JPH05244051A - 無線機のデータ伝送方法 - Google Patents
無線機のデータ伝送方法Info
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- JPH05244051A JPH05244051A JP3975192A JP3975192A JPH05244051A JP H05244051 A JPH05244051 A JP H05244051A JP 3975192 A JP3975192 A JP 3975192A JP 3975192 A JP3975192 A JP 3975192A JP H05244051 A JPH05244051 A JP H05244051A
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- Japan
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- transmission
- signal
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- transmission data
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単向通信方式の無線通信システムにおいて、
伝送するデータの信頼性及び伝送効率を向上する。 【構成】 プリアンブル信号2、フレーム同期信号3、
送信機個別識別番号4、データ信号6及び誤り検出符号
7より構成される伝送データにおいて、データ信号6の
個別を示すデータ個別識別番号5を有する構成すること
により、前記伝送データを受信した受信機側でデータ信
号6の個別識別を可能にする。
伝送するデータの信頼性及び伝送効率を向上する。 【構成】 プリアンブル信号2、フレーム同期信号3、
送信機個別識別番号4、データ信号6及び誤り検出符号
7より構成される伝送データにおいて、データ信号6の
個別を示すデータ個別識別番号5を有する構成すること
により、前記伝送データを受信した受信機側でデータ信
号6の個別識別を可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレメータ、無線呼
出装置あるいは各種計測装置等で計測したデータを無線
伝送するときなどに利用される単向通信方式の無線通信
システムに用いられるデータ・フォーマットに関する。
出装置あるいは各種計測装置等で計測したデータを無線
伝送するときなどに利用される単向通信方式の無線通信
システムに用いられるデータ・フォーマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ伝送を目的とする単向通信
方式の無線通信システムにおいて、無線送信機から無線
受信機にデータを送るときの伝送データのデータ・フォ
ーマットは図6に示すように、ひとまとまりの伝送デー
タを伝送データ11とすると、この伝送データ11は無
線受信機が受信した伝送データ11のビット同期をとる
ためのプリアンブル信号12、伝送データ11のフレー
ム同期をとるためのフレーム同期信号13、伝送データ
11を送信した無線送信機の個別を示す送信機個別識別
番号14、データ信号16及び伝送データ11の誤り有
無を判定するための誤り検出符号17から構成されてい
た。
方式の無線通信システムにおいて、無線送信機から無線
受信機にデータを送るときの伝送データのデータ・フォ
ーマットは図6に示すように、ひとまとまりの伝送デー
タを伝送データ11とすると、この伝送データ11は無
線受信機が受信した伝送データ11のビット同期をとる
ためのプリアンブル信号12、伝送データ11のフレー
ム同期をとるためのフレーム同期信号13、伝送データ
11を送信した無線送信機の個別を示す送信機個別識別
番号14、データ信号16及び伝送データ11の誤り有
無を判定するための誤り検出符号17から構成されてい
た。
【0003】ここで、従来の技術によるデータ伝送方法
の一例を図7に基づいて説明する。図7(A)に示すよ
うに、無線送信機の送信する二つの伝送データを伝送デ
ータD50及び伝送データD60とすると、伝送データ
D50及び伝送データD60は図6に示したような構成
のひとまとまりの伝送データ11となっている。データ
伝送を目的とする単向通信方式の無線通信システムにお
いては、無線送信機の送信データが確実に無線受信機に
伝送されるように、無線送信機の送信する送信信号A5
の構成は単に伝送データD50と伝送データD60を一
度だけ送信するのではなく、伝送データD50と伝送デ
ータD50の再送データD51からD5nを繰り返し送
信期間T6のあいだ断続的に送信し、その後一定期間の
休止期間T7経過後に、次の伝送データD60と伝送デ
ータD60の再送データD61からD6nを繰り返し送
信期間T6のあいだ断続的に送信するという構成をとっ
ていた。
の一例を図7に基づいて説明する。図7(A)に示すよ
うに、無線送信機の送信する二つの伝送データを伝送デ
ータD50及び伝送データD60とすると、伝送データ
D50及び伝送データD60は図6に示したような構成
のひとまとまりの伝送データ11となっている。データ
伝送を目的とする単向通信方式の無線通信システムにお
いては、無線送信機の送信データが確実に無線受信機に
伝送されるように、無線送信機の送信する送信信号A5
の構成は単に伝送データD50と伝送データD60を一
度だけ送信するのではなく、伝送データD50と伝送デ
ータD50の再送データD51からD5nを繰り返し送
信期間T6のあいだ断続的に送信し、その後一定期間の
休止期間T7経過後に、次の伝送データD60と伝送デ
ータD60の再送データD61からD6nを繰り返し送
信期間T6のあいだ断続的に送信するという構成をとっ
ていた。
【0004】この時、図7(B)に示すように、無線受
信機は受信信号B5で受信した伝送データD50に含ま
れる誤り検出符号の判定を行うことで、一度正しい伝送
データD50を受信すると、その後は、予め定められた
取り込み禁止期間T8のあいだデータの取り込み動作を
禁止するように制御されていた。この前記取り込み禁止
期間T8は、前記無線送信機が複数回送信する再送デー
タを前記無線受信機が受信することにより、前記無線送
信機が伝送すべき一つのデータが前記無線受信機側で誤
って二つのデータとして認識されないようにするための
ものである。
信機は受信信号B5で受信した伝送データD50に含ま
れる誤り検出符号の判定を行うことで、一度正しい伝送
データD50を受信すると、その後は、予め定められた
取り込み禁止期間T8のあいだデータの取り込み動作を
禁止するように制御されていた。この前記取り込み禁止
期間T8は、前記無線送信機が複数回送信する再送デー
タを前記無線受信機が受信することにより、前記無線送
信機が伝送すべき一つのデータが前記無線受信機側で誤
って二つのデータとして認識されないようにするための
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいては計測器等で計測したデータを無線送信機から無
線受信機に伝送するときに、前記計測器等で計測された
二つの計測値が同一の数値であった場合は、前記無線送
信機が送信する前記二つの計測値に対応する二つの伝送
データ11においても、プリアンブル信号12、フレー
ム同期信号13、送信機個別識別番号14、及びデータ
信号16が同一の信号となるので、それぞれの誤り検出
符号17も等しくなり、前記二つの伝送データは全く同
一の信号となってしまう。
おいては計測器等で計測したデータを無線送信機から無
線受信機に伝送するときに、前記計測器等で計測された
二つの計測値が同一の数値であった場合は、前記無線送
信機が送信する前記二つの計測値に対応する二つの伝送
データ11においても、プリアンブル信号12、フレー
ム同期信号13、送信機個別識別番号14、及びデータ
信号16が同一の信号となるので、それぞれの誤り検出
符号17も等しくなり、前記二つの伝送データは全く同
一の信号となってしまう。
【0006】即ち、図8(A)における送信信号A6の
伝送データD70とその再送データD71からD7n、
及び伝送データD80とその再送データD81からD8
nの全てのデータが全く同一のデータとなる。そこで、
図8(B)に示す前記無線受信機の受信信号B6におい
て、最初に誤りなく受信できたデータが再送データD7
nで次に誤りなく受信できたデータを伝送データD80
とすると、伝送データD80が再送データなのか別の新
規データなのかを区別するためには、図8(A)に示す
無線送信機の送信信号A6は以下に示すような時間関係
にする必要がある。
伝送データD70とその再送データD71からD7n、
及び伝送データD80とその再送データD81からD8
nの全てのデータが全く同一のデータとなる。そこで、
図8(B)に示す前記無線受信機の受信信号B6におい
て、最初に誤りなく受信できたデータが再送データD7
nで次に誤りなく受信できたデータを伝送データD80
とすると、伝送データD80が再送データなのか別の新
規データなのかを区別するためには、図8(A)に示す
無線送信機の送信信号A6は以下に示すような時間関係
にする必要がある。
【0007】即ち、最初の伝送データD70の再送デー
タのうち最後の再送データである再送データD7nを送
信後、次の伝送データD80を送信するまでの時間であ
る送信休止期間T7は、繰り返し送信期間T6から伝送
データD70の送信にかかる時間T5を引いた時間T8
より長くする必要がある。そのために、時間ダイバーシ
ティー効果を向上する目的で前記無線送信機の送信信号
A6において繰り返し送信期間T6を長くすると、休止
期間T7も長くする必要があり、結果としてある時間内
に前記無線送信機から前記無線受信機に伝送できるデー
タの数で決まるデータの伝送効率が非常に悪化してしま
う。
タのうち最後の再送データである再送データD7nを送
信後、次の伝送データD80を送信するまでの時間であ
る送信休止期間T7は、繰り返し送信期間T6から伝送
データD70の送信にかかる時間T5を引いた時間T8
より長くする必要がある。そのために、時間ダイバーシ
ティー効果を向上する目的で前記無線送信機の送信信号
A6において繰り返し送信期間T6を長くすると、休止
期間T7も長くする必要があり、結果としてある時間内
に前記無線送信機から前記無線受信機に伝送できるデー
タの数で決まるデータの伝送効率が非常に悪化してしま
う。
【0008】また逆に、データの伝送効率を向上する目
的で、前記無線送信機の送信信号A6における繰り返し
送信期間T6を短くすると、時間ダイバーシティー効果
が悪化してしまうという課題があった。また、仮に前記
無線受信機が前記無線送信機の送信信号のある伝送デー
タ及びその伝送データの再送データを全て受信できない
状況が起こり、伝送されるべくデータが欠落してしまっ
ても、データの欠落が発生したことを知る方法がないと
いう課題があった。
的で、前記無線送信機の送信信号A6における繰り返し
送信期間T6を短くすると、時間ダイバーシティー効果
が悪化してしまうという課題があった。また、仮に前記
無線受信機が前記無線送信機の送信信号のある伝送デー
タ及びその伝送データの再送データを全て受信できない
状況が起こり、伝送されるべくデータが欠落してしまっ
ても、データの欠落が発生したことを知る方法がないと
いう課題があった。
【0009】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するため、伝送データの個別識別を行う
ことが可能なようにすることである。
うな課題を解決するため、伝送データの個別識別を行う
ことが可能なようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は単向通信方式の無線通信システムに用い
られる伝送データのデータ・フォーマット方法におい
て、伝送データの個別識別が可能なように伝送データの
シリアル番号等のデータ個別識別番号を付加した構成と
することにより、無線受信機が受信した伝送データの個
別識別を行うことが可能なようにした。
に、この発明は単向通信方式の無線通信システムに用い
られる伝送データのデータ・フォーマット方法におい
て、伝送データの個別識別が可能なように伝送データの
シリアル番号等のデータ個別識別番号を付加した構成と
することにより、無線受信機が受信した伝送データの個
別識別を行うことが可能なようにした。
【0011】
【作用】上記のように構成されたデータ・フォーマット
方法においては、計測器等で計測したデータを無線送信
機から無線受信機に伝送する場合に、連続して二つ以上
の同一数値が計測されても、前記無線受信機は受信した
伝送データ中のデータ個別識別番号を確認することで、
受信した伝送データが再送データなのか新規データなの
かの判断が可能となる。
方法においては、計測器等で計測したデータを無線送信
機から無線受信機に伝送する場合に、連続して二つ以上
の同一数値が計測されても、前記無線受信機は受信した
伝送データ中のデータ個別識別番号を確認することで、
受信した伝送データが再送データなのか新規データなの
かの判断が可能となる。
【0012】また、前記データ個別識別番号をデータの
シリアル番号等に対応付けた構成とすれば、前記無線受
信機は受信したデータのデータ個別識別番号と一つ前に
受信したデータのデータ個別識別番号とを比較すること
で、前記無線送信機から前記無線受信機に伝送されるべ
くデータが確実に伝送されたかどうかの判断ができるよ
うになる。
シリアル番号等に対応付けた構成とすれば、前記無線受
信機は受信したデータのデータ個別識別番号と一つ前に
受信したデータのデータ個別識別番号とを比較すること
で、前記無線送信機から前記無線受信機に伝送されるべ
くデータが確実に伝送されたかどうかの判断ができるよ
うになる。
【0013】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。本発明では、無線送信機から無線受信機にデー
タを送るときの伝送データのデータ・フォーマットは図
1に示すように、ひとまとまりの伝送データを伝送デー
タ1とすると、伝送データ1は前記無線受信機が伝送デ
ータ1を受信したときに、受信した伝送データ1のビッ
ト同期をとるためのプリアンブル信号2、受信した伝送
データ1のフレーム同期をとるためのフレーム同期信号
3、伝送データ1を送信した前記無線送信機の個別を示
す送信機個別識別番号4、データ信号6、データ信号6
の個別を示すデータ個別識別番号5及び伝送データ1の
誤り有無を判定するための誤り検出符号7から構成され
ている。ただし、誤り検出符号7は誤り訂正能力のある
符号を用いる場合もある。
明する。本発明では、無線送信機から無線受信機にデー
タを送るときの伝送データのデータ・フォーマットは図
1に示すように、ひとまとまりの伝送データを伝送デー
タ1とすると、伝送データ1は前記無線受信機が伝送デ
ータ1を受信したときに、受信した伝送データ1のビッ
ト同期をとるためのプリアンブル信号2、受信した伝送
データ1のフレーム同期をとるためのフレーム同期信号
3、伝送データ1を送信した前記無線送信機の個別を示
す送信機個別識別番号4、データ信号6、データ信号6
の個別を示すデータ個別識別番号5及び伝送データ1の
誤り有無を判定するための誤り検出符号7から構成され
ている。ただし、誤り検出符号7は誤り訂正能力のある
符号を用いる場合もある。
【0014】ここで、本発明の実施例によるデータ伝送
方法の一例を図2に基づいて説明する。図2(A)にお
いて、無線送信機の送信する2つの伝送データを伝送デ
ータD10及びD20とすると、伝送データD10及び
D20の構成は図1に示したような伝送データ1と同様
の構成となっている。データ伝送を目的とする単向通信
方式の無線通信システムにおいては、無線送信機の送信
データが確実に無線受信機に伝送されるように、無線送
信機の送信する送信信号A1の構成は単に伝送データD
10とD20をそれぞれ一度ずつ送信するのではなく、
伝送データD10と伝送データD10の再送データD1
1からD1nを繰り返し送信期間T2のあいだ断続的に
送信し、その後予め定められた休止期間T3経過後に、
次の伝送データD20と伝送データD20の再送データ
D21からD2nを繰り返し送信期間T2のあいだ断続
的に送信する。この時、無線受信機は図2(B)に示す
受信信号B1で受信した送信信号A1の再送データD1
n、伝送データD20、再送データD21から再送デー
タD2nについて処理を行う。
方法の一例を図2に基づいて説明する。図2(A)にお
いて、無線送信機の送信する2つの伝送データを伝送デ
ータD10及びD20とすると、伝送データD10及び
D20の構成は図1に示したような伝送データ1と同様
の構成となっている。データ伝送を目的とする単向通信
方式の無線通信システムにおいては、無線送信機の送信
データが確実に無線受信機に伝送されるように、無線送
信機の送信する送信信号A1の構成は単に伝送データD
10とD20をそれぞれ一度ずつ送信するのではなく、
伝送データD10と伝送データD10の再送データD1
1からD1nを繰り返し送信期間T2のあいだ断続的に
送信し、その後予め定められた休止期間T3経過後に、
次の伝送データD20と伝送データD20の再送データ
D21からD2nを繰り返し送信期間T2のあいだ断続
的に送信する。この時、無線受信機は図2(B)に示す
受信信号B1で受信した送信信号A1の再送データD1
n、伝送データD20、再送データD21から再送デー
タD2nについて処理を行う。
【0015】図3は、本発明の受信信号の処理を示すフ
ローチャートである。図3において、無線受信機は最初
に受信状態を開始し、ステップ1で無線送信機の送信し
た伝送データあるいは再送データをデータ受信する。ス
テップ2ではステップ1で受信した前記伝送データある
いは前記再送データのなかに含まれる誤り検出符号を確
認し、受信した前記伝送データあるいは前記再送データ
中に誤りが含まれていないかどうかの誤り判定を行う。
ステップ3ではステップ2で行った前記誤り判定の結
果、誤りがあると判定されるとステップ1の前の動作で
ある前記受信状態に戻り、逆に誤りがないと判定される
とステップ4に進む。ステップ4では受信した前記伝送
データあるいは前記再送データのなかに含まれるデータ
個別識別番号を確認し、一つ前に受信したデータ信号の
データ個別識別番号と今回受信したデータ信号のデータ
個別識別番号とを比較し、二つのデータ個別識別番号が
同一かどうかの判定を行う。
ローチャートである。図3において、無線受信機は最初
に受信状態を開始し、ステップ1で無線送信機の送信し
た伝送データあるいは再送データをデータ受信する。ス
テップ2ではステップ1で受信した前記伝送データある
いは前記再送データのなかに含まれる誤り検出符号を確
認し、受信した前記伝送データあるいは前記再送データ
中に誤りが含まれていないかどうかの誤り判定を行う。
ステップ3ではステップ2で行った前記誤り判定の結
果、誤りがあると判定されるとステップ1の前の動作で
ある前記受信状態に戻り、逆に誤りがないと判定される
とステップ4に進む。ステップ4では受信した前記伝送
データあるいは前記再送データのなかに含まれるデータ
個別識別番号を確認し、一つ前に受信したデータ信号の
データ個別識別番号と今回受信したデータ信号のデータ
個別識別番号とを比較し、二つのデータ個別識別番号が
同一かどうかの判定を行う。
【0016】ステップ5ではステップ4で行ったデータ
個別識別番号の比較確認の結果、前記二つのデータ個別
識別番号が同一であると判定されるとステップ1の前の
動作である前記受信状態に戻り、反対に前記二つのデー
タ個別識別番号が同一でないと判定されるとステップ9
に進む。ステップ9以降においては、受信した前記伝送
データあるいは前記再送データ中に含まれているデータ
信号の処理を行う。なお、ステップ9以降の前記データ
処理終了後は、通常はステップ1の前の動作である前記
受信状態に戻る。
個別識別番号の比較確認の結果、前記二つのデータ個別
識別番号が同一であると判定されるとステップ1の前の
動作である前記受信状態に戻り、反対に前記二つのデー
タ個別識別番号が同一でないと判定されるとステップ9
に進む。ステップ9以降においては、受信した前記伝送
データあるいは前記再送データ中に含まれているデータ
信号の処理を行う。なお、ステップ9以降の前記データ
処理終了後は、通常はステップ1の前の動作である前記
受信状態に戻る。
【0017】次に図4を用いて、無線送信機の送信する
伝送データ中に含まれるデータ個別識別番号が規則的に
増加あるいは減少するシリアル番号等で構成されている
場合の処理について説明する。本実施例の無線送信機
は、電源投入後最初に送信する伝送データのデータ信号
のデータ個別識別番号が1として、以降のデータ信号に
ついてはデータ個別識別番号を1づつ増加させるように
なっている。なお、伝送データDm0と伝送データDm
0の再送データDm1からDmnは、全て同一のデータ
信号なのでそれらのデータ個別識別番号は同一である。
ここで図4におけるステップ5までの処理は、図3にお
けるステップ5までの動作と全く同様である。
伝送データ中に含まれるデータ個別識別番号が規則的に
増加あるいは減少するシリアル番号等で構成されている
場合の処理について説明する。本実施例の無線送信機
は、電源投入後最初に送信する伝送データのデータ信号
のデータ個別識別番号が1として、以降のデータ信号に
ついてはデータ個別識別番号を1づつ増加させるように
なっている。なお、伝送データDm0と伝送データDm
0の再送データDm1からDmnは、全て同一のデータ
信号なのでそれらのデータ個別識別番号は同一である。
ここで図4におけるステップ5までの処理は、図3にお
けるステップ5までの動作と全く同様である。
【0018】ステップ5ではデータ個別識別番号の確認
の結果、同一であると判定されると図3の場合と同様に
ステップ1の前の受信状態に戻り、反対に同一でないと
判定されるとステップ6に進む。ステップ6では、前回
ステップ6において処理を行ったデータ信号のデータ個
別識別番号と今回受信した現在のデータ信号のデータ個
別識別番号を比較し、本実施例のデータ個別識別番号の
規則に従いデータ個別識別番号が1増加しているかどう
かを判定する。ステップ7ではステップ6で判定した結
果、データ個別識別番号が1増加していればデータ信号
の欠落はないので、ステップ9以降の処理である、受信
した伝送データあるいは再送データに含まれるデータ信
号の処理を行い、反対にステップ6で判定した結果、デ
ータ個別識別番号が2以上増加している場合は、データ
信号の欠落が発生したことになるので、ステップ8の異
常処理を実行する。
の結果、同一であると判定されると図3の場合と同様に
ステップ1の前の受信状態に戻り、反対に同一でないと
判定されるとステップ6に進む。ステップ6では、前回
ステップ6において処理を行ったデータ信号のデータ個
別識別番号と今回受信した現在のデータ信号のデータ個
別識別番号を比較し、本実施例のデータ個別識別番号の
規則に従いデータ個別識別番号が1増加しているかどう
かを判定する。ステップ7ではステップ6で判定した結
果、データ個別識別番号が1増加していればデータ信号
の欠落はないので、ステップ9以降の処理である、受信
した伝送データあるいは再送データに含まれるデータ信
号の処理を行い、反対にステップ6で判定した結果、デ
ータ個別識別番号が2以上増加している場合は、データ
信号の欠落が発生したことになるので、ステップ8の異
常処理を実行する。
【0019】なお、ステップ8において異常処理を実行
した後はステップ9に進み、受信した伝送データあるい
は再送データに含まれるデータ信号の処理を行う。ステ
ップ9以降の動作については、図3の場合と同様であ
る。 次に図5を用いて、無線送信機の送信した伝送デ
ータが無線受信機で正常に受信されなかった場合の説明
をする。無線送信機は、図5(A)に示す送信信号A2
として伝送データD10と伝送データD10の再送デー
タD11からD1n、伝送データD20と伝送データD
20の再送データD21からD2n及び伝送データD3
0と伝送データD30の再送データD31からD3nを
送信したとする。この時、無線受信機は図5(B)に示
す受信信号B2として再送データD1n、伝送データD
30及び再送データD31は誤りなく受信されたが、伝
送データD20と伝送データD20の再送データD21
からD2nについては、誤りなく受信することができな
かった。
した後はステップ9に進み、受信した伝送データあるい
は再送データに含まれるデータ信号の処理を行う。ステ
ップ9以降の動作については、図3の場合と同様であ
る。 次に図5を用いて、無線送信機の送信した伝送デ
ータが無線受信機で正常に受信されなかった場合の説明
をする。無線送信機は、図5(A)に示す送信信号A2
として伝送データD10と伝送データD10の再送デー
タD11からD1n、伝送データD20と伝送データD
20の再送データD21からD2n及び伝送データD3
0と伝送データD30の再送データD31からD3nを
送信したとする。この時、無線受信機は図5(B)に示
す受信信号B2として再送データD1n、伝送データD
30及び再送データD31は誤りなく受信されたが、伝
送データD20と伝送データD20の再送データD21
からD2nについては、誤りなく受信することができな
かった。
【0020】この時無線受信機の制御部は、図4に示し
た処理を行っているので最初に受信した再送データD1
nのデータ信号のデータ個別識別番号である1と次に受
信した伝送データD30のデータ信号のデータ個別識別
番号である3から、データ個別識別番号が2のデータ信
号が欠落していることを認識することができる。
た処理を行っているので最初に受信した再送データD1
nのデータ信号のデータ個別識別番号である1と次に受
信した伝送データD30のデータ信号のデータ個別識別
番号である3から、データ個別識別番号が2のデータ信
号が欠落していることを認識することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように単向通
信方式の無線通信システムに用いられるデータ・フォー
マットにおいて、データ信号の個別を識別するためのデ
ータ個別識別番号を含む構成とし、さらに前記データ個
別識別番号を送信するデータ信号の順序に従って規則的
に増加あるいは減少するシリアル番号等で構成するよう
にしたことにより、データの信頼性を向上するためのデ
ータ再送期間と送信を禁止する送信休止期間を任意に設
定することができるようになるので、十分な時間ダイバ
ーシティー効果を確保しつつ、データ伝送効率の向上及
び送信機の低消費電力化を実現できるという効果があ
る。
信方式の無線通信システムに用いられるデータ・フォー
マットにおいて、データ信号の個別を識別するためのデ
ータ個別識別番号を含む構成とし、さらに前記データ個
別識別番号を送信するデータ信号の順序に従って規則的
に増加あるいは減少するシリアル番号等で構成するよう
にしたことにより、データの信頼性を向上するためのデ
ータ再送期間と送信を禁止する送信休止期間を任意に設
定することができるようになるので、十分な時間ダイバ
ーシティー効果を確保しつつ、データ伝送効率の向上及
び送信機の低消費電力化を実現できるという効果があ
る。
【図1】本発明のデータ・フォーマットの構成を示した
説明図である。
説明図である。
【図2】本発明のデータ伝送及び受信方法を示した説明
図である。
図である。
【図3】本発明の受信信号の処理を示すフローチャート
である。
である。
【図4】本発明の受信信号の欠落発見を可能とする処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図5】本発明のデータ欠落発生時のデータ伝送及び受
信方法を示した説明図である。
信方法を示した説明図である。
【図6】従来のデータ・フォーマットの構成を示した説
明図である。
明図である。
【図7】従来のデータ伝送及び受信方法を示した説明図
である。
である。
【図8】従来のデータ欠落発生時のデータ伝送及び受信
方法を示した説明図である。
方法を示した説明図である。
1 伝送データ 5 データ個別識別番号 7 誤り検出符号 A1 送信信号 B1 受信信号 D10 伝送データ D11 再送データ D1n 再送データ T2 繰り返し送信期間 T3 休止期間
Claims (4)
- 【請求項1】 受信部、制御部、信号処理部及びデータ
出力部を有する一つあるいは複数の無線受信機と、これ
に対向する送信部、制御部、信号処理部及びデータ入力
部を有する一つあるいは複数の無線送信機より構成され
るデータ伝送を目的とする単向通信方式の無線通信シス
テムに用いられるデータのデータ伝送において、伝送デ
ータには受信した伝送データのビット同期をとるための
プリアンブル信号と、前記受信した伝送データのフレー
ム同期をとるためのフレーム同期信号と、前記伝送デー
