JPH05328711A - Dc−dcコンバ−タの短絡保護回路 - Google Patents
Dc−dcコンバ−タの短絡保護回路Info
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- JPH05328711A JPH05328711A JP12231492A JP12231492A JPH05328711A JP H05328711 A JPH05328711 A JP H05328711A JP 12231492 A JP12231492 A JP 12231492A JP 12231492 A JP12231492 A JP 12231492A JP H05328711 A JPH05328711 A JP H05328711A
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Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】起動時および運転中の誤動作を回避し短絡電流
による主スイッチング素子の損傷を阻止できる短絡保護
回路を備えたDC−DCコンバ−タを得る。 【構成】DC−DCコンバ−タ回路1の負荷9の短絡を
誤差増幅器7の出力差信号7s の低下として検出して出
力が低レベルに変化する短絡検出コンパレ−タ11と、
低レベルに変化した信号を受けて動作を開始し所定の時
定数で立ち上がる電圧VC を出力する誤動作防止回路2
2と、この誤動作防止回路の出力電圧がしきい値を越え
たとき動作して主スイッチング素子2のタ−ンオフを指
令する信号18S を制御部6に向けて出力するラッチ回
路17と、出力電圧V0 が所定レベルに到達するまでの
間誤動作防止回路の出力側を短絡し、出力電圧の立ち上
がりの遅れによる短絡保護回路の誤動作を防止する起動
時動作停止回路31とを備える。
による主スイッチング素子の損傷を阻止できる短絡保護
回路を備えたDC−DCコンバ−タを得る。 【構成】DC−DCコンバ−タ回路1の負荷9の短絡を
誤差増幅器7の出力差信号7s の低下として検出して出
力が低レベルに変化する短絡検出コンパレ−タ11と、
低レベルに変化した信号を受けて動作を開始し所定の時
定数で立ち上がる電圧VC を出力する誤動作防止回路2
2と、この誤動作防止回路の出力電圧がしきい値を越え
たとき動作して主スイッチング素子2のタ−ンオフを指
令する信号18S を制御部6に向けて出力するラッチ回
路17と、出力電圧V0 が所定レベルに到達するまでの
間誤動作防止回路の出力側を短絡し、出力電圧の立ち上
がりの遅れによる短絡保護回路の誤動作を防止する起動
時動作停止回路31とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、DC−DCコンバ−
タの主スイッチング素子を負荷短絡による過電流から保
護するために設けられるタイマ−ラッチ式の短絡保護回
路、ことに誤動作防止機能を有する短絡保護回路に関す
る。
タの主スイッチング素子を負荷短絡による過電流から保
護するために設けられるタイマ−ラッチ式の短絡保護回
路、ことに誤動作防止機能を有する短絡保護回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のDC−DCコンバ−タを簡
略化して示す接続図であり、電源平滑コンデンサ8C を
有する直流電源8の陽極側は、主スイッチング素子2,
リアクトル3を介して外部負荷9の一方端に接続され、
外部負荷の他方端に接続された直流電源8の陰極側と主
スイッチング素子2,およびリアクトル3,それぞれの
出力端との間には還流ダイオ−ド4,および平滑コンデ
ンサ5が接続されて降圧DC−DCコンバ−タ回路1が
構成される。
略化して示す接続図であり、電源平滑コンデンサ8C を
有する直流電源8の陽極側は、主スイッチング素子2,
リアクトル3を介して外部負荷9の一方端に接続され、
外部負荷の他方端に接続された直流電源8の陰極側と主
スイッチング素子2,およびリアクトル3,それぞれの
出力端との間には還流ダイオ−ド4,および平滑コンデ
ンサ5が接続されて降圧DC−DCコンバ−タ回路1が
構成される。
【0003】また、上述の降圧DC−DCコンバ−タ回
路1の降圧動作は、主スイッチング素子2を駆動信号2
d により所望のタイミングでオンオフ制御する。この
時、主スイッチング素子2のオン期間中直流電源8から
負荷9に電流IL が供給されると同時に、この電流によ
りリアクトル3にエネルギ−が蓄積され、主スイッチン
グ素子2のオフ期間中リアクトル3の蓄積エネルギ−が
負荷9および還流ダイオ−ド4を通って放電する。い
ま、リアクトル3を流れる電流をIL,リアクトルの入出
力電圧をVi,VO 、オンオフ周期をT、周期Tに占める
オン時間およびオフ時間をそれぞれTOn, TOff とする
と、入出力電圧比VO /Vi は降圧スイッチング素子1
のオン時比率Don=Ton/Tに比例する。この時オン時
比率Donは1以下の値をとるので、出力電圧VO が入力
電圧Vi より低くなる降圧動作が行われる。
路1の降圧動作は、主スイッチング素子2を駆動信号2
d により所望のタイミングでオンオフ制御する。この
時、主スイッチング素子2のオン期間中直流電源8から
負荷9に電流IL が供給されると同時に、この電流によ
りリアクトル3にエネルギ−が蓄積され、主スイッチン
グ素子2のオフ期間中リアクトル3の蓄積エネルギ−が
負荷9および還流ダイオ−ド4を通って放電する。い
ま、リアクトル3を流れる電流をIL,リアクトルの入出
力電圧をVi,VO 、オンオフ周期をT、周期Tに占める
オン時間およびオフ時間をそれぞれTOn, TOff とする
と、入出力電圧比VO /Vi は降圧スイッチング素子1
のオン時比率Don=Ton/Tに比例する。この時オン時
比率Donは1以下の値をとるので、出力電圧VO が入力
電圧Vi より低くなる降圧動作が行われる。
