JPH05504345A - 新規ジヒドロピリジン - Google Patents
新規ジヒドロピリジンInfo
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- JPH05504345A JPH05504345A JP3502208A JP50220891A JPH05504345A JP H05504345 A JPH05504345 A JP H05504345A JP 3502208 A JP3502208 A JP 3502208A JP 50220891 A JP50220891 A JP 50220891A JP H05504345 A JPH05504345 A JP H05504345A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D211/00—Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings
- C07D211/04—Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D211/80—Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D211/84—Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms, with at the most one bond to halogen directly attached to ring carbon atoms
- C07D211/90—Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/16—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for liver or gallbladder disorders, e.g. hepatoprotective agents, cholagogues, litholytics
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
新規ジヒドロピリジン
1里二叉亙欠!
本発明は、ジヒドロピリジン、その製法、その使用及びこれを含有する医薬品に
関する0本発明の化合物は、医薬品製造のための製薬産業で使用される。
公知の技術的背景
特定の、種々異なる方法で置換されたジヒドロピリジンは、薬剤学的に有利な特
性を有することで公知である0本発明と関連して、殊に、1−位で置換されてい
ない1.4−ジヒドロピリジンをその中で明らかにしている欧州特許(EP−A
)第138505号、同第242829号及び同第314038号明細書が挙げ
られる。欧州特許(EP−A)第197488号明細書中には、1−位で置換さ
れていないか、又は全く特定の方法で置換されていてよい抗高血圧及び心臓血管
作用1.4−ジヒドロピリジンが記載されている。
驚くべきことに、後に詳述する新規化合物は、これにより従来技術の化合物とは
有利な点で異なる、殊に有利な薬理特性を有することが判明した。
−王」I1二」L4
本発明の目的は、式I:
特表千5−504345 (3)
[式中、R1は、C1〜C1−アルキル、01〜C4−アルコキシ−C!〜C4
−アルキル又はアリール−C1〜C1−アルキルを表わし、R2は、水素、C1
〜C,−アルキル又はR3と一緒になってC2〜C1−アルキレンを表わし、R
3は、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜Cs−アルコキ
シアルキル、C3〜C,−アルコキシアルコキシ又はR2と一緒になってC1〜
C1−アルキレンを表わし、R4は、R41及びR42によって置換されたフェ
ニルを表わし、R41は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリ
フルオロメチル、01〜C4−アルキル、01〜C1−アルコキシ、全て又は一
部がフッ素により置換されたCl−C6−アルコキシ、C,−C,−アルコキシ
カルボニル、C1〜C,−アシル、アミノ又はモノ−又はジーC3〜C4−アル
キルアミノを表わし、R42は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ
、トリフルオロメチル、01〜C4−アルキル、01〜C4−アルコキシ、全て
又は一部がフッ素により置換されたC1〜C4−アルコキシ、C1〜C1−アル
コキシカルボニル、C8〜C,−アシル、アミノ又はモノ−又はジーC1〜C4
−アルキルアミノを表わし、R6は、水素又はC,−C,−アルキルを表わし、
Elは、酸素(○)、メチレン(CH,)又はイミノ(NH)を表わし、R2は
、直鎖又は分枝鎖状のC1〜C1−アルキレン、基−(CH,)、−E−(CH
,)、−又は基−A I −0−A2−を表わし、Eは、ビニlzン(−CH−
CH−)又はエチニレン<−C=C−>を表わし、mは、l又は2の数を表わし
、nは、l又は2の数を表わし、A1は、Cr 〜C、−7ルキL/ ンヲ表わ
し、A2は、C2〜C4−アルキレン又はC8−アルキレンオキシ−C1−アル
キレンを表わし、R5aとR5bは、−緒になって、かつ双方が結合している窒
素原子を包含下に、式・
の基を表わし、ここで、Aは、−CH,−CH,−C(R7) R8−CH,−
CH,−1−CH,−CH,−CHR9−CH,−CHl−1!−CH,−CH
,−CHl−CHR10−を表わし、R7は、水素(H)又はアリールを表わし
