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JPH05316418A - ストロボ効果装置 - Google Patents

ストロボ効果装置

Info

Publication number
JPH05316418A
JPH05316418A JP4120217A JP12021792A JPH05316418A JP H05316418 A JPH05316418 A JP H05316418A JP 4120217 A JP4120217 A JP 4120217A JP 12021792 A JP12021792 A JP 12021792A JP H05316418 A JPH05316418 A JP H05316418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
delay
effect device
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4120217A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hamazaki
岳史 浜崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4120217A priority Critical patent/JPH05316418A/ja
Publication of JPH05316418A publication Critical patent/JPH05316418A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のフィールドにわたる移動物体の軌跡を
1枚の静止画に合成する特殊効果装置において、移動物
体のコントラスト比の小さい部分に対する位置検出の精
度を上げ、移動物体の輪郭をきれいに再現できるように
する。 【構成】 第1の減算手段2は入力輝度信号と第1のフ
ィールドメモリ1aとの出力差を求め、第1のフィール
ド差信号を得る。第2の減算手段3は第2のフィールド
メモリ1bと第1のフィールドメモリ1aとの出力差を
求め、第2のフィールド差信号を得る。加算手段10は
第2のフィールドメモリ出力と第1のフィールド差信号
との和を求める。入力信号または加算手段10の出力を
第2の選択手段11において選択して第2のフィールド
メモリに書き込む構成とし、第1および第2のフィール
ド差信号をキー信号として利用することにより、移動物
体の位置検出精度を上げ、移動物体の輪郭をきれいに再
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョンまたはVT
Rまたはビデオカメラなどの映像機器に用いられるスト
ロボ効果装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルメモリを用いて、モザ
イク効果やミラー効果などの特殊効果を得る装置が、V
TRやビデオカメラに搭載されるようになってきてい
る。
【0003】これらの特殊効果は、テープの編集時など
に威力を発揮するものであるが、1枚の静止画中に移動
物体の軌跡が残るような効果、すなわちストロボ写真
(分解写真)的効果は、民生用機器においてはなかっ
た。
【0004】放送用機器においては、この種の効果をも
たらす装置が以前から存在していた。これを図8に示
す。
【0005】図8は、従来の第1の例であるストロボ効
果装置の基本構成を示すブロック図である。
【0006】また、図8の動作を説明するための波形図
を図11に示す。図中において、A1,B1,C,A
2,B2,B3は1水平走査期間分の映像信号を、それ
以外は1ビットのディジタル波形である。
【0007】以下、図8と図11を用いて動作を説明す
る。カウンタ回路6は、スタート信号が入力されると垂
直同期信号のカウントを始め、第1のフィールドメモリ
1aへのデータの書き込みやキー信号発生器の初期設定
を制御するものである。
【0008】第1のフィールドメモリ1aには、最初の
1フィールド目の信号が書き込まれ、その出力は比較用
背景信号とされる(図11のC)。
【0009】第2のフィールドメモリ1bにも、1フィ
ールド目の信号が書き込まれる(図11のB1)。
【0010】減算器2では、入力映像信号(図11のA
1)から第1のフィールドメモリ1aの出力である背景
信号を減算して出力する。この出力信号には画面中の移
動物体の位置情報が含まれる。
【0011】キー信号発生器50は、減算器2の出力に
基づいて1ビットのキー信号を発生する。この時、ノイ
ズの影響を避けるために図9に示すように入力振幅が閾
値aを超えれば1、それ以下なら0を出力するような特
性に従う。その結果、図10(A)に示すような波形か
ら同図(B)のようなキー信号が生成される。生成され
たキー信号を図11のD1に示す。
【0012】このキー信号はキー信号メモリ51の内容
との論理和がとられ、キー信号メモリ51および選択手
段11に出力される。キー信号メモリ51は初期状態で
リセットされているので、選択手段11は「L」側を選
択し、第2のフィールドメモリ1bには入力信号がその
まま書き込まれる(図11のB2)。また、図11のD
1の波形がそのままキー信号メモリ51の内容となる。
【0013】次に、3フィールド目の入力信号(図11
のA2)と第2のフィールドメモリ1bの出力(図11
のB2)に対し、キー信号発生器50の出力(図11の
D1)が「L」の時には入力信号を第2のフィールドメ
モリ1bに書き込み、「H」の時には同メモリから読み
出した内容を再書き込みするように選択手段11を制御
する。
【0014】この結果、第2のフィールドメモリ1bの
内容は図11のB3のようになり、3フィールド目にお
ける移動物体のみが3フィールド目に書き込まれる。
【0015】一方、3フィールド目の入力信号(図11
のA2)と第1のフィールドメモリ1aの出力から新し
いキー信号(図11のE1)がキー信号発生器50で生
成され、キー信号メモリ51の内容(図11のD1)と
論理和をとって(図11のD2)新しいキー信号とし
て、再びキー信号メモリ51に書き込まれる。
【0016】以上の動作を繰り返して第2のフィールド
メモリ1bに移動物体の軌跡を書き込んでいき、その出
力には所望の静止画が得られる。
【0017】以上の従来例以外に、同様の効果が簡単な
構成で得られるものがあるので、次に説明する。
【0018】図13は従来の第2の例であるストロボ効
果装置のブロック図を示すものである。これは一般にノ
イズリデューサとして知られている。
【0019】入力された映像信号は第1の乗算器42で
(1-k)倍される。第2の乗算器44ではフィールドメモ
リ41の出力をk倍する。ここで、kは0≦k≦1を満足
する定数である。第1,第2の乗算器42,44の出力
は加算器43で加算され、出力端子46およびフィール
ドメモリ41に出力される。
【0020】この装置で行われるのは、2つのフィール
ドの加重平均を求める処理である。例えばkを1/2とす
れば、入力映像信号と1フィールド前の映像信号を加算
して2で割った信号が出力端子に現われる。この時、移
動物体が存在すれば背景とのコントラスト比が1/2にな
るが、移動物体の軌跡は残り、キー信号の発生などの必
要がないので構成が容易である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つの従来のストロボ効果装置では、以下のような課題が
ある。
【0022】まず前者の方は、図10の(B)にbで示
す範囲のように、移動物体と背景のコントラスト比が小
さいところでは、キー信号が生成されないために輪郭が
きれいに再現されないという問題点がある。これを図1
2を用いて説明する。
【0023】図12は図11と違い、周辺に近いほど背
景とのコントラスト比が徐々に小さくなるような移動物
体が存在する時の動作の様子を示すものである。図中の
波形A1〜D2は図11と対応している。
【0024】図12のようなコントラスト比を持つ物体
に対して、キー信号はD1のように生成され、コントラ
ストの小さい部分には生成されない。このキー信号を用
いて第2のフィールドメモリ1bの出力B2に入力A2
を書き込むと、B3に示すように周辺部がカットされて
しまう。4フィールド目以降の入力に対しても同様の処
理が行われるので、この方法を用いると移動物体の輪郭
がきれいに再現できない。
【0025】また、輪郭をきれいに出そうとしてキー信
号発生器50の閾値を下げると、今度はノイズの影響を
受け、キー信号が「H」になる場所が増えて、入力信号
を書き込む必要のある場所でも書き込まれなくなり、移
動物体の軌跡が「虫喰い」のようになってしまう。
【0026】次に、後者の方であるが、合成するフィー
ルドを増やすとコントラストがどんどん減少していくと
いう問題がある。この様子を図14を用いて説明する。
【0027】図14において、A,B,Cはそれぞれ入
力映像信号,1フィールド前の信号,2フィールド前の
信号を示す。A〜Eはすべて1水平走査期間の信号を表
わしているものとする。
【0028】移動物体のコントラスト比を各軌跡間で等
しくするには、前述の定数kの値をフィールド毎に、1/
2,2/3,3/4,・・・と変化させればよいことがわかってい
るので、以下そのようにkを制御する。
【0029】図14のDは最初の2フィールドB,Cを
等しい割合で加算した結果であり、移動物体のコントラ
ストは1/2になる。同様に、同図EはDのウェイトを2/3
とし、入力信号Aのウェイトを1/3として加算した結果
である。移動物体のコントラストは初めの1/3になって
いる。
【0030】以降、同様に処理を行えば、nフィールド
処理後にコントラストは1/nになってしまうことがわか
っている。この方法では輪郭はきれいに再現できるが、
コントラストが大幅に減少するために10フィールドも
処理すると移動物体の軌跡は殆ど消えてしまうという問
題がある。
【0031】本発明は上記課題を解決するもので、移動
物体の輪郭をきれいに再現でき、コントラストも初めの
1/2程度までしか減少しないストロボ効果装置を提供す
ることを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のストロボ効果装置は、映像信号を遅延させる
第1および第2の遅延手段と、入力映像信号から前記第
1の遅延手段の出力を減算する第1の減算手段と、前記
第2の遅延手段出力から前記第1の遅延手段の出力を減
算する第2の減算手段と、前記第1および第2の減算手
段の出力にそれぞれ非線形処理を施す第1および第2の
非線形処理手段と、前記第2の減算手段出力を定数倍す
る乗算手段と、前記第1の減算手段出力および前記乗算
手段出力のうち一方を選択して出力する第1の選択手段
と、前記第1の選択手段出力と前記第2の遅延手段出力
を加算する加算手段と、前記入力映像信号および前記加
算手段出力のうち一方を選択して出力し、前記第2の遅
延手段に入力する第2の選択手段と、前記入力映像信号
に同期した同期信号を計数する計数手段と、前記計数手
段出力および、前記第1および第2の非線形処理手段の
出力に従って前記第2の遅延手段に書き込み制御信号
を、前記第2の選択手段に選択信号を出力するメモリ制
御手段とで構成している。
【0033】また、本発明のストロボ効果装置は、映像
信号を遅延させる遅延手段と、入力映像信号から前記遅
延手段の出力を減算する第1の減算手段と、前記遅延手
段から出力される、遅延時間が異なる2系統の出力同士
を減算する第2の減算手段と、前記第1および第2の減
算手段の出力にそれぞれ非線形処理を施す第1および第
2の非線形処理手段と、前記第2の減算手段出力を定数
倍する乗算手段と、前記第1の減算手段出力および前記
乗算手段出力のうち一方を選択して出力する第1の選択
手段と、前記第1の選択手段出力と前記第2の遅延手段
出力を加算する加算手段と、前記入力映像信号および前
記加算手段出力のうち一方を選択して出力し、前記第2
の遅延手段に入力する第2の選択手段と、前記入力映像
信号に同期した同期信号を計数する計数手段と、前記計
数手段出力および、前記第1および第2の非線形処理手
段の出力に従って前記遅延手段に書き込み制御信号を、
前記第2の選択手段に選択信号を出力するメモリ制御手
段とで構成している。
【0034】
【作用】本発明は上記した構成により、フィールド間の
差分信号からノイズの影響を取り除いてキー信号として
扱うことにより、コントラストの小さい部分でも制御を
行うものである。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例であるストロボ効果装
置について、図面を参照しながら説明する。
【0036】図1は本発明の第1の実施例であるストロ
ボ効果装置のブロック図を示すものである。
【0037】カウンタ回路6は、スタート信号が入力さ
れると垂直同期信号のカウントを始め、第1のフィール
ドメモリ1aへのデータの書き込み制御信号や、メモリ
制御回路7へのタイミング信号を出力するものである。
【0038】第1のフィールドメモリ1aには、最初の
1フィールド目の信号が書き込まれ、背景信号とされ
る。また、その出力は第1,第2の減算器2,3に供給
される。
【0039】第2のフィールドメモリ1bには、初めに
2フィールド目の信号が書き込まれ、その内容に移動物
体の軌跡を合成していく(以下、合成信号と呼ぶ)。ま
た、その出力は第2の減算器3、加算器10および出力
端子15に供給される。
【0040】第1の減算器2では、入力映像信号から第
1のフィールドメモリ1aの出力が減算され、非線形回
路4および第1の選択手段9に入力される。
【0041】第2の減算器3では、第2のフィールドメ
モリ1bの出力から第1のフィールドメモリ1aの出力
が減算され、非線形回路5および乗算器8に入力され
る。
【0042】非線形回路4,5の入出力特性は図4に示
すようなコアリング特性を有する。この系に図5(A)
に示すような入力があれば、出力は同図(B)に示すよ
うにゼロレベル付近におけるノイズが除去される。これ
は入力されたフィールド差分信号にのっているノイズの
影響を減らすためのものである。非線形回路4,5の出
力はメモリ制御回路7に供給される。
【0043】メモリ制御回路7では、カウンタ回路6お
よび非線形回路4,5の出力に応じて、第2のフィール
ドメモリ1bの書き込み制御信号と第2の選択手段11
の選択信号を出力し、第2のフィールドメモリ1bに移
動物体の軌跡を合成する。
【0044】ここで、本発明における軌跡合成のアルゴ
リズムを説明する。移動物体の輪郭をきれいに再現する
ためには、基本的に入力信号と背景信号との差分信号を
合成信号に加算することが必要になる。ところが、移動
物体の速度が比較的遅く、フィールド間で軌跡が重なる
ような場合、単純に入力と背景との差分信号を合成信号
に加算すると、移動物体の輝度あるいは色レベルが映像
信号の振幅の上限または下限レベルを越えることがあ
る。
【0045】そこで、本発明においてはこの事態を避け
るために、以下のアルゴリズムを用いた。
【0046】(a)Q=0またはP*Q<0のとき、第
2のフィールドメモリ1bの内容にlを加算する。
【0047】(b)P*Q>0かつ|P|>|Q|のと
き、第2のフィールドメモリ1bに入力信号を書き込
む。
【0048】(c)それ以外のとき、第2のフィールド
メモリ1bへの書き込みを禁止する。
【0049】ここで、l,j,P,Qは図1に示すよう
に、 l:入力信号−背景信号 j:合成信号−背景信号 P:lをコアリング処理した出力 Q:jをコアリング処理した出力 である。
【0050】この動作を図6を用いて説明する。図6は
図14と同様の入力信号がある場合について動作を示す
ものである。
【0051】A1,B1,Cはそれぞれ入力信号,第2
のフィールドメモリ1bの内容,第1のフィールドメモ
リ1aの内容である。D,Eはそれぞれ図1のl(また
はP)およびj(またはQ)に相当する。DおよびEに
対して上記アルゴリズムを適用すると、同図中に示す
(1)〜(5)までの場合に分けられ、 (1)では条件(a)を適用 (2)では条件(a)を適用 (3)では条件(c)を適用 (4)では条件(a)を適用 (5)では条件(b)または(c)を適用 となり、結果としてB2に示す波形を得る。ここで、
(5)の場合に適用される条件が1つに定まらないの
は、DおよびEの波形にのっているノイズレベルにによ
ってどちらの条件もとり得るからである。しかし、
(5)の部分は、移動物体の存在しない部分なので、ど
ちらの条件が適用されても軌跡の合成には影響がない。
【0052】しかし、このままでは1フィールド目の移
動物体が消滅して不自然な映像になるので、最後の処理
として第1,第2のフィールドメモリ1a,1bの内容
を加算して2で割ることにより、1フィールド目の映像
を合成する。これをFに示す。Fの波形より明らかなよ
うに、移動物体のコントラスト比が1/2に減少してしま
うが、従来例で示したものと違い、何フィールド合成し
ても1/2にしかならない。
【0053】以上の動作を別の入力信号に対して示した
ものが図7である。図7は図12と同様の入力信号があ
る場合について動作を示すものである。
【0054】先ほどと同様に、DおよびEに対して上記
アルゴリズムを適用すると、同図中に示す(1)〜
(6)までの場合に分けられ、 (1)では条件(a)を適用 (2)では条件(b)を適用 (3)では条件(c)を適用 (4)では条件(a)を適用 (5)では条件(b)を適用 (6)では条件(b)または(c)を適用 となり、結果としてB2に示す波形を得る。最後に、第
1のフィールドメモリ1aの内容を合成してFの波形を
得る。図12に比べてコントラストの小さいところでも
波形がきれいに再現されていることがわかる。
【0055】以上のアルゴリズムを実現するのがメモリ
制御回路7である。メモリ制御回路7の具体例を示すと
図3に示すようになる。以下、nフィールド(n≧3)
の信号を合成する場合について、図1および図3を用い
てメモリ制御回路7の動作を説明する。
【0056】信号F1,FLSTおよびFENDはそれぞれ2フィ
ールド目、nフィールド目および(n+1)フィールド
目以降に「H」となる。
【0057】F1が「H」の期間は、第2のフィールドメ
モリ1bに入力信号を書き込むために、強制的に/we2は
「L」、selは「H」となる。
【0058】FLSTが「H」の期間は第1,第2のフィー
ルドメモリ1a,1bの内容を加算して2で割った結果
を第2のフィールドメモリ1bに書き込むために、強制
的に/we2は「L」、selは「L」となる。
【0059】FENDが「H」になると第2のフィールドメ
モリ1bへの信号の書き込みを一切禁止して最終出力を
保持するために、強制的に/we2は「H」となる。
【0060】それ以外の場合には符号比較器20,絶対
値比較器21,デコーダ回路22を用いて前述のアルゴ
リズム(a),(b),(c)の条件を判定し、/we2と
selを切り替える。
【0061】符号比較器20は入力PおよびQの符号を
比較し、符号が同じであれば「H」を出力する。
【0062】絶対値比較器21は入力PおよびQの絶対
値を比較し、|P|>|Q|であれば「H」を出力す
る。
【0063】デコーダ回路22はQ=0であれば「H」
を出力する。これらの回路の出力を用いて後段のAND
回路23,OR回路24およびNOR回路25により、 ・条件(a)・・・符号比較器20の出力が「L」または
デコーダ回路22の出力が「H」 → /we2は「L」、
selは「L」 ・条件(b)・・・符号比較器20の出力が「H」かつ絶
対値比較器21の出力が「H」 → /we2は「L」、se
lは「H」 ・条件(c)・・・それ以外 → /we2は「H」 となるように出力する。
【0064】次に、本発明の第2の実施例であるストロ
ボ効果装置について、図面を参照しながら説明する。
【0065】図2は本発明の第2の実施例であるストロ
ボ効果装置のブロック図を示すものである。
【0066】フィールドメモリ1はその内部領域を1/2
ずつに分割されており、そのうちの一方の領域である第
1領域には、最初の1フィールド目の信号が書き込ま
れ、背景信号とされる。また、第1領域からの出力は第
1,第2の減算器2,3に供給される。
【0067】他方の領域である第2領域には、初めに2
フィールド目の信号が書き込まれ、その内容に移動物体
の軌跡を合成していく。また、第2領域からの出力は第
2の減算器3,加算器10および出力端子15に供給さ
れる。
【0068】フィールドメモリ1以外の構成要素は図1
と同じであるため、機能および動作の説明は割愛する。
【0069】ここで、この系のシステムクロックを図1
の実施例の場合の1/2とすれば、水平解像度は1/2に落ち
るが、半分のメモリ容量で図1の場合と同様の機能を実
現することができる。
【0070】別の言い方をすれば水平解像度が1/2にな
るが、1枚のフィールドメモリで同様の機能が実現でき
ることになる。
【0071】以上のように本発明では、入力信号と背景
信号との差分信号を、合成信号と背景信号との差分信号
と比較することにより、差分信号そのものをキー信号と
して扱うことで、移動物体の輪郭をきれいに再現しなが
らコントラストを必要以上に落とさずに軌跡を残すこと
が可能になる。
【0072】なお、第2の実施例ではシステムクロック
を1/2として説明したが、システムクロックはそのまま
で、垂直方向のライン数を1/2にまびく構成としてもよ
い。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力信号と背景
信号との差分信号を、合成信号と背景信号との差分信号
と比較することにより、差分信号そのものをキー信号と
して扱うことにより、移動物体の輪郭をきれいに再現し
ながらコントラストを必要以上に落とさずに軌跡を残す
ことが可能なストロボ効果装置を実現でき、その実用的
効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるストロボ効果装
置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例におけるストロボ効果装
置の構成を示すブロック図
【図3】図1,図2におけるメモリ制御回路7の一構成
例を示すブロック図
【図4】図1,図2における非線形回路4,5の入出力
特性を示す特性図
【図5】図1,図2における非線形回路4,5の入力お
よび出力を示す波形図
【図6】図1,図2におけるストロボ効果装置の動作を
説明するための波形図
【図7】図1,図2におけるストロボ効果装置の動作を
説明するための波形図
【図8】従来のストロボ効果装置の第1の例の基本構成
を示すブロック図
【図9】図8におけるキー信号発生器50入出力特性を
示す特性図
【図10】図8におけるキー信号発生器50の入力およ
び出力を示す波形図
【図11】図8におけるストロボ効果装置の動作を説明
するための波形図
【図12】図8で示される装置の動作を説明するための
波形図
【図13】従来のストロボ効果装置の第2の例の構成を
示すブロック図
【図14】図13におけるストロボ効果装置の動作を説
明するための波形図
【符号の説明】
1 フィールドメモリ 1a 第1フィールドメモリ(第1の遅延手段) 1b 第2フィールドメモリ(第2の遅延手段) 2 第1減算手段 3 第2減算手段 4,5 非線形回路(非線形処理手段) 6 カウンタ回路(計数手段) 7 メモリ制御回路(メモリ制御手段) 8 乗算手段 9 第1選択手段 10 加算手段 11 第2選択手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を遅延させる第1および第2の
    遅延手段と、 入力映像信号から前記第1の遅延手段の出力を減算する
    第1の減算手段と、 前記第2の遅延手段出力から前記第1の遅延手段の出力
    を減算する第2の減算手段と、 前記第1および第2の減算手段の出力にそれぞれ非線形
    処理を施す第1および第2の非線形処理手段と、 前記第2の減算手段出力を定数倍する乗算手段と、 前記第1の減算手段出力および前記乗算手段出力のうち
    一方を選択して出力する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段出力と前記第2の遅延手段出力を加
    算する加算手段と、 前記入力映像信号および前記加算手段出力のうち一方を
    選択して出力し、前記第2の遅延手段に入力する第2の
    選択手段と、 前記入力映像信号に同期した同期信号を計数する計数手
    段と、 前記計数手段出力および、前記第1および第2の非線形
    処理手段の出力に従って前記第2の遅延手段に書き込み
    制御信号を、前記第2の選択手段に選択信号を出力する
    メモリ制御手段とを備え、 前記第2の遅延手段出力を映像信号出力とすることを特
    徴とするストロボ効果装置。
  2. 【請求項2】 映像信号を遅延させる遅延手段と、 入力映像信号から前記遅延手段の出力を減算する第1の
    減算手段と、 前記遅延手段から出力される、遅延時間が異なる2系統
    の出力同士を減算する第2の減算手段と、 前記第1および第2の減算手段の出力にそれぞれ非線形
    処理を施す第1および第2の非線形処理手段と、 前記第2の減算手段出力を定数倍する乗算手段と、 前記第1の減算手段出力および前記乗算手段出力のうち
    一方を選択して出力する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段出力と前記第2の遅延手段出力を加
    算する加算手段と、 前記入力映像信号および前記加算手段出力のうち一方を
    選択して出力し、前記第2の遅延手段に入力する第2の
    選択手段と、 前記入力映像信号に同期した同期信号を計数する計数手
    段と、 前記計数手段出力および、前記第1および第2の非線形
    処理手段の出力に従って前記遅延手段に書き込み制御信
    号を、前記第2の選択手段に選択信号を出力するメモリ
    制御手段とを備え、 前記遅延手段出力を映像信号出力とすることを特徴とす
    るストロボ効果装置。
  3. 【請求項3】 遅延手段の遅延量はNフレームまたはN
    フィールド(N:自然数)であるとした請求項1または
    2に記載のストロボ効果装置。
  4. 【請求項4】 遅延手段は、2つの出力端子を有し、遅
    延時間の異なる2系統の映像信号を同時に出力可能であ
    るとした請求項2に記載のストロボ効果装置。
  5. 【請求項5】 遅延手段の遅延量はNフレームまたはN
    フィールド(N:自然数)であるとした請求項4に記載
    のストロボ効果装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (3)

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