JPH05502215A - ヒドロゲル駆動要素を含む口腔浸透デバイス - Google Patents
ヒドロゲル駆動要素を含む口腔浸透デバイスInfo
- Publication number
- JPH05502215A JPH05502215A JP2510587A JP51058790A JPH05502215A JP H05502215 A JPH05502215 A JP H05502215A JP 2510587 A JP2510587 A JP 2510587A JP 51058790 A JP51058790 A JP 51058790A JP H05502215 A JPH05502215 A JP H05502215A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- active agent
- drug
- administration
- osmotic
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0002—Galenical forms characterised by the drug release technique; Application systems commanded by energy
- A61K9/0004—Osmotic delivery systems; Sustained release driven by osmosis, thermal energy or gas
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ヒドロゲル 、むロ デバイス
1、技術分野
本発明は患者の口腔に有効剤を投与するための浸透デバイスに関する。さらに詳
しくは、本発明は水性流体に不溶から易溶までの有効剤を含むコンパートメント
を囲む半透過性成形壁と水膨潤性親水性ポリマー駆動要素とを含む浸透デバイス
に関する。壁を通る通路はデバイスから口腔へ有効剤を投与するための作用剤に
よってデバイスの外部と連結する。被投与剤の残留量を表示する手段も備えられ
る。
2−背景技術
有効剤を使用環境に投与するための浸透デバイスはシーウヴエス(Th e e
uwes)等に発行された米国特許第3.845.770号と第3. 916
. 899号とにおいて先行技術に公知である。これらの特許に開示された浸透
デバイスは作用剤を含むコンバートメン、トを囲む半透過性壁を含む。壁は外部
流体の通過に対しては透過性であるが、作用剤の通過に対しては不透過性である
。デバイスから作用剤を投与するための壁を通る通路が存在する。これらのデバ
イスは壁の透過性と壁を横切る浸透圧勾配とによって決定される速度で流体が壁
を通ってコンパートメント中に吸収されて、デバイスから通路を通って分配され
る作用剤含有水溶液を形成することによって作用剤を放出する。これらのデバイ
スは流体中に可溶であり、流体に対して壁を横切る浸透圧勾配を示す作用剤の投
与と、流体中で限定された溶解度を有し、流体中に可溶な、流体に対して壁を横
切る浸透圧勾配を示す浸透有効な化合物と混合される作用剤の投与に非常に有効
である。この種のデバイスは薬剤又は他の有効剤の身体へ投与するために暎下又
は移植されるように典型的に設計される。
米国特許第4.111.202号では、作用剤コンバートメントとオスマゲント
コンパートメントとがフィルムによって分離され、フィルムが静止状態から膨張
状態へ可動であるデバイスを製造することによって、デバイスの投与動力学か強
化される。このデバイスは流体か壁を通してオスマゲントコンパートメント中に
吸収されて溶液を形成し、この溶液がコンパートメントの容積を増加させ、コン
パートメントをフィルムに与えられる駆動力として作用させることによって作用
剤を投与する。この力がフィルムを作用剤コンパートメントに対して膨張させ、
これに応じてこのコンパートメントの容積を減少し、それによって作用剤をデバ
イスから通路を通して分配させる。このデバイスはその所定用途のために上1″
′「尾にイ′1川し、TQ Ljか田舟な多くの作用剤を投与することができる
が、可動なフィルムを圓造して、デバイスに設置するために必要な製造工程のた
めにその使用は幾らか限定される。
米国特許第4,327.725号では、コルテス(Cortese)等は水性生
物学的流体中へのその溶解度のために長時間にわたって制御された速度において
有意な量で投与されることが困難である有効剤を投与する浸透投与デバイスを提
供している。この特許の浸透デバイスは水性生物学的流体中に不溶から易溶まで
の有効剤を含むコンパートメントを囲む半透過性壁と膨張可能なヒドロゲルとを
含む。作用時に、ヒドロゲルはデバイス中に吸収される外部流体の存在中で膨張
し、ある作用では有効剤と混合して、デバイスから通路を通って分配される分配
可能な配合物(formulation)を形成する。このデバイスはその所定
用途のために上′rj尾に作用してζそれらの所定用途のために投与することが
困難な多くの有効剤を投与する。
薬剤を頬から(buccally)(すなわち口内の非常に血管の多い頬組織か
らの薬剤の吸収によって)投与する場合には、治療有効量の薬剤を長期間(例え
ば数分間より長い期間)にわたってを効に投与することを困難にする多くの条件
か存在する。例えば、患者に薬剤含有トローチ剤を投与する場合に、トローチ剤
を吸い、噛んで薬剤がトローチ剤によって頬から投与される時間を有効に減じよ
うとする自然の傾向がある。さらに、唾液と嘆下との作用が口腔の頬膜に沿って
の薬物の濃度を有効に減じて、さらに薬物の大部分を唖下させるが、多くの場合
に薬物は胃の低pH環境に遭遇すると不活性になる。これは、薬物の定常局所投
与を必要とする口腔疾患の治療における特別の問題であった。このような疾患状
態のの1つは口腔のカンジダ症である。最近の研究は後天性免疫不全症候群(A
1.DS)を有する男性患者の94%とAIDS関連コンプレックス(AIDS
−related、complex)(ARC)を有する男性患者の72%が口
内カンジダ症を有することを示している[バールとマーダー(Ba r r&M
a rder)、エイズ、歯科治療の手引き(AI[S:A Guide fo
r Dental Practice)、53−62頁(1987)]。口内カ
ンジダ症の望ましい治療は口腔、咽頭及び食道への特定抗菌剤の連続投与による
ものである。典型的には、液体リンス(I 1quid rinse)又は徐々
に溶解するパステル(paSt i l Ie)及び錠剤としてにの治療的に望
ましい用量のニスクチン、アンフオテリシンB又はミコナシニルが口内カンジダ
症の治療に用いられている;残念ながら、抗菌剤をうがいによって又はリンスに
よって投与する場合に、抗菌剤は数分間後に口腔から除去される。徐々に溶解す
るパステル及び錠剤を用いて薬物投与時間を幾らか長くすると、典型的にこれら
は約15〜20分間以下の時間に薬物を放出する。従って、これらの投与形は症
状を有効に治療するために頻繁な反復投与を必要とする[例えば5分間毎のうが
い又は1時間に3〜4回のトローチ剤]。
このように、例えば口内カンジダ症のような口内疾患の治療分野では薬物又は他
の有効剤の治療有効mを長時間にわたってすなわち約15〜20分間より長い時
間にわたって連続投与することのできる投与形が明らかに必要とされている。
組織へ薬物を投与する基本浸透ポンプの使用が示唆されている。基本浸透ポンプ
は浸透活性薬物(又は浸透活性剤もしくはオスモゲンと組み合わせた浸透不活性
剤)の錠剤を圧縮し、外部水性流体には透過性であるが薬物及び/又はオスモゲ
ンの通過には不透過性である半透過性膜で錠剤を被便することによって典型的に
形成される。半透過性膜壁に1つ以上の投与オリフィスをあけることができる。
又は、壁に浸出可能な孔形成物質を混合することによって、壁を通るオリフィス
を現場で形成することができる。作用時に、外部水性流体は半透過性膜壁を通っ
て吸収され、薬物及び/又は塩と接触して薬物の溶液もしくは!!濁液を形成す
る。新しい流体が半透過性膜から吸収されると薬物溶液又は懸濁液はオリフィス
を通って押し出される。
基本浸透ポンプの使用は胃腸(G1.)管を通して(すなわち基本的浸透ポンプ
の暎下によって)の薬物投与に非常に上首尾であることが実証されているが、頬
からの投与には幾つかの問題がある。薬物含有トローチ剤に関しては、患者が薬
物含有基本浸透ポンプを吸い、噛む自然の傾向がある。噛むことは特に変形可能
な膜壁を圧縮して、それによってデバイスから加速された速度で薬物溶液又は懸
濁液を絞り出す傾向がある。それ故、薬物投与期間は非′塁に短縮される。例え
ば、比較的定常な速度で12〜24時間にわたってGI管内で投与するように設
計された基本浸透ポンプを口腔に置いて患者の吸ったり噛んだりするのに任せる
と、組成物は比較的迅速に、時には約1時間未満に総薬物量を投与する。
従って、口内疾患の治療分野では浸透的に駆動されるが口内の頬膜に薬物を連続
投与することができ、患者がデバイスを吸ったり噛んだりすることによって比較
的影響されない投与形が必要とされている。
リンス、パステル及び錠剤からの短時間の薬物投与の問題に対するもう一つの解
決は薬物がその中に分配された親水性ポリマーから成る投与デバイスであった。
この親水性ポリマーは患者の頬と歯肉との間に置かれると、頬膜から水分を吸収
し、結局は膜表面に付着する。患者の快感と便利さの立場からは投与プラットホ
ームを頬膜jこ直接付着させることが望ましいが、これは刺激を生ずる傾向のあ
る薬物を投与する場合には問題を起こすことがある。刺激性薬物を投与する場合
には、デバイスが頬膜に付着して、高濃度の刺激性薬物を膜の1部位に維持する
ので、これらのデバイスは刺激を増大しがちである。
従って、口内疾患の治療分野では可能な刺激性薬物を刺激を生ずることなく長時
間にわたって連続投与することができる投与形が必要とされている。
口腔に薬物を長期間投与するように設計された投与形では、薬物の予定量が投与
された時に患者に警告する手段を当然備えなければならない。例えば、望ましい
治療か患者の口腔への薬物の連続投与である場合には、全用量が投与された時を
患者に警告するシグナル手段か必要である。投与量の所定の割合を夕nから投与
し、投与量の残りをGIMから投与するように設計した投与形の場合には、投与
形に用量の所定割合が投与された時を患者にシグナルで知らせる手段を備えなけ
ればならぬい。
2咀9朋示
従って、動物、特にヒトの口腔に長時間にわたって有効剤を制御投与する浸透デ
バイスを提供することが本発明の目的である。
投与が困難であり、本発明のデバイスによって薬剤学的に有効な手段で長時間に
わたって投与することのできる作用剤を患者の口腔に投与するために有用な口腔
浸透デバイスを提供することか本発明のもう一つの目的である。
口腔に存在する水性流体中に不溶から易溶までの活性剤を含むコンパートメント
と、親水性ポリマーの層から成り、活性剤が占める容積を減少するように作用し
、それによってデバイスから長時間にわたって制御速度で活性剤を投与する膨張
性駆動要素とを有し、活性剤アくデバイスから溶液及び/又は懸濁液として放出
される口腔浸透デバイスを提供することが本発明のもう一つの目的である。
易溶又は難溶の作用剤の全薬剤学的用量を連続的な制御速度で長い投与時間にわ
たって動物の口腔に投与することができ、有効剤の全用量が投与された時を動物
にシグナルで知らせる口腔浸透治療デバイスを提供することが本発明の他のもう
一つの目的である。
易溶又は難溶の作用剤の全薬剤学的用量を連続的な制御速度で長い投与時間にわ
たってヒトの口腔に投与することができ、投与された有効剤量とデバイス中に残
留する投与されるべき有効剤量とを表示する口腔浸透治療デバイスを提供するこ
とが本発明の他の目的である。
可能な刺激性薬物をヒトの口腔に頬膜に刺激を生ずることなく長時間にわたって
投与することのできる口腔浸透治療デバイスを提供することが本発明のさらに他
の目的である。
本発明の他の目的、特徴、態様(aspect)及び利点は図面と添付請求の範
囲と共に次の詳細な明細書を考慮するならばこの分野に精通した人にさらに明ら
かになるであろう。
本発明は活性な有効剤を動物、例えばヒトの口腔に制御投与するための浸透デバ
イスに関する。このデバイスは口腔中に存在する外部水性流体(例えば唾液)の
通過に透過性である物質から形成される壁を含む。この壁物質は活性剤の通過に
実質的に不透過性又は部分的に透過性である。この壁は壁中の1つ以上の通路を
通してデバイスの外部と連通ずるコンパートメントを囲み、形成する。コンノく
一トメントは水性流体中に如何なる溶解度を有する活性剤をも含む。例えば、活
性剤は外部流体中に可溶であり、流体に対して壁を横切る浸透圧勾配を示す、又
は活性剤は流体中に完全に不溶であり、流体に対して壁を横切る浸透圧勾配を示
す浸透剤と混合することかできる。いずれの場合にも、薬剤は殆ど通過する。コ
ンパートメントは水膨潤性親水性ポリマーから形成される膨張性駆動要素の層を
含む。壁物質は親水性ポリマーに対して実質的に不透過性である。親水性ポリマ