、かっR8は、アリールを表わすが、又はR7とR8は一緒になってジアリール
メチレンを表わし、R9は、ジアリール−〇1〜C4−アルキルを表わし、かつ
RIOは、アリール−C1〜C4−アルキルを表わし、その際、アリールは、式
:の環を表わし、ここでR11及びR12は、同じか又は異なるものであり、か
つ水311+ (H) 、 c、〜C1−アルキル、01〜C4−アルコキシ、
ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチルを表わすか、又は−諸になってメチ
レンジオキシを表わす]の新規ジヒドロピリジン及びこの化合物の塩である。
CI〜C1−アルキルは、直鎖又は分枝鎖であり、かつ例えばヘキシル−、ネオ
ペンチル−、イソベンチルー、ブチル−11−ブチル−1S−ブチル−1t−ブ
チル−、プロピル−、イソプロピル−又は殊にエチル−又はメチル基である。
01〜C4−アルキルは、直鎖又は分枝鎖であり、かつ例えばブチル−11−ブ
チル−1S−ブチル−1を一ブチルー、プロピル−、インプロピル−、エチル−
又は殊にメチル基である。
01〜C1−アルコキシは、酸素1子の他に、前記C、〜C4−アルキル基のう
ちの1個を含有する。メトキシ−及びエトキシ基が有利である。
C,−C,−アルコキシ−C!〜C4−アルキルは、前記C1〜C4−アルコキ
シ基のうち1個で置換されているブチル−、プロピル−又は殊にエチル基を表わ
す。
メトキシエチル基が有利である。
アリール−C1〜C1−アルキルは、アリールで置換されているC3〜C4−ア
ルキルを表わす、アリール−C3〜C4−アルキル基の例として、次の基が挙げ
られる:4−メチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−クロロベンジル、1
−フェニルエチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、3−クロロベ
ンジル、2.5−ジメチルベンジル、4−フルオロベンジル、3−メチルベンジ
ル及び殊にベンジル。
C2〜C1−アルキレンは、エチレン又はプロピレンであり、従って、R2とR
3が一緒になってこれを表わす場合、カルボニル基と一緒になって、ジヒドロピ
リジン環のところに縮合された5−又は6−環を形成する。
C1〜C6−アルコキシアルキルは、例えばメトキシエチル−、エトキシエチル
−、プロポキシエチル−又はエトキシメチル基を表わす。
C1〜C,−アルコキシアルコキシは、例えばメトキシエトキシ−、エトキシエ
トキシ−又はプロポキシエトキシ基を表わす。
本発明において、ハロゲンは、臭素、フッ素及び殊に塩素を表わす。
全て又は一部がフッ素により置換された01〜G、−アルコキシは、例えば次の
ものである:1.1,2゜2−テトラフルオロエトキシ、トリフルオロメトキシ
、2.2.2−1−リフルオロエトキシ又は殊にジフルオロメトキシ。
01〜C4−アルコキシカルボニルは、カルボニル基の他に、前記の01〜C4
−アルコキシ基1個を含有する。
C,〜C,−アシルは、カルボニル基の他に前記C1〜C4−アルキル基1個を
含有する。アセチル基は有利である。
モノ−又はジーC1〜C1−アルキルアミノは、窒素原子の他に、前記01〜C
1−アルキル基1又は2個を含有する。ジーC,−C,−アルキルアミノ、ここ
では殊にジメチル−、ジエチル−又はジイソプロピルアミノが有利である。
直鎖又は分枝鎖状のC1〜C1−アルキレンは、例えば次のものである。メチレ
ン(CHI )、エチレン(−CHI−CHl−)、トリメチレン(−CHl−
CH,−CHI−) 、テトラメチレン(−CH,−CH。
−CH,−CH,−) 、1.2−ジメチルエチレン[−CH(CH3)−CH
(CHI)−] 、]1.1−ジメチルエチレン−C(CHI)、−CHl−]
、]1.1−ジメチルプロピレン−C: (CHI)!−CH,−CHl−]
、2.2−ジメチルエチレン[−CH,−C(CHI)+]、インプロピリデン
C−C(CHl)1 ]及び]1−メチルエチレン−CH(CHI) −CH,
−コC1〜C1−アルキレンは、エチレン(−CH,−CHl−)、トリメチレ
ン(−CH,−CH,−CH,−)及びテトラメチレン(CHl −CHI C
Hz −CH1−)を表わし、その際エチレンが有利である。
C2−アルキレンオキシ−C1−アルキレンは、エチレンオキシにより置換され
たエチレン(−CH,−CHz OCHi CHi−)を表わす。
アリールは、R11及びR12により置換されたフェニルを表わす、アリール基
の例としては、次の基が挙げられる。フェニル、4−メトキシフェニル、4−ク
ロロフェニル、4−メチルフェニル、4−フルオロフェニル、3−フルオロフェ
ニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−メトキシフェニル、2−
メトキシフェニル、2−エトキシフェニル、2−メチルフェニル、3−クロロ−
4−メチルフェニル、3゜4−ジクロロフェニル、3.6−ジクロロフェニル、
2.4−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3.4−ジメチルフェ
ニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル及
び3−トリフルオロメチルフェニル。
ジアリール−C0〜C6−アルキルは、アリール基2個で置換されたC3〜C4
−アルキルである。ジアリール−01〜C4−アルキルは、殊に次のものである
ニジフェニルメチル(ベンズヒドリル)又は置換されたベンズヒドリル、例えば
4.4′ −ジフルオロベンズヒドリル、4,4′−ジメチルベンズヒドリル、
4,4′−ジメトキシベンズヒドリル又は4,4′ジクロロベンズヒドリル。
塩としては、酸との基金てがこれに該当する。殊に、製菓産業で通常使用される
無機及び有機酸の薬剤学的に認容性の塩が挙げられる0例えば本発明の化合物を
工業規模で製造する際に、反応生成物として先ず生じうる薬剤学的に非認容性の
塩を、専門家に公知の方法によって、薬剤学的に認容性の塩に変える。このよう
なものとしては、例えば次のものが適当である:例えば水溶性及び水不溶性の酸
付加塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫
酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、安息香酸塩、ハイベンゼート(H1
benzat)、フエンジゾエート(Fendizoat)、酪酸塩、スルホサ
リチル酸塩、マレイン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、フマル酸塩、コハク酸
塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、アムソネート(^m5onat)、メチンボネート
(Metembonat)、ステアリン酸塩、トシレート、2−ヒドロキシ−3
−ナフトエ酸塩、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸塩又はメシレート。
式1の化合物は、ジヒドロピリジン環の4−位にキラル中心が存在する。場合に
より、置換基R1、R2、R3、R4、R5a+R5b+R6、El及びR2の
種顕に応じて、更に他に、キラル中心が存在していてもよい0本発明は、全ての
鏡像体及び場合によりジアステレオマー並びにそれらの混合物を包含している。
本発明の有利な対象は、光学的に純粋な、4−位で構造的に単一な式Iの化合物
である。
本発明の優れた対象は、式中R1がC1〜C8−アルキル又はC3〜C4−アル
コキシ−〇、〜C4−アルキルを表わし、R2が01〜C4−アルキルを表わし
、R3が01〜04−アルコキシを表わし、R4がR41及びR42によって置
換されたフェニルを表わし、R41が水素、塩素又はニトロを表わし、R42が
水素又は塩素を表わし、R6がC3〜C4−アルキルを表わし、Elが酸素を表
わし、R2がエチレン又はプロピレンを表わし、R5aとR5bが一緒になって
、かつ双方が結合している窒素原子を包含下に、式。
の基を表わし、ここで、Aは、−CHニーCH,−C(R7) R8−CH,−
CH,−1−CH,−CH,−C特表千5−504345 (5)
HR9−CH,−CH,−又は−CH2−CH,−CH。
−CHR10−を表わし、R7は、水素又はフェニルを表わし、かっR8は、フ
ェニルを表わすか、又はR7とR8は一緒になってジフェニルメチレンを表わし
、R9は、ジフェニルメチル(ベンズヒドリル)を表わし、かっRIOは、ベン
ジル又は4−クロロベンジルを表わす式Iの化合物及びこの化合物の塩である。
本発明の有利な対象は、式中R1がC3〜c1−アルキルを表わし、R2が01
〜C1−アルキルを表わし、R3が01〜C4−アルコキシを表わし、R4が3
−二トロフェニルを表わし、R6がC,−C4−アルキルを表わし、Elが酸素
を表わし、R2がエチレン又はプロピレンを表わし、R5aとR5bが一緒にな
って、かつ双方が結合している窒素原子を包含下に、式。
の基を表わし、ここで、Aは、−CH,−CH,−C(R7)R8−CH,−C
H,−を表わし、R7は、フェニルを表わし、かっR8は、フェニルを表わす式
Iの化合物及びこの化合物の塩である。
例示的な、選択される本発明の式Iの化合物は、次の第1表中のそれぞれの置換
基の意味を伴って再現される・
第1表
第1!! 続き
第1表 続き
本発明の他の対象は、式Iの化合物及びその塩の製法である。この方法は、式I
I:
の化合物を、式III:
の化合物を用いてN−アルキル化するか、又は式Iv:の化合物と式V。
のアミンとを反応させ、かつ場合により、引き続き、得られた遊離化合物をその
塩に、又は得られた塩をその遊離化合物に変えることを特徴とし、ここでR1、
R2、R3、R4、R5a、R5b、R6、El及びR2は、前記のものを表わ
し、かつX及びYは、適当な離脱基を表わす。
N−アルキル化は、専門家に信頼された方法で、有利には、適当な塩基の存在下
で、又は化合物IIを予め脱プロトン化することにより実施される。
脱プロトン化剤としては、とりわけ窒素のところのプロトンの酸性度がアニオン
結合を得るのに非常に十分であるような因子(Agenzien)がこれに該当
する。金属有機化合物、例えばブチルリチウムの他に、特に金属水素化物、殊に
水素化ナトリウムが挙げられる。
化合物IIIの離脱基Xは、X−R1と脱プロトン化されたIIとの反応の際に
、簡単に離脱される基、例えばハロゲン原子、例えば塩素、臭素又はヨウ素、又
はアルキルスルフェート基である。
脱プロトン化及び引き続くN−アルキル化は、強い脱プロトン化剤を用いて操作
するのが適当である不活性無水溶剤中で実施される1例えば、次のものが適当で
ある二開鎖又は環状エーテル、例えばジエチルエーテル、ジオキサン又はテトラ
ヒドロフラン、反応は、注意深い反応条件下で、約O℃か又はそれより低い温度
で有利に行なわれる。
式IIのジヒドロピリジンは、例えば特許明細書、欧州特許(EP−A)111
76956号、同第138505号、同第242829号、同第314038号
明細書又は西独特許(DE−O8)第3627742号明細書から公知であるか
、もしくはこれらは、同様の方法で製造される。
化合物IVとVとの反応は、3級アミンを製造するのに公知の方法で行なわれる
。特にハロゲン原子、殊に塩素−又は臭素原子である離脱基Yの種惠によって、
反応は、必要に応じて、塩基(例えば無機炭酸塩の、例えば炭酸カリウム)の存
在下で又は過剰量のアミンVの使用下に実施することができる。その他に、化合
物IVとVとの反応は、専門家に自体公知でかつ例えば欧州特許(EP−A)第
242829号又は同第314038号明細書中に記載されている方法で行なわ
れる。
式IVの化合物に関しては、例えば、例えば西独特許(DE−OS)第3709
796号明細書中に記載されている、ハンチの(Hantz’5ch) 1 、
4−ジヒドロピリジン合成により行なわれる。
光学的に純粋な、4−位で構造的に単一な式1の化合物が得ようとする最終生成
物である場合には、中間化合物11もしくはIVを、例えば欧州特許(EP−A
)第287828号明細書中に記載されている専門家に覆板される方法で得る。
次の例で本発明を詳述するが、これに限定されない。
例中で特に記載した一般式Iの化合物もしくはこの化合物の塩は、本発明の有利
な対象である。 Schmp、は、融点を表わし1時間のために略字り及び分の
ために略字Minを使用する。 Zer3.は、分解を意味する。「エーテル」
は、ジエチルエーテルを意味する。
3ノL鼻
最終生成物
トユニュニニ1,4ニー’;ego−12二」二二と1メチル−4(R)−(3
−ニトロフェニル)ピリジン−35−ジカルボン酸−3−メチル−5−3−(4
4−ジフェニル−1−ピペリジニル)プロとルーエステル−ヒドロクロリド
(−)−1,4−ジヒドロ−2,6−シメチルー4(R)−(3−ニトロフェニ
ル)ピリジン−3,5−ジカルボンW1−3−メチル−5−[3−(4,4−ジ
フェニル−1−ピペリジニル)プロピルツーエステル−ヒドロクロリド 5gを
無水ジメチルアミド40m1中に溶かし、かつ冷却下に、無水ジメチルホルムア
ミド10ml中の水素化ナトリウム(鉱油中80%分散液)0.7gの懸濁液に
滴加する。混合物を室温で20M1n、撹拌し、次いでジメチルスルフェート4
.4mlを滴加し、かつ更に3h撹拌する。溶剤を真空中で留去し、残分をジエ
チルエーテルと水との間に分配し、有機相を水で中和するまで洗浄し、かつ硫酸
マグネシウム上での乾燥により濃縮する。残分をシリカゲ特表千5−50434
5 (7)
ルカラムを介して、流動物質としてジクロロメタン/エタノール(95:5)を
用いてクロマトグラフィーにかける。クロマトグラフィーによる単一フラクショ
ンを集め、かつ次いで濃縮乾固させる。残分をジクロロメタン30m1中に溶か
し、溶液に塩化水素エーテル溶液2mlを加え、かつ真空中で再び濃縮乾固させ
る。残留する固まったフオームをエーテルを用いて粉砕し、吸引濾過し、エーテ
ルで洗浄し、かつ高真空中70℃で乾燥させる。 Schmp、 125℃〜(
Zers、)及び〔αコl)!!、、、−5.Q° (C冨1、メタノール)の
標題化合物2.3gが得られる。
2、(+)二」−一虹二芝上」シL二1−」−一り二]」−メチル−4(S)−
(3−ニトロフェニル)ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−メチル−5−3
−44−ジフェニル−1−ピペリジニル)プロビルニニムi土二旦ヱ旦り旦ユヱ
〔α〕。”〜46.Oo (C!1、メタノール)を有する標題化合物が、出発
物質として(+)−1,4−ジヒドロ−2,6−シメチルー4 (S)−(3−
二トロフェニル)ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−メチル−5−[:3−
(4,4−ジフェニル−1−ピペリジニル)プロピルツーエステル−ヒドロク
ロリドを用いる場合に、例1と同様にして得られる。
リジン−3,5−ジカルボン酸−3−メチル−5−3−(44−ジフェニル−1
−ピペリジニル)プロピル エステル
Sch+ap、L Q 2 〜1 0 4 ℃ (Zers、) の [α コ
、11= 11、O’ (c=1、クロロフォルム)を有する標題化合物が、
アルキル化のために、ジメチルスルフェートの代わりにジエチルスルフェートを
使用し、かつ遊離塩基をジイソプロピルエーテルから晶出させる場合に、例1と
同様にして得られる。
4、−L立上:二り二1j−止二」−エ」二二Zヱ」漏り二」エロージメチル−
4−(S)−(3−ニトロフェニル)ピリジン−35−ジカルボン酸−3−メチ
ル−5−3−(44−ジフェニル−1−ピペリジニル)プロピル −エステル
この製造は、例1及び3中に記載のようにして行なわれる。Schmp、 l
O3〜104℃(Zers、 )の[α] 、”奪+11.0° (c;1、ク
ロロフォルム)を有する標題化合物が得られる。
5・二二二と二二14己二乏」LΣ≦しニュー 2,6二」=Lメチルー4−(
R)−(3−ニトロフェニル)ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−エチル−
5−3−4,4−ジフェニル−1−ピペリジニル)プロピル−エステル−ヒドロ
クロリド
1.4−ジヒドロ−1,2,6−1−ジメチル−4−(R)−(3−二トロフェ
ニル)−ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−(3−ブロモプロピル)−5−
エチルエステル6.9g、4.4−ジフェニルピペリジン−ヒドロクロリド4.
