JPH0572868A - 帯電装置 - Google Patents
帯電装置Info
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- JPH0572868A JPH0572868A JP23811291A JP23811291A JPH0572868A JP H0572868 A JPH0572868 A JP H0572868A JP 23811291 A JP23811291 A JP 23811291A JP 23811291 A JP23811291 A JP 23811291A JP H0572868 A JPH0572868 A JP H0572868A
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- charging
- potential
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- brush
- electrifying
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オゾン等の環境汚染物質の発生が極めて少な
く、しかも、静電潜像担体の表面を所定の電位に高速に
且つ、均一に帯電することができる帯電装置を提供す
る。 【構成】 感光体ドラム1の表面に対向して帯電ブラシ
2と帯電ロ−ラ3あるいは帯電ブレ−ド3’を設ける。
帯電ブラシ2は電源25から負極性の電圧を印加され、
感光体表面を第1の電位に帯電させる。次に、電源33
または電源33’によって直流電圧に交番電圧が重畳さ
れた電圧が印加された帯電ロ−ラ3あるいは帯電ブレ−
ド3’にて、感光体表面を調整された均一な第2の電位
に帯電する。
く、しかも、静電潜像担体の表面を所定の電位に高速に
且つ、均一に帯電することができる帯電装置を提供す
る。 【構成】 感光体ドラム1の表面に対向して帯電ブラシ
2と帯電ロ−ラ3あるいは帯電ブレ−ド3’を設ける。
帯電ブラシ2は電源25から負極性の電圧を印加され、
感光体表面を第1の電位に帯電させる。次に、電源33
または電源33’によって直流電圧に交番電圧が重畳さ
れた電圧が印加された帯電ロ−ラ3あるいは帯電ブレ−
ド3’にて、感光体表面を調整された均一な第2の電位
に帯電する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電装置、詳しくは電
子写真複写機、プリンタ等の静電潜像担体の表面を均一
な電位に帯電するための帯電装置に関する。
子写真複写機、プリンタ等の静電潜像担体の表面を均一
な電位に帯電するための帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やプリンタ等において、
静電潜像担体の帯電装置としては、スコロトロン・チャ
ージャが使用されている。近年では、静電潜像担体とし
て有機感光体が使用されているが、有機感光体の帯電電
位は負極性であり、スコロトロン・チャージャで負極性
の大きな電流量のコロナ放電を行なうと、O3あるいは
NOxが発生し、環境が汚染されるという問題点を生じ
ている。
静電潜像担体の帯電装置としては、スコロトロン・チャ
ージャが使用されている。近年では、静電潜像担体とし
て有機感光体が使用されているが、有機感光体の帯電電
位は負極性であり、スコロトロン・チャージャで負極性
の大きな電流量のコロナ放電を行なうと、O3あるいは
NOxが発生し、環境が汚染されるという問題点を生じ
ている。
【0003】これに対して、帯電ブラシ、帯電ロ−ラ及
び帯電ブレ−ドのような接触帯電部材を感光体に接触さ
せつつ、該接触帯電部材に電圧を印加して感光体を帯電
する接触帯電方式が提案されている。前記接触帯電方式
によれば、O3等の環境汚染物質の発生はほとんどな
い。
び帯電ブレ−ドのような接触帯電部材を感光体に接触さ
せつつ、該接触帯電部材に電圧を印加して感光体を帯電
する接触帯電方式が提案されている。前記接触帯電方式
によれば、O3等の環境汚染物質の発生はほとんどな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、帯電ブラシで
は感光体へのブラシの接触ムラにより帯電ムラが生じ
る。また、帯電ロ−ラ、帯電ブレ−ドでは均一な帯電は
確保されるが、感光体との通紙方向の接触幅であるニッ
プ幅を広くとりにくいため、中高速で回転または、移動
する感光体には対応できないという問題がある。
は感光体へのブラシの接触ムラにより帯電ムラが生じ
る。また、帯電ロ−ラ、帯電ブレ−ドでは均一な帯電は
確保されるが、感光体との通紙方向の接触幅であるニッ
プ幅を広くとりにくいため、中高速で回転または、移動
する感光体には対応できないという問題がある。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、オゾン等の環
境汚染物質の発生が殆どなく、しかも静電潜像担体の表
面を高速でかつ均一に帯電することができる帯電装置を
提供することを目的とする。
境汚染物質の発生が殆どなく、しかも静電潜像担体の表
面を高速でかつ均一に帯電することができる帯電装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めに本発明は、所定の電圧が印加され、静電潜像担体の
表面を第1の電位に帯電する帯電ブラシと、直流電圧に
交番電圧が重畳された電圧が印加され、前記第1の電位
を有する静電潜像体の表面を第2の電位に調整する帯電
ロ−ラあるいは帯電ブレ−ドのいずれか一方と、を備え
たことを特徴とする帯電装置である。
めに本発明は、所定の電圧が印加され、静電潜像担体の
表面を第1の電位に帯電する帯電ブラシと、直流電圧に
交番電圧が重畳された電圧が印加され、前記第1の電位
を有する静電潜像体の表面を第2の電位に調整する帯電
ロ−ラあるいは帯電ブレ−ドのいずれか一方と、を備え
たことを特徴とする帯電装置である。
【0007】
【作用】所定の電圧が印加された帯電ブラシによって、
静電潜像単体の表面は帯電ムラのある第1の電位に帯電
される。しかし、直流電圧に交番電圧が重畳された電圧
が印加された帯電ロ−ラあるいは帯電ブレ−ドによって
帯電ムラが解消され、均一な第2の電位に調整される。
静電潜像単体の表面は帯電ムラのある第1の電位に帯電
される。しかし、直流電圧に交番電圧が重畳された電圧
が印加された帯電ロ−ラあるいは帯電ブレ−ドによって
帯電ムラが解消され、均一な第2の電位に調整される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る帯電装置の実施例につ
き、添付図面に従って説明する。
き、添付図面に従って説明する。
【0009】図1は本発明に係る帯電装置を含む複写機
の第1実施例を示し、感光体ドラム1はその外周面に有
機感光体層を設けた周知のもので、矢印a方向に回転駆
動可能とされ、その周囲には次の作像エレメントが回転
方向に沿って配設されている。
の第1実施例を示し、感光体ドラム1はその外周面に有
機感光体層を設けた周知のもので、矢印a方向に回転駆
動可能とされ、その周囲には次の作像エレメントが回転
方向に沿って配設されている。
【0010】帯電ブラシ2: 感光体ドラム1の表面に
電荷を所定の電位に付与するもので、その支軸21には
電源25が接続されている(図2参照)。なお、その詳
細については後述する。
電荷を所定の電位に付与するもので、その支軸21には
電源25が接続されている(図2参照)。なお、その詳
細については後述する。
【0011】帯電ロ−ラ3: 感光体ドラム1の表面電
位を前記帯電ブラシ2による帯電むらが残らないように
安定させるためのもので、図2に示す如く、支軸31に
は、電源33が接続されている。尚、その詳細について
は後述する。
位を前記帯電ブラシ2による帯電むらが残らないように
安定させるためのもので、図2に示す如く、支軸31に
は、電源33が接続されている。尚、その詳細について
は後述する。
【0012】現像装置5: 現像剤攪拌搬送手段53と
現像電極として機能する現像スリーブ51とを備えた磁
気ブラシ方式による周知のものである。現像スリーブ5
1はマグネットローラ52を内蔵し、図2に示す如く矢
印b方向に回転駆動可能とされ、かつ、現像バイアスを
印加するための電源54が接続されている。現像剤は磁
性キャリアと絶縁性トナーとの混合物からなり、互いの
摩擦帯電によりトナーは帯電ブラシ2とは逆極性に、キ
ャリアはトナ−の逆極性に帯電する。そして、現像スリ
ーブ51には電源54から帯電ブラシ2と同極性の現像
バイアスが印加される。
現像電極として機能する現像スリーブ51とを備えた磁
気ブラシ方式による周知のものである。現像スリーブ5
1はマグネットローラ52を内蔵し、図2に示す如く矢
印b方向に回転駆動可能とされ、かつ、現像バイアスを
印加するための電源54が接続されている。現像剤は磁
性キャリアと絶縁性トナーとの混合物からなり、互いの
摩擦帯電によりトナーは帯電ブラシ2とは逆極性に、キ
ャリアはトナ−の逆極性に帯電する。そして、現像スリ
ーブ51には電源54から帯電ブラシ2と同極性の現像
バイアスが印加される。
【0013】転写チャージャ6: 感光体ドラム1の下
部に密着して通過する複写紙に対して電界を付与し、前
記現像装置5にて形成されたトナー画像を複写紙上に転
写するものである。チャージ・ワイヤには電源61から
前記絶縁性トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加さ
れる。
部に密着して通過する複写紙に対して電界を付与し、前
記現像装置5にて形成されたトナー画像を複写紙上に転
写するものである。チャージ・ワイヤには電源61から
前記絶縁性トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加さ
れる。
【0014】分離チャージャ7: 転写後の複写紙を感
光体ドラム1の表面から剥離するため、転写チャージャ
6によって複写紙に対して与えられた電荷を除電するも
のである。チャージ・ワイヤには電源71から交番電圧
が印加される。
光体ドラム1の表面から剥離するため、転写チャージャ
6によって複写紙に対して与えられた電荷を除電するも
のである。チャージ・ワイヤには電源71から交番電圧
が印加される。
【0015】クリーニング装置8: ブレードにて感光
体ドラム1の表面に残留したトナーを除去する。
体ドラム1の表面に残留したトナーを除去する。
【0016】イレーサランプ9: 光照射にて感光体ド
ラム1の表面に残留した電荷を消去する。
ラム1の表面に残留した電荷を消去する。
【0017】一方、複写紙は自動給紙カセット11に収
容されており、給紙ローラ10の回転に基づいて最上層
のものから1枚ずつ給紙され、タイミングローラ12で
所定のタイミングに同期して転写部へ送られる。転写後
はエアーサクション手段(図示せず)を備えた搬送ベル
ト13にて定着装置14へ送り込まれ、ここでトナー画
像の定着を施された後、排紙トレイ15上へ排出され
る。
容されており、給紙ローラ10の回転に基づいて最上層
のものから1枚ずつ給紙され、タイミングローラ12で
所定のタイミングに同期して転写部へ送られる。転写後
はエアーサクション手段(図示せず)を備えた搬送ベル
ト13にて定着装置14へ送り込まれ、ここでトナー画
像の定着を施された後、排紙トレイ15上へ排出され
る。
【0018】ここで、本実施例におけるチャージャ等の
具体的条件を示す。
具体的条件を示す。
【0019】感光体: 積層型有機感光体 システム速度(感光体ドラム1の周速度): 250m
m/sec. 帯電ブラシ2:電源25 負極性、−1.2kV 帯電ロ−ラ3:電源33 DC成分 負極性、−700
V AC成分 ±1.0kV(RMS) 現像バイアス:電源54 負極性、−250V 転写チャージャ6:電源61 負極性、−6.0kV 分離チャージャ7:電源71 ±5.7kV(RM
S)、400Hz トナー: 正極性 ここで、帯電ブラシ2について図3、図4を参照して詳
述する。
m/sec. 帯電ブラシ2:電源25 負極性、−1.2kV 帯電ロ−ラ3:電源33 DC成分 負極性、−700
V AC成分 ±1.0kV(RMS) 現像バイアス:電源54 負極性、−250V 転写チャージャ6:電源61 負極性、−6.0kV 分離チャージャ7:電源71 ±5.7kV(RM
S)、400Hz トナー: 正極性 ここで、帯電ブラシ2について図3、図4を参照して詳
述する。
【0020】帯電ブラシ2はカーボンを含有したレーヨ
ン、ナイロン等の導電性繊維からなり、導電性の布23
に植えつけられ、支軸21を備えた円筒形ローラ22の
外周面に固着されている。ブラシ2の繊維は太さ約30
μmで5mmの長さを有している。また、ブラシ2の抵
抗値は、1kVの電圧印加時において軸方向の長さ1c
m当たり約105Ω/cmである。ローラ22は15m
mの外径D1を有し、感光体ドラム1との間隔Lは4m
mに設定されている。即ち、帯電ブラシ2は感光体ドラ
ム1の表面に対して約1mm食い込んだ状態でセットさ
れる。帯電ブラシ2は80rpmで矢印c方向に回転駆
動され、回転方向は感光体ドラム1と同方向であるが、
接触部分において両者は互いに逆方向に移動することと
なる。なお、帯電ブラシ2は感光体ドラム1と接触部分
