー43を反時計方向に回 動させ、これによってコントロールラック46が左方へ、すなわち燃料を増量す る方向へ移動される。同時にフローティングレバー43はガイドレバー27を介 してシフタ25を左方へ押すことになる。
【0017】 このような動作によって、テンションレバー31とシフタ25との間が離れ、 その分だけシフタ25が燃料を増量させる方向に動くことになり、エンジン10 の始動を容易に行なうことが可能になる。エンジン10が始動するとフライウエ ート22がカムシャフト12によって回転されて遠心力が発生される。ばねの力 が弱いスタートスプリング47はフライウエート22の遠心力に負けて引伸ばさ れ、シフタ25はテンションレバー31に当たるまで右方へ戻されることになる 。
【0018】 つぎにアイドリングの動作について説明する。エンジン10を始動させた後に コントロールレバー39を少し戻してアイドル位置まで回動させる。するとガバ ナスプリング35は完全に遊んだ状態になり、作動しなくなる。このためにフラ イウエート22は外側へ広がり、テンションレバー31はアイドリングスプリン グ32に当たるまで動き、フローティングレバー43は下端の支点60を中心と して時計方向に回動し、噴射量の少ないアイドル位置に移動する。そしてフライ ウエート22が発生する遠心力とアイドリングスプリング32のセット力がつり 合った位置で安定なアイドリング運転を維持することになる。
【0019】 もしもエンジン10の回転数が低下した場合には、フライウエート22が閉じ 、アイドリングスプリング32のばね力によってテンションレバー31を介して シフタ25を左方へ移動させる。するとガイドレバー27は上部の支点28を中 心として時計方向に回動し、この回動運動がピン42を介してフローティングレ バー43に伝達される。従ってフローティングレバー43が下側のピン60を中 心として反時計方向に回動し、コントロールラック46を左方、すなわち燃料を 増量する方向へ動かし、エンジン10の回転数の低下を防止する。従ってエンジ ン10の回転数が少しでも変化すると、フライウエート22の遠心力もすぐに変 化し、シフタ25に伝わることになる。そしてこの遠心力の変化がガイドレバー 27およびフローティングレバー43を介してコントロールラック46に伝わり 、エンジン10がアイドリングのために要する燃料の噴射量に調整することが可 能になる。
【0020】 つぎにアングライヒスプリング33の作用について図3により説明する。エン ジン10が吸入する空気量はエンジン10の回転数の上昇に伴って減少する傾向 にある。これに対して燃料噴射ポンプ11は、コントロールラック46の位置が 同じ場合には、回転数が上昇するに従って1回の燃料の噴射量が増加する傾向に ある。従ってエンジンの回転数が増大するのに従って吸入空気量に対する燃料の 噴射量の割合が増加し、黒煙の排出の原因になる。そこでこのような吸入空気量 に対する燃料の噴射量の増加を抑えるために、アングライヒスプリング33が用 いられる。
【0021】 燃料噴射ポンプ11の回転数が所定の回転数よりも低い場合には、フライウエ ート22に生ずる遠心力よりもアングライヒスプリング33のセット力の方が強 く、フライウエート22はアングライヒスプリング33を押し縮めることができ ない。従ってシフタ25はアングライヒのストローク分だけ左に押され。燃料の 噴射量を増加する位置にある。すなわちアングライヒスプリング33が変形しな い回転領域においては、コントロールラック46はフルロード位置まで移動され ることになる。
【0022】 エンジンの回転数が所定の回転数、例えば定格回転数を超えると、フライウエ ート22の遠心力がアングライヒスプリング33のセット力よりも大きくなる。 すなわちポンプ11の回転数が所定の値を超えるとアングライヒスプリング33 は縮み始め、シフタ25がテンションレバー31に当る回転数まで縮められる。 この間に噴射量はアングライヒストローク分だけ減少することになる。
【0023】 つぎに最高回転の制御動作を説明する。コントロールレバー39を図4に示す ようにアイドリング位置から支軸38を中心として反時計方向に最大回動位置ま で動かすと、ガバナスプリング35は張力が増大し、テンションレバー31を固 定ピン28を中心として時計方向に回動させ、その下端がフルロードストッパ3 4に当接する。このときにシフタ25が左方に押され、これによってガイドレバ ー27を介してフローティングレバー43がピン60を中心として反時計方向に 回動され、リンク45を介してコントロールラック46を燃料を増量させる方向 、すなわち左方へ移動させる。燃料の噴射量が増加するとエンジン10の回転数 も上昇し、フライウエート22の遠心力が増加する。そしてフライウエート22 の遠心力とこのときのガバナスプリング35の張力がつり合い、要求する全負荷 最高回転数を維持することになる。
【0024】 エンジン10の回転数が全負荷最高回転数よりもさらに上昇すると、フライウ エート22の遠心力がガバナスプリング35のセット力よりも大きくなる。従っ てシフタ25はテンションレバー31をフライウエート22の遠心力とガバナス プリング35の張力がつり合う位置まで右側に押すことになる。この結果コント ロールラック46は燃料噴射量を減少させる方向に移動し、エンジン10の無負 荷最高回転数に必要な燃料噴射量を保つ位置で整定する。なお燃料噴射ポンプ1 1の回転数が最高回転数に達するまで変化する間に、コントロールラック46の 動きがゆるやかになるのは、テンションレバー31がアイドリングスプリング3 2に当接するからである。
【0025】 つぎにエンジン10の停止の動作を説明する。この動作は図4に示すコントロ ールレバー39をさらに大きく時計方向に回動させてストップ位置に移動する。 するとエンジン10が停止する。これはコントロールレバー39と一緒に支持レ バー37が動き、スイベルレバー36が直接ガイドレバー27を右方に押すから である。ガイドレバー27が右方に押されてピン28を中心として反時計方向に 回動されると、このレバー27とピン42を介して連結されているフローティン グレバー43はピン60を中心として時計方向に回動される。従ってリンク45 を介してコントロールラック46が無負荷位置まで移動され、エンジン10への 燃料の供給が断たれる。これによってエンジン10は停止する。
【0026】 このような動作を行なう燃料噴射ポンプ11のメカニカルガバナ14には図3 および図4に示すようにブーストコンペンセータ50が取付けられている。この ブーストコンペンセータ50のダイヤフラム51の前方の部屋にはポート54を 通してブースト圧が供給されるようになっている。一般にブースト圧は、エンジ ンの回転数とともに増大する傾向にある。そして例えば図1に示す発電機に直結 されているモータ19の電源がONになると、これによって急激に発電機18に 負荷が加わるようになる。発電機18はエンジン10に直結されているために、 モータ19の駆動によって、エンジン10の回転数が急激に低下する。従ってこ のときにエンジン10のブースト圧も急激に低下するようになる。
【0027】 図3および図4において、モータ19の駆動によってブースト圧が低下すると 、この低いブースト圧がブーストコンペンセータ50に供給されるようになる。 すなわちこのときにはブーストコンペンセータ50に加わるブースト圧が低下す るために、ばね52によってダイヤフラム51を介してロッド53が押出される ようになる。
【0028】 従ってロッド53と連結されている補正レバー56は支点ピン57を中心とし て鎖線で示すように反時計方向に回動される。この回動運動がリンク59を介し てフローティングレバー43に伝達され、フローティングレバー43はガイドレ バー27上のピン42を中心として反時計方向に回動される。従ってフローティ ングレバー43とリンク45を介して連結されているコントロールラック46が 図3および図4において左方へ押圧されるようになり、燃料を増量する方向に移 動されることになる。
【0029】 このようにメカニカルガバナ14にブーストコンペンセータ50を取付けると ともに、このブーストコンペンセータ50を補正レバー56およびリンク59を 介してフローティングレバー43に連結することにより、モータ19の投入時に 、燃料噴射ポンプ11のコントロールラック46を図6に示すように燃料を増量 させる方向に移動させることが可能になる。このような燃料の増量によって、エ ンジンの回転数が増大し、上記の回転数の低下を補うようになる。これによって 起動時における瞬間的な回転数の低下をより少なくすることが可能になる。
【0030】 エンジン10のブースト圧は図5に示すブーストコンペンセータ65にも供給 されるようになっている。従ってモータ19の起動時におけるブースト圧の低下 によって、ブーストコンペンセータ65のダイヤフラム66の右側のチャンバの 圧力も低下することになる。従ってこの場合にも、ばね67によってダイヤフラ ム66を介してロッド68が右方へ押され、ストップレバー69が支点ピン70 を中心として反時計方向に回動されることになる。すなわちコントロールラック 46の停止位置を図7に示すように増量側へ移動させるようになり、メカニカル ガバナ14側のブーストコンペンセータ50によるコントロールラック46の増 量側への移動を許容することになる。
【0031】 このように本実施例に係る燃料噴射ポンプ11は、従来のブーストコンペンセ ータとはばねが逆に配置されるとともに、ブースト圧も従来とは逆の方向に加え られるようになっているブーストコンペンセータ50を用い、瞬時負荷の際には 高いラック位置が確保されるようにしたものである。しかも定常の負荷において は、エンジンの信頼性を損わない通常のラック位置を確保するようにしている。 従って発電機18の負荷となるモータ19の起動時にのみ瞬間的な大きな負荷が かかる条件に対して、燃料噴射ポンプ11のみによって対応することが可能にな る。これによって必要以上に大きな容量の発電機を用いたり、ターボレスエンジ ンを採用したりする必要がなくなり、エンジン10についてもターボチャージャ 付きのエンジンを用いることが可能になる。
【0032】
以上のように本考案は、ブーストコンペンセータをメカニカルガバナに取付け 、ブーストコンペンセータに供給されるブースト圧が低くなったらコントロール ラックをを増量側へ移動するようにしたものである。
【0033】 従ってエンジンに急激な負荷が加わって回転数が低下し、ブースト圧が低下す ると、コントロールラックが増量側へ移動されるようになり、燃料の増量によっ てエンジンの回転数の低下を補うように作用する。これによってエンジンの回転 数の低下を抑えることが可能になる。
【図1】発電機と直結されたディーゼルエンジンの側面
図である。
図である。
【図2】メカニカルガバナの内部の構造を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】アングライヒスプリングの動作を示すメカニカ
ルガバナの側面図である。
ルガバナの側面図である。
【図4】最高回転数の制御を示すメカニカルガバナの側
面図である。
面図である。
【図5】コントロールラックのストップ位置を規制する
ブーストコンペンセータの縦断面図である。
ブーストコンペンセータの縦断面図である。
【図6】エンジンの回転数に対するラックストロークを
示すグラフである。
示すグラフである。
【図7】エンジンの回転数に対するラックのストップ位
置を示すグラフである。
置を示すグラフである。
10 ディーゼルエンジン 11 燃料噴射ポンプ 12 カムシャフト 13 タイマ 14 メカニカルガバナ 15 ポンプユニット 16 噴射管 17 燃料噴射ノズル 18 発電機 19 モータ 22 フライウエート 23 スライダ 24 スリーブ 25 シフタ 26 ピン 27 ガイドレバー 28 固定ピン 31 テンションレバー 32 アイドリングスプリング 33 アングライヒスプリング 34 フルロードストッパ 35 ガバナスプリング 36 スイベルレバー 37 支持レバー 38 支軸 39 コントロールレバー 42 ピン 43 フローティングレバー 45 リンク 46 コントロールラック 47 スタートスプリング 50 ブーストコンペンセータ 51 ダイヤフラム 52 ばね 53 ロッド 54 ポート 55 ピン 56 補正レバー 57 支点ピン 58 連結ピン 59 リンク 60 連結ピン 65 ブーストコンペンセータ(ストップ用) 66 ダイヤフラム 67 ばね 68 ロッド 69 ストップレバー 70 支点ピン 71 ポート
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 メカニカルガバナによってコントロール
ラックを移動し、該コントロールラックによって1回に
噴射される燃料の供給量を制御するようにした燃料噴射
ポンプにおいて、 ブーストコンペンセータを前記メカニカルガバナに取付
け、前記ブーストコンペンセータに供給されるブースト
圧が低くなったら前記コントロールラックを増量側へ移
動するようにしたことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6201491U JPH057943U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6201491U JPH057943U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057943U true JPH057943U (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=13187884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6201491U Pending JPH057943U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057943U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60125737A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-05 | Mitsubishi Motors Corp | 過給機付きディ−ゼルエンジン |
JPS6350630A (ja) * | 1986-08-20 | 1988-03-03 | Mazda Motor Corp | 車両搭載の過給機付デイ−ゼルエンジン |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP6201491U patent/JPH057943U/ja active Pending
Patent Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPS60125737A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-05 | Mitsubishi Motors Corp | 過給機付きディ−ゼルエンジン |
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