JPH0548648U - 芝苗床敷設機 - Google Patents
芝苗床敷設機Info
- Publication number
- JPH0548648U JPH0548648U JP11397591U JP11397591U JPH0548648U JP H0548648 U JPH0548648 U JP H0548648U JP 11397591 U JP11397591 U JP 11397591U JP 11397591 U JP11397591 U JP 11397591U JP H0548648 U JPH0548648 U JP H0548648U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laying
- film
- turf
- roller
- nursery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cultivation Of Plants (AREA)
- Sowing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 苗床を敷設するにあたり、耕地の使用効率を
あげ、敷設作業を正確、円滑に行い、かつ、作業効率を
飛躍的に向上させる。 【構成】 苗床敷設機を敷設ユニットと牽引車20にわ
け、敷設ユニットは、前後一対のローラ1,2により支
持された架台3に、フィルムロール支持架5、フィルム
敷設ローラ7、ホッパー9、定量排出装置、敷設樋10
からなり、敷設されたフィルム上に均一の厚さに芝種子
樹皮薄片等混合物層を敷設することを特徴とし、牽引車
20は、この敷設ユニットを吊り上げて移動し、かつ、
地上に置いて牽引できることを特徴としている。
あげ、敷設作業を正確、円滑に行い、かつ、作業効率を
飛躍的に向上させる。 【構成】 苗床敷設機を敷設ユニットと牽引車20にわ
け、敷設ユニットは、前後一対のローラ1,2により支
持された架台3に、フィルムロール支持架5、フィルム
敷設ローラ7、ホッパー9、定量排出装置、敷設樋10
からなり、敷設されたフィルム上に均一の厚さに芝種子
樹皮薄片等混合物層を敷設することを特徴とし、牽引車
20は、この敷設ユニットを吊り上げて移動し、かつ、
地上に置いて牽引できることを特徴としている。
Description
【0001】
本考案は、堤防、公園、ゴルフ場等に移植される移植用芝生を育成するための 芝苗床を敷設する際に使用される機械に関するものである。移植用芝生には種々 の形態のものがあるが、本考案は、特に特開昭53−75035号公報、及び、 特願平2−272978号に開示された移植用芝生を育成するための芝苗床を敷 設するのに適した機械に関するものであって、特開昭53−75035号に開示 された機械の改良に関するものである。
【0002】
従来、造成地に芝生を移植するには、芝苗床から芝生を短冊型に切り取って運 び、それを移植していたが、このような方法では、芝苗床からの剥取り、運搬、 植付け等に多くの人手を必要とした。また、移植用芝生の重量も重かった。そこ で、このような問題を解決するため、特公昭50−21373号公報に開示され たように、フィルム上に可撓性の網目構造体を敷いて、その上で芝生を育成し、 芝の根を網目構造体に絡ませる等の方法による移植用芝生の長尺化等の解決策が 試みられてきた。
【0003】 しかしながら、前述の方法では、移植された後も網目構造体が残る結果、鳥等 につつかれて網目構造体が露出して、人の足等にひっかかって芝が剥取られる等 の問題が残った。そこで、更に、移植後も網目構造体等の異物が残らない方法と して、特開昭53−75035号公報、及び、特願平2−272978号に開示 されたように、樹皮薄片と絡み合った芝の根とによって形成されるカーペット状 の移植用芝生を育成する方法が開発された。
【0004】 このようなカーペット状の移植用芝生を育成するための芝苗床を製造する当た って、特開昭53−75035号公報には、樹皮粉砕装置、芝種子・樹皮薄片等 の混合装置、及び、芝苗床敷設機が開示されている。
【0005】
しかしながら、前述の特開昭53−75035号公報記載の芝苗床敷設機は、 機械自体が大きいことに加えて、旋回半径も大きいので、日本のように、耕作地 内に点在する休耕地等の限られ区画の中で使用する場合には、耕地の利用率が非 常に小さくなっていた。また、この芝苗床敷設機は、フィルム敷設中に敷設方向 が曲がった時、調製することが困難であった。
【0006】 そこで、特開昭53−75035号公報に開示された芝苗床敷設機を、芝苗床 敷設パートと芝種子樹皮薄片等混合物運搬供給パートとに分離し、芝苗床敷設パ ートをワイヤーで耕地の前後両端に設けられた捲取機で牽引する等の改良を加え て、機動性を持たせて、かつ、作業の効率化を図ってきた。その結果耕地の利用 率は向上したが、作業の効率化は必ずしも十分なものではなかった。また、フィ ルムの破れが見られた。
【0007】 そこで、更に、無限軌道で自走可能な車台の上に芝種子樹皮薄片等混合槽を載 せ、その車台の側面に、昇降可能に芝苗床敷設パートを保持し、前述の芝種子樹 皮薄片等混合槽の底部から前述の芝苗床敷設パートのホッパーの上まで芝種子樹 皮薄片等混合物を搬送するスクリューコンベアを設けた機械を開発した。しかし ながら、この機械を使用してみると、確かに耕地の利用効率や作業効率は向上し たが、滑らかに旋回させることが困難なため、敷設したフィルムの方向が曲がっ た時、調製することが困難であった。
【0008】
本考案者は、前述の課題を解決するため、敷設ユニット及び牽引車からなる芝 苗床敷設機を提案する。敷設ユニットは、前後一対の支持ローラによって支持さ れた架台に、芝苗床の底面を形成するフィルムのロールの支持架、その支持架か らフィルムを繰り出して地面上に敷設するフィルム敷設ローラ、芝種子や樹皮薄 片等の混合物を受け入れ貯蔵するホッパー、このホッパーの底部に内蔵され、芝 種子樹皮薄片等混合物を支持ローラの回転に同調させて一定の厚さで一定量を排 出する翼車、及び、その排出された芝種子樹皮薄片等混合物を前述のフィルム敷 設ローラによって地面上に敷設されたフィルム上に敷いていく敷設樋が設けられ ていることを特徴とする。また、牽引車は、この敷設ユニットを吊り上げ、かつ 牽引することができることを要件としている。
【0009】 この敷設ユニットの前後一対の支持ローラ及びフィルム敷設ローラの幅は、フ ィルムの幅より僅かに広くなっている。また、この一対の支持ローラの直径は、 前ローラによる整地作用と、後ローラによる敷設芝種子樹皮薄片等混合物層(芝 苗床)の圧縮作用とを上げるためには、構造的に許容される範囲で大きい方がよ いので、通常50〜100cm程度になっている。また、前ローラの直径と後ロ ーラの直径とは、必ずしも同一でなくてもよいが、特に後ローラの芝苗床表面で のスリップを防止する目的でチェーン等で相互に連結し回転速度を合致させて地 表面の速度を同一にする場合には、同一直径である方が好ましい。
【0010】 また、支持架にかけられたフィルムロールとフィルム敷設ローラの間に、テン ションローラ又はテンションバーを設け、フィルムロールから繰り出されたフィ ルムが、一定の張力の下でフィルム敷設ローラに供給されるよにすることが好ま しい。更に、フィルム敷設ローラと敷設樋の間に、芝苗床の終端で、敷設された フィルムを地面に押しつけて固定し、フィルムの切断を容易するフィルム固定具 を設けることが好ましい。この固定具は両側の移動稈の先端の間に鋼線を張った ものであるが、この鋼線の代わりに電熱線を張り、電熱線を赤熱させておいてか らフィルムに押しつけて切断してもよいし、また、鋼線の代わりに鋸状の刃を張 って、フィルムを切断するようにしてもよい。
【0011】 ホッパーは、芝種子樹皮薄片等混合物を受入れ一時貯蔵し下部から排出するも のであるが、あまり容積が大きいと重くなり、重量のある牽引車で吊り上げるの が困難になる。そこで、敷設ユニットのホッパーは小さくし、それとは別に大容 量の補助ホッパーを用いるのが好ましい。そして、牽引車で、敷設ユニットを吊 り上げてスタート位置等所定の位置に運んだ後、補助ホッパーまで行って、それ を吊り上げ、敷設ユニットの傍の元の位置まで戻ってきて、敷設ユニットのホッ パーの上部に補助ホッパーを設置し、敷設ユニットに牽引車を連結すればよい。 このように、補助ホッパーを利用する方法は、芝苗床敷設中に、敷設ユニットの ホッパー中の芝種子樹皮薄片等混合物が少なくなった時、敷設ユニットを外して 牽引車だけ移動して、空のホッパーを芝種子樹皮薄片等混合物が充填されている ホッパーと交換してきて、芝苗床敷設作業を継続することができるという利点が ある。なお、補助ホッパーは、必ずしも、金属製のものに限らず、帆布等で作ら れた袋状のものでもよい。
【0012】 牽引車は、敷設ユニットを吊り上げることができ、かつ、敷設ユニットを牽引 できるものであれば、どのようなものでもよい。そして、なるべく旋回半径が小 さい小廻りのきくものが好ましい。小廻りのきくものほど、始点及び終点の遊休 地が少なくてすみ、耕地の有効使用面積が広くなる。また、移動や旋回が滑らか ものが好ましい。移動や旋回が滑らかでないと、敷設しているフィルムの方向が 僅かにずれた時、微調整することが困難で、敷設したフィルムに歪み与えたり、 フィルムを損傷することになり易い。このような点から、無限軌道で移動するも のは好ましくない。
【0013】 牽引車の敷設ユニットを吊り上げる機構はどのような機構でもよい。四輪の小 型のショベルカーを改造して、ショベルを上げる機構を利用してもよいし、ホー クリフトを改造して、荷物を上げる機構を利用してもよい。
【0014】 敷設ユニットを連結する機構は、どのような機構でもよい。また、通常、敷設 ユニットの幅より牽引車の幅の方が広いので、牽引車の車輪が既設の芝苗床を踏 まないように、また、既設の芝苗床に隣接して新しい芝苗床が敷設できるように するため、敷設ユニットは、牽引車の既設芝苗床側の後方に連結される。
【0015】
【作用】 本考案に係わる芝苗床敷設機は、前述のような構成を有するので、次のような 作用が発揮される。すなわち、敷設ユニットと小廻りのきく牽引車とからなり、 分離すれば、牽引車が敷設ユニットを吊り上げることができるので、芝苗床の終 点で、狭いスペースでも容易に反転できるし、また容易に別の地点に移動するこ ともできる。また、前方の支持ローラとは別に、前後の支持ローラの間にフィル ム敷設ローラを設けた結果、地面の凹凸等により生じる敷設直後のフィルムの歪 みは、フィルム敷設ローラと後方の支持ローラの間の長い距離の間で緩和される ので、フィルムが破損することがない。更に、敷設ユニートが小廻りのきく牽引 車で牽引されている結果、地面の凹凸等で少しでもフィルムの敷設方向が曲がる と、その方向を微調整できるので、芝苗床を所定の方向に直線的に敷設すること ができる。なお、補助ホッパーを使用すれば、芝苗床敷設作業を継続的に行うこ とができるので、作業効率は更に向上する。
【0016】
図1、図2および図3は、それぞれ、本考案の一つの実施例に係わる芝苗床敷 設機の敷設ユニットの側面図、その芝苗床敷設機の側面図、及び、その芝苗床敷 設機の背面図である。これらの図面において、1は前方の支持ローラ、2は後方 の支持ローラ、3は架台、4はフィルムのロール、5は支持架、6はフィルム、 7はフィルム敷設ローラ、8はテンションローラ、9はホッパー、10は敷設樋 、11はホッパー内に設けられた翼車の軸を駆動する歯車、12はチェン、13 は歯車、14は前方の支持ローラ1の向こう側に設けられた歯車、15は後方の 支持ローラ2の向こう側に設けられた歯車、16は歯車13と同軸の向こう側に 設けられた歯車(歯車13と重なって見えない)、17は歯車14と歯車16と を連結するチェン、18は歯車15と歯車16とを連結するチェン、19はフィ ルム固定具、20は牽引車、21は補助ホッパーである。
【0017】 本実施例では、牽引車として、四輪のショベルカーのショベルを外してアーム を設けて改造したものを使用した。図3に示したように、敷設ユニットは牽引車 の既設芝苗床側に寄せて連結されるので、敷設ユニットを吊り上げ、補助ホッパ ーを吊すには、牽引車の中心からは離れて、敷設ユニットのほぼ中心にアームを 設ける必要がある。そこで、本実施例では、何れの側に寄せてもよいように、左 右2本のアームの先端と根元部を連結したロ字形枠型のアームにしてある。
【0018】 本実施例に係わる芝苗床敷設機で芝苗床を敷設するには、牽引車20で、敷設 ユニットを吊るして所定の位置まで運び、次に、補助ホッパー21を吊るして所 定の位置まで戻り、補助ホッパー21を敷設ユニットのホッパー9の上部に設置 し、敷設ユニットを牽引車に連結する。そして、敷設ユニットを、図1および図 2の左方に牽引し、敷設されたフィルムが後方の支持ローラを通過したら、その フィルムの端をピンで地面に固定して作業を開始すると、フィルムは一定のテン ションの下で滑らかに敷設され、その上に芝苗床が形成されて行く。
【0019】 牽引されて地面を転動する前方の支持ローラ1の回転は歯車14とチェン17 を介して歯車16に伝えられる。歯車16の回転は、チェン18を介して歯車1 5に伝えられるが、本実施例では前後の支持ローラの直径は等しくしてあるので 、前後の支持ローラの地面上の速度が等しくなり、後方の支持ローラの敷設芝苗 床上のスリップが防止される。また、歯車16の回転は、同軸に設けられた歯車 13及びチェン12を介して歯車11に伝えられ、歯車11と同軸に設けられた ホッパー内の翼車は、常に敷設ユニットの走行速度と一定の比率で回転するので 、敷設ユニットの走行速度が変化しても常に一定の厚さの芝種子樹皮薄片等混合 物が敷設されて行く。
【0020】 この芝苗床敷設機が耕地の先端に達したら、敷設したフィルムの端部をピンで 地面に固定してから端を切断し、敷設ユニットとの連結を外し、牽引車で、補助 ホッパーを他の場所に移してから、敷設ユニットを吊り上げて所定の位置に移動 し、前述の方法により、作業を再開する。
【0021】
本考案に係わる芝苗床敷設機は、前述のような構造と作用を有するので、芝苗 床の始点部及び終点部の使用されない無駄な耕地が少なくてすみ、耕地の利用率 が大幅に向上するだけでなく、所定の位置に正確かつ円滑に芝苗床が敷設できる 上に、芝苗床敷設作業の効率が飛躍的に向上する。
【図1】本考案の実施例に係わる敷設ユニットの側面図
である。
である。
【図2】本考案の実施例に係わる芝苗床敷設機の側面図
である。
である。
【図3】本考案の実施例に係わる芝苗床敷設機の背面図
である。
である。
1 前方の支持ローラ2 後方の支持ローラ3 架台4
フィルムのロール5 支持架6 フィルム7 フィル
ム敷設ローラ8 テンションローラ9 ホッパー10
敷設樋11 ホッパー内に設けられた翼車の軸を駆動す
る歯車12 チェン13 歯車14 前方の支持ローラ
の向こう側に設けられた歯車15 後方の支持ローラの
向こう側に設けられた歯車16 歯車13と同軸の向こ
う側に設けられた歯車17 チェン18 チェン19
フィルム固定具20 牽引車21 補助ホッパー
フィルムのロール5 支持架6 フィルム7 フィル
ム敷設ローラ8 テンションローラ9 ホッパー10
敷設樋11 ホッパー内に設けられた翼車の軸を駆動す
る歯車12 チェン13 歯車14 前方の支持ローラ
の向こう側に設けられた歯車15 後方の支持ローラの
向こう側に設けられた歯車16 歯車13と同軸の向こ
う側に設けられた歯車17 チェン18 チェン19
フィルム固定具20 牽引車21 補助ホッパー
Claims (1)
- 【請求項1】 前後一対の支持ローラによって支持され
た架台に、芝苗床の底面を形成するフィルムのロールの
支持架、その支持架からフィルムを繰り出して地面上に
敷設するフィルム敷設ローラ、芝種子や樹皮薄片等の混
合物を受け入れ貯蔵するホッパー、このホッパーの底部
に内蔵され、芝種子樹皮薄片等混合物を支持ローラの回
転に同調させて一定の厚さで一定量を排出する翼車、及
び、その排出された芝種子樹皮薄片等混合物を前述のフ
ィルム敷設ローラによって地面上に敷設されたフィルム
上に敷いていく敷設樋が設けられていることを特徴とす
る敷設ユニットと、この敷設ユニットを吊り上げ、か
つ、牽引することができる牽引車とからなる芝苗床敷設
機
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11397591U JPH0548648U (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 芝苗床敷設機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11397591U JPH0548648U (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 芝苗床敷設機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548648U true JPH0548648U (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=14625910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11397591U Pending JPH0548648U (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 芝苗床敷設機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548648U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113207385A (zh) * | 2021-05-25 | 2021-08-06 | 张颖 | 一种治沙用草方格麦草压入装置 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP11397591U patent/JPH0548648U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113207385A (zh) * | 2021-05-25 | 2021-08-06 | 张颖 | 一种治沙用草方格麦草压入装置 |
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