ーはコンパートメント中に吸収される流体を吸収して、静止状態から膨張状態に
膨張することができる。親水性ポリマーは活性剤配合物と接触し、通路から離れ
て配置される。活性剤は壁からコンパートメント中に吸収されて活性剤含有溶液
又は懸濁液を形成する流体の複合作用によって、及び親水性ポリマーに吸収され
て親水性ポリマーを膨張させ、親水性ポリマーの体積を増加させ、それによって
溶液又は懸濁液に圧力を及ぼしてそれらの各体積を減じ、それによって活性剤を
壁の透過性、壁を横切る浸透圧勾配及び駆動親水性ポリマーの膨張速度によって
制御される速度で長い治療時間にわたって通路から放出する流体によって、薬i
fJが放出される。このデバイスは口腔内に長時間それを快適に保持させるサイ
ズと形状とを有する。
このデバイスは有効剤の用量がデバイスから投与された時を動物にシグナルで知
らせる機構を備える。、1実施態様では、この機構は有効剤層に親水性ポリマー
層の味とは対照的な味を与えることを含む。好ましい実施態様では、活性剤層C
よ第1風味剤を含み、親水性ポリマー届は第1風味剤の風味とは容易に識別可能
な風味を有する第2風味剤を含む。使用中に、活性剤は第1風味剤と同時投与さ
れる。患者はデバイスが薬物を投与中であることを第1風味剤の風味によって容
易に知ることができる。結局は、活性剤の全用量が投与される。この時点におい
て、デバイスは第1風味剤の投与を停止する。その後、デバイスは親水性ポリマ
ーと第2風味剤との投与を開始する。第2風味剤を味わうと、患者はデバイスが
有効剤の全量を投与したことを知る。
もう一つの実施態様では、動物にシグナルで知らせる機構がデバイス中に存在す
る有効剤量をも表示する。好ましい実施態様では、活性剤と親水性ポリマーとは
対照的な色を有する。半透過性壁はコンパートメント中に存在する活性剤と親水
性ポリマーとの相対的量を患者が知ることができるほど半透明に形成される。
刃面の皿里に説明
図1は動物の口腔に有効剤を投与するための浸透デバイスの好ましい実施態様の
平面図である。
図2は図1に示した口腔浸透デバイスの側面図である:図3はデバイスの内部構
造を示す、図1と2の浸透デバイスの側断面図である図4はデバイスから有効剤
の一部を投与した後の図3の浸透デバイスの側断面図である1
図5は(i)本発明によるデバイスと(ti) 2種の先行技術の投与デバイス
とから放出される有効剤の累積量を示すグラフである。
図面(一定の縮尺で描かれていない)と明細書では、関連図面の同様な部分は同
じ数字によって確認される。
R咀q詳胆久説肌
次に図面を説明すると、口腔浸透デバイスの1例を図1〜4に示し、数字10に
よって指示する。デバイス10は図3と4に見られるように、コンパートメント
13を囲み、形成する壁12から構成される。コンパートメント13はダッシュ
線15によって示す外部水性流体中に不溶から易溶までの点14によって確認さ
れる有効剤層を含む。作用剤14が流体15に可溶である場合には、作用剤14
はコンパートメント13に吸収される外部液体15に対して壁12を横切る浸透
圧勾配を示す。もう一つの実施態様では、コンパートメント13は流体15中に
限定された溶解度を何するか又は実質的に不溶である作用剤14の層を含み、外
部液体1辺対して壁12を横切る限定された浸透圧勾配を示す、又は外部液体に
対して壁12を横切る浸透圧勾配を示さない。作用剤14が限定された溶解度を
有する場合又は流体15中に実質的に不溶である場合には、これを外部流体に可
溶であり、流体に対して壁12を横切る浸透圧勾配を示すオスマゲンと混合する
ことができる。ダニ2は外部液体の通過に対して実質的に透過性であり、作用剤
とオスマゲンの通過に対しては不透過性又は部分的に透過性であるポリマー物質
から構成される。壁12を形成するポリマーは非毒性であり、デバイスの使用寿
命中にその物理的及び化学的結合性(integrity)を維持する。
コンパートメント13は例えば外部流体を吸収して、流体に対して壁12を横切
る浸透圧勾配を示す能力のような浸透性を有する、任意に架橋された親水性ポリ
マーから構成される膨張性駆動要素16の層をさらに収容する。壁12は駆動層
16中の親水性ポリマーの通過に対して実質的に不透過性である。層16はコン
パートメント中に吸収される流体を吸収して、膨潤する。親水性ポリマーネット
ワークの浸透圧は膨潤する膨張性層16の駆動力である。層16は作用剤18と
接触して、親水性ポリマーと作用剤とによって形成される界面18には好ましく
は薄い析出物が形成される。活性剤が吸収流体中に可溶である場合には析出物が
特に好ましい。析出物は作用剤又は作用剤とオスマゲンを含む溶液の存在下で形
成され、実質的に不浸透性であり、作用剤14の履16への通過を制限する。
析出物はさらに、デバイス10の作用中の作用剤14に圧力を与えるための、親
水性ポリマーと一体化した(integral)現場形成膜としても役立つ。活
性剤が実質的に不溶である場合には、単に層14と16との粘度値の差異を維持
することによって界面18が得られる。例えば高分子量と高い架橋度とを有する
親水性ポリマーによって層16が形成される。このような場合には、層16中へ
の不溶性作用剤の浸透は無視できる程度である。
デバイス10は、作用剤14をデバイス10の外部と連通させる壁12の1つ以
上の通路17から作用剤を放出する。デバイス10は流体が壁12の透過性と壁
12を横切る浸透圧勾配とによって決定される速度で浸透平衡に達する傾向でコ
ンパートメント13に吸収されることによって作用剤14を放出する。吸収され
る流体は作用剤14の溶液を連続的に形成する、又は作用剤14が流体中に限定
された溶解度を有するもしくは流体への溶解度を有さない場合には懸濁液中に作
用剤14を含むオスマゲンの溶液を形成し、いずれの場合にも溶液はデバイス1
0の複合作用によって放出される。これらの作用はコンパートメント13中に溶
液/懸濁液が連続的に形成され、親水性ポリマー16がWE[して溶液/!!濁
液に対して圧力を及ぼして溶液/懸濁液をデバイス10の外部に放出することに
よる通路17からの溶液/懸濁液の浸透的放出を含む。
コンパートメント13はコンパートメント13からの2方法による作用剤14の
投与が長時間にわたって定常であることを実質的に保証するように作用する。
第一に、親水性ポリマー層16は作用剤14から若干の流体を吸収することによ
って作用剤を連続的に濃縮して、作用剤14の濃度が飽和未満になるのを阻止す
るように作用する。第二に、層16は壁12を横切って外部流体15を吸収する
ことによ)て、図3に示す体積から図4に示す体積までの層16の膨張によって
説明されるように、その体積を連続的に増大し、それによつて作用剤14に圧力
を及ぼして、作用剤14の量を減じ、従ってコンパートメント13中の作用剤1
4を濃縮する。
層16の膨潤は、同時の作用剤14の量の対応する減少と共に、長時間にわたる
制御速度での作用剤14の投与を保証する。
図1〜4のデバイス104友口腔用途のために、すなわち例えばヒトのような動
物の口腔に局所又は全身作用性治療剤を長時間放出するように設計されている。
このデバイスは約0.5〜12時間のオーダーの期間、口腔内に保持されるよう
に設計されるため、口腔に快適に保持されるような外形を有さなければならない
。快適さの見地から長円形又は楕円形のデバイス10が好ましいことが判明して
いる。図1と2に示すように、デバイス10は長さ11幅W1高さhを有する。
約12:1から約3=1までのl:Wの比であるアスペクト比を有するデバイス
10が最も快適にヒトの口腔に保持されることが判明している。デバイス10適
に適合するために、デバイスは約0.5〜約10mm1好ましくは約2〜約8m
m、最も好ましくは約3〜約5mmの高さを有する。デバイスは約2cm3未満
、好ましくは約0. 1〜約0.5cm”、最も好ましくは約0. 250m3
の体積をも有する。
浸透投与デバイス10は投与デバイス中に残、留する薬物配合物量を患者に表示
する機構を有する。好ましい1実施態様では、この表示手段は薬物配合物14と
駆動層16との間の色対比を半透明壁12と組み合わせて有する。この実施態様
では、薬物配合物14の色を駆動層16の色と良好な目視対比を有するように選
られる。例えば、薬物自体か駆動層16の自然の色とそれ自体が充分に対比する
自然の色を有することもできる。他方では、適当な色対比を得るために、多くの
薬剤学的に受容される染料又は着色剤を薬物配合物14及び/又は駆動層16と
混合することができる。天然又は合成の両方の薬剤学的に受容される適当な着色
剤は技術上公知である。レミントン(Remington)のファーマスーチカ
ル サイエンス(Pharmaceutic、al 5ciences)、第1
4版、1319−1321頁を参照のこと。
本発明のこの実施態様によると、コンパートメント13中に残留する作用剤14
のmをデバイス10を簡111に目視検査することによって容易に知ることがで
きる。例えば、薬物配合物14は白色を有し、層16は赤色を有するように染色
することができる。デバイスを患者の口腔に最初に入れる時に、白色層と赤色層
とは半透明な半透過性壁12を通して明確に目視可能である。患者口腔内での一
定時間遂に、デバイス10は水性流体(例えば唾液)を吸収して、それによって
薬物14の水溶液又は懸濁液を形成させ、またヒドロゲル126層をも膨張させ
る。
薬物層と親水性ポリマー層とは対照的な色を有するので、患者は投与デバイス中
に残留する薬物の相対的な量を容易に知ることができる。これは多くの有用な用
途を有することができる。例えば、口腔への薬物の実質的連続投与を必要とする
症状の治療では、デバイス10が薬物の全てを投与した時を患者に知らせる。こ
の時点において、赤色の親水性ポリマー層のみが残留する。このことはデバイス
の目視検査によって簡単にチェックすることができる。
もう一つの実施態様では、本発明のデバイスを用いて例えば結腸のようなGl管
の一部を通して充分に吸収されない薬物の吸収期間を延長させることができる。
このような場合には、薬物用量の所定割合を頬から投与し、その後にデバイス中
の薬物の残留量をGl管内に投与することが望ましい。このような薬物の1例は
カプトプリル、心疾患の治療に用いられる抗高血圧剤である。もう一つの例は薬
物シメチジン、十二指腸潰瘍と胃潰瘍の治療に用いられるヒスタミンH2受容体
アンタゴニストである。このような場合に、デバイス10の壁12の外面にマー
ク又はライン19を備えることができる(図2参照)。ライン19の位置はデバ
イス10からの用量の所定割合の投与に一致する。従って、親水性ポリマー層1
6と薬物14層との間の界面18が壁12上の外部ライン19と一致したときに
、患者は薬物用量の所定割合が投与された事実を知らされる。この時点において
、患者はデバイスを単に唖下して、デバイス10中の薬物の残留部分を(、I管
を通して投与される。
もう一つの実施態様では、複数のライン19を壁12上に設ける。ライン19の
各々はデバイス10が口腔内に所定時間保持された後の界面と一致するように設
ける、例えば1時間マークライン、2時間マークライン等。このようにして、患
者は時計に接近しなくとも薬物投与時間を容易に監視することができる。
本発明のもう一つの好ましい実施態様では、患者にシグナルで知らせる機構は薬
物配合物14と親水性ポリマー駆動層16との間の味の対比を含む。この実施態
様では、薬物配合物14の風味を親水性ポリマー駆動層16の風味との明白な対
比をなすように選択する。好ましくは、薬物配合物は患者が楽しむ風味剤を含−
ミント油によって風味をつけ、親水性ポリマー層は塩(例えばNaC1)によっ
て風味をつける。薬物配合物14の風味は技術上公知の風味をつける方法のいず
れかによってつけることができる。例えば、薬物自体が親水性ポリマー駆動層1
6の自然の風味とそれ自体充分に対照的である自然風味を有することもできる。
他方では、他方では、適当な味多1比を得るために、多くの薬剤学的に受容され
る風味剤を薬物配合物14及び/又は層16中の親水性ポリマーと混合すること
ができる。天然又は合成の両方の薬剤学的に受容される適当な風味剤は技術上公
知である。レミントンのファーマスーチカル サイエンス、第14版、1319
−.1321頁を参照のこと。
本発明のもう一つの好ましい実施態様では、風味剤を壁12に混入する。好まし
くは、壁12はデバイス10を患者の口腔に入れるや否や唾液中に浸出する風味
剤を含む。最も好ましくは、壁12は患者が楽しむ風味剤を含み、特に薬物配合
物14に風味をつけるために用いる同じ風味剤でありうる。一般に、壁12は約
20重量%までの風味剤を含む。上記薬剤学的に受容される風味剤のいずれも壁
12に混入することができる。
浸透投与デバイス10は作用剤(例えば薬剤)14、存在する場合のオスマゲン
及び層16中の親水性ポリマーに不利に影響しないような物質から形成された壁
12によって形成される。壁12形成物質はまた患者の頬組織に不利な影響を与
えるものであってはならない。さらに、壁12形成物質は例えば水及び口腔中に
自然に存在する生物学的流体(例えば唾液)のような外部水性流体15の通路に
対して透過性であるが、残りは親水性ポリマーの通過に対しては本質的に不透過
性であり、薬物、オスマゲン等を含む作用剤の通過に対しては任意に不透過性で
ある。選択的に半透過性である壁12形成物質は口腔内に自然に存在する流体中
に不溶である。典型的な壁12形成物質は浸透膜又は逆浸透膜として技術上公知
の半透過性ポリマーを含み、例えばセルロースアシレート、セルロースジアジレ
ート、セルローストリアンレート、セルロースアセテート、セルロースジアセテ
ート、セルロースジアジレート、アガールアセテート、アミローストリアセテー
ト、ベータグルカンアセテート、アセトアルデヒドジメチルアセテート、セルロ
ースアセテートエチルカルバメート、ポリアミド類、ポリウレタン類、スルホン
化ポリスチレン、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートメチ
ルカルバメート、セルロースアセテートスクシネート、セルロースアセテートジ
メチルアミンアセテート、セルロースアセテートエチルカルバメート、セルロー
スアセテートクロロアセテート、セルロースジアジレ−ト、セルロースシルロー
スバレレート、セルロースアセテートスクシネート、メチルセルロース、セルロ
ースアセテートI)−トルエンスルホネート、セルロースアセテートブチレート
、米国特許第3.173.876号、第3.276.586号、第3.541.
005号、第3.541.006号及び第3.546.142号に開示されるよ
うなポリアニオンとポリカチオンとから共沈によって形成される選択的半透過性
架橋ポリマー、ロエブ(Loeb)とソウリラジャン(Sourirajan)
が米国特許第3.133.132号に開示するような半透過性ポリマー、軽度に
架橋したポリスチレン誘導体、架橋(ズチレンスルホン酸ナトリウム)、ポリ(
ビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロリド)、米国特許第4.160.0
20号に開示されているような1までの置換度と21%までのアセチル含量量と
を有するセルロースジアセテート、2〜3の置換度と35〜44.8%のアセチ
ル含量とを宵するセルローズトリアセテートである。一般に、壁12に有用な半
透過性物質としては半透過性壁12を横切る静水圧差又は浸透圧差の1気圧につ
き表現して10″5−10−’ (ccmj l/cmス時atm)の渡体透過
性を有するものが所定用途に用いられる。
本発明の好ましい1実施態様によると、壁12形成物質の少なくとも1部はコン
パートメント13中に残留する親水性ポリマー16と薬物14との相対的量を患
者に知らせるほど半透明である。適当な半透明物質の例は上記セルロースポリマ
ーを含む。一般に、壁12はコンパートメント13中の薬物層14と親水性ポリ
マーF!i16とを患者に知らせるために充分な量の半透明物質を含む。半透明
物質の適当な量は壁物質の半透明度、壁物質が形成される方法と条件、並びに薬
物層とヒドロゲル層との色の対比度に依存する。半透明物質の適当な量はここの
例を用いてルーチン実験によって容易に知ることができる。
ここで用いる「活性剤」なる表現はデバイスから口腔へ投与されて有益で有効な
結果を生ずることができる有効剤又は化合物を含む。活性剤は外部流体中層こ不
溶から易溶まででありうる。例えば、活性剤はコンノく一トメント13に入る流
体15に易溶であり、それ自体の浸透的に有効な溶質として機能する。又は活性
剤はこの流体に難溶であり、デバイスから活性剤を投与するために流体中に可溶
な浸透的に有効な化合物と混合することができる。
明細書と添付請求の範囲において、[作用剤(agent)Jなる用語は薬物を
含み、「薬物(drag)Jなる用語はヒトの口腔に投与された時に局所もしく
は全身効果を生ずる生理的もしくは薬理的に繍性な物質を含む。「薬理的」なる
用語はホス〜トに投与される薬物量に応じた変化を意味する。ウィリアムス(W
illiams)とウイルキンス(Wi Ikins) (メリーランド州バル
チモア)によって発行された丞yyF7> ’M (Stedman’ sMe
dic互上一旦土且土工旦ユ互エヱ)、1966゜ 投与することができる活性
剤は無制限に無機薬物と有機薬物とを含み、中枢神経系に作用する薬物、抑制薬
、催眠薬、鎮静薬、精神抗うつ薬、トランキライザー、抗度彎薬、筋肉弛緩薬、
抗パーキンソン病薬、鎮痛薬、抗炎症薬、局部麻酔薬、筋肉収縮薬、抗菌剤、抗
真菌剤、抗マラリャ薬、ホルモン剤、避妊薬、交感神経作用薬、利尿薬、駆虫薬
、抗腫瘍薬(neoplastics)、血糖降下薬、目薬(ophthalm
i Cs)、電解質、診断用剤及び心血百薬である。
水中に易溶であり、本発明のデバイスから投与可能である例示的薬物は、二スタ
チン、クロルヘキシジン、クロニジン、フッ化ナトリウム、プロクロルペラジン
アジシレート、硫酸第1鉄、アミノカプロン酸、塩化カリウム、塩酸メカミル
アミン、塩酸プロ力インアミド、硫酸アンフェタミン、塩酸ベンズフェタミン、
硫酸イソプロテレノール、塩酸メタアンフェタミン、塩酸フエンメトラジン、環
化ベタンコール、塩化メタコリン、塩酸ピロカルピン、硫酸アトロビン、臭化メ
タスコポラミン、ヨウ化イソプロパミド、塩化トリジヘキセチル、塩酸フェンホ
ルミン、塩酸メチルセルロ−ス、塩酸オキシブレノロール、酒石酸メトプロロー
ル、塩酸シメチジン等である。
水中に難溶であり、本発明のデバイスから投与可能である例示的薬物は、ニコチ
ン塩基、レチンA、イブプロフェン、ジフエニドール、塩酸メタリジン、マレイ
ン酸プロクロルベラジミン、フェノキシベンズアミン、マレイン酸トリエチルペ
ラジン、アニンンドン、四硝酸ジフエナジオンエリスリチル、ジゾキシン、イソ
フラフェート、レセルピン、アセタゾールアミド、メタゾールアミド、ペンドロ
フルメチアジド、クロルプロパミド、トルザミド、酢酸クロルマジノン、ツェナ
グリコドール、アロプリノール、アルミニウムアスピリン、メトトレキセート、
アセチルスルフイソキサゾール、エリスロマイシン、プロゲスチン、エステロゲ
ニック ブロゲステイショナル ホルモン、コルチコステロイド類、ヒドロコル
チゾン、酢酸ヒドロフルチコステロン、酢酸コルチゾン、トリアムシノロン、テ
ストステロン、テストステロンエステル類、メチルテストステロン、17β−エ
ストラジオール、エチニルエストラジオール、エチニルエストラジオール3−メ
チルエーテル、プレドニソロン、17β−ヒドロキシプロゲステロンアセテート
、19−ツループロゲステロン、ノルゲストレル、ノルエチデロン、プロゲステ
ロン、ノルゲストレル、ノルゲストレル等を含む。
浸透デバイスによって投与可能である他の薬物の例はアスピリン、インドプロフ
ェン、インドプロフェン、ニトログリセリン、プロプラノロール、メトプロロー
ル、バルブ0エート、オキシブレノロール、チモロール、アテノロール、アルプ
レノロール、シメチジン、クロニジン、イミブラミン、レボドーパ、クロルプロ
マジン、レセルピン、メチル−ドーパ、ジヒドロキシフェニルアラニン、塩酸α
−メチルドーパのピバロイルオキシエチルエステル、テオフィリン、グルコン酸
カルシウム、乳酸第1鉄、ビンカミン、ジアゼパム、フェノキシベンズアミン、
α−遮断薬、ポリペプチド類、蛋白質類、−rンシュリン等を含む。有効剤はレ
ミントンによるスLニヱ乙二天左止−丈ヱ王乞乙、第14版、1979年、マッ
グ バブリッシュイング社(Mack I’ubljshing Co、)(ペ
ンシルバニャ州、イーストン)出版;ザ ドラッ °゛ザ ナース ザ ベイジ
エンrrent Dru Handbook)、1974−1976、ファルコ
ナ−(Fa 1cone t)等による、サンダー カンパニ (Saunde
r’ C○mpan、y)(ベンノルバニャ州、シイラデルフイア)出版、及び
11工之尤ルケミストリ−(Medicinal Chemistr )、第3
版、1巻と2巻、バーシャー(Burger)による、ウィリーインターサイエ
ンス(Wi 1ey−1nterscience)にニーヨーク)出版において
技術上公知である。
薬物は種々な形状であることができ、例えば非荷電分子、分子錯体、薬理学的に
受容される塩、例えば塩酸塩、具花水素酸塩1、硫酸塩、ラウリル酸塩、バルミ
チン酸塩、リン酸J−1硝酸塩、硼酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、オ
レイン酸塩及びサリチル酸塩でありうる。酸薬物では、金属、アミン又は有機カ
チオン例えば第4アンモニウムの塩を用いることができる。例えばエステル、エ
ーテル及びアミドのような薬物の誘導体も用いることができる。水に不溶な薬物
も溶質として役立つその水溶性誘導体として用いられ、デバイスからの放出時に
、酵素によって転化され、身体pH又は代謝プロセスによって加水分解されて、
元の生物学的活性形になることができる。Gl管中で分解されやすいポリペプチ
ド類と蛋白質類としての薬物も本発明のデバイスによって口腔の頬膜を通しての
吸収によって全身に投与することができる。
口腔内の使用条件(すなわち患者が投与デバイスを吸い、噛むこと)に耐えるた
めに、薬物層14は外壁を使用中の破壊から保護するゲル化剤又は懸濁化剤を含
むべきである。典型的なゲル化剤はアラビアゴム、寒天、カルシウムカラゲニン
、アルギン酸、アルギン、アガロース粉末、コラーゲン、コロイド状ケイ酸マグ
ネシウム、コロイド状二酸化ケイ素、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、
部分架橋ポリ1クリル酸、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリ
エチレンオキシド、ペクチン、ゼラチン、ケイ酸カルシウム及びこれらの混合物
を含む。
一般に、薬物層14は典型的に約0.5〜約99.9重量%のゲル化剤又は髪、
濁化剤を層14中の薬物/有効剤の負荷とデバイスに入る流体へのその溶解度と
に依存して含む。最も好ましくは、ゲル化剤又は懸濁化剤はポリエチレンオキシ
ド、ヒドロキシプロピルメチルセルロース又はこれらの混合物である。
薬物を含む作用剤はコンパートメント中に結合剤、分散剤、湿潤剤及び滑沢剤と
共に存在することもできる。これらの典型的な例はポリビニルピロリドンとヒド
ロキシプロピルメチルセルロースのような結合剤、例えば脂肪アミンと脂肪第4
アンモニウム塩のような湿潤剤及び例えばステアリン酸マグネシウムとステアリ
ン酸のような滑沢剤を含む。薬物配合物なる用語は薬物がコンパートメント中に
ゲル化剤又は!濁化剤、オスマゲント、結合剤、染料等と共に存在することを示
す。デバイス中に最初に存在する薬物量は決定的ではないが、デバイスに入る流
体中に可溶である活性剤の量を最初にデバイスに入る流体中に溶解しうる量より
も過剰に定めることか好ましい。この物理的状態下で、作用剤が過剰である場合
に、デバイスは浸透的に作用して、実質的に定常な放出速度を生ずる。一般に、
デバイスは約Q、05ng=500mg以上の薬物、キャリヤー、充填剤、賦形
剤等を含むことができ、個々のデバイスは例えば25ng、Img、5mg。
125mg、250mg、500mg等を含む。
有効剤自体が浸透的に活性でない本発明の形式に従って用いられる場合の、デバ
イス中のオスマゲントはデバイスに入る流体に可溶な浸透的に有効な化合物であ
り、外部流体に対して半透過性壁を横切る浸透圧勾配を示す。本発明の目的に有
用な浸透的に(−f効なオスマゲントは硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、
塩化ナトリウム、塩化リチウム、硫酸カリウム、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリ
ウム、硫酸リチウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、d−マンニトール、尿素
、ソルビトール、イノシトール、ラフィノース、スクロース、グリコース、例え
ばセルロースポリマー類のような親水性ポリマー、これらの混合物等を含む。オ
スマゲントは通常過剰量で存在し、例えば粒子、粉末、顆粒等のようなあらゆる
物理的形状をとりうる。本発明に適したオスマゲントの気圧での浸透圧は零気圧
より大きく、一般に約500気圧以上までである。
本発明の目的に適した親水性ポリマー層16は水及び水性生物学的流体と相互作
用して、平衡状態まで膨潤又は膨張する膨潤可能な親水性ポリマーである。この
ポリマーは水中で膨潤する能力を有し、ポリマー構造内に吸収した水の有意な0
倍の体積増加を示す。ポリマーは非架橋性又は架橋性のいずれでも良い。本発明
の好ましい実施態様の1つでは、膨潤可能な親水性ポリマーは軽度に架橋したも
のであり、このような架橋は共有イオン結合又は水素結合によって形成される。
ポリマーは植物起源、動物起源又は合成起源のいずれのものでも良い。本発明の
目的に適した親水性ポリマーは分子量30.000〜5. 000.000のポ
リ (ヒドロキシアルキルメタクリレート);分子量10.000〜360.0
00のポリ(ビニルピロリドン)、アニオン及びカチオンヒドロゲル:ポリ電解
室錯体、低アセテート残基を有し、グリオキサル、ホルムアルデヒドもしくはグ
ルタルアルデヒドによって架橋し、200〜30,000の重合度を有するポリ
(ビニルアルコール)、メチルセルロース混合物;架橋寒天とカルボキシメチ
ルセルロース:コポリマー中の無水マレイン酸1モルにつき飽和架橋剤0.00
1〜約05モルによって架橋した無水マレイン酸とスチレン、エチレン、プロピ
レン、ブチレン又はイソブチレンとの微わ)状コポリマーを形成することによっ
て製造される水に不溶な水膨潤性コポリマー、N−ビニルラクタムの水膨潤性ポ
リマー等を含む。
他のポリマーは例えば分子ff1450.000〜4.000.000を有する
カルボボール(Carbopol’)酸性カルボキシポリマー、シナマー(Cy
anamer’)ポリアクリルアミド、架橋した水膨潤性インデン−無水マレイ
ン酸ポリマー、分子量80.000−200.000のグツドライト(Good
rite”)ポリアクリル酸:ボリオックス(P−OlyoxR)、分子量10
0,000〜5.−000.000以上のポリエチレンオキシドポリマー:澱粉
グラフトコポリマー−例えばジエステル架橋ポリグルカンのような組合グルコー
ス単位から成るアクアーキーブス(Aqua−t(eeps”)アクリレートポ
リマー多糖類等のようなヒドロゲルを形成するポリマーを含む。ヒドロゲルを形
成する代表的なボ1Jv−はハートツブ(Hartop)に発行された米国特許
第3. 865.108号、マンニング(Ma nn i n g)に発行され
た第4,002,173号、ミ、カエル(Michacls)に発行された第4
.207.893号:ケミカル ラバー カンバ=−(Chemical Ru
bber Company)(オハイオ州、クリーブランド)によって発行され
た、スコツト(Scott)とロツフ(Roff)によるハンドブック オブ
カモン ポリマース(旦互ユ亘亘旦遼玉−」J−」コ1mm(どL二重とLL四
1L互)におしAで先行技術番コ公知である。
本発明の目的のために、ここで用いる溶解度を有する作用剤なる用語は、例えば
唾液のような口腔内に存在する水性生物学的流体中に不溶から易溶までである作
用剤を意味する。さらにこの目的のために、不溶性作用剤は流体1mlにつき作
用剤25mg未満の溶解度を意味し、難溶性作用剤は流体1mlにつき作用剤2
5mg〜150mgの範囲内で溶解する作用剤であり、可溶な作用剤は流体1r
nlにつき作用剤約150mg〜600mgで溶解する。本発明の好ましい実施
態様を難溶性作用剤又は易溶性作用剤に関連して説明したが、デバイスが他の作
用剤の投与にも使用可能であることを理解すべきである溶解度測定に用いる典型
的な方法は化学的及び物理的伝導性である。種々な溶解度測定法はハイジェニッ
ク ラボラトリ−(Hygienic Labora6頁、1971、マグロ−
ヒル社(McGraw−Hi 11.Inc、)出版ニー557頁、1962、
バーガモン プレス社(Pergamon Press、Inc、)出版に述べ
られている。
親水性ポリマー−薬物界面の相互作用は親水性ポリマーから形成されるフィルム
を活性剤と時にはオスマゲントとを含む水溶液と接触するように配置し、ポリマ
ー−水性環境におけるポリマーの変化を観察することによって確認することがで
きる。ポリマー表面はデバイスの作用中に現場で当然変化する。ポリマー外面メ
ントの作用に適する。使用可能な典型的な方法は薬物又はオスマゲントの飽和溶
液中に浸漬した種々なポリマーの重量増加率の測定にある。この方法はおおまか
に界面吸収活性を示す。すなわち、ポリマーによって殆ど吸収されない場合には
、これに対応して重量増加は殆ど無く、このポリマーは目的に適する。同様に、
重量が大きく増加し、大きい吸収量を示すならば、このポリマーは目的のために
好ましくない。米国特許第4.327.725号の図4はNaCl飽和溶液中に
浸漬した4種のポリマー[Aはクルーセル(Kluce l)H’ポリマーであ
り、BはポリオックスC0AG”ポリマーであり、Cはカルボポール−9341
1ポリマーであり、DはNaカルボボール−934”ポリマーである]の重量増
加率をポリマーの吸収圧の関数として示す。上記親水性ポリマーのポリマー吸収
圧はコルテス等の米国特許第4..327.735号、第10411167行〜
第12欄84行に述べられた方法によって測定可能であり、この特許はここに参
考文献として関係する。
本発明のデバイスは標準方法によって製造される。例えば、1実施態様では、通
路に隣接したコンパートメントの1領域に収容される作用剤と他の成分を作用剤
が占めるコンパートメント領域の内部サイズに一致するサイズを有する固体にプ
レスする、又は作用剤と他の成分と溶剤とを混合して、例えばボールミル磨砕、
カレンダーリング、撹拌もしくはロール練りのような通常の方法によって固体又
は半固体形にして、次に所定形状にプレスする。次に親水性ポリマー層を同様に
して作用剤層と接触させ、2層を半透過性壁によって囲む。作用剤配合物と親水
性ポリマーとの積層は通常の二層プレス方法によ1て製造される。壁は成形、吹
き付は又はプレスト(pressed)形の壁形成物質中への浸漬によって塗布
することができる。壁塗布に使用可能な他の現在好ましい方法はエアサスペン剤
と乾燥親水性ポリマーとを空気と壁形成組成物との流れの中に、壁が作用剤−親
水性ポリマー複合体に塗布されるまで、懸濁及び回転させることから成る。エア
サスペンブタン方法は米国特許第2.799.241号:乏五ヱーヱムエ2z−
ム、アソク、(J、Am、Pharm、As5oc、)48巻、451−459
頁、1979 ;及び同誌49巻、82−84頁、1960に述べられている。
他の標準製造方法はモダーン プラスチックス エンサイ ロペデ ア(Mod
ern Plastics Enc clo edia)’46巻、62−70
頁、1969と、フ −マスーチカル サイエンス、レミントンによる、第14
版、1662−1678頁、1970、マッグ バブリッシュイング カンパニ
ー(ペンシルバニア州、イーストン)出版;こ述べられている。
壁製造に適した典型的な溶剤は壁形成物質と最終デバイスとを不利に害さない無
機と有機の溶剤を含む。溶剤はおおまかに水性溶剤、アルコール、ケトン、エス
テル、エーテル、脂肪族炭化水素、ハロゲン化溶剤、脂環式化合物、芳香族化合
物、複素環式化合物、及びこれらの混合物を含む。典型的な溶剤はアセトン、ン
アセトンアルコール、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコール、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブナル、
メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、n−ヘキサン、n−へブタン
、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルアセ
テート、二塩化メチレン、二塩化エチレン、二塩化プロピレン、四塩化炭素、ニ
トロエタン、ニトロプロパン、テトラクロロエタン、エチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、シクロヘキサン、シクロオクタン、ベンゼン、トルエン、ナフサ
、1.4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグリコールメチルエーテル、水
及びこれらの混合物、例えばアセトンと水、アセトンとメタノール、アセトンと
エチルアルコール、二塩化メチレンとメタノール、二塩化エチレンとメタノール
、及びこれらの混合物を含む。
ここで用いる「通路」なる表現は系からの作用剤放出に適した手段と方法を含む
。この表現は口腔での機械的方法によって又は例えばゼラチンプラグのような腐
食性要素を腐食することに・よって形成される壁12を通る1つ以上の開口、オ
リフィス又は孔を含む。半透過性膜が有効剤/薬物の通過に充分に透過性である
場合には、膜中の孔は有効剤/募物を治療有効量で放出するために充分である。
このような場合には、「通路」なる表現は、孔又は他のオリフィスか壁にあけら
れていないとしても、膜壁内の孔を意味する。浸透通路の詳細な説明と通路の最
大及び最小サイズは米国特許第3.845.770号と第3.916.899号
に開示されており、これらの開示はここに参考文献として関係する。図面に示す
ように、デバイス10に1又は2個の通路17を設けることが好ましい。
ここで用いる「長い期間」及び「長い投与期間」なる表現は一般に、約0.5時
間より長い期間、好ましくは約0,5〜12時間、より好ましくは約0.5〜6
時間、最も好ましくは約1〜4時間を意味する。
下記例は単に本発明を説明するものであり、本発明の範囲を幾分とも限定するも
のと解釈すべきではない。
邸1
有効抗真菌剤二スタチンを口腔に制御連続放出するために浸透治療デバイスを次
のように製造した:二スタチン43mg、ポリエチレンオキシド(ポリオックス
N−N−1O)193.ヒドロキシプロピルメチルセルロース(1−11) M
CE−5)13mg、ナトリウムサッカリン3mg、アニス油13mg及びス
テアリン酸マグネシウム1mgを完全に混合し、マネスティ レイヤー プレス
(Manesty Layer Press)内で2トンのプレスヘッドを用い
る5/8 i nch卵形パンチによってプレスして、薬物組成物の層を製造す
る。二スタチンは自然の黄色を有し、残りの成分は自然の白色を有した。従って
、この薬物組成物は自然の淡黄色を有した。アニス油はニスクチンの不快な苦い
味を遮蔽する風味剤として加えた。
次に、ポリエチレンオキシド(ポリオックスCoag)114mg、NaCl3
2mg、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCE−5)9mg。
着色剤としてのFe20s 2mg及びステアリン酸マグネシウム1mgヲ混合
することによって、デバイスの駆動要素を製造した。この配合物をマネスティ
レイヤー プレスに加え、プレスして(薬物層と接触する親水性ポリマー層を製
造した。親水性ポリマー駆動層は酸化第2鉄のために赤褐色を有した。
次に、アセチル含1139.8%を有するセルロースアセテート24gにアセト
ン1103ml、水97m1及びヒドロキシプロピルセルロース[クルセル(K
LUCEL)EF] 16gを混和し、0.4kg装入量を有するエアサスペン
ション装こ内で、6m1l厚さの半透過性壁がコンパートメントを囲むまで、2
層状コンパートメント形成要素に吹き付は塗装すにとによって、半透過性壁を形
成した。被覆デバイスを35°Cにおいて72時間乾燥してから、2個の25
m i1通路を半透過性壁にレーザー掘削して、薬物層とデバイス外部とを連通
させた。壁物質のKLUCEL成分は黄色薬物層と赤褐色親水性ポリマー層とを
明確に見ることができるほど壁を充分に半透明にした。添付図5はヒトの口腔に
3時間にわたって保持された場合にデバイスによって放出されるニスクチン累積
量を示し、ニスクチン放出プロフィルを比較例1と2に記載の二スタチン投与デ
バイスのプロフィルと比較する。
ル較泗1
ニスクチン含有チューインガムを米国特許第4.238.475号の例1に従っ
て、但し下記の点を例外として製造する。ガムの各スティックには二スタチン5
mgの代わりに二スタチン43mg(例1で用いる二スタチンと同じ用m)を負
荷させる。従って、各チューインガムスティック中の二スタチン重量%は0゜1
8重量%ではなく約1.5重量%である。他の全ての成分は米国特許第4,23
8.475号の例1と同様に用意する。添付図5は3時間にわたってガムを噛ん
だヒトの口腔に放出される二スタチン累積量を示す。
比較例又
ニスクチン含有チューインガムを比較例1と同様に製造する、但し通常のチュー
インガムベースの代わりにビニルアセチル含量51%のエチレンビニルアセテー
トを用いる。各ガムスティック中の二スタチン用量はこの場合も43mg又は約
1.5重量%である。このガムをヒトが3時間噛み、放出二スタチン累積量を図
5に示す。
図5にプロットした3種のニスクチン投与プロフィルの比較は本発明のデバイス
が二スタチンを実質的に定常な投与速度で口腔に放出することを示す。これは例
1の実質的に直線の放出プロフィルによって示される。これに反して、比較例1
と2は二スタチンの大部分を最初の20分間の噛みの間に放出する傾向を有する
。比較例1では、チューインガムは最初の20分間に全二スタチン用量の約75
%を放出する。比較例2のEVAベースガムは最初の20分間に二スタチン用辺
の約40%を投与する。図5に示す曲線は比較例1と2のチューインガムが約1
時間より長い期間を通しての口腔への二スタチン投与にあまり適さないことを説
明する。
雌又
口腔に二酢酸クロルヘキシジンを投与するための口腔投与デバイスとして製造し
た浸掬冶療デバイスは次のように製造する。最初に、二酢酸りロルヘキシンン3
.7%、ポリエチレンオキシド(ポリオックスN−10)90.8%、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース(HPMCE−5)5%及びステアリン酸マグネシ
