JPH05283352A - 半導体装置の製造法 - Google Patents
半導体装置の製造法Info
- Publication number
- JPH05283352A JPH05283352A JP11227492A JP11227492A JPH05283352A JP H05283352 A JPH05283352 A JP H05283352A JP 11227492 A JP11227492 A JP 11227492A JP 11227492 A JP11227492 A JP 11227492A JP H05283352 A JPH05283352 A JP H05283352A
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- diffusion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 イオン注入法や低温拡散法によらず、従来の
設備を用いて不純物濃度を1017オーダ以下に低減でき
る半導体装置の製造法を提供する。 【構成】 N型半導体基板1内に軽くN型不純物2を拡
散し、しかるのち、先に形成されたN型不純物拡散領域
2を包含するようにして、N型不純物拡散領域2の上か
らP型不純物4の拡散を行うものである。
設備を用いて不純物濃度を1017オーダ以下に低減でき
る半導体装置の製造法を提供する。 【構成】 N型半導体基板1内に軽くN型不純物2を拡
散し、しかるのち、先に形成されたN型不純物拡散領域
2を包含するようにして、N型不純物拡散領域2の上か
らP型不純物4の拡散を行うものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造法に関
する。さらに詳しくは、不純物濃度を簡易に稀薄化でき
る半導体装置の製造法に関する。
する。さらに詳しくは、不純物濃度を簡易に稀薄化でき
る半導体装置の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体装置の製造法において
は、固相拡散や気相拡散によりN型半導体基板内にホウ
素を不純物として拡散してP型領域の形成がなされ、ま
たP型半導体基板内にリンを不純物として拡散してN型
領域の形成がなされている。かかる固相拡散や気相拡散
により得られる不純物濃度は、1018〜1019のオーダ
である。
は、固相拡散や気相拡散によりN型半導体基板内にホウ
素を不純物として拡散してP型領域の形成がなされ、ま
たP型半導体基板内にリンを不純物として拡散してN型
領域の形成がなされている。かかる固相拡散や気相拡散
により得られる不純物濃度は、1018〜1019のオーダ
である。
【0003】ところで、近年の半導体装置に対する要求
性能の高度化から、不純物濃度を1017オーダ以下に低
減することが求められている。しかるに、従来の固相拡
散や気相拡散により得られる不純物濃度は前述のごとく
であるため、イオン注入法や低温拡散法がとられてい
る。
性能の高度化から、不純物濃度を1017オーダ以下に低
減することが求められている。しかるに、従来の固相拡
散や気相拡散により得られる不純物濃度は前述のごとく
であるため、イオン注入法や低温拡散法がとられてい
る。
【0004】しかしながら、イオン注入法や低温拡散法
を採用する場合には、新たな設備の導入が必要となり、
またその設備維持も煩雑であるため、製品コストの上昇
を招来している。また、製造工程も複雑であるため、製
造工程の長時間化をも招来している。
を採用する場合には、新たな設備の導入が必要となり、
またその設備維持も煩雑であるため、製品コストの上昇
を招来している。また、製造工程も複雑であるため、製
造工程の長時間化をも招来している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、イオン注入法
や低温拡散法を用いることなく、従来の設備を用いて不
純物濃度を1017オーダ以下に低減できる半導体装置の
製造法を提供することを目的とする。
術の問題点に鑑みなされたものであって、イオン注入法
や低温拡散法を用いることなく、従来の設備を用いて不
純物濃度を1017オーダ以下に低減できる半導体装置の
製造法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造法は、半導体基板内に該半導体基板と同じ導電型の第
1不純物拡散層を形成する工程と、前記第1不純物拡散
層の上から前記第1不純物とは異なる導電型の第2不純
物拡散層を、前記第1拡散層を包含するように形成する
工程とからなることを特徴としている。
造法は、半導体基板内に該半導体基板と同じ導電型の第
1不純物拡散層を形成する工程と、前記第1不純物拡散
層の上から前記第1不純物とは異なる導電型の第2不純
物拡散層を、前記第1拡散層を包含するように形成する
工程とからなることを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の半導体装置の製造法においては、半導
体基板内に該半導体基板と同じ導電型の第1不純物拡散
層を形成し、しかるのち、前記第1不純物拡散層の上か
ら前記第1不純物とは異なる導電型の第2不純物拡散層
を、前記第1拡散層を包含するように形成して、不純物
濃度を1017オーダ以下に低減しているので、従来の拡
散法の設備を用いることができる。
体基板内に該半導体基板と同じ導電型の第1不純物拡散
層を形成し、しかるのち、前記第1不純物拡散層の上か
ら前記第1不純物とは異なる導電型の第2不純物拡散層
を、前記第1拡散層を包含するように形成して、不純物
濃度を1017オーダ以下に低減しているので、従来の拡
散法の設備を用いることができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0009】図1〜2は本発明の製造法の一実施例の説
明図、図3〜4は不純物の濃度プロフィルを示すグラフ
である。図において、1はN型半導体基板、2はN型不
純物拡散領域、3はシリコン酸化物絶縁層、4はP型不
純物拡散領域を示す。また図3〜4において縦軸は不純
物濃度、横軸は基板表面からの相対的拡散深さを示す。
ここで、相対的拡散深さとは、不純物拡散時の条件によ
り左右される相対的な拡散深さを意味する。
明図、図3〜4は不純物の濃度プロフィルを示すグラフ
である。図において、1はN型半導体基板、2はN型不
純物拡散領域、3はシリコン酸化物絶縁層、4はP型不
純物拡散領域を示す。また図3〜4において縦軸は不純
物濃度、横軸は基板表面からの相対的拡散深さを示す。
ここで、相対的拡散深さとは、不純物拡散時の条件によ
り左右される相対的な拡散深さを意味する。
【0010】図1〜2に示される本発明の製造法の一実
施例においては、次のようにして低濃度の不純物拡散領
域が形成される。
施例においては、次のようにして低濃度の不純物拡散領
域が形成される。
【0011】ステップ1:N型半導体基板1の上に、シ
リコン酸化物絶縁層2のマスクを成膜し、N型不純物を
軽く拡散させる。(図1参照) 拡散させる範囲は、半
導体装置の所要性能に応じて適宜決定される。その具体
例を挙げれば、P型拡散により得られる不純物総量Qに
対し、N型拡散により得られる不純物総量Q’はQ>
Q’なる条件でかつP型拡散層の表面濃度および拡散深
さを満足することのできる範囲である。
リコン酸化物絶縁層2のマスクを成膜し、N型不純物を
軽く拡散させる。(図1参照) 拡散させる範囲は、半
導体装置の所要性能に応じて適宜決定される。その具体
例を挙げれば、P型拡散により得られる不純物総量Qに
対し、N型拡散により得られる不純物総量Q’はQ>
Q’なる条件でかつP型拡散層の表面濃度および拡散深
さを満足することのできる範囲である。
【0012】ステップ2:P型不純物を拡散させるマス
ク(N型不純物を拡散させた同じマスクでも良い)を用
いて、先に形成されたN型不純物拡散領域を包含するよ
うにP型不純物を拡散させる。(図2参照) なお、図
において、点線で囲んだ部分は先に形成されたN型不純
物拡散領域を示す。ここで、形成されるP型不純物の拡
散範囲は、少なくとも先に形成されたN型不純物拡散領
域を包含するものとされていればよいが、所望の電気的
特性を得るための濃度プロファイル、拡散深さの範囲に
形成されるのが好ましい。
ク(N型不純物を拡散させた同じマスクでも良い)を用
いて、先に形成されたN型不純物拡散領域を包含するよ
うにP型不純物を拡散させる。(図2参照) なお、図
において、点線で囲んだ部分は先に形成されたN型不純
物拡散領域を示す。ここで、形成されるP型不純物の拡
散範囲は、少なくとも先に形成されたN型不純物拡散領
域を包含するものとされていればよいが、所望の電気的
特性を得るための濃度プロファイル、拡散深さの範囲に
形成されるのが好ましい。
【0013】次に、この様にして作製された半導体装置
の不純物濃度の分布をS−R不純物濃度測定法により調
査した。その結果を図3〜4に示した。ここで、図3は
図1に対応する濃度プロフィル、図4は図2に対応する
濃度プロフィルを示す。
の不純物濃度の分布をS−R不純物濃度測定法により調
査した。その結果を図3〜4に示した。ここで、図3は
図1に対応する濃度プロフィル、図4は図2に対応する
濃度プロフィルを示す。
【0014】図3〜4より、P型不純物の濃度が1017
オーダ以下であるのがわかる。
オーダ以下であるのがわかる。
【0015】本実施例においては、N型半導体基板内に
P型不純物を拡散させる場合について説明してきたが、
P型半導体基板内にN型不純物を拡散させる場合も同様
にして、N型不純物の濃度を1017オーダ以下にするこ
とができる。
P型不純物を拡散させる場合について説明してきたが、
P型半導体基板内にN型不純物を拡散させる場合も同様
にして、N型不純物の濃度を1017オーダ以下にするこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の半導
体装置の製造法によれば、イオン注入法や低温拡散法を
用いることなく、従来の設備を用いて不純物濃度を10
17オーダ以下に低減された半導体装置を製造することが
できる。
体装置の製造法によれば、イオン注入法や低温拡散法を
用いることなく、従来の設備を用いて不純物濃度を10
17オーダ以下に低減された半導体装置を製造することが
できる。
【図1】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部であ
る。
る。
【図2】本発明の製造法の一実施例の説明図の一部であ
る。
る。
【図3】図1の状態における不純物の濃度プロフィルを
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】図2の状態における不純物の濃度プロフィルを
示すグラフである。
示すグラフである。
1 N型半導体基板 2 N型不純物拡散領域 3 シリコン酸化物絶縁層 4 P型不純物拡散領域
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板内に該半導体基板と同じ導電
型の第1不純物拡散層を形成する工程と、 前記第1不純物拡散層の上から前記第1不純物とは異な
る導電型の第2不純物拡散層を、前記第1拡散層を包含
するように形成する工程とからなることを特徴とする半
導体装置の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227492A JPH05283352A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 半導体装置の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227492A JPH05283352A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 半導体装置の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05283352A true JPH05283352A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14582602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11227492A Withdrawn JPH05283352A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 半導体装置の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05283352A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006310373A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 太陽電池の製造方法及び太陽電池並びに半導体装置の製造方法 |
JP2006310368A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 太陽電池の製造方法及び太陽電池 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP11227492A patent/JPH05283352A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006310373A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 太陽電池の製造方法及び太陽電池並びに半導体装置の製造方法 |
JP2006310368A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 太陽電池の製造方法及び太陽電池 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |