JPH0525408A - 水中防汚塗料組成物 - Google Patents
水中防汚塗料組成物Info
- Publication number
- JPH0525408A JPH0525408A JP20609791A JP20609791A JPH0525408A JP H0525408 A JPH0525408 A JP H0525408A JP 20609791 A JP20609791 A JP 20609791A JP 20609791 A JP20609791 A JP 20609791A JP H0525408 A JPH0525408 A JP H0525408A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating composition
- compound
- antifouling coating
- underwater
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はピリジニウムテトラフェニルボレー
トと3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメ
チルウレアを有効成分としてなる船舶、養殖網などの水
中防汚塗料組成物を提供することを目的とする。 【構成】 ピリジニウムテトラフェニルボレートと3−
(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレ
アを有効成分として含有することを特徴とする水中防汚
塗料組成物。
トと3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメ
チルウレアを有効成分としてなる船舶、養殖網などの水
中防汚塗料組成物を提供することを目的とする。 【構成】 ピリジニウムテトラフェニルボレートと3−
(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレ
アを有効成分として含有することを特徴とする水中防汚
塗料組成物。
Description
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、低毒性で長期間にわた
る持続性を有し、例えば船舶、養殖網、定置網、海底油
田の掘削機、海底基地、ブイ、発電所の水路の設備、橋
梁等に塗装してこれらの構築物の水中部分の表面に付着
して生育する水棲生物を防止するのに好適な低毒性の防
汚塗料組成物に関する。したがって、本発明は、化学工
業上、特に造船業、魚網製造業等の分野で広く使用する
ことができる。
る持続性を有し、例えば船舶、養殖網、定置網、海底油
田の掘削機、海底基地、ブイ、発電所の水路の設備、橋
梁等に塗装してこれらの構築物の水中部分の表面に付着
して生育する水棲生物を防止するのに好適な低毒性の防
汚塗料組成物に関する。したがって、本発明は、化学工
業上、特に造船業、魚網製造業等の分野で広く使用する
ことができる。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】海ま
たは湾岸においてフジツボ、ホヤ、セルプラ、ムラサキ
ガイ、カラスガイ、フサコケムシ、アオノリ、アオサ等
の水棲生物が多種類生息している。これらの水棲生物
が、水中部分の構築物の表面に付着し、生育して種々の
被害をもたらす。例えば、船体に水棲生物が付着して生
育すると、船舶の速度が低下して燃費が増大する。また
水中もしくは水面に固定した港湾施設等に水棲生物が付
着すると、これらの有する個々の機能が充分に発揮され
にくくなる。さらに、養殖網、定置網に付着すると、網
目がつまり魚類を致死させることがある。このようなこ
とから、水棲生物の水中構築物への付着による経済的な
損失が大きな問題となっている。
たは湾岸においてフジツボ、ホヤ、セルプラ、ムラサキ
ガイ、カラスガイ、フサコケムシ、アオノリ、アオサ等
の水棲生物が多種類生息している。これらの水棲生物
が、水中部分の構築物の表面に付着し、生育して種々の
被害をもたらす。例えば、船体に水棲生物が付着して生
育すると、船舶の速度が低下して燃費が増大する。また
水中もしくは水面に固定した港湾施設等に水棲生物が付
着すると、これらの有する個々の機能が充分に発揮され
にくくなる。さらに、養殖網、定置網に付着すると、網
目がつまり魚類を致死させることがある。このようなこ
とから、水棲生物の水中構築物への付着による経済的な
損失が大きな問題となっている。
【0004】従来、これらの水棲生物による水中構築物
の劣化に対し、有機錫化合物、またはその他の金属化合
物等の毒性の強い化合物を塗料に配合して用いることに
より問題を解決してきた。しかし、これらの金属化合物
の毒性上の問題により、塗料の製造時及び施工時の作業
者には安全衛生上好ましくない。しかも上記の防汚剤が
そのまま使用区域に残るため、水域を汚染し、魚介類の
体内に蓄積して悪影響を及ぼすことが懸念される。
の劣化に対し、有機錫化合物、またはその他の金属化合
物等の毒性の強い化合物を塗料に配合して用いることに
より問題を解決してきた。しかし、これらの金属化合物
の毒性上の問題により、塗料の製造時及び施工時の作業
者には安全衛生上好ましくない。しかも上記の防汚剤が
そのまま使用区域に残るため、水域を汚染し、魚介類の
体内に蓄積して悪影響を及ぼすことが懸念される。
【0005】このような状況に基づいて安全で、かつ長
期的に効果が持続する水中防汚塗料組成物の開発が望ま
れている。
期的に効果が持続する水中防汚塗料組成物の開発が望ま
れている。
【0006】一方、本発明の有効成分であるピリジニウ
ムテトラフェニルボレート(以下「化合物A」という)
は、水中防汚塗料の防汚成分として(特公昭54−15
71号公報)に記載されている。また、もう一方の有効
成分である3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1
−ジメチルウレア(以下「化合物B」という)は、雑草
の茎葉あるいは根より吸収されて葉に集積し、光合成を
阻害することにより殺草力を示す除草剤(「農薬ハンド
ブック」1989年版 平成元年11月20日、日本植
物防疫協会発行)であり、防藻剤(特開昭60−223
874号公報)や海藻増殖促進剤(特開平3−1237
10号公報)としてそれぞれに記載されている。
ムテトラフェニルボレート(以下「化合物A」という)
は、水中防汚塗料の防汚成分として(特公昭54−15
71号公報)に記載されている。また、もう一方の有効
成分である3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1
−ジメチルウレア(以下「化合物B」という)は、雑草
の茎葉あるいは根より吸収されて葉に集積し、光合成を
阻害することにより殺草力を示す除草剤(「農薬ハンド
ブック」1989年版 平成元年11月20日、日本植
物防疫協会発行)であり、防藻剤(特開昭60−223
874号公報)や海藻増殖促進剤(特開平3−1237
10号公報)としてそれぞれに記載されている。
【0007】しかしながら、化合物Aと化合物Bの2種
混合物を水中防汚塗料組成物として用いることは知られ
ていない。
混合物を水中防汚塗料組成物として用いることは知られ
ていない。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の要
望に合致した新しい水中防汚塗料組成物を開発するため
に、広範囲の化合物を種々の試験に供試し、その生理活
性を検討した。
望に合致した新しい水中防汚塗料組成物を開発するため
に、広範囲の化合物を種々の試験に供試し、その生理活
性を検討した。
【0010】その結果、化合物Aと化合物Bの2種混合
物を有効成分とする水中防汚塗料組成物が、人畜に安全
性が高く、水中構築物に付着する水棲生物に対し、優れ
た防汚効果を示すことを見いだした。すなわち、本発明
の要旨とするところは、化合物Aと化合物Bを有効成分
として含有ことを特徴とする水中防汚塗料組成物にあ
る。
物を有効成分とする水中防汚塗料組成物が、人畜に安全
性が高く、水中構築物に付着する水棲生物に対し、優れ
た防汚効果を示すことを見いだした。すなわち、本発明
の要旨とするところは、化合物Aと化合物Bを有効成分
として含有ことを特徴とする水中防汚塗料組成物にあ
る。
【0011】本発明の水中防汚塗料組成物に使用する塗
料用樹脂は、防汚塗膜を形成するための基質の1つであ
って従来から使用されている塗料用樹脂が同様に使用で
きる。例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、塩
化ビニル−ビニルイソブチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ブタジエン系共重合体、塩化ゴム系樹脂、塩素化ポ
リプロピレン系樹脂、石油系樹脂、アルキド系樹脂、ア
クリル系樹脂、フェノール系樹脂、合成ゴム、エポキシ
系樹脂、シリコンゴム、シリコン系樹脂、テフロン系樹
脂、ロジン樹脂等があげられる。
料用樹脂は、防汚塗膜を形成するための基質の1つであ
って従来から使用されている塗料用樹脂が同様に使用で
きる。例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、塩
化ビニル−ビニルイソブチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ブタジエン系共重合体、塩化ゴム系樹脂、塩素化ポ
リプロピレン系樹脂、石油系樹脂、アルキド系樹脂、ア
クリル系樹脂、フェノール系樹脂、合成ゴム、エポキシ
系樹脂、シリコンゴム、シリコン系樹脂、テフロン系樹
脂、ロジン樹脂等があげられる。
【0012】本発明の水中防汚塗料組成物において、化
合物A及び化合物Bの配合量は塗料樹脂100重量部に
対して0.1〜350重量部であり、好ましくは約1〜
150重量部が適当である。
合物A及び化合物Bの配合量は塗料樹脂100重量部に
対して0.1〜350重量部であり、好ましくは約1〜
150重量部が適当である。
【0013】また、化合物Aと化合物Bとの配合割合
は、特に限定されるものではないが、1〜90又は90
〜1の割合で混合することができる。
は、特に限定されるものではないが、1〜90又は90
〜1の割合で混合することができる。
【0014】さらに、可塑剤は、塗料用樹脂100重量
部あたり20重量部以下の量で配合することが望まし
い。
部あたり20重量部以下の量で配合することが望まし
い。
【0015】本発明の水中防汚塗料組成物は、必要に応
じて着色原料(例えば、チタン白、ベンガラ、カーボ
ン、シアニンブルー、シアニングリーン等)または体質
顔料(例えばタルク、バリタ、亜鉛華等)を配合するこ
とができ、さらに塗料の粘度を調整するために水または
有機溶剤を使用することができる。
じて着色原料(例えば、チタン白、ベンガラ、カーボ
ン、シアニンブルー、シアニングリーン等)または体質
顔料(例えばタルク、バリタ、亜鉛華等)を配合するこ
とができ、さらに塗料の粘度を調整するために水または
有機溶剤を使用することができる。
【0016】使用する有機溶剤の種類は、前記塗料樹脂
または各組成物を溶解もしくは分散しうるものであれば
よく、特に限定されるものではない。例えば水、アルコ
ール類(メチルアルコール、エチルアルコール、n−プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレン
グリコール、ベンジルアルコールなど)、芳香族系炭化
水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、クロルベンゼン、クメン、メチルナフタレンな
ど)、ハロゲン化炭化水素類(クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロロメタン、クロルエチレン、トリクロロフル
オロメタン、ジクロルジフルオルメタンなど)、エーテ
ル類(エチルエーテル、エチレンオキシド、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなど)、ケトン類(アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブ
チルケトンなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、エチレングリコールアセテート、酢酸アミルな
ど)、ニトリル類(アセトニトリル、プロピオニトリ
ル、アクリロニトリルなど)、スルホキシド類(ジメチ
ルスルホキシドなど)、アルコールエーテル類(エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテルなど)、アミン類(エチルアミン、
ジメチルアミン、トリエチルアミン、イソブチルアミン
など)、脂肪族または脂環族炭化水素類(n−ヘキサ
ン、シクロヘキサンなど)、工業用ガソリン(石油エー
テル、ソルベントナフサなど)及び石油留分(パラフィ
ン類、灯油、軽油など)、などがあげられる。
または各組成物を溶解もしくは分散しうるものであれば
よく、特に限定されるものではない。例えば水、アルコ
ール類(メチルアルコール、エチルアルコール、n−プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレン
グリコール、ベンジルアルコールなど)、芳香族系炭化
水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、クロルベンゼン、クメン、メチルナフタレンな
ど)、ハロゲン化炭化水素類(クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロロメタン、クロルエチレン、トリクロロフル
オロメタン、ジクロルジフルオルメタンなど)、エーテ
ル類(エチルエーテル、エチレンオキシド、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなど)、ケトン類(アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブ
チルケトンなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、エチレングリコールアセテート、酢酸アミルな
ど)、ニトリル類(アセトニトリル、プロピオニトリ
ル、アクリロニトリルなど)、スルホキシド類(ジメチ
ルスルホキシドなど)、アルコールエーテル類(エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテルなど)、アミン類(エチルアミン、
ジメチルアミン、トリエチルアミン、イソブチルアミン
など)、脂肪族または脂環族炭化水素類(n−ヘキサ
ン、シクロヘキサンなど)、工業用ガソリン(石油エー
テル、ソルベントナフサなど)及び石油留分(パラフィ
ン類、灯油、軽油など)、などがあげられる。
【0017】また、本発明の水中防汚塗料組成物の製剤
化には乳化、分散、湿潤、発泡、拡展の目的で界面活性
剤が使用される。このような界面活性剤としては、次に
示されるものがあげられるが、これらの例示のみに限定
されるものではない。
化には乳化、分散、湿潤、発泡、拡展の目的で界面活性
剤が使用される。このような界面活性剤としては、次に
示されるものがあげられるが、これらの例示のみに限定
されるものではない。
【0018】非イオン型(ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリ
オキシエチレンソルビタンアルキルエステル、ソルビタ
ンアルキルエステルなど)、 陰イオン型(アルキルベンゼンスルフォネート、アルキ
ルスルフォサクシネート、アルキルサルフェート、ポリ
オキシエチレンアルキルサルフェート、アリールスルフ
ォネートなど), 陽イオン型〔アルキルアミン類(ラウリルアミン、ステ
アリルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジ
メチルベンジルアンモニウムクロライドなど)〕、 両性型(ベタイン型)硫酸エステルなどまた、これらの
他に、ポリビニルアルコール(PVA)、カルボキシメ
チルセルロース(CMC)、アラビアゴム、ポリビニル
アセテート、ゼラチン、カゼイン、アルギン酸ソーダ、
などの各種補助剤が使用できる。
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリ
オキシエチレンソルビタンアルキルエステル、ソルビタ
ンアルキルエステルなど)、 陰イオン型(アルキルベンゼンスルフォネート、アルキ
ルスルフォサクシネート、アルキルサルフェート、ポリ
オキシエチレンアルキルサルフェート、アリールスルフ
ォネートなど), 陽イオン型〔アルキルアミン類(ラウリルアミン、ステ
アリルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジ
メチルベンジルアンモニウムクロライドなど)〕、 両性型(ベタイン型)硫酸エステルなどまた、これらの
他に、ポリビニルアルコール(PVA)、カルボキシメ
チルセルロース(CMC)、アラビアゴム、ポリビニル
アセテート、ゼラチン、カゼイン、アルギン酸ソーダ、
などの各種補助剤が使用できる。
【0019】本発明の水中防汚塗料組成物は、化合物A
及び化合物Bの2種を有効成分として用いても充分な効
果は発揮されるが、必要に応じて一般の防汚防カビ防藻
剤、例えば2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾー
ル、パラクロロメタキシレノール、ベンジルブロモアセ
テート、2,3,5,6−テトラクロル−4−メチルス
ルフォニルピリジン、N−ジクロルフルオロメチル−N
´,N´−ジメチル−N−スルファミド、2−ベンゾイ
ソチアゾリン−3−オン、2,4,5,6−テトラクロ
ロイソフタロニトリル、2−メチルチオ−4,6−ビス
(エチルアミン)5−トリアジン、2−メチルチオ−4
−テトラブチル−6−シクロプロピルアミノ−s−トリ
アジン、2,6−ジクロロベンゾニトリル、2,4−ジ
クロロフェノキシ酢酸、2−メチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン及びこれらの塩類またはエステル類などの
1種あるいは2種を併用してもよい。
及び化合物Bの2種を有効成分として用いても充分な効
果は発揮されるが、必要に応じて一般の防汚防カビ防藻
剤、例えば2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾー
ル、パラクロロメタキシレノール、ベンジルブロモアセ
テート、2,3,5,6−テトラクロル−4−メチルス
ルフォニルピリジン、N−ジクロルフルオロメチル−N
´,N´−ジメチル−N−スルファミド、2−ベンゾイ
ソチアゾリン−3−オン、2,4,5,6−テトラクロ
ロイソフタロニトリル、2−メチルチオ−4,6−ビス
(エチルアミン)5−トリアジン、2−メチルチオ−4
−テトラブチル−6−シクロプロピルアミノ−s−トリ
アジン、2,6−ジクロロベンゾニトリル、2,4−ジ
クロロフェノキシ酢酸、2−メチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン及びこれらの塩類またはエステル類などの
1種あるいは2種を併用してもよい。
【0020】以下、実施例によって本発明をさらに説明
する。
する。
【0021】
実施例1 化合物A 10部、化合物B 10部、ロジン 12
部、塩素化イソプロピレンゴム 15部、亜鉛華 10
部、ベンガラ 5部、コロイド状シリカ 3部、タルク
8部、キシレン 10部、メチルイソブチルケトン
15部、ブタノール2部 合計100部をボールミル中
で5時間分散処理し、塗料組成物を得た。
部、塩素化イソプロピレンゴム 15部、亜鉛華 10
部、ベンガラ 5部、コロイド状シリカ 3部、タルク
8部、キシレン 10部、メチルイソブチルケトン
15部、ブタノール2部 合計100部をボールミル中
で5時間分散処理し、塗料組成物を得た。
【0022】実施例1と同様の方法に従い、表1に示す
組成により実施例2−3及び比較例1〜3の塗料組成物
を調製して試験に供した。
組成により実施例2−3及び比較例1〜3の塗料組成物
を調製して試験に供した。
【0023】
【表1】塗料配合 次に本発明の水中防汚塗料組成物の有用性を示すために
試験例1、2を示す。
試験例1、2を示す。
【0024】試験例1 実施例1〜3及び比較例1〜3の塗料をサンドブラスト
処理鋼板に予め防錆塗料を塗布しておき、これに2回刷
毛塗りして乾燥塗料膜厚が約100μmの試験板を作っ
た。このようにして得た試験板を兵庫県相生湾内におい
て深度1.5mの海中に完全浸漬し、水棲生物の付着面
積を測定して防除効果(%)を求めた。その結果を表2
に示した。
処理鋼板に予め防錆塗料を塗布しておき、これに2回刷
毛塗りして乾燥塗料膜厚が約100μmの試験板を作っ
た。このようにして得た試験板を兵庫県相生湾内におい
て深度1.5mの海中に完全浸漬し、水棲生物の付着面
積を測定して防除効果(%)を求めた。その結果を表2
に示した。
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明の水中防汚塗料組成物を水中構築
物に塗布することにより、水棲生物のフジツボ、ホヤ、
セルプラ、ムラサキガイ、カラスガイ、フサコケムシ、
アオノリ、アオサ等の付着を長期間に亘って防止するこ
とができる。そして、その防汚効果と持続期間は、本発
明で用いる有効成分の単独使用をはるかに上まわるもの
である。
物に塗布することにより、水棲生物のフジツボ、ホヤ、
セルプラ、ムラサキガイ、カラスガイ、フサコケムシ、
アオノリ、アオサ等の付着を長期間に亘って防止するこ
とができる。そして、その防汚効果と持続期間は、本発
明で用いる有効成分の単独使用をはるかに上まわるもの
である。
【0027】また本発明の有効成分は人畜、魚介類に対
して低毒性であり安心して使用できる。
して低毒性であり安心して使用できる。
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本発明の水中防汚塗料組成物は、化合物A
及び化合物Bの2種を有効成分として用いても充分な効
果は発揮されるが、必要に応じて一般の防汚防カビ防藻
剤、例えば2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾー
ル、パラクロロメタキシレノール、ベンジルブロモアセ
テート、2,3,5,6−テトラクロル−4−メチルス
ルフォニルピリジン、N−ジメチル−N´−フェニル−
(N´−フロロジクロロメチルチオ)−スルファミド、
1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、2,4,
5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、2,6−ジ
クロロベンゾニトリル、2−メチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン、マンガニーズエチレンビスジチオカーバ
メイト、ジンクメチルジチオカーバメイト、4,5−ジ
クロロ−2−n−オクチル−3(2H)イソチアゾロ
ン、2−ピリジンチオール−1−オキシド(亜鉛塩)、
テトラメチルチウラムジサルファイド、2,4,6−ト
リクロロフェニルマレイミド、3−ヨード−2−プロパ
ギルブチルカーバメイト、ジヨードメチルパラトリルス
ルホン、ビスジメチルジチオカルバモイルジンクエチレ
ンビスジチオカーバメイト、フェニル(ビスピリジン)
ビスマスジクロライド、4−クロルフェニル−3−ヨー
ドプロパギルホルマール、1,2−ジブロモ−2,4−
ジシアノブタン、N−(トリクロロメチルチオ)−4−
シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド、2−
(メトキシカルボニルアミノ)ベンズイミダゾール、ド
デシルベンゼンスルホン酸、パラクロルメタクレゾー
ル、2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾー
ル、2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−
s−トリアジン、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸、2
−メチルチオ−4−第三級ブチルアミノ−6−シクロプ
ロピルアミノ−s−トリアジン、及びこれらの塩類また
はエステル類などの1種あるいは2種を併用してもよ
い。なお、これらの防汚防カビ防藻剤は、「農薬ハンド
ブック 1976年版」社団法人 日本植物防疫協会
昭和51年10月18日発行、「同 1985年版」昭
和61年1月30日発行および「防菌防黴剤事典」防菌
防黴剤事典出版委員会編 昭和61年8月22日 日本
防菌防黴学会発行に記載の化合物である。
及び化合物Bの2種を有効成分として用いても充分な効
果は発揮されるが、必要に応じて一般の防汚防カビ防藻
剤、例えば2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾー
ル、パラクロロメタキシレノール、ベンジルブロモアセ
テート、2,3,5,6−テトラクロル−4−メチルス
ルフォニルピリジン、N−ジメチル−N´−フェニル−
(N´−フロロジクロロメチルチオ)−スルファミド、
1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、2,4,
5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、2,6−ジ
クロロベンゾニトリル、2−メチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン、マンガニーズエチレンビスジチオカーバ
メイト、ジンクメチルジチオカーバメイト、4,5−ジ
クロロ−2−n−オクチル−3(2H)イソチアゾロ
ン、2−ピリジンチオール−1−オキシド(亜鉛塩)、
テトラメチルチウラムジサルファイド、2,4,6−ト
リクロロフェニルマレイミド、3−ヨード−2−プロパ
ギルブチルカーバメイト、ジヨードメチルパラトリルス
ルホン、ビスジメチルジチオカルバモイルジンクエチレ
ンビスジチオカーバメイト、フェニル(ビスピリジン)
ビスマスジクロライド、4−クロルフェニル−3−ヨー
ドプロパギルホルマール、1,2−ジブロモ−2,4−
ジシアノブタン、N−(トリクロロメチルチオ)−4−
シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド、2−
(メトキシカルボニルアミノ)ベンズイミダゾール、ド
デシルベンゼンスルホン酸、パラクロルメタクレゾー
ル、2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾー
ル、2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−
s−トリアジン、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸、2
−メチルチオ−4−第三級ブチルアミノ−6−シクロプ
ロピルアミノ−s−トリアジン、及びこれらの塩類また
はエステル類などの1種あるいは2種を併用してもよ
い。なお、これらの防汚防カビ防藻剤は、「農薬ハンド
ブック 1976年版」社団法人 日本植物防疫協会
昭和51年10月18日発行、「同 1985年版」昭
和61年1月30日発行および「防菌防黴剤事典」防菌
防黴剤事典出版委員会編 昭和61年8月22日 日本
防菌防黴学会発行に記載の化合物である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項】 ピリジニウムテトラフェニルボレートと3
−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウ
レアを有効成分として含有することを特徴とする水中防
汚塗料組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20609791A JPH0525408A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 水中防汚塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20609791A JPH0525408A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 水中防汚塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525408A true JPH0525408A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16517757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20609791A Pending JPH0525408A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 水中防汚塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525408A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10324808A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-12-08 | Toray Ind Inc | 防汚性樹脂組成物および塗料および水中生物付着防止性汚濁防止膜 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP20609791A patent/JPH0525408A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10324808A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-12-08 | Toray Ind Inc | 防汚性樹脂組成物および塗料および水中生物付着防止性汚濁防止膜 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3404558B2 (ja) | 水中付着生物防汚剤 | |
JP2873141B2 (ja) | 水中防汚塗料組成物 | |
DE69409081T2 (de) | Anwuchsverhindernde Zusammensetzung und Kontrolle der Verschmutzung durch schädliche, im Wasser lebende Organismen | |
JPH093366A (ja) | 水中防汚塗料 | |
JPH0769815A (ja) | 水中防汚剤 | |
JPH0525408A (ja) | 水中防汚塗料組成物 | |
JP3569575B2 (ja) | 水中防汚塗料 | |
US5507862A (en) | Anti-fouling compositions or fouling control of harmful aquatic organisms | |
JP2000143417A (ja) | トリフェニルボロン化合物と有機窒素化合物を含有する水中防汚塗料 | |
JPH09323909A (ja) | 有害水中生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤 | |
JP2899093B2 (ja) | 水中生物付着防止剤 | |
JPH05331009A (ja) | 水中有害生物防除剤 | |
JP4338023B2 (ja) | イソチオシアネート系水中生物付着防止剤および生物付着防止塗料 | |
JP2004018514A (ja) | 漁網防汚剤 | |
JP2878928B2 (ja) | 水中防汚剤 | |
JP2003226845A (ja) | 海中用防汚塗料組成物 | |
JP4037772B2 (ja) | 安定性が改良された(4−イソプロピルピリジニオ)メチルジフェニルボロン含有組成物 | |
JPH08295829A (ja) | 水中防汚塗料 | |
JPH08239601A (ja) | 水中防汚塗料 | |
JPH0820508A (ja) | 漁網防汚剤 | |
JP3616968B2 (ja) | 有害水中生物防除剤および防汚塗料 | |
JPS6115843B2 (ja) | ||
JPS5953307B2 (ja) | 水中有害生物防除用塗料 | |
JPH10279839A (ja) | 海中防汚塗料組成物 | |
JP2001131012A (ja) | ショウガ科植物の抽出物を含有する水中生物付着防止剤 |