JPH0545183B2 - - Google Patents
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- JPH0545183B2 JPH0545183B2 JP61122822A JP12282286A JPH0545183B2 JP H0545183 B2 JPH0545183 B2 JP H0545183B2 JP 61122822 A JP61122822 A JP 61122822A JP 12282286 A JP12282286 A JP 12282286A JP H0545183 B2 JPH0545183 B2 JP H0545183B2
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- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は空燃比測定装置に関するものであり、
特に、該測定装置を構成するセンサ(空燃比検出
器)を損傷の危険から十分に保護することができ
る空燃比測定装置に関するものである。
特に、該測定装置を構成するセンサ(空燃比検出
器)を損傷の危険から十分に保護することができ
る空燃比測定装置に関するものである。
(従来の技術)
従来から、セラミツクとしたジルコニアは室温
では電気的に絶縁体であるが、高温(約500℃以
上)では伝導体になることが知られている。また
高温下でのジルコニアは、選択的に酸素のみを透
過する特性(以下「選択的酸素透過特性」とい
う)を有することも知られている。
では電気的に絶縁体であるが、高温(約500℃以
上)では伝導体になることが知られている。また
高温下でのジルコニアは、選択的に酸素のみを透
過する特性(以下「選択的酸素透過特性」とい
う)を有することも知られている。
前記選択的酸素透過特性からジルコニア板の両
主面側の酸素濃度の相違に応じた起電圧が得られ
る。すなわち、起電圧と該ジルコニア板の一方主
面側の酸素濃度が既知であれば、反対主面側の酸
素濃度を一定の式(ネルンストの式)から算出で
きるので、ジルコニアは酸素濃度検出素子として
用いられることができる。
主面側の酸素濃度の相違に応じた起電圧が得られ
る。すなわち、起電圧と該ジルコニア板の一方主
面側の酸素濃度が既知であれば、反対主面側の酸
素濃度を一定の式(ネルンストの式)から算出で
きるので、ジルコニアは酸素濃度検出素子として
用いられることができる。
また、ジルコニア板は、その2つの主面間に該
板を貫通するように電流を通すと、電流の向きと
は反対方向へ酸素を移動させる働きを有する。す
なわち、ジルコニア板の一方の主面側の酸素を他
方の主面側へ汲み出すというポンピング作用を有
する。
板を貫通するように電流を通すと、電流の向きと
は反対方向へ酸素を移動させる働きを有する。す
なわち、ジルコニア板の一方の主面側の酸素を他
方の主面側へ汲み出すというポンピング作用を有
する。
従来から、前記のジルコニアの酸素濃度検出作
用およびポンピング作用を組み合せてなる空燃比
検出器が知られている。
用およびポンピング作用を組み合せてなる空燃比
検出器が知られている。
第2図は、前記空燃比検出器を用いた従来の空
燃比測定装置の一例を示す回路図である。
燃比測定装置の一例を示す回路図である。
同図において、1は空燃比検出器(以下、単に
検出器という)である。この検出器1は、酸素濃
度検出の動作を行なう第1のジルコニア2とポン
ピング動作を行なう第2のジルコニア3と、前記
第1および第2のジルコニア間に設けられた中空
室4と、前記第1および第2のジルコニア2,3
のそれぞれの両主面に、例えば白金等によつて形
成された薄膜状の電極5とからなる。
検出器という)である。この検出器1は、酸素濃
度検出の動作を行なう第1のジルコニア2とポン
ピング動作を行なう第2のジルコニア3と、前記
第1および第2のジルコニア間に設けられた中空
室4と、前記第1および第2のジルコニア2,3
のそれぞれの両主面に、例えば白金等によつて形
成された薄膜状の電極5とからなる。
第2のジルコニア3には小孔6が設けられてい
る。なお、この小孔6の部分は、該小孔6と等価
な特性を有する多孔質のコーテイング膜としても
よい。
る。なお、この小孔6の部分は、該小孔6と等価
な特性を有する多孔質のコーテイング膜としても
よい。
また、前記電極5のうち、第1および第2のジ
ルコニア2,3の内側の電極5b,5cは接地さ
れており、第1のジルコニア2の外側の電極5a
は駆動増幅器7の(−)入力端子と、また第2の
ジルコニア3の外側電極5dは前記駆動増幅器7
の出力端子とそれぞれ接続されている。
ルコニア2,3の内側の電極5b,5cは接地さ
れており、第1のジルコニア2の外側の電極5a
は駆動増幅器7の(−)入力端子と、また第2の
ジルコニア3の外側電極5dは前記駆動増幅器7
の出力端子とそれぞれ接続されている。
駆動増幅器7の(+)入力端子には基準電圧
Erが印加されている。なお、検出器1は、第2
図の回路に対して着脱可能となつている。
Erが印加されている。なお、検出器1は、第2
図の回路に対して着脱可能となつている。
前記構成からなる空燃比測定装置では、例えば
内燃機関の排気ガスから、空燃比を検出すること
ができる。空燃比検出の際には、前記第1のジル
コニア2の外側主面(電極5a側)は大気に接
し、また第2のジルコニア3の外側主面(電極5
d側)は濃度拡散により流れて来た排気ガスと接
するようにされる。故に、中空室4内には小孔6
を介して排気ガスが流入する。
内燃機関の排気ガスから、空燃比を検出すること
ができる。空燃比検出の際には、前記第1のジル
コニア2の外側主面(電極5a側)は大気に接
し、また第2のジルコニア3の外側主面(電極5
d側)は濃度拡散により流れて来た排気ガスと接
するようにされる。故に、中空室4内には小孔6
を介して排気ガスが流入する。
以下、空燃比が大きい希薄燃焼時の場合と、空
燃比が小さい過濃燃焼時の場合とに分けて、第2
図の動作を説明する。
燃比が小さい過濃燃焼時の場合とに分けて、第2
図の動作を説明する。
(1) 希薄燃焼時の動作
希薄燃焼時は、排気ガス中に比較的多量の残留
酸素が存在する。このような排気ガスが中空室4
内に流入すると、該中空室4内の酸素濃度Cvと
大気中の酸素濃度Crとの濃度差は比較的小さく
なる。この為に、第1のジルコニア2で生ずる起
電圧、すなわち電極5a,5b間(酸素濃度検出
電極間)の電圧Eは基準電圧Erよりも小さくな
る。
酸素が存在する。このような排気ガスが中空室4
内に流入すると、該中空室4内の酸素濃度Cvと
大気中の酸素濃度Crとの濃度差は比較的小さく
なる。この為に、第1のジルコニア2で生ずる起
電圧、すなわち電極5a,5b間(酸素濃度検出
電極間)の電圧Eは基準電圧Erよりも小さくな
る。
したがつて、希薄燃焼時には、駆動増幅器7の
出力は正となり、基準電圧Erと前記起電圧Eの
差に応じた矢印A方向(正方向)のポンピング電
流が電極5dを介して第2のジルコニア3に供給
される。
出力は正となり、基準電圧Erと前記起電圧Eの
差に応じた矢印A方向(正方向)のポンピング電
流が電極5dを介して第2のジルコニア3に供給
される。
この結果、中空室4内の酸素は、ジルコニアの
ポンピング作用により、第2のジルコニア3を貫
通してその外方主面側へ汲み出される。そして、
前記正方向のポンピング電流により汲み出される
酸素量と、中空室4内に流入される酸素量とがバ
ランスするようになると、前記ポンピング電流は
ある一定値に安定する。
ポンピング作用により、第2のジルコニア3を貫
通してその外方主面側へ汲み出される。そして、
前記正方向のポンピング電流により汲み出される
酸素量と、中空室4内に流入される酸素量とがバ
ランスするようになると、前記ポンピング電流は
ある一定値に安定する。
(2) 過濃燃焼時の動作
過濃燃焼時には、排気ガス中に比較的多量の水
素および一酸化炭素が存在する。このような排気
ガスが小孔6から中空室4内に流入すると、該中
空室4内の酸素と化合して水および二酸化炭素と
なる。この結果、中空室4内の酸素濃度Cvは大
幅に減少し、大気中の酸素濃度Crとの濃度差が
大きくなる。
素および一酸化炭素が存在する。このような排気
ガスが小孔6から中空室4内に流入すると、該中
空室4内の酸素と化合して水および二酸化炭素と
なる。この結果、中空室4内の酸素濃度Cvは大
幅に減少し、大気中の酸素濃度Crとの濃度差が
大きくなる。
この為に、駆動増幅器7の(−)入力端子に印
加される電圧(第1のジルコニア2で生ずる起電
圧)Eは基準電圧Erよりも大きくなる。したが
つて、過濃燃焼時には、駆動増幅器7の出力は負
となり、基準電圧Erと起電圧Eの差に応じた矢
印B方向(負方向)のポンピング電流が第2ジル
コニア3に供給される。
加される電圧(第1のジルコニア2で生ずる起電
圧)Eは基準電圧Erよりも大きくなる。したが
つて、過濃燃焼時には、駆動増幅器7の出力は負
となり、基準電圧Erと起電圧Eの差に応じた矢
印B方向(負方向)のポンピング電流が第2ジル
コニア3に供給される。
この結果、第2のジルコニア3の外方主面側の
酸素(排気ガス中の酸素)が、ジルコニアのポン
ピング作用によつて中空室4内に取り込まれる。
そして、前記負方向のポンピング電流によつて取
り込まれる酸素量と、水素または一酸化炭素と化
合する酸素量とがバランスすると、前記ポンピン
グ電流はある値に落ち着く。
酸素(排気ガス中の酸素)が、ジルコニアのポン
ピング作用によつて中空室4内に取り込まれる。
そして、前記負方向のポンピング電流によつて取
り込まれる酸素量と、水素または一酸化炭素と化
合する酸素量とがバランスすると、前記ポンピン
グ電流はある値に落ち着く。
前記のような構成および動作の空燃比測定装置
において、空燃比は、前記(1),(2)の動作時でのポ
ンピング電流に基づいて、周知の式より、排気ガ
ス中の酸素濃度または水素、一酸化炭素濃度を算
出し、該算出値より演算により求めることができ
る。
において、空燃比は、前記(1),(2)の動作時でのポ
ンピング電流に基づいて、周知の式より、排気ガ
ス中の酸素濃度または水素、一酸化炭素濃度を算
出し、該算出値より演算により求めることができ
る。
ところで、検出器1の使用に際しては、第2の
ジルコニア3に過大な電力を供給してはならない
という制限がある。その理由は、過大な電力を供
給した場合には、第2のジルコニア3が加熱さ
れ、電極5d、したがつて検出器1が熱損傷する
ことになるからである。
ジルコニア3に過大な電力を供給してはならない
という制限がある。その理由は、過大な電力を供
給した場合には、第2のジルコニア3が加熱さ
れ、電極5d、したがつて検出器1が熱損傷する
ことになるからである。
第2のジルコニア3での消費電力は、ポンピン
グ電流と、電極5d,5c間(ポンピング電流供
給電極間)の電圧の積で決定される。
グ電流と、電極5d,5c間(ポンピング電流供
給電極間)の電圧の積で決定される。
前記ポンピング電流は、第2図の動作説明から
明らかなように、排気ガス(被測定ガス)の酸素
濃度または水素、一酸化炭素濃度に比例して決定
される正または負の値を有する。また、電極5
d,5c間の電圧は、主に前記ポンピング電流と
該電極5d,5c間の内部抵抗の積で決定され
る。
明らかなように、排気ガス(被測定ガス)の酸素
濃度または水素、一酸化炭素濃度に比例して決定
される正または負の値を有する。また、電極5
d,5c間の電圧は、主に前記ポンピング電流と
該電極5d,5c間の内部抵抗の積で決定され
る。
ところで、電極5d,5c間の内部抵抗は、主
に検出器1の温度に依存し、検出器1の温度が低
い時(約600℃以下)には内部抵抗が非常に大き
く、特に室温では数10MΩとなる。
に検出器1の温度に依存し、検出器1の温度が低
い時(約600℃以下)には内部抵抗が非常に大き
く、特に室温では数10MΩとなる。
そこで、第2のジルコニア3への過大電力の供
給をなくし、検出器1の熱損傷を避ける為に、検
出器1を、空燃比測定装置の電源投入と同時に、
検出器自体に内蔵されているか、または外付けさ
れているヒータにより、動作温度(通常700℃位)
にまで加熱している。
給をなくし、検出器1の熱損傷を避ける為に、検
出器1を、空燃比測定装置の電源投入と同時に、
検出器自体に内蔵されているか、または外付けさ
れているヒータにより、動作温度(通常700℃位)
にまで加熱している。
しかし、次のような場合は、電極5d,5c間
の内部抵抗が大きく、第2のジルコニア3に過大
な電力が供給されることとなるので、ポンピング
電流の供給を阻止し、検出器1が熱損傷すること
を予防する必要がある。
の内部抵抗が大きく、第2のジルコニア3に過大
な電力が供給されることとなるので、ポンピング
電流の供給を阻止し、検出器1が熱損傷すること
を予防する必要がある。
(a) 空燃比測定装置への電源投入後、検出器1が
前記した動作温度に達していない場合。
前記した動作温度に達していない場合。
(b) 空燃比測定装置の使用中に新たな検出器1に
交換し、いまだ該検出器1が前記した動作温度
に達していない場合。
交換し、いまだ該検出器1が前記した動作温度
に達していない場合。
(c) 検出器1を加熱するヒータが断線した場合。
(d) 被測定ガスにより検出器1が過度に冷却され
た場合。
た場合。
なお、以上の場合には、検出器1が正しい動
作をせず、したがつて正確な空燃比を算出する
こともできない。
作をせず、したがつて正確な空燃比を算出する
こともできない。
また次の場合は、ポンピング電流が過大とな
るのでこれを制限し、検出器1が熱損傷するこ
とを予防する必要がある。
るのでこれを制限し、検出器1が熱損傷するこ
とを予防する必要がある。
(e) 被測定ガス中の酸素濃度または水素、一酸化
炭素濃度が過濃な場合。
炭素濃度が過濃な場合。
第3図は前記した検出器1が熱損傷する場合を
考慮して、これをできるだけ予防する為に案出さ
れた従来の空燃比測定装置の一例を示す回路図で
ある。図において、第2図と同一の符号は、同一
または同等部分をあらわしている。
考慮して、これをできるだけ予防する為に案出さ
れた従来の空燃比測定装置の一例を示す回路図で
ある。図において、第2図と同一の符号は、同一
または同等部分をあらわしている。
第3図の特徴は、駆動増幅器7の出力端子と電
極5dとの間に、ポンピング電流制限回路8およ
び、タイマ9の出力信号により開閉するスイツチ
回路10を設けるようにした点にある。
極5dとの間に、ポンピング電流制限回路8およ
び、タイマ9の出力信号により開閉するスイツチ
回路10を設けるようにした点にある。
タイマ9は、空燃比測定装置の電源投入に応じ
て既知の適宜の手段により計数を開始し、予定時
間が経過するとスイツチ回路10にカウントアツ
プ信号を出力する。この結果、スイツチ回路10
は、電源投入から検出器1が動作温度に達するで
あろう予定時間経過(通常、10〜30秒)後に、閉
状態になる。これにより第2のジルコニア3にポ
ンピング電流が供給される。
て既知の適宜の手段により計数を開始し、予定時
間が経過するとスイツチ回路10にカウントアツ
プ信号を出力する。この結果、スイツチ回路10
は、電源投入から検出器1が動作温度に達するで
あろう予定時間経過(通常、10〜30秒)後に、閉
状態になる。これにより第2のジルコニア3にポ
ンピング電流が供給される。
また、前記ポンピング電流は、その正負の電流
が予定値よりも過大となつた時にはポンピング電
流制限回路8により予定値に制限されることにな
る。
が予定値よりも過大となつた時にはポンピング電
流制限回路8により予定値に制限されることにな
る。
したがつて、第3図の回路によれば、前記aの
場合には、ポンピング電流の供給を阻止すること
ができ、またポンピング電流が過大となるeの場
合にも、該ポンピング電流を予定値に制限するこ
とができる。故に、これらに起因する検出器1の
熱損傷は予防される。
場合には、ポンピング電流の供給を阻止すること
ができ、またポンピング電流が過大となるeの場
合にも、該ポンピング電流を予定値に制限するこ
とができる。故に、これらに起因する検出器1の
熱損傷は予防される。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、第3図の回路では、ポンピング
電流を阻止しなければならない前記b、c、dの
場合において、ポンピング電流の供給を阻止でき
ず、したがつてこれらの場合には検出器1を熱損
傷させてしまうという問題点があつた。
電流を阻止しなければならない前記b、c、dの
場合において、ポンピング電流の供給を阻止でき
ず、したがつてこれらの場合には検出器1を熱損
傷させてしまうという問題点があつた。
本発明は、前述の問題点を解決するためになさ
れたものである。
れたものである。
(問題点を解決するための手段および作用)
前記の問題点を解決するために、本発明は、駆
動増幅器の出力側とポンピング電流供給電極の一
方との間に配され、前記ポンピング電流供給電極
の一方を駆動増幅器の出力側または定電流回路と
選択的に接続する切り換え手段と、前記切り換え
手段を、計数待機状態および時間計数状態では前
記定電流回路に、カウントアツプ後は検出器の出
力側にそれぞれ切り換えるタイマと、前記切り換
え手段の出力側とタイマとの間に設けられ、前記
タイマを計数待機状態または時間計数状態とする
電圧比較器とを設けるようにし、前記電圧比較器
は、ポンピング電流供給電極間の電圧がポンピン
グ電流供給電極を損傷する虞れがある予定の上限
電圧および下限電圧の範囲外にある時は前記タイ
マを計数待機状態にし、前記上限電圧および下限
電圧の範囲内にある時は前記タイマを時間計数状
態にし、また前記タイマは空燃比測定装置の電源
投入と同時に計数待機状態になるようにした点に
特徴がある。
動増幅器の出力側とポンピング電流供給電極の一
方との間に配され、前記ポンピング電流供給電極
の一方を駆動増幅器の出力側または定電流回路と
選択的に接続する切り換え手段と、前記切り換え
手段を、計数待機状態および時間計数状態では前
記定電流回路に、カウントアツプ後は検出器の出
力側にそれぞれ切り換えるタイマと、前記切り換
え手段の出力側とタイマとの間に設けられ、前記
タイマを計数待機状態または時間計数状態とする
電圧比較器とを設けるようにし、前記電圧比較器
は、ポンピング電流供給電極間の電圧がポンピン
グ電流供給電極を損傷する虞れがある予定の上限
電圧および下限電圧の範囲外にある時は前記タイ
マを計数待機状態にし、前記上限電圧および下限
電圧の範囲内にある時は前記タイマを時間計数状
態にし、また前記タイマは空燃比測定装置の電源
投入と同時に計数待機状態になるようにした点に
特徴がある。
(実施例)
以下に図面を参照して、本発明を詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例の回路図である。図
において、第3図と同一の符号は、同一または同
等部分をあらわしている。
において、第3図と同一の符号は、同一または同
等部分をあらわしている。
第1図において、切り換えスイツチ11は電極
5dと駆動増幅器7との間に設けられ、タイマ1
2の出力信号により、可動接点11aが固定接点
11b,11cのいずれか一方に切り換わる。
5dと駆動増幅器7との間に設けられ、タイマ1
2の出力信号により、可動接点11aが固定接点
11b,11cのいずれか一方に切り換わる。
すなわち、、タイマ12が計数待機状態または
時間計数状態にあるときは可動接点11aが固定
接点11c側に接し、、抵抗R1および電源13
からなる定電流回路15と電極5dとが接続され
る。
時間計数状態にあるときは可動接点11aが固定
接点11c側に接し、、抵抗R1および電源13
からなる定電流回路15と電極5dとが接続され
る。
また、タイマ12が予定時間の計数を完了(カ
ウントアツプ)してカウントアツプ信号を出力す
ると、可動接点11aが固定接点11b側に接す
るので、ポンピング電流制限回路8を通して駆動
増幅器7の出力端子と電極5dとが接続される。
ウントアツプ)してカウントアツプ信号を出力す
ると、可動接点11aが固定接点11b側に接す
るので、ポンピング電流制限回路8を通して駆動
増幅器7の出力端子と電極5dとが接続される。
電源13から第2のジルコニア3に供給される
電流は、ポンピング電流制限回路8から出力され
る電流(数mA程度の正負の電流)よりも十分に
小さな値(数μA以内)となるように抵抗R1に
より規制される。
電流は、ポンピング電流制限回路8から出力され
る電流(数mA程度の正負の電流)よりも十分に
小さな値(数μA以内)となるように抵抗R1に
より規制される。
電源13の電圧Eoは、後記する電圧比較器1
4の上限電圧(正電圧)Vpよりも十分高く設定
されている。なお、タイマ12は、空燃比測定装
置の電源投入と同時に既知の適宜の手段により計
数待機状態になる。
4の上限電圧(正電圧)Vpよりも十分高く設定
されている。なお、タイマ12は、空燃比測定装
置の電源投入と同時に既知の適宜の手段により計
数待機状態になる。
電圧比較器14は、第2のジルコニア3に印加
される電圧が予定の上限電圧Vpを越えるか、ま
たは下限(負電圧)Vmよりも小さい時に、前記
タイマ12を計数待期状態にし、前記上下限の電
圧Vp、Vmの範囲内にある時はタイマ12を時
計計数状態とするように動作する。
される電圧が予定の上限電圧Vpを越えるか、ま
たは下限(負電圧)Vmよりも小さい時に、前記
タイマ12を計数待期状態にし、前記上下限の電
圧Vp、Vmの範囲内にある時はタイマ12を時
計計数状態とするように動作する。
前記上下限の電圧Vp、Vmの絶対値は、検出
器1の正常な動作状態における第2のジルコニア
3に生じ得る電圧の絶対値(2v程度)よりも大
きく、かつポンピング電流制限回路8の最大出力
電流と、この時に第2のジルコニア3に生じる電
圧の積で決定される電力が、検出器1を損傷させ
ない最大電力と等しくなる時の電圧以下となるよ
うに設定される。本発明者の実験によれば、通常
3〜6V程度である。
器1の正常な動作状態における第2のジルコニア
3に生じ得る電圧の絶対値(2v程度)よりも大
きく、かつポンピング電流制限回路8の最大出力
電流と、この時に第2のジルコニア3に生じる電
圧の積で決定される電力が、検出器1を損傷させ
ない最大電力と等しくなる時の電圧以下となるよ
うに設定される。本発明者の実験によれば、通常
3〜6V程度である。
また、駆動増幅器7の(−)入力端子側は抵抗
R2を通して接地されている。この抵抗R2の値
は検出器1の酸素濃度検出電極間(電極5a,5
b間)の室温時における内部抵抗の値(数10M
Ω)よりも小さく、かつ加熱時(600℃以上)の
値(数KΩ)よりも十分大きな値に設定されてい
る。通常は1MΩ程度に設定することができる。
R2を通して接地されている。この抵抗R2の値
は検出器1の酸素濃度検出電極間(電極5a,5
b間)の室温時における内部抵抗の値(数10M
Ω)よりも小さく、かつ加熱時(600℃以上)の
値(数KΩ)よりも十分大きな値に設定されてい
る。通常は1MΩ程度に設定することができる。
次に本実施例の動作について説明する。
(1) 空燃比測定装置に電源を投入すると、タイマ
12が計数待期状態とされ、切り換えスイツチ
11が図示の状態となるので、電極5dは定電
流回路15と接続される。この電源投入直後に
おいては、検出器1はほぼ室温に近いので、電
極5d,5Cc間の内部抵抗は非常に高くなつ
ている。
12が計数待期状態とされ、切り換えスイツチ
11が図示の状態となるので、電極5dは定電
流回路15と接続される。この電源投入直後に
おいては、検出器1はほぼ室温に近いので、電
極5d,5Cc間の内部抵抗は非常に高くなつ
ている。
この結果、抵抗R1を通つて電源13から供
給される微小電流によつて電極5d,5c間に
生じる電圧は、電圧比較器14の上限電圧Vp
よりも高い値となる。この結果、前記タイマ1
2は計数待期状態を保持し、計数動作を開始し
ない。
給される微小電流によつて電極5d,5c間に
生じる電圧は、電圧比較器14の上限電圧Vp
よりも高い値となる。この結果、前記タイマ1
2は計数待期状態を保持し、計数動作を開始し
ない。
(2) 空燃比測定装置に電流が投入されると、検出
器1に内蔵されているか、または外付けされて
いるヒータ(図示せず)が検出器1の加熱を開
始する。これにより検出器1の温度は上昇し、
これに伴い電極5d,5c間の内部抵抗は急速
に降下する。
器1に内蔵されているか、または外付けされて
いるヒータ(図示せず)が検出器1の加熱を開
始する。これにより検出器1の温度は上昇し、
これに伴い電極5d,5c間の内部抵抗は急速
に降下する。
電極5d,5c間の内部抵抗がある値(例え
ば10KΩ)となり、該電極5d,5c間の電圧
が前記上限電圧Vp以下になると、電圧比較器
14はタイマ12を計数待機状態から時間計数
状態にする。これによりタイマ12は計数動作
を開始する。
ば10KΩ)となり、該電極5d,5c間の電圧
が前記上限電圧Vp以下になると、電圧比較器
14はタイマ12を計数待機状態から時間計数
状態にする。これによりタイマ12は計数動作
を開始する。
(3) 検出器1が動作温度になるであろう予定時間
が経過すると、タイマ12はカウントアツプ信
号を出力する。この結果、切り換えスイツチ1
1の可動接点11aは固定接点11b側に切り
換わる。
が経過すると、タイマ12はカウントアツプ信
号を出力する。この結果、切り換えスイツチ1
1の可動接点11aは固定接点11b側に切り
換わる。
これにより、電極5dはポンピング電流制限回
路8を通して駆動増幅器7の出力端子と接続さ
れ、空燃比測定装置の正規の動作が開始する。な
お、動作温度における電極5d,5c間の内部抵
抗は、通常10Ω程度である。
路8を通して駆動増幅器7の出力端子と接続さ
れ、空燃比測定装置の正規の動作が開始する。な
お、動作温度における電極5d,5c間の内部抵
抗は、通常10Ω程度である。
次に、空燃比測定装置の使用中すなわち該測定
装置に電源が投入されている状態において、検出
器1を交換する際の動作について述べる。
装置に電源が投入されている状態において、検出
器1を交換する際の動作について述べる。
検出器1が交換等の為に第1図の回路から切断
されると、駆動増幅器7の(−)入力端子側は抵
抗R2により接地電位となる為に、(+)入力端
子側の基準電圧Erよりも低くなる。
されると、駆動増幅器7の(−)入力端子側は抵
抗R2により接地電位となる為に、(+)入力端
子側の基準電圧Erよりも低くなる。
この結果、電圧比較器14に加わる電圧は上限
電圧Vpよりも高くなり、タイマ12は計数待期
状態とされ、切り換えスイツチ11が図示の状態
となる。電源13の電圧Eoは、前記したように
上限電圧Vpよりも十分高く設定されているので、
この状態は保持される。
電圧Vpよりも高くなり、タイマ12は計数待期
状態とされ、切り換えスイツチ11が図示の状態
となる。電源13の電圧Eoは、前記したように
上限電圧Vpよりも十分高く設定されているので、
この状態は保持される。
そして、交換された新たな検出器1が接続され
ると、空燃比測定装置は前記した(2)、(3)の動作を
経て正規の動作を開始するようになる。
ると、空燃比測定装置は前記した(2)、(3)の動作を
経て正規の動作を開始するようになる。
なお、抵抗R2は、空燃比測定装置の正規の動
作時の電極5a,5b間の内部抵抗よりも十分大
きく設定されているので、該測定装置の正規の動
作時における動作には何らの影響も与えない。
作時の電極5a,5b間の内部抵抗よりも十分大
きく設定されているので、該測定装置の正規の動
作時における動作には何らの影響も与えない。
次に、被測定ガスにより検出器1が過度に冷却
された場合の動作について説明する。
された場合の動作について説明する。
前述したように、被測定ガスにより検出器1が
過度に冷却されると、検出器1の温度の下降に従
つて電極5d,5c間の内部抵抗は増大する。
過度に冷却されると、検出器1の温度の下降に従
つて電極5d,5c間の内部抵抗は増大する。
この時、駆動増幅器7から出力されるポンピン
グ電流が変化しないとすると、この内部抵抗の増
大に伴なつて電極5d,5c間の電圧は上昇し、
電圧比較器14の上下限の電圧Vp、Vmを越え
るようになると、タイマ12は計数待期状態とさ
れ、切り換えスイツチ11が図示の状態になる。
すなわち、空燃比測定装置の正規の動作状態は中
断される。
グ電流が変化しないとすると、この内部抵抗の増
大に伴なつて電極5d,5c間の電圧は上昇し、
電圧比較器14の上下限の電圧Vp、Vmを越え
るようになると、タイマ12は計数待期状態とさ
れ、切り換えスイツチ11が図示の状態になる。
すなわち、空燃比測定装置の正規の動作状態は中
断される。
この状態から、第2のジルコニア3の温度が上
昇して電極5d,5c間の電圧が電圧比較器14
の上下限の電圧Vp、Vmの範囲内になると、タ
イマ12はただちに計数動作状態に移行する。そ
の後、予定時間が経過してタイマ12からカウン
トアツプ信号が出力され、可動接点11aが固定
接点11bの側へ切り換わると空燃比測定装置は
正規の動作状態となる。
昇して電極5d,5c間の電圧が電圧比較器14
の上下限の電圧Vp、Vmの範囲内になると、タ
イマ12はただちに計数動作状態に移行する。そ
の後、予定時間が経過してタイマ12からカウン
トアツプ信号が出力され、可動接点11aが固定
接点11bの側へ切り換わると空燃比測定装置は
正規の動作状態となる。
この時、検出器1の温度が空燃比測定装置の正
規の動作状態を維持できるまでに復帰していない
場合は、タイマ12の計数待期状態→可動接点1
1aの固定接点11c側への切り換え→タイマ1
2の計算動作開始→タイマ12からのカウントア
ツプ信号出力→可動接点11aの固定接点11b
側への切り換え→タイマ12の計数待期状態とい
う循環動作を繰り返えすことになる。
規の動作状態を維持できるまでに復帰していない
場合は、タイマ12の計数待期状態→可動接点1
1aの固定接点11c側への切り換え→タイマ1
2の計算動作開始→タイマ12からのカウントア
ツプ信号出力→可動接点11aの固定接点11b
側への切り換え→タイマ12の計数待期状態とい
う循環動作を繰り返えすことになる。
なお、被測定ガスにより検出器1が過冷却の状
態にあり、かつ被測定ガスの酸素濃度または水
素、一酸化炭素濃度が過濃な状態にあつては、そ
れ以外の過冷却の場合に比べて、検出器1の温度
降下による電極5d,5c間の内部抵抗の増大が
小さくても、電極5d,5c間の電圧は、上限電
圧Vpまたは下限電圧Vmを越えることとなるの
で、タイマ12はより一層早く計数待期状態とな
ることは容易に理解できるであろう。
態にあり、かつ被測定ガスの酸素濃度または水
素、一酸化炭素濃度が過濃な状態にあつては、そ
れ以外の過冷却の場合に比べて、検出器1の温度
降下による電極5d,5c間の内部抵抗の増大が
小さくても、電極5d,5c間の電圧は、上限電
圧Vpまたは下限電圧Vmを越えることとなるの
で、タイマ12はより一層早く計数待期状態とな
ることは容易に理解できるであろう。
次に、検出器1を加熱するヒータが断線した場
合の動作について説明する。
合の動作について説明する。
ヒータが断線すると、検出器1の温度が下降
し、これに応じて電極5d,5c間の内部抵抗は
増大する。この内部抵抗の増大に伴つて電極5
d,5c間の電圧が上昇し、電圧比較器14の上
限電圧Vpまたは下限電圧Vmを越えるようにな
ると、タイマ12は計数待期状態にされ、切り換
えスイツチ11が図示の状態となる。
し、これに応じて電極5d,5c間の内部抵抗は
増大する。この内部抵抗の増大に伴つて電極5
d,5c間の電圧が上昇し、電圧比較器14の上
限電圧Vpまたは下限電圧Vmを越えるようにな
ると、タイマ12は計数待期状態にされ、切り換
えスイツチ11が図示の状態となる。
ヒータが断線の場合には、前記内部抵抗が減少
することはないので、その後もこの状態を継続す
る。なお、空燃比測定装置の電源投入の際に、ヒ
ータが断線しているような場合にあつては、電源
投入と同時にタイマ12が計数待機状態にされ、
この状態のまま継続するようになる。
することはないので、その後もこの状態を継続す
る。なお、空燃比測定装置の電源投入の際に、ヒ
ータが断線しているような場合にあつては、電源
投入と同時にタイマ12が計数待機状態にされ、
この状態のまま継続するようになる。
以上の説明では、駆動増幅器7の(−)入力端
子側を、抵抗R2を通して接地するようにした
が、該抵抗R2は必ずしも必要ではない。
子側を、抵抗R2を通して接地するようにした
が、該抵抗R2は必ずしも必要ではない。
すなわち、抵抗R2がなくても検出器1を切断
した状態では、駆動増幅器7から電圧比較器14
へ印加される電圧は、上限電圧Vpを越えるかま
たは下限電圧Vmよりも小さい値であるのが通常
であり、したがつて前記検出器の交換時の動作は
正常に行なわれるからである。
した状態では、駆動増幅器7から電圧比較器14
へ印加される電圧は、上限電圧Vpを越えるかま
たは下限電圧Vmよりも小さい値であるのが通常
であり、したがつて前記検出器の交換時の動作は
正常に行なわれるからである。
ただし、抵抗R2を設けた場合には、駆動増幅
器7の(−)入力端子側が浮動状態とならないの
で、検出器の交換時における駆動増幅器7の動作
は安定するようになる。
器7の(−)入力端子側が浮動状態とならないの
で、検出器の交換時における駆動増幅器7の動作
は安定するようになる。
また、電圧比較器14によつてタイマ12が強
制的に計数待機状態にされる時には、その旨を示
す表示器を設けるようにすれば、検出器1の無接
続状態か、またはヒータの断線かを容易に判別で
きると共に、比較的短い時間内に、例えば表示器
であるランプが点灯および消灯を繰り返えす場合
には、被測定ガスの温度が低すぎる状態であるこ
とを容易に検知できる。
制的に計数待機状態にされる時には、その旨を示
す表示器を設けるようにすれば、検出器1の無接
続状態か、またはヒータの断線かを容易に判別で
きると共に、比較的短い時間内に、例えば表示器
であるランプが点灯および消灯を繰り返えす場合
には、被測定ガスの温度が低すぎる状態であるこ
とを容易に検知できる。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、つぎのような効果が達成される。
ば、つぎのような効果が達成される。
(1) 空燃比測定装置の使用中に新たな検出器を交
換接続した場合、検出器を加熱するヒータが断
線した場合、または被測定ガスにより検出器が
過度に冷却された場合においてもポンピング電
流供給電極に過大な電力が供給されない為に、
検出器の完全な保護が図れる。
換接続した場合、検出器を加熱するヒータが断
線した場合、または被測定ガスにより検出器が
過度に冷却された場合においてもポンピング電
流供給電極に過大な電力が供給されない為に、
検出器の完全な保護が図れる。
(2) また、電圧比較器によつてタイマが強制的に
リセツトされる時には、その旨を示す表示器を
設けるようにすれば、検出器の無接続状態およ
びヒータの断線のいずれか一方であることを容
易に判別できると共に、被測定ガスの温度が低
すぎる状態であることも容易に検知できる。
リセツトされる時には、その旨を示す表示器を
設けるようにすれば、検出器の無接続状態およ
びヒータの断線のいずれか一方であることを容
易に判別できると共に、被測定ガスの温度が低
すぎる状態であることも容易に検知できる。
(3) また、本発明では検出器が正常な動作状態で
ない時には空燃比測定を行なわないようになる
ので、本発明を実際の車に搭載した場合にも誤
つた計数値に基づく制御動作がなされることな
く、該車の信頼性の向上が図れる。
ない時には空燃比測定を行なわないようになる
ので、本発明を実際の車に搭載した場合にも誤
つた計数値に基づく制御動作がなされることな
く、該車の信頼性の向上が図れる。
第1図は本発明の一実施例の回路図である。第
2図は従来の空燃比測定装置の一例を示す回路図
である。第3図は従来の空燃比測定装置の他の例
を示す回路図である。 1…検出器、2…第1のジルコニア、3…第2
のジルコニア、4…中空室、5,5a〜5d…電
極、6…小孔、7…駆動増幅器、8…ポンピング
電流制限回路、11…切り換えスイツチ、12…
タイマ、13…電源、14…電圧比較器、15…
定電流回路、R1,R2…抵抗、Er…基準電圧。
2図は従来の空燃比測定装置の一例を示す回路図
である。第3図は従来の空燃比測定装置の他の例
を示す回路図である。 1…検出器、2…第1のジルコニア、3…第2
のジルコニア、4…中空室、5,5a〜5d…電
極、6…小孔、7…駆動増幅器、8…ポンピング
電流制限回路、11…切り換えスイツチ、12…
タイマ、13…電源、14…電圧比較器、15…
定電流回路、R1,R2…抵抗、Er…基準電圧。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 酸素濃度検出用ジルコニア板、ポンピング用
ジルコニア板、前記酸素濃度検出用ジルコニア板
の両主面に形成された酸素濃度検出電極、前記ポ
ンピング用ジルコニア板の両主面に形成されたポ
ンピング電流供給電極、前記両ジルコニア板の対
向面間に形成されている中空室、前記ポンピング
用ジルコニア板の外方主面側の被測定ガスを前記
中空室内に導入させる為に前記ポンピング用ジル
コニア板に形成された被測定ガス導入手段からな
る空燃比検出器と、一入力端子が酸素濃度検出電
極の一方に接続され、他入力端子が基準電圧に接
続されており、酸素濃度検出電極間の電圧と基準
電圧との差に応じた正負のポンピング電流を前記
ポンピング用ジルコニア板に出力する駆動手段と
を有する空燃比測定装置において、 前記駆動手段の出力側とポンピング電流供給電
極の一方との間に設けられ、ポンピング電流供給
電極の一方を駆動手段の出力側および定電流回路
の一方に選択的に接続する切り換え手段と、前記
切り換え手段を計数待機状態および時間計数状態
では前記定電流回路に、カウントアツプ後は駆動
手段の出力側に切り換え制御を行なうタイマと、
前記切り換え手段の出力側と前記タイマとの間に
設けられ、前記タイマを計数待期状態または時間
計数状態にする電圧比較器とを具備し、前記電圧
比較器は、ポンピング電流供給電極間の電圧が予
定の上限電圧および下限電圧の範囲外にある時は
前記タイマを計数待機状態にし、前記上限電圧お
よび下限電圧の範囲内にある時は前記タイマを時
間計数状態にし、また前記タイマは空燃比測定装
置の電源投入と同時に計数待期状態になることを
特徴とする空燃比測定装置。 2 前記駆動手段の正負のポンピング電流の絶対
値が、予定値よりも大となつた時には、これを予
定値に制限するポンピング電流制限手段を設けた
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載
の空燃比測定装置。 3 前記駆動手段の一入力端子側を抵抗を介して
接地すると共に、該抵抗の値を室温時における酸
素濃度検出電極間の内部抵抗の値よりも小さく、
かつ加熱時の前記内部抵抗の値よりも大きく設定
したことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項
または第2項記載の空燃比測定装置。 4 前記タイマが電圧比較器によつて強制的に計
数待期状態にされた旨を表示する表示手段を設け
たことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項、
第2項または第3項記載の空燃比測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61122822A JPS62278443A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 空燃比測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61122822A JPS62278443A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 空燃比測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62278443A JPS62278443A (ja) | 1987-12-03 |
JPH0545183B2 true JPH0545183B2 (ja) | 1993-07-08 |
Family
ID=14845492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61122822A Granted JPS62278443A (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 空燃比測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62278443A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0648409Y2 (ja) * | 1988-11-09 | 1994-12-12 | 株式会社フジクラ | 低濃度用ガス分析計 |
JP2905304B2 (ja) * | 1991-04-02 | 1999-06-14 | 三菱電機株式会社 | 空燃比センサの活性化判定装置 |
JPH04313056A (ja) * | 1991-04-02 | 1992-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 空燃比センサの活性化判定装置 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP61122822A patent/JPS62278443A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62278443A (ja) | 1987-12-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |