JPH0545577A - 撮影装置 - Google Patents
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- JPH0545577A JPH0545577A JP3225133A JP22513391A JPH0545577A JP H0545577 A JPH0545577 A JP H0545577A JP 3225133 A JP3225133 A JP 3225133A JP 22513391 A JP22513391 A JP 22513391A JP H0545577 A JPH0545577 A JP H0545577A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- zoom
- speed
- lens group
- moving speed
- Prior art date
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
- G02B7/04—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インナーフォーカスタイプのレンズを備えた
ビデオ一体型カメラ等の撮影装置に於て、ズーミング中
ぼけ等を生じさせることなく円滑にフォーカスレンズの
制御を行うようにする。 【構成】 ズームレンズ102の移動速度に応じてフォ
ーカスレンズ105の移動を制御する場合、ズームレン
ズ102の移動速度が変更になった時は、マイクロコン
ピュータ119によってこれを検出して、ズームレンズ
102の移動速度の測定値に応じたフォーカスレンズ1
05の移動制御を中止させる。これによってズームレン
ズ102の移動速度の変更直後に得やすい誤った測定デ
ータに基く、フォーカスレンズ105の不正確な駆動制
御を防止して、ぼけ等を避けることができる。
ビデオ一体型カメラ等の撮影装置に於て、ズーミング中
ぼけ等を生じさせることなく円滑にフォーカスレンズの
制御を行うようにする。 【構成】 ズームレンズ102の移動速度に応じてフォ
ーカスレンズ105の移動を制御する場合、ズームレン
ズ102の移動速度が変更になった時は、マイクロコン
ピュータ119によってこれを検出して、ズームレンズ
102の移動速度の測定値に応じたフォーカスレンズ1
05の移動制御を中止させる。これによってズームレン
ズ102の移動速度の変更直後に得やすい誤った測定デ
ータに基く、フォーカスレンズ105の不正確な駆動制
御を防止して、ぼけ等を避けることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インナーフォーカスタ
イプレンズを有する撮影装置に関するものである。
イプレンズを有する撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ一体型カメラの小型,軽量
化に伴い、レンズ部や自動焦点調節部が占める体積,重
量は急速に減少しつつある。この中で、後者の自動焦点
調節部に関しては、赤外線の投受光装置を有するアクテ
ィブタイプから、この投受光装置を用いず撮像素子を介
した映像信号から合焦点を割り出すパッシブタイプへと
変革が進んでいる。
化に伴い、レンズ部や自動焦点調節部が占める体積,重
量は急速に減少しつつある。この中で、後者の自動焦点
調節部に関しては、赤外線の投受光装置を有するアクテ
ィブタイプから、この投受光装置を用いず撮像素子を介
した映像信号から合焦点を割り出すパッシブタイプへと
変革が進んでいる。
【0003】一方、前者のレンズ部では、変倍による焦
点面の移動を補正するレンズに焦点調節機能を兼ねて持
たせ、更に全面のレンズを固定して小型化を計るといっ
たいわゆるインナーフォーカスタイプのレンズが多く導
入されるようになってきている。
点面の移動を補正するレンズに焦点調節機能を兼ねて持
たせ、更に全面のレンズを固定して小型化を計るといっ
たいわゆるインナーフォーカスタイプのレンズが多く導
入されるようになってきている。
【0004】図6は上記インナーフォーカスタイプレン
ズ構成の一例を示したものであり、101は固定の第1
のレンズ群、102は変倍を行う第2のレンズ群、10
3は絞り、104は固定の第3のレンズ群、105は変
倍に伴う焦点面の移動を補正する機能と焦点調節機能を
兼ね備えた第4のレンズ群である。また106は撮像素
子である。
ズ構成の一例を示したものであり、101は固定の第1
のレンズ群、102は変倍を行う第2のレンズ群、10
3は絞り、104は固定の第3のレンズ群、105は変
倍に伴う焦点面の移動を補正する機能と焦点調節機能を
兼ね備えた第4のレンズ群である。また106は撮像素
子である。
【0005】図3は、変倍を行うため移動してズームレ
ンズとして働く第2のレンズ群102の位置(横軸)に
対して、各被写体距離に合焦する為にフォーカスレンズ
として働く第4のレンズ群105の位置(縦軸)の関係
を示すグラフである。なお、被写体距離をパラメータに
とって示している。焦点距離の変化がない場合、すなわ
ち第2のレンズ群102が停止している場合には、第4
のレンズ群105が図3の該当する焦点距離上例えばA
−A′上で、縦軸と平行に移動することによって焦点調
節を行う。また、ズーミング中すなわち第2のレンズ群
102が移動している場合には、各被写体距離に応じて
図3の中から第4のレンズ群105の軌跡を選択し、こ
の軌跡に従って焦点距離の変化に対応した駆動制御を第
4のレンズ群105に施せば、この第4のレンズ群10
5に変倍による焦点面の補正と焦点調節機能を兼ねて持
たせることにより、ズーミング中もぼけのない映像を得
ることができる。
ンズとして働く第2のレンズ群102の位置(横軸)に
対して、各被写体距離に合焦する為にフォーカスレンズ
として働く第4のレンズ群105の位置(縦軸)の関係
を示すグラフである。なお、被写体距離をパラメータに
とって示している。焦点距離の変化がない場合、すなわ
ち第2のレンズ群102が停止している場合には、第4
のレンズ群105が図3の該当する焦点距離上例えばA
−A′上で、縦軸と平行に移動することによって焦点調
節を行う。また、ズーミング中すなわち第2のレンズ群
102が移動している場合には、各被写体距離に応じて
図3の中から第4のレンズ群105の軌跡を選択し、こ
の軌跡に従って焦点距離の変化に対応した駆動制御を第
4のレンズ群105に施せば、この第4のレンズ群10
5に変倍による焦点面の補正と焦点調節機能を兼ねて持
たせることにより、ズーミング中もぼけのない映像を得
ることができる。
【0006】図4は、前記第4のレンズ群105の特に
ズーミング中の駆動制御方法の一例について説明する為
のグラフであり、座標のとり方は図3と同じである。図
4中の角度が刻々と変化している矢印は第4のレンズ群
105の移動速度を表す。この図4では、第2のレンズ
群102の移動領域(横軸)を16等分している。ここ
でこの16等分後の各領域を“ズームゾーン”と称する
ことにする。
ズーミング中の駆動制御方法の一例について説明する為
のグラフであり、座標のとり方は図3と同じである。図
4中の角度が刻々と変化している矢印は第4のレンズ群
105の移動速度を表す。この図4では、第2のレンズ
群102の移動領域(横軸)を16等分している。ここ
でこの16等分後の各領域を“ズームゾーン”と称する
ことにする。
【0007】さて、各ズームゾーン毎に図3の曲線を区
切ってみると、それぞれのズームゾーンで傾きのほぼ等
しい部分に分割することができる。ズーム速度が一定の
場合、傾きが等しければ被写体距離が異なっていても、
第4のレンズ群105の移動速度を等しくすることがで
きる。そこで、図4のように縦軸を各ズームゾーン毎に
傾きの等しい部分I,II,…のように分割し、1つの代
表速度をそれぞれ与える。
切ってみると、それぞれのズームゾーンで傾きのほぼ等
しい部分に分割することができる。ズーム速度が一定の
場合、傾きが等しければ被写体距離が異なっていても、
第4のレンズ群105の移動速度を等しくすることがで
きる。そこで、図4のように縦軸を各ズームゾーン毎に
傾きの等しい部分I,II,…のように分割し、1つの代
表速度をそれぞれ与える。
【0008】こうすることによって、ズームスタート時
に合焦させ、ズームレンズとフォーカスレンズの位置を
検出しながらズーミングを行えば、常に適切な第4のレ
ンズ群105の移動速度で図3の軌跡に追従することが
可能となる。
に合焦させ、ズームレンズとフォーカスレンズの位置を
検出しながらズーミングを行えば、常に適切な第4のレ
ンズ群105の移動速度で図3の軌跡に追従することが
可能となる。
【0009】ところで、図4で説明したようなフォーカ
スレンズの移動速度情報は、ズームレンズの移動速度を
ある値(Vzsと称することにする)に固定した時に初
めて得られるものである。なぜならば、図3の軌跡は、
ズームレンズの位置(横軸)に対するフォーカスレンズ
の位置(縦軸)を表したものであって、この軌跡をトレ
ースするためのフォーカスレンズ速度情報を得ようとす
れば、必然的にズームレンズの移動速度を定義しなくて
はならなくなる。
スレンズの移動速度情報は、ズームレンズの移動速度を
ある値(Vzsと称することにする)に固定した時に初
めて得られるものである。なぜならば、図3の軌跡は、
ズームレンズの位置(横軸)に対するフォーカスレンズ
の位置(縦軸)を表したものであって、この軌跡をトレ
ースするためのフォーカスレンズ速度情報を得ようとす
れば、必然的にズームレンズの移動速度を定義しなくて
はならなくなる。
【0010】従って、例えばズームレンズのアクチュエ
ータを直流モータで構成したとすると、カメラの姿勢差
やアクチュエータそのもののトルクのばらつき,環境,
バッテリの減電圧等でその駆動速度はばらついてしま
う。このばらつきを無視してズーミングを行えば、上記
定義されたズーム速度に対するフォーカスレンズ速度
が、実際のズーム速度に適合しないのでズーミング中ぼ
けを生ずるようになる。
ータを直流モータで構成したとすると、カメラの姿勢差
やアクチュエータそのもののトルクのばらつき,環境,
バッテリの減電圧等でその駆動速度はばらついてしま
う。このばらつきを無視してズーミングを行えば、上記
定義されたズーム速度に対するフォーカスレンズ速度
が、実際のズーム速度に適合しないのでズーミング中ぼ
けを生ずるようになる。
【0011】このため従来に於ては、例えば特開平1−
319717号公報に示されるように、ズーミング中の
ズーム速度を常に測定し、その測定結果と前記Vzsと
の比をとって図4の移動速度情報に乗じる方法について
提案がなされている。
319717号公報に示されるように、ズーミング中の
ズーム速度を常に測定し、その測定結果と前記Vzsと
の比をとって図4の移動速度情報に乗じる方法について
提案がなされている。
【0012】図5はこの提案におけるズーム速度の測定
方法を説明するフローチャートで、501はプログラム
の実行開始を示すステップ、502は図示されていない
ズームスイッチが押されたかどうかを判別するプログラ
ムを実行するステップ、503はズーム速度測定カウン
タの値を1増加するプログラムを実行するステップ、5
04はズームレンズが図4のズームゾーン境界にあるか
どうかを判別するプログラムを実行するステップ、50
5は垂直同期信号が入力されたかどうかを判別するプロ
グラムを実行するステップ、506はズーム速度記憶メ
モリ3に、ズーム速度記憶メモリ2の値を代入するプロ
グラムを実行するステップ、507は506と同様にメ
モリ2にメモリ1の値を、また508は同様にメモリ1
にカウンタの値を代入するプログラムを実行するステッ
プである。509はカウンタをクリアするプログラムを
実行するステップ、510はズーミング中でない時、通
常のAF(オートフォーカス)動作をするプログラムを
