JPH05316677A - 車両用交流発電機の固定子 - Google Patents
車両用交流発電機の固定子Info
- Publication number
- JPH05316677A JPH05316677A JP14632092A JP14632092A JPH05316677A JP H05316677 A JPH05316677 A JP H05316677A JP 14632092 A JP14632092 A JP 14632092A JP 14632092 A JP14632092 A JP 14632092A JP H05316677 A JPH05316677 A JP H05316677A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- magnetic
- slots
- slot
- stator core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K2205/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to casings, enclosures, supports
- H02K2205/12—Machines characterised by means for reducing windage losses or windage noise
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転子の回転による、固定子鉄心とのエアギ
ャップでの風音及び磁気音を低減する。 【構成】 円周方向に対し固定子鉄心１のスロット数と
同数の小幅のスリット１０ａを設けた磁気円筒体１０
を、固定子鉄心１の内周に固着し、スリット１０ａを固
定子鉄心のスロット開口部１ｃの位置にしている。
ャップでの風音及び磁気音を低減する。 【構成】 円周方向に対し固定子鉄心１のスロット数と
同数の小幅のスリット１０ａを設けた磁気円筒体１０
を、固定子鉄心１の内周に固着し、スリット１０ａを固
定子鉄心のスロット開口部１ｃの位置にしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、固定子鉄心のスロッ
トに固定子コイルを装着した、車両用交流発電機の固定
子に関する。
トに固定子コイルを装着した、車両用交流発電機の固定
子に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は例えば実開昭５３−１６８０３号
公報に示された、従来の車両用交流発電機の固定子の要
部断面図で、図５は図４の要部斜視図である。図におい
て、１は積層された固定子鉄心で、多数の半閉じのスロ
ット１ａと歯部１ｂが設けられている。２は各スロット
１ａに保持された固定子コイルで、スロット開口部１ｃ
から固定子コイル２の導体が挿入されて収容される。２
ｂはコイル端部である。各スロット１ａに固定子コイル
２の直線部が挿入されると、開口部１ｃ内にくさび３を
軸方向に挿入し、固定子コイル２を保持している。各固
定子コイル２は例えば三相のＹ形結線にされ、固定子巻
線が形成される。固定子鉄心１の内周側には、歯部１ｂ
内端面とスロット開口部１ｃとが交互にあり、多数の凹
凸部ができている。
公報に示された、従来の車両用交流発電機の固定子の要
部断面図で、図５は図４の要部斜視図である。図におい
て、１は積層された固定子鉄心で、多数の半閉じのスロ
ット１ａと歯部１ｂが設けられている。２は各スロット
１ａに保持された固定子コイルで、スロット開口部１ｃ
から固定子コイル２の導体が挿入されて収容される。２
ｂはコイル端部である。各スロット１ａに固定子コイル
２の直線部が挿入されると、開口部１ｃ内にくさび３を
軸方向に挿入し、固定子コイル２を保持している。各固
定子コイル２は例えば三相のＹ形結線にされ、固定子巻
線が形成される。固定子鉄心１の内周側には、歯部１ｂ
内端面とスロット開口部１ｃとが交互にあり、多数の凹
凸部ができている。
【０００３】４は固定子鉄心１の内周にエアギャップを
介し、配置された回転子（鎖線で示す）で、例えば両側
一対の磁極鉄心（図示しない）と、これら磁極鉄心に装
着された界磁コイルとを有している。双方の磁極鉄心か
らは爪形磁極片が円周方向に対し交互に軸方向に出され
ている。
介し、配置された回転子（鎖線で示す）で、例えば両側
一対の磁極鉄心（図示しない）と、これら磁極鉄心に装
着された界磁コイルとを有している。双方の磁極鉄心か
らは爪形磁極片が円周方向に対し交互に軸方向に出され
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
両用交流発電機では、回転子４が駆動回転されると、固
定子鉄心１の内周部には多数の凹凸部があるので、風音
による騒音が高くなるという問題点があった。また、固
定子鉄心１の歯部１ｂ端面とスロット開口部１ｃとによ
り磁束量の疎密ができ変動するので、磁気騒音が高くな
るという問題点があった。さらに、スロット１ａの開口
部１ｃにはくさび３を要し、生産性を低下するという問
題点があった。
両用交流発電機では、回転子４が駆動回転されると、固
定子鉄心１の内周部には多数の凹凸部があるので、風音
による騒音が高くなるという問題点があった。また、固
定子鉄心１の歯部１ｂ端面とスロット開口部１ｃとによ
り磁束量の疎密ができ変動するので、磁気騒音が高くな
るという問題点があった。さらに、スロット１ａの開口
部１ｃにはくさび３を要し、生産性を低下するという問
題点があった。
【０００５】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、回転子の回転によるエアギャッ
プ部での風音及び磁気音を低減し騒音を低下し、さら
に、スロットのくさびを不要にし生産性を向上した車両
用交流発電機の固定子を得ることを目的としている。
ためになされたもので、回転子の回転によるエアギャッ
プ部での風音及び磁気音を低減し騒音を低下し、さら
に、スロットのくさびを不要にし生産性を向上した車両
用交流発電機の固定子を得ることを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる車両用
交流発電機では、薄肉の磁性円筒体に、円周方向に対し
スロット数と同数のスリットを軸方向に設け、この磁性
円筒体を固定子鉄心の内周に固着し、各スリットを各ス
ロット開口部位置にしたものである。
交流発電機では、薄肉の磁性円筒体に、円周方向に対し
スロット数と同数のスリットを軸方向に設け、この磁性
円筒体を固定子鉄心の内周に固着し、各スリットを各ス
ロット開口部位置にしたものである。
【０００７】
【作用】この発明においては、固定子の組立てにおい
て、スロットくさびの挿入が不要となり、その作業が省
かれる。回転子が駆動回転されると、この回転につれエ
アギャップ部に風が生じるが、磁性円筒体の各スリット
は幅が狭く小面積であり、風音が低減され、また、磁気
音も低減される。
て、スロットくさびの挿入が不要となり、その作業が省
かれる。回転子が駆動回転されると、この回転につれエ
アギャップ部に風が生じるが、磁性円筒体の各スリット
は幅が狭く小面積であり、風音が低減され、また、磁気
音も低減される。
【０００８】
【実施例】実施例１．図１はこの発明の一実施例による
車両用交流発電機の固定子の要部断面図で、図２は図１
の要部斜視図であり、１、１ａ〜１ｃ、４は図４、５と
同様である。１０は固定子鉄心１の内周に固着された、
薄肉の磁性円筒体で、各スロットの開口部１ｃに対応
し、開口部１ｃより幅の狭いスリット１０ａが円周方向
に対しスロット１ａ数と同数に設けられている。磁性円
筒体１０を図３に斜視図で示す。この磁性円筒体１０を
固着するので、スロット１ａに挿入された固定子コイル
２に対し、従来のくさび３は要しない。
車両用交流発電機の固定子の要部断面図で、図２は図１
の要部斜視図であり、１、１ａ〜１ｃ、４は図４、５と
同様である。１０は固定子鉄心１の内周に固着された、
薄肉の磁性円筒体で、各スロットの開口部１ｃに対応
し、開口部１ｃより幅の狭いスリット１０ａが円周方向
に対しスロット１ａ数と同数に設けられている。磁性円
筒体１０を図３に斜視図で示す。この磁性円筒体１０を
固着するので、スロット１ａに挿入された固定子コイル
２に対し、従来のくさび３は要しない。
【０００９】上記一実施例の固定子において、固定子鉄
心１の内周は磁性円筒体１０により覆われ、エアギャッ
プでの回転子４との対向面には、極めて幅の小さいスリ
ット１０ａが設けられているのみである。したがって、
回転子４の回転に伴う風音及び磁気音が従来のものより
低減される。
心１の内周は磁性円筒体１０により覆われ、エアギャッ
プでの回転子４との対向面には、極めて幅の小さいスリ
ット１０ａが設けられているのみである。したがって、
回転子４の回転に伴う風音及び磁気音が従来のものより
低減される。
【００１０】実施例２．なお、磁性円筒体１０のスリッ
ト１０ａに、非磁性の合成樹脂材を充てんしてもよい。
これにより、風音は一層低減される。
ト１０ａに、非磁性の合成樹脂材を充てんしてもよい。
これにより、風音は一層低減される。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、円周
方向に対し多数のスリットが固定子鉄心のスロット数と
同数に設けられた、磁性円筒体を固定子鉄心の内周に固
着し、スリットをスロット開口部に位置させたので、回
転子の駆動回動による風音及び磁気音が低減し、騒音が
低下する。また、固定子鉄心のスロット開口部のくさび
を不要にし、作業性が向上する。
方向に対し多数のスリットが固定子鉄心のスロット数と
同数に設けられた、磁性円筒体を固定子鉄心の内周に固
着し、スリットをスロット開口部に位置させたので、回
転子の駆動回動による風音及び磁気音が低減し、騒音が
低下する。また、固定子鉄心のスロット開口部のくさび
を不要にし、作業性が向上する。
【図１】この発明の一実施例による車両用交流発電機の
固定子の要部断面である。
固定子の要部断面である。
【図２】図１の固定子の要部斜視図である。
【図３】図１の磁性円筒体の斜視図である。
【図４】従来の車両用交流発電機の固定子の要部断面図
である。
である。
【図５】図４の固定子の要部斜視図である。
【符号の説明】 １ 固定子鉄心 1a スロット 1c 開口部 ２ 固定子コイル 10 磁性円筒体 10a スリット
Claims (1)
- 【請求項１】 多数のスロットが設けられた固定子鉄
心、このスロットに挿入された固定子コイル、円周方向
に対し上記スロット数と同数のスリットが設けられてお
り、上記固定子鉄心の内周に固着され各スリットが上記
各スロットの開口部位置にされた薄肉の磁性円筒体を備
え、 上記スリットの幅を上記スロット開口部幅より小さくし
てあることを特徴とする車両用交流発電機の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4146320A JP2875682B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 車両用交流発電機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4146320A JP2875682B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 車両用交流発電機の固定子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05316677A true JPH05316677A (ja) | 1993-11-26 |
| JP2875682B2 JP2875682B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15405007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4146320A Expired - Lifetime JP2875682B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 車両用交流発電機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2875682B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5590003A (en) * | 1995-03-08 | 1996-12-31 | Seagate Technology, Inc. | Hydrodynamic spindle motor having distributed windings |
| US7012351B2 (en) | 2004-12-08 | 2006-03-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Alternator having a stator core with inclined teeth |
| EP1659672A1 (de) * | 2004-11-22 | 2006-05-24 | Minebea Co., Ltd. | Statoranordnung für eine elektrische Maschine, Verfahren zur Herstellung einer Statoranordnung und Gleichstrommotor |
| JP2007274801A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Aisin Aw Co Ltd | ステータ及び回転電機 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP4146320A patent/JP2875682B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5590003A (en) * | 1995-03-08 | 1996-12-31 | Seagate Technology, Inc. | Hydrodynamic spindle motor having distributed windings |
| EP1659672A1 (de) * | 2004-11-22 | 2006-05-24 | Minebea Co., Ltd. | Statoranordnung für eine elektrische Maschine, Verfahren zur Herstellung einer Statoranordnung und Gleichstrommotor |
| US7012351B2 (en) | 2004-12-08 | 2006-03-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Alternator having a stator core with inclined teeth |
| JP2007274801A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Aisin Aw Co Ltd | ステータ及び回転電機 |
| JP4678522B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-04-27 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | ステータ及び回転電機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2875682B2 (ja) | 1999-03-31 |
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Legal Events
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