【0004】さらに、直流出力電圧V0 は抵抗7R1, 7
R2で分圧され、分圧された電圧が誤差増幅器7の非反転
入力側に入力されて基準電圧VS1と比較され、その差信
号7 S が制御部6に入力される。制御部6は差信号7S
が零になる方向に主スイッチング素子2のオン時比率を
制御する駆動信号2d を主スイッチング素子のベ−スに
向けて出力するので、出力電圧V0 を電源電圧より低い
一定電圧に保持して負荷9に供給する定電圧制御が行わ
れる。
R2で分圧され、分圧された電圧が誤差増幅器7の非反転
入力側に入力されて基準電圧VS1と比較され、その差信
号7 S が制御部6に入力される。制御部6は差信号7S
が零になる方向に主スイッチング素子2のオン時比率を
制御する駆動信号2d を主スイッチング素子のベ−スに
向けて出力するので、出力電圧V0 を電源電圧より低い
一定電圧に保持して負荷9に供給する定電圧制御が行わ
れる。
【0005】一方、負荷回路の短絡などによる過電流か
ら主スイッチング素子を保護するために短絡保護回路1
0が設けられる。短絡保護回路10は、誤差増幅器7か
らの差信号7S を非反転入力側に受けて基準電圧VS2と
比較する短絡検出コンパレ−タ11と、その出力側に接
続された誤動作防止回路12と、さらにその出力側に接
続されたラッチ回路17とその出力回路18とで構成さ
れる。誤動作防止回路12は、例えば短絡検出コンパレ
−タ11の出力側にベ−スが接続されエミッタが接地さ
れたスイッチング素子13と、非接地端子側が抵抗15
を介してスイッチング素子13のコレクタ,および直列
抵抗14を介して参照電源にそれぞれ接続されたコンデ
ンサ16とで構成され、コンデンサ16の非接地側端子
はラッチ回路のセット端子Sに接続される。また、短絡
検出コンパレ−タ11の基準電圧VS2は参照電圧Vref
のほぼ半分の値に設定される。
ら主スイッチング素子を保護するために短絡保護回路1
0が設けられる。短絡保護回路10は、誤差増幅器7か
らの差信号7S を非反転入力側に受けて基準電圧VS2と
比較する短絡検出コンパレ−タ11と、その出力側に接
続された誤動作防止回路12と、さらにその出力側に接
続されたラッチ回路17とその出力回路18とで構成さ
れる。誤動作防止回路12は、例えば短絡検出コンパレ
−タ11の出力側にベ−スが接続されエミッタが接地さ
れたスイッチング素子13と、非接地端子側が抵抗15
を介してスイッチング素子13のコレクタ,および直列
抵抗14を介して参照電源にそれぞれ接続されたコンデ
ンサ16とで構成され、コンデンサ16の非接地側端子
はラッチ回路のセット端子Sに接続される。また、短絡
検出コンパレ−タ11の基準電圧VS2は参照電圧Vref
のほぼ半分の値に設定される。
【0006】このように構成された短絡保護回路10に
おいて、DC−DCコンバ−タの定常運転時には、誤差
増幅器7の出力差信号7S の変化が少なく、これを非反
転入力側に受けた短絡検出コンパレ−タ11が平衡して
高レベル(Hレベル)の信号を発するので、これをベ−
スに受けたスイッチング素子13がオン状態となる。し
たがって、ラッチ回路のセット端子には参照電圧 V
ref を抵抗14および15で分圧した電圧,Vref ×
(R2 /R1 +R2 )が入力される。そこで、この電圧
がラッチ回路のスレッショルド電圧より低くなるよう設
定しておけば、ラッチ回路17はリセット状態に保持さ
れて短絡保護回路10の保護動作は機能せず、定常運転
が持続される。
おいて、DC−DCコンバ−タの定常運転時には、誤差
増幅器7の出力差信号7S の変化が少なく、これを非反
転入力側に受けた短絡検出コンパレ−タ11が平衡して
高レベル(Hレベル)の信号を発するので、これをベ−
スに受けたスイッチング素子13がオン状態となる。し
たがって、ラッチ回路のセット端子には参照電圧 V
ref を抵抗14および15で分圧した電圧,Vref ×
(R2 /R1 +R2 )が入力される。そこで、この電圧
がラッチ回路のスレッショルド電圧より低くなるよう設
定しておけば、ラッチ回路17はリセット状態に保持さ
れて短絡保護回路10の保護動作は機能せず、定常運転
が持続される。
【0007】ある時点で負荷短絡が発生して出力電圧V
0 が低下すると、差信号7S が増大し、短絡検出コンパ
レ−タ11の出力が低レベル(Lレベル)に変化する。
その結果スイッチング素子13はタ−ンオフし、コンデ
ンサ16の端子電圧VC がコンデンサ16の静電容量C
1 および直列抵抗14の抵抗値R1 の積で決まる電圧の
立ち上がり時定数を保持して参照電圧Vref に向けて上
昇する。したがって、この電圧VC がラッチ回路17の
スレッショルド電圧を越えた時点でラッチ回路17はセ
ット状態となり、これを検知した出力回路18が保護動
作の指令信号18S を制御部6に向けて出力することに
より、主スイッチング素子2はオフ状態となり、短絡電
流の通流を阻止するので、過電流による主スイッチング
素子の破損を防止することができる。なお、この状態は
電源を切りVref を一度落とすまで持続される。
0 が低下すると、差信号7S が増大し、短絡検出コンパ
レ−タ11の出力が低レベル(Lレベル)に変化する。
その結果スイッチング素子13はタ−ンオフし、コンデ
ンサ16の端子電圧VC がコンデンサ16の静電容量C
1 および直列抵抗14の抵抗値R1 の積で決まる電圧の
立ち上がり時定数を保持して参照電圧Vref に向けて上
昇する。したがって、この電圧VC がラッチ回路17の
スレッショルド電圧を越えた時点でラッチ回路17はセ
ット状態となり、これを検知した出力回路18が保護動
作の指令信号18S を制御部6に向けて出力することに
より、主スイッチング素子2はオフ状態となり、短絡電
流の通流を阻止するので、過電流による主スイッチング
素子の破損を防止することができる。なお、この状態は
電源を切りVref を一度落とすまで持続される。
【0008】また、出力電圧の立ち上がりが遅いDC−
DCコンバ−タ回路1の起動時に、出力電圧の立ち上が
