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JPH05295799A - 木造建築用軸組構造及び軸組具 - Google Patents

木造建築用軸組構造及び軸組具

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Publication number
JPH05295799A
JPH05295799A JP4124344A JP12434492A JPH05295799A JP H05295799 A JPH05295799 A JP H05295799A JP 4124344 A JP4124344 A JP 4124344A JP 12434492 A JP12434492 A JP 12434492A JP H05295799 A JPH05295799 A JP H05295799A
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JP
Japan
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hook
plate
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receiving member
fixed
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JP4124344A
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JP2879392B2 (ja
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Masao Kato
正雄 加藤
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Kato Sangyo KK
Original Assignee
Kato Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Kato Sangyo KK filed Critical Kato Sangyo KK
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Priority to US07/971,031 priority patent/US5295754A/en
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Priority to EP93302996A priority patent/EP0566429B1/en
Priority to AT93302996T priority patent/ATE169360T1/de
Priority to DE69320089T priority patent/DE69320089T2/de
Priority to TW082105120A priority patent/TW235327B/zh
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    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/18Structures comprising elongated load-supporting parts, e.g. columns, girders, skeletons
    • E04B1/26Structures comprising elongated load-supporting parts, e.g. columns, girders, skeletons the supporting parts consisting of wood
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B7/00Connections of rods or tubes, e.g. of non-circular section, mutually, including resilient connections
    • F16B7/22Connections of rods or tubes, e.g. of non-circular section, mutually, including resilient connections using hooks or like elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B9/00Connections of rods or tubular parts to flat surfaces at an angle
    • F16B9/05Connections of rods or tubular parts to flat surfaces at an angle by way of an intermediate member
    • F16B9/058Connections of rods or tubular parts to flat surfaces at an angle by way of an intermediate member the intermediate member being secured to the rod by transverse fasteners
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、木造建築における軸組構造及び作
業を簡単にする。 【構成】 柱状の受部材1の柱面にフックプレート3の
基端部を挿入するだけで固定し、桁等の交差部材2の端
の差込溝6に上記フックプレート3のフック4を挿入す
るとともに、交差部材2に挿通したボルト21をフック
4で受け止めることによって、受部材1と交差部材2の
軸組固定を行う。また外周が円形をなす鈎形のフックプ
レート26を受部材27と交差部材27側の差込溝2
8,31に差し込んで共にボルト固定することにより軸
組を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は木造建築用軸組構造と
その軸組に用いる軸組具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に日本の木造建築においては構造材
の組み立てには独特の軸組工法が用いられ、特に複雑は
凹凸形状を嵌合するための仕口の加工が行われており、
これらの加工には高度に熟練した技能が求められる。ま
た在来の軸組構造の単純化や作業性の向上、コスト低減
等のために金具を用いて「重ね継ぎ」、「相継ぎ」、
「組み合わせ継ぎ」、「突付け継ぎ」等の軸組を行うこ
とも数多く試みられているが、これらの複強金具使用の
軸組では柱や梁等の接合部に多量でしかも複雑な構造の
金具と多量のボルトを使用しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の伝統的な
軸組工法では既述のように複雑な仕口加工を要するの
で、その作業には高度な熟練を要するため人手不足をも
たらすほか、多くの人手を要するためにコスト高や工期
の遅れ等の問題点があり、組み立て作業も複雑で軸組時
のトラブルも多い。また建築金具を用いた軸組でも多量
の複雑な構造の金具や帯板を用い、多数のボルト類を用
いるので工期の面でもコストの面でも十分な改善が図ら
れているとは言い難く、軸組の精度の面でも不十分であ
る。この発明はこれらの諸問題を解決する軸組構造と軸
組具を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の軸組構造は、柱状の受部材1の軸組面に他
の柱状の交差部材2の木口を当接せしめて両部材1,2
を交差状態で固定する構造において、上記受部材1に一
端が軸組面より突出し他端を受部材1内に挿入固定する
ようにプレート状の軸組具を取り付け、前記交差部材2
の木口面に形成した差込溝6に上記軸組具を差し込んで
軸組具と交差部材2を固定することを特徴としている。
また上記手段における軸組具は、フックプレート3の上
端側に交差部材2側に挿通されるボルト21の落し込み
用の係合溝8を設けてフック4を形成し、該係合溝8の
先端側側面8aを先端に向かって傾斜面をなすように形
成し、上記フックプレート3の基端部側には端部にフラ
ンジ状の係止プレート11を固着した突起9を設けたこ
とを特徴としている。さらに他の軸組具は、1枚の板か
らなるフックプレート26の周面を円弧状に形成し、内
周縁を鈎形に切り欠いて全体を鈎形に形成し、該鈎形の
縦片26aと横片26bにそれぞれボルト孔32,3
3,34を穿設したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】軸組具は柱等の受部材1の軸組面に突出するよ
うにその基端を受部材1に取り付け固定され、上記軸組
具の突出端は、そこに突合せられる梁、桁等の交差部材
2の木口に形成された差込溝6に差し込まれて上下左右
の位置決めが行われるとともに、交差部材と軸組具の突
出端とがボルト締着されることによって受部材1と交差
部材2が軸組固定される。
【0006】また上記軸組具の1つは、フックプレート
3の基端部の係止プレート11が、受部材1側の係止用
の挿入孔13に挿入されることによって受部材1側に固
定され、軸組具のフック4は受部材1の軸組面より突出
して交差部材2の木口面に形成された差込溝6に挿入嵌
合することによって交差部材2の左右位置決めが行わ
れ、このとき交差部材2側に左右に挿通されたボルト2
1をフック4で係止することによって上下位置決めが行
われるとともに上記ボルト21がフック4の係合溝8に
落ち込むことによって交差部材2が受部材1側に押設さ
れるように作用する。
【0007】さらに軸組具の他の1つであるフックプレ
ート26は受部材27側の内周が円形をなす差込溝28
に適合するように嵌合され、その一端を軸組面に突出せ
しめた状態でボルトにより固定される。そして上記突出
端は交差部材29側に形成された差込溝(スリット)3
1に挿入嵌合されてボルト締着することにより固定さ
れ、受部材27と交差部材29とが軸組固定される。
【0008】
【実施例】図面は本発明の軸組構造と軸組具の2つの実
施例を示すもので、図1〜3は第1実施例を示してい
る。図1は1本の受部材(柱)1に対して4本の交差部
材(梁)を交差状に軸組した例を示し、縦方向の受部材
1の四面に対し、4本の交差部材2の木口(端面)5が
押接され、基端部を受部材1側の各面に挿入したフック
プレート3のフック状突出端(フック)4を、交差部材
2の木口に設けたスリット6に挿入させ、交差部材2側
に貫通させたボルト7をフック4に係止させて接合する
ものである。
【0009】上記フックプレート3は図2(A)〜
(C)に示すように1枚の鉄板からなる長方形のフック
プレート3の先端をフック4とするように、先端上部に
少なくとも先端側内面が傾斜したV字形のボルト落とし
込み用の溝8を形成しており、基端部側には上下2個の
差込用の突起9,9を突設している。上記各突起9の突
出端には、円形プレートの外周の片側に垂直方向の切欠
部11aを形成したフランジ状の係止プレート11が固
着して設けられるとともに、上記各突起9の下端にはピ
ン状の丸棒からなるアタッチメント12が溶着され該ア
タッチメント12の端面とフックプレート3の基端面と
の間には後述するように、交差部材2の木工面との間の
締付代Sとして僅かな隙間が形成されている。
【0010】上記フックプレート3に対し、受部材1の
周面には上記係止プレート11,11を嵌合する2個の
円形の挿入孔13が上下所定のピッチで穿設され、該挿
入孔13の最深部には、嵌合挿入された各係止プレート
11が嵌合状態のまま下降スライドできるように下方に
向かって延びており、内部においては係止プレート11
と同一厚みの縦長の長円形の係止孔13aをなしてい
る。他方、上記係止孔13aと受部材3の周面との間に
残された所定肉厚の係合部14には、前記アタッチメン
ト12と同幅のスリット16が、係止プレート11を最
深部まで挿入した状態でフックプレート3を下限位置ま
で下降スライドさせるのを許容できるように設けられて
おり、該スリット16の底面は前述したアタッチメント
12の底面に沿ったアールを形成し、係止孔13aの底
面と共にフックプレート3の突出端(フック4)に加わ
る荷重の受け面となっている。そして該アタッチメント
12の径は突起9の板厚より大きくして、フックプレー
ト3にかかる荷重の受部材1側の受厚面積が大きくなる
ように構成されている。
【0011】上記のような挿入孔13、係止孔13a及
びスリット16は、例えば係止プレート11と同一円形
のカッターに、アタッチメント12と同形のカッター
(いずれも図示しない)を同一心的に一体形成したミー
リングカッターにより、一工程で簡単に切削加工できる
利点がある。上記構造に対し、交差部材2の木口面15
には前記フックプレート3を挿入嵌合せしめる同一厚み
のスリット6が縦方向に形成され、さらに交差部材2に
は前記ボルト落とし用の溝8の底部と、その下方に穿設
したボルト孔10と対応する横断方向のボルト孔18,
19が貫通するように穿設されている。
【0012】上記構造による軸組方法は、先ず図3
(A)に示すようにフックプレート3の係止プレート1
1を、受部材1の挿入孔13、挿入して下限位置まで下
向きにスライド下降させることにより、フックプレート
3を係合部14に係止させて受部材1側に固定する。続
いて上段のボルト孔18にボルト21を挿通した状態で
交差プレート3をスリット6に嵌合させながら交差部材
1の木口面5を受部材1の柱面に当接し、上方から柱面
に沿って下降させると、ボルト21がフック4の溝8に
収容されながら下降する。このときボルト21は溝8の
先端側の傾斜したガイド面8aに案内されながら、交差
部材2を受部材1側に押接締着するように作用する。さ
らにフックプレート3側のアタッチメント12とフック
プレート3の基端面との間の隙間Sは交差部材2と受部
材1との締付代として作用する。
【0013】上記動作により交差部材2の位置決めが行
われた後、ボルト孔19及び10に2本目のボルト22
を挿通して締着固定される。図2(B)における受部材
1には四方の柱面すべてに係止孔13が形成され、四方
から交差部材2が組み付けられるようになっているが、
係止プレート11の片側に形成された切欠部11aは、
四方から挿入されたフックプレート3の係止プレート1
1が相互に干渉しないために設けられたものであり、受
部材1の断面が大きい場合は係止孔13a自体が干渉し
合わないので必ずしも上記切欠部11aは必要ないもの
となる。
【0014】図4〜図6は本発明の軸組構造及び軸組具
の第2実施例を示し、この例では図5に示すように1枚
の板状部材を周面が半径Rの円弧状をなし、その外周の
一部を約90°の鈎形に切欠いた切欠部26cを形成し
て縦辺26aと横辺26bとからなるフックプレート2
6を用いている。この縦横の各辺26a,26bの先端
は材料の歩止まりと軽量化等のために切欠部26d,2
6eとなっている。上記フックプレート26に対し、図
5に示す例では受部材(土台)27側にフックプレート
26を挿入嵌合するために、フックプレート26の外周
と同一円弧の内周を形成した円弧状のスリット28が形
成され、交差部材(柱)29側の下端木口にもフックプ
レート26を嵌合するためのスリット31が切削形成さ
れている。上記スリット28,29はいずれも鋸によっ
て一工程で加工できるが、特に円弧状のスリット28に
することで丸鋸を用いた一工程加工ができる利点があ
る。そしてフックプレート26の縦辺26a,26bと
受部材27、交差部材29の相互に対応する適宜位置に
ボルト孔32〜34及び同36〜38が穿設されてい
る。
【0015】図5に示す例は図4(B)及び図6(A)
と対応しており、同図に示すようにフックプレート2を
受部材27のスリット28に挿入し、2本のボルト41
をボルト孔33,34,37,38に挿通して予め締着
固定した後、交差部材29の木口を上方から下降させ、
スリット31にフックプレート26を挿入せしめた後、
ボルト41をボルト孔32,36に挿通して締着するこ
とにより交差部材29と受部材27との軸組みが完了す
る。フックプレート27の切欠部26cの切欠面は軸組
後の交差部材29と受部材27の交差面と略一致する。
42は直交する他の土台25と土台27を固定する羽子
板ボルトである。
【0016】図4(A),図6(C),(D)は上記フ
ックプレート26例えば柱29(受部材)の上端に梁3
0(交差部材)を載置固定する場合に応用したもので、
この例では受部材と交差部材の関係が図4(B),図
5,図6(A),(B)の場合と逆になっている。即ち
柱29の上端予めフックプレート26をボルト41で締
着して取り付け、梁30側に形成した円弧状の内周を形
成したスリット31にフックプレート26の円弧状の上
部端を嵌合するように梁30を載置し、ボルト41で締
着固定するものである。上記いずれの場合もフックプレ
ート26の円弧状外周がスリット28の内周と一致して
いるので軸組時の各部材の位置合わせが簡単である。
【0017】図7(A),(B)は基礎45上に載置固
定した土台27に対する根太43の接合構造を示すもの
で、根太43の端部を収容するチャンネル状断面のプレ
ート44の側壁46の先端を、端部側に延出させて差込
端46aとし、これに対して根太27の底面には差込端
46aを差込む2本のスリット47を形成している。同
図(B)に示すように上記差込端46aをスリット47
に差し込んだ状態でプレート44上に根太43を載置す
ることによって組み立て固定される。
【0018】図8〜図12は本発明の軸組構造を利用し
て行う家屋の組み立て方法を工程毎に示すもので、上述
した軸組工法の使用と軸組材への乾燥材又は集成材の使
用等を組み合わせることにより、組立後の寸度の安定性
が確保される点に着目し、家屋の壁材や床材にパネルを
用いた例を示している。この例ではコンクリート基礎4
5上に土台27と根太43を組付固定した後、クレーン
等を用いてパネル状の床材51を敷設固定し、続いてフ
ックプレート3,26等を使用した軸組を図9に示すよ
うに行い、さらに2階のフロアをパネル状の床材51を
敷設して形成する。そして図11に示すように周壁53
又は仕切壁等を在来のパネル工法又はツーバイフォー工
法等と同様に図12に示す状態に順次組み付け、屋根部
材(図示しない)を同様にパネル状部材にて組み付ける
ものである。
【0019】上記組み立ては床や天井及び壁のすべてを
パネル材で組み付けることが可能な点に特徴があり、図
9〜11に示すように組み立て時にクレーンを使用で
き、軸組後においても、建物内部にパネル部材を吊込ん
で組み立てることが可能となり、組み立て作業の容易化
及び作業性の向上及び迅速化等の利点を生じるものであ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれば
以下のような技術的効果を奏するものである。 (1)加工費の節減と工期の短縮化ができる。 柱や桁、梁等の仕口加工が単純化され且つすべて機械加
工によって行うこと及びプレカットが可能なために、作
業に熟練を必要とせず軸組みも簡単で迅速化されるほ
か、加工費や軸組みの人件費の節減、工期の大幅な短縮
化が可能となる。その他軸組構造が簡単なので解体も容
易で部材の再利用度も高くなる。
【0021】(2)軸組具の数が少なくてすみ、構造材
の寸法及び仕口加工の種類が少なくなるので構造材の規
格化が可能となる。 即ち軸組具のパターン、寸法を規格化することにより、
仕口加工が単純で単一となり、加工機械設備に対する投
資が少なくて済むうえに、規格部材の在庫管理が容易と
なり、受注から納入までの納期を短縮化することができ
る。また規格化された構造材は在庫管理及びコストの把
握が容易となり、部材数が多く、部材見積もりに時間が
かかっていた従来の方法に比して、瞬時の内に見積もり
を行うことができる利点がある。
【0022】(3)接合部の木材断面の破壊欠損が少な
い。 複雑な従来の仕口加工は、部材の欠き込み発生率が高
く、補強金具と併用して使用されてきたが、ほぞを付け
た男木の部分を軸組具を用いることにより、この発生率
を小さくすることができる。
【0023】(4)建て上げ後の調整が容易である。 柱と桁等が少ないボルトで接合されており、建て上げ後
調節を必要とする時にも、このボルトを調整するだけで
可能となる。
【0024】(5)金具によって、柱と桁の接合部がよ
り強固となる。 従来、木造軸組工法では補強金具を用いて、接合部をボ
ルト締めすることによって、強固な接合部を作っていた
が、ミリメートル単位の精度を出すことは困難とされて
きた。本発明の軸組具は、桁上段部のボルトを金具の切
り込み部分を滑らせることにより、柱と桁の接着面をよ
り密着させ、強固に且つ高精度の寸法で固定することを
可能とさせ、この精度によって、胴差、筋違を打ち、真
壁、大壁を作っていた従来の方法と異なり、軽構造壁体
(パネル)を構造材間に嵌着することによって容易に壁
を作っていくことが可能となる。
【0025】(6)パネル化による間取り及び増改築の
自由度が高まる。 壁をパネル化することにより柱の数も少なくてすみ、間
取りの自由度が高まるほか、増改築における設計上の変
更の自由度が高まる。また増改築時の解体も容易であ
る。
【0026】(7)その他 本発明の軸組構造及び軸組具を集成材の構造材と併せて
使用することにより、構造材の小径化及び建物の軽量化
と強度アップが可能となるほか、前述した寸法精度の一
層の向上とパネル化の実現性がより高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸組構造と軸組具の第1実施例を示す斜視図。
【図2】(A),(B)は軸組具と仕口加工の構造を示
す一部断面正面図及び平面図、(C)は軸組具の端面
図。
【図3】(A)〜(D)は軸組作業の工程を示す正面
図。
【図4】(A),(B)は軸組構造と軸組具の第2実施
例を示す斜視図。
【図5】(A)は軸組構造と軸組具の詳細構造を示す正
面図、(B)は交差部材と受部材の端面図。
【図6】(A)〜(D)は第2実施例による軸組工程を
示す正面図。
【図7】(A),(B)は構造物の土台部の組み立て構
造を示す斜視図と正面断面図。
【図8】建築物の土台と床構造を示す全体斜視図。
【図9】軸組作業状態を示す斜視図。
【図10】床の敷設作業状態を示す斜視図。
【図11】壁パネルの組付作業状態を示す斜視図。
【図12】軸組と周壁組み立て状態を示す全体斜視図。
【符号の説明】
1: 受部材 2: 交差部材 3: フックプレート 4: フック 6: 差込溝(スリット) 8: 係合溝 9: 突起 11:係止プレート 21:ボルト 26:フックプレート 26a:縦片 26b:横片 32,33,34:ボルト孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の受部材(1)の軸組面に他の柱状
    の交差部材(2)の木口を当接せしめて両部材(1),
    (2)を交差状態で固定する構造において、上記受部材
    (1)に一端が軸組面より突出し他端を受部材(1)内
    に挿入固定するようにプレート状の軸組具を取り付け、
    前記交差部材(2)の木口面に形成した差込溝(6)に
    上記軸組具を差し込んで軸組具と交差部材(2)を固定
    することにより受部材(1)と交差部材(2)を固定す
    る木造建築用軸組構造。
  2. 【請求項2】 フックプレート(3)の上端側に交差部
    材(2)側に挿通されるボルト(21)の落し込み用の
    係合溝(8)を設けてフック(4)を形成し、該係合溝
    (8)の先端側側面(8a)を先端に向かって傾斜面を
    なすように形成し、上記フックプレート(3)の基端部
    側には端部にフランジ状の係止プレート(11)を固着
    した突起(9)を設けてなる軸組具。
  3. 【請求項3】1枚の板からなるフックプレート(26)
    の周面を円弧状に形成し、内周縁を鈎形に切り欠いて全
    体を鈎形に形成し、該鈎形の縦片(26a)と横片(2
    6b)にそれぞれボルト孔(32),(33),(3
    4)を穿設してなる軸組具。
JP4124344A 1992-04-17 1992-04-17 木造建築用軸組構造及び軸組具 Expired - Lifetime JP2879392B2 (ja)

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