JPH0559701A - 可搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置 - Google Patents
可搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置Info
- Publication number
- JPH0559701A JPH0559701A JP30138591A JP30138591A JPH0559701A JP H0559701 A JPH0559701 A JP H0559701A JP 30138591 A JP30138591 A JP 30138591A JP 30138591 A JP30138591 A JP 30138591A JP H0559701 A JPH0559701 A JP H0559701A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- hook
- joint plate
- rail joint
- hooks
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- Pending
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- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】列車の走行の際にレール継目で発生する騒音・
振動・衝撃を軽減するために、継目におけるレール頭頂
面の落込み(継目落ち)を曲上げて匡正する、可搬式レ
ール継目板吊上げ型継目落ち整正装置。 【構成】三角トラスで構成した反力フレーム3の頂部に
は吊上げ装置受け部4を設け、この中にジャッキ5が取
付けられている。このジャッキ5の先端にフック取付装
置6を取付け、その両端にフック7および7’がヒンジ
8および8’を介して取付けられる。このフック7およ
び7’の先端が、レール継目板21および21’の中央
部の頭部顎部に係止される。
振動・衝撃を軽減するために、継目におけるレール頭頂
面の落込み(継目落ち)を曲上げて匡正する、可搬式レ
ール継目板吊上げ型継目落ち整正装置。 【構成】三角トラスで構成した反力フレーム3の頂部に
は吊上げ装置受け部4を設け、この中にジャッキ5が取
付けられている。このジャッキ5の先端にフック取付装
置6を取付け、その両端にフック7および7’がヒンジ
8および8’を介して取付けられる。このフック7およ
び7’の先端が、レール継目板21および21’の中央
部の頭部顎部に係止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定尺レールの鉄道にお
いて、列車の走行の際にレール継目で発生する騒音、振
動を低減し、線路と車両の劣化に関係する衝撃を軽減す
ることを目的として、継目におけるレール頭頂面の落込
み(以下「継目落ち」という)を曲上げて匡正する、可
搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置に関するも
のである。
いて、列車の走行の際にレール継目で発生する騒音、振
動を低減し、線路と車両の劣化に関係する衝撃を軽減す
ることを目的として、継目におけるレール頭頂面の落込
み(以下「継目落ち」という)を曲上げて匡正する、可
搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レール継目を曲上げる機械には、レール
底部を引上げる方式と継目板の部分にフックをジャッキ
で圧着して引上げる方式がある。
底部を引上げる方式と継目板の部分にフックをジャッキ
で圧着して引上げる方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レール底部を引上げる
方式の継目落ち整正機では、曲上げ前後に道床の掻出し
および埋戻しが必要であるのみならず、支え継ぎの場合
にはこのままでは実施できないという問題点があった。
また、従来の、レール継目板を引上げる方式の継目落ち
整正機では、レール継目板に係止するフックをジャッキ
で締込むため、油圧シリンダーが必要であるほか、フッ
クが大きく、したがってこれを受ける反力フレームも大
きくなり、全体の重量が大きくなるため、人力によりこ
れを現場に持込むのが困難であるのみならず、かなり高
価なものとなっていた。
方式の継目落ち整正機では、曲上げ前後に道床の掻出し
および埋戻しが必要であるのみならず、支え継ぎの場合
にはこのままでは実施できないという問題点があった。
また、従来の、レール継目板を引上げる方式の継目落ち
整正機では、レール継目板に係止するフックをジャッキ
で締込むため、油圧シリンダーが必要であるほか、フッ
クが大きく、したがってこれを受ける反力フレームも大
きくなり、全体の重量が大きくなるため、人力によりこ
れを現場に持込むのが困難であるのみならず、かなり高
価なものとなっていた。
【0004】本発明は、このような現状に鑑み、従来の
小型可搬の継目落ち整正機では実現されていなかった、
レール継目板吊上げによる継目落ち整正に存する問題点
を解決しようとするものである。
小型可搬の継目落ち整正機では実現されていなかった、
レール継目板吊上げによる継目落ち整正に存する問題点
を解決しようとするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】(請求項1)反力フレ
ームを、力学的特性の明快さのほか、レール断面中心線
に対称に懸架するフックならびにその連結装置のレール
継目曲上げに伴う2cm以上7cm程度までに及ぶ運動
を可能とする空間を確保するため、中空の三角トラスと
して構成する。この反力フレーム頂部に設置された吊上
げ装置から、レール断面中心線に対称に一対のフックを
レール断面内で回転自由なヒンジに懸架し、当該フック
先端の係止部で、それぞれ対応するレール継目板頭部を
係止する。
ームを、力学的特性の明快さのほか、レール断面中心線
に対称に懸架するフックならびにその連結装置のレール
継目曲上げに伴う2cm以上7cm程度までに及ぶ運動
を可能とする空間を確保するため、中空の三角トラスと
して構成する。この反力フレーム頂部に設置された吊上
げ装置から、レール断面中心線に対称に一対のフックを
レール断面内で回転自由なヒンジに懸架し、当該フック
先端の係止部で、それぞれ対応するレール継目板頭部を
係止する。
【0006】(請求項2)従来のこの種フックについて
は、フック先端の継目板への係止を加圧力により保証し
ようとしたため、内力も加わりかなり大きな部材となっ
たが、継目板頭部外側顎部の勾配が十分緩いことから、
これを摩擦力で吊上げることが可能なことを利用し、基
本的にはこの摩擦力によることとして、作業時にフック
先端が継目板から離脱することを防止するのを主たる目
的として、両フックの外側を取り外し自在の連結部材に
より緊縛し、ゆるやかに連結することとした。
は、フック先端の継目板への係止を加圧力により保証し
ようとしたため、内力も加わりかなり大きな部材となっ
たが、継目板頭部外側顎部の勾配が十分緩いことから、
これを摩擦力で吊上げることが可能なことを利用し、基
本的にはこの摩擦力によることとして、作業時にフック
先端が継目板から離脱することを防止するのを主たる目
的として、両フックの外側を取り外し自在の連結部材に
より緊縛し、ゆるやかに連結することとした。
【0007】(請求項3)請求項2において、レール継
目板頭部外側顎部の勾配が緩いことを利用して、フック
を摩擦力で吊上げることを考えたが、さらにフックのヒ
ンジをレール断面中心線に近付けることにより、フック
の重心をヒンジ中心の垂線より外側に出すことになり、
フック先端が腹部に圧着されるモーメントを生じさせ、
フックを吊上げた際に自動的にその先端がレール継目板
腹部外側顎部に係止されるようにする。
目板頭部外側顎部の勾配が緩いことを利用して、フック
を摩擦力で吊上げることを考えたが、さらにフックのヒ
ンジをレール断面中心線に近付けることにより、フック
の重心をヒンジ中心の垂線より外側に出すことになり、
フック先端が腹部に圧着されるモーメントを生じさせ、
フックを吊上げた際に自動的にその先端がレール継目板
腹部外側顎部に係止されるようにする。
【0008】(請求項4)落込んだ継目を曲上げる際に
は、まず、縦方向の曲げ剛性が本体レールの1/3であ
るレール継目板が降伏して上に凸に曲上がり、その後に
反力フレーム端部支点下のレールが曲上がることにな
る。この際、フックのレール継目板に当たる部分が直線
になっていると、フックは上に凸となったレール継目板
頭部顎部に、フック係止部の端部だけで接することとな
り、これがレール継目板に喰込むことになることから、
フック先端のレール継目板への係止部におけるレール長
手方向に最大曲上げ角に応した円弧を設け、さらにこの
両端の部分には小半径の緩和曲線を設けることにより、
万が一想定した最大曲上げ角を超えることがあっても、
レール継目板にフック端部が喰込むことがないようにす
る。
は、まず、縦方向の曲げ剛性が本体レールの1/3であ
るレール継目板が降伏して上に凸に曲上がり、その後に
反力フレーム端部支点下のレールが曲上がることにな
る。この際、フックのレール継目板に当たる部分が直線
になっていると、フックは上に凸となったレール継目板
頭部顎部に、フック係止部の端部だけで接することとな
り、これがレール継目板に喰込むことになることから、
フック先端のレール継目板への係止部におけるレール長
手方向に最大曲上げ角に応した円弧を設け、さらにこの
両端の部分には小半径の緩和曲線を設けることにより、
万が一想定した最大曲上げ角を超えることがあっても、
レール継目板にフック端部が喰込むことがないようにす
る。
【0009】
【作用】曲上げを必要とする継目箇所に、この継目落ち
整正装置を据え付け、三角トラス状の反力フレームの頂
部に設けた吊上げ装置から、レール断面中心線に対して
対称に、レール断面方向に対して回転自由なヒンジで取
付けられた一対のフック先端を、レール継目板中央部頭
部顎下に係止し、三角トラス状フレームの中空部を貫通
する連結装置で、この両フックを連結したのち、これを
目標の高さまで吊上げることにより、レール継目板、さ
らにはレール本体を降伏させ、これを戻して曲上げ量が
所定の値となるまでこれを繰返す。所定の値に到達後、
この装置を取除いて次の箇所に移動する。
整正装置を据え付け、三角トラス状の反力フレームの頂
部に設けた吊上げ装置から、レール断面中心線に対して
対称に、レール断面方向に対して回転自由なヒンジで取
付けられた一対のフック先端を、レール継目板中央部頭
部顎下に係止し、三角トラス状フレームの中空部を貫通
する連結装置で、この両フックを連結したのち、これを
目標の高さまで吊上げることにより、レール継目板、さ
らにはレール本体を降伏させ、これを戻して曲上げ量が
所定の値となるまでこれを繰返す。所定の値に到達後、
この装置を取除いて次の箇所に移動する。
【0010】
【実施例】本発明を第1図〜第8図に示す実施例に従っ
て説明する。第1図および第2図において、1および
1’はレールを示し、2はその継目を示す。3はレール
1および1’の上に配置された反力フレームである。反
力フレーム3は三角トラスからなり、両端の支点11お
よび11’が支点受台12および12’の上に、自立装
置13により取付けられている。この反力フレーム3の
頂部には吊上げ装置受け部4が設けられ、この中にジャ
ッキ5が取付けられている。このジャッキ5の先端にフ
ック取付装置6が取付けられ、その両端にレール断面中
心線に対称にフック7および7’がヒンジ8および8’
を介して取付けられる。このフック7および7’の先端
が、レール継目板21および21’の中央部の頭部顎部
に係止される。これらフック7および7’が、作業時に
係止部から離脱しないために、該フック外側に当てた連
結装置受け板14および14’を貫通する連結棒15お
よび15’により連結する。
て説明する。第1図および第2図において、1および
1’はレールを示し、2はその継目を示す。3はレール
1および1’の上に配置された反力フレームである。反
力フレーム3は三角トラスからなり、両端の支点11お
よび11’が支点受台12および12’の上に、自立装
置13により取付けられている。この反力フレーム3の
頂部には吊上げ装置受け部4が設けられ、この中にジャ
ッキ5が取付けられている。このジャッキ5の先端にフ
ック取付装置6が取付けられ、その両端にレール断面中
心線に対称にフック7および7’がヒンジ8および8’
を介して取付けられる。このフック7および7’の先端
が、レール継目板21および21’の中央部の頭部顎部
に係止される。これらフック7および7’が、作業時に
係止部から離脱しないために、該フック外側に当てた連
結装置受け板14および14’を貫通する連結棒15お
よび15’により連結する。
【0011】このようにすることにより、三角フレーム
からなる反力フレーム3の中で、吊上げ装置受け部4の
下で、フック取付装置6以下フック7および7’に到る
フレーム面内で運動が必要とされる部分の空間を確保す
ることができた。
からなる反力フレーム3の中で、吊上げ装置受け部4の
下で、フック取付装置6以下フック7および7’に到る
フレーム面内で運動が必要とされる部分の空間を確保す
ることができた。
【0012】本発明では第3図に示したように、フック
7および7’外側を垂直とした場合でも、ヒンジ8を貫
通する力Pと、レール継目板頭部顎部の面と直交する面
がなす角度iが、レール継目板頭部顎部の勾配が緩やか
なことから0.20となることにより、鋼材に期待され
る摩擦係数0.25を十分下回っているので、基本的に
は滑り出しはないものと考えられる。したがって、連結
棒15および15’は応力部材とは考えずに、作業時に
おけるフック7のレール継目板21からの離脱を抑止す
ることだけを目的とした、簡易な装置としてこれを実現
することができる。
7および7’外側を垂直とした場合でも、ヒンジ8を貫
通する力Pと、レール継目板頭部顎部の面と直交する面
がなす角度iが、レール継目板頭部顎部の勾配が緩やか
なことから0.20となることにより、鋼材に期待され
る摩擦係数0.25を十分下回っているので、基本的に
は滑り出しはないものと考えられる。したがって、連結
棒15および15’は応力部材とは考えずに、作業時に
おけるフック7のレール継目板21からの離脱を抑止す
ることだけを目的とした、簡易な装置としてこれを実現
することができる。
【0013】しかし、この場合には勾配iをこの程度の
値とするためには、反力フレームにある程度の高さとフ
ックに高張力鋼の使用が必要とされる。そこで、フック
7および7’の形状を第4図のように折曲げた形状と
し、ヒンジ8および8’を通る曲上げ力が鉛直方向とな
るようにすると、普通鋼を用い、上記角度iが0.17
まで減少するのみならず、第5図に示すように、フック
7および7’の重心位置Gがヒンジ8および8’を通る
垂線より明らかに外側に来ることにより、このフック7
および7’にはその先端をレール継目板腹部に圧着する
モーメントを生じ、これを吊上げた際に、自動的かつ確
実にフック先端がレール継目板頭部腹部に係止できるこ
ととなる。
値とするためには、反力フレームにある程度の高さとフ
ックに高張力鋼の使用が必要とされる。そこで、フック
7および7’の形状を第4図のように折曲げた形状と
し、ヒンジ8および8’を通る曲上げ力が鉛直方向とな
るようにすると、普通鋼を用い、上記角度iが0.17
まで減少するのみならず、第5図に示すように、フック
7および7’の重心位置Gがヒンジ8および8’を通る
垂線より明らかに外側に来ることにより、このフック7
および7’にはその先端をレール継目板腹部に圧着する
モーメントを生じ、これを吊上げた際に、自動的かつ確
実にフック先端がレール継目板頭部腹部に係止できるこ
ととなる。
【0014】このような効果は、第6図のように、フッ
ク7および7’上部にあるヒンジ8および8’をレール
中心線に可能な限り近付ければ、上記角度iが0.15
まで減少でき、そのフック7および7’先端のレール継
目板腹部への圧着をさらに促進することができる。ま
た、この形状による場合には、両側フック7および7’
の間にあって、フック7および7’の吊上げの際にその
運動を拘束することとなる反力フレーム下弦材の収容空
間が拡大され、設計の自由度がを大きくなる。
ク7および7’上部にあるヒンジ8および8’をレール
中心線に可能な限り近付ければ、上記角度iが0.15
まで減少でき、そのフック7および7’先端のレール継
目板腹部への圧着をさらに促進することができる。ま
た、この形状による場合には、両側フック7および7’
の間にあって、フック7および7’の吊上げの際にその
運動を拘束することとなる反力フレーム下弦材の収容空
間が拡大され、設計の自由度がを大きくなる。
【0015】ここで、フック7および7’の設計の際に
は、この設計の自由度に対して、全体の曲げモーメント
の面積が大きくなり、重量が大きくなるという問題があ
る。そこで、これを解消するために第7図に示すように
フック7および7’の曲げ点を連結装置の位置より下に
下げることとした。
は、この設計の自由度に対して、全体の曲げモーメント
の面積が大きくなり、重量が大きくなるという問題があ
る。そこで、これを解消するために第7図に示すように
フック7および7’の曲げ点を連結装置の位置より下に
下げることとした。
【0016】このフック7および7’先端のレール継目
板に当たる部分のレール長手方向の形状は、第8図に示
すように1mの支間で45mmに相当する最大曲上げ角
0.0898ラジアンを考え、両端でこれに接する半径
1100mmの円弧とし、その両端の部分をこれ以上の
曲上げ角を生じた場合にも喰い込まないためにR=25
mmの緩和曲線で取付けている。
板に当たる部分のレール長手方向の形状は、第8図に示
すように1mの支間で45mmに相当する最大曲上げ角
0.0898ラジアンを考え、両端でこれに接する半径
1100mmの円弧とし、その両端の部分をこれ以上の
曲上げ角を生じた場合にも喰い込まないためにR=25
mmの緩和曲線で取付けている。
【0017】
【発明の効果】本発明による主な効果をあげれば次のと
おりである。
おりである。
【0018】(1)反力フレームを三角トラス状に形成
し、その頂部に吊上げ装置を設けたことにより、レール
断面中心線に対称に設けた2本1組のフックを、継目板
に係止し連結した状態で、レール継目の曲上げに必要と
される大きな吊上げ量を十分な余裕をもって実現するこ
とができた。
し、その頂部に吊上げ装置を設けたことにより、レール
断面中心線に対称に設けた2本1組のフックを、継目板
に係止し連結した状態で、レール継目の曲上げに必要と
される大きな吊上げ量を十分な余裕をもって実現するこ
とができた。
【0019】(2)フックのレール継目板への取付けを
その摩擦力を活用する方式をとることにより、十分小型
軽量なフックを実現することができた。
その摩擦力を活用する方式をとることにより、十分小型
軽量なフックを実現することができた。
【0020】(3)フックの取付ヒンジをレール断面中
心線に近付けることにより、フック先端とレール継目板
頭部外側顎部の間の接触角を小さくできるのみならず、
ジャッキ等外力によらずにフックの先端をレール継目板
の腹部に圧着できることとなった。
心線に近付けることにより、フック先端とレール継目板
頭部外側顎部の間の接触角を小さくできるのみならず、
ジャッキ等外力によらずにフックの先端をレール継目板
の腹部に圧着できることとなった。
【0021】(4)フック先端の継目板中央部頭部顎部
への取付部を円弧として両端に小半径の緩和曲線を設け
ることによりレール継目板に喰い込みを生ずる恐れな
く、十分大きな曲上げ量を実現できるようになった。
への取付部を円弧として両端に小半径の緩和曲線を設け
ることによりレール継目板に喰い込みを生ずる恐れな
く、十分大きな曲上げ量を実現できるようになった。
【0022】(5)上記(1)〜(3)の効果によっ
て、従来人力による現地への持込みが困難と考えられて
いたレール継目板吊上げ型継目落ち整正装置を、軽量か
つ可搬式で実現することができ、支え継ぎを含めて任意
の箇所でレール継目落ちの整正を安価に実施することが
可能となった。
て、従来人力による現地への持込みが困難と考えられて
いたレール継目板吊上げ型継目落ち整正装置を、軽量か
つ可搬式で実現することができ、支え継ぎを含めて任意
の箇所でレール継目落ちの整正を安価に実施することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】フック外側を垂線とした形状の場合の継目位置
におけるフック取付装置から下の部分の断面図である。
におけるフック取付装置から下の部分の断面図である。
【図3】図2の場合のフックに作用する力の関係を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】フックを連結装置取付部分で折曲げた形状の場
合の、継目位置におけるフック取付装置から下の部分の
断面図である。
合の、継目位置におけるフック取付装置から下の部分の
断面図である。
【図5】図4の場合のフックに作用する力の関係を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】図4よりもヒンジをレール断面中心線に近付け
た場合の、継目位置におけるフック取付装置から下の部
分の断面図である。
た場合の、継目位置におけるフック取付装置から下の部
分の断面図である。
【図7】フックを連結装置より下の位置で折曲げた形状
の場合の継目位置におけるフック取付装置から下の部分
の断面図である。