りの遅れを短絡保護回路10が負荷回路に短絡が発生し
たことによる電圧低下と誤判断して動作することを防ぐ
ために、誤動作防止回路12は、そのコンデンサ16の
静電容量C1 および直列抵抗14の抵抗値R1 の積で決
まる電圧VC の立ち上がり時定数を、DC−DCコンバ
−タ回路の起動時の電圧の立ち上がり時定数より遅く設
定し、保護動作に遅れを持たせるよう構成される。な
お、この短絡保護回路の動作の遅れは、負荷の急激な変
動などによる出力電圧の低下を短絡保護回路が負荷回路
の短絡と誤判断することを防止することにも役立つ。
DCコンバ−タ回路1の起動時に、出力電圧の立ち上が
りの遅れを短絡保護回路10が負荷回路に短絡が発生し
たことによる電圧低下と誤判断して動作することを防ぐ
ために、誤動作防止回路12は、そのコンデンサ16の
静電容量C1 および直列抵抗14の抵抗値R1 の積で決
まる電圧VC の立ち上がり時定数を、DC−DCコンバ
−タ回路の起動時の電圧の立ち上がり時定数より遅く設
定し、保護動作に遅れを持たせるよう構成される。な
お、この短絡保護回路の動作の遅れは、負荷の急激な変
動などによる出力電圧の低下を短絡保護回路が負荷回路
の短絡と誤判断することを防止することにも役立つ。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】保護動作に遅れを持た
せた従来の短絡保護回路10では、起動時の誤動作を回
避するために誤動作防止回路12の電圧の立ち上がり時
定数R1 ×C1 を長くとってあるため、定常運転中に負
荷回路に短絡が発生しても、この遅れ期間内に出力電圧
が正常値に回復すれば保護動作は行われない。したがっ
て、負荷の急激な変動などによる短絡保護回路10の誤
動作を回避できる利点が得られる。しかしながら、負荷
回路に短絡事故が発生した場合、保護動作の遅れ期間中
に短絡電流により主スイッチング素子が過熱状態とな
り、損傷する事態に発展してしまうという問題があり、
その改善が求められている。
せた従来の短絡保護回路10では、起動時の誤動作を回
避するために誤動作防止回路12の電圧の立ち上がり時
定数R1 ×C1 を長くとってあるため、定常運転中に負
荷回路に短絡が発生しても、この遅れ期間内に出力電圧
が正常値に回復すれば保護動作は行われない。したがっ
て、負荷の急激な変動などによる短絡保護回路10の誤
動作を回避できる利点が得られる。しかしながら、負荷
回路に短絡事故が発生した場合、保護動作の遅れ期間中
に短絡電流により主スイッチング素子が過熱状態とな
り、損傷する事態に発展してしまうという問題があり、
その改善が求められている。
【0010】この発明の目的は、起動時および運転中の
誤動作を回避して短絡電流による主スイッチング素子の
損傷を阻止できる短絡保護回路を備えたDC−DCコン
バ−タを得ることにある。
誤動作を回避して短絡電流による主スイッチング素子の
損傷を阻止できる短絡保護回路を備えたDC−DCコン
バ−タを得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、主スイッチング素子を有するD
C−DCコンバ−タ回路と、その出力電圧を検出しその
検出電圧と基準電圧との差信号を出力する誤差増幅器
と、この差信号を縮小する方向に前記主スイッチング素
子を時比率制御する制御部とを含むDC−DCコンバ−
タの短絡保護回路であって、負荷回路の短絡を前記差信
号の低下として検出したとき出力信号が低レベルに変化
する短絡検出コンパレ−タと、前記低レベルの信号を受
けて動作を開始し所定の時定数で立ち上がる電圧を出力
する誤動作防止回路と、この誤動作防止回路の出力電圧
がしきい値を越えたとき動作して前記主スイッチング素
子のタ−ンオフを指令する信号を前記制御部に向けて出
力するラッチ回路と、前記DC−DCコンバ−タ回路の
出力電圧が所定レベルに到達するまでの間、前記誤動作
防止回路の出力電圧の立ち上がりを阻止する起動時動作
停止回路とを備えてなるものとする。
に、この発明によれば、主スイッチング素子を有するD
C−DCコンバ−タ回路と、その出力電圧を検出しその
検出電圧と基準電圧との差信号を出力する誤差増幅器
と、この差信号を縮小する方向に前記主スイッチング素
子を時比率制御する制御部とを含むDC−DCコンバ−
タの短絡保護回路であって、負荷回路の短絡を前記差信
号の低下として検出したとき出力信号が低レベルに変化
する短絡検出コンパレ−タと、前記低レベルの信号を受
けて動作を開始し所定の時定数で立ち上がる電圧を出力
する誤動作防止回路と、この誤動作防止回路の出力電圧
がしきい値を越えたとき動作して前記主スイッチング素
子のタ−ンオフを指令する信号を前記制御部に向けて出
力するラッチ回路と、前記DC−DCコンバ−タ回路の
出力電圧が所定レベルに到達するまでの間、前記誤動作
防止回路の出力電圧の立ち上がりを阻止する起動時動作
停止回路とを備えてなるものとする。
【0012】また、誤動作防止回路が、短絡検出コンパ
レ−タの出力側にベ−スが接続されエミッタが接地され
たスイッチング素子と、非接地端子側がラッチ回路のセ
ット端子,前記スイッチング素子のコレクタ,および直
列抵抗を介して参照電源にそれぞれ接続されたコンデン
サとからなり、このコンデンサの静電容量および直列抵
抗の抵抗値の積で決まる電圧の立ち上がり時定数が、負
荷回路の短絡電流による主スイッチング素子の損傷を防
ぐに必要な値に設定されてなるものとする。
レ−タの出力側にベ−スが接続されエミッタが接地され
たスイッチング素子と、非接地端子側がラッチ回路のセ
ット端子,前記スイッチング素子のコレクタ,および直
列抵抗を介して参照電源にそれぞれ接続されたコンデン
サとからなり、このコンデンサの静電容量および直列抵
抗の抵抗値の積で決まる電圧の立ち上がり時定数が、負
荷回路の短絡電流による主スイッチング素子の損傷を防
ぐに必要な値に設定されてなるものとする。
【0013】さらに、起動時動作停止回路が、誤動作防