ウム0. 5%を含む組成物150mgを4成分を均質なブレンドに混和するこ
とによって製造し、次にストーク硬度(Stake’ s hardness)
7kgに設定した1Vtij業的に入手可能なマネスティ錠剤機中で固体塊にプ
レスした。生成した薬物含有層は白色を有した。
次に、分子量約5.000.000のポリエチレンオキシド(ポリオックスCo
ag)68.5%、NaC120%、HpMe E−55%、カルボマー934
P 5%、酸化第2鉄着色剤 1%及びステアリン酸マグネシウム0. 5%を
含む組成物100mgを錠剤機に加え、薬物含有層に接触する固体塊にプレスし
た。親水性ポリマー層は酸化第2鉄のために赤褐色を有し、白色の薬物含有層と
良好な色対比を示した。次に、この二層塊を標準エアサスペンション装置内で、
アセトン90%と水10%から成名溶剤中のアセチル含量39,8%を有するセ
ルロースアセテート60重量%とヒドロキシプロピルセルロース[クルセルEF
]40重量%とから成る4%固体分溶液から形成される半透過性壁で塗装する。
生成する半透過性壁は5mjlの厚さを有した。壁物質のKLUCEL成分はデ
バイス内部コンパートメント咋の白色薬物層と赤褐色ヒドロゲル層との両方を見
ることができるほど壁を充分に半透明にした。最後に、クロルヘキシジンをデバ
イスから投与するために直径25m1lを有する1つの浸透通路をクロルヘキシ
ジン含有層に面する壁に掘削した。
例1
例2の方法に従って、イブプロフェンを投与するための口腔浸透治療デバイスを
、記載した通りの全ての条件と方法によって製造する、但しこの例では薬物配合
物層はイブプロフェン20.5%、ポリオックスNL−1066,5%、HPM
CE−55%、炭酸ナトリウム7.5%及びステアリン酸マグネシウム0.5%
を含む。イブプロフェン含有層は白色を有する。親水性ポリマー層はポリオック
スCoag64.3%、N、aCI 29.2%、HPMCE−55%、酸化第
2鉄着色剤 1%及びステアリン酸マグネシウム0.5%を含む。生成するヒド
ロゲル層は赤褐色を有する。半透明の半透過性壁は5m1l厚さを有し、本質的
にアセトン90%と水10%から成る溶剤から形成されるアセチル含m3つ、s
%を有するセルロースアセテート60%とクルセルEF 40%とを含む。イブ
プロフェン含有層に隣接するデバイス側面に直径25m1lの1通路を掘削する
。
例2とは異なり、通路の掘削後に、デバイスをイブプロフェン20重量%とI]
PMC’80重量%とを含む混合物で上部被覆する。この上部被覆層は3m1l
厚さを有する。イブプロフェン含有上部被覆層は口腔内に保持中に患者に迅速投
与される負荷用量を与える。一般に、上部被覆層は患者が吸うことによって約1
5〜30分間に完全に除去される。これはデバイスを患者の口腔に入れる時とデ
バイスが薬物供給を開始する時との間に最初の遅延がある場合に特に有効である
。
撚ユ
ニスクチンを口腔に制御連続放出するために浸透治療デバイスを次のように製造
する。薬物配合物層はニスクチ230重量%、ポリオックスN−1050重量%
、スペア−ミント油 18重量%、ナトリウムサッカリン 1重量%及びステア
リン酸マグネシウム 1重量%を含む。 成分を完全に混合し、マネステイレイ
ヤー プレス内で2トンのプレスヘッドを用いる5/8inch卵形パンチによ
ってプレスして、薬物組成物の層を製造する。
次に、分子量約5.000.000のポリエチレンオキシド(ポリオツクスCo
ag、)75重量%、NaC120重量%、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス(HPMCE−5)4重量%、及びステアリン酸マグネシウム1重量%を混合
することによって、デバイスの駆動層を製造する。成分を混合し、マネスティ
レイヤー プレスに加え、プレスして、薬物層と接触する親水性ポリマー層を製
造する。
アセチル含量39,8%を有するセルロースアセテート70重量%に、アセトン
と水の混合物、ポリエチレングリコール(PEG3350)10重量%、ナトリ
ウムサッカリン 1重量%及びスペア−ミント油 19重量%を混和することに
よって、半透過性壁を形成する。この二層錠剤に、6m1l厚さの半透過性壁が
錠剤を囲むまでエアサスペンション機内でセルロースアセテートブレンドを吹き
付は塗装する。被覆錠剤を35℃において72時間乾燥し、2個の25m11通
路を錠剤の薬物層側の半透過性壁にレーザー掘削する。デバイスは患者の口腔に
入れられると、直ちに快いスペア−ミント味を放出する。
本発明の好ましい実施態様を詳述したが、当業者にはここに述べた実施態様の多
くの変更が請求の範囲で定義するような本発明の要旨及び範囲から逸脱せずにな
されうろことが明らかであろう。
浄1!F(内容に変yなし)
FIG、5
時間(hr、)
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の7第1面
平成 4年 1月14日P暫
Claims (61)
- 1.(i)口腔内に存在する外部水性流体中に不溶から易溶までの有効剤の用量 とゲル化剤との層と(ii)親水性ポリマーの層とを含むコンパートメントを囲 み、形成する壁と、コンパートメント内の有効剤の層及びデバイスの外部と連通 する半透過性壁中の通路とを含み、壁が(i)水性流体の通過には透過性である が、(ii)親水性ポリマーの通過には突質的に不透過性である半透過性物質か ら形成される、長い投与期間にわたって動物の口腔に有効剤を制御投与するため の浸透デバイスであって、 長い投与期間にわたって口腔内に快適に保持されるために適したサイズと形状と を有し、有効剤の用量がデバイスから投与された時を動物にシグナルで知らせる ための機構を有するデバイス。
- 2.該機構が有効剤層に親水性ポリマー層の味と対照的である味をつけることを 含む請求項1記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 3.該機構が装置内に存在する有効剤量を表示する請求項1記載の有効剤を制御 投与するための浸透デバイス。
- 4.該機構が有効剤層に親水性ポリマーと対照的である色をつけることを含み、 半透過性壁がコンパートメント内に存在する有効剤の目視検査を可能にするため に充分に半透明である請求項3記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス 。
- 5.半透過性壁が長い投与期間の実質的に全てを通して、コンパートメント内に 存在する有効剤の目視検査を可能にするために充分に半透明である請求項4記載 の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 6.半透過性壁が長い投与期間の少なくとも一部を通して、コンパートメント内 に存在する有効剤の目視検査を可能にするために充分に半透明である請求項4記 載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 7.半透過性壁が有効剤を含む上部被覆層(overcoating)を有する 請求項6記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 8.約1.2:1から約3:1までの範囲内のアスペクト比、約0.5〜約10 mmの高さ及び約2cm3未満の体積を有する平滑な卵形を有する請求項1記載 の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 9.有効剤が水性流体中に難溶であり、有効剤層がオスマゲント(osmage nt)を含む請求項1記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 10.壁が口腔内での使用条件下で崩壊するのをゲル化剤が実質的に防止する請 求項1記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 11.ゲル化剤がアラビアゴム、寒天、カルシウムカラゲニン、アルギン酸、ア ルギン、アガロース粉末、コラーゲン、コロイド状ケイ酸マグネシウム、コロイ ド状二酸化ケイ素、架橋ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ナトリウムカ ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレンオキシド、ペ クチン、ゼラチン及びケイ酸カルシウムから成る群から選択される請求項1記載 の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 12.ゲル化剤がポリエチレンオキシドとヒドロキシプロピルメチルセルロース から成る群から選択される請求項11記載の有効剤を制御投与するための浸透デ バイス。
- 13.壁が半透明なセルロースポリマーを含む請求項1記載の有効剤を制御投与 するための浸透デバイス。
- 14.有効剤が抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗菌剤、抗生物質、非ステロイド系抗 炎症薬、う食防止薬、唾液分泌促進剤(saliva−enhancingag ent)、禁煙剤、口内潰瘍治療剤及びブレスフレツシユナー(breath freshener)から成る群から選択される請求項1記載の有効剤を制御投 与するための浸透デバイス。
- 15.親水性ポリマーが架橋ヒドロゲルである請求項1記載の有効剤を制御投与 するための浸透デバイス。
- 16.(i)口腔内に存在する外部水性流体中に不溶から易溶までであり、外部 流体に対して壁を横切る浸透圧勾配を示す薬物の用量とゲル化剤の層と(ii) 薬物層に接触し、コンパートメント中に吸収される外部流体の存在下で静止状態 から膨張状態まで膨張することができる膨張可能な親水性ポリマーの層とを含む コンパートメントを囲み、形成する成形壁と、長い投与期間にわたって制御速度 でデバイスから薬物配合物を投与するためにデバイスの外部及び薬物と連通する 半透過性壁中の通路とを含み、壁が(i)外部流体の通過には透過性であるが、 (ii)親水性ポリマーの通過には実質的に不透過性である半透過性物質から形 成される、長い投与期間にわたってヒトの口腔に有効薬物を制御投与するための 浸透デバイスであって、 長い投与期間にわたって口腔内に快適に保持されるために適したサイズと形状と を有し、有効剤の用量がデバイスから投与された時を動物にシグナルで知らせる ための機構を有するデバイス。
- 17.該機構が薬物層に親水性ポリマー層の味と対照的である味をつけることを 含む請求項16記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 18.該機構が装置内に存在する有効剤量をも表示する請求項16記載の有効剤 を制御投与するための浸透デバイス。
- 19.該機構が薬物層に親水性ポリマーと対照的である色をつけることを含み、 半透過性壁がコンパートメント内に存在する薬物の目視検査を可能にするために 充分に半透明である請求項18記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス 。
- 20.半透過性壁が長い投与期間の実質的に全てを通して、コンパートメント内 に存在する有効剤の目視検査を可能にするために充分に半透明である請求項19 記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 21.半透過性壁が薬物を含む上部被覆層を有する請求項16記載の有効剤を制 御投与するための浸透デバイス。
- 22.上部被覆層を除去した後に、半透過性壁がコンパートメント内に存在する 有効剤の目視検査を可能にするために充分に半透明である請求項21記載の有効 剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 23.紅1.2:1から約3:1までの範囲内のアスペクト比、約0.5〜約1 0mmの高さ及び約2cm3未満の体積を有する平滑な卵形を有する請求項16 記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 24.口腔内での作用時に、コンパートメント内に壁を通して流体を吸収し、そ れによって(1)薬物の溶液を形成し、(2)親水性ポリマーに吸収流体を吸収 させて膨張させ、(1)と(2)の複合作用によって溶液を通路を通してコンパ ートメントから口腔中へ長時間にわたって投与する請求項16記載の有効剤を制 御投与するための浸透デバイス。