実行するステップ、511はプログラムの実行終了を示
すステップである。
方法を説明するフローチャートで、501はプログラム
の実行開始を示すステップ、502は図示されていない
ズームスイッチが押されたかどうかを判別するプログラ
ムを実行するステップ、503はズーム速度測定カウン
タの値を1増加するプログラムを実行するステップ、5
04はズームレンズが図4のズームゾーン境界にあるか
どうかを判別するプログラムを実行するステップ、50
5は垂直同期信号が入力されたかどうかを判別するプロ
グラムを実行するステップ、506はズーム速度記憶メ
モリ3に、ズーム速度記憶メモリ2の値を代入するプロ
グラムを実行するステップ、507は506と同様にメ
モリ2にメモリ1の値を、また508は同様にメモリ1
にカウンタの値を代入するプログラムを実行するステッ
プである。509はカウンタをクリアするプログラムを
実行するステップ、510はズーミング中でない時、通
常のAF(オートフォーカス)動作をするプログラムを
実行するステップ、511はプログラムの実行終了を示
すステップである。
【0013】このようなフローチャートに於て、501
でプログラムの実行が開始され、502でズームスイッ
チが押されていることを確認すると、503でカウンタ
の値を1増加させる。504でズームレンズがズームゾ
ーンの境界になければ、505で垂直同期信号の到来を
待って、再び503でカウンタの値を増加させる。50
4でゾーンの境界が検出されると、506以下の動作に
入る。この時点で、カウンタには1つのゾーンを通過す
るのにどれだけの垂直同期期間を要したかが記憶されて
おり、これがズーム速度情報となる。506から508
によって、1つのズームゾーンを通過するたびに、メモ
リ3からメモリ1に過去の3ゾーン分のズーム速度情報
が記憶されるよう、データのシフトが行われている。5
08で最新のズーム速度情報がメモリ1に蓄えられる
と、509でカウンタをリセットして一連のズーム速度
測定を終了する。
でプログラムの実行が開始され、502でズームスイッ
チが押されていることを確認すると、503でカウンタ
の値を1増加させる。504でズームレンズがズームゾ
ーンの境界になければ、505で垂直同期信号の到来を
待って、再び503でカウンタの値を増加させる。50
4でゾーンの境界が検出されると、506以下の動作に
入る。この時点で、カウンタには1つのゾーンを通過す
るのにどれだけの垂直同期期間を要したかが記憶されて
おり、これがズーム速度情報となる。506から508
によって、1つのズームゾーンを通過するたびに、メモ
リ3からメモリ1に過去の3ゾーン分のズーム速度情報
が記憶されるよう、データのシフトが行われている。5
08で最新のズーム速度情報がメモリ1に蓄えられる
と、509でカウンタをリセットして一連のズーム速度
測定を終了する。
【0014】以上のようにして3つのメモリに蓄えられ
たズーム速度情報について、例えば平均をとったりある
いは最大値を採用することにより、エンコーダ出力の非
線形性やノイズ成分を取り除きながら、正確にこのズー
ム速度情報を利用することが可能となる。
たズーム速度情報について、例えば平均をとったりある
いは最大値を採用することにより、エンコーダ出力の非
線形性やノイズ成分を取り除きながら、正確にこのズー
ム速度情報を利用することが可能となる。
【0015】ここで上記従来例では、図4に示されるよ
うに特にテレT端近傍に於て、軌跡の傾斜が横軸に対し
て急激に大きくなる現象が見られる。これはすなわち、
ズーミング中フォーカスレンズの移動速度がテレ端近傍
で急速に大きくなることを意味する。この傾向は焦点距
離が大きくなればなるほど(図で右方向に向かうほど)
顕著になることが知られている。従って、ズーム倍率が
増加するにつれて、テレ近傍で所望の速度を実現しつつ
十分な回転トルクが得られるようなアクチュエータを用
意する必要がある。しかし一般にアクチュエータは、高
回転で高トルクを得ようとすればするほど、大型で騒音
も大きくなり、消費電力も増加する。つまりズーム倍率
が増加すると、それに従ってアクチュエータが大型化す
るばかりでなく、消費電力も増加するので、商品に取り
つけるバッテリ等も大型化し、先に述べた小型,軽量化
の方向に逆行する結果を生み出す。
うに特にテレT端近傍に於て、軌跡の傾斜が横軸に対し
て急激に大きくなる現象が見られる。これはすなわち、
ズーミング中フォーカスレンズの移動速度がテレ端近傍
で急速に大きくなることを意味する。この傾向は焦点距
離が大きくなればなるほど(図で右方向に向かうほど)
顕著になることが知られている。従って、ズーム倍率が
増加するにつれて、テレ近傍で所望の速度を実現しつつ
十分な回転トルクが得られるようなアクチュエータを用
意する必要がある。しかし一般にアクチュエータは、高
回転で高トルクを得ようとすればするほど、大型で騒音
も大きくなり、消費電力も増加する。つまりズーム倍率
が増加すると、それに従ってアクチュエータが大型化す
るばかりでなく、消費電力も増加するので、商品に取り
つけるバッテリ等も大型化し、先に述べた小型,軽量化
の方向に逆行する結果を生み出す。
【0016】このため上記欠点を解決する手段として、
ズームレンズの単位時間当たりの移動量をフォーカスレ
ンズの移動速度が早くなる領域(すなわちテレ端近傍)
で小さくする提案がなされている。
ズームレンズの単位時間当たりの移動量をフォーカスレ
ンズの移動速度が早くなる領域(すなわちテレ端近傍)
で小さくする提案がなされている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来における
ように、テレ端近傍でズームレンズの単位時間当たりの
移動量を小さくしようとすると、ズーム速度の変更直後
しばらくの間、測定前と測定後のデータが混在して誤っ
た結果を導き出す可能性が大きいので、これをそのまま
にしてフォーカスレンズの移動速度を決定すると、かえ
