JPH05346560A - 光変調器 - Google Patents
光変調器Info
- Publication number
- JPH05346560A JPH05346560A JP15680292A JP15680292A JPH05346560A JP H05346560 A JPH05346560 A JP H05346560A JP 15680292 A JP15680292 A JP 15680292A JP 15680292 A JP15680292 A JP 15680292A JP H05346560 A JPH05346560 A JP H05346560A
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- JP
- Japan
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- waveguide
- width
- electrode pair
- optical modulator
- substrate
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- Pending
Links
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- 229910013641 LiNbO 3 Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 3
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 全体の寸法を大きくせずに、低消費電力化を
図る光変調器とする。 【構成】 電気光学効果を有する基板(1)と、基板上
に設けられた導波路(20)と、導波路の両側に沿って
形成された電極対(30、30’)を備え、電極対(3
0、30’)に挟まれる導波路(20−3)の幅を他の
導波路(20−1)の部分の幅に比較して小さくする。
図る光変調器とする。 【構成】 電気光学効果を有する基板(1)と、基板上
に設けられた導波路(20)と、導波路の両側に沿って
形成された電極対(30、30’)を備え、電極対(3
0、30’)に挟まれる導波路(20−3)の幅を他の
導波路(20−1)の部分の幅に比較して小さくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ファイバジャ
イロ等に使用される光変調器に関し、特に低消費電力化
を実現する光変調器に関する。
イロ等に使用される光変調器に関し、特に低消費電力化
を実現する光変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の光変調器の斜視図、及び図
4にその平面図を示す。図において、大きな電気光学効
果を有する例えばニオブ酸リチウムLiNbO3 の基板
1上に導波路2が設けられている。導波路2は、例えば
LiNbO3 基板上にTi金属膜を付着し、熱処理によ
りこれを内部へ拡散させることによって形成することが
できる。また、この導波路2の両側に沿って電極対3、
3’が設けられており、この電極対3と3’の間には電
位差が与えられる。
4にその平面図を示す。図において、大きな電気光学効
果を有する例えばニオブ酸リチウムLiNbO3 の基板
1上に導波路2が設けられている。導波路2は、例えば
LiNbO3 基板上にTi金属膜を付着し、熱処理によ
りこれを内部へ拡散させることによって形成することが
できる。また、この導波路2の両側に沿って電極対3、
3’が設けられており、この電極対3と3’の間には電
位差が与えられる。
【0003】レーザダイオード等による光源4からの光
は導波路2内を伝搬し、電極対3、3’によって印加さ
れる電界の電圧によって変調され、受光器5に達する。
この電極対3、3’によって伝搬光の位相をπ変化させ
るために必要な半波長電圧Vπは、
は導波路2内を伝搬し、電極対3、3’によって印加さ
れる電界の電圧によって変調され、受光器5に達する。
この電極対3、3’によって伝搬光の位相をπ変化させ
るために必要な半波長電圧Vπは、
【0004】
【数1】 で表される。ここでλは波長、Gは電極対3、3’の間
の距離、Γは定数、nはLiNbO3 の異常光に対する
屈折率、γはLiNbO3 の電気光学係数、Lは電極長
である。例として、光の波長λ=1.5μmとし、基板
のXカットY伝搬を想定するとγ=30.8×10-12
m/Vとなる。又、その他の定数をΓ=0.7、n=
2.2、L=10mmとする。又、以上の場合に導波路
の幅Wは光ファイバとの接続損を小さくするために一般
的に10μm程度は必要であるため、電極間の距離Gも
最小で10μm程度となる。以上の数値を式(1)に代
入するとVπ=6.5Vとなる。さらに、伝搬光の位相
を2π変化させるには、V2 π=13.1Vもの電圧が
必要になる。
の距離、Γは定数、nはLiNbO3 の異常光に対する
屈折率、γはLiNbO3 の電気光学係数、Lは電極長
である。例として、光の波長λ=1.5μmとし、基板
のXカットY伝搬を想定するとγ=30.8×10-12
m/Vとなる。又、その他の定数をΓ=0.7、n=
2.2、L=10mmとする。又、以上の場合に導波路
の幅Wは光ファイバとの接続損を小さくするために一般
的に10μm程度は必要であるため、電極間の距離Gも
最小で10μm程度となる。以上の数値を式(1)に代
入するとVπ=6.5Vとなる。さらに、伝搬光の位相
を2π変化させるには、V2 π=13.1Vもの電圧が
必要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、この従来の光
変調器では、消費電力が大きいという問題がある。この
消費電力を小さくするためには式(1)において、従来
の構造ではLを大きくするかしかなく、即ち、電極長が
長くなり、光変調器全体の寸法が大きくなるという問題
がある。本発明は、かかる問題点に鑑み、光変調器全体
の寸法を大きくせずに、低消費電力化を図ることができ
る光変調器を提供することを目的とする。
変調器では、消費電力が大きいという問題がある。この
消費電力を小さくするためには式(1)において、従来
の構造ではLを大きくするかしかなく、即ち、電極長が
長くなり、光変調器全体の寸法が大きくなるという問題
がある。本発明は、かかる問題点に鑑み、光変調器全体
の寸法を大きくせずに、低消費電力化を図ることができ
る光変調器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、電気光学効果を有する基板と、基板上に
設けられた導波路と、導波路の両側に沿って形成された
電極対を備えた光変調器において、電極対に挟まれた導
波路の幅を他の導波路の部分の幅に比較して小さくす
る。
に本発明では、電気光学効果を有する基板と、基板上に
設けられた導波路と、導波路の両側に沿って形成された
電極対を備えた光変調器において、電極対に挟まれた導
波路の幅を他の導波路の部分の幅に比較して小さくす
る。
【0007】
【作用】本発明では、電極対に挟まれた導波路の部分を
他の部分の幅よりも小さくすることにより結果として電
極対間の距離Gを小さくすることができる。従って、前
述の(1)式より必要な電圧値を小さくでき、消費電圧
を小さくすることができる。
他の部分の幅よりも小さくすることにより結果として電
極対間の距離Gを小さくすることができる。従って、前
述の(1)式より必要な電圧値を小さくでき、消費電圧
を小さくすることができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明による光変調器の1実施例の
斜視図である。図において、従来例と同一の部分には同
一の符号を付す。本実施例では、電気光学効果を有する
例えばLiNbO3 の基板1と、その基板1上に設けら
れた導波路20と、導波路20の両側に沿って形成され
た電極対30、30’を備えている。導波路20は、第
1部分20−1、テーパ部分20−2及び第2部分20
−3から成る。第2部分20−3は、電極対30、3
0’によって挟まれた部分であり、その幅は第1部分2
0−1に比較して小さく第1部分20−1と第2部分2
0−3との間がテーパ部分20−2となっている。第2
部分20−3の幅を第1部分20−1の1/2にした場
合に半波長電圧を前述の(1)式と比較して求めると、
斜視図である。図において、従来例と同一の部分には同
一の符号を付す。本実施例では、電気光学効果を有する
例えばLiNbO3 の基板1と、その基板1上に設けら
れた導波路20と、導波路20の両側に沿って形成され
た電極対30、30’を備えている。導波路20は、第
1部分20−1、テーパ部分20−2及び第2部分20
−3から成る。第2部分20−3は、電極対30、3
0’によって挟まれた部分であり、その幅は第1部分2
0−1に比較して小さく第1部分20−1と第2部分2
0−3との間がテーパ部分20−2となっている。第2
部分20−3の幅を第1部分20−1の1/2にした場
合に半波長電圧を前述の(1)式と比較して求めると、
【0009】
【数2】 となり、従来の半波長電圧の1/2、消費電力が1/4
となり、かなりの省電力化を図ることができる。テーパ
部分20−2の形成に伴う全長への影響を考慮すると、
テーパ部分20−2を片側0.5°の傾斜とすると、テ
ーパ部分20−2の長手方向の長さは約0.3mm程度
であり、両方のテーパ部分20−2、20−2を合わせ
ても約0.6mm程度と、電極長の1割にも満たずその
影響は小さい。又、第1部分20−1の幅は小さくする
必要がないので光ファイバとの接続損を悪化させること
はない。次に、図2には導波路の変形例を示す。
となり、かなりの省電力化を図ることができる。テーパ
部分20−2の形成に伴う全長への影響を考慮すると、
テーパ部分20−2を片側0.5°の傾斜とすると、テ
ーパ部分20−2の長手方向の長さは約0.3mm程度
であり、両方のテーパ部分20−2、20−2を合わせ
ても約0.6mm程度と、電極長の1割にも満たずその
影響は小さい。又、第1部分20−1の幅は小さくする
必要がないので光ファイバとの接続損を悪化させること
はない。次に、図2には導波路の変形例を示す。
【0010】図2(a)は片側にのみテーパを形成した
例であり、図2(b)はテーパ部分を曲線状に形成した
例であり、図2(c)は片側にのみ曲線部分を形成した
例である。いずれの例の場合であっても、電極対によっ
て挟まれる部分の導波路の幅を他の導波路の部分の幅に
比較して小さくすることにより、結果として電極対間の
距離を小さくなるように構成することができる。
例であり、図2(b)はテーパ部分を曲線状に形成した
例であり、図2(c)は片側にのみ曲線部分を形成した
例である。いずれの例の場合であっても、電極対によっ
て挟まれる部分の導波路の幅を他の導波路の部分の幅に
比較して小さくすることにより、結果として電極対間の
距離を小さくなるように構成することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光変
調器によれば電気光学効果を有する基板と、基板上に設
けられた導波路と、導波路の両側に沿って形成された電
極対を備えた光変調器において、電極対に挟まれる導波
路の幅を他の導波路の部分の幅に比較して小さくするこ
ととしたので、結果として電極対間の距離を小さくで
き、従って、全体の寸法を大きくせずに必要な電圧値を
小さくでき、消費電圧を小さくすることができる。
調器によれば電気光学効果を有する基板と、基板上に設
けられた導波路と、導波路の両側に沿って形成された電
極対を備えた光変調器において、電極対に挟まれる導波
路の幅を他の導波路の部分の幅に比較して小さくするこ
ととしたので、結果として電極対間の距離を小さくで
き、従って、全体の寸法を大きくせずに必要な電圧値を
小さくでき、消費電圧を小さくすることができる。
【図1】本発明による光変調器の一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図2】本発明による光変調器の光導波路の変形例を示
す部分平面図である。
す部分平面図である。
【図3】従来の光変調器の斜視図である。
【図4】図3の平面図である。
1 基板 20 導波路 30、30’ 電極対
Claims (1)
- 【請求項1】 電気光学効果を有する基板と、基板上に
設けられた導波路と、導波路の両側に沿って形成された
電極対を備えた光変調器において、 電極対に挟まれる導波路の幅を他の導波路の部分の幅に
比較して小さくすることを特徴とする光変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15680292A JPH05346560A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 光変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15680292A JPH05346560A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 光変調器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346560A true JPH05346560A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15635646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15680292A Pending JPH05346560A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 光変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05346560A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2376082A (en) * | 2001-06-01 | 2002-12-04 | Bookham Technology Ltd | Attenuating structures for integrated optical devices |
WO2003023500A1 (fr) * | 2001-09-05 | 2003-03-20 | Ngk Insulators, Ltd. | Dispositif optique |
US7840098B2 (en) | 2005-01-20 | 2010-11-23 | Intel Corporation | Variable optical power limiter |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP15680292A patent/JPH05346560A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2376082A (en) * | 2001-06-01 | 2002-12-04 | Bookham Technology Ltd | Attenuating structures for integrated optical devices |
WO2003023500A1 (fr) * | 2001-09-05 | 2003-03-20 | Ngk Insulators, Ltd. | Dispositif optique |
US7840098B2 (en) | 2005-01-20 | 2010-11-23 | Intel Corporation | Variable optical power limiter |
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