JPH0561090A - カメラのぶれ検出装置 - Google Patents
カメラのぶれ検出装置Info
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- JPH0561090A JPH0561090A JP22025191A JP22025191A JPH0561090A JP H0561090 A JPH0561090 A JP H0561090A JP 22025191 A JP22025191 A JP 22025191A JP 22025191 A JP22025191 A JP 22025191A JP H0561090 A JPH0561090 A JP H0561090A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】単純演算で、且つ写真を視る人間の官能的判断
により近い方法で、ぶれの軌跡に関する信号をぶれの大
きさを表す信号に変換すること。 【構成】ぶれ検出部1により、露出時間相当の間につい
ての被写体像の画面平面上での被写体像位置情報が出力
され、バラツキ演算部2により、この被写体像位置信号
から平面上のバラツキ値が算出される。そして、バラツ
キ規格化値出力部3により、直線上で等速度でぶれが発
生した場合のぶれの大きさをその軌跡の長さで表すよう
に、ぶれ値を規格化するためのバラツキ規格化値(k)
が出力され、ぶれ大きさ演算部4により、上記バラツキ
演算部2からの平面上でのバラツキ値と、上記バラツキ
規格化値出力部3からのバラツキ規格化値を受け、ぶれ
の大きさが演算される。
により近い方法で、ぶれの軌跡に関する信号をぶれの大
きさを表す信号に変換すること。 【構成】ぶれ検出部1により、露出時間相当の間につい
ての被写体像の画面平面上での被写体像位置情報が出力
され、バラツキ演算部2により、この被写体像位置信号
から平面上のバラツキ値が算出される。そして、バラツ
キ規格化値出力部3により、直線上で等速度でぶれが発
生した場合のぶれの大きさをその軌跡の長さで表すよう
に、ぶれ値を規格化するためのバラツキ規格化値(k)
が出力され、ぶれ大きさ演算部4により、上記バラツキ
演算部2からの平面上でのバラツキ値と、上記バラツキ
規格化値出力部3からのバラツキ規格化値を受け、ぶれ
の大きさが演算される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ等による写真撮影
において、ぶれを検出するためのぶれ検出装置に関す
る。
において、ぶれを検出するためのぶれ検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラで被写体を撮影する場
合、撮影者の体の揺らぎ、或は、被写体の移動により、
フィルム上の被写体像が移動し、出来上がった写真がぶ
れの状態になることが知られている。
合、撮影者の体の揺らぎ、或は、被写体の移動により、
フィルム上の被写体像が移動し、出来上がった写真がぶ
れの状態になることが知られている。
【0003】そして、カメラの撮影レンズに変倍光学系
(ズームレンズ)が一般的に使用されるようになり、焦
点距離の長いレンズまたは開放口径の暗いレンズが主流
になってきた昨今では、このぶれ現象、手ぶれ現象が従
来より問題になっており、そのために手ぶれの検出装置
が考案されている。
(ズームレンズ)が一般的に使用されるようになり、焦
点距離の長いレンズまたは開放口径の暗いレンズが主流
になってきた昨今では、このぶれ現象、手ぶれ現象が従
来より問題になっており、そのために手ぶれの検出装置
が考案されている。
【0004】この手ぶれの検出装置においては、CCD
等の光電変換素子を使用して被写体の像の移動を検出す
る方法、或は、角速度センサー等の振動センサーを使用
してカメラの動きを検出する方法が適用されている。こ
こでは、これらの検出装置を総称して手ぶれ検出装置と
呼ぶ。上記ぶれ検出装置は、画面の平面上でのぶれの状
態を表すように、例えば、画面のX方向、Y方向各々の
ぶれに関する信号を検出・出力する。
等の光電変換素子を使用して被写体の像の移動を検出す
る方法、或は、角速度センサー等の振動センサーを使用
してカメラの動きを検出する方法が適用されている。こ
こでは、これらの検出装置を総称して手ぶれ検出装置と
呼ぶ。上記ぶれ検出装置は、画面の平面上でのぶれの状
態を表すように、例えば、画面のX方向、Y方向各々の
ぶれに関する信号を検出・出力する。
【0005】ところで、カメラの制御の中心としてCP
Uがカメラに搭載され、カメラの制御がデジタル化され
ている為、ぶれの検出信号をCPUで処理することが考
えられる。上記手ぶれ検出装置からのぶれの信号は、ぶ
れの軌跡についての信号、或は、ぶれの速度についての
信号として処理される。
Uがカメラに搭載され、カメラの制御がデジタル化され
ている為、ぶれの検出信号をCPUで処理することが考
えられる。上記手ぶれ検出装置からのぶれの信号は、ぶ
れの軌跡についての信号、或は、ぶれの速度についての
信号として処理される。
【0006】そして、カメラにぶれを補正するための装
置(ぶれ補正光学系やぶれ補正画像処理装置等)がつい
ている場合には、これらの信号は、そのままぶれ補正の
為の信号として利用できる。
置(ぶれ補正光学系やぶれ補正画像処理装置等)がつい
ている場合には、これらの信号は、そのままぶれ補正の
為の信号として利用できる。
【0007】この場合、これらは検出の主感度方向を補
正の方向と合わせておくことや、CPU等で検出と補正
の軸方向を一致させるように、2軸の検出信号を信号処
理され使用される。
正の方向と合わせておくことや、CPU等で検出と補正
の軸方向を一致させるように、2軸の検出信号を信号処
理され使用される。
【0008】ところで、手ぶれの大きさについて検出す
る場合、上記の手ぶれ検出装置で検出された信号は、ぶ
れの軌跡についてかなり正確な信号であるが、ぶれの大
きさとは一致しないことが考えられる。
る場合、上記の手ぶれ検出装置で検出された信号は、ぶ
れの軌跡についてかなり正確な信号であるが、ぶれの大
きさとは一致しないことが考えられる。
【0009】これは、「ぶれの大きさ」ということが、
概念的であり、また、写真を視る人間の官能的判断によ
るところが大きく、更に、ぶれ検出信号が平面上の移動
に関する情報であり、その軌跡について記述する際に扱
う変数(パラメータ)が多く一言では表されないためで
ある。
概念的であり、また、写真を視る人間の官能的判断によ
るところが大きく、更に、ぶれ検出信号が平面上の移動
に関する情報であり、その軌跡について記述する際に扱
う変数(パラメータ)が多く一言では表されないためで
ある。
【0010】この平面上での移動を、一言で表されるぶ
れの大きさを表す値に変換する方法として従来、考えら
れている方法としては、図10(a)に示すような露光
時間に相当する時間内での、ぶれの軌跡の最大幅をぶれ
の大きさとする方法や、図10(b)に示すようなXY
の最大幅によるエリアの面積や対角線の長さで表す方法
がある。
れの大きさを表す値に変換する方法として従来、考えら
れている方法としては、図10(a)に示すような露光
時間に相当する時間内での、ぶれの軌跡の最大幅をぶれ
の大きさとする方法や、図10(b)に示すようなXY
の最大幅によるエリアの面積や対角線の長さで表す方法
がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た各方法は、ぶれの軌跡の長さにのみ着目しているた
め、写真上の軌跡の濃度による影響が無視され、その
為、写真を視る人間の受けるぶれに関する印象と大きく
埀離する場合が多い。
た各方法は、ぶれの軌跡の長さにのみ着目しているた
め、写真上の軌跡の濃度による影響が無視され、その
為、写真を視る人間の受けるぶれに関する印象と大きく
埀離する場合が多い。
【0012】また、CPUで演算処理する場合、ぶれの
軌跡上の2点間の最大の長さを求める演算は、演算・比
較の繰り返しとなり、演算に要する時間が多大なものに
なりCPUに求められる性能が非常に良いものになりコ
スト的に欠点が生ずる。
軌跡上の2点間の最大の長さを求める演算は、演算・比
較の繰り返しとなり、演算に要する時間が多大なものに
なりCPUに求められる性能が非常に良いものになりコ
スト的に欠点が生ずる。
【0013】本発明は、これらの問題に鑑みてなされた
もので、比較的簡単な単純演算で、しかも、写真を視る
人間の官能的判断により近い方法で、ぶれの軌跡に関す
る信号をぶれの大きさを表す信号に変換することができ
るカメラのぶれ検出装置を提供することを目的とする。
もので、比較的簡単な単純演算で、しかも、写真を視る
人間の官能的判断により近い方法で、ぶれの軌跡に関す
る信号をぶれの大きさを表す信号に変換することができ
るカメラのぶれ検出装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカメラのぶれ検出装置は、露出時間相当の間
についての被写体像の画面平面上での被写体像位置情報
を出力するぶれ検出手段と、上記ぶれ検出手段からの被
写体像位置信号から平面上のバラツキ値を演算するバラ
ツキ演算手段と、直線上で等速度でぶれが発生した場合
のぶれの大きさをその軌跡の長さで表すようにぶれ値を
規格化するのに使うバラツキ規格化値(k)を出力する
バラツキ規格化値出力手段と、上記バラツキ演算部から
の平面上でのバラツキ値と、上記バラツキ規格化値出力
部からのバラツキ規格化値を受け、ぶれの大きさを演算
するぶれ大きさ演算手段とを具備することを特徴とす
る。
に本発明のカメラのぶれ検出装置は、露出時間相当の間
についての被写体像の画面平面上での被写体像位置情報
を出力するぶれ検出手段と、上記ぶれ検出手段からの被
写体像位置信号から平面上のバラツキ値を演算するバラ
ツキ演算手段と、直線上で等速度でぶれが発生した場合
のぶれの大きさをその軌跡の長さで表すようにぶれ値を
規格化するのに使うバラツキ規格化値(k)を出力する
バラツキ規格化値出力手段と、上記バラツキ演算部から
の平面上でのバラツキ値と、上記バラツキ規格化値出力
部からのバラツキ規格化値を受け、ぶれの大きさを演算
するぶれ大きさ演算手段とを具備することを特徴とす
る。
【0015】
【作用】即ち、本発明のカメラのぶれ検出装置では、ぶ
れ検出手段1により、露出時間相当の間についての被写
体像の画面平面上での被写体の像位置情報が出力され、
バラツキ演算手段2により、この被写体像位置信号から
平面上のバラツキ値が算出される。そして、バラツキ規
格化値出力手段3により、直線上で等速度でぶれが発生
した場合のぶれの大きさをその軌跡の長さで表すように
ぶれ値を規格化するのに使うバラツキ規格化値(k)が
出力され、ぶれ大きさ演算手段4により、上記バラツキ
演算手段2からの平面上でのバラツキ値と、上記バラツ
キ規格化値出力手段3からのバラツキ規格化値を受け、
ぶれの大きさが演算される。よって、比較的簡単な単純
演算で、しかも、写真を視る人間の官能的判断により近
い方法でぶれの軌跡に関する信号をぶれの大きさを表す
信号に変換するカメラのぶれ検出装置を提供することが
できる。
れ検出手段1により、露出時間相当の間についての被写
体像の画面平面上での被写体の像位置情報が出力され、
バラツキ演算手段2により、この被写体像位置信号から
平面上のバラツキ値が算出される。そして、バラツキ規
格化値出力手段3により、直線上で等速度でぶれが発生
した場合のぶれの大きさをその軌跡の長さで表すように
ぶれ値を規格化するのに使うバラツキ規格化値(k)が
出力され、ぶれ大きさ演算手段4により、上記バラツキ
演算手段2からの平面上でのバラツキ値と、上記バラツ
キ規格化値出力手段3からのバラツキ規格化値を受け、
ぶれの大きさが演算される。よって、比較的簡単な単純
演算で、しかも、写真を視る人間の官能的判断により近
い方法でぶれの軌跡に関する信号をぶれの大きさを表す
信号に変換するカメラのぶれ検出装置を提供することが
できる。
【0016】
【実施例】以下、図1乃至図8を参照して本発明の第1
の実施例について説明する。図1は本発明の第1の実施
例のカメラのぶれ検出装置の構成を示すブロック図であ
る。
の実施例について説明する。図1は本発明の第1の実施
例のカメラのぶれ検出装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0017】本実施例のカメラのぶれ検出装置は、露出
時間相当の間についての被写体像の画面平面上での被写
体像位置信号を出力するぶれ検出部1と、上記ぶれ検出
部からの被写体像位置信号から平面上のバラツキ値を演
算するバラツキ演算部2と、直線上で等速度でぶれが発
生した場合のぶれの大きさを、その軌跡の長さで表すよ
うにぶれ値を規格化するためのバラツキ規格化値(k)
を出力するバラツキ規格化演算部3と、上記バラツキ演
算部2からの平面上でのバラツキ値と、上記バラツキ規
格化値出力部3からのバラツキ規格化値を受け、ぶれの
大きさを演算するぶれ大きさ演算部4により構成されて
いる。
時間相当の間についての被写体像の画面平面上での被写
体像位置信号を出力するぶれ検出部1と、上記ぶれ検出
部からの被写体像位置信号から平面上のバラツキ値を演
算するバラツキ演算部2と、直線上で等速度でぶれが発
生した場合のぶれの大きさを、その軌跡の長さで表すよ
うにぶれ値を規格化するためのバラツキ規格化値(k)
を出力するバラツキ規格化演算部3と、上記バラツキ演
算部2からの平面上でのバラツキ値と、上記バラツキ規
格化値出力部3からのバラツキ規格化値を受け、ぶれの
大きさを演算するぶれ大きさ演算部4により構成されて
いる。
【0018】上記したぶれ検出部1は、露出時間相当の
間についてNo.0からNo.N迄の(N+1)個の画
像平面上における被写体像位置情報5を、バラツキ演算
部2に出力するためのものであり、この被写体像位置情
報は、X軸、Y軸の2軸方向の信号(X(i)、Y
(i)、i=0〜N)となっている。これらの軸の方向
は図2のようになっている。そして、図3に示すよう
に、上記ぶれ検出部1は更に、画像検出部11と、画像
記憶部12と、ぶれ量演算部13により構成されてい
る。ここで、上記画像記憶部12は、演算の基準となる
時間に於ける画像検出部11の出力である画像信号を記
憶している。
間についてNo.0からNo.N迄の(N+1)個の画
像平面上における被写体像位置情報5を、バラツキ演算
部2に出力するためのものであり、この被写体像位置情
報は、X軸、Y軸の2軸方向の信号(X(i)、Y
(i)、i=0〜N)となっている。これらの軸の方向
は図2のようになっている。そして、図3に示すよう
に、上記ぶれ検出部1は更に、画像検出部11と、画像
記憶部12と、ぶれ量演算部13により構成されてい
る。ここで、上記画像記憶部12は、演算の基準となる
時間に於ける画像検出部11の出力である画像信号を記
憶している。
【0019】そして、上記ぶれ量演算部13は、基準の
上記画像検出部11の出力である上記画像記憶部12の
基準画像信号と、今回の上記画像検出部11の出力であ
る画像信号とを比較し、画面のX軸方向、Y軸方向各々
に被写体像が各々の時間で、どの位置に移動したかを演
算・出力する。以下、図4を参照して、このような構成
のぶれ検出部1によるぶれ量の演算過程について説明す
る。ある測距エリア内の各画素の値をY方向、X方向に
それぞれ投影加算し、それぞれ、X方向画像データ、Y
方向画像データを生成する。
上記画像検出部11の出力である上記画像記憶部12の
基準画像信号と、今回の上記画像検出部11の出力であ
る画像信号とを比較し、画面のX軸方向、Y軸方向各々
に被写体像が各々の時間で、どの位置に移動したかを演
算・出力する。以下、図4を参照して、このような構成
のぶれ検出部1によるぶれ量の演算過程について説明す
る。ある測距エリア内の各画素の値をY方向、X方向に
それぞれ投影加算し、それぞれ、X方向画像データ、Y
方向画像データを生成する。
【0020】そして、まず基準画像信号によるX方向画
像データ44と今回の比較画像信号によるX方向画像デ
ータ46とを用いた相関演算47によりX方向像移動量
49を求める。
像データ44と今回の比較画像信号によるX方向画像デ
ータ46とを用いた相関演算47によりX方向像移動量
49を求める。
【0021】次に、Y方向についても同様に、まず基準
画像信号によるY方向画像データ43と今回の比較画像
信号によるY方向画像データ45とを用いた相関演算4
8によりY方向像移動量50を求める。本実施例では、
上記のX・Y方向の像移動量を検出する事にし、画像の
取り込みに応じたこの値を、X、Y方向それぞれ、X
(i)、Y(i)とする。
画像信号によるY方向画像データ43と今回の比較画像
信号によるY方向画像データ45とを用いた相関演算4
8によりY方向像移動量50を求める。本実施例では、
上記のX・Y方向の像移動量を検出する事にし、画像の
取り込みに応じたこの値を、X、Y方向それぞれ、X
(i)、Y(i)とする。
【0022】ここで、前回と今回との間の画像信号の取
り込みの時間間隔をΔt、露出時間(シャッタースピー
ド)をtsとすると、露出時間に相当する時間の内では
画像の信号の個数Mは、 M=(ts/Δt)+1 …(1) と表される。そして、N=M−1とすると、各々の時間
での上記の像位置は、 X(i)、Y(i)、i=0〜N(M個) と表される。尚、i=0の場合には、基準になる画像信
号しか無いため、 X(0)=Y(0)=0 …(2) となる。上記したバラツキ演算部2は、上記ぶれ検出手
段1からの上記被写体像位置情報から平面上のバラツキ
値(σ)6を演算するためのものである。
り込みの時間間隔をΔt、露出時間(シャッタースピー
ド)をtsとすると、露出時間に相当する時間の内では
画像の信号の個数Mは、 M=(ts/Δt)+1 …(1) と表される。そして、N=M−1とすると、各々の時間
での上記の像位置は、 X(i)、Y(i)、i=0〜N(M個) と表される。尚、i=0の場合には、基準になる画像信
号しか無いため、 X(0)=Y(0)=0 …(2) となる。上記したバラツキ演算部2は、上記ぶれ検出手
段1からの上記被写体像位置情報から平面上のバラツキ
値(σ)6を演算するためのものである。
【0023】そして、上記バラツキ演算部2は図5に示
すように、更に、X軸バラツキ演算部21と、Y軸バラ
ツキ演算部22と、平面バラツキ演算部23により構成
されている。
すように、更に、X軸バラツキ演算部21と、Y軸バラ
ツキ演算部22と、平面バラツキ演算部23により構成
されている。
【0024】上記X軸バラツキ演算部21は、上記ぶれ
検出部1からの上記被写体位置信号(X(i)、Y
(i))を、平面上のバラツキ値(σ)を演算する為
に、まず、X軸方向のバラツキを分散(sx )として求
める。同様に、Y軸バラツキ演算部22は、Y軸方向の
バラツキを分散(sy )として求める。そして、平面バ
ラツキ演算部23では、各々の軸方向のバラツキ情報
(sx 、sy )を、平面上のバラツキ値(σ)に変換演
算する。この場合の演算式は、通常の分散を求める式を
用いて、 sx ={Σ(X(i)−Xm )2 }/M ={Σ(X(i)2 −(ΣX(i))2 /M}/M (i=0〜N、Xm はX(i)の平均) …(3) sy ={Σ(Y(i)−Ym )2 }/M ={Σ(Y(i)2 −(ΣY(i))2 /M}/M (i=0〜N、Ym はY(i)の平均) …(4) と表すことができる。これらの式上では、 (分散)=(標準偏差)2
検出部1からの上記被写体位置信号(X(i)、Y
(i))を、平面上のバラツキ値(σ)を演算する為
に、まず、X軸方向のバラツキを分散(sx )として求
める。同様に、Y軸バラツキ演算部22は、Y軸方向の
バラツキを分散(sy )として求める。そして、平面バ
ラツキ演算部23では、各々の軸方向のバラツキ情報
(sx 、sy )を、平面上のバラツキ値(σ)に変換演
算する。この場合の演算式は、通常の分散を求める式を
用いて、 sx ={Σ(X(i)−Xm )2 }/M ={Σ(X(i)2 −(ΣX(i))2 /M}/M (i=0〜N、Xm はX(i)の平均) …(3) sy ={Σ(Y(i)−Ym )2 }/M ={Σ(Y(i)2 −(ΣY(i))2 /M}/M (i=0〜N、Ym はY(i)の平均) …(4) と表すことができる。これらの式上では、 (分散)=(標準偏差)2
【0025】であるから、平面上での標準偏差を、X・
Y軸の標準偏差の平方平均で表すと、 σ=(sx +sy )1/2 …(5) と表すことが出来る。
Y軸の標準偏差の平方平均で表すと、 σ=(sx +sy )1/2 …(5) と表すことが出来る。
【0026】これらの演算は、ほとんどが加算、積和と
言った単純な演算の繰り返しであるため、条件の分岐等
の複雑な演算処理が無く、CPUで処理する場合に比較
的容易にプログラムを作ることができ、実行できる。
言った単純な演算の繰り返しであるため、条件の分岐等
の複雑な演算処理が無く、CPUで処理する場合に比較
的容易にプログラムを作ることができ、実行できる。
【0027】上記したバラツキ規格化値演算部3は、バ
ラツキ規格化値(k)を演算する為のものであり、該バ
ラツキ規格化値(k)は、直線上に等速度でぶれが発生
した場合の、ぶれの大きさをその軌跡の長さで表すよう
に、ぶれ値(S)を規格化するのに使われる。以下、図
6を参照して、直線上に等速度でぶれが発生する場合の
バラツキ規格化値(k)の算出過程を説明する。今、ぶ
れの大きさを求めようとしている時間の中での各画素の
取り込みに対応する像の位置は、 X(i)=X・i …(6) Y(i)=Y・i …(7) となる。但し、X、Yは等速度で移動するぶれの速度を
意味し、また、画像の取り込み間隔Δt内に像が移動す
る量である。この場合、ぶれの大きさは、時間ts に移
