JPH0523388Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0523388Y2 JPH0523388Y2 JP1987164093U JP16409387U JPH0523388Y2 JP H0523388 Y2 JPH0523388 Y2 JP H0523388Y2 JP 1987164093 U JP1987164093 U JP 1987164093U JP 16409387 U JP16409387 U JP 16409387U JP H0523388 Y2 JPH0523388 Y2 JP H0523388Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift lever
- brake pedal
- locking
- detent pin
- locking member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 22
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 11
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 12
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 8
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- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/08—Range selector apparatus
- F16H59/10—Range selector apparatus comprising levers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/50—Inputs being a function of the status of the machine, e.g. position of doors or safety belts
- F16H59/54—Inputs being a function of the status of the machine, e.g. position of doors or safety belts dependent on signals from the brakes, e.g. parking brakes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T70/00—Locks
- Y10T70/50—Special application
- Y10T70/5889—For automotive vehicles
- Y10T70/5925—Transmission
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T70/00—Locks
- Y10T70/50—Special application
- Y10T70/5889—For automotive vehicles
- Y10T70/5925—Transmission
- Y10T70/5934—Selective-type shift rod, fork or block
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T70/00—Locks
- Y10T70/50—Special application
- Y10T70/5889—For automotive vehicles
- Y10T70/5925—Transmission
- Y10T70/5934—Selective-type shift rod, fork or block
- Y10T70/5938—With switch
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は車両用自動変速機におけるシフトレ
バーをパーキングレンジにロツクするための装置
に関するものである。
バーをパーキングレンジにロツクするための装置
に関するものである。
従来の技術
周知のように自動変速機を搭載した車両では、
エンジンと歯車変速機構とを流体継手によつて連
結してあるから、歯車変速機構をパーキング状態
もしくはニユートラル状態以外の状態においてエ
ンジンの動力が車輪に伝達されることになり、そ
のため従来一般には、変速操作のためのシフトレ
バーをパーキングレンジもしくはニユートラルレ
ンジに設定してある場合に限つてエンジンを始動
し得るよう構成している。さらにまた、パーキン
グレンジやニユートラルレンジからドライブレン
ジなどの走行レンジにシフトレバーを回動させる
場合には、ブレーキペダルを踏み込んでブレーキ
ング状態であることを要件とするよう構成するこ
とが、従来行なわれている。その一例を本出願人
等が既に実願昭62−119707(実公平4−24212号)
として提案した。
エンジンと歯車変速機構とを流体継手によつて連
結してあるから、歯車変速機構をパーキング状態
もしくはニユートラル状態以外の状態においてエ