止回路の出力側にコレクタおよびエミッタが接続された
スイッチング素子と、そのベ−スと参照電源との間に接
続されたコンデンサと抵抗の直列CRタイマ−回路とを
含み、参照電源の電圧が電源投入時に零から立ち上がる
とともに、前記直列時定数回路の時定数がDC−DCコ
ンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れをカバ−するに
充分な値に設定されてなるものとする。
止回路の出力側にコレクタおよびエミッタが接続された
スイッチング素子と、そのベ−スと参照電源との間に接
続されたコンデンサと抵抗の直列CRタイマ−回路とを
含み、参照電源の電圧が電源投入時に零から立ち上がる
とともに、前記直列時定数回路の時定数がDC−DCコ
ンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れをカバ−するに
充分な値に設定されてなるものとする。
【0014】
【作用】この発明の構成において、短絡保護回路が、負
荷回路の短絡を誤差増幅器の出力差信号の低下として検
出したとき出力信号が低レベルに変化する短絡検出コン
パレ−タと、この低レベルの信号を受けて動作を開始し
所定の時定数で立ち上がる電圧を出力する誤動作防止回
路と、この誤動作防止回路の出力電圧がしきい値を越え
たとき動作して主スイッチング素子のタ−ンオフを指令
するラッチ回路およびその出力回路と、DC−DCコン
バ−タ回路の出力電圧が所定レベルに到達するまでの
間、誤動作防止回路の出力電圧の立ち上がりを阻止する
起動時動作停止回路とを備えるよう構成したことによ
り、運転中発生した負荷回路の短絡は、短絡検出コンパ
レ−タが差信号の低下として検出し、誤動作防止回路が
所定の時定数で立ち上がる信号を出力し、この電圧がス
レショルド電圧を越えた時ラッチ回路がセットされ、出
力回路が保護動作信号を制御部に向けて出力することに
より、主スイッチング素子が短絡電流の通流を阻止し、
過電流による主スイッチング素子の損傷を回避する機能
が得られるとともに、ラッチ回路がセットされるまでに
終了する外来ノイズなどによる誤動作が阻止される。一
方、DC−DCコンバ−タの起動時には、DC−DCコ
ンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れを起動時動作停
止回路が捉えて誤動作防止回路の出力電圧の立ち上がり
を所定時間阻止するので、起動時の誤動作を回避する機
能が得られる。このように、短絡電流に対する主スイッ
チング素子の保護機能および負荷変動による誤動作防止
機能は誤動作防止回路に、起動時の誤動作防止機能は起
動時動作停止回路にそれぞれ機能が分離されるため、そ
れぞれに適した時定数の設定が可能になり、したがって
誤動作が少なく保護動作が確実な短絡保護回路を得るこ
とができる。
荷回路の短絡を誤差増幅器の出力差信号の低下として検
出したとき出力信号が低レベルに変化する短絡検出コン
パレ−タと、この低レベルの信号を受けて動作を開始し
所定の時定数で立ち上がる電圧を出力する誤動作防止回
路と、この誤動作防止回路の出力電圧がしきい値を越え
たとき動作して主スイッチング素子のタ−ンオフを指令
するラッチ回路およびその出力回路と、DC−DCコン
バ−タ回路の出力電圧が所定レベルに到達するまでの
間、誤動作防止回路の出力電圧の立ち上がりを阻止する
起動時動作停止回路とを備えるよう構成したことによ
り、運転中発生した負荷回路の短絡は、短絡検出コンパ
レ−タが差信号の低下として検出し、誤動作防止回路が
所定の時定数で立ち上がる信号を出力し、この電圧がス
レショルド電圧を越えた時ラッチ回路がセットされ、出
力回路が保護動作信号を制御部に向けて出力することに
より、主スイッチング素子が短絡電流の通流を阻止し、
過電流による主スイッチング素子の損傷を回避する機能
が得られるとともに、ラッチ回路がセットされるまでに
終了する外来ノイズなどによる誤動作が阻止される。一
方、DC−DCコンバ−タの起動時には、DC−DCコ
ンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れを起動時動作停
止回路が捉えて誤動作防止回路の出力電圧の立ち上がり
を所定時間阻止するので、起動時の誤動作を回避する機
能が得られる。このように、短絡電流に対する主スイッ
チング素子の保護機能および負荷変動による誤動作防止
機能は誤動作防止回路に、起動時の誤動作防止機能は起
動時動作停止回路にそれぞれ機能が分離されるため、そ
れぞれに適した時定数の設定が可能になり、したがって
誤動作が少なく保護動作が確実な短絡保護回路を得るこ
とができる。
【0015】また、誤動作防止回路を、短絡検出コンパ
レ−タの出力側にベ−スが接続されエミッタが接地され
たスイッチング素子と、非接地端子側がラッチ回路のセ
ット端子,スイッチング素子のコレクタ,および直列抵
抗を介して参照電源にそれぞれ接続されたコンデンサと
で構成し、このコンデンサの静電容量および直列抵抗の
抵抗値の積で決まる電圧の立ち上がり時定数を、負荷回
路の短絡電流による主スイッチング素子の損傷を防ぐに
必要な値に設定するよう構成すれば、簡素な回路構成で
短絡保護機能に優れた短絡保護回路を得ることができ
る。
レ−タの出力側にベ−スが接続されエミッタが接地され
たスイッチング素子と、非接地端子側がラッチ回路のセ
ット端子,スイッチング素子のコレクタ,および直列抵
抗を介して参照電源にそれぞれ接続されたコンデンサと
で構成し、このコンデンサの静電容量および直列抵抗の
抵抗値の積で決まる電圧の立ち上がり時定数を、負荷回
路の短絡電流による主スイッチング素子の損傷を防ぐに
必要な値に設定するよう構成すれば、簡素な回路構成で
短絡保護機能に優れた短絡保護回路を得ることができ
る。
【0016】さらに、起動時動作停止回路が、誤動作防
止回路の出力側にコレクタおよびエミッタが接続された
スイッチング素子と、そのベ−スと参照電源との間に接