動する像の長さでよいから、ぶれの大きさをS0 とする
と、 S0 ={(X・N)2 +(Y・N)2 }1/2 …(8) となる。ところで、上記の式(3),式(4),式
(5)から、ぶれのバラツキ値(σ)を求めると、 i=0〜Nとして、 sx ={Σ(X(i)2 )−(ΣX(i))2 /M}/M …(3) ={Σ{(X・i)2 }−{Σ(X・i)2 /M}/M ={X2 ・Σi2 −X2 ・(Σi)2 /M}/M =X2 ・{Σi2 −(Σi)2 /M}/M …(9) ところで、 Σi2 =N・(N+1)(2・N+1)/6 (i=0〜N) Σi =N・(N+1)/2 (i=0〜N) M =N+1 より、上記式(9)は、 sx =X2 ・(N・(N+1)・(2・N+1)/6) −{N・(N+1)/2}2 /(N+1))/(N+1) =X2 ・(N・(N+1)・(N+2)/12)/(N+1) =X2 ・N・(N+2)/12 …(10) =(X・N)2 ・{(N+2)/(12・N)} …(11) となる。同様に、Y軸については、 sy =Y2 ・N・(N+2)/12 …(12) =(Y・N)2 ・{(N+2)/(12・N)} …(13) となる。 σ=(sx +sy )1/2 …(5) より、 σ={{(X・N)2 +(Y・N)2 } ・{(N+2)/(12・N}}1/2 ={{(X・N)2 +(Y・N)2 }1/2 ・{(N+2)/(12・N}}1/2 …(14) となり、上記式(8)と式(14)を比較し、その比を
(k)とすると、 k=S0 /σ=(12・N)/(N+2)}1/2 …(15) となる。こうして、バラツキ値(σ)をk倍すると、等
速直線で発生したぶれの大きさが求められ、この比
(k)をバラツキ規格化値とする。
ラツキ規格化値(k)を演算する為のものであり、該バ
ラツキ規格化値(k)は、直線上に等速度でぶれが発生
した場合の、ぶれの大きさをその軌跡の長さで表すよう
に、ぶれ値(S)を規格化するのに使われる。以下、図
6を参照して、直線上に等速度でぶれが発生する場合の
バラツキ規格化値(k)の算出過程を説明する。今、ぶ
れの大きさを求めようとしている時間の中での各画素の
取り込みに対応する像の位置は、 X(i)=X・i …(6) Y(i)=Y・i …(7) となる。但し、X、Yは等速度で移動するぶれの速度を
意味し、また、画像の取り込み間隔Δt内に像が移動す
る量である。この場合、ぶれの大きさは、時間ts に移
動する像の長さでよいから、ぶれの大きさをS0 とする
と、 S0 ={(X・N)2 +(Y・N)2 }1/2 …(8) となる。ところで、上記の式(3),式(4),式
(5)から、ぶれのバラツキ値(σ)を求めると、 i=0〜Nとして、 sx ={Σ(X(i)2 )−(ΣX(i))2 /M}/M …(3) ={Σ{(X・i)2 }−{Σ(X・i)2 /M}/M ={X2 ・Σi2 −X2 ・(Σi)2 /M}/M =X2 ・{Σi2 −(Σi)2 /M}/M …(9) ところで、 Σi2 =N・(N+1)(2・N+1)/6 (i=0〜N) Σi =N・(N+1)/2 (i=0〜N) M =N+1 より、上記式(9)は、 sx =X2 ・(N・(N+1)・(2・N+1)/6) −{N・(N+1)/2}2 /(N+1))/(N+1) =X2 ・(N・(N+1)・(N+2)/12)/(N+1) =X2 ・N・(N+2)/12 …(10) =(X・N)2 ・{(N+2)/(12・N)} …(11) となる。同様に、Y軸については、 sy =Y2 ・N・(N+2)/12 …(12) =(Y・N)2 ・{(N+2)/(12・N)} …(13) となる。 σ=(sx +sy )1/2 …(5) より、 σ={{(X・N)2 +(Y・N)2 } ・{(N+2)/(12・N}}1/2 ={{(X・N)2 +(Y・N)2 }1/2 ・{(N+2)/(12・N}}1/2 …(14) となり、上記式(8)と式(14)を比較し、その比を
(k)とすると、 k=S0 /σ=(12・N)/(N+2)}1/2 …(15) となる。こうして、バラツキ値(σ)をk倍すると、等
速直線で発生したぶれの大きさが求められ、この比
(k)をバラツキ規格化値とする。
【0028】上記したぶれ大きさ演算部4は、上記バラ
ツキ演算部2からの平面上でのバラツキ値(σ)6と、
上記バラツキ規格化値演算部3からのバラツキ規格化値
(k)7を受け、ぶれ値(S)を演算・出力するための
ものであり、該バラツキ規格化値(k)は、直線上に等
速度でぶれが発生した場合のぶれの大きさをその軌跡の
長さで表すように、ぶれ値(S)を規格化するのに使わ
れる。そして、この場合の演算式は、 S=k・σ …(16) となる。図7は上記バラツキ規格化値(k)を縦軸に、
横軸にサンプルデータ数(N)を用いたグラフを示した
ものである。上記の実施例で示したバラツキ規格化値
(k)は、 k={(12・N)・(N+2)}1/2 であるが、このグラフから判るように、Nが大きいとき
には、(k)は、3.464程度に集束する。よって、
規格化値として、3.464或は、3と言った値を用い
て近似的にぶれ値(S)を求めるようにすることが出来
る。また、平面バラツキ演算部2に於ては、平面上のバ
ラツキ値(σ)を演算する為に、 Σ(X(i)2 )、Σ(X(i))、Σ(Y
(i)2 )、Σ(Y(i))
ツキ演算部2からの平面上でのバラツキ値(σ)6と、
上記バラツキ規格化値演算部3からのバラツキ規格化値
(k)7を受け、ぶれ値(S)を演算・出力するための