の場合の継目位置におけるフック取付装置から下の部分
の断面図である。
【図8】フックの正面図である。
1、1’ レール 3 反力フレーム 4 吊上げ装置受け部 7,7’ フック 8,8’ ヒンジ 21,21’ レール継目板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 信平 大阪府大阪市北区大深町1番1号 西日本 旅客鉄道株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 反力フレームを三角トラスで構成し、反
力フレーム頂部に設置された吊上げ装置から、レール断
面中心線に対称に一対のフックをレール断面内で回転自
由なヒンジに懸架し、当該フック先端の係止部で、それ
ぞれ対応するレール継目板頭部を係止することからなる
可搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置。 - 【請求項2】 フック先端のレール継目板への係止は、
基本的にその摩擦力を用い、その離脱防止として取り外
し自在の連結部材によってこれを連結する請求項1記載
の可搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置。 - 【請求項3】 フックを懸架するヒンジを、レール断面
中心線に近付けた位置に設定し、フック先端をレール継
目板に圧着させることからなる請求項1記載の可搬式レ
ール継目板吊上げ型継目落ち整正装置。 - 【請求項4】 フック先端のレール継目板への係止部に
おけるレール長手方向の形状を、最大曲上げ角に応じた
円弧を付し、さらにその端部に小半径の緩和曲線を設け
ることからなる請求項1記載の可搬式レール継目板吊上
げ型継目落ち整正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30138591A JPH0559701A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 可搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30138591A JPH0559701A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 可搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0559701A true JPH0559701A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17896236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30138591A Pending JPH0559701A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 可搬式レール継目板吊上げ型継目落ち整正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0559701A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105648856A (zh) * | 2016-03-09 | 2016-06-08 | 中铁上海工程局集团有限公司 | 一种槽型轨多点接触纵移式专用吊具及使用方法 |
JP2018017044A (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | レール補修部矯正方法、レール矯正方法及びレール補修部矯正装置 |
CN114606813A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-06-10 | 江苏电子信息职业学院 | 一种交通轨道膨胀系数轨道路径检测校直机 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221903A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-01-30 | 榮工業株式会社 | レ−ル継目落矯正機 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP30138591A patent/JPH0559701A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPS6221903A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-01-30 | 榮工業株式会社 | レ−ル継目落矯正機 |
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CN114606813A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-06-10 | 江苏电子信息职业学院 | 一种交通轨道膨胀系数轨道路径检测校直机 |
CN114606813B (zh) * | 2022-02-21 | 2023-12-12 | 江苏电子信息职业学院 | 一种交通轨道膨胀系数轨道路径检测校直机 |
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