において速度差があればいずれの方向へ回転させてもよ
い。
ン、ナイロン等の導電性繊維からなり、導電性の布23
に植えつけられ、支軸21を備えた円筒形ローラ22の
外周面に固着されている。ブラシ2の繊維は太さ約30
μmで5mmの長さを有している。また、ブラシ2の抵
抗値は、1kVの電圧印加時において軸方向の長さ1c
m当たり約105Ω/cmである。ローラ22は15m
mの外径D1を有し、感光体ドラム1との間隔Lは4m
mに設定されている。即ち、帯電ブラシ2は感光体ドラ
ム1の表面に対して約1mm食い込んだ状態でセットさ
れる。帯電ブラシ2は80rpmで矢印c方向に回転駆
動され、回転方向は感光体ドラム1と同方向であるが、
接触部分において両者は互いに逆方向に移動することと
なる。なお、帯電ブラシ2は感光体ドラム1と接触部分
において速度差があればいずれの方向へ回転させてもよ
い。
【0021】次に、帯電ロ−ラ3について、図5を参照
して詳述する。
して詳述する。
【0022】帯電ロ−ラ3は、支軸31にカ−ボンを一
定量含有した導電性ゴム層32を固着させたものであ
る。帯電ロ−ラ3の抵抗値は、1kVの電圧印加時にお
いて、軸方向の長さ1cm当たり約106Ωである。帯
電ロ−ラ3は16mmの外形D2を有し、支軸31は8
mmの径を有している。帯電ロ−ラ3は感光体ドラム1
の表面に圧接され、感光体ドラム1のa方向への回転に
従動して回転する。即ち、帯電ロ−ラ3はd方向に回転
し、感光体ドラム1との接触部分では同速となってい
る。
定量含有した導電性ゴム層32を固着させたものであ
る。帯電ロ−ラ3の抵抗値は、1kVの電圧印加時にお
いて、軸方向の長さ1cm当たり約106Ωである。帯
電ロ−ラ3は16mmの外形D2を有し、支軸31は8
mmの径を有している。帯電ロ−ラ3は感光体ドラム1
の表面に圧接され、感光体ドラム1のa方向への回転に
従動して回転する。即ち、帯電ロ−ラ3はd方向に回転
し、感光体ドラム1との接触部分では同速となってい
る。
【0023】以上の条件下における画像形成工程は、帯
電ブラシ2によって付与された初期表面電位を直流電圧
に交番電圧が重畳された電圧が印加された帯電ロ−ラ3
で調整する点を除いては従来の電子写真画像形成工程と
同様である。
電ブラシ2によって付与された初期表面電位を直流電圧
に交番電圧が重畳された電圧が印加された帯電ロ−ラ3
で調整する点を除いては従来の電子写真画像形成工程と
同様である。
【0024】本実施例において、帯電ブラシ2によって
付与される感光体ドラム1の表面電位は約−800Vで
あり、電源25からの印加電圧(−1.2kV)よりも
低いのは、放電しきい値があるためと考えられる。この
第1の表面電位は図6(a)に示すように若干の不均一
性を有している。この第1の表面電位は、次に帯電ロ−
ラ3によって逆極性の電荷を付与することによって、図
6(b)に示すように、約−700Vの第2の表面電位
に調整される。
付与される感光体ドラム1の表面電位は約−800Vで
あり、電源25からの印加電圧(−1.2kV)よりも
低いのは、放電しきい値があるためと考えられる。この
第1の表面電位は図6(a)に示すように若干の不均一
性を有している。この第1の表面電位は、次に帯電ロ−
ラ3によって逆極性の電荷を付与することによって、図
6(b)に示すように、約−700Vの第2の表面電位
に調整される。
【0025】帯電ロ−ラ3と感光体1との接触幅は、感
光体1の回転方向においてはほぼ均一であり、帯電ロ−
ラ3で感光体1を帯電あるいは、除電することにより、
感光体1上の表面電位がほぼ均一になる。また、交番電
圧の印加により、調整後の感光体1上の表面電位はほぼ
印加された直流電圧に等しくなる。
光体1の回転方向においてはほぼ均一であり、帯電ロ−
ラ3で感光体1を帯電あるいは、除電することにより、
感光体1上の表面電位がほぼ均一になる。また、交番電
圧の印加により、調整後の感光体1上の表面電位はほぼ
印加された直流電圧に等しくなる。
【0026】この状態で原稿画像を投影し、複写紙上に
画像を形成したところ、黒ベタあるいはハーフトーンの
原稿画像であっても均一性のある美しい画像が得られ
た。
画像を形成したところ、黒ベタあるいはハーフトーンの
原稿画像であっても均一性のある美しい画像が得られ
た。
【0027】一方、比較例1として、感光体ドラム1の
表面を帯電ブラシ2のみで帯電し、複写紙上に画像を形
成した。この場合は、電源25からの印加電圧を−1.
0kVとし、約−600Vの表面電位を形成し(図7
(a)参照)、その状態で露光、現像、転写を行なっ
た。この場合は、黒ベタ、ハーフトーンの画像中に筋状
のむらが見られた。これは、図7(a)に示されている
ように、帯電ブラシ2による初期表面電位のむらに起因
する。
表面を帯電ブラシ2のみで帯電し、複写紙上に画像を形
成した。この場合は、電源25からの印加電圧を−1.
0kVとし、約−600Vの表面電位を形成し(図7
(a)参照)、その状態で露光、現像、転写を行なっ
た。この場合は、黒ベタ、ハーフトーンの画像中に筋状
のむらが見られた。これは、図7(a)に示されている
ように、帯電ブラシ2による初期表面電位のむらに起因
する。
【0028】さらに、比較例2として、感光体ドラム1
の表面を帯電ロ−ラ3のみで帯電し、複写紙上に画像を
形成した。電源関係の条件は、前述の通りである。その
結果、感光体表面電位は図7(b)に示すとおり、ほぼ
均一であるが、所望の電位より低い約−500V程度に
しかならなかった。このため、画像は濃度の薄いものと
なった。この原因は、帯電ロ−ラの場合、感光体とのニ
ップ幅はほぼ均一であるが、該ニップ幅が狭く、十分な
帯電能力がないため、250mm/sec.の感光体の
周速に対応出来なかったためと推測される。
の表面を帯電ロ−ラ3のみで帯電し、複写紙上に画像を
形成した。電源関係の条件は、前述の通りである。その
結果、感光体表面電位は図7(b)に示すとおり、ほぼ
均一であるが、所望の電位より低い約−500V程度に
しかならなかった。このため、画像は濃度の薄いものと
なった。この原因は、帯電ロ−ラの場合、感光体とのニ
ップ幅はほぼ均一であるが、該ニップ幅が狭く、十分な
帯電能力がないため、250mm/sec.の感光体の
周速に対応出来なかったためと推測される。
【0029】図8は帯電装置の他の実施例を示す。ここ
で、帯電ブラシ2’は導電性の支持板24に設けられ、
感光体ドラム1の表面に接触した状態で固定されてい
る。また、電源25から負極性の電圧が支持板24を介
して印加される。ここでは、帯電ロ−ラ3にかわり、帯
電ブレ−ド3’を用いた。これはポリウレタンゴム材の
上に導電性のコ−ティングをほどこしたブレ−ドであ
る。電源33’からは、第1実施例と同様に直流電圧に
交番電圧が重畳された電圧を供給した。
で、帯電ブラシ2’は導電性の支持板24に設けられ、
感光体ドラム1の表面に接触した状態で固定されてい
る。また、電源25から負極性の電圧が支持板24を介
して印加される。ここでは、帯電ロ−ラ3にかわり、帯
電ブレ−ド3’を用いた。これはポリウレタンゴム材の
上に導電性のコ−ティングをほどこしたブレ−ドであ
る。電源33’からは、第1実施例と同様に直流電圧に
交番電圧が重畳された電圧を供給した。
【0030】尚、以上の実施例では帯電ブラシ2によっ
て帯電された第1の電位を帯電ロ−ラ3あるいは帯電ブ
レ−ド3’によって第1の電位よりも低い第2の電位に
調整する例を説明したが、帯電ロ−ラ3あるいは帯電ブ
レ−ド3’は、帯電ブラシによる帯電によって発生した
帯電ムラを解消し、感光体表面電位を均一な電位に調整
する目的で備えられているので、帯電ロ−ラ3あるいは
帯電ブレ−ド3’によって第1の電位よりも高い第2の
電位に感光体1の表面電位を調整してもよい。
て帯電された第1の電位を帯電ロ−ラ3あるいは帯電ブ
レ−ド3’によって第1の電位よりも低い第2の電位に
調整する例を説明したが、帯電ロ−ラ3あるいは帯電ブ
レ−ド3’は、帯電ブラシによる帯電によって発生した
帯電ムラを解消し、感光体表面電位を均一な電位に調整
する目的で備えられているので、帯電ロ−ラ3あるいは
帯電ブレ−ド3’によって第1の電位よりも高い第2の
電位に感光体1の表面電位を調整してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、帯電ブラシによって第1の電位に帯電された静
電潜像担体の表面電位を、直流電圧に交番電圧が重畳さ
れた電圧が印加された帯電ロ−ラあるいは帯電ブレ−ド
のいずれか一方で第2の電位に調整するため、湿度変化
等の環境変化に左右されることなく、高速で且つ、均一
な帯電ができる。しかも、接触帯電方式のみを採用した
ことによりO3等の環境汚染物質の発生を極力抑えるこ
とができる。
よれば、帯電ブラシによって第1の電位に帯電された静
電潜像担体の表面電位を、直流電圧に交番電圧が重畳さ
れた電圧が印加された帯電ロ−ラあるいは帯電ブレ−ド
のいずれか一方で第2の電位に調整するため、湿度変化
等の環境変化に左右されることなく、高速で且つ、均一
な帯電ができる。しかも、接触帯電方式のみを採用した
ことによりO3等の環境汚染物質の発生を極力抑えるこ
とができる。
【図1】本発明に係る帯電装置の一実施例を備えた複写
機の全体構成図。
機の全体構成図。
【図2】図1の要部の構成図で、電気回路を含む。
【図3】帯電ブラシの要部を示す正面図。
【図4】帯電ブラシ全体を示す正面図。
【図5】帯電ロ−ラの全体を示す正面図。
【図6】本発明の一実施例での感光体表面の電位を示す
チャート図で、(a)は帯電ブラシによる第1の電位を
示し、(b)は帯電ロ−ラで調整された第2の電位を示
す。
チャート図で、(a)は帯電ブラシによる第1の電位を
示し、(b)は帯電ロ−ラで調整された第2の電位を示
す。
【図7】比較例での感光体表面電位を示すチャート図
で、(a)は帯電ブラシのみによる表面電位を示し、
(b)は帯電ロ−ラのみによる表面電位を示す。
で、(a)は帯電ブラシのみによる表面電位を示し、
(b)は帯電ロ−ラのみによる表面電位を示す。
【図8】帯電ブラシと帯電ブレ−ドによる他の例の構成
図で、電源回路を含む。
図で、電源回路を含む。
1…感光体ドラム 2,2’…帯電ブラシ 25…電源 3…帯電ロ−ラ 3’…帯電ブレ−ド 33、33’…電源
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の電圧が印加され、静電潜像担体の
表面を第1の電位に帯電する帯電ブラシと、 直流電圧に交番電圧が重畳された電圧が印加され、前記
第1の電位を有する静電潜像担体の表面を第2の電位に
調整する帯電ロ−ラあるいは帯電ブレ−ドのいずれか一
方と、 を備えたことを特徴とする帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23811291A JPH0572868A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23811291A JPH0572868A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 帯電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572868A true JPH0572868A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=17025356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23811291A Pending JPH0572868A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 帯電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0572868A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007310357A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-29 | Ricoh Printing Systems Ltd | 画像形成装置 |
JP2010032587A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP23811291A patent/JPH0572868A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007310357A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-29 | Ricoh Printing Systems Ltd | 画像形成装置 |
JP2010032587A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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