ものであり、該バラツキ規格化値(k)は、直線上に等
速度でぶれが発生した場合のぶれの大きさをその軌跡の
長さで表すように、ぶれ値(S)を規格化するのに使わ
れる。そして、この場合の演算式は、 S=k・σ …(16) となる。図7は上記バラツキ規格化値(k)を縦軸に、
横軸にサンプルデータ数(N)を用いたグラフを示した
ものである。上記の実施例で示したバラツキ規格化値
(k)は、 k={(12・N)・(N+2)}1/2 であるが、このグラフから判るように、Nが大きいとき
には、(k)は、3.464程度に集束する。よって、
規格化値として、3.464或は、3と言った値を用い
て近似的にぶれ値(S)を求めるようにすることが出来
る。また、平面バラツキ演算部2に於ては、平面上のバ
ラツキ値(σ)を演算する為に、 Σ(X(i)2 )、Σ(X(i))、Σ(Y
(i)2 )、Σ(Y(i))
【0029】の演算式を用いているが、連続的にぶれの
大きさを演算する場合、この加算演算、積和演算につい
ては、前回の演算値から一番古いデータ分を減算し、今
回新しく得られたX、Yについての値分を加算すること
で、演算に要する時間を飛躍的に減らすことが可能であ
る。これを式で表すと次式(17)で表すことができ
る。
大きさを演算する場合、この加算演算、積和演算につい
ては、前回の演算値から一番古いデータ分を減算し、今
回新しく得られたX、Yについての値分を加算すること
で、演算に要する時間を飛躍的に減らすことが可能であ
る。これを式で表すと次式(17)で表すことができ
る。
【0030】
【数1】 以下、図8のフローチャートを参照して、第1の実施例
のカメラのぶれ検出装置によるぶれの検出過程について
説明する。
のカメラのぶれ検出装置によるぶれの検出過程について
説明する。
【0031】本実施例では、まずサンプルデータ数
(N)を設定し(ステップS81)、該サンプルデータ
数より規格化値(k)を算出する(ステップS82)。
そして、基準となる画像を取り込む(ステップS8
3)。
(N)を設定し(ステップS81)、該サンプルデータ
数より規格化値(k)を算出する(ステップS82)。
そして、基準となる画像を取り込む(ステップS8
3)。
【0032】次に、比較のための画像を上記サンプル数
だけ順次取り込み、その都度、上記基準画像と比較し、
X軸方向、Y軸方向の像移動量を演算する(ステップS
84)。そして、X軸方向のバラツキ(Sx)を演算し
(ステップS85)、Y軸のバラツキ(Sy)を演算す
る(ステップS86)。
だけ順次取り込み、その都度、上記基準画像と比較し、
X軸方向、Y軸方向の像移動量を演算する(ステップS
84)。そして、X軸方向のバラツキ(Sx)を演算し
(ステップS85)、Y軸のバラツキ(Sy)を演算す
る(ステップS86)。
【0033】そして、上記X軸方向のバラツキ(Sx)
及び、Y軸のバラツキ(Sy)から平面バラツキ(σ)
を演算し(ステップS87)、上記規格化値と上記平面
バラツキの積を演算することにより、ぶれの大きさが算
出される(ステップS88)。こうして、カメラによる
写真撮影時のぶれを検出することができる。
及び、Y軸のバラツキ(Sy)から平面バラツキ(σ)
を演算し(ステップS87)、上記規格化値と上記平面
バラツキの積を演算することにより、ぶれの大きさが算
出される(ステップS88)。こうして、カメラによる
写真撮影時のぶれを検出することができる。
【0034】以上説明した第1の実施例では、ぶれ検出
部1のぶれ量演算部13は、基準の画像検出部11の出
力である画像記憶部12の基準画像信号と、今回の画像
検出部11の出力である画像信号とを比較し、画像のX
軸方向、Y軸方向各々に被写体像が各々の時間で、どの
位置に移動したかを演算・出力するが、この他の方法と
して、画像信号を検出する度の被写体像のずれを検出す
る方法等も考えられる。
部1のぶれ量演算部13は、基準の画像検出部11の出
力である画像記憶部12の基準画像信号と、今回の画像
検出部11の出力である画像信号とを比較し、画像のX
軸方向、Y軸方向各々に被写体像が各々の時間で、どの
位置に移動したかを演算・出力するが、この他の方法と
して、画像信号を検出する度の被写体像のずれを検出す
る方法等も考えられる。
【0035】これは、画像の移動の速度を検出する方法
であり、この場合も上記の実施例と同様に、画像の位置
のバラツキ程度を考えることで、ぶれの大きさを正確に
求めることが出来る。
であり、この場合も上記の実施例と同様に、画像の位置
のバラツキ程度を考えることで、ぶれの大きさを正確に
求めることが出来る。
【0036】また、上記の第1の実施例において、ぶれ
検出部1は、画像検出部11と画像記憶部12とぶれ量
演算部13とで構成されていたが、イメージセンサだけ
でなく、角速度センサー等のメカ的振動センサーを用い
ても、同様に、ぶれ信号の処理は可能である。次に、図
9を参照して、本発明のカメラのぶれ検出装置を実際に
カメラに適用した第2の実施例について説明する。本実
施例では、前述したカメラのぶれ検出装置がCPU99
により構成されている。カメラ本体90に装着されたレ
ンズ91には絞り92が設けられている。
検出部1は、画像検出部11と画像記憶部12とぶれ量
演算部13とで構成されていたが、イメージセンサだけ
でなく、角速度センサー等のメカ的振動センサーを用い
ても、同様に、ぶれ信号の処理は可能である。次に、図
9を参照して、本発明のカメラのぶれ検出装置を実際に
カメラに適用した第2の実施例について説明する。本実
施例では、前述したカメラのぶれ検出装置がCPU99
により構成されている。カメラ本体90に装着されたレ
ンズ91には絞り92が設けられている。
【0037】上記カメラ本体90にはレンズ91を通っ
た光束をファインダーへ反射するハーフミラー93と、
該ハーフミラー93を通過した光束の一部をエリアセン
サ95に導くサブミラー94が設けられ、さらにフィル
ム97の前面にシャッター96が配置されている。そし
て、エリアセンサ95からの影像信号は、インターフェ
イス回路98を介して、CPU99において、前述した
ようにぶれの大きさが演算される。
た光束をファインダーへ反射するハーフミラー93と、
該ハーフミラー93を通過した光束の一部をエリアセン
サ95に導くサブミラー94が設けられ、さらにフィル
ム97の前面にシャッター96が配置されている。そし
て、エリアセンサ95からの影像信号は、インターフェ
イス回路98を介して、CPU99において、前述した
ようにぶれの大きさが演算される。
【0038】上記CPU99には、2段スイッチで構成
されたレリーズスイッチ102,103と、不図示の表
示部を制御する表示制御回路104、さらに前述のハー
フミラー93を駆動するためのミラー駆動回路100と
シャッター96を駆動するシャッター駆動回路101が
接続されている。
されたレリーズスイッチ102,103と、不図示の表
示部を制御する表示制御回路104、さらに前述のハー
フミラー93を駆動するためのミラー駆動回路100と
シャッター96を駆動するシャッター駆動回路101が
接続されている。
【0039】このような構成のカメラのぶれ検出装置に
おいて、ファーストレリーズスイッチ102,あるいは
セカンドレリーズスイッチ103がONされた後に、前
述したぶれの大きさが所定値、具体的には許容錯乱円以
上の時には、CPU99は表示部に警告表示を行わせる
べく表示制御回路104を制御するとともに、ミラー駆
動回路100、シャッター駆動回路101へ駆動禁止信
号を出すことで、ぶれた写真が撮影されるのが防止され
る。
おいて、ファーストレリーズスイッチ102,あるいは
セカンドレリーズスイッチ103がONされた後に、前
述したぶれの大きさが所定値、具体的には許容錯乱円以
上の時には、CPU99は表示部に警告表示を行わせる
べく表示制御回路104を制御するとともに、ミラー駆
動回路100、シャッター駆動回路101へ駆動禁止信
号を出すことで、ぶれた写真が撮影されるのが防止され
る。
【0040】又、レリーズスイッチ102,103がO
Nされた後に前述したぶれの大きさの検出を繰り返し、
そのぶれの大きさが所定値以下になるまで前記駆動禁止
信号を出し、所定値以下になった時に、許可信号を出す
ようにすれば、レリーズスイッチON後、ぶれが小さい
時点で露出動作を開始するようにすることができる。以
上詳述したように、本発明によるカメラのぶれ検出装置
では、ぶれ信号を離散的時間の像の位置として扱うが、
これはデジタル処理にもよく適合している。つまり、連
続する2時点間でのぶれの移動状態を信号処理するので
はなく、離散的時間の像の位置のバラツキ状態について
処理するために、一般的な統計処理手法を用いればよ
い。
Nされた後に前述したぶれの大きさの検出を繰り返し、
そのぶれの大きさが所定値以下になるまで前記駆動禁止
信号を出し、所定値以下になった時に、許可信号を出す
ようにすれば、レリーズスイッチON後、ぶれが小さい
時点で露出動作を開始するようにすることができる。以
上詳述したように、本発明によるカメラのぶれ検出装置
では、ぶれ信号を離散的時間の像の位置として扱うが、
これはデジタル処理にもよく適合している。つまり、連
続する2時点間でのぶれの移動状態を信号処理するので
はなく、離散的時間の像の位置のバラツキ状態について
処理するために、一般的な統計処理手法を用いればよ
い。
【0041】そして、写真を視る人間の官能的判断によ
り近い方法でぶれの軌跡に関する信号をぶれの大きさを
表す信号に変換する方法をとるため、客観的なぶれの大
きさの情報を精度よく求めることが出来る。
り近い方法でぶれの軌跡に関する信号をぶれの大きさを
表す信号に変換する方法をとるため、客観的なぶれの大
きさの情報を精度よく求めることが出来る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、比較的簡単な単純演算
で、しかも、写真を視る人間の官能的判断により近い方
法で、ぶれの軌跡に関する信号をぶれの大きさを表す信
号に変換することができるカメラのぶれ検出装置を提供
することができる。
で、しかも、写真を視る人間の官能的判断により近い方
法で、ぶれの軌跡に関する信号をぶれの大きさを表す信
号に変換することができるカメラのぶれ検出装置を提供
することができる。
【図1】本発明の第1の実施例のぶれ検出装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】カメラにおけるX軸、Y軸の2軸方向を示した
図である。
図である。
【図3】図1中のぶれ検出部の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】図3のぶれ検出部におけるぶれ量の演算方法に
ついて説明するための図である。
ついて説明するための図である。
【図5】図1中のバラツキ演算部の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図6】直線上に等速度でぶれが発生する場合における
規格化値の算出過程について説明するための図である。
規格化値の算出過程について説明するための図である。
【図7】サンプルデータ数に対するバラツキ規格化値の
グラフを示したものである。
グラフを示したものである。
【図8】第1の実施例のぶれ値の検出過程について説明
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
【図9】本発明のぶれ検出装置を実際にカメラに適用し
た第2の実施例の構成を示した図である。
た第2の実施例の構成を示した図である。
【図10】ぶれ検出信号をぶれの大きさに変換する従来
の方法について説明するための図である。
の方法について説明するための図である。
1…ぶれ検出部、2…バラツキ演算部、3…バラツキ規
格化演算部、4…ぶれ大きさ演算部。
格化演算部、4…ぶれ大きさ演算部。
Claims (1)
- 【請求項1】 露出時間相当の間についての被写体像の
画面平面上での被写体像位置情報を出力するぶれ検出手
段と、 上記ぶれ検出手段からの被写体像位置信号から平面上の
バラツキ値を演算するバラツキ演算手段と、 直線上で等速度でぶれが発生した場合のぶれの大きさ
を、その軌跡の長さで表すようにぶれ値を規格化するた
めのバラツキ規格化値を出力するバラツキ規格化値出力
手段と、 上記バラツキ演算手段からの平面上でのバラツキ値と、
上記バラツキ規格化値出力手段からのバラツキ規格化値
を受け、ぶれの大きさを演算するぶれ大きさ演算手段
と、を具備することを特徴とするカメラのぶれ検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22025191A JPH0561090A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | カメラのぶれ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22025191A JPH0561090A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | カメラのぶれ検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561090A true JPH0561090A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16748260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22025191A Withdrawn JPH0561090A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | カメラのぶれ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561090A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10260443A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-09-29 | Nikon Corp | ブレ検出装置 |
JPH1184447A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-26 | Minolta Co Ltd | 振れ補正機能付きカメラ |
JP2007074114A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Olympus Imaging Corp | 電子カメラ |
US7218341B2 (en) | 1997-09-09 | 2007-05-15 | Minolta Co., Ltd. | Apparatus capable of shake estimation |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP22025191A patent/JPH0561090A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10260443A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-09-29 | Nikon Corp | ブレ検出装置 |
JPH1184447A (ja) * | 1997-09-09 | 1999-03-26 | Minolta Co Ltd | 振れ補正機能付きカメラ |
US7218341B2 (en) | 1997-09-09 | 2007-05-15 | Minolta Co., Ltd. | Apparatus capable of shake estimation |
JP2007074114A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Olympus Imaging Corp | 電子カメラ |
JP4563901B2 (ja) * | 2005-09-05 | 2010-10-20 | オリンパスイメージング株式会社 | 電子カメラ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |