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JPH05332304A - 圧力比例制御弁による4位置クローズドセンタの切換弁の油圧回路 - Google Patents

圧力比例制御弁による4位置クローズドセンタの切換弁の油圧回路

Info

Publication number
JPH05332304A
JPH05332304A JP4156132A JP15613292A JPH05332304A JP H05332304 A JPH05332304 A JP H05332304A JP 4156132 A JP4156132 A JP 4156132A JP 15613292 A JP15613292 A JP 15613292A JP H05332304 A JPH05332304 A JP H05332304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
control valve
spool
valve
floating
Prior art date
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Granted
Application number
JP4156132A
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English (en)
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JP3119722B2 (ja
Inventor
Tsuguaki Nakamura
貢章 中村
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP04156132A priority Critical patent/JP3119722B2/ja
Priority to DE4318945A priority patent/DE4318945A1/de
Priority to US08/067,785 priority patent/US5353686A/en
Publication of JPH05332304A publication Critical patent/JPH05332304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3119722B2 publication Critical patent/JP3119722B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/04Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
    • F15B13/042Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by fluid pressure
    • F15B13/0422Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by fluid pressure with manually-operated pilot valves, e.g. joysticks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
    • Y10T137/86574Supply and exhaust
    • Y10T137/86582Pilot-actuated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T137/8593Systems
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    • Y10T137/87072Rotation about either of two pivotal axes

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  • Servomotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、圧力比例制御弁による4位置クロ
ーズドセンタの切換弁の油圧回路に係わり、特には、建
