JPH05254459A - 車両用エンジンのマウント構造 - Google Patents
車両用エンジンのマウント構造Info
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- JPH05254459A JPH05254459A JP5240892A JP5240892A JPH05254459A JP H05254459 A JPH05254459 A JP H05254459A JP 5240892 A JP5240892 A JP 5240892A JP 5240892 A JP5240892 A JP 5240892A JP H05254459 A JPH05254459 A JP H05254459A
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- JP
- Japan
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- mounting
- hole
- locate
- piece
- bracket
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- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業効率が良く、しかもマウントブラケット
等の小型化が可能な車両用エンジンのマウント構造を提
供するものである。 【構成】 取付面部27には取付孔33に対して正確な
位置精度で形成された長孔31があり、この長孔31か
ら突出させたロケート片30に、先端ブラケット38に
形成したロケート孔39を挿通させるため、取付面部2
7と先端ブラケット38の取付孔33、40同士は合致
する。このように取付孔33、40同士の位置合わせが
容易なので、取付作業効率が良く、大きな力も要しな
い。また、取付孔33、40同士の位置決めのために、
取付面部27と先端ブラケット38の双方へ取付孔3
3、40同士の位置合わせのための移動代を確保する必
要がなく、両者サイズの小型化を図ることが可能とな
る。
等の小型化が可能な車両用エンジンのマウント構造を提
供するものである。 【構成】 取付面部27には取付孔33に対して正確な
位置精度で形成された長孔31があり、この長孔31か
ら突出させたロケート片30に、先端ブラケット38に
形成したロケート孔39を挿通させるため、取付面部2
7と先端ブラケット38の取付孔33、40同士は合致
する。このように取付孔33、40同士の位置合わせが
容易なので、取付作業効率が良く、大きな力も要しな
い。また、取付孔33、40同士の位置決めのために、
取付面部27と先端ブラケット38の双方へ取付孔3
3、40同士の位置合わせのための移動代を確保する必
要がなく、両者サイズの小型化を図ることが可能とな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用エンジンのマウ
ント構造に関する。
ント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用エンジンのマウント構造と
しては、日産自動車株式会社1991年10月発行“新
型車解説書(H41−1)”のB−102頁にて知られ
ているものや、図4〜図6に示すようなものがある。車
体には、左右一対のフロントサイドメンバ1、1や、こ
のフロントサイドメンバ1、1間に設けられるクロスメ
ンバ2、3や、センタメンバ4などの「車体構造部材」
が配されている。そして、エンジン5はこれらの車体構
造部材1、3、4に前後左右の各マウント部6〜9にお
いて支持されている。
しては、日産自動車株式会社1991年10月発行“新
型車解説書(H41−1)”のB−102頁にて知られ
ているものや、図4〜図6に示すようなものがある。車
体には、左右一対のフロントサイドメンバ1、1や、こ
のフロントサイドメンバ1、1間に設けられるクロスメ
ンバ2、3や、センタメンバ4などの「車体構造部材」
が配されている。そして、エンジン5はこれらの車体構
造部材1、3、4に前後左右の各マウント部6〜9にお
いて支持されている。
【0003】以下、右側のマウント部9におけるマウン
ト構造を説明する。フロントサイドメンバ1にはマウン
トブラケット10が取付けられている。このマウントブ
ラケット10は、フロントサイドメンバ1の上面1aに
接合された状態で一定の取付角度の受面部11と、該受
面部11の側端から曲折形成されてフロントサイドメン
バ1の側面1bに接合された状態となっている垂直面部
12とから成っている。そして、前記受面部11の中央
には逆三角形状のロケート孔13が形成されていると共
にその両側には溶接ナット14付きの取付孔15が形成
されている。また、この取付孔15のフロントサイドメ
ンバ1側部分には位置決め用の作業孔16も形成してあ
る。
ト構造を説明する。フロントサイドメンバ1にはマウン
トブラケット10が取付けられている。このマウントブ