ってズーミング中のぼけを助長させるようになるという
問題がある。
ように、テレ端近傍でズームレンズの単位時間当たりの
移動量を小さくしようとすると、ズーム速度の変更直後
しばらくの間、測定前と測定後のデータが混在して誤っ
た結果を導き出す可能性が大きいので、これをそのまま
にしてフォーカスレンズの移動速度を決定すると、かえ
ってズーミング中のぼけを助長させるようになるという
問題がある。
【0018】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、ズーミング中にぼけを生じさせることなく
フォーカスレンズの移動速度を決定することができる撮
影装置を提供することを目的とするものである。
れたもので、ズーミング中にぼけを生じさせることなく
フォーカスレンズの移動速度を決定することができる撮
影装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、変倍を行う第1のレンズ群と、焦点調節を
行う第2のレンズ群と、前記第1のレンズ群の移動速度
を測定する移動測定手段と、この移動測定手段から得ら
れる移動速度の測定値に応じた移動速度で前記第2のレ
ンズ群を移動させる移動制御手段と、前記第1のレンズ
群の移動速度を変化させる速度変化手段とを備えた撮影
装置において、前記移動測定手段から得られる移動速度
が変更された場合、前記移動制御手段をして前記移動測
定手段から得られる移動速度の測定値に応じた第2のレ
ンズ群の移動制御を中止させる中止手段を有することを
特徴とするものである。
に本発明は、変倍を行う第1のレンズ群と、焦点調節を
行う第2のレンズ群と、前記第1のレンズ群の移動速度
を測定する移動測定手段と、この移動測定手段から得ら
れる移動速度の測定値に応じた移動速度で前記第2のレ
ンズ群を移動させる移動制御手段と、前記第1のレンズ
群の移動速度を変化させる速度変化手段とを備えた撮影
装置において、前記移動測定手段から得られる移動速度
が変更された場合、前記移動制御手段をして前記移動測
定手段から得られる移動速度の測定値に応じた第2のレ
ンズ群の移動制御を中止させる中止手段を有することを
特徴とするものである。
【0020】
【作用】第1のレンズ群の移動速度を測定する移動測定
手段から得られる移動速度が変更された場合は、中止手
段は、移動制御手段をして移動測定手段からの移動速度
の測定値に応じた第2のレンズ群の移動制御を中止させ
る。これによって、測定前と測定後の測定データが混在
し易い、第1のレンズ群の移動速度を変更直後の測定デ
ータとして利用しないようにすることができる。従っ
て、それに対応した第2のレンズ群の移動速度は決定さ
れないので、これによるズーミング中のぼけを防止する
ことができる。しかも、レンズのアクチュエータを大型
化することなく、レンズの小型化を維持しながら良好な
レンズ制御を行うことができる。
手段から得られる移動速度が変更された場合は、中止手
段は、移動制御手段をして移動測定手段からの移動速度
の測定値に応じた第2のレンズ群の移動制御を中止させ
る。これによって、測定前と測定後の測定データが混在
し易い、第1のレンズ群の移動速度を変更直後の測定デ
ータとして利用しないようにすることができる。従っ
て、それに対応した第2のレンズ群の移動速度は決定さ
れないので、これによるズーミング中のぼけを防止する
ことができる。しかも、レンズのアクチュエータを大型
化することなく、レンズの小型化を維持しながら良好な
レンズ制御を行うことができる。
【0021】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0022】図1は本発明の撮影装置の実施例を示す構
成図で、101は固定の第1のレンズ群、102は変倍
を行う第2のレンズ群、103は絞り、104は固定の
第3のレンズ群、105は変倍に伴う焦点面の移動を補
正する機能と焦点調節機能を兼ね備えた第4のレンズ
群、106は撮像素子で、以上は図6と同一の構成であ
る。
成図で、101は固定の第1のレンズ群、102は変倍
を行う第2のレンズ群、103は絞り、104は固定の
第3のレンズ群、105は変倍に伴う焦点面の移動を補
正する機能と焦点調節機能を兼ね備えた第4のレンズ
群、106は撮像素子で、以上は図6と同一の構成であ
る。
【0023】また、107,108,109はそれぞれ
第1のレンズ群102,絞り103,第4のレンズ群1
05を駆動させるためのアクチュエータ、110,11
1,112はそれぞれアクチュエータ107,108,
109を駆動命令に従って駆動させるべくエネルギーを
出力するドライバ、113,114,115はそれぞれ
第1のレンズ群102,絞り103,第4のレンズ群1
05の状態を検出し、電気信号に変換して出力するため
のエンコーダである。更に116は増幅器、117はハ
イパスフィルタ、118は増幅器116の出力に応じて
撮像素子106上の光量が適切になるように絞り103
を調節するための絞り制御装置、119はマイクロコン
ピュータ(以下マイコンと称する)である。
第1のレンズ群102,絞り103,第4のレンズ群1
05を駆動させるためのアクチュエータ、110,11
1,112はそれぞれアクチュエータ107,108,
109を駆動命令に従って駆動させるべくエネルギーを
出力するドライバ、113,114,115はそれぞれ
第1のレンズ群102,絞り103,第4のレンズ群1
05の状態を検出し、電気信号に変換して出力するため
のエンコーダである。更に116は増幅器、117はハ
イパスフィルタ、118は増幅器116の出力に応じて
撮像素子106上の光量が適切になるように絞り103
を調節するための絞り制御装置、119はマイクロコン
ピュータ(以下マイコンと称する)である。
【0024】本構成に於ては従来の技術で説明した図3
の軌跡トレースをマイコン119によって行っている。
図4の速度情報はマイコン119内にテーブルとして記
憶しており、フォーカスレンズとズームレンズの位置か
