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JPH0569485U - 流体加熱管 - Google Patents

流体加熱管

Info

Publication number
JPH0569485U
JPH0569485U JP822592U JP822592U JPH0569485U JP H0569485 U JPH0569485 U JP H0569485U JP 822592 U JP822592 U JP 822592U JP 822592 U JP822592 U JP 822592U JP H0569485 U JPH0569485 U JP H0569485U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
conductor
heating tube
fluid heating
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP822592U
Other languages
English (en)
Inventor
勝士 中矢
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP822592U priority Critical patent/JPH0569485U/ja
Publication of JPH0569485U publication Critical patent/JPH0569485U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線・ケーブルなどから外部に放出される熱
エネルギーを無駄なく有効に利用して、太陽エネルギー
などのように自然の変化の影響を受けることなく安定し
て加熱流体を得ることができる流体加熱管を提供する。 【構成】 外側円筒管と内側円筒管との間に 4本の流通
路1が形成された二重構造のパイプ2の内側円筒管内
に、導体3上に、架橋ポリエチレンのような耐熱性の高
いプラスチック絶縁体4が設けられた許容温度の高い絶
縁電線5を内挿させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電線の通電に伴う発熱などを利用して温水などの加熱流体の供給を 可能にした流体加熱管に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エネルギーの有効利用の観点から、太陽エネルギーや風力エネルギー等 を利用する研究が種々の分野で盛んに行われており、なかでも太陽エネルギーを 利用した温水供給システムについては、既に実用段階に入り、さらに、エネルギ ー効率を高めるべく研究開発が進められている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような太陽エネルギーを利用した温水供給システムは、日 射量による影響を受けやすく、また、季節によってエネルギー変換効率にも大き な差が見られるなど、安定した温水の供給が難しいという問題があった。さらに 、大型で高価な付帯設備を必要とする難点もあった。
【0004】 一方、ビルや地下街などには各種電線・ケーブルが網目状に布設配線されてい るが、これらの電線・ケーブルからは常に熱が外部に放出されている。すなわち 、電線・ケーブルは、通電に伴い導体が発熱し、その熱が外被を通して外部に放 散される。したがって、このような電線、ケーブルからの熱を利用できれば、た とえば上記のような温水の供給に対し、有効な手段になり得ると考えられる。
【0005】 本考案はこのような点に鑑みなされたもので、電線・ケーブルなどから外部に 放出される熱エネルギーを無駄なく有効に利用して、太陽エネルギーなどのよう に自然の変化の影響を受けることなく安定して加熱流体を得ることができる流体 加熱管を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の流体加熱管は、流体が流れる流体路と、この流体路に沿って配設され た線状または帯状の発熱体とを具備してなることを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案の流体加熱管においては、流体が流れる流体路に沿って線状または帯状 の発熱体が配設されているので、発熱体から発する熱により流通路を流れる流体 が温められる。したがって、発熱体の熱エネルギーを有効に利用して、安定した 流体の加熱供給が可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1〜6はそれぞれ本考案の各実施例の流体加熱管を示す断面図である。
【0010】 まず、図1に示す実施例においては、大小外径の異なる 2本の円筒管を同心的 に配置し、これら 2本の円筒管の間隙を隔壁で周方向に分割して、 4本の水など の流体が流れる流通路1を形成した二重構造の、たとえばナイロンやウレタンな どからなるパイプ2の中心中空部、すなわち内側の円筒管内に、導体3上に、架 橋ポリエチレン(許容温度;90℃)、シリコーン樹脂(許容温度; 180℃)、F EP(フッ化エチレンプロピレン共重合体樹脂、許容温度; 200℃)、PFA (パーフルオロアルコキシ樹脂、許容温度; 260℃)のような耐熱性の高いプラ スチック絶縁体4を被覆した許容温度の高い絶縁電線5を内挿した構造とされて いる。
【0011】 このように構成された実施例においては、絶縁電線5によって必要な電流を供 給することができるうえに、絶縁電線5の通電に伴う導体3からの発熱が、パイ プ2の流通路1を流れる流体、たとえば水に伝導されて、効率よく安定に加熱さ れた流体、たとえば温水を得ることができ、エネルギーの有効利用を図ることが できる。また、絶縁電線5は、逆に流通路1を流れる流体によって冷却されるこ とになるので、通電による導体3や絶縁体4の温度上昇が抑えられ、絶縁電線5 の許容電流の増大、もしくは導体サイズや絶縁体厚さの低減によるコストダウン を図ることができる。
【0012】 なお、上記実施例では、パイプ2の内側円筒管内に絶縁電線5を単心で内挿さ せた構造となっているが、絶縁電線を複数本撚合わせたものや、さらにその上に 保護シースなどを設けた構造のものを配置することも可能である。
【0013】 図2に示す実施例においては、前記実施例と同様な許容温度の高い絶縁電線5 の外周に、ナイロンのような高強度プラスチックからなり、中央に流通路1を有 する可とう性のパイプ2を 1本乃至複数本、横巻きもしくは縦添えし、さらにこ れらの外周に、塩化ビニル樹脂などの保護被覆層6を設けた構造とされている。 このように構成された実施例においても、前記実施例と同様に許容温度の高い 絶縁電線5によって必要な電流が十分に供給されるうえに、通電に伴う導体3か らの発熱が、その外側に配置された可とう性パイプ6内を流れる流体、たとえば 水に伝導されて、効率良く安定に加熱された流体、たとえば温水が得られる。ま た、通電による導体3や絶縁体4の温度上昇が抑えられ、絶縁電線5の許容電流 の増大、もしくは導体サイズや絶縁体厚さの低減によるコストダウンを図ること ができる。
【0014】 以上の各実施例においては、いずれも絶縁電線を中心に、その外側に流体の流 通路を設けた構造となっているが、逆に、中心に流通路を形成し、その外側に導 体または絶縁電線などを配置する構造としてもよい。以下、このような例を示す 。 すなわち、図3に示す実施例においては、中心に流体が流れる流通路1を有 し、外周面に長さ方向に沿って複数の凹溝7が穿設された、ポリエチレンなどか らなる肉厚のパイプ2の凹溝7内に、導体、または前述の実施例と同様な許容温 度の高い絶縁電線8を収容し、これらの外周に塩化ビニル樹脂などの保護被覆層 6を設けた構造とされている。
【0015】 また、図4に示す実施例においては、 1本乃至複数本の裸導体または前述の許 容温度の高い絶縁電線8を、押出成形された肉厚の絶縁性ゴム・プラスチックか らなるパイプ2内に長さ方向に沿って埋設した構造とされている。このような加 熱流体供給管を得るには、たとえば絶縁性ゴム・プラスチック材料を肉厚のパイ プ状に押出成形する際に、裸導体または絶縁電線8を押出機に送り出し、これら の裸導体または絶縁電線8が押出されたパイプ2内に埋設されるようにすればよ い。
【0016】 さらに、図5および図6に示す実施例においては、それぞれナイロンのような 高強度プラスチックからなり、中心に流通路1を有するパイプ2の外周面上に、 それぞれ以下に示すような導体を長さ方向に沿って巻回もしくは縦添えし、その 外側に前述した架橋ポリエチレン、シリコーン樹脂、FEP、PFAのような耐 熱性の高いプラスチックからなる絶縁保護層9を被覆した構造とされている。
【0017】 すなわち、図5に示す実施例では、パイプ2の外周面上に、銅やアルミニウム などからなる 1条乃至複数条の帯状導体10が配置され、また、図6に示す実施 例では、複数本の線状導体11aが単数乃至複数の平型導体群11を構成するよ うに配置され、それぞれ、外周に絶縁保護層9が被覆されている。
【0018】 以上のように構成された各実施例においては、中心に流通路1が配置され、そ の周りに導体などが配置されているため、導体から発熱した熱は一部表面から外 部に放出されるものの、流通路1内を流れる流体にも伝導されて、安定に加熱さ れた流体、たとえば温水を得ることができる。また、図1や図2に示した実施例 と同様、導体または絶縁電線によって必要な電流が供給されるとともに、通電に よる導体や絶縁体の温度上昇が抑えられる。なお、これらの各実施例においては 、表面からの熱の逃げを防止するために、外側をさらに断熱材などで覆うように してもよく、熱効率を高めることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の流体加熱管によれば、絶縁電線などから発する 熱を有効に利用して、効率良く安定に加熱された流体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の流体加熱管の第1の実施例を示す横断
面図。
【図2】本考案の流体加熱管の第2の実施例を示す横断
面図。
【図3】本考案の流体加熱管の第3の実施例を示す横断
面図。
【図4】本考案の流体加熱管の第4の実施例を示す横断
面図。
【図5】本考案の流体加熱管の第5の実施例を示す横断
面図。
【図6】本考案の流体加熱管の第6の実施例を示す横断
面図。
【符号の説明】
1………流通路 2………パイプ 3………導体 4………絶縁体 5………絶縁電線 8………導体または絶縁電線 10………帯状導体 11a………線状導体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流れる流通路と、この流通路に沿
    って配設された線状または帯状の発熱体とを具備してな
    ることを特徴とする流体加熱管
JP822592U 1992-02-25 1992-02-25 流体加熱管 Pending JPH0569485U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP822592U JPH0569485U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 流体加熱管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP822592U JPH0569485U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 流体加熱管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0569485U true JPH0569485U (ja) 1993-09-21

Family

ID=11687234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP822592U Pending JPH0569485U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 流体加熱管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0569485U (ja)

Cited By (5)

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