ラケット10は、フロントサイドメンバ1の上面1aに
接合された状態で一定の取付角度の受面部11と、該受
面部11の側端から曲折形成されてフロントサイドメン
バ1の側面1bに接合された状態となっている垂直面部
12とから成っている。そして、前記受面部11の中央
には逆三角形状のロケート孔13が形成されていると共
にその両側には溶接ナット14付きの取付孔15が形成
されている。また、この取付孔15のフロントサイドメ
ンバ1側部分には位置決め用の作業孔16も形成してあ
る。
【0004】一方、エンジン5に固定されている取付片
17の先端には先端ブラケット18がインシュレータ1
9を介して設けてあり、この先端ブラケット18にはそ
れぞれ前記取付孔15及び作業孔16に対応する取付孔
20と作業孔21が形成されている。また、この先端ブ
ラケット18の下面にはロケートピン22が突設してあ
る。尚、23は押さえ板で、取付片17とインシュレー
タ19との間に配されるものである。
17の先端には先端ブラケット18がインシュレータ1
9を介して設けてあり、この先端ブラケット18にはそ
れぞれ前記取付孔15及び作業孔16に対応する取付孔
20と作業孔21が形成されている。また、この先端ブ
ラケット18の下面にはロケートピン22が突設してあ
る。尚、23は押さえ板で、取付片17とインシュレー
タ19との間に配されるものである。
【0005】従って、エンジン5を車体に取付ける場合
には、まずエンジン5をエンジンルーム内の所定位置へ
下ろしていき、エンジン5の取付片17に設けられた先
端ブラケット18のロケートピン22を、マウントブラ
ケット10の受面部11に形成されているロケート孔1
3へ挿入させる。そして、このようにして先端ブラケッ
ト18を受面部11に載せた後、先端ブラケット18の
作業孔21側からロッド24を差し込み、このロッド2
4にてこじりながら先端ブラケット18の作業孔21と
受面部11の作業孔16とを位置合わせする。そして、
この作業孔21、16同士を位置合わせすることによ
り、取付孔15、20同士の位置合わせもなされるの
で、後は両者の取付孔15、20をボルト25にて固定
することにより、エンジン5の取付片17の固定が完了
する。
には、まずエンジン5をエンジンルーム内の所定位置へ
下ろしていき、エンジン5の取付片17に設けられた先
端ブラケット18のロケートピン22を、マウントブラ
ケット10の受面部11に形成されているロケート孔1
3へ挿入させる。そして、このようにして先端ブラケッ
ト18を受面部11に載せた後、先端ブラケット18の
作業孔21側からロッド24を差し込み、このロッド2
4にてこじりながら先端ブラケット18の作業孔21と
受面部11の作業孔16とを位置合わせする。そして、
この作業孔21、16同士を位置合わせすることによ
り、取付孔15、20同士の位置合わせもなされるの
で、後は両者の取付孔15、20をボルト25にて固定
することにより、エンジン5の取付片17の固定が完了
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、取付孔15、20同士の位
置合わせ作業が、ロッド24で作業孔16、21をこじ
って行う力作業となっているため、作業効率の面で大変
不利である。
うな従来の技術にあっては、取付孔15、20同士の位
置合わせ作業が、ロッド24で作業孔16、21をこじ
って行う力作業となっているため、作業効率の面で大変
不利である。
【0007】また、先端ブラケット18を最初に受面部
11に載せて仮セットする際の作業性を考えてロケート
孔13を大きめの逆三角形状としているため、先端ブラ
ケット18の受面部11に対する仮セット位置にある程
度のバラツキが生じ得る。従って、このバラツキを前記
ロッド24による位置合わせ作業により是正するため
に、受面部11及び先端ブラケット18の各取付孔1
5、20周辺にはある程度の移動代を確保する必要があ
り、どうしても受面部11ならびに先端ブラケット18
のサイズの大型化を招くこととなる。しかしながら、こ
のように受面部11等のサイズを大きくしてしまうと、
今度は受面部11周辺に配置される図示せぬフロントデ
フやエアコン補機等のレイアウトに支障をきたすおそれ
がある。
11に載せて仮セットする際の作業性を考えてロケート
孔13を大きめの逆三角形状としているため、先端ブラ
ケット18の受面部11に対する仮セット位置にある程
度のバラツキが生じ得る。従って、このバラツキを前記
ロッド24による位置合わせ作業により是正するため
に、受面部11及び先端ブラケット18の各取付孔1
5、20周辺にはある程度の移動代を確保する必要があ
り、どうしても受面部11ならびに先端ブラケット18
のサイズの大型化を招くこととなる。しかしながら、こ
のように受面部11等のサイズを大きくしてしまうと、
今度は受面部11周辺に配置される図示せぬフロントデ
フやエアコン補機等のレイアウトに支障をきたすおそれ
がある。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、作業効率が良く、しかもマウン
トブラケット等の小型化が可能な車両用エンジンのマウ
ント構造を提供するものである。
てなされたものであり、作業効率が良く、しかもマウン
トブラケット等の小型化が可能な車両用エンジンのマウ
ント構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用エ
ンジンのマウント構造は、上記の目的を達成するため
に、エンジンのマウントブラケットが、車体構造部材に
接合され且つ取付孔と長孔が形成されている取付面部
と、車体構造部材の側面に接合され且つ前記長孔から上
方へ突出するロケート片が上端に形成されている縦面部
とから成り、エンジンの取付片先端にインシュレータを
介して設けられている先端ブラケットにロケート孔と取
付孔を形成し、該ロケート孔を前記ロケート片へ挿通さ
せることにより、取付面部と先端ブラケットの取付孔同
士が合致せしめられた状態で取付けられているものであ
る。
ンジンのマウント構造は、上記の目的を達成するため
に、エンジンのマウントブラケットが、車体構造部材に
接合され且つ取付孔と長孔が形成されている取付面部
と、車体構造部材の側面に接合され且つ前記長孔から上
方へ突出するロケート片が上端に形成されている縦面部
とから成り、エンジンの取付片先端にインシュレータを
介して設けられている先端ブラケットにロケート孔と取
付孔を形成し、該ロケート孔を前記ロケート片へ挿通さ
せることにより、取付面部と先端ブラケットの取付孔同
士が合致せしめられた状態で取付けられているものであ
る。
【0010】
【作用】取付面部には取付孔に対して正確な位置精度で
形成された長孔があり、この長孔から突出させたロケー
ト片に、先端ブラケットに形成したロケート孔を挿通さ
せるため、取付面部と先端ブラケットの取付孔同士は正
確に合致する。このように取付孔同士の位置合わせが容
易なので、取付作業効率が良く、大きな力も要しない。
形成された長孔があり、この長孔から突出させたロケー
ト片に、先端ブラケットに形成したロケート孔を挿通さ
せるため、取付面部と先端ブラケットの取付孔同士は正
確に合致する。このように取付孔同士の位置合わせが容
易なので、取付作業効率が良く、大きな力も要しない。
【0011】また、先端ブラケットのロケート孔を取付
面部の長孔から突出しているロケート片に挿通させるだ
けで、取付孔同士の位置決めが完了するため、取付面部
と先端ブラケットの双方へ取付孔同士の位置合わせのた
めの移動代を確保する必要がなく、両者サイズの小型化
を図ることが可能となる。
面部の長孔から突出しているロケート片に挿通させるだ
けで、取付孔同士の位置決めが完了するため、取付面部
と先端ブラケットの双方へ取付孔同士の位置合わせのた
めの移動代を確保する必要がなく、両者サイズの小型化
を図ることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図3
は本実施例の効果を説明するための比較図である。
2に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図3
は本実施例の効果を説明するための比較図である。
【0013】この実施例に係るマウントブラケット26
は取付面部27と縦面部28とから成っている。取付面
部27は外側端がフロントサイドメンバ(車体構造部
材)1の上面1aに接合され、中央には円形の重量軽減
孔29が形成されている。そして、この重量軽減孔29
の両側には後述するロケート片30の板厚に略相応する
細幅dの長孔31が形成してあり、この長孔31の更に
両側には溶接ナット32付きの取付孔33が形成されて
いる。これらの長孔31や取付孔33は共に取付面部2
7の製作時に同一のプレス成形型により成形されたもの
であるため、両者間の位置精度は極めて高い。
は取付面部27と縦面部28とから成っている。取付面
部27は外側端がフロントサイドメンバ(車体構造部
材)1の上面1aに接合され、中央には円形の重量軽減
孔29が形成されている。そして、この重量軽減孔29
の両側には後述するロケート片30の板厚に略相応する
細幅dの長孔31が形成してあり、この長孔31の更に
両側には溶接ナット32付きの取付孔33が形成されて
いる。これらの長孔31や取付孔33は共に取付面部2
7の製作時に同一のプレス成形型により成形されたもの
であるため、両者間の位置精度は極めて高い。
【0014】また、縦面部28は概略三角形状をしてお
り、その一端に形成されたフランジ34をフロントサイ
ドメンバ1の側面1bに接合させていると共に、その上
端にて前記取付面部27の下面を支持している。また、
この縦面部28は前記取付面部27に形成した両長孔3
1の間隔に相応した間隔で接合されており、そして、そ
の上端には前記長孔31から上側へ突出するロケート片
30が形成してある。そして、ロケート片30の先端角
部は面取りがなされており、先端ブラケット38のロケ
ート孔39への挿入が容易に行なえるようになってい
る。このロケート片30が貫通する長孔31は前述のよ
うに細幅dであり且つ位置精度も大変高いため、この長
孔31を貫通するロケート片30自体の取付孔33に対
する位置精度も大変高い。
り、その一端に形成されたフランジ34をフロントサイ
ドメンバ1の側面1bに接合させていると共に、その上
端にて前記取付面部27の下面を支持している。また、
この縦面部28は前記取付面部27に形成した両長孔3
1の間隔に相応した間隔で接合されており、そして、そ
の上端には前記長孔31から上側へ突出するロケート片
30が形成してある。そして、ロケート片30の先端角
部は面取りがなされており、先端ブラケット38のロケ
ート孔39への挿入が容易に行なえるようになってい
る。このロケート片30が貫通する長孔31は前述のよ
うに細幅dであり且つ位置精度も大変高いため、この長
孔31を貫通するロケート片30自体の取付孔33に対
する位置精度も大変高い。
【0015】一方、エンジンの取付片35の先端には押
さえ板36が設けられており、この押さえ板36及び取
付片35に、インシュレータ37を介して先端ブラケッ
ト38が取付けてある。そして、この先端ブラケット3
8には、前記長孔31と同じ細幅dに形成されると共
に、長さもロケート片30の幅と略等しく形成されたロ
ケート孔39が、また取付孔33に対応する取付孔40
がそれぞれ設けられている。
さえ板36が設けられており、この押さえ板36及び取
付片35に、インシュレータ37を介して先端ブラケッ
ト38が取付けてある。そして、この先端ブラケット3
8には、前記長孔31と同じ細幅dに形成されると共
に、長さもロケート片30の幅と略等しく形成されたロ
ケート孔39が、また取付孔33に対応する取付孔40
がそれぞれ設けられている。
【0016】従って、エンジンを車体に取付ける場合に
は、まずエンジンをエンジンルーム内の所定位置へ下ろ
していき、エンジンの取付片35に設けられた先端ブラ
ケット38のロケート孔39を、取付面部27の長孔3
1から上方へ突出しているロケート片30に挿通させ
る。このロケート片30は前述のように取付孔33に対
する位置精度が高く、またこのロケート片30に挿通さ
れるロケート孔39自体もロケート片30に対してガタ
ツキの発生しない細幅dとなっているため、このロケー
ト片30にロケート孔39を挿通するだけで、取付面部
27に対する先端ブラケット38の位置決めは完了し、
両者の取付孔33、40は合致する。そして、後は互い
に合致した取付孔33、40にボルト41を螺合するこ
とにより、取付片35のマウントブラケット26に対す
る固定が完了する。
は、まずエンジンをエンジンルーム内の所定位置へ下ろ
していき、エンジンの取付片35に設けられた先端ブラ
ケット38のロケート孔39を、取付面部27の長孔3
1から上方へ突出しているロケート片30に挿通させ
る。このロケート片30は前述のように取付孔33に対
する位置精度が高く、またこのロケート片30に挿通さ
れるロケート孔39自体もロケート片30に対してガタ
ツキの発生しない細幅dとなっているため、このロケー
ト片30にロケート孔39を挿通するだけで、取付面部
27に対する先端ブラケット38の位置決めは完了し、
両者の取付孔33、40は合致する。そして、後は互い
に合致した取付孔33、40にボルト41を螺合するこ
とにより、取付片35のマウントブラケット26に対す
る固定が完了する。
【0017】この実施例のマウント構造によれば、前述
の如く、取付面部27には取付孔33に対して正確な位
置精度で形成された細幅dの長孔31があり、この長孔
31から突出させたロケート片30に、先端ブラケット
38に形成した細幅dのロケート孔39を挿通させるた
め、このロケート片30にロケート孔39を挿通させる
だけで、取付面部27と先端ブラケット38の取付孔3
3、40同士は合致する。従って、取付孔33、40同
士の位置合わせが容易なので、取付作業効率が良く、大
きな力も要しない。
の如く、取付面部27には取付孔33に対して正確な位
置精度で形成された細幅dの長孔31があり、この長孔
31から突出させたロケート片30に、先端ブラケット
38に形成した細幅dのロケート孔39を挿通させるた
め、このロケート片30にロケート孔39を挿通させる
だけで、取付面部27と先端ブラケット38の取付孔3
3、40同士は合致する。従って、取付孔33、40同
士の位置合わせが容易なので、取付作業効率が良く、大
きな力も要しない。
【0018】また、マウントブラケット26を取付面部
27に対して直交状態で対応させている縦面部28に形
成したロケート片30を、取付面部27に形成した長孔
31から突出させ、そのロケート片30にロケート孔3
9を挿通させるようにしたため、このロケート孔39を
細幅dに出来たものである。すなわち、例えば図3に示
すように、取付面部42の一部を切り起こしてロケート
片43を形成することも可能であるが、このようなロケ
ート片43にはどうしてもその基端に湾曲部43aが形
成されるため、先端ブラケット44を取付面部42に対
して密着させるためには、どうしてもロケート孔45の
幅Dをロケート片43よりも十分に大きなものにする必
要があり、ロケート片43にロケート孔45を挿通させ
ても、取付面部42に対する先端ブラケット44の位置
決めは行えない。本実施例の場合は、このようなことが
ないように、取付面部27とは別部材である縦面部28
側にロケート片30を形成したものである。
27に対して直交状態で対応させている縦面部28に形
成したロケート片30を、取付面部27に形成した長孔
31から突出させ、そのロケート片30にロケート孔3
9を挿通させるようにしたため、このロケート孔39を
細幅dに出来たものである。すなわち、例えば図3に示
すように、取付面部42の一部を切り起こしてロケート
片43を形成することも可能であるが、このようなロケ
ート片43にはどうしてもその基端に湾曲部43aが形
成されるため、先端ブラケット44を取付面部42に対
して密着させるためには、どうしてもロケート孔45の
幅Dをロケート片43よりも十分に大きなものにする必
要があり、ロケート片43にロケート孔45を挿通させ
ても、取付面部42に対する先端ブラケット44の位置
決めは行えない。本実施例の場合は、このようなことが
ないように、取付面部27とは別部材である縦面部28
側にロケート片30を形成したものである。
【0019】更に、この実施例では、ロケート孔39を
ロケート片30に挿通させるだけで、取付孔33、40
同士の位置決めが完了するため、取付面部27と先端ブ
ラケット38の双方へ取付孔33、40の位置合わせの
ための移動代を確保する必要がなく、希望すれば、取付
面部27及び先端ブラケット38の小型化を各々図るこ
とが可能となる。
ロケート片30に挿通させるだけで、取付孔33、40
同士の位置決めが完了するため、取付面部27と先端ブ
ラケット38の双方へ取付孔33、40の位置合わせの
ための移動代を確保する必要がなく、希望すれば、取付
面部27及び先端ブラケット38の小型化を各々図るこ
とが可能となる。
【0020】加えて、従来のような仮セット用の大きな
逆三角形状のロケート孔を設ける必要がないため、この
実施例では従来このロケート孔を形成していた部分に、
大きめの重量軽減孔29を形成し、マウントブラケット
26の軽減化を図っている。
逆三角形状のロケート孔を設ける必要がないため、この
実施例では従来このロケート孔を形成していた部分に、
大きめの重量軽減孔29を形成し、マウントブラケット
26の軽減化を図っている。
【0021】尚、以上の説明では、エンジンの右側のマ
ウント部だけの説明をしたが、この発明はそれ以外のマ
ウント部にも適用できる。
ウント部だけの説明をしたが、この発明はそれ以外のマ
ウント部にも適用できる。
【0022】
【発明の効果】この発明に係る車両用エンジンのマウン
ト構造は、以上説明して如き内容のものであって、取付
面部には取付孔に対して正確な位置精度で形成された長
孔があり、この長孔から突出させたロケート片に、先端
ブラケットに形成したロケート孔を挿通させるため、取
付面部と先端ブラケットの取付孔同士は合致する。この
ように取付孔同士の位置合わせが容易なので、取付作業
効率が良く、大きな力も要しない。また、先端ブラケッ
トのロケート孔を取付面部の長孔から突出しているロケ
ート片に挿通させるだけで、取付孔同士の位置決めが完
了するため、取付面部と先端ブラケットの双方へ取付孔
同士の位置合わせのための移動代を確保する必要がな
く、両者サイズの小型化を図ることが可能となる。
ト構造は、以上説明して如き内容のものであって、取付
面部には取付孔に対して正確な位置精度で形成された長
孔があり、この長孔から突出させたロケート片に、先端
ブラケットに形成したロケート孔を挿通させるため、取
付面部と先端ブラケットの取付孔同士は合致する。この
ように取付孔同士の位置合わせが容易なので、取付作業
効率が良く、大きな力も要しない。また、先端ブラケッ
トのロケート孔を取付面部の長孔から突出しているロケ
ート片に挿通させるだけで、取付孔同士の位置決めが完
了するため、取付面部と先端ブラケットの双方へ取付孔
同士の位置合わせのための移動代を確保する必要がな
く、両者サイズの小型化を図ることが可能となる。
【図1】この発明の一実施例に係る車両用エンジンのマ
ウント構造を示す斜視図である。
ウント構造を示す斜視図である。
【図2】先端ブラケットを取付面部に取付けた状態にお
ける図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
ける図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図3】実施例の効果を説明するための比較図である。
【図4】従来の車両用エンジンのマウント構造を示すエ
ンジンルーム部分の平面図である。
ンジンルーム部分の平面図である。
【図5】図4中矢示DA部分の拡大斜視図である。
【図6】図5中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
1 フロントサイドメンバ(車体構造部材) 1a フロントサイドメンバの上面 1b フロントサイドメンバの側面 26 マウントブラケット 27 取付面部 28 縦面部 30 ロケート片 31 長孔 33 取付面部の取付孔 35 取付片 37 インシュレータ 38 先端ブラケット 39 ロケート孔 40 先端ブラケットの取付孔
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンのマウントブラケットが、車体
構造部材に接合され且つ取付孔と長孔が形成されている
取付面部と、車体構造部材の側面に接合され且つ前記長
孔から上方へ突出するロケート片が上端に形成されてい
る縦面部とから成り、 エンジンの取付片先端にインシュレータを介して設けら
れている先端ブラケットにロケート孔と取付孔を形成
し、該ロケート孔を前記ロケート片へ挿通させることに
より、取付面部と先端ブラケットの取付孔同士が合致せ
しめられた状態で取付けられていることを特徴とする車
両用エンジンのマウント構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5240892A JPH05254459A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 車両用エンジンのマウント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5240892A JPH05254459A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 車両用エンジンのマウント構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05254459A true JPH05254459A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12913966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5240892A Pending JPH05254459A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 車両用エンジンのマウント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05254459A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09263141A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部構造 |
WO1999061273A1 (fr) * | 1998-05-22 | 1999-12-02 | Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. | Structure support anti-vibrations pour moteur |
US6168204B1 (en) | 1999-03-12 | 2001-01-02 | Dana Corporation | Vehicle frame assembly having integral support surfaces |
KR20020078852A (ko) * | 2001-04-10 | 2002-10-19 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 엔진마운팅 설치구조 |
KR100361281B1 (ko) * | 1999-12-31 | 2002-11-18 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 엔진 마운팅 구조 |
KR100461397B1 (ko) * | 2002-08-12 | 2004-12-13 | 현대자동차주식회사 | 엔진 마운팅 브라켓 |
JP2007131127A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Hino Motors Ltd | 車両用エンジンのマウント構造 |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP5240892A patent/JPH05254459A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09263141A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部構造 |
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JP2007131127A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Hino Motors Ltd | 車両用エンジンのマウント構造 |
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