9g及び炭酸カリウム5゜4gを無水ジメチルホルムアミド100m1中で、撹
拌下に100℃まで5.5h加熱する。溶剤を留去しく真空)、かつ残分をエー
テル/水中に入れる。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ
再び濃縮する。残分をシリカゲルカラムを介して、流動物質としてジクロロメタ
ン/エタノール(95:5)を用いて、クロマトグラフィーにかける。クロマト
グラフィーによる単一フラクションを集め、かつ濃縮乾固させる。残分をジクロ
ロメタン中に溶かし、塩化水素エーテル溶液2 m lを加え、かつ再びll1
1する。残留する固まったフオームをエーテルを用いて粉砕し、吸引濾過し、エ
ーテルで洗浄し、かつ高真空中、60℃で乾燥させる。 Sch+ip、 11
3−117℃(Zers、)及び[α]。1!常−12,7° (C−1、メタ
ノール)の標題化合物6.1gが得られる。
6、」」ヨーニ1−!L二2上」ニジニュユー26二二ト去メチル−4−(S)
−(3−ニトロフェニル)−ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−エチル−
5−3−(44−ジフェニル−1−ピペリジニル)プロピル −エステルーヒド
ロクロリド
標題化合物は、出発物質として1.4−ジヒドロ−1,2,6−ドリメチルー4
− (S)−(3−ニトロフェニル)ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−(
3−ブロモプロピル)−5−エチルエステルを使用する場合に、例5と同様にし
て得られ:これは、Schmp、114〜117℃及び[α]。”=+12.8
° (C!1、メタノール)を示す。
負叉豆皇!
1.4−ジヒドロ−1,2,6−ドリメチルー4−(S)−(3−ニトロフェニ
ル)ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−二チルエステルーシンコニン塩13
gをジクロロメタン中に溶かし、かつ水を加える。
激しく撹拌下に、2N−塩酸溶液の添加によりpH2に調節する。相分離後に、
有機相を、0.0IN 塩酸溶液で、シンコニンが検出されなくなるまで洗浄す
る。硫酸ナトリウム上での乾燥により濃縮し、かつ残分(7,2g)をアセトン
300 m l中に溶かす、粉末にした炭酸カリウム5.5g、[18]クラウ
ン−60,5g及び1.3−ジブロモプロパン27m1を加え2次いで室温で1
8h撹拌する。これを吸引濾過し、濾液を濃縮し、かつ残分を高真空中で重量が
一定になるまで乾燥させる。標題化合物7.5gが明黄色油状物として得られる
。
B、1.4二二’)kFD−〜1 2 6二五1.1 %jソト二に一ロ辷しニ
ュユ二三運ヒジ二上三己ヒしく旦jユ山二L−5−ジカルボン酸−3−(3−ブ
ロモプロピル)−5−エチルエステル
標題化合物は、出発化合物として1,4−ジヒドロ−1,2,6−ドリメチルー
4−(R)−(3−ニトロフェニル)ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−エ
チルエステル−シンコニジン塩を使用する場合に、例Aと同様にして得られる。
C,14ニニ区亘FO−二126二Σl) ) + /に二五二」」シ二二1に
二」」ニアにムLヱ」二隘仁二り一5−ジカルボン酸−3−エチルエステルーシ
ンコニジl皇
(±)−1,4−ジヒドロ−1,2,6−ドリメチルー4−(3−ニトロフェニ
ル)ピリジン−3+5−ジカルボン酸−3−エチルエステル41.8g及びシン
コニジン34.2gを沸騰エタノール750m1中に澄明になるように溶かし、
かつ溶液をゆっくりと冷却する。24h後に、晶出した塩を吸引濾過しくDのた
めの濾液)、かつエタノールから2回再結晶させ、かつ次いで真空中、塩化カル
シウム上で乾燥させる。
標題化合物17.1gが得られ、塩から遊離した酸は、旋光度[α]。!!菖+
130.4℃(C!1、クロロホルム)を示す。
D、14−ジヒドロ−1,2,6−ドリメチルー4− (S)−(3−ニトロフ
ェニル)ピリジン−3゜5−ジカルボン酸−3−エチルエステルーシンコニン例
Cからの最初の濾液を濃縮乾固させ、かつ残分をジクロロメタン中に溶かす、水
の添加後に、2N−塩酸溶液を用いてpH2に調節する。有機相を分離し、かつ
次いでシンコニジンが検出されなくなるまで0゜01N塩酸溶液で洗浄する。硫
酸ナトリウム上で乾燥後に、濃縮し、かつ残分(20g)をシンコニン16゜3
gと一緒に沸騰エタノール中に溶かす、冷却及び2日間放置後に、晶出した塩を
吸引濾過し、かつエタノールから2回再結晶させる。真空中で乾燥後に、標題化
合物7.6gが得られる:塩から遊離した酸は、旋光度[α1 o”=−127
、1℃(C−1、クロロホルムル−4−(3−ニトロフェニル)ピリジン−3゜
5−ジカルボン酸−3−エチルエスール3−メチルアミノークロトン酸エチルエ
ステル25゜7g及び2−(3−ニトロベンジリデン)−アセト酢酸−2−シア
ンエチルエステル51.7gを酢11180ml中で、80℃で4h撹拌した。
酢酸を真空中で留去し、残分を酢酸イソプロピル中に溶かし、かつ溶液を炭酸水
素ナトリウム溶液及び水で洗浄する。有機相を濃縮し、残分をメタノール500
m1中に溶かし、かつ次いで2N水酸化ナトリウム溶液2当量を添加する。20
h後に濃縮し、残分を水中に溶かし;次いで標題化合物を2N塩酸溶液の添加に
より沈殿させ、吸引濾過し、水で洗浄し、かつ真空中で塩化カルシウム上で乾燥
させる。 Schmp、 106〜108℃(Zers、)の標題化合物45.
3gが得られる。
産 土の利用可能性
式1の化合物及びその塩は、産業上使用可能な価値ある特性を有する。これは、
先ず第一に、優れた静細胞活性を有する抗厘瘍作用因子(^genzien)で
ある、これは、腫瘍疾病の治療において、例えば暖乳動物で、転移形成及び腫瘍
成長の減少又は抑制のために、使用することができる。その際、他の靜細膓剤と
の組合せ物の形で、いわゆる「薬物耐性(drug resistance)
J又は「総合薬物耐性(+*ultidrug resistance)」の克
服のために使用されるのみではない、むしろその抗鳳瘍特性それ自体に基づいて
、治療抵抗性とみなされる腫瘍の装置そのもののために適当である。更に、抵抗
−中断作用に基づいて、化学治療薬に対する1次又は2次抵抗を有する哺乳動物
における他の疾病の処理のためにも適当である。
選択的な、制御された増殖抑制が表われ、かつ僅かな電性及び不所望な副産物の
欠如と一緒になったその著しい作用において、式Iの化合物及びその塩は、意外
な及び有利な点で、癌化学治療薬としてのその使用が文献中に提案されている1
、4−ジヒドロピリジンとは異なっている0式1の化合物及びその塩は、僅かな
カルシウム導管−遮断作用(calciumkanal−blockieren
de Wirkung)を有するにもかかわらず、腹痛細胞の試験管での(in
vitro)成長を抑制する、はっきりとした能力を有し、このことから、相
応する生体内作用(in vivo−Wirkung)が推量される。
式1の化合物の僅かなカルシウム導管−遮断活性は、心臓血管系、例えば血圧及
び心臓周期へのこの化合物の対する比較約1かな影響で示される。この式1の化
合物及びその塩の弱い心臓血管活性は、腫瘍成長抑制及び転移形成回避のための
能力ある薬剤として、ヒト薬剤での使用が許される。それというのも、これは、
治療作用用量で、心臓血管系への不所望な副作用の危険なしに投与されつるから
である。
式1の化合物及びその塩の優れた作用は、腫瘍、例えば肉層、卵巣癌、精巣腹痛
、前立腺癌、膀胱肩痛、食道癌及び悪性組織新生物、殊に直腸癌、乳癌、気管支
癌及び肺癌の処置のための化学治療薬として、ヒト薬剤での使用が許される9式
Iの化合物及びその塩の優れた作用は、化学治療薬に対する抵抗性を中断させる
場合に、1次又は2次治療抵抗疾病、例えばマラリアの処置のための化学治療薬
として、ヒト薬剤での使用が更に許可される。
従って、本発明の他の対象は、前記疾病のうちのl特表千5−504345 (
9)
つにかかっている暖乳頚、殊に人間の処置法である。
この方法は、病気になった個人に、治療作用量及び薬剤学的に認容性の量の1種
以上の式Iの化合物及び/又はその薬剤学的に認容性の塩を投与することを特徴
とする。
更に、本発明の対象は、前記疾病の処理の際に使用するための式1の化合物及び
その薬剤学的に認容性の塩である。
同様に本発明は、前記疾病に対抗するために使用する医薬品の製造における、式
1の化合物及びその薬剤学的に認容性の塩の使用を包含する。
本発明の他の対象は、一般式lの化合物及び/又はその薬剤学的に認容性の塩1
種以上を含有する医薬品である。
医薬品は、自体公知の、専門家によく知られた方法により製造される0式1の薬
理作用化合物及びその塩(寡作用物質)は、医薬品としては、そのものとして、
又は有利には適当な薬剤助剤との組合せ物で、錠剤、糖衣丸、カプセル剤、座薬
、硬膏(経皮医薬適用のための)、エマルジョン、懸濁液、エーロゾル、スプレ
ー、軟膏、クリーム剤、ゲル又は溶液の形で使用され、その際、作用物質含有率
は、O,1〜95%が有利である。
所望の薬剤調合物のために適当な助剤は、専門家に、専門知識を基礎としてよく
知られている。′a剤ゲル形成剤、座薬基礎、錠剤助剤及び他の作用物質担体の
他に、例えば酸化防止剤、分散剤、乳化剤、泡止め剤、味覚調整剤、保存剤、溶
液媒介物、染料又は殊に、浸透プロモーター及び錯体形成物質(例えばシクロデ
キストリン)を使用することができる。
作用物質は、直腸、吸入、腸管外(舌経由、静脈内、経皮的)又は経口投与する
ことができる。
一般的に、ヒト薬剤において、作用物質を0.5〜30mg/体重kgの1日用
量で経口投与する場合に、所望の結果を得るために、場合により何回か、有利に
は1〜4回量の形で投与することが、有利なものとして認められる。非経口的処
置の場合、同様に、もしくは(殊に作用物質を静脈内投与する際)一般的に、よ
り低い用量で使用することができる。
それぞれ必要とされる最適量の決定及び作用物質の適用法は、どの専門家にも専
門知識を基礎として、簡単に行なわれる。
本発明の化合物及び/又はその薬剤学的に認容性の塩を前記の疾病の処置に使用
する場合、医薬調合物は、他の医薬品群の他の薬剤学的活性成分1種以上を含有
していてもよい。
内科的腫瘍治療において慣例であるように、副作用の危険性の減少のために、本
発明の医薬品を用いる処置は、種々異なる作用スペクトルを有する他の静細胞剤
の投与と組み合わせることができる。処置は、周期的な静細胞剤治療の基本法に
より実施するのが有利である。この際、それぞれのも置により、回復期に入る。
その際、多くの器官の健康な組織は、悪性組織より早く再生されるという経験が
利用される。
増殖抑制の測定
それぞれの細胞懸濁液(ZR−75もしくは羊膜)(RIMEN+ 10%FC
3+インシュリン中5000中細0000細胞/養血中で24時間、胛卵器中で
インキュベーションさせる。この時間後に、細胞が固着し、媒体を吸引濾過し、
かつ試験物質なしのく対照)又は試験物質を有する新たな媒体に替える。物質効
果の測定のために使用する媒体(RIMEN)は、2%エストロゲン不吉FC3
(デキストラン/活性炭−処理によりエストロゲン不含の)を含有し、かつイン
シュリンを含有しない、細胞系を、それぞれ6日間、試験物質を用いて処理する
。72時間後に、媒体を交換する。6日間の物貿−インキュペーション後に、細
胞成長を、BORTON(J、5teroid Bioche+a、20.10
83−1088.1984)によるDNA−含有率の測定により定量化する。
化合物(−)−1,4−ジヒドロ−1,2,6−ドリメチルー4 (R)−(3
−ニトロフェニル)ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−メチル−5−[3−
(4,4−ジフェニル−1−ピペリジニルプロビル)コーエステルーヒドロクロ
リドは、細胞増殖を、0.7μM (ZR−75)もしくは1.4μM(羊膜)
の■Cso−値で抑制する。
学゛ に対 る抵抗の 服の測定
放射能印付けした化学治療薬(アドリアマイシン、ダウノマイシン及びミトロキ
サントロン(Mitroxantr。
11))の蓄積を、感受性親糸(parental Lin1e) F 4−6
並びに「総合薬」耐性のサブクローン F4−6RADRとして存在する、フリ
ート(Fried)赤白血病−細胞系中で測定する。アドリアマイシンで選択さ
れたサブクローン F4−6RADRは、一連の化学治療薬、例えばダウノマイ
シン、イダルビシン([darubicin)、ビンクリスチン、エトポシド(
Etaposid)、ミドキサントロン(Mitoxantron)及びアムサ
クリン(^+*5acrin)に対して交差抵抗性である。F4−6RADHは
、mar−会合P−糖タンパク質(+*dr−assoziierte P−G
lyk。
protein) l 70を表現し、かつ層系と比較して半分まで減少したト
ポイソメラーゼ−II−活性度を有する(Erttmann、 R,等、Kl
in、Paedriatr、202,294.1990) 、細胞を増殖の対数
期で収穫し、イーグル(Eagle)のMEMα中で、細胞密度2XIO’細胞
/mlで再懸濁させ、かつ10分間、試験物質もしくは溶解媒介物DMS○と共
に前インキュベーションさせる。放射能印付けした基質(1μモル/l)の添加
後に、更に60分間インキュベーションし、かつ引き続き化学治療薬の細胞蓄積
を遠心分離により、トリクロロ酢酸中のシリコーン油を介して測定する(Rey
mann、A、等、Naunyn Schmiedeberg’ s Arch
、Pharmacol、340(Suppl、2) :R78,1989)。
化合物(−)−1,4−ジヒドロ−1,2,6−トリメチルー4 (R)−(3
−ニトロフェニル)ピリジン−3,5−ジカルボン酸−3−メチル−5−[3−
(4,4−ジフェニル−1−ピペリジニル)プロビルコーエステルーヒドロクロ
リドは、濃度≦1μMで、F4−6RADR中のダウノマイシンの低蓄積を完全
に中断させる。ダウノマイシンに対する抵抗性を中断させるためのEC50は、
約0.5μMである(Verapamil、EC50: 5.4μM)。
要 約 書
置換基及び記号が記載のものを表わす、式(1)の化合物は、重要な薬剤学的特
性を有する新規物質である。
国際調査報告
国際調査報告
Claims (9)
- 1.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、R1は、C1〜C4−アルキ ル、C1〜C4−アルコキシ−C2〜C4−アルキル又はアリール−C1〜C4 −アルキルを表わし、R2は、水素、C1〜C4−アルキル又はR3と一緒にな ってC2〜C3−アルキレンを表わし、R3は、C1〜C4−アルキル、C1〜 C4−アルコキシ、C3〜C5−アルコキシアルキル、C3〜C5−アルコキシ アルコキシ又はR2と一緒になってC2〜C3−アルキレンを表わし、R4は、 R41及びR42によって置換されたフェニルを表わし、R41は、水素、ヒド ロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、C1〜C4−アルキ ル、C1〜C4−アルコキシ、全て又は一部がフッ素により置換されたC1〜C 4−アルコキシ、C1〜C4−アルコキシカルボニル、C2〜C5−アシル、ア ミノ又はモノ−又はジ−C1〜C4−アルキルアミノを表わし、R42は、水素 、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、C1〜C4− アルキル、C1〜C4−アルコキシ、全て又は一部がフッ素により置換されたC 1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルコキシカルボニル、C2〜C5−アシ ル、アミノ又はモノ−又はジ−Cl〜C4−アルキルアミノを表わし、R6は、 水素又はC1〜C4−アルキルを表わし、E1は、酸素(O)、メチレン(CH 2)又はイミノ(NH)を表わし、E2は、直鎖又は分枝鎖状のC1〜C5−ア ルキレン、基−(CH2)m−E−(CH2)m−又は基−Al−O−A2−を 表わし、Eは、ビニレン(−CH=CH−)又はエチレン(−C≡C−)を表わ し、mは、1又は2の数を表わし、nは、1又は2の数を表わし、A1は、C3 〜C4−アルキレンを表わし、A2は、C2〜C4−アルキレン又はC2−アル キレンオキシ−C2−アルキレンを表わし、R5aとR5bは、一緒になって、 かつ双方が結合している窒素原子を包含下に、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わし、ここで、Aは、−CH2−CH2−C(R7)R8−CH2−C H2−、−CH2−CH2−CHR9−CH2−CH2−又は−CH3−CH3 −CH2−CHR10−を表わし、R7は、水素(H)又はアリールを表わし、 かつR8は、アリールを表わすか、又はR7とR8は一緒になってジアリールメ チレンを表わし、R9は、ジアリール−C1〜C4−アルキルを表わし、かつR 10は、アリール−C1〜C4−アルキルを表わし、その際、アリールは、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の環を表わし、ここでR11及びR12は、同じか又は異なるものであり、かつ 水素(H)、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、ハロゲン、ヒド ロキシ、トリフルオロメチルを表わすか、又は一緒になってメチレンジオキシを 表わす]のジヒドロピリジン及びこの化合物の塩。
- 2.式中、R1がC1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシ−C2〜C 4−アルキルを表わし、R2がC1〜C4−アルキルを表わし、R3がC1〜C 4−アルコキシを表わし、R4がR41及びR42によって置換されたフェニル を表わし、R41が水素、塩素又はニトロを表わし、R42が水素又は塩素を表 わし、R6がC1〜C4−アルキルを表わし、E1が酸素を表わし、E2がエチ レン又はプロピレンを表わし、R5aとR5bが一緒になって、かつ双方が結合 している窒素原子を包含下に、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わし、ここで、Aは、−CH2−CH2−C(R7)R8−CH2−C H2−、−CH2−CH2−CHR9−CH2−CH2−又は−CH3−CH2 −CH2−CHR10−を表わし、R7は、水素又はフェニルを表わし、かつR 8は、フェニルを表わすか、又はR7とR8は一緒になってジフェニルメチレン を表わし、R9は、ジフェニルメチル(ベンズヒドリル)を表わし、かつR10 は、ベンジル又は4−クロロベンジルを表わす、式Iのジヒドロピリジン及びこ の化合物の塩。
- 3.式中、R1がC1〜C4−アルキルを表わし、R2がC1〜C4−アルキル を表わし、R3がC1〜C4−アルコキシを表わし、R4が3−ニトロフェニル を表わし、R6がC1〜C4−アルキルを表わし、E1が酸素を表わし、E2が エチレン又はプロピレンを表わし、R5aとR5bが一緒になって、かつ双方が 結合している窒素原子を包含下に、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わし、ここで、Aは、−CH2−CH2−C(R7)R8−CH2−C H2−を表わし、R7は、フェニルを表わし、かつR8は、フェニルを表わす、 式Iのジヒドロビリジン及びこの化合物の塩。
- 4.請求項1記載の式Iの化合物の製法において、式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)の化合物を、式III: X−R1(III) の化合物を用いてN−アルキル化するか、又は式IV:▲数式、化学式、表等が あります▼(IV)の化合物と式V: ▲数式、化学式、表等があります▼(V)のアミンとを反応させ、かつ必要に応 じて引き続き、得られた遊離化合物をその塩に、又は得られた塩を遊離化合物に 変え、その際、R1、R2、R3、R4、R5a、R5b、R6、E1及びE2 は、請求項1記載のものを表わし、かつX及びYは、適当な離脱基を表わすこと を特徴とする、請求項1記載の式Iの化合物の製法。
- 5.請求項1、2又は3記載の化合物及び/又はその薬剤学的に認容性の塩1種 以上を含有する医薬品。
- 6.腫瘍疾病に処置に使用する、請求項1、2又は3記載の化合物及びその薬剤 学的に認容性の塩。
- 7.腫瘍疾病の処置用医薬品を製造するための、請求項1、2又は3記載の化合 物及び薬剤字的に認容性のその塩の使用。
- 8.化学治療薬に対して1次又は2次抵抗性である疾病の処置において使用する ための、請求項1、2又は3の化合物又はその薬剤学的に認容性の塩。
- 9.化学治療薬に対して1次又は2次抵抗性を有する疾病の処置用の医薬品の製 造のための請求項1、2又は3記載の化合物及び薬剤学的に認容性の塩の使用。
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