- 25.薬物が難溶であり、薬物層がオスマゲントを含み、オスマゲントが流体中 に可溶であり外部流体に対して、半透過性壁を横切る浸透圧勾配を示す請求項1 6記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 26.壁が口腔内での使用条件下で崩壊するのをゲル化剤が実質的に防止する請 求項16記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 27.ゲル化剤がアラビアゴム、寒天、カルシウムカラゲニン、アルギン酸、ア ルギン、アガロース粉末、コラーゲン、コロイド状ケイ酸マグネシウム、コロイ ド状二酸化ケイ素、架橋ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエ チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ ルロース、ポリエチレンオキシド、ペクチン、ゼラチン及びケイ酸カルシウムか ら成る群から選択される請求項26記載の有効剤を制御投与するための浸透デバ イス。
- 28.ゲル化剤がポリエチレンオキシドとヒドロキシプロピルメチルセルロース から成る群から選択される請求項27記載の有効剤を制御投与するための浸透デ バイス。
- 29.親水性ポリマーが架橋ヒドロゲルである請求項16記載の有効剤を制御投 与するための浸透デバイス。
- 30.約1.3:1から2:1までのアスペクト比を有する請求項1又は16記 載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 31.約1.5:1から1.7:1までのアスペクト比を有する請求項1又は1 6記載の有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 32.約2〜8mmの高さを有する請求項1又は16記載の有効剤を制御投与す るための浸透デバイス。
- 33.約0.1〜0.5cm3の体積を有する請求項1又は16記載の有効剤を 制御投与するための浸透デバイス。
- 34.該長い投与期間が約0.5〜12時間である請求項1又は16記載の有効 剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 35.該長い投与期間が約1〜6時間である請求項1又は16記載の有効剤を制 御投与するための浸透デバイス。
- 36.半透過性壁が薬物用量の所定割合が口腔内に投与された時を示すマークを 有する請求項4又は19記載の浸透デバイス。
- 37.薬物がニスタチン、クロルヘキシデン、イブプロヘン、ニコチン塩基、フ ッ化ナトリウム、ピロカルピン、レチンA、グルココルチコステロイド類、テス トステロン、エストラデン、ニトログリセリン、カプトプリル及びクロニジンか ら成る群から選択される要素である請求項16記載の薬物を制御投与するための 浸透デバイス。
- 38.(i)口腔内に存在する外部水性流体中に不溶から難溶までである薬物の 用量、外部流体に可溶であり、外部流体に対して壁を横切る浸透圧勾配を示す浸 透的に有効な溶質及びゲル化剤の層と(ii)薬物層に接触し、コンパートメン ト中に吸収される外部流体を吸収して膨張することができる親水性ポリマーの層 とを含むコンパートメントを囲み、形成する成形壁と、長い投与期間にわたって 制御速度でデバイスから薬物配合物を投与するためにデバイスの外部及び薬物と 連通する半透過性壁中の通路とを含み、壁が外部流体の通過には透過性であるが 、親水性ポリマーの通過には実質的に不透過性である、長い投与期間にわたって ヒトの口腔に有効薬物配合物を制御投与するための浸透デバイスであって、長い 投与期間にわたって口腔内に快適に保持されるために適したサイズと形状とを有 し、デバイス中に存在する有効剤量を表示し、有効剤量が完全に投与された時を ヒトにシグナルで知らせるための機構を有するデバイス。
- 39.該機構が有効薬物配合物層に親水性ポリマー層と対照的である色をつける ことを含み、半透過性壁がコンパートメント内に残留する薬物配合物の目視検査 を長い投与期間を通して可能にするために充分に半透明である請求項38記載の 有効剤を制御投与するための浸透デバイス。
- 40.約3〜5mmの高さ、1.5:1から1.7:1までのアスペクト比及び 約0.25cm3の体積を有する請求項38記載の有効薬物配合物を制御投与す るための浸透デバイス。
- 41.該長い投写期間が約1〜4時間である請求項38記載の有効薬物配合物を 制御投与するための浸透デバイス。
- 42.ゲル化剤がポリエチレンオキシドとヒドロキシプロピルメチルセルロース から成る群から選択される請求項38記載の有効薬物配合物を制御投与するため の浸透デバイス。
- 43.有効剤がニスタチンである請求項1又は38記載の浸透デバイス。
- 44.有効剤又は薬物がニコチン塩基である請求項1又は38記載の浸透デバイ ス。
- 45.有効剤又は薬物がクロルヘキシデンである請求項1又は38記載の浸透デ バイス。
- 46.有効剤又は薬物がイブプロフェンである請求項1又は38記載の浸透デバ イス。
- 47.有効剤又は薬物がフッ化ナトリウムである請求項1又は38記載の浸透デ バイス。
- 48.有効剤又は薬物がピロカルピンである請求項1又は38記載の浸透デバイ ス。
- 49.有効剤又は薬物がレチンAである請求項1又は38記載の浸透デバイス。
- 50.有効剤又は薬物がグルコーコルチコステロイドである請求項1又は38記 載の浸透デバイス。
- 51.有効剤又は薬物がテストステロンである請求項1又は38記載の浸透デバ イス。
- 52.有効剤又は薬物がエストロゲンである請求項1又は38記載の浸透デバイ ス。
- 53.有効剤又は薬物がニトログリセリンである請求項1又は38記載の浸透デ バイス。
- 54.有効剤又は薬物がクロニジンである請求項1又は38記載の浸透デバイス 。
- 55.有効剤又は薬物がカプトプリルである請求項1又は38記載の浸透デバイ ス。
- 56.口腔内に存在する外部水性流体中に不溶から易溶までである有効剤の用量 と親水性ポリマーの層とを含むコンパートメントを囲み、形成する壁と、コンパ ートメント内の有効剤及びデバイスの外部と連通する半透過性壁中の通路とを含 み、壁が(i)水性流体の通過には透過性であるが、(ii)有効剤の通過には 実質的に不透過性である半透過性物質から形成される、長い投与期間にわたって 口腔に有効剤を制御投与するための浸透デバイスであって、長い投与期間にわた って口腔内に快適に保持されるために適したサイズと形状とを有し、口腔にデバ イスを配置した時に放出される風味剤を壁が含むデバイス。
- 57.コンパートメントが親水性−水膨潤性ポリマーをも含む請求項56記載の 浸透デバイス。
- 58.有効剤の用量がデバイスから投与された時をシグナルで知らせる機構を含 む請求項57記載の浸透デバイス。
- 59.該機構が有効剤に親水性ポリマーの味と対照的な味をつけることを含む請 求項58記載の浸透デバイス。
- 60.壁と有効剤との両方が風味剤を含む請求項56記載の浸透デバイス。
- 61.壁中の風味剤が有効剤中の風味剤と同じである請求項60記載の浸透デバ イス。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/380,229 US5021053A (en) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | Oral osmotic device with hydrogel driving member |
US380,229 | 1989-07-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05502215A true JPH05502215A (ja) | 1993-04-22 |
Family
ID=23500397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2510587A Pending JPH05502215A (ja) | 1989-07-14 | 1990-07-11 | ヒドロゲル駆動要素を含む口腔浸透デバイス |
Country Status (18)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5021053A (ja) |
EP (1) | EP0482075B1 (ja) |
JP (1) | JPH05502215A (ja) |
KR (1) | KR920703020A (ja) |
AT (1) | ATE105182T1 (ja) |
AU (1) | AU633340B2 (ja) |
CA (1) | CA2020955C (ja) |
DE (1) | DE69008727T2 (ja) |
DK (1) | DK0482075T3 (ja) |
ES (1) | ES2052263T3 (ja) |
FI (1) | FI920164A0 (ja) |
GR (1) | GR1000650B (ja) |
IE (1) | IE62717B1 (ja) |
NO (1) | NO915043L (ja) |
NZ (2) | NZ243890A (ja) |
PT (1) | PT94664B (ja) |
WO (1) | WO1991001130A1 (ja) |
ZA (1) | ZA905429B (ja) |
Families Citing this family (60)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5776493A (en) * | 1989-07-14 | 1998-07-07 | Alza Corporation | Oral osmotic device for delivery of nystatin with hydrogel driving member |
ZA915648B (en) * | 1990-07-23 | 1992-05-27 | Alza Corp | Oral osmotic device for delivering nicotine |
US5147654A (en) * | 1990-07-23 | 1992-09-15 | Alza Corporation | Oral osmotic device for delivering nicotine |
US5575995A (en) * | 1991-08-15 | 1996-11-19 | Giovanoni; Richard L. | Ferric subsulfate gel and methods of using same |
US5340581A (en) * | 1991-08-23 | 1994-08-23 | Gillette Canada, Inc. | Sustained-release matrices for dental application |
US5200195A (en) * | 1991-12-06 | 1993-04-06 | Alza Corporation | Process for improving dosage form delivery kinetics |
US5266332A (en) * | 1991-12-06 | 1993-11-30 | Alza Corporation | Method for administering anti-Parkinson drug |
US5254349A (en) * | 1991-12-06 | 1993-10-19 | Alza Corporation | Process for lessening irritation caused by drug |
US5200194A (en) * | 1991-12-18 | 1993-04-06 | Alza Corporation | Oral osmotic device |
US5294770A (en) * | 1992-01-14 | 1994-03-15 | Alza Corporation | Laser tablet treatment system with dual access to tablet |
US5248310A (en) * | 1992-03-27 | 1993-09-28 | Alza Corporation | Oral osmotic device with hydrogel driving member |
US5512299A (en) * | 1992-03-30 | 1996-04-30 | Alza Corporation | Method of treating oral inflammatory disease |
US5294433A (en) * | 1992-04-15 | 1994-03-15 | The Procter & Gamble Company | Use of H-2 antagonists for treatment of gingivitis |
US5661171A (en) * | 1992-07-02 | 1997-08-26 | Oramed, Inc. | Controlled release pilocarpine delivery system |
WO1994001108A1 (en) * | 1992-07-02 | 1994-01-20 | Theratech, Inc. | Controlled release pilocarpine delivery system |
US5512293A (en) * | 1992-07-23 | 1996-04-30 | Alza Corporation | Oral sustained release drug delivery device |
US5573776A (en) * | 1992-12-02 | 1996-11-12 | Alza Corporation | Oral osmotic device with hydrogel driving member |
US5368588A (en) * | 1993-02-26 | 1994-11-29 | Bettinger; David S. | Parenteral fluid medication reservoir pump |
DE4313928C2 (de) * | 1993-04-28 | 1996-09-19 | Lohmann Therapie Syst Lts | Transdermales therapeutisches System zur kontrollierten Abgabe von Pilocarpin an die Haut, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung |
US5460826A (en) * | 1994-06-27 | 1995-10-24 | Alza Corporation | Morphine therapy |
US5529787A (en) * | 1994-07-07 | 1996-06-25 | Alza Corporation | Hydromorphone therapy |
US5914131A (en) * | 1994-07-07 | 1999-06-22 | Alza Corporation | Hydromorphone therapy |
US5681568A (en) * | 1994-08-19 | 1997-10-28 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Device for delivery of substances and methods of use thereof |
US6491945B1 (en) * | 1994-09-16 | 2002-12-10 | Alza Corporation | Hydrocodone therapy |
US5827180A (en) * | 1994-11-07 | 1998-10-27 | Lifemasters Supported Selfcare | Method and apparatus for a personal health network |
US5658474A (en) * | 1994-12-16 | 1997-08-19 | Alza Corporation | Method and apparatus for forming dispenser delivery ports |
US5656284A (en) * | 1995-04-24 | 1997-08-12 | Balkin; Michael S. | Oral transmucosal delivery tablet and method of making it |
US5713852A (en) * | 1995-06-07 | 1998-02-03 | Alza Corporation | Oral dosage and method for treating painful conditions of the oral cavity |
FR2737661B1 (fr) * | 1995-08-08 | 1997-10-31 | Mgi Pharma Inc | Composition pharmaceutique sous forme de comprimes comprenant du chlorhydrate de pilocarpine |
AU2059297A (en) * | 1996-03-12 | 1997-10-01 | Alza Corporation | Composition and dosage form comprising opioid antagonist |
US5948787A (en) * | 1997-02-28 | 1999-09-07 | Alza Corporation | Compositions containing opiate analgesics |
US6284262B1 (en) | 1999-01-26 | 2001-09-04 | Virgil A. Place | Compact dosage unit for buccal administration of a pharmacologically active agent |
US6319510B1 (en) | 1999-04-20 | 2001-11-20 | Alayne Yates | Gum pad for delivery of medication to mucosal tissues |
US6562375B1 (en) | 1999-08-04 | 2003-05-13 | Yamanouchi Pharmaceuticals, Co., Ltd. | Stable pharmaceutical composition for oral use |
US6491683B1 (en) * | 1999-09-07 | 2002-12-10 | Alza Corporation | Osmotic dosage form composed of an extruded polymer tube form |
US6242003B1 (en) | 2000-04-13 | 2001-06-05 | Novartis Ag | Organic compounds |
US20060127474A1 (en) * | 2001-04-11 | 2006-06-15 | Oskar Kalb | Pharmaceutical compositions comprising fluvastatin |
US20030035839A1 (en) * | 2001-05-15 | 2003-02-20 | Peirce Management, Llc | Pharmaceutical composition for both intraoral and oral administration |
US6863901B2 (en) * | 2001-11-30 | 2005-03-08 | Collegium Pharmaceutical, Inc. | Pharmaceutical composition for compressed annular tablet with molded triturate tablet for both intraoral and oral administration |
US6827946B2 (en) * | 2001-12-05 | 2004-12-07 | Collegium Pharmaceutical, Inc. | Compositions containing both sedative and non-sedative antihistamines |
US7328706B2 (en) | 2002-05-06 | 2008-02-12 | Dynamic Mouth Devices Llc | Therapeutic and protective dental device useful as an intra-oral delivery system |
US20070078513A1 (en) * | 2002-09-18 | 2007-04-05 | Medtronic Vascular, Inc. | Controllable drug releasing gradient coatings for medical devices |
US7815934B2 (en) | 2002-09-20 | 2010-10-19 | Alpharma Pharmaceuticals, Llc | Sequestering subunit and related compositions and methods |
US7276246B2 (en) * | 2003-05-09 | 2007-10-02 | Cephalon, Inc. | Dissolvable backing layer for use with a transmucosal delivery device |
US7306812B2 (en) * | 2003-05-09 | 2007-12-11 | Cephalon, Inc. | Dissolvable backing layer for use with a transmucosal delivery device |
MXPA06003453A (es) * | 2003-09-26 | 2006-08-31 | Johnson & Johnson | Barra de empuje oros para el suministro controlado de agentes activos. |
JP2007506775A (ja) * | 2003-09-26 | 2007-03-22 | アルザ・コーポレーシヨン | 漸増する放出速度を表す制御放出製剤 |
US8246986B2 (en) | 2003-09-26 | 2012-08-21 | Alza Corporation | Drug coating providing high drug loading |
US20050158382A1 (en) * | 2003-09-26 | 2005-07-21 | Evangeline Cruz | Controlled release formulations of opioid and nonopioid analgesics |
US8541026B2 (en) * | 2004-09-24 | 2013-09-24 | Abbvie Inc. | Sustained release formulations of opioid and nonopioid analgesics |
US20070048347A1 (en) | 2005-08-26 | 2007-03-01 | Laura Bardach | Intra-oral device for treating obesity |
CA2655835C (en) | 2006-06-19 | 2015-07-21 | Alpharma, Inc. | Abuse-resistant pharmaceutical compositions of opioid agonists |
WO2008105920A1 (en) * | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Collegium Pharmaceutical, Inc. | Antihistamine combination |
US8623418B2 (en) | 2007-12-17 | 2014-01-07 | Alpharma Pharmaceuticals Llc | Pharmaceutical composition |
KR20140069381A (ko) | 2009-06-02 | 2014-06-10 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 서방출 투여형 |
US10575976B2 (en) | 2015-04-30 | 2020-03-03 | Dynamic Mouth Devices, L.L.C. | Method and apparatus for weight management utilizing an intra-oral device |
KR20180004756A (ko) | 2015-05-06 | 2018-01-12 | 신애질 코포레이션 | 약물 입자를 함유하는 제약 현탁액, 그의 투여를 위한 장치, 및 그의 사용 방법 |
CN106344535B (zh) * | 2016-08-29 | 2019-09-20 | 济南康和医药科技有限公司 | 一种氟伐他汀钠微孔渗透泵控释片及其制备方法 |
US10758329B1 (en) | 2019-08-20 | 2020-09-01 | Raymond L. Wright, III | Hydrating mouth guard |
JP2023553202A (ja) | 2020-12-08 | 2023-12-20 | ルミナント バイオテク コーポレーション リミテッド | 動物に物質を送達するための装置および方法の改善 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3402240A (en) * | 1957-06-25 | 1968-09-17 | Pfizer & Co C | Medicinal tablet and process of making same |
US3054724A (en) * | 1960-05-12 | 1962-09-18 | Smith Kline French Lab | Coloring discrete solids and compositions therefor |
US3732865A (en) * | 1971-01-13 | 1973-05-15 | Alza Corp | Osmotic dispenser |
US3845770A (en) * | 1972-06-05 | 1974-11-05 | Alza Corp | Osmatic dispensing device for releasing beneficial agent |
US3916899A (en) * | 1973-04-25 | 1975-11-04 | Alza Corp | Osmotic dispensing device with maximum and minimum sizes for the passageway |
US4111202A (en) * | 1976-11-22 | 1978-09-05 | Alza Corporation | Osmotic system for the controlled and delivery of agent over time |
US4238475A (en) * | 1979-08-01 | 1980-12-09 | Life Savers Inc. | Chewing cum capable of releasing finely divided water-insoluble materials therefrom |
US4327725A (en) * | 1980-11-25 | 1982-05-04 | Alza Corporation | Osmotic device with hydrogel driving member |
GB2122892B (en) * | 1982-07-02 | 1986-01-29 | Squibb & Sons Inc | Nystantin pastille formulation |
CA1208558A (en) * | 1982-10-07 | 1986-07-29 | Kazuo Kigasawa | Soft buccal |
US4783337A (en) * | 1983-05-11 | 1988-11-08 | Alza Corporation | Osmotic system comprising plurality of members for dispensing drug |
US4612008A (en) * | 1983-05-11 | 1986-09-16 | Alza Corporation | Osmotic device with dual thermodynamic activity |
US4749575A (en) * | 1983-10-03 | 1988-06-07 | Bio-Dar Ltd. | Microencapsulated medicament in sweet matrix |
US4639368A (en) * | 1984-08-23 | 1987-01-27 | Farmacon Research Corporation | Chewing gum containing a medicament and taste maskers |
US4627971A (en) * | 1985-04-22 | 1986-12-09 | Alza Corporation | Osmotic device with self-sealing passageway |
US4666705A (en) * | 1985-06-03 | 1987-05-19 | E. R. Squibb & Sons, Inc. | Controlled release formulation |
US4713243A (en) * | 1986-06-16 | 1987-12-15 | Johnson & Johnson Products, Inc. | Bioadhesive extruded film for intra-oral drug delivery and process |
JPS63188621A (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-04 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 矯味経口製剤 |
US4983394A (en) * | 1990-05-03 | 1991-01-08 | Warner-Lambert Company | Flavor enhancing and medicinal taste masking agent |
-
1989
- 1989-07-14 US US07/380,229 patent/US5021053A/en not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-07-11 AU AU60476/90A patent/AU633340B2/en not_active Ceased
- 1990-07-11 EP EP90911340A patent/EP0482075B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-11 DE DE69008727T patent/DE69008727T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-07-11 IE IE252590A patent/IE62717B1/en not_active IP Right Cessation
- 1990-07-11 KR KR1019920700069A patent/KR920703020A/ko not_active Application Discontinuation
- 1990-07-11 NZ NZ243890A patent/NZ243890A/en unknown
- 1990-07-11 PT PT94664A patent/PT94664B/pt not_active IP Right Cessation
- 1990-07-11 GR GR900100531A patent/GR1000650B/el unknown
- 1990-07-11 CA CA002020955A patent/CA2020955C/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-11 DK DK90911340.9T patent/DK0482075T3/da active
- 1990-07-11 NZ NZ234447A patent/NZ234447A/en unknown
- 1990-07-11 JP JP2510587A patent/JPH05502215A/ja active Pending
- 1990-07-11 WO PCT/US1990/003882 patent/WO1991001130A1/en active IP Right Grant
- 1990-07-11 AT AT9090911340T patent/ATE105182T1/de not_active IP Right Cessation
- 1990-07-11 ES ES90911340T patent/ES2052263T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-11 ZA ZA905429A patent/ZA905429B/xx unknown
- 1990-12-21 US US07/633,590 patent/US5053032A/en not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-12-20 NO NO91915043A patent/NO915043L/no unknown
-
1992
- 1992-01-14 FI FI920164A patent/FI920164A0/fi not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2020955A1 (en) | 1991-01-15 |
WO1991001130A1 (en) | 1991-02-07 |
AU633340B2 (en) | 1993-01-28 |
IE62717B1 (en) | 1995-02-22 |
FI920164A0 (fi) | 1992-01-14 |
ZA905429B (en) | 1991-04-24 |
PT94664B (pt) | 1997-09-30 |
AU6047690A (en) | 1991-02-22 |
KR920703020A (ko) | 1992-12-17 |
IE902525A1 (en) | 1991-02-13 |
NZ243890A (en) | 1993-03-26 |
US5053032A (en) | 1991-10-01 |
ATE105182T1 (de) | 1994-05-15 |
US5021053A (en) | 1991-06-04 |
GR1000650B (el) | 1992-09-11 |
EP0482075B1 (en) | 1994-05-04 |
NZ234447A (en) | 1993-03-26 |
DE69008727T2 (de) | 1994-08-18 |
NO915043L (no) | 1992-01-13 |
DE69008727D1 (de) | 1994-06-09 |
NO915043D0 (no) | 1991-12-20 |
GR900100531A (en) | 1991-12-10 |
DK0482075T3 (da) | 1994-08-15 |
EP0482075A1 (en) | 1992-04-29 |
ES2052263T3 (es) | 1994-07-01 |
CA2020955C (en) | 2000-10-31 |
PT94664A (pt) | 1991-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05502215A (ja) | ヒドロゲル駆動要素を含む口腔浸透デバイス | |
US5869096A (en) | Oral osmotic device with hydrogel driving member | |
US5147654A (en) | Oral osmotic device for delivering nicotine | |
US5573776A (en) | Oral osmotic device with hydrogel driving member | |
EP0617611B1 (en) | Oral osmotic device | |
JP2927956B2 (ja) | 液状薬品の放出のための浸透性の投与系 | |
AU765909B2 (en) | Conversion of liquid filled gelatin capsules into controlled release systems by multiple coatings | |
US4326525A (en) | Osmotic device that improves delivery properties of agent in situ | |
NL193308C (nl) | Doseervorm geschikt voor de afgifte van een preparaat van een heilzaam middel aan een gebruiksomgeving. | |
EP0540623B1 (en) | Oral osmotic device for delivering nicotine | |
NL8400670A (nl) | Osmotische afgifte-inrichting. | |
JPH0428242B2 (ja) | ||
JPH0155242B2 (ja) | ||
US5248310A (en) | Oral osmotic device with hydrogel driving member | |
AU599075B2 (en) | System for delivering drug with enhanced bioacceptability | |
US4484921A (en) | Theophylline therapy utilizing osmotic delivery | |
US4439195A (en) | Theophylline therapy |