設機械、運搬機械等に用いる切換弁に浮位置を有する車
両の圧力比例制御弁による4位置クローズドセンタの切
換弁の油圧回路の改良に関する。 【構成】 圧力比例制御弁からのパイロット圧力により
切り替わるクローズドセンタの切換弁を有する油圧回路
において、保位置でクローズドセンタで、かつ、スプー
ルの両端側に圧力比例制御弁からのパイロット圧力を受
け、一端側で上げ等の1位置に、他端側で下げ及び浮等
の2位置に、切り替わる4位置の切換弁よりなる。ま
た、4位置のクローズドセンタの切換弁に、保位置から
下げ位置等の1位置目の移動時には非作用であり、下げ
位置から浮位置等の2位置目の移動時に作用するバネが
配設されている。さらに、浮位置等の2位置目に作用す
るバネの最大荷重に抗して、スプールを最大ストローク
に移動する圧力が圧力比例制御弁のパイロット圧力のリ
リーフ弁により設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力比例制御弁による
4位置クローズドセンタの切換弁の油圧回路に係わり、
特には、建設機械、運搬機械等に用いる切換弁に浮位置
を有する車両の圧力比例制御弁による4位置クローズド
センタの切換弁の油圧回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、建設機械、運
搬機械等に用いる切換弁には、上げ、保、下げ、浮の4
位置を有する切換弁101が用いられて手動102によ
り操作され、例えば、浮位置では車両を後進させながら
シリンダ103を作動自在にして図示しない土工板の重
量により整地している。このとき、操作性を容易にする
ため、浮き位置を保持するためにデテント104が配設
されている。また、近年では、土工板の上下の位置、速
度をより良く制御するために、クローズドセンタ・ロー
ドセンシング回路が用いられ、この切換弁111、11
2は図6に示すように、3位置を有しており、圧力比例
制御弁113、114で切り替えられる。このとき、ブ
レードシリンダ115の切換弁112には浮位置が存在
せず、ブレードシリンダ115の浮作動は、上げポート
116、下げポート117から土工板用シリンダへの配
管118、119にロジック弁120、121をそれぞ
れ装着し、その各々のロジック弁120、121を1つ
の電磁切換弁123を介してタンクに連結し、かつ、下
げポート117の配管119に電磁リリーフ弁124を
装着したものが知られている。この回路では、操作レバ
ー125に装着した図示しない浮用のスイッチを設けて
それを押すことにより、電磁切換弁123が作動しロジ
ック弁120、121が開いて、上げ用配管118と下
げ用配管119とが戻り配管126を介してタンク12
7に接続されて土工板は浮き作動になる。このとき、電
磁リリーフ弁124も同時に作用させると地面からの突
き上げに対して土工板用シリンダに無理な力が作用しな
いように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手動操作によるものは、土工板の上下方向の位置制
御が劣り、また、速度の制御が困難である。さらに、大
型の建設機械では必要流量が大きくなるのに伴い切換弁
も大きくなり、これにより操作力が大きくなるか、ある
いは、操作するレバーのストロークを大きくとる必要が
ある。このため、運転者が疲労し、作業性が落ちる。
又、これを改良した前記図6の油圧装置では、浮位置を
設けるため、上げポート、下げポートを接続するための
配管、ロジック弁および電磁切換弁が必要になり、構造
が複雑になるとともに、装置が大型になる。また、特に
大型の建設機械では必要流量が多いのでロジック弁と電
磁切換弁も大形になり、この大形のロジック弁と電磁切
換弁を作動させるためには、益々大形のソレノイド装置
が必要になり、価格も高価になるという欠点がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点に着目し、圧力
比例制御弁による4位置クローズドセンタの切換弁の油
圧回路に係わり、特には、建設機械、運搬機械等に用い
る切換弁に浮位置を有する車両の圧力比例制御弁による
4位置クローズドセンタの切換弁の油圧回路の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる第1の発明では、圧力比例制御弁か
らのパイロット圧力により切り替わるクローズドセンタ
の切換弁を有する油圧回路において、保位置でクローズ
ドセンタで、かつ、スプールの両端側に圧力比例制御弁
からのパイロット圧力を受け、一端側で上げ等の1位置
に、他端側で下げ及び浮等の2位置に、切り替わる4位
置の切換弁よりなる。
【0006】また、第1発明を主体とする第2の発明で
は、4位置のクローズドセンタの切換弁に、保位置から
下げ位置等の1位置目の移動時には非作用であり、下げ
位置から浮位置等の2位置目の移動時に作用するバネが
配設されている。
【0007】さらに、第1発明あるいは第2発明を主体
とする第3の発明では、浮位置等の2位置目に作用する
バネの最大荷重に抗して、スプールを最大ストロークに
移動する圧力が圧力比例制御弁のパイロット圧力のリリ
ーフ弁により設定される。
【0008】
【作用】上記構成によれば、4位置のクローズドセンタ
の切換弁を従来から用いられている圧力比例制御弁から
のパイロット圧力を受けて切り替わり、確実に4位置を
確保できるために構造が単純になるとともに、安価にな
る。また、切換弁に下げ位置から浮位置等の2位置目の
移動時に作用するバネを配設したことにより、下げ位置
と浮位置とを確実に区別でき誤作動がなくなり安全性が
増すとともに、下げ位置と浮位置との間の距離が確保で
き切換弁とは別位置で車体側の運転席近傍に設けた操作
レバーに付設したデデント装置の製作誤差を吸収でき
る。さらに、浮位置等の2位置目では、スプールを最大
ストロークに移動する圧力が圧力比例制御弁のパイロッ
ト圧力のリリーフ弁により設定されるために、リリーフ
弁の調圧圧力を確認することにより浮位置を確認できる
ので、デテント装置と切換弁のストローク位置との調整
が容易になる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係わる圧力比例制御弁によ
る4位置クローズドセンタの切換弁の油圧回路の実施例
につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は1実施
例を示し、エンジン等の動力源1に駆動される作業機用
ポンプ2(以下、ポンプ2と言う。)と、図示しない土
工板を地面に対して回動作動するチルトシリンダ3と、
図示しない土工板を上下方向に作動するブレードシリン
ダ4と、チルトシリンダ3に油圧を給排するクローズド
センタのスタック形の3位置クローズドセンタの切換弁
5(以下、3位置切換弁5と言う。)、および、ブレー
ド4に油圧を給排するクローズドセンタのスタック形の
4位置クローズドセンタの切換弁6(以下、4位置切換
弁6と言う。)とが1個に結合され、配管7でポンプ2
に、配管8でタンク9に連結されている。切換弁5、6
にはポンプ2からの配管7に並列に配管7a、7bが連
結されるとともに、チルトシリンダ3には配管3a、3
bが、またブレードシリンダ4には配管4a、4bが連
結されている。
【0010】3位置切換弁5は、左チルト、保、および
右チルト用であり、通常に用いられている3位置よりな
っている。本発明に係わる4位置切換弁6は、ブレード
シリンダ4の上げ、保、下げ、および浮き用であり、4
位置よりなっている。切換弁5、6は、保位置ではポン
プポートがクローズドされ、また保位置のポート5a、
6aからロードセンシング用の圧力が取り出されてい
る。
【0011】ポンプ2からの配管7とタンク9への配管
8との間には、ロードセンシング弁10が配設され、ポ
ンプに掛かる圧力をセンシングして余剰流量をタンク9
に流すように制御している。また、タンク9への配管8
には圧力補償弁11が配設されている。また、切換弁
5、6は図示しない運転席の近傍に設けられた操作レバ
ー20、20aの操作によるパイロット圧力比例制御弁
21、22(以下、パイロット弁21、22という。)
からの圧力指令を受けて切り換わる。また、パイロット
弁21、22からは操作レバーの操作量に応じた油圧
が、切換弁5、6の保位置ポート5a、6aからロード
センシング弁10および圧力補償弁11に送られてい
る。なお、操作レバー20、20aは別々に書いてある
が、1本レバーで構成され、車両の進行方向に対して操
作レバー20aを前後方向に倒した場合にはブレードシ
リンダ4を作動し、操作レバー20を横方向に倒した場
合にはチルトシリンダ3を作動させる。パイロット弁2
0a、21aはパイロット弁用のポンプ23に接続さ
れ、その間にリリーフ弁24が配設されている。
【0012】次に、切換弁の一部の拡大断面図を示して
説明する。図2は本発明に係わる4位置切換弁6の断面
図であり、4位置切換弁6のボディ30には、中央部に
スプール穴31が削成され、スプール穴31の外側には
複数の円環状の内溝32が設けられている。この中央部
の内溝32aはポンプポート33に、内溝32bはブレ
ードシリンダ4のロッド側4Aに接続するポート34
に、内溝32cはブレードシリンダ4のボトム側4Bに
接続するポート35に、内溝32dと32eはタンク9
への配管8に接続する図示しないポートに、それぞれ接
続している。スプール穴31にはスプール41が枢密に
慴動自在に挿入され、一端にはバネ42がバネ受け4
3、44を介してボルト45でスプール41に取着さ
れ、バネ42はケース46に挿入されている。また、ス
プール41はバネ42により保位置に位置決めされてお
り、また、保位置ではブレードシリンダ4のロッド側4
Aに接続する内溝32bはスプール41のランド41
a、41bで、ブレードシリンダ4のボトム側4Bに接
続する内溝32cはランド41c、41dで遮断されて
いる。
【0013】スプール41の他端側には、スプール41
とスキマUを隔ててバネ47を保持するバネ受け48が
配設され、バネ47はケース49とバネ受け48との間
に保持されており、スプール41が右側に慴動したと
き、即ち、下げ位置の所でスプール41とバネ受け48
とが当接する。当接後はバネ42とバネ47の合力に反
した圧力によりスプール41は右側に移動していく。ス
プール41の両端のケース46、49内には、パイロッ
ト弁21aからの圧力が作動し、一端側のケース46内
で受けた場合にはスプール41を図示の右側に作動させ
て、まずスプール41とバネ受け48とが当接する下げ
位置(移動量U)になり、次にバネ受け43とバネ受け
44とが当接する浮位置(移動量V)になる。同様に、
他端側のケース49内で受けた場合にはスプール41を
図示の左側に作動させ、バネ受け43とケース46とが
当接して上げ位置(移動量W)になる。ボディ30の上
部には、真空防止弁用のスプール穴51と螺子穴52が
削成され、螺子穴52には真空防止弁ケース53が螺合
され、真空防止弁ケース53には真空防止バルブ54が
枢密に慴動自在に挿入され、バネ55でボデイ30のシ
ート座56に圧接されている。
【0014】図1において、パイロット弁21、22は
操作レバー20、20aの操作により図示しないパイロ
ット弁のスプールが作動し、パイロット弁用のポンプ2
3からの圧力を図3に示すように、所定位置(P)から
後に操作レバー20、21の操作量(ストローク)に応
じて圧力を一次直線(図3のイ線)で上昇させて出力し
ている。さらに、操作量が所定値(Q)に達すると圧力
はポンプ23とパイロット弁21、22との間に配設さ
れたリリーフ弁24のセット圧力に応じた圧力(図3の
ロ線)が出力される。
【0015】次に図4において、操作レバー20aには
ロッド25が固設され、ロッド25にはボールジョイン
ト26を介して浮位置で係止するデデント装置70が付
設されている。デデント装置70は図示しない車体に固
設されたピンにボールジョイント71を介して連結され
るテデントケース72と、デテントケース72に枢密に
収納されボールジョイント26に連結されるデテントロ
ッド73と、デテントロッド73に収納されるボール7
5とバネ76とデテントロック77と、から構成されて
いる。デテントケース72には、下げ位置72aから内
径を小さくする傾斜し、浮位置で係止する溝72bが削
成されている。なお、ボールジョイント26に接続する
デテントロッド73に調整用の螺合を配設しても良い。
【0016】上記構成において、次に作動について説明
する。土工板を下げる場合には、操作レバー20aをデ
デント装置70の手で感ずる下げ位置72aまで操作し
て、操作レバー20aを下げ位置にする。下げ位置にす
るとパイロット弁22が作動し、パイロット弁用のポン
プ23の圧力を上げ、図3に示すように操作量に応じた
圧力をケース46に出力する。この圧力によりスプール
41はバネ42の荷重に抗して図示の右側に移動し、図
3に示すように、スプール41の他端側とバネ受け48
とが当接する位置(R)まで移動(移動量U)する。こ
の下げ位置では、ポンプ2の圧油は内溝32aから内溝
32bを経てブレードシリンダ4のボトム側4Bに流れ
てブレードシリンダ4を伸長して、土工板を下げる。
【0017】さらに、土工板を浮きにする場合には、操
作レバー20aをデデント装置70の浮位置の溝72b