タを送信した無線送信機の個別を示す送信機個別識別番
号と、データ信号と、受信した伝送データの誤りの有無
を検出するための誤り検出符号と、前記データ信号の個
別を示すデータ個別識別番号とを含み、前記データ個別
識別番号と誤り検出符号とにより受信機ごとの伝送デー
タ個別識別を行うことを特徴とする無線機のデータ伝送
方法。 - 【請求項2】 前記データ信号の個別を示す前記データ
個別識別番号は、前記無線送信機が送信する伝送データ
の順序に従って、規則的に増加あるいは減少するシリア
ル番号等で構成されたことを特徴とする請求項1記載の
無線機のデータ伝送方法。 - 【請求項3】 前記無線受信機が受信した伝送データの
ビット同期をとるためのプリアンブル信号と、前記受信
した伝送データのフレーム同期をとるためのフレーム同
期信号と、前記伝送データを送信した無線送信機の個別
を示す送信機個別識別番号と、データ信号と、受信した
伝送データの誤り有無を検出するための誤り検出符号
と、前記データ信号の個別を示すデータ個別識別番号と
を含む前記伝送データと、前記伝送データの再送を行う
ための一つ以上の再送データとを一定期間のあいだ断続
的に送信する繰り返し送信期間を有する構成としたこと
を特徴とする請求項1記載の無線機のデータ伝送方法。 - 【請求項4】 一つのデータを伝送するための繰り返し
送信期間が終了してから、次のデータを伝送するための
繰り返し送信期間を開始するまでのあいだに、送信を行
わない期間である送信休止期間を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の無線機のデータ伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3975192A JPH05244051A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 無線機のデータ伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3975192A JPH05244051A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 無線機のデータ伝送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244051A true JPH05244051A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12561665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3975192A Pending JPH05244051A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 無線機のデータ伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05244051A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270462A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Tdk Corp | 無線センサ装置及びこれを用いた無線センサシステム |
US8130696B2 (en) | 1994-09-06 | 2012-03-06 | Interdigital Technology Corporation | Transmitting an information signal over antennas |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP3975192A patent/JPH05244051A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8228886B2 (en) | 1994-09-06 | 2012-07-24 | Interdigital Technology Corporation | Code transmission over timeslots and antennas |
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US8432867B2 (en) | 1994-09-06 | 2013-04-30 | Intel Corporation | Method and apparatus for receiving code transmissions over timeslots and antennas |
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