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JPH05303128A - イメージ信号除去光ヘテロダイン検波受信装置 - Google Patents

イメージ信号除去光ヘテロダイン検波受信装置

Info

Publication number
JPH05303128A
JPH05303128A JP4108072A JP10807292A JPH05303128A JP H05303128 A JPH05303128 A JP H05303128A JP 4108072 A JP4108072 A JP 4108072A JP 10807292 A JP10807292 A JP 10807292A JP H05303128 A JPH05303128 A JP H05303128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarization
light
signal
control element
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4108072A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ono
隆志 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4108072A priority Critical patent/JPH05303128A/ja
Priority to US08/052,902 priority patent/US5414550A/en
Publication of JPH05303128A publication Critical patent/JPH05303128A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/615Arrangements affecting the optical part of the receiver
    • H04B10/6151Arrangements affecting the optical part of the receiver comprising a polarization controller at the receiver's input stage
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/64Heterodyne, i.e. coherent receivers where, after the opto-electronic conversion, an electrical signal at an intermediate frequency [IF] is obtained

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱に対して安定にイメージ信号を除去する
ことのできるイメージ信号除去光ヘテロダイン検波受信
装置を提供する。 【構成】 信号光1を第1の偏波制御器2および偏波分
離素子3に通し、直線偏波にする。この信号光1と第2
偏波制御器10を通した局部発振光19とを合波し、光
合波器の第1の出力ポートからの出射光を受光し、第1
のビート信号20を得る。また、光合波器の第2の出力
ポートからの出射光を、信号光1の偏波に対して固有軸
が45°傾くように配置された定偏波ファイバ11に入
射する。定偏波ファイバ11の出射光を受光し、第2の
ビート信号15を得る。ここで、第1のビート信号20
が常に最大となるように、第1の偏波制御素子2を動作
させて信号光1の偏波を制御する。同時に、第2のビー
ト信号15が常に最大となるように、第2の偏波制御素
子10を動作させて局部発振光19の偏波を制御するこ
とにより、イメージ信号を安定に除去することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージ信号を除去す
ることのできる光へテロダイン検波受信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光周波数多重(FDM:Frequen
cy Division Multiplex)通信シ
ステムにおいて、光へテロダイン検波受信方式は周波数
選択性の点で有効である。さらに、光へテロダイン検波
受信方式においてイメージ除去受信器を用いることによ
り、各信号光の周波数間隔を狭くすることができ、大容
量化を図ることができる。また、長距離光増幅中継伝送
システムにおいてイメージ除去受信器を用いることによ
り、イメージバンド側の自然放出光雑音および光ファイ
バの非線形光学効果によって生じた位相雑音を除去で
き、使用できる光中継器出力範囲を拡大することができ
る。
【0003】従来、このイメージ除去受信器として、定
偏波ファイバを用いて光学的にイメージ信号を除去する
方法が知られている(B.F.Jorgensen e
tal.,”Simple method to im
prove dynamic range of op
tical amplifiers in coher
ent optical communication
systemswith heterodyne r
eceivers”,Electronics Let
ters,Vol.27,No.7,pp.611−6
12,1991)。この技術は、定偏波ファイバの偏波
分散を用いて、リアルバンドの信号光とイメージバンド
の信号光(または雑音光)の偏波状態を互いに直交する
ように変換させるものである。そして、局部発振光の偏
波をリアルバンドの信号光の偏波と一致させることによ
り、リアルバンドのみを受信し、イメージバンドを除去
することができるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、信号光と局部発振光の偏波状態をそれぞれ4
5°直線偏波と円偏波に厳密に合わせる必要があり、使
用する光ファイバの振動や温度変化により受信状態が劣
化することが予想される。
【0005】本発明の目的は、外部の擾乱に対して安定
にイメージ信号を除去することのできるイメージ信号除
去光へテロダイン検波受信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するために、第1の発明では、イメージ信号を除
去する光へテロダイン検波受信装置であって、受信する
信号光の偏波状態を変化させることのできる第1の偏波
制御素子と、前記第1の偏波制御素子から出力する前記
信号光を入力し前記信号光の偏波と雑音光の偏波とを直
線偏波にそろえるための偏波分離素子と、単一モードで
発振する局部発振光源と、前記局部発振光源から出力す
る局部発振光の偏波状態を変化させることのできる第2
の偏波制御素子と、前記偏波分離素子から出力する前記
信号光と前記第2の偏波制御素子から出力する前記局部
発振光とを合波する光合波器と、前記光合波器の第1の
出力ポートからの出力を入力し第1のビート信号を検出
するための第1の光検出器と、前記第1のビート信号の
強度が常に最大となるように第1の偏波制御素子を制御
する第1の制御器と、前記光合波器の第2の出力ポート
から出力する前記信号光の偏波状態の主軸に対して固有
軸が45°傾くように配置した定偏波ファイバと,前記
定偏波ファイバの出力光を入力し第2のビート信号を検
出するための第2の光検出器と、前記第2のビート信号
の強度が常に最大となるように第2の偏波制御素子を制
御する第2の制御器とからなることを特徴とする。
【0007】第2の発明では、イメージ信号を除去する
光へテロダイン検波受信装置であって、受信する信号光
の偏波状態を変化させることのできる第1の偏波制御素
子と、前記第1の偏波制御素子から出力する前記信号光
を入力し直交する2つの直線偏波に分離する偏波分離素
子と、前記偏波分離素子によって分離された第1の直線
偏波信号光の強度を検出する第1の光検出器と、前記第
1の光検出器の出力が常に最小となるように第1の偏波
制御素子を制御する第1の制御器と、前記偏波分離素子
によって分離された第2の直線偏波信号光を入力すると
共に前記第2の直線偏波信号光の偏波状態の主軸に対し
て固有軸が45°傾くように配置した定偏波ファイバ
と、単一モードで発振する局部発振光源と、前記局部発
振光源から出力する局部発振光の偏波状態を変化させる
ことのできる第2の偏波制御素子と、前記定偏波ファイ
バから出力する前記信号光と前記第2の偏波制御素子か
ら出力する前記局部発振光とを合波する光合波器と、前
記光合波器の出力光を入力しビート信号を検出するため
の第2の光検出器と、前記ビート信号の強度が常に最大
となるように第2の偏波制御素子を制御する第2の制御
器とからなること特徴とする。
【0008】第3の発明では、イメージ信号を除去する
光へテロダイン検波受信装置であって、受信する信号光
の偏波状態を変化させることのできる第1の偏波制御素
子と、前記第1の偏波制御素子から出力する前記信号光
を入力し前記信号光の偏波と雑音光の偏波とを直線偏波
にそろえるための偏波分離素子と、前記偏波分離素子か
ら出力する前記信号光を入力すると共に前記信号光の偏
波状態の主軸に対して固有軸が45°傾くように配置し
た定偏波ファイバと、単一モードで発振する局部発振光
源と、前記局部発振光源から出力する局部発振光の偏波
状態を変化させることのできる第2の偏波制御素子と、
前記定偏波ファイバから出力する前記信号光と前記第2
の偏波制御素子から出力する前記局部発振光とを合波す
る光合波器と、前記光合波器の出力光を入力しビート信
号を検出するための光検出器と、前記ビート信号の強度
が常に最大となるように第1の偏波制御素子を制御する
第1の制御器と、前記ビート信号の強度が常に最大とな
るように第2の偏波制御素子を制御する第2の制御器と
からなることを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の発明では、イメージ信号を除去するため
に、直線偏波にそろえられた信号光と自然放出光とを定
偏波ファイバに入射し、定偏波ファイバの偏波分散によ
って自然放出光の偏波を周波数成分ごとに異なる偏波に
変換する。光へテロダイン検波するために用いる局部発
振光を円偏波で定偏波ファイバに入射すると、出射側で
は信号光と局部発振光との偏波は一致しビート信号が最
大になるが、イメージ信号に相当する周波数の自然放射
光の偏波は局部発振光の偏波と直交するためビート信号
が最小となり、イメージ信号の除去が可能となる。ここ
で、信号光と自然放出光との偏波をそろえると共に偏波
分離素子を透過する信号光が最大になるようにするため
に、定偏波ファイバの入射端でヘテロダイン検波して第
1のビート信号を検出し、この第1のビート信号が最大
となるように信号光の偏波を制御する。さらに、局部発
振光の偏波を常に円偏波とするために、定偏ファイバ通
過後にヘテロダイン検波受信することによって得られる
第2のビート信号が常に最大になるように、局部発振光
の偏波を制御する。この結果、局部発振光の入射偏波は
常に円偏波になるように自動的に制御され、安定にイメ
ージ信号を除去することができる。このときの各偏波状
態を、ポアンカレ球表示を用いて図2に示す。定偏波フ
ァイバの長さを2つの固有軸間の伝搬遅延時間差が1/
4Δf(ただしΔfはヘテロダイン受信器のIF中心周
波数)となるように調整しておくと、入射端で直線偏波
の信号光と円偏波の局部発振光は、偏波分散により出射
端において偏波状態が等しくなる。また、45°直線偏
波にそろえられた自然放出光は周波数成分ごとに出射偏
波が異なり、信号光から±2Δf離れた周波数の自然放
出光は、局部発振光と直交した偏波となる。ここで図3
に示すように、局部発振光の周波数をf0、信号光の周
波数をf0+Δfとすると、周波数f0−Δfおよびf
0+3Δfの自然放出光の偏波は局部発振光の偏波と直
交するため、ビート信号が得られない。この結果、イメ
ージ信号である周波数f0−Δfの自然放出光雑音を除
去することができる。このとき得られるビート信号強度
と周波数の関係を図3にあわせて示す。ビート信号強度
は、光周波数に対して正弦波状に周期的に変化し、信号
光を最大に、イメージ信号を最小にすることができる。
【0010】第2の発明では、イメージ信号を除去する
ために、直線偏波にそろえられた信号光と自然放出光と
を定偏波ファイバに入射し、定偏波ファイバの偏波分散
によって自然放出光の偏波を周波数成分ごとに異なる偏
波に変換する。光ヘテロダイン検波するために用いる局
部発振光を、定偏波ファイバを通過させた後の信号光の
偏波と一致するように合波し、ヘテロダイン検波受信す
る。この結果、信号光と局部発振光とのビート信号は最
大になるが、イメージ信号に相当する周波数の自然放出
光の偏波は局部発振光の偏波と直交するためビート信号
が最小となり、イメージ信号の除去が可能となる。この
とき、信号光と自然放出光との偏波をそろえると共に偏
波分離素子を透過する信号光が最大になるようにするた
めに、偏波分離素子によって分離された一方の直線偏波
成分の出力が常に最小になるように信号光の偏波を制御
する。これにより、直交する直線偏波成分を最大にする
ことができる。また、ヘテロダイン検波受信して得られ
たビート信号が常に最大となるように局部発振光の偏波
を制御することにより、定偏波ファイバから出射する信
号光の偏波と局部発振光の偏波とを常に一致させること
ができる。以上により、安定にイメージ信号を除去する
ことができる。
【0011】第3の発明では、用いる光部品の構成は第
2の発明と同様にし、光ヘテロダイン検波するために用
いる局部発振光を、定偏波ファイバを通過させた後の信
号光の偏波と一致するように合波し、ヘチロダイン検波
受信する。ただし、信号光と自然放出光の偏波状態を直
線偏波にそろえる制御のためのモニタ信号として、上記
のヘテロダイン検波によって得られたビート信号の強度
を用いる。すなわち、このビート信号の強度がつねに最
大となるように信号光の偏波を制御する。同時に、局部
発振光の偏波も、上記と同一のビート信号が常に最大と
なるように制御する。この結果、イメージ信号の除去に
必要な信号光と局部発振光の偏波関係が自動的に満足さ
れ、安定にイメージ信号を除去することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0013】図1は、第1の発明の実施例を示す。本実
施例では、第1の発明を光増幅器を用いた光増幅中継伝
送システムにおける2.5Gb/s、位相連続周波数偏
移変調(CPFSK)光ヘテロダイン受信器に適用した
ものである。図4に光中継システムの概要を示す。光送
信器30からの信号光を光のまま光増幅器31で増幅
し、ファイバー32を介して長距離中継し、光受信器3
3で受光するものである。図1において、伝送途中で光
増幅器によって自然放出光雑音が重畳した波長1.55
μmの信号光1を、第1の偏波制御素子2に入射する。
この第1の偏波制御素子2は、光ファイバに側圧を加え
ることによって偏波状態を変化させるファイバスクイー
ザ型偏波制御素子である。また、この偏波制御素子は5
つのスクイーザから構成されており、任意の入射偏波を
任意の出射偏波に変換することができると共に、偏波の
無限追尾動作が可能である(H.Shimizu et
al.,”Highly Practical Fib
er SqueezerPolarizationCo
ntroller”,Journal of Ligh
twave Technology,Vol.9,No
10,pp.1217−1224,1991)。第1の
偏波制御素子2の出射光を偏波分離素子3に入射し、信
号光1と自然放出光の偏波をそろえる。信号光よりも5
GHz低い光周波数で発振する局部発振光源9から出射
される局部発振光19を、ファイバスクイーザ型の第2
の偏波制御素子10を通した後、偏波分離素子3から出
射する信号光1と光合波器4で合波する。光合波器4の
2つの出力ポートのうち第1の出力ポートからの出射光
を第1の光検出器5に入射し、第1のビート信号20を
検出する。さらに、第1のビート信号20の強度を強度
検出器6により検出する。この強度検出6の出力が常に
最大となるように、マイクロプロセッサを内蔵した第1
の制御器7で、第1の偏波制御素子2を制御する。常に
最大になるように制御するために、偏波状態をわずかに
ふって摂動を加え最大値を探す、山登り法を用いた。ま
た、光合波器4の第2の出力ポートからの出射光を定偏
波ファイバ11に入射する。ただし、直線偏光である信
号光1の偏波の主軸に対して、定偏波ファイバ11の固
有軸が45°傾くように配置してある。また、2つの固
有軸間の伝搬遅延時間が50psとなるように、定偏波
ファイバ11の長さを約30mに設定した。定偏波ファ
イバ11の出力を第2の光検出器12に入射し、第2の
ビート信号15を得る。IF中心周波数は5GHzに設
定した。第2のビート信号15を強度検出器16に入力
し、強度を検出する。この強度検出器16の出力が常に
最大となるように、第2の制御器17で、第2の偏波制
御素子10を制御する。
【0014】以上の構成において、2つの制御器7,1
7を同時に動作させた結果,イメージバンド側の自然放
出雑音が除去されたことによりS/Nが改善し、受信感
度が約2.5dB改善された。また、1000km光中
継伝送を行った結果、使用可能な光中継出力は、通常の
ヘテロダイン受信器を用いた場合0〜+5dBmの範囲
だったが、本発明を用いることにより−2.5〜+7d
Bmの範囲に拡大された。また、伝送途中のファイバに
外乱を与えたとしても、伝送特性は劣化せず安定に受信
できた。以上により、本発明の有効性が確認された。
【0015】図5は、第2の発明の実施例を示す。図5
では、信号光1を定偏波ファイバ11に通過させた後
に、局部発振光19と合波する構成としている。この結
果、受光部にバランス型受信器を使用することができ、
局部発振光19の強度雑音成分を除去することができ、
有効である。この場合、信号光1と自然放出雑音との偏
波をそろえるために、偏波分離素子3によって分離され
た2つの直交する直線偏波のうち第1の直線偏波成分を
第1の光検出器5に入射し、この第1の光検出器5の出
力が常に最小となるように、信号光1の入射偏波を制御
する。この結果、第1の光検出器5で検出している第1
の直線偏波成分と直交した第2の直線偏波成分が常に最
大となる。この直線偏波にそろえられた信号光1と自然
放出光雑音を、定偏波ファイバ11の固有軸に対して4
5°となるように入射すると、出射側において、自然放
出光は周波数成分に応じて異なる偏波状態に変換され
る。この定偏波ファイバ11から出射する信号光1の偏
波と一致するように局部発振光19の偏波を偏波制御素
子10で制御し、信号光1と局部発振光19を光合波器
21で合波する。光合波器21の出力を、直列に接続さ
れた2つの光検出器(デュアルpinフォトダイオード
22)と増幅器23で構成されたバランス型光受信器に
入力し、ビート信号15を得る。このビート信号15の
強度が常に最大になるように第2の制御器17で、偏波
制御素子10を用いて局部発振光19の偏波状態を制御
する。この結果,信号光1は常に最大に受信されると共
に、イメージ信号である周波数f0−Δfの自然放出光
雑音は局部発振光19の偏波と直交するためビート信号
が発生せず除去することができる。
【0016】以上の構成において、2つの制御器7,1
7を同時に動作させた結果,イメージバンド側の自然放
出光雑音が除去されたこによりS/Nが改善し、第1の
実施例と同様に受信感度が約2.5dB改善された。ま
た、1000km光中継伝送を行った結果、使用可能な
光中継器出力は、通常のヘテロダイン受信器を用いた場
合0〜+5dBmの範囲だったが、本発明を用いること
により−2.5〜+7dBmの範囲に拡大された。ま
た、伝送途中のファイバに外乱を与えたとしても、伝送
特性は劣化せず安定に受信できた。以上により、本発明
の有効性が確認された。
【0017】第6は、第3の発明の実施例を示す。図6
では、第2の発明と同様に、信号光1を定偏波ファイバ
11に通過させた後に、局部発振光19と合波する構成
としている。ただし、第1の偏波制御素子2を制御する
ためのモニタ信号は、第2の偏波制御素子10を制御す
るために用いているビート信号強度と同じものを用い
る。すなわち、ビート信号15の強度を検出する強度検
出器16の出力を2つに分岐し、第1、第2の制御器
7,17にそれぞれ入力する。そして、強度検出器16
の出力が常に最大となるように、第1の制御器7で第1
の偏波制御素子2を制御すると共に,第2の制御器17
で第2の偏波制御素子10を制御する。ただし、制御状
態が不安定にならないように、第1、第2の制御器7,
17の制御速度をそれぞれ1ms、3msに設定した。
【0018】以上の構成において、2つの制御器7,1
7を同時に動作させた結果、イメージバンド側の自然放
出光雑音が除去されたことによりS/Nが改善し、受信
感度が約2.5dB改善された。また、1000km光
中継伝送を行った結果、使用可能な光中継器出力は、通
常のヘテロダイン受信器を用いた場合0〜+5dBmの
範囲だったが、本発明を用いることにより−2.5〜+
7dBmの範囲に拡大された。また、伝送途中のファイ
バに外乱を与えたとしても、伝送特性は劣化せず安定に
受信できた。以上により、本発明の有効性が確認され
た。
【0019】以上のように、本発明では、外乱に依存せ
ずにイメージ信号を安定に除去することができる。
【0020】以上、本発明の実施例を3つ説明したが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発
明の範囲内で種々の変形、変更が可能なことはもちろん
である。例えば偏波制御素子2,10としてファイバス
クイーザ型の偏波制御素子を用いたが、ニオブ酸リチウ
ムなどで作った導波路型偏波制御素子や波長板回転型偏
波制御素子など、他のいかなる種類の偏波制御素子の使
用も可能である。また、第2の偏波制御素子10を局部
発振光19側に入れたが、これを信号光1側に入れるこ
とも可能である。すなわち、第1の実施例では偏波分離
素子3の出射端に、第2および第3の実施例では定偏波
ファイバ11の出射端に、それぞれ第2の偏波制御素子
10を挿入してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イメージ信号除去光ヘテロダイン検波受信器において、
外部の擾乱に対して安定にイメージ信号を除去すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の構成図である。
【図2】信号光1、自然放出光雑音および局部発振光1
9の偏波状態を示す図である(ポアンカレ球表示)。
【図3】信号光1と局部発振光19の周波数配置、およ
び周波数に対する第2のビート信号15の強度の関係を
示す図である。
【図4】光増幅中継伝送システムの構成を表す図であ
る。
【図5】第2の発明の実施例の構成図である。
【図6】第3の発明の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 信号光 2,10 偏波制御素子 3 偏波分離素子 4,21 光合波器 5,12 光検出器 6,16 強度検出器 7,17 制御器 8,18 制御信号 9 局部発振光源 11 定偏波ファイバ 13 復調器 14 復調信号 15,20 ビート信号 19 局部発振光 22 デュアルpinフォトダイオード 23 増幅器 30 光送信器 31 光増幅器 32 光ファイバ 33 光受信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/04 10/06 10/18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージ信号を除去する光へテロダイン
    検波受信装置であって、受信する信号光の偏波状態を変
    化させることのできる第1の偏波制御素子と、前記第1
    の偏波制御素子から出力する前記信号光を入力し前記信
    号光の偏波と雑音光の偏波とを直線偏波にそろえるため
    の偏波分離素子と、単一モードで発振する局部発振光源
    と、前記局部発振光源から出力する局部発振光の偏波状
    態を変化せることのできる第2の偏波制御素子と、前記
    偏波分離素子から出力する前記信号光と前記第2の偏波
    制御素子から出力する前記局部発振とを合波する光合波
    器と、前記光合波器の第1の出力ポートからの出力光を
    入力し第1のビート信号を検出するための第1の光検出
    器と、前記第1のビート信号の強度が常に最大となるよ
    うに第1の偏波制御素子を制御する第1の制御器と、前
    記光合波器の第2の出力ポートから出力する前記信号光
    の偏波状態の主軸に対して固有軸が45°傾くように配
    置した定偏波ファイバと、前記定偏波ファイバの出力光
    を入力し第2のビート信号を検出するための第2の光検
    出器と、前記第2のビート信号の強度が常に最大となる
    ように第2の偏波制御素子を制御する第2の制御器とか
    らなることを特徴とするイメージ信号除去光へテロダイ
    ン検波受信装置。
  2. 【請求項2】 イメージ信号を除去する光へテロダイン
    検波受信装置であって、受信する信号光の偏波状態を変
    化させることのできる第1の偏波制御素子と、前記第1
    の偏波制御素子から出力する前記信号光を入力し直交す
    る2つの直線偏波に分離する偏波分離素子と、前記偏波
    分離素子によって分離された第1の直線偏波信号光の強
    度を検出する第1の光検出器と、前記第1の光検出器の
    出力が常に最小となるように第1の偏波制御素子を制御
    する第1の制御器と、前記偏波分離素子によって分離さ
    れた第2の直線偏波信号光を入力すると共に前記第2の
    直線偏波信号光の偏波状態の主軸に対して固有軸が45
    °傾くように配置した定偏波ファイバと、単一モードで
    発振する局部発振光源と、前記局部発振光源から出力す
    る局部発振光の偏波状態を変化させることのできる第2
    の偏波制御素子と、前記定偏波ファイバから出力する前
    記信号光と前記第2の偏波制御素子から出力する前記局
    部発振光とを合波する光合波器と、前記光合波器の出力
    光を入力しビート信号を検出するための第2の光検出器
    と、前記ビート信号の強度が常に最大となるように第2
    の偏波制御素子を制御する第2の制御器とからなること
    を特徴とするイメージ信号除去光へテロダイン検波受信
    装置。
  3. 【請求項3】 イメージ信号を除去する光へテロダイン
    検波受信装置であって、受信する信号光の偏波状態を変
    化させることのできる第1の偏波制御素子と、前記第1
    の偏波制御素子から出力する前記信号光を入力し前記信
    号光の偏波と雑音光の偏波とを直線偏波にそろえるため
    の偏波分離素子と、前記偏波分離素子から出力する前記
    信号光を入力すると共に前記信号光の偏波状態の主軸に
    対して固有軸が45°傾くように配置した定偏波ファイ
    バと、単一モードで発振する局部発振光源と、前記局部
    発振光源から出力する局部発振光の偏波状態を変化させ
    ることのできる第2の偏波制御素子と、前記定偏波ファ
    イバから出力する前記信号光と前記第2の偏波制御素子
    から出力する前記局部発振光とを合波する光合波器と、
    前記光合波器の出力光を入力しビート信号を検出するた
    めの光検出器と、前記ビート信号の強度が常に最大とな
    るように第1の偏波制御素子を制御する第1の制御器
    と、前記ビート信号の強度が常に最大となるように第2
    の偏波制御素子を制御する第2の制御器とからなること
    を特徴とするイメージ信号除去光へテロダイン検波受信
    装置。
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