続されたコンデンサと抵抗の直列CRタイマ−回路とを
含み、参照電源の電圧が電源投入時に零から立ち上がる
とともに、直列CRタイマ−回路の時定数をDC−DC
コンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れをカバ−する
に充分な値に設定すれば、参照電圧の変化に対応して直
列CRタイマ−回路のコンデンサに充電電流が流れてス
イッチング素子がタ−ンオンし、誤動作防止回路の出力
側を短絡するので、ラッチ回路はリセット状態となり、
短絡保護回路は保護動作機能を停止する。このため、D
C−DCコンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れを負
荷回路の短絡と誤認する事態を回避する機能が得られ
る。また、参照電圧が規定値に到達するとコンデンサの
充電が停止し、スイッチング素子はタ−ンオフするの
で、起動時動作停止回路はその機能を停止し、その後は
誤動作防止回路による短絡保護および誤動作防止が行わ
れる。
止回路の出力側にコレクタおよびエミッタが接続された
スイッチング素子と、そのベ−スと参照電源との間に接
続されたコンデンサと抵抗の直列CRタイマ−回路とを
含み、参照電源の電圧が電源投入時に零から立ち上がる
とともに、直列CRタイマ−回路の時定数をDC−DC
コンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れをカバ−する
に充分な値に設定すれば、参照電圧の変化に対応して直
列CRタイマ−回路のコンデンサに充電電流が流れてス
イッチング素子がタ−ンオンし、誤動作防止回路の出力
側を短絡するので、ラッチ回路はリセット状態となり、
短絡保護回路は保護動作機能を停止する。このため、D
C−DCコンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れを負
荷回路の短絡と誤認する事態を回避する機能が得られ
る。また、参照電圧が規定値に到達するとコンデンサの
充電が停止し、スイッチング素子はタ−ンオフするの
で、起動時動作停止回路はその機能を停止し、その後は
誤動作防止回路による短絡保護および誤動作防止が行わ
れる。
【0017】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になるDC−DCコンバ−
タの短絡保護回路を示す接続図であり、従来技術と同じ
構成部分には同一参照符号を付すことにより、重複した
説明を省略する。図において、短絡保護回路20は、誤
差増幅器7からの差信号7S を非反転入力側に受けて基
準電圧VS2と比較する短絡検出コンパレ−タ11と、そ
の出力側に接続された誤動作防止回路22と、その出力
側に接続されたラッチ回路17とその出力回路18との
他に、起動時動作停止回路31を備える。
る。図1はこの発明の実施例になるDC−DCコンバ−
タの短絡保護回路を示す接続図であり、従来技術と同じ
構成部分には同一参照符号を付すことにより、重複した
説明を省略する。図において、短絡保護回路20は、誤
差増幅器7からの差信号7S を非反転入力側に受けて基
準電圧VS2と比較する短絡検出コンパレ−タ11と、そ
の出力側に接続された誤動作防止回路22と、その出力
側に接続されたラッチ回路17とその出力回路18との
他に、起動時動作停止回路31を備える。
【0018】起動時動作停止回路31は、誤動作防止回
路22の出力側コンデンサ16にコレクタおよびエミッ
タが並列接続され,ベ−ス抵抗34を有するスイッチン
グ素子32と、そのベ−スと参照電源との間に接続され
たコンデンサ36と抵抗35とで構成され、参照電源の
電圧VREF が電源投入時に零から立ち上がるとともに、
コンデンサ36と抵抗35とベ−ス抵抗34とで構成さ
れる直列CRタイマ−回路33の時定数C3 ×(R4 +
R5 )がDC−DCコンバ−タの出力電圧の立ち上がり
の遅れをカバ−するに充分な値に設定される。
路22の出力側コンデンサ16にコレクタおよびエミッ
タが並列接続され,ベ−ス抵抗34を有するスイッチン
グ素子32と、そのベ−スと参照電源との間に接続され
たコンデンサ36と抵抗35とで構成され、参照電源の
電圧VREF が電源投入時に零から立ち上がるとともに、
コンデンサ36と抵抗35とベ−ス抵抗34とで構成さ
れる直列CRタイマ−回路33の時定数C3 ×(R4 +
R5 )がDC−DCコンバ−タの出力電圧の立ち上がり
の遅れをカバ−するに充分な値に設定される。
【0019】また、誤動作防止回路22の構成は前述の
従来の装置におけると同様であるが、コンデンサ16の
静電容量C1 および直列抵抗14の抵抗値R1 の積で決
まる電圧VC の立ち上がり時定数が、従来起動時におけ
るDC−DCコンバ−タ回路の出力電圧の立ち上がり時
定数より遅く設定されていたものを、実施例では負荷回
路の短絡電流による主スイッチング素子の損傷を防ぐに
必要な値に設定するよう構成した点が従来技術と異なっ
ている。
従来の装置におけると同様であるが、コンデンサ16の
静電容量C1 および直列抵抗14の抵抗値R1 の積で決
まる電圧VC の立ち上がり時定数が、従来起動時におけ
るDC−DCコンバ−タ回路の出力電圧の立ち上がり時
定数より遅く設定されていたものを、実施例では負荷回
路の短絡電流による主スイッチング素子の損傷を防ぐに
必要な値に設定するよう構成した点が従来技術と異なっ
ている。
【0020】このように構成された短絡保護回路を直流
電源8に投入した場合、零から立ち上がる参照電圧V
REF の電圧変化に対応してコンデンサ36を介して直列
CRタイマ−回路33にその時定数に対応して充電電流
が流れ、この充電電流によりスイッチング素子32がタ
−ンオンして誤動作防止回路22の出力コンデンサ16
を短絡する。直列CRタイマ−回路33の時定数はDC
−DCコンバ−タ1の出力電圧V0 の立ち上がりの遅れ
に相応するよう設定されているので、短絡状態は出力電
圧が規定値に到達するまで持続される。したがって、短
絡保護回路20が出力電圧V0 の立ち上がりを負荷短絡
と誤認し、誤動作防止回路12が出力電圧VC を出力し
ようとしても、コンデンサ16が短絡されているためラ
ッチ回路17への出力が阻止され、DC−DCコンバ−
タの起動時における誤動作を阻止することができる。
電源8に投入した場合、零から立ち上がる参照電圧V
REF の電圧変化に対応してコンデンサ36を介して直列
CRタイマ−回路33にその時定数に対応して充電電流
が流れ、この充電電流によりスイッチング素子32がタ
−ンオンして誤動作防止回路22の出力コンデンサ16
を短絡する。直列CRタイマ−回路33の時定数はDC
−DCコンバ−タ1の出力電圧V0 の立ち上がりの遅れ
に相応するよう設定されているので、短絡状態は出力電
圧が規定値に到達するまで持続される。したがって、短
絡保護回路20が出力電圧V0 の立ち上がりを負荷短絡
と誤認し、誤動作防止回路12が出力電圧VC を出力し
ようとしても、コンデンサ16が短絡されているためラ
ッチ回路17への出力が阻止され、DC−DCコンバ−
タの起動時における誤動作を阻止することができる。
【0021】また、直列CRタイマ−回路33のコンデ
ンサ36が完全にチャ−ジされた時点で充電電流は停止
し、スイッチング素子32がタ−ンオフし、コンデンサ
16の短絡を解除して起動時動作停止回路31はその機
能を停止するとともに、この停止状態は電源を一旦遮断
して再起動するまで維持される。したがって、DC−D
Cコンバ−タ1が定常運転中、短絡保護回路20は従来
装置におけると同様に短絡保護動作を行うが、誤動作防
止回路22の時定数が負荷回路の短絡電流による主スイ
ッチング素子の損傷を防ぐに必要な値に設定されている
ので、主スイッチング素子の短絡保護をより確実に行え
るとともに、負荷の大幅な変動による出力電圧V0 の低
下が誤動作防止回路22の動作遅れの範囲内で回復する
ものであれば、短絡保護回路は動作せず、短絡保護回路
が誤動作することによる停電などの発生を回避すること
ができる。
ンサ36が完全にチャ−ジされた時点で充電電流は停止
し、スイッチング素子32がタ−ンオフし、コンデンサ
16の短絡を解除して起動時動作停止回路31はその機
能を停止するとともに、この停止状態は電源を一旦遮断
して再起動するまで維持される。したがって、DC−D
Cコンバ−タ1が定常運転中、短絡保護回路20は従来
装置におけると同様に短絡保護動作を行うが、誤動作防
止回路22の時定数が負荷回路の短絡電流による主スイ
ッチング素子の損傷を防ぐに必要な値に設定されている
ので、主スイッチング素子の短絡保護をより確実に行え
るとともに、負荷の大幅な変動による出力電圧V0 の低
下が誤動作防止回路22の動作遅れの範囲内で回復する
ものであれば、短絡保護回路は動作せず、短絡保護回路
が誤動作することによる停電などの発生を回避すること
ができる。
【0022】図2はこの発明の異なる実施例を示す接続
図であり、市販のタイマ−ラッチ式短絡保護機能付IC
を用いたDC−DCコンバ−タの短絡保護回路を示した
ものである。図において、市販のIC40はTI社製,
型式番号TL1451であり、その発振周波数端子1,
2間にはコンデンサ41および抵抗42を接続し、V CC
端子9および制御部出力端子10を主スイッチング素子
2のコレクタおよびベ−スにそれぞれ接続し、誤差増幅
器の出力端子12とその反転入力端子13間にコンデン
サ46および抵抗47を接続し、ラッチ回路のS端子1
5,基準電圧端子16間に起動時動作停止回路31およ
びコンデンサ16を接続し、さらに端子16とア−ス間
に抵抗44,45,およびコンデンサ43を接続するこ
とにより、図1に示す短絡保護回路20を備えたDC−
DCコンバ−タを容易に構成することができる。
図であり、市販のタイマ−ラッチ式短絡保護機能付IC
を用いたDC−DCコンバ−タの短絡保護回路を示した
ものである。図において、市販のIC40はTI社製,
型式番号TL1451であり、その発振周波数端子1,
2間にはコンデンサ41および抵抗42を接続し、V CC
端子9および制御部出力端子10を主スイッチング素子
2のコレクタおよびベ−スにそれぞれ接続し、誤差増幅
器の出力端子12とその反転入力端子13間にコンデン
サ46および抵抗47を接続し、ラッチ回路のS端子1
5,基準電圧端子16間に起動時動作停止回路31およ
びコンデンサ16を接続し、さらに端子16とア−ス間
に抵抗44,45,およびコンデンサ43を接続するこ
とにより、図1に示す短絡保護回路20を備えたDC−
DCコンバ−タを容易に構成することができる。
【0023】
【発明の効果】この発明は前述のように、短絡保護回路
を、負荷回路の短絡を誤差増幅器の出力差信号の低下と
して検出する短絡検出コンパレ−タと、この低レベルの
信号を受けて所定の時定数で立ち上がる電圧を出力する
誤動作防止回路と、この誤動作防止回路の出力電圧がし
きい値を越えたとき動作して主スイッチング素子のタ−
ンオフを指令するラッチ回路およびその出力回路と、D
C−DCコンバ−タ回路の出力電圧が所定レベルに到達
するまでの間、誤動作防止回路の出力電圧の立ち上がり
を阻止する起動時動作停止回路とで構成したことによ
り、DC−DCコンバ−タの起動時にその出力電圧の立
ち上がりの遅れによる短絡保護回路の誤動作防止機能は
起動時動作停止回路に、短絡電流による主スイッチング
素子の損傷防止機能,および大幅な負荷変動などによる
誤動作の防止機能は誤動作防止回路に、それぞれ機能分
離することが可能になり、上記各防止機能を誤動作防止
回路が兼ねた従来の短絡保護回路で問題になった、主ス
イッチング素子の破損や誤動作が排除され、主スイッチ
ング素子の短絡保護性能および誤動作防止性能に優れた
短絡保護回路を有するDC−DCコンバ−タを提供する
ことができる。
を、負荷回路の短絡を誤差増幅器の出力差信号の低下と
して検出する短絡検出コンパレ−タと、この低レベルの
信号を受けて所定の時定数で立ち上がる電圧を出力する
誤動作防止回路と、この誤動作防止回路の出力電圧がし
きい値を越えたとき動作して主スイッチング素子のタ−
ンオフを指令するラッチ回路およびその出力回路と、D
C−DCコンバ−タ回路の出力電圧が所定レベルに到達
するまでの間、誤動作防止回路の出力電圧の立ち上がり
を阻止する起動時動作停止回路とで構成したことによ
り、DC−DCコンバ−タの起動時にその出力電圧の立
ち上がりの遅れによる短絡保護回路の誤動作防止機能は
起動時動作停止回路に、短絡電流による主スイッチング
素子の損傷防止機能,および大幅な負荷変動などによる
誤動作の防止機能は誤動作防止回路に、それぞれ機能分
離することが可能になり、上記各防止機能を誤動作防止
回路が兼ねた従来の短絡保護回路で問題になった、主ス
イッチング素子の破損や誤動作が排除され、主スイッチ
ング素子の短絡保護性能および誤動作防止性能に優れた
短絡保護回路を有するDC−DCコンバ−タを提供する
ことができる。
【図1】この発明の実施例になるDC−DCコンバ−タ
の短絡保護回路を示す接続図
の短絡保護回路を示す接続図
【図2】この発明の異なる実施例を示す接続図
【図3】従来のDC−DCコンバ−タを簡略化して示す
接続図
接続図
1 DC−DCコンバ−タ回路 2 主スイッチング素子 3 リアクトル 4 還流ダイオ−ド 5 平滑コンデンサ 6 制御部 7 誤差増幅器 8 直流電源 10 短絡保護回路 11 短絡検出コンパレ−タ 12 誤動作防止回路 13 スイッチング素子 14 抵抗 15 抵抗 16 コンデンサ 17 ラッチ回路 18 出力回路 20 短絡保護回路 22 誤動作防止回路 31 起動時動作停止回路 32 スイッチング素子 33 直列CRタイマ−回路 40 市販のIC V0 出力電圧 Vref 参照電圧 VREF 参照電圧(起動時零から立ち上がる) VC 誤動作防止回路の出力電圧
Claims (3)
- 【請求項1】主スイッチング素子を有するDC−DCコ
ンバ−タ回路と、その出力電圧を検出しその検出電圧と
基準電圧との差信号を出力する誤差増幅器と、この差信
号を縮小する方向に前記主スイッチング素子を時比率制
御する制御部とを含むDC−DCコンバ−タの短絡保護
回路であって、負荷回路の短絡を前記差信号の低下とし
て検出したとき出力信号が低レベルに変化する短絡検出
コンパレ−タと、前記低レベルの信号を受けて動作を開
始し所定の時定数で立ち上がる電圧を出力する誤動作防
止回路と、この誤動作防止回路の出力電圧がしきい値を
越えたとき動作して前記主スイッチング素子のタ−ンオ
フを指令する信号を前記制御部に向けて出力するラッチ
回路と、前記DC−DCコンバ−タ回路の出力電圧が所
定レベルに到達するまでの間、前記誤動作防止回路の出
力電圧の立ち上がりを阻止する起動時動作停止回路とを
備えてなることを特徴とするDC−DCコンバ−タの短
絡保護回路。 - 【請求項2】誤動作防止回路が、短絡検出コンパレ−タ
の出力側にベ−スが接続されエミッタが接地されたスイ
ッチング素子と、非接地端子側がラッチ回路のセット端
子,前記スイッチング素子のコレクタ,および直列抵抗
を介して参照電源にそれぞれ接続されたコンデンサとか
らなり、このコンデンサの静電容量および直列抵抗の抵
抗値の積で決まる電圧の立ち上がり時定数が、負荷回路
の短絡電流による主スイッチング素子の損傷を防ぐに必
要な値に設定されてなることを特徴とする請求項1記載
のDC−DCコンバ−タの短絡保護回路。 - 【請求項3】起動時動作停止回路が、誤動作防止回路の
出力側にコレクタおよびエミッタが接続されたスイッチ
ング素子と、そのベ−スと参照電源との間に接続された
コンデンサと抵抗の直列CRタイマ−回路とを含み、参
照電源の電圧が電源投入時に零から立ち上がるととも
に、前記直列CRタイマ−回路の時定数がDC−DCコ
ンバ−タの出力電圧の立ち上がりの遅れをカバ−するに
充分な値に設定されてなることを特徴とする請求項1記
載のDC−DCコンバ−タの短絡保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12231492A JPH05328711A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Dc−dcコンバ−タの短絡保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12231492A JPH05328711A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Dc−dcコンバ−タの短絡保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05328711A true JPH05328711A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=14832890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12231492A Pending JPH05328711A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Dc−dcコンバ−タの短絡保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05328711A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002300773A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Seiko Instruments Inc | スイッチングレギュレータ回路 |
DE19529333B4 (de) * | 1994-08-09 | 2006-06-29 | Funai Electric Co., Ltd., Daito | Selbsterregender Rücklaufkonverter und Verfahren zur Steuerung eines selbsterregenden Rücklaufkonverters |
JP2006340587A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Rohm Co Ltd | 他励式dc/dcコンバータの制御回路およびそれを用いた電源装置、発光装置、電子機器 |
JP2007151226A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電源装置 |
JP2008167556A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Sanyo Electric Co Ltd | スイッチング制御回路 |
JP2009017616A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Fujitsu Ten Ltd | 電源保護装置及び電子制御装置 |
CN103248219A (zh) * | 2012-02-13 | 2013-08-14 | 精工电子有限公司 | 开关调节器 |
JP2015042107A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | デジタル・アコースティック株式会社 | スイッチング電源回路 |
JP2015525556A (ja) * | 2012-06-05 | 2015-09-03 | ファイン インコーポレイテッドFine Inc. | 静電圧を利用した電気浸透脱水機の電源遮断装置 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP12231492A patent/JPH05328711A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19529333B4 (de) * | 1994-08-09 | 2006-06-29 | Funai Electric Co., Ltd., Daito | Selbsterregender Rücklaufkonverter und Verfahren zur Steuerung eines selbsterregenden Rücklaufkonverters |
JP2002300773A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Seiko Instruments Inc | スイッチングレギュレータ回路 |
US7863833B2 (en) | 2005-06-06 | 2011-01-04 | Rohm Co., Ltd. | DC/DC converter control circuit, and power supply apparatus, light emitting apparatus and electronic device using the same |
WO2006132138A1 (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Rohm Co., Ltd. | Dc/dcコンバータの制御回路およびそれを用いた電源装置、発光装置、電子機器 |
JP2006340587A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Rohm Co Ltd | 他励式dc/dcコンバータの制御回路およびそれを用いた電源装置、発光装置、電子機器 |
JP2007151226A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電源装置 |
JP4520399B2 (ja) * | 2005-11-24 | 2010-08-04 | 新電元工業株式会社 | 電源装置 |
JP2008167556A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Sanyo Electric Co Ltd | スイッチング制御回路 |
JP2009017616A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Fujitsu Ten Ltd | 電源保護装置及び電子制御装置 |
US7800870B2 (en) | 2007-06-29 | 2010-09-21 | Fujitsu Ten Limited | Power protection apparatus and electronic control unit |
CN103248219A (zh) * | 2012-02-13 | 2013-08-14 | 精工电子有限公司 | 开关调节器 |
KR20130093028A (ko) | 2012-02-13 | 2013-08-21 | 세이코 인스트루 가부시키가이샤 | 스위칭 레귤레이터 |
US8692536B2 (en) | 2012-02-13 | 2014-04-08 | Seiko Instruments Inc. | Switching regulator with short-circuit detection circuit |
JP2015525556A (ja) * | 2012-06-05 | 2015-09-03 | ファイン インコーポレイテッドFine Inc. | 静電圧を利用した電気浸透脱水機の電源遮断装置 |
JP2015042107A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | デジタル・アコースティック株式会社 | スイッチング電源回路 |
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