JPH0576972U - オーバーフェンダーの取付構造 - Google Patents
オーバーフェンダーの取付構造Info
- Publication number
- JPH0576972U JPH0576972U JP025850U JP2585092U JPH0576972U JP H0576972 U JPH0576972 U JP H0576972U JP 025850 U JP025850 U JP 025850U JP 2585092 U JP2585092 U JP 2585092U JP H0576972 U JPH0576972 U JP H0576972U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fender
- fixed
- overfender
- bracket
- fender panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フェンダーパネル自体の形状に外観上の影響
を与えずに、オーバーフェンダーの装着を可能にすると
ともに、オーバーフェンダーの取り付け状態における外
観品質を低下させることなく、固定性能を向上させる。 【構成】 フランジ12にブラケット14の上端部15
をリベット16により固定し、さらに、ブラケット14
の下端部20に他のリベット19により下部固定部18
を固定する。引き続き、リアフェンダーパネル2に事前
に設けておいた孔に、上部固定部21に予め一端を係止
してあるクリップ23を貫通させて係止する。これによ
り、オーバーフェンダー17は上下各固定部18,21
において、リベット19及びクリップ23により強固に
結合されて、充分な固定性能が確保される。
を与えずに、オーバーフェンダーの装着を可能にすると
ともに、オーバーフェンダーの取り付け状態における外
観品質を低下させることなく、固定性能を向上させる。 【構成】 フランジ12にブラケット14の上端部15
をリベット16により固定し、さらに、ブラケット14
の下端部20に他のリベット19により下部固定部18
を固定する。引き続き、リアフェンダーパネル2に事前
に設けておいた孔に、上部固定部21に予め一端を係止
してあるクリップ23を貫通させて係止する。これによ
り、オーバーフェンダー17は上下各固定部18,21
において、リベット19及びクリップ23により強固に
結合されて、充分な固定性能が確保される。
Description
【0001】
本考案は、フェンダーパネルのホイールアーチ部に沿って取り付けられるオー バーフェンダーの取付構造に関する。
【0002】
従来のオーバーフェンダーの取付構造としては、図3,4に示したものが提案 されている(実公昭63−26297号公報参照)。すなわち、図3に示した車 体1の後部両側には、リアフェンダーパネル2が配設されている。該リアフェン ダーパネル2には、図4に示したように、ホイールハウス3の外部周縁を形成す るホイールアーチ部4が設けられており、該ホイールアーチ部4には、ホイール ハウス3の外部に張り出した凹部5が成形されている。
【0003】 該凹部5の内部にはブラケット6が固定されており、また、外部にはエクステ ンションフェンダー7が固定されている。該エクステンションフェンダー7には 、接着剤テープ8を介してオーバーフェンダー9の下部裏面が固着されており、 該オーバーフェンダー9の上端周部に形成されたフック部11は、前記ブラケッ ト6の端部に設けられた折り曲げ部10に係止されている。
【0004】
しかしながら、このような従来の構造にあっては、大型のオーバーフェンダー 9の装着を可能とするために、リアフェンダーパネル2にホイールハウス3の外 部に張り出した凹部5を成形した上で、該凹部5にブラケット6やエクステンシ ョンフェンダー7を固定して、オーバーフェンダー9を装着するようにしている 。したがって、リアフェンダーパネル2にはオーバーフェンダー9が取り付けら れていると否とを問わず、ホイールハウス3の外部に張り出した凹部5が存在す る。
【0005】 よって、オーバーフェンダー9を装着しない場合には、無意味となる凹部5が 露呈してしまって外観上好ましくない。このため、オーバーフェンダー9を装着 しない非装着仕様車用には、凹部が形成されていないリアフェンダーパネルを別 途成形しなければならなず、その結果、前記非装着仕様車用とオーバーフェンダ ーを装着した装着仕様車用の2種のリアフェンダーパネル成形型が必要となって 、成形型に要するコストが増加してしまう。
【0006】 また、オーバーフェンダー9は下部裏面において、接着剤テープ8によりエク ステンションフェンダー7に接着され、上端周部において折り曲げ部10を隠蔽 しつつ該折り曲げ部10にフック部11を係止して固定されている。したがって 、エクステンションフェンダー7やブラケット6が、外部から見えないことから 外観品質に関しては優れる。
【0007】 しかし、オフロード等の激しい車体振動を伴う条件下で走行を行った場合には 、接着剤テープ8による接着力では不充分となって、オーバーフェンダー9の下 部が剥離したり、あるいはフック部11が折り曲げ部10から離脱するおそれが ある。よって、外観品質に関しては優れるものの、オーバーフェンダー9の固定 性能に関しては充分な信頼性が得られるものではなかった。
【0008】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、フェンダーパ ネル自体の形状に外観上の影響を与えずに、オーバーフェンダーの装着を可能に するとともに、オーバーフェンダーの取り付け状態における外観品質を低下させ ることなく、固定性能を向上させたオーバーフェンダーの取付構造を提供するこ とを目的とするものである。
【0009】
前記課題を解決するために本考案にあっては、フェンダーパネルに設けられた ホイールアーチ部に、ホイールハウスの内部側に屈曲されたフランジが成形され 、該フランジにホイールハウスの外部に突出し斜め下方に延びるブラケットの上 端部が固定される一方、前記ホイールアーチに沿って配置されるオーバーフェン ダーの下端周部にはホイールハウスの内部方向に屈曲された下部固定部が設けら れるとともに、上端周部にはその裏面側に上部固定部が設けられ、前記下部固定 部は裏面側にて前記ブラケットの下端部に両者を貫通する結合部材により固定さ れ、前記上部固定部はフェンダーパネルを貫通する係止部材を介して該フェンダ ーパネルに固定されている。
【0010】
前記構成において、フェンダーパネル自体はホイールアーチ部にフランジが形 成された構造であって、該フランジにあってはホイールハウスの内部方向に屈曲 されていることから、外観上明瞭となることはない。したがって、オーバーフェ ンダーを装着しない仕様の車両にこのフェンダーパネルを用いても、外観上の支 障は全くない。
【0011】 そして、オーバーフェンダーを装着する仕様とする場合には、前記フランジに ブラケットの上端部を固定し、該ブラケットの下端部にオーバーフェンダーの下 部固定部をリベット等の両者を貫通する結合部材にて固定する。引き続き、フェ ンダーパネルにクリップ等の係止部材を貫通させて、オーバーフェンダーの上部 固定部をフェンダーパネルに固定する。これにより、オーバーフェンダーは上下 各固定部において、相手側部材に強固に結合されて、充分な固定性能が確保され る。また、ブラケットの下端部はオーバーフェンダーに設けられた下部固定部の 裏面側に固定されることから、ブラケットが露呈することなく、上部固定部はオ ーバーフェンダーの裏面に設けられ、この裏面に設けられた上部固定部が係止部 材を介してフェンダーパネルに固定されることから、係止部材も露呈することが ない。
【0012】
以下、本考案の一実施例について図にしたがって説明する。すなわち、図1, 2に示したように、車体1に設けられたリアフェンダーパネル2にはホイールハ ウス3の外部周縁を形成するホイールアーチ部4が設けられている。該ホイール アーチ部4には、ホイールハウス3の内部方向に屈曲されたフランジ12が形成 されている。該フランジ12には、ホイールハウスアウタ13の端部が接合され ているとともに、ブラケット14の上端部15がアルミ製のリベット16により 固定されている。前記ブラケット14は、図1に示したように、ホイールハウス 3の外部に突出し、斜め下方に延びる断面形状であって、また、図2に示したよ うに、ホイールアーチ部4に沿う曲率を有している。
【0013】 一方、オーバーフェンダー17も、ホイールアーチ部4に沿う曲率であって、 下端周部にはホイールハウス3の内部方向に屈曲されたフランジからなる下部固 定部18が設けられている。該下部固定部18は、結合部材としてのアルミ製の リベット19により、ブラケット14の下端部20に固定されている。また、オ ーバーフェンダー17の上端周部にはその裏面側に上部固定部21が設けられて おり、該上部固定部21にはリヤフェンダーパネル2の対向する面に沿った縦壁 部22が設けられている。該縦壁部22には、係止部材としてのクリップ23の 一端部が貫通して係止されており、該クリップ23の他端はリアフェンダーパネ ル2に貫通されて該リアフェンダーパネル2に係止されている。
【0014】 以上の構成にかかる本実施例において、リアフェンダーパネル2自体はホイー ルアーチ部4にフランジ12が形成された構造であって、該フランジ12にあっ てはホイールハウス3の内部方向に屈曲されている。したがって、オーバーフェ ンダー17を装着せずとも、フランジ12が外観上明瞭となることはなく、オー バーフェンダー17を装着しない仕様の車両に、このフェンダーパネル2をその まま用いても、外観上の支障は全くない。したがって、オーバーフェンダー17 を装着する装着仕様車と装着しない非装着仕様車がある車種であっても、単一の 成形型を用いて単一種類のリアフェンダーパネル2を成形すればよく、これによ り装着仕様車と非装仕様車とを有する車種の成形型に要するコストを低減させる ことができる。
【0015】 そして、オーバーフェンダー17を装着する仕様とする場合には、前記フラン ジ12にブラケット14の上端部15をリベット16により固定し、さらに、ブ ラケット14の下端部20に他のリベット19により下部固定部18を固定する 。引き続き、リアフェンダーパネル2に事前に設けておいた孔に、上部固定部2 1に予め一端を係止してあるクリップ23を貫通させて係止する。これにより、 オーバーフェンダー17は上下各固定部18,21において、リベット19及び クリップ23により強固に結合されて、充分な固定性能が確保される。
【0016】 このようにオーバーフェンダー17が装着されると、ブラケット14全体は無 論のこと下端部20にあっても、オーバーフェンダー17に設けられた下部固定 部18により隠蔽され、上部固定部21やクリップ23もオーバーフェンダー1 7により隠蔽される。よって、リベット19やクリップ23を用いて固定性能を 高めても、外観品質が低下することはなく、よって、オーバーフェンダー17の 取り付け状態における外観品質を低下させることなく、固定性能を向上させるこ とができる。
【0017】
以上説明したように本考案は、フェンダーパネルのホイールアーチ部に、ホイ ールハウスの内部側に屈曲されたフランジを成形し、該フランジにホイールハウ スの外部に突出し斜め下方に延びるブラケットの上端部が固定するようにした。 よって、オーバーフェンダーを装着せずとも、フランジが外観上明瞭となること はなく、オーバーフェンダーを装着する装着仕様車と装着しない非装着仕様車が ある車種であっても、単一の成形型を用いて単一種類のリアフェンダーパネルを 成形すればよいこととなり、これにより装着仕様車と非装仕様車をと有する車種 の成形型に要するコストを低減させることができる。
【0018】 また、オーバーフェンダーにホイールハウスの内部方向に屈曲された下部固定 部を設けるとともに、裏面側に上部固定部を設けて、貫通する結合部材や係止部 材にてオーバーフェンダーの固定を行うようにした。よって、貫通する結合部材 や係止部材により充分な固定性能が確保しつつ、ブラッケットや係止部材等をリ アフェンダーパネルにより隠蔽することができ、その結果、オーバーフェンダー の取り付け状態における外観品質を低下させることなく、固定性能を向上させる ことができる。
【図1】本考案の一実施例を示す図2の組み付け状態に
おけるa−a線に沿う断面図である。
おけるa−a線に沿う断面図である。
【図2】同実施例の分解図である。
【図3】オーバーフェンダーをが装着された車体の要部
側面図である。
側面図である。
【図4】従来構造を示す図3のb−b線に沿う断面図で
ある。
ある。
1 車体 2 リアフェンダーパネル 3 ホイールハウス 4 ホイールアーチ部 12 フランジ 14 ブラケット 17 オーバーフェンダー 18 下部固定部 19 リベット(結合部材) 20 下端部 21 上部固定部 23 クリップ(係止部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 フェンダーパネルに設けられたホイール
アーチ部に、ホイールハウスの内部側に屈曲されたフラ
ンジが成形され、該フランジにホイールハウスの外部に
突出し斜め下方に延びるブラケットの上端部が固定され
る一方、前記ホイールアーチに沿って配置されるオーバ
ーフェンダーの下端周部にはホイールハウスの内部方向
に屈曲された下部固定部が設けられるとともに、上端周
部にはその裏面側に上部固定部が設けられ、前記下部固
定部は裏面側にて前記ブラケットの下端部に両者を貫通
する結合部材により固定され、前記上部固定部はフェン
ダーパネルを貫通する係止部材を介して該フェンダーパ
ネルに固定されたことを特徴とするオーバーフェンダー
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP025850U JPH0576972U (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | オーバーフェンダーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP025850U JPH0576972U (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | オーバーフェンダーの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576972U true JPH0576972U (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=12177318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP025850U Pending JPH0576972U (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | オーバーフェンダーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0576972U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007112325A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車両におけるオーバーフェンダの取付構造 |
JP2015174588A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | マツダ株式会社 | 自動車のオーバフェンダ構造 |
JP2015174590A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | マツダ株式会社 | 自動車のオーバフェンダ構造 |
CN114007931A (zh) * | 2019-06-21 | 2022-02-01 | 标致雪铁龙汽车股份有限公司 | 具有用于计划变形的弱化区域的车辆翼子板 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP025850U patent/JPH0576972U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007112325A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車両におけるオーバーフェンダの取付構造 |
JP2015174588A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | マツダ株式会社 | 自動車のオーバフェンダ構造 |
JP2015174590A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | マツダ株式会社 | 自動車のオーバフェンダ構造 |
CN114007931A (zh) * | 2019-06-21 | 2022-02-01 | 标致雪铁龙汽车股份有限公司 | 具有用于计划变形的弱化区域的车辆翼子板 |
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