まで移動してバネ76の力によりボール75を溝72b
に挿入して係止し、操作レバー20aを浮位置に係止す
る。浮位置にするとパイロット弁22が下げ位置よりさ
らに作動し、パイロット弁用のポンプ23の圧力をさら
に上げ、操作量に応じた圧力をケース46に出力する。
この圧力によりスプール41はバネ42とバネ47の合
力(図3のハ線)の荷重に抗して図示の右側に移動し、
図2に示すように、バネ受け43とバネ受け44とが当
接するまで移動(移動量V)する。この浮位置では、シ
リンダの内溝32bとタンクの内溝32dとが接続する
ためにブレードシリンダ4のヘッド側4Aはタンク9に
接続される。また、シリンダの内溝32cとタンクの内
溝32eとが接続するためにブレードシリンダ4のボト
ム側4Bはタンク9接続される。これにより土工板は外
力により移動される浮きとなる。このとき、ポンプ2の
圧油は内溝32aで遮断されるが、ロードセンシング弁
10が作動し、ポンプ2の吐出圧力は低圧になってい
る。
【0018】なお、上記作動において、スプール41を
移動させるパイロット弁20aからの圧力は、バネ4
2、47の取付荷重、バネ定数により設定されるが、取
付荷重、バネ定数にはバラツキがあるためスプールの移
動量にもバラツキが生ずる。例えば、取付荷重はバネ受
け43、44、48の寸法(例えば、スプールの長手方
向のバネ受け43の寸法La)、スプール41の全長等
のバラツキ、あるいは、バネ42、47の取付荷重、バ
ネ定数のバラツキにより、図3のようにスプールストロ
ークに対する荷重に幅(Lc)が生ずるため、同じ圧力
をスプール41が受けてもスプールの移動量にバラツキ
が生ずる。このために、従来の図5では切換弁101に
デテント104を設けて下げ位置を手動の感覚により検
出できるよう構成していたが、パイロット弁では油圧に
より操作するためにこの反力がないので構成を変更する
必要があり、このデテント装置70を図4に示すように
操作レバー側に付設する必要がある。
【0019】しかし、このとき、操作レバー20aとデ
テント装置70の取付け位置、および、ロッド25ある
いはデテントロッド73の製作誤差にバラツキが生ずる
ため、デテント装置70の保位置から下げ位置までの間
の距離(図4のY)にもバラツキが生ずる。これによ
り、下げ位置、浮位置の操作レバーのストロークに誤差
が生ずるために、パイロット弁20aからの圧力がズレ
て、下げ位置にもかかわらず浮位置に入ってしまうこと
が生ずる。このために本発明では、これを防ぎ確実に4
位置をうるために、スプール41の他端側に下げ位置で
当接するバネ47を配設している。次に、バネ47を配
設してバラツキが生じても確実に4位置が得られること
を図3の操作レバーストロークとパイロット圧力、及
び、スプールストロークとバネの荷重の関係を用いて説
明する。下げ位置までの移動量Uのバネ42による荷重
は前述の寸法、およびバネ等のバラツキにより、スプー
ルストロークがゼロ位置から下げ位置(R位置)までの
間は(ニ線)および(ホ線)のようにバラツキが生ず
る。また、下げ位置から浮位置までの移動中のスプール
ストロークに対する荷重は、下げ位置ではバネ49の取
付荷重のバラツキが加算されて(ヘ線)および(ト線)
のようにバラツキが生じ、さらに、下げ位置から浮位置
まではバネ42とバネ49の合力が取付荷重およびバネ
定数等のバラツキにより(ハ線)および(チ線)のよう
にバラツキが生ずる。
【0020】このようにバラツキが生じている中で確実
に下げ位置が確保するために、下げ位置のバラツキの最
大の荷重(a点)が得られるようにパイロット圧力(b
点)を得るように操作レバーのストローク(c点)を設
定すれば良い。このとき、バネ42が弱いときでも同じ
圧力では、バネ47が撓み(ト線)の(d)点に来る。
これに伴い、バネ47によりスプールストロークは下げ
位置の範囲内のRa点に移動するのみで確実に下げが得
られる。また、操作レバーのストローク(c)点のとき
のパイロット弁の出力圧力が最大圧力(e点)でもバネ
47が撓み(ト線)の(f)点に来るのみで、バネ47
によりスプールストロークは下げ位置の範囲内のRa点
に移動するのみで確実に下げが得られる。さらに、バネ
47を配設することによりスプールストロークRa点で
のバネ47の荷重が低い(j)点に対する操作レバース
トローク(k)点でも確実に浮き位置にならないので、
操作レバーストローク(c)点と(k)点との間の距離
を前記のデテント装置70の製造のバラツキを吸収する
距離(図4のY)に活用できる。
【0021】例えば、このとき従来例では、パイロット
弁の出力圧力が最大圧力(e)点で、かつ、バネ42が
弱い場合の(ホ線)では、(g)点になり浮位置(h)
点に到達して、浮き動作になっている。
【0022】さらに、本発明では、浮位置でも同様にス
プールの荷重がバラツキが生じているが、浮位置の最大
荷重(ハ線のm点)を得るために、浮位置のパイロット
圧力(n)はリリーフ弁24の設定圧力により得てい
る。このとき、リリーフ弁24の設定圧力は浮位置の最
大荷重(ハ線のm点)を得るためのパイロット圧力(n
点)よりも高めの設定圧力(ロ)に設定している。従っ
て、操作レバーストロークの(k)点を浮位置方向に過
ぎてから、リリーフ弁24の調圧圧力を確認することに
より浮位置を確認できる。また、浮位置等の2位置目で
は、リリーフ弁の調圧圧力により浮きが得られるため
に、圧力比例制御弁からのパイロット圧力のバラツキに
作用されることなく浮位置が確実に得られる。前記にお
いて、バネ47は他端側に配設した実施例を記述した
が、本実施例に囚われることなく、一端側に併設して、
スプールが所定量移動した後に、バネが作動するように
しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、4
位置のクローズドセンタの切換弁を圧力比例制御弁から
のパイロット圧力のみで切り替えているため構造が単純
になるとともに、安価になる。また、切換弁に2位置目
の移動時に作用するバネを配設したことにより、下げ位
置と浮位置とを確実に区別でき誤作動がなくなり安全性
が増し、さらに、下げ位置と浮位置との間の距離が確保
でき切換弁とは別位置で車体側の運転席近傍に設けた操
作レバーに付設したデデント装置の製作誤差を吸収でき
るとともに、デテント装置と切換弁のストローク位置と
の調整が容易になる。また、浮位置等の2位置目では、
リリーフ弁の調圧圧力により浮きが得られるために、圧
力比例制御弁からのパイロット圧力のバラツキに作用さ
れることなく浮位置が確実に得られるという優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力比例制御弁による4位置クローズ
ドセンタの切換弁の油圧回路図。
【図2】本発明の4位置クローズドセンタの切換弁の一
部を示す断面図。
【図3】本発明の操作レバーストロークとパイロット圧
力およびスプールストロークと荷重の関係を示す図。
【図4】操作レバーとデデント装置の関係を示す図。
【図5】従来の手動操作の4位置切換弁の油圧回路図。
【図6】従来の圧力比例制御弁による3位置クローズド
センタの切換弁の油圧回路図。
【符号の説明】
1 動力源 2 ポンプ 3 チルトシリンダ 4 ブレードシリンダ 5,3位置クローズドセンタの切換弁 6,4位置クローズドセンタの切換弁 20 操作レバー 21,22 パイロット圧力比例制御弁 24 リリーフ弁、 41 スプール 42,47 バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力比例制御弁からのパイロット圧力に
    より切り替わるクローズドセンタの切換弁を有する油圧
    回路において、保位置でクローズドセンタで、かつ、ス
    プールの両端側に圧力比例制御弁からのパイロット圧力
    を受け、一端側で上げ等の1位置に、他端側で下げ及び
    浮等の2位置に、切り替わる4位置の切換弁よりなるこ
    とを特徴とする圧力比例制御弁による4位置クローズド
    センタの切換弁の油圧回路。
  2. 【請求項2】 4位置のクローズドセンタの切換弁に、
    保位置から下げ位置等の1位置目の移動時には非作用で
    あり、下げ位置から浮位置等の2位置目の移動時に作用
    するバネが配設される請求項1記載の圧力比例制御弁に
    よる4位置クローズドセンタの切換弁の油圧回路。
  3. 【請求項3】 浮位置等の2位置目に作用するバネの最
    大荷重に抗して、スプールを最大ストロークに移動する
    圧力が圧力比例制御弁のパイロット圧力のリリーフ弁に
    より設定される請求項1あるいは2記載の圧力比例制御
    弁による4位置クローズドセンタの切換弁の油圧回路。
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