らテーブルを参照してフォーカスレンズ駆動速度を決定
する。
の軌跡トレースをマイコン119によって行っている。
図4の速度情報はマイコン119内にテーブルとして記
憶しており、フォーカスレンズとズームレンズの位置か
らテーブルを参照してフォーカスレンズ駆動速度を決定
する。
【0025】一般に本発明で対象としているインナーフ
ォーカスタイプのレンズシステムに於ては、レンズ鏡筒
の大きさを小さく抑えながらズーム倍率を上げると、図
3の軌跡でテレ側の傾斜が増加する。従ってこれを忠実
にトレースしようとすると、ズーム倍率が上がるにつれ
てフォーカスレンズのアクチュエータの駆動可能最高速
度を向上させなくてはならない。しかし、これはレンズ
部分の大型,重量化,高消費電力化につながるものであ
る。
ォーカスタイプのレンズシステムに於ては、レンズ鏡筒
の大きさを小さく抑えながらズーム倍率を上げると、図
3の軌跡でテレ側の傾斜が増加する。従ってこれを忠実
にトレースしようとすると、ズーム倍率が上がるにつれ
てフォーカスレンズのアクチュエータの駆動可能最高速
度を向上させなくてはならない。しかし、これはレンズ
部分の大型,重量化,高消費電力化につながるものであ
る。
【0026】図2は本実施例におけるマイコン119内
のプログラムに従った動作を説明するフローチャートで
ある。図2に於て、201はプログラムの実行開始を示
すステップ、202は図示しないズームスイッチが押さ
れているかどうかを判別するプログラムを実行するステ
ップ、203はエンコーダ113の出力値によって第2
のレンズ群102の位置を把握し、この値から第2のレ
ンズ群102が図4のどのズームゾーンに存在するかど
うかを検出すると共に、後で説明する減速領域にズーム
レンズがあればズーム移動速度を減速するプログラムを
実行するステップ、204は先に図5で示したところの
ズーム速度の測定を行うプログラムを実行するステッ
プ、205は第2のレンズ群102が減速領域にあるか
どうかを判別するプログラムを実行するステップ、20
6はズームの移動速度変化を、1つのズーム動作の中で
初めて検出したのかどうかを判別するプログラムを実行
するステップである。
のプログラムに従った動作を説明するフローチャートで
ある。図2に於て、201はプログラムの実行開始を示
すステップ、202は図示しないズームスイッチが押さ
れているかどうかを判別するプログラムを実行するステ
ップ、203はエンコーダ113の出力値によって第2
のレンズ群102の位置を把握し、この値から第2のレ
ンズ群102が図4のどのズームゾーンに存在するかど
うかを検出すると共に、後で説明する減速領域にズーム
レンズがあればズーム移動速度を減速するプログラムを
実行するステップ、204は先に図5で示したところの
ズーム速度の測定を行うプログラムを実行するステッ
プ、205は第2のレンズ群102が減速領域にあるか
どうかを判別するプログラムを実行するステップ、20
6はズームの移動速度変化を、1つのズーム動作の中で
初めて検出したのかどうかを判別するプログラムを実行
するステップである。
【0027】また、207は203の結果、ズームレン
ズがどれかのゾーンに入った時ズームレンズの速度測定
を開始しても良いかを計算するプログラムを実行するス
テップ、208は207の計算結果をメモリに記憶する
プログラムを実行するステップ、209は208で記憶
した位置をズームレンズが通過したかどうかを判別する
プログラムを実行するステップ、210は予め用意した
仮ズーム速度を設定し、これをフォーカスレンズの移動
速度調節に用いようとするプログラムを実行するステッ
プ、211は前記のように204の結果をフォーカスレ
ンズの速度調節に用いようとするプログラムを実行する
ステップである。更に212は210または211の結
果を受けて、ズーミング中のフォーカスレンズ移動速度
を決定するプログラムを実行するステップ、213はズ
ームスイッチが押されていない時、通常のAF動作を行
うプログラムを実行するステップである。
ズがどれかのゾーンに入った時ズームレンズの速度測定
を開始しても良いかを計算するプログラムを実行するス
テップ、208は207の計算結果をメモリに記憶する
プログラムを実行するステップ、209は208で記憶
した位置をズームレンズが通過したかどうかを判別する
プログラムを実行するステップ、210は予め用意した
仮ズーム速度を設定し、これをフォーカスレンズの移動
速度調節に用いようとするプログラムを実行するステッ
プ、211は前記のように204の結果をフォーカスレ
ンズの速度調節に用いようとするプログラムを実行する
ステップである。更に212は210または211の結
果を受けて、ズーミング中のフォーカスレンズ移動速度
を決定するプログラムを実行するステップ、213はズ
ームスイッチが押されていない時、通常のAF動作を行
うプログラムを実行するステップである。
【0028】次に図2のフローチャートを参照して本実
施例の作用を説明する。
施例の作用を説明する。
【0029】先ず、201でプログラムの実行が開始さ
れると、まず202でズームスイッチが押されているか
どうかを判別する。ズームスイッチが押されていなけれ
ば、213で通常のAF動作を行う。ズームスイッチが
押されている場合、203でズームレンズがどのズーム
ゾーンに存在するかを検出する。更に204でズーム速
度を測定し、205でズームレンズが減速状態であれば
206へ、通常速度であれば211,212で動作を行
う。
れると、まず202でズームスイッチが押されているか
どうかを判別する。ズームスイッチが押されていなけれ
ば、213で通常のAF動作を行う。ズームスイッチが
押されている場合、203でズームレンズがどのズーム
ゾーンに存在するかを検出する。更に204でズーム速
度を測定し、205でズームレンズが減速状態であれば
206へ、通常速度であれば211,212で動作を行
う。
【0030】ここで、204の減速領域について説明す
る。図3に於て、軌跡の傾斜が急峻になっているのは境
界A−A′よりテレ側(図右側)で、この部分ではズー
ムレンズの移動量に対してフォーカスレンズの移動量が
大きくなっている。従って、ズームレンズの移動速度が
一定の場合、境界A−A′よりテレ側ではフォーカスレ
ンズのアクチュエータを高速で駆動しなければならな
い。逆に説明すれば、この軌跡をトレースするフォーカ
スレンズの駆動速度は、ズームレンズの移動速度に依存
しているので、境界A−A′よりテレ側ではズームレン
ズ駆動速度を低減することによって、フォーカスレンズ
の移動速度を低く抑えることができるということにな
る。そこで本実施例では204の減速領域を、図3境界
A−A′よりテレ側とし、203の結果得られたズーム
ゾーンがこの減速領域内であれば、ズーム移動速度を低
減してフォーカスレンズの移動速度を低く抑える処理を
行う。
る。図3に於て、軌跡の傾斜が急峻になっているのは境
界A−A′よりテレ側(図右側)で、この部分ではズー
ムレンズの移動量に対してフォーカスレンズの移動量が
大きくなっている。従って、ズームレンズの移動速度が
一定の場合、境界A−A′よりテレ側ではフォーカスレ
ンズのアクチュエータを高速で駆動しなければならな
い。逆に説明すれば、この軌跡をトレースするフォーカ
スレンズの駆動速度は、ズームレンズの移動速度に依存
しているので、境界A−A′よりテレ側ではズームレン
ズ駆動速度を低減することによって、フォーカスレンズ
の移動速度を低く抑えることができるということにな
る。そこで本実施例では204の減速領域を、図3境界
A−A′よりテレ側とし、203の結果得られたズーム
ゾーンがこの減速領域内であれば、ズーム移動速度を低
減してフォーカスレンズの移動速度を低く抑える処理を
行う。
【0031】次に、205でズーム速度の変化が認めら
れると、206でそれが一連のズーム動作の中で初めて
の検出かどうかを判別する。その結果初めての検出であ
れば、207で204の結果の採用開始ゾーンを計算す
る。この計算結果を208で記憶する。208を実行後
202に戻って2回目からは、206を介して209の
実行に移る。209で前記採用開始ゾーンにズームレン
ズが至っていれば、211を実行して処理を行う。20
9でズームレンズが採用開始ゾーンを通過していなけれ
ば、予め用意しておいた仮のズーム速度を設定して21
2でこれをもとにフォーカスレンズの移動速度を決定す
る。
れると、206でそれが一連のズーム動作の中で初めて
の検出かどうかを判別する。その結果初めての検出であ
れば、207で204の結果の採用開始ゾーンを計算す
る。この計算結果を208で記憶する。208を実行後
202に戻って2回目からは、206を介して209の
実行に移る。209で前記採用開始ゾーンにズームレン
ズが至っていれば、211を実行して処理を行う。20
9でズームレンズが採用開始ゾーンを通過していなけれ
ば、予め用意しておいた仮のズーム速度を設定して21
2でこれをもとにフォーカスレンズの移動速度を決定す
る。
【0032】ここで前記の仮の速度とは、例えば標準の
姿勢差でズームを行った時の速度を予め設定しておき、
これを記憶して仮の速度としておく。
姿勢差でズームを行った時の速度を予め設定しておき、
これを記憶して仮の速度としておく。
【0033】以上のような流れで処理を行うことによ
り、ズーム速度が変更になってもズーム速度の測定結果
をスムーズにフォーカスレンズの移動速度に反映するこ
とができ、その結果、インナーフォーカスタイプのレン
ズでズーム倍率が上がっても、フォーカスレンズのアク
チュエータを大きくすることなくレンズの小型化を維持
しながら良好なレンズ制御を行うことが可能になる。
り、ズーム速度が変更になってもズーム速度の測定結果
をスムーズにフォーカスレンズの移動速度に反映するこ
とができ、その結果、インナーフォーカスタイプのレン
ズでズーム倍率が上がっても、フォーカスレンズのアク
チュエータを大きくすることなくレンズの小型化を維持
しながら良好なレンズ制御を行うことが可能になる。
【0034】なお、以上の本実施例の説明では、予めズ
ームレンズとしては移動速度変更点が決められている場
合について述べたが、例えば可変速ズーム機能等を有す
るカメラにおける場合にも図2のフローチャートに準じ
て同様に実行することができる。
ームレンズとしては移動速度変更点が決められている場
合について述べたが、例えば可変速ズーム機能等を有す
るカメラにおける場合にも図2のフローチャートに準じ
て同様に実行することができる。
【0035】本発明の他の実施例として、ズームレンズ
の移動速度変更点の決め方について説明する。これまで
説明したように、ズームレンズの移動速度測定結果は、
ズームレンズの標準移動速度との比をとって記憶されて
いるフォーカスレンズの移動速度に乗じられる。
の移動速度変更点の決め方について説明する。これまで
説明したように、ズームレンズの移動速度測定結果は、
ズームレンズの標準移動速度との比をとって記憶されて
いるフォーカスレンズの移動速度に乗じられる。
【0036】ここで前記実施例のように仮のズーム速度
を用いると、その期間補正が行われなくなるので、ぼけ
が生じる可能性が高い。そこで、ズーム移動速度の変更
点A−A′をフォーカスレンズの回転速度の駆動限界の
ところに設けずに、図3の軌跡で、フォーカスレンズの
移動速度がほとんど0の点を結んだところに設けるよう
にする。
を用いると、その期間補正が行われなくなるので、ぼけ
が生じる可能性が高い。そこで、ズーム移動速度の変更
点A−A′をフォーカスレンズの回転速度の駆動限界の
ところに設けずに、図3の軌跡で、フォーカスレンズの
移動速度がほとんど0の点を結んだところに設けるよう
にする。
【0037】このような実施例によれば、フォーカスレ
ンズの移動速度がほとんど0のところでは、乗じる数が
いくつでも結果は0となるので、仮のズームレンズ移動
速度測定結果を用いる部分を最も影響の小さいところと
することができ、適切な補正を継続しながら良好なズー
ムを実行することが可能になる。
ンズの移動速度がほとんど0のところでは、乗じる数が
いくつでも結果は0となるので、仮のズームレンズ移動
速度測定結果を用いる部分を最も影響の小さいところと
することができ、適切な補正を継続しながら良好なズー
ムを実行することが可能になる。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、イン
ナーフォーカスタイプのレンズシステムを備えたカメラ
に於てズーム速度を変更しながらズーミングを行い、か
つズーム速度を測定してその測定結果をフォーカスレン
ズの移動速度制御に用いる場合、ズーム速度が変更にな
った時には速度測定結果が正確になるまでこれを用い
ず、更に前記ズーム速度の変更点をフォーカスレンズの
駆動速度に合わせて設けることにより、円滑なフォーカ
スレンズ駆動制御を行える。そしてその結果、レンズ鏡
筒やアクチュエータを大型化することなく、また、ズー
ミング時のAF性能を低下させることなく、ズーム倍率
を上げることが可能になる。
ナーフォーカスタイプのレンズシステムを備えたカメラ
に於てズーム速度を変更しながらズーミングを行い、か
つズーム速度を測定してその測定結果をフォーカスレン
ズの移動速度制御に用いる場合、ズーム速度が変更にな
った時には速度測定結果が正確になるまでこれを用い
ず、更に前記ズーム速度の変更点をフォーカスレンズの
駆動速度に合わせて設けることにより、円滑なフォーカ
スレンズ駆動制御を行える。そしてその結果、レンズ鏡
筒やアクチュエータを大型化することなく、また、ズー
ミング時のAF性能を低下させることなく、ズーム倍率
を上げることが可能になる。
【0039】また請求項2の構成によれば、ズーム速度
が変更になっても、ズーム速度の測定結果をスムーズに
フォーカスレンズの移動速度に反映することができ、そ
の結果、ズーム倍率が上っても請求項1と同様な効果を
得ることができる。
が変更になっても、ズーム速度の測定結果をスムーズに
フォーカスレンズの移動速度に反映することができ、そ
の結果、ズーム倍率が上っても請求項1と同様な効果を
得ることができる。
【0040】さらに請求項3の構成によれば、ズーム速
度が変更になった場合、一連の制御を行うとき処理を中
断することなくフォーカスレンズの移動速度を決定する
ことができるようになる。
度が変更になった場合、一連の制御を行うとき処理を中
断することなくフォーカスレンズの移動速度を決定する
ことができるようになる。
【図1】本発明の撮影装置の実施例を示す構成図でる。
【図2】本実施例の作用を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図3】ズームレンズ位置とフォーカスレンズ位置との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図4】ズーミング中のズームレンズ位置とフォーカス
レンズ位置との関係を示すグラフである。
レンズ位置との関係を示すグラフである。
【図5】従来装置の作用を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図6】インナーフォーカスタイプレンズを示す構成図
である。
である。
102 第2のレンズ群(ズームレンズ) 103 絞り 105 第4のレンズ群(フォーカスレンズ) 106 撮像素子 107,108,109 アクチュエータ 110,111,112 ドライバ 119 マイクロコンピュータ
Claims (3)
- 【請求項1】 変倍を行う第1のレンズ群と、焦点調節
を行う第2のレンズ群と、前記第1のレンズ群の移動速
度を測定する移動測定手段と、この移動測定手段から得
られる移動速度の測定値に応じた移動速度で前記第2の
レンズ群を移動させる移動制御手段と、前記第1のレン
ズ群の移動速度を変化させる速度変化手段とを備えた撮
影装置において、前記移動測定手段から得られる移動速
度が変更された場合、前記移動制御手段をして前記移動
測定手段から得られる移動速度の測定値に応じた第2の
レンズ群の移動制御を中止させる中止手段を有すること
を特徴とする撮影装置。 - 【請求項2】 前記移動測定手段から得られる移動速度
が変更された後、前記移動制御手段がその変更後の測定
値が正確であると判断した場合は前記移動速度の測定値
に応じた第2のレンズ群の移動制御を再開する請求項1
記載の撮影装置。 - 【請求項3】 前記第2のレンズ群の移動が中止されて
いる間、前記移動制御手段は予め設定された仮の移動速
度を用いて前記第2のレンズ群の移動制御を行う請求項
1記載の撮影装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22513391A JP3289781B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 撮影装置 |
US08/107,460 US5436684A (en) | 1991-08-09 | 1993-08-17 | Photographing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22513391A JP3289781B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545577A true JPH0545577A (ja) | 1993-02-23 |
JP3289781B2 JP3289781B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=16824480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22513391A Expired - Fee Related JP3289781B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 撮影装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5436684A (ja) |
JP (1) | JP3289781B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020086230A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 操作装置、レンズ装置、および撮像装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69326106T2 (de) * | 1992-06-29 | 2000-01-05 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Objektivkontrollgerät |
JPH08275590A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-18 | Sony Corp | 携帯用ビデオカメラ |
JPH08265619A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-11 | Canon Inc | ビデオカメラおよびレンズシステムのズーム方法 |
US6683652B1 (en) * | 1995-08-29 | 2004-01-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Interchangeable lens video camera system having improved focusing |
US6577343B2 (en) * | 1996-12-03 | 2003-06-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus with lens control apparatus and focusing lens control |
JPH116951A (ja) * | 1997-06-16 | 1999-01-12 | Canon Inc | レンズ装置または光学機器 |
US6989865B1 (en) * | 1997-12-19 | 2006-01-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical equipment and it control method, and computer-readable storage medium |
JP3442674B2 (ja) * | 1998-01-30 | 2003-09-02 | 富士写真光機株式会社 | 光学装置の光学部材の駆動方法および駆動装置 |
JP4497827B2 (ja) * | 2003-03-27 | 2010-07-07 | キヤノン株式会社 | レンズ装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5136324A (en) * | 1986-03-03 | 1992-08-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera apparatus for adjusting the optical system at different speeds |
US4935763A (en) * | 1987-02-02 | 1990-06-19 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Camera having a zoom lens unit |
US4816859A (en) * | 1988-03-28 | 1989-03-28 | Chinon Kabushiki Kaisha | Zoom lens focusing apparatus |
US5157432A (en) * | 1988-09-09 | 1992-10-20 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Camera having a zoom lens unit |
US5075709A (en) * | 1989-01-19 | 1991-12-24 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Camera with a zoom lens |
US5146260A (en) * | 1989-11-14 | 1992-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Lens barrel |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP22513391A patent/JP3289781B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-08-17 US US08/107,460 patent/US5436684A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020086230A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 操作装置、レンズ装置、および撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3289781B2 (ja) | 2002-06-10 |
US5436684A (en) | 1995-07-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |