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JPH05281041A - 分光器 - Google Patents

分光器

Info

Publication number
JPH05281041A
JPH05281041A JP10861892A JP10861892A JPH05281041A JP H05281041 A JPH05281041 A JP H05281041A JP 10861892 A JP10861892 A JP 10861892A JP 10861892 A JP10861892 A JP 10861892A JP H05281041 A JPH05281041 A JP H05281041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
spectroscope
diffraction grating
reflecting mirror
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10861892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Ogata
司郎 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP10861892A priority Critical patent/JPH05281041A/ja
Publication of JPH05281041A publication Critical patent/JPH05281041A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分解能が高く、S/N比も良好で、コンパク
トな分光器を提供する。 【構成】 フレネルゾーンプレート2に反射鏡3を平行
に対向させ、反射鏡3を移動機構4によって光軸方向に
移動させる。このフレネルゾーンプレート2にコリメー
ト光を導入すると、特定波長の光だけがフレネルゾーン
プレート2を透過し、反射鏡3で反射した後、再びフレ
ネルゾーンプレート2を透過して戻る。この戻ってきた
光の強度はパワーメータ等の検出素子によって計測す
る。また、移動機構4によって反射鏡3を移動させなが
ら強度を測定することにより、入射光のスペクトルが得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分光器に関する。具体的
に言うと、例えば、X線や紫外線から赤外線を含む電磁
波(以下、可視領域外も含めて単に光という。)の分
光、検出、計測等を行なうための分光器に関する。
【0002】
【従来の技術】分光器は、古くから物質の状態を計測す
る目的で幅広く用いられている。例えば、大気中に含ま
れている窒素酸化物等のガスの成分分析などに用いられ
る。
【0003】これまでは直線状もしくは曲線状の格子溝
を刻設された回折格子を利用した分光器が主流となって
いる。これらは、回折光の回折角が波長によって異なる
ことを利用しているため、つぎのような欠点があった。
すなわち、 検出分解能を大きくするためには、回折格子と検出
素子との距離(光路長)を長くしなければならないの
で、光学系が大きくて重くなり、そのため持ち運びが困
難であった。 ガラスなどの光学部品を多数使用しており、高価で
あった。 このため、用途が、主として研究用などに限られて
いた。
【0004】一方、フレネルゾーンプレートに分光特性
があることを利用した分光器も提案されている(例え
ば、特開昭57−138613号公報、特開昭63−2
10631号公報など)。例えば、特開昭57−138
613号公報に開示されている分光器51は、図18に
示すように、透孔52内に試料53を配置された遮蔽板
54と、フレネルゾーンプレート55と、スクリーン5
6のピンホール57の背後に設けられた受光素子58を
光軸に沿って配設し、スクリーン56及び受光素子58
を移動機構59によって光軸方向に移動させるようにし
ている。しかして、移動機構59によって受光素子58
とスクリーン56を移動させながら、試料53から出射
された光をフレネルゾーンプレート55に透過させ、フ
レネルゾーンプレート55によってピンホール57の位
置に集光された光を受光素子58で検出する。
【0005】しかしながら、このような分光器は、光の
波長によってフレネルゾーンプレートによる集光位置が
異なることを利用して分光するものであるので、分解能
が低いという欠点があった。また、フレネルゾーンプレ
ートの遮光部(輪帯)で光が遮断されるため、光の利用
効率も悪かった。さらに、ミクロンレベルのピンホール
を用いているので、ピンホールが光軸から外れないよう
ミクロン以下の精度で制御しながらピンホールを光軸に
合わせて移動させる必要があり、分光器の製作が困難で
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、分解能が高く、光(電磁波)の利用効率が高
く、光学系をコンパクトにまとめることができ、さら
に、スペクトルを得るための移動機構の要求精度の緩や
かな分光器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の分光器は、同心
円状パターンからなる回折格子と、当該回折格子に対向
する光反射手段と、当該光反射手段と反対側から前記回
折格子へコリメート光を導くための手段と、前記回折格
子と前記光反射手段を光軸方向に沿って相対的に移動さ
せる手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】また、本発明の別な分光器は、同心円状パ
ターンからなる回折格子と、当該回折格子に対向する光
反射手段と、当該光反射手段と反対側から前記回折格子
へ発散光ビームを出射する光出射手段と、前記回折格子
と前記光反射手段を光軸方向に沿って相対的に移動させ
る手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】上記光出射手段は、光ファイバによって構
成してもよい。
【0010】また、光出射手段は、半導体発光素子によ
って構成してもよい。この場合には、半導体発光素子の
発光波長を変調させる波長調整手段を備えてもよい。
【0011】上記回折格子は、フレネルレンズでもよ
い。
【0012】上記光反射手段の光反射領域の面積は、回
折格子の有効面積に比べて十分に小さくすることが好ま
しい。
【0013】上記移動手段は、駆動源に圧電素子を用い
ていたものでもよい。
【0014】さらに、上記回折格子へ導かれる光ビーム
を透過させ、上記光反射手段によって反射され回折格子
を透過した戻り光を反射させる光分岐手段と、上記光分
岐手段によって分離された光を受光する検出手段とを備
えていてもよい。
【0015】また、この検出手段は、複数個の受光素子
から構成してもよい。
【0016】
【作用】本発明の分光器にあっては、入射光ビーム(コ
リメート光、発散光)を同心円状パターンからなる回折
格子に入射させると、回折格子を透過した光ビームは光
反射手段で反射され、反射した光ビーム(戻り光)は再
び回折格子を透過し、元の方向へ戻る。このとき、回折
格子の分光作用により波長によって戻り光の出射方向
(あるいは、収束位置)が異なる。したがって、特定出
射方向(あるいは、特定収束位置)の戻り光を検出する
ことにより特定波長の光の強度を検出することができ
る。しかも、回折格子と光反射手段とから構成された折
返し光学系を使用し、1つの回折格子に光ビームを往復
させて2度分光作用を及ぼしているので、光ビームの分
解能を向上させることができる。しかも、折返し光学系
を使用しているので、分光器をコンパクト化することが
できる。
【0017】さらに、光反射手段もしくは回折格子は移
動手段によって平行を保つように移動させればよいの
で、移動手段の要求精度を緩やかにできる。しかも、光
学系等の大部分をコンパクトに一体化することも可能に
なる。
【0018】また、光出射手段を光ファイバによって構
成すれば、光源を小さくでき、回折格子への入射光が低
収差となり、S/N比が向上して測定分解能がより良好
となる。
【0019】あるいは、光出射手段を半導体発光素子に
よって構成すれば、遠赤外から可視光までの幅広い発光
波長を有する小型の光源を用いることができ、分光器を
よりコンパクトにできる。
【0020】また、回折格子としてフレネルレンズを用
いれば、光の透過光量が増加するので光の利用効率が向
上し、S/N比をより良好にできる。
【0021】また、上記光反射手段の光反射領域の面積
を回折格子の有効面積に比べて十分に小さくすれば、不
要な光を光反射手段によって反射させないようにできる
ので、分光器の分解能を高め、よりS/N比を向上させ
ることができる。
【0022】また、移動手段に圧電素子を用いれば、光
反射手段等の面倒れを防ぐことができ、変位制御も正確
に行なえるので、分光器の分解能をより向上させること
ができる。
【0023】さらに、回折格子へ導かれる光ビームを透
過させ、反射手段によって反射され回折格子を透過した
戻り光を反射させる光分岐手段を用いれば、戻り光を入
射光ビームから分離できるので、検出手段の設置が容易
になり、戻り光を検出し易くなる。
【0024】さらに、検出手段を複数個の検出素子によ
って構成すれば、波長別に光を個別の検出素子に収束さ
せることができ、さらに分解能を上げることができる。
【0025】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例による分光器1
を示す概略構成図である。2は使用光に対して極めて大
なる吸収係数を有する遮光部(輪帯)と、使用光に対し
て極めて小なる吸収係数を有する透光部(輪帯)とを不
等間隔の輪帯となるように同心円状に、かつ、交互に配
置して構成されたフレネルゾーンプレートである。フレ
ネルゾーンプレート2には、反射鏡3が平行に対向させ
られており、反射鏡3は移動機構4によってフレネルゾ
ーンプレート2と平行を保ったままで光軸に沿って移動
できる。反射鏡3の移動機構4としては、詳細は図示し
ないが、例えばねじ機構と直流サーボモータ等によって
構成された機械的な精密送り機構等を用いることができ
る。このフレネルゾーンプレート2には、反射鏡3と反
対側からコリメート光が導入される。コリメート光を導
入する手段としては、半導体発光素子等の発散光を出射
する発散光光源と当該発散光をコリメートするコリメー
トレンズ(図13参照)から構成されていてもよく、あ
るいは、太陽光を用いる場合には、分光器1のハウジン
グに開口した1又は2以上のスリットないし受光窓から
太陽光を導入することによりコリメート光を得るように
したもの(図示せず)でもよい。
【0026】フレネルゾーンプレート2は、X線や紫外
線から赤外線までの電磁波に対して分光特性を有してお
り、光の入射波長λによって焦点距離fが異なり、焦点
距離fが入射波長λと反比例している。このため、フレ
ネルゾーンプレート2から特定波長に対応する焦点距離
fと等しい距離Lに反射鏡3を置けば、フレネルゾーン
プレート2に入射したコリメート光のうち、当該波長の
光だけが反射鏡3で反射され、さらにフレネルゾーンプ
レート2を透過して戻った後、コリメート光となる。一
方、当該特定波長以外の光ビームは、反射鏡3で反射
し、さらにフレネルゾーンプレート2を透過して戻った
後は、発散光となる(あるいは、一旦収束してから発散
光となる)。
【0027】具体的にいうと、例えば波長λ2の光に対
するフレネルゾーンプレート2の焦点位置に反射鏡3が
位置しているとき、図1に示すように波長λ1,λ2,
λ3(λ1>λ2>λ3)の光を含むコリメート光がフ
レネルゾーンプレート2に入射したとすると、波長λ2
の光はフレネルゾーンプレート2を透過して反射鏡3に
焦点を結び、反射鏡3で反射されて再びフレネルゾーン
プレート2を透過した後、コリメート光となる。これに
対し、波長λ1の光は、フレネルゾーンプレート2を透
過して焦点を結んだ後、さらに発散した状態で反射鏡3
により反射され、再びフレネルゾーンプレート2を透過
して発散光となる。また、波長λ3の光は、フレネルゾ
ーンプレート2を透過して焦点を結ぶ前に反射鏡3で反
射され、再びフレネルゾーンプレート2を透過した後で
収束し、さらに発散する。
【0028】このように、特定波長(上記の例ではλ
2)の光だけがコリメート光として一定の強度Iを持っ
て元の方向へ戻り、他の波長の光は最終的には発散して
強度Iが弱くなるので、フレネルゾーンプレート2から
十分に離れた位置では、当該特定波長の光だけを分離す
ることができる。したがって、このコリメート光のみを
パワーメータ等の検出素子(図示せず)へ導くことによ
り、フレネルゾーンプレート2と反射鏡3との距離によ
って決まる特定波長の光の強度Iを測定することができ
る。
【0029】さらに、移動機構4によって反射鏡3を光
軸に沿って移動させると、反射鏡3とフレネルゾーンプ
レート2との距離が連続的に変化し、これによってコリ
メート光として出力される光の波長が連続的に変化する
ので、入射光ビームのスペクトルを計測することができ
る。例えば、図1のように波長λ1,λ2,λ3の光を
含む光ビームが入射している場合には、移動機構4によ
って反射鏡3を移動させながら、戻り光の強度Iを検出
素子で測定すると、図2に示すように、フレネルゾーン
プレート2と反射鏡3との距離Lが各波長λ1,λ2,
λ3に対応するフレネルゾーンプレート2の焦点距離f
1,f2,f3に等しくなったところにスペクトル(明
線)が得られる。また、例えば、大気中のガス等によっ
て波長λ11,λ12,…の波長の光が吸収されている
場合には、当該分光器1でスペクトル分析すると、図3
に示すような吸収スペクトル(暗線)が観測される。
【0030】図4に示すものは本発明の第2の実施例に
よる分光器5を示す概略構成図である。この分光器5に
あっては、不等間隔回折格子としてマイクロフレネルレ
ンズ6を用い、マイクロフレネルレンズ6に反射鏡3を
対向させると共に移動機構4によって反射鏡3を光軸方
向に沿って移動させるようにしている。
【0031】図1の分光器1に用いられているフレネル
ゾーンプレート2は、径方向に向かって透光部と遮光部
のパターンが交互に繰り返す構造となっているので、フ
レネルゾーンプレート2への入射光量のおよそ半分しか
フレネルゾーンプレート2を透過しない。したがって、
分光器1では、微小エネルギーの分光を行なう場合に
は、S/N比が悪くなる可能性がある。
【0032】これに対し、光の回折現象と屈折現象を利
用したマイクロフレネルレンズ6は、フレネルゾーンプ
レート2に比べて光の利用効率が良好である。加えて、
マイクロフレネルレンズ6は、フレネルゾーンプレート
2と同様な分光特性を有しているから、回折格子として
マイクロフレネルレンズ6を用いた分光器5にあって
は、フレネルゾーンプレート2を用いた分光器1と同様
な原理により特定波長の光だけを取り出してパワーメー
タのような検出素子で計測することができ、しかも、マ
イクロフレネルレンズ6を用いることでS/N比を向上
させることができる。
【0033】図5に示すものは本発明の第3の実施例に
よる分光器7を示す概略構成図である。この分光器7に
あっては、マイクロフレネルレンズ6に対向させて反射
鏡3を配置し、移動機構4によって反射鏡3を光軸に沿
って移動させるようにしている。しかも、反射鏡3の径
dはマイクロフレネルレンズ6の有効径(パターン領域
の外径)Dに比べて非常に小さくなっており、反射鏡3
をマイクロフレネルレンズ6の光軸に一致させて移動機
構4の縦板部8に固定している。
【0034】フレネルゾーンプレート2やマイクロフレ
ネルレンズ6などの回折格子では、一般に、1次回折光
を分光に利用しているが、同時に0次回折光や2次以上
の高次回折光も発生することが知られており、これらの
高次回折光等によりS/N比が悪くなる恐れがある。こ
れに対し、本実施例の分光器7においては、反射鏡3の
面積をマイクロフレネルレンズ6の有効領域の面積に比
べて十分小さくすることにより、高次回折光を反射鏡3
によって元の方向へ反射しないようにしており、S/N
比を向上させることができる。また、反射鏡3の面積を
1次回折光の回折限界値レベルまで小さくすると、反射
鏡3の位置に焦点を結ばない波長の光(特定波長以外の
光)を反射鏡3によって反射しなくなるので、波長の分
解能が向上する。但し、この場合には、反射鏡3の中心
を常にマイクロフレネルレンズ6の光軸に厳密に一致さ
せておく必要がある。このような微小面積の反射鏡3
は、基板の表面にマスクを用いて金属膜等を蒸着させる
ことによって作製することができ、あるいは、反射鏡3
の表面にピンホールをあけた遮蔽板を密着させてピンホ
ール位置でのみ反射鏡3を露出させてもよい。
【0035】図6に示すものは本発明の第4の実施例に
よる分光器9を示す概略構成図である。この分光器9
は、マイクロフレネルレンズ6にその有効径よりも小さ
な反射鏡3を対向させ、マイクロフレネルレンズ6の反
射鏡3と反対側(光ビーム入射側)の光軸上にハーフミ
ラー10を配置したものである。このハーフミラー10
は、入射光ビームをマイクロフレネルレンズ6側へ透過
させ、マイクロフレネルレンズ6側からの戻り光を反射
させるように用いられる。
【0036】しかして、分光計測の対象となる光ビーム
をハーフミラー10に導くと、光ビームはハーフミラー
10及びマイクロフレネルレンズ6を透過して反射鏡3
で反射される。反射光は再びマイクロフレネルレンズ6
を元の方向へ透過し、特定波長の光だけがコリメート光
となって戻り、ハーフミラ10で反射される。この結
果、特定波長の光だけが元の光ビームと異なる方向へ取
り出される。この特定波長の光が出射される方向に検出
素子を設置することにより、分光された光の強度を容易
に測定できる。
【0037】反射鏡3で反射され、マイクロフレネルレ
ンズ6を透過して戻ってくる光ビームは、入射光ビーム
と同じ光軸上を通るが、この実施例のようにハーフミラ
ー10を用いれば、入射光ビームと戻り光を分離するこ
とができ、戻り光のみを容易に検出することができる。
【0038】なお、入射光ビームと戻り光との光分岐手
段としては、光の一部を透過させ、一部を屈折させる貼
り合わせプリズム等を用いてもよい。
【0039】図7に示すものは本発明の第5の実施例に
よる分光器11を示す概略構成図である。この分光器1
1では、入射光ビームと戻ってくる光ビームとを効果的
に分離させるための光分岐手段として、偏光子12、偏
光ビームスプリッタ13及び1/4波長(λ/4)板か
らなる光学系を用いており、偏光子12の後ろに偏光ビ
ームスプリッタ13を置き、その後ろに1/4波長板1
4を配置し、その後ろにマイクロフレネルレンズ6及び
反射鏡3を配置している。ここで、偏光ビームスプリッ
タ13は、偏光面が直交する2つの直線偏光を2方向に
分離することができ、例えばP偏光を透過させ、S偏光
を反射させる。
【0040】しかして、偏光子12に無偏光の光ビーム
が入射すると、偏光子12によって直線偏光(P偏光と
する)に変換された後、偏光ビームスプリッタ13に入
射する。P偏光は偏光ビームスプリッタ13を透過し、
さらに1/4波長板14を透過することによって円偏光
に変換される。この円偏光はマイクロフレネルレンズ6
を透過し、反射鏡3で反射された後、再びマイクロフレ
ネルレンズ6を透過し、特定波長の円偏光のみがコリメ
ート光となる。コリメート光となった特定波長の円偏光
は、1/4波長板14を透過することによって直線偏光
(S偏光)に変換され、S偏光は偏光ビームスプリッタ
13で反射される。したがって、このS偏光の強度を検
出素子によって計測する。
【0041】光分岐素子としてプリズムを用いる場合に
は、プリズム内部での反射波がS/N比を低下させる原
因となることがあるが、この分光器11のような偏光ビ
ームスプリッタ13等からなる光分岐手段を用いること
によりS/N比の低下を防ぐことができる。なお、偏光
ビームスプリッタ13に代えて偏光プリズムを用いても
よい。
【0042】図8に示すものは本発明の第6の実施例に
よる分光器15であって、図7の分光器11における偏
光子12、偏光ビームスプリッタ13、1/4波長板1
4及びマイクロフレネルレンズ6を一体化している。こ
のような一体化構造を用いることにより、分光器15の
振動や温度変化に対する特性を向上させ、分光器15を
小型化することができる。
【0043】図9は本発明の第7の実施例による分光器
16を示す概略構成図である。この分光器16において
は、入射光の一部を透過させ一部を屈折させる貼り合わ
せプリズム等のプリズム17をマイクロフレネルレンズ
6の前方に配置し、プリズム17の側方にフレネルレン
ズや屈折レンズ等の集光レンズ18と検出素子(受光素
子)19を配置してある。
【0044】しかして、プリズム17を透過した入射光
ビームはマイクロフレネルレンズ6を透過し、反射鏡3
で反射する。また、反射鏡3で反射し、マイクロフレネ
ルレンズ6を透過した後にコリメート光となっている特
定波長の光は、プリズム17で屈折し、集光レンズ18
で集光されて検出素子19に入射し、検出素子19によ
って強度を計測される。
【0045】なお、集光レンズ18としてフレネルレン
ズを用いる場合には、光の収束位置が波長によって異な
ることを利用し、図10に示す分光器20(第8の実施
例)のように複数の検出素子19a,19b,…を配列
すれば、波長別に光を個別の検出素子19a,19b,
…に収束させることができ、さらに分解能を向上させる
ことができる。
【0046】図11は本発明の第9の実施例による分光
器21を示す概略構成図である。この分光器21にあっ
ては、マイクロフレネルレンズ6の前方にプリズム17
を配置し、プリズム17の前方に光ファイバ22の端面
を対向させている。プリズム17の側方には受光面積の
小さな検出素子19が固定されている。また、マイクロ
フレネルレンズ6の後ろの反射鏡3も非常に小さなもの
が用いられている。
【0047】しかして、光ファイバ22の端面からプリ
ズム17に向けて発散光を出射させると、この光ビーム
はプリズム17を透過し、特定波長の光のみがマイクロ
フレネルレンズ6によって反射鏡3の上に収束させら
れ、反射鏡3で反射される。検出素子19は、反射鏡3
で反射され、マイクロフレネルレンズ6を透過した特定
波長の光のみが、プリズム17で反射された後検出素子
19の上に収束するように配置されている。したがっ
て、検出素子19には特定波長の光だけが集光されるの
で、このような構成により特定波長の光だけを分光する
ことができる。さらに、移動機構4によって反射鏡3を
移動させると、検出素子19で計測した強度から入射光
のスペクトルを得ることができる。
【0048】このように光ファイバ22を用いて光源を
小さくすると、マイクロフレネルレンズ6への入射光が
低収差となり、S/N比が向上して測定分解能が良好と
なる。
【0049】図12に示すものは本発明の第10の実施
例による分光器23である。この実施例にあっては、光
ファイバ22とプリズム17との間にコリメートレンズ
24を挿入し、光ファイバ22の端面から出射された発
散光をコリメートレンズ24によってコリメート光に変
換した後、プリズム17へ入射させるようにしてある。
また、分離された特定波長のコリメート光は、集光レン
ズ18によって検出素子19に集光されている。このよ
うに、光ファイバ22から出射された光ビームをコリメ
ート光に変換してからプリズム17へ入射させれば、プ
リズム17等による収差をさらに小さくすることができ
る。
【0050】図13は本発明の第11の実施例による分
光器25を示す概略構成図である。この分光器26にあ
っては、コリメートレンズ24、プリズム17、マイク
ロフレネルレンズ6及び集光レンズ18を一体化してあ
り、振動や温度変化に対して特性を安定させると共に分
光器をよりコンパクト化できる。
【0051】図14は本発明の第12の実施例による分
光器26を示す概略構成図である。この分光器26にあ
っては、光源としてLEDや半導体レーザ等の半導体発
光素子27を用い、発光素子27から出射された発散光
をコリメートレンズ24によってコリメート光に変換
し、このコリメート光をプリズム17に透過させた後、
マイクロフレネルレンズ6及び小さな反射鏡3によって
特定波長の光をコリメート光として取り出し、プリズム
17で反射させた後、集光レンズ18によって検出素子
19に集光させている。
【0052】この分光器26では半導体発光素子27を
光源としているが、発光素子27は微小な発光点を有
し、形状も小型であるから、分光器26の小型化に有用
である。さらに、発光素子27は、遠赤外から可視光ま
での幅広い発光波長を有しているので、分光器用の光源
に適している。
【0053】また、この分光器26は、半導体発光素子
27の駆動電流を変調させることができる発光素子変調
駆動回路28を備えており、駆動電流値を変調させるこ
とによって発光波長を走査できるようになっている。
【0054】図15は本発明の第13の実施例による分
光器29を示す概略構成図である。この分光器29にあ
っては、半導体発光素子27を発光素子駆動回路30に
よって発光させ、発光素子27を納めているケース31
の温度をヒータ加熱等によって変化させるためのケース
温度制御装置32を備えており、ケース31の温度を変
化させることによって発光素子27の発光波長を走査で
きるようにしている。
【0055】図16は、マイクロフレネルレンズやフレ
ネルゾーンプレート等の回折格子33と反射鏡3との相
対距離を変化させるための移動機構4の具体的構造を説
明するための実施例であって、積層型圧電素子34を用
いた移動機構4を示している。固定ベース35には1個
又は2個以上の積層型圧電素子34が互いに平行に固定
されており、各積層型圧電素子34の自由端に反射鏡3
の裏面が固定されている。
【0056】しかして、積層型圧電素子34に駆動電圧
を印加して伸縮させると、積層型圧電素子34に支持さ
れている反射鏡3が変位し、固定されている回折格子3
3と反射鏡3との距離が変化する。積層型圧電素子34
は、入力電圧に比例して形状が変化する小型で精密なア
クチュエータであり、モータ駆動による方法等と比較し
てバックラッシュや面倒れが少なく、可動部も少ないの
で、振動にも強いという特徴がある。したがって、移動
機構4として積層型圧電素子34を用いることにより、
反射鏡3の面倒れを防ぐことができ、変位制御も正確に
行なえるので、分光器の分解能を向上させることができ
る。
【0057】図17に示すものは、回折格子33と反射
鏡3との相対距離を変化させるための移動機構4の具体
的構造の別な実施例である。この実施例にあっては、積
層型圧電素子34の両端に変位拡大機構36を設け、変
位拡大機構36を両端に備えた積層型圧電素子34を複
数個縦列に接続したものを用いている。この変位拡大機
構36は、ブリッジ形状もしくはドーム形状に形成され
ており、積層型圧電素子34の横方向歪を縦方向歪に変
換及び増幅し、これを積層型圧電素子34の縦方向歪に
重畳させ、積層型圧電素子34から大きな変位量を出力
させるものである。しかして、このような移動機構4を
用いることにより、図16の実施例に比べて反射鏡3を
大きく変位ないし移動させることができる。
【0058】なお、上記実施例においては、移動機構に
よって反射鏡を移動させるようにしているが、反射鏡を
固定して回折格子を移動機構によって移動させるように
してもよい。あるいは、反射鏡と回折格子を移動機構に
よって同時に移動させて相対距離を変化させるようにし
てもよい。また、上記実施例では、例えば、空気中のガ
ス成分(窒素酸化物等)の分析の場合を念頭において説
明したが、光入射側(例えば、図11の実施例の光ファ
イバの端面近傍など)に透明試料をおけば、当該試料の
分析に用いることができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、戻り光のうち特定の出
射方向(もしくは、特定の収束位置)の光を検出するこ
とにより特定波長の光の強度を検出することができ、し
かも、回折格子と光反射手段とから構成された折返し光
学系を使用し、1つの回折格子に光ビームを往復させて
2度分光作用を及ぼしているので、光ビームの分解能を
向上させることができる。しかも、折返し光学系を使用
しているので、分光器をコンパクト化でき、可搬型の分
光器の製作が可能になり、用途も拡大する。
【0060】さらに、光反射手段もしくは回折格子は移
動手段によって平行を保つように移動させればよいの
で、移動手段の要求精度を緩やかにできる。しかも、光
学系等の大部分をコンパクトに一体化することも可能に
なり、振動や温度変化に対する特性の良好な分光器を製
作することもできる。
【0061】また、光出射手段に光ファイバや半導体発
光素子を用いて分光器のS/N比を向上させたり、より
コンパクト化を図ったりできる。
【0062】また、上記光反射手段の光反射領域の面積
を回折格子の有効面積に比べて十分に小さくすれば、不
要な光を光反射手段によって反射させないようにできる
ので、分光器の分解能を高め、よりS/N比を向上させ
ることができる。
【0063】さらに、移動手段には小型、高精度の圧電
素子を用いることもでき、分光器の分解能をより向上さ
せることができる。
【0064】さらに、回折格子へ導かれる光ビームを透
過させ、反射手段によって反射され回折格子を透過した
戻り光を反射させる光分岐手段を用いれば、戻り光を入
射光ビームから分離できるので、検出手段の設置が容易
になり、戻り光を検出し易くなる。
【0065】さらに、検出手段を複数個の検出素子によ
って構成すれば、波長別に光を個別の検出素子に収束さ
せることができ、さらに分解能を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による分光器を示す概略
構成図である。
【図2】同上の分光器によって得られたスペクトルの一
例を示す図である。
【図3】別な光ビームの吸収スペクトルを示す図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例による分光器を示す概略
構成図である
【図5】本発明の第3の実施例による分光器を示す概略
構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例による分光器を示す概略
構成図である。
【図7】本発明の第5の実施例による分光器を示す概略
構成図である。
【図8】本発明の第6の実施例による分光器を示す概略
構成図である。
【図9】本発明の第7の実施例による分光器を示す概略
構成図である。
【図10】本発明の第8の実施例による分光器を示す概
略構成図である。
【図11】本発明の第9の実施例による分光器を示す概
略構成図である。
【図12】本発明の第10の実施例による分光器を示す
概略構成図である。
【図13】本発明の第11の実施例による分光器を示す
概略構成図である。
【図14】本発明の第12の実施例による分光器を示す
概略構成図である。
【図15】本発明の第13の実施例による分光器を示す
概略構成図である。
【図16】本発明の第14の実施例による分光器を示す
概略構成図である。
【図17】本発明の第15の実施例による分光器を示す
概略構成図である。
【図18】従来例の分光器を示す概略構成図である。
【符号の説明】
2 フレネルゾーンプレート 3 反射鏡 4 移動機構 6 マイクロフレネルレンズ 10 ハーフミラー 13 偏光ビームスプリッタ 17 プリズム 19 検出素子 22 光ファイバ 27 発光素子 34 積層型圧電素子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状パターンからなる回折格子と、 当該回折格子に対向する光反射手段と、 当該光反射手段と反対側から前記回折格子へコリメート
    光を導くための手段と、 前記回折格子と前記光反射手
    段を光軸方向に沿って相対的に移動させる手段とを備え
    た分光器。
  2. 【請求項2】 同心円状パターンからなる回折格子と、 当該回折格子に対向する光反射手段と、 当該光反射手段と反対側から前記回折格子へ発散光ビー
    ムを出射する光出射手段と、 前記回折格子と前記光反射手段を光軸方向に沿って相対
    的に移動させる手段とを備えた分光器。
  3. 【請求項3】 前記光出射手段が光ファイバによって構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の分光
    器。
  4. 【請求項4】 前記光出射手段が半導体発光素子によっ
    て構成されていることを特徴とする請求項2に記載の分
    光器。
  5. 【請求項5】 前記光出射手段が、前記半導体発光素子
    の発光波長を変調させる波長調整手段を備えていること
    を特徴とする請求光4に記載の分光器。
  6. 【請求項6】 前記回折格子がフレネルレンズであるこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の分
    光器。
  7. 【請求項7】 前記光反射手段の光反射領域の面積が、
    前記回折格子の有効面積に比べて十分に小さいことを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載の分光
    器。
  8. 【請求項8】 前記移動手段が、駆動源に圧電素子を用
    いていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,
    6又は7に記載の分光器。
  9. 【請求項9】 さらに、前記回折格子へ導かれる光ビー
    ムを透過させ、前記光反射手段によって反射され回折格
    子を透過した戻り光を反射させる光分岐手段と、 前記光分岐手段によって分離された光を受光する検出手
    段とを備えた請求項1,2,3,4,5,6,7又は8
    に記載の分光器。
  10. 【請求項10】 前記検出手段が複数個の検出素子から
    なることを特徴とする請求項9に記載の分光器。
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