ンジンの動力が車輪に伝達されることになり、そ
のため従来一般には、変速操作のためのシフトレ
バーをパーキングレンジもしくはニユートラルレ
ンジに設定してある場合に限つてエンジンを始動
し得るよう構成している。さらにまた、パーキン
グレンジやニユートラルレンジからドライブレン
ジなどの走行レンジにシフトレバーを回動させる
場合には、ブレーキペダルを踏み込んでブレーキ
ング状態であることを要件とするよう構成するこ
とが、従来行なわれている。その一例を本出願人
等が既に実願昭62−119707(実公平4−24212号)
として提案した。
その構成を概略的に説明すると、デイテントプ
レートに形成した係合部のうち、シフトレバーを
パーキングレンジに設定した場合およびニユート
ラルレンジに設定した場合にデイテントピンがそ
れぞれ係合する係合部に、デイテントピンがその
係合部から抜け出ることを阻止するよう作用する
ロツク部材を設け、またそのロツク部材を作用さ
せる位置と作用させない位置とに移動させるスラ
イドプレートを設け、そのスライドプレートの駆
動手段として電磁石を配置し、ブレーキペダルが
踏まれていること、あるいはこれに加えてエンジ
ン回転数が一定値以下であることなどの条件が整
つた場合に電磁石を動作させてロツク部材を非作
用位置に動作させてシフトレバーをパーキングレ
ンジあるいはニユートラルレンジから所定の走行
レンジにシフトし得るよう構成されている。また
ロツク部材にはデイテントピンと接触する面に斜
面を設け、押釦操作を強く行なうことにより、電
磁石に拘らずロツク部材のロツクを強制的に外し
てシフトレバーをシフトし得るよう構成されてい
る。
レートに形成した係合部のうち、シフトレバーを
パーキングレンジに設定した場合およびニユート
ラルレンジに設定した場合にデイテントピンがそ
れぞれ係合する係合部に、デイテントピンがその
係合部から抜け出ることを阻止するよう作用する
ロツク部材を設け、またそのロツク部材を作用さ
せる位置と作用させない位置とに移動させるスラ
イドプレートを設け、そのスライドプレートの駆
動手段として電磁石を配置し、ブレーキペダルが
踏まれていること、あるいはこれに加えてエンジ
ン回転数が一定値以下であることなどの条件が整
つた場合に電磁石を動作させてロツク部材を非作
用位置に動作させてシフトレバーをパーキングレ
ンジあるいはニユートラルレンジから所定の走行
レンジにシフトし得るよう構成されている。また
ロツク部材にはデイテントピンと接触する面に斜
面を設け、押釦操作を強く行なうことにより、電
磁石に拘らずロツク部材のロツクを強制的に外し
てシフトレバーをシフトし得るよう構成されてい
る。
考案が解決しようとする問題点
しかるに本出願人等が提案した上記のロツク装
置は、電磁石を駆動源とするものであるから、各
種の条件を電気的に判断して制御を行なう電子制
御式自動変速機には適しているが、油圧制御式の
自動変速機に対しては新たに各種のセンサを付加
する必要が生じるので、構成の複雑さを招来する
などの問題があつて不向きであり、またパーキン
グレンジに対してもロツクする構成であるから機
構がそれだけ複雑であつた。
置は、電磁石を駆動源とするものであるから、各
種の条件を電気的に判断して制御を行なう電子制
御式自動変速機には適しているが、油圧制御式の
自動変速機に対しては新たに各種のセンサを付加
する必要が生じるので、構成の複雑さを招来する
などの問題があつて不向きであり、またパーキン
グレンジに対してもロツクする構成であるから機
構がそれだけ複雑であつた。
この考案は上記の事情を背景とし、油圧制御式
自動変速機にも好適に使用でき、またシフトレバ
ーやブレーキペダルの操作性に影響を及ぼさない
シフトレバーのロツク装置を提供することを目的
とするものである。
自動変速機にも好適に使用でき、またシフトレバ
ーやブレーキペダルの操作性に影響を及ぼさない
シフトレバーのロツク装置を提供することを目的
とするものである。
問題点を解決するための手段
この考案は、上記の目的を達成するために、回
動させられてパーキング状態を含む複数の走行状
態を選択する各ポジシヨンに設定されるシフトレ
バーと、押釦操作によつて上下動するようシフト
レバーに設けられたデイテントピンと、シフトレ
バーを少なくともパーキング状態に設定した際に
デイテントピンを係合させてシフトレバーの回動
を阻止する係合部を形成したデイテントプレート
と、上昇位置で前記デイテントピンが前記係合部
から抜け出ることを阻止しかつ下降位置で前記デ
イテントピンが前記係合部から抜け出ることを許
容する切欠部が設けられかつ前記デイテントピン
の上下動と共に上下動する第1のロツク部材と、
上昇位置にある前記第1のロツク部材の下降を阻
止するロツク位置と第1のロツク部材の下降を許
容する非ロツク位置とに移動可能であつてかつ下
降位置にある第1のロツク部材によつて非ロツク
位置に保持される第2のロツク部材と、踏込み操
作に伴うブレーキペダルの回動動作を該回動動作
とは異なる動作に変換する変換機構と、その変換
機構と前記第2のロツク部材とを連結しかつブー
キペダルの踏込み操作に伴う変換機構の動作によ
つて第2のロツク部材をロツク状態から非ロツク
状態に動作させる連結部材とを具備していること
を特徴とするものである。
動させられてパーキング状態を含む複数の走行状
態を選択する各ポジシヨンに設定されるシフトレ
バーと、押釦操作によつて上下動するようシフト
レバーに設けられたデイテントピンと、シフトレ
バーを少なくともパーキング状態に設定した際に
デイテントピンを係合させてシフトレバーの回動
を阻止する係合部を形成したデイテントプレート
と、上昇位置で前記デイテントピンが前記係合部
から抜け出ることを阻止しかつ下降位置で前記デ
イテントピンが前記係合部から抜け出ることを許
容する切欠部が設けられかつ前記デイテントピン
の上下動と共に上下動する第1のロツク部材と、
上昇位置にある前記第1のロツク部材の下降を阻
止するロツク位置と第1のロツク部材の下降を許
容する非ロツク位置とに移動可能であつてかつ下
降位置にある第1のロツク部材によつて非ロツク
位置に保持される第2のロツク部材と、踏込み操
作に伴うブレーキペダルの回動動作を該回動動作
とは異なる動作に変換する変換機構と、その変換
機構と前記第2のロツク部材とを連結しかつブー
キペダルの踏込み操作に伴う変換機構の動作によ
つて第2のロツク部材をロツク状態から非ロツク
状態に動作させる連結部材とを具備していること
を特徴とするものである。
作 用
この考案が対象とするシフトレバーでは、通常
の自動変速機のシフトレバーと同様に、例えば押
釦操作によつてデイテントピンを押し下げてデイ
テントプレートの係合部からデイテントピンを外
し、これによりシフトレバーを少なくともパーキ
ングレンジから他のレンジにシフトする。そして
この考案では、パーキング状態とするレンジにシ
フトレバーを設定した場合、デイテントピンは第
1のロツク部材における切欠部に入り込み、かつ
その第1のロツク部材が、第2のロツク部材によ
つて下降することが阻止されているので、デイテ
ントピンはパーキングレンジの係合部から抜け出
ることが阻止され、したがつてそのままの状態で
は押釦操作を行なつてもパーキングレンジから他
のレンジにシフトすることができない。これに対
してブレーキペダルを踏み込むと、ブレーキペダ
ルの回動動作がこれとは異なる動作に変換機構に
よつて変換され、またその変換機構の動作が連結
部材によつて第2のロツク部材に伝達されて第2
のロツク部材が非ロツク位置に移動する。これに
より第1のロツク部材がデイテントピンと共に下
降することができるようになるので、シフトレバ
ーの押釦操作を行なうとデイテントピンが前記係
合部から抜け出し、これによりシフトレバーをパ
ーキングレンジから他のレンジにシフトすること
ができる。
の自動変速機のシフトレバーと同様に、例えば押
釦操作によつてデイテントピンを押し下げてデイ
テントプレートの係合部からデイテントピンを外
し、これによりシフトレバーを少なくともパーキ
ングレンジから他のレンジにシフトする。そして
この考案では、パーキング状態とするレンジにシ
フトレバーを設定した場合、デイテントピンは第
1のロツク部材における切欠部に入り込み、かつ
その第1のロツク部材が、第2のロツク部材によ
つて下降することが阻止されているので、デイテ
ントピンはパーキングレンジの係合部から抜け出
ることが阻止され、したがつてそのままの状態で
は押釦操作を行なつてもパーキングレンジから他
のレンジにシフトすることができない。これに対
してブレーキペダルを踏み込むと、ブレーキペダ
ルの回動動作がこれとは異なる動作に変換機構に
よつて変換され、またその変換機構の動作が連結
部材によつて第2のロツク部材に伝達されて第2
のロツク部材が非ロツク位置に移動する。これに
より第1のロツク部材がデイテントピンと共に下
降することができるようになるので、シフトレバ
ーの押釦操作を行なうとデイテントピンが前記係
合部から抜け出し、これによりシフトレバーをパ
ーキングレンジから他のレンジにシフトすること
ができる。
実施例
つぎにこの考案の実施例を添付の図面を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す機構図であ
つて、ここに示すシフトレバー1は従来のシフト
レバーと同様に、所定の水平軸を中心に回動させ
て自動変速機における走行レンジの選択を行なう
ものであり、またそのデイテント機構も従来と同
様に構成されている。すなわち第2図に示すよう
に、シフトレバー1の内部にはその軸線方向に沿
つて上下動するロツド2が内蔵されるとともに、
シフトレバー1の上端部に形成してある把持部3
には回動中心軸線と平行な方向に進退するノブ4
が内蔵され、そのノブ4とロツド2とが傾斜面を
介して係合することにより、ノブ4の横方向の動
作をロツド2の上下方向の動作に変換するよう構
成されている。ロツド2には回動中心軸線と平行
な方向に突出するデイテントピン5が設けられて
おり、そのデイテントピン5の移動範囲を規定す
るデイテントプレート6がシフトレバー1の側部
にその回動方向と平行に配置されている。デイテ
ントプレート6には第1図に示す形状の開口部7
が形成されており、その開口部7の上縁には、パ
ーキングレンジでデイテントピン5を係合させる
第1の係合部8、リバースレンジでデイテントピ
ン5を係合させる第2の係合部9、ニユートラル
レンジおよびドライブレンジでデイテントピン5
を係合させる第3の係合部10、“2”レンジで
デイテントピン5を係合させる第4の係合部1
1、ならびに“L”レンジでデイテントピン5を
係合させる第5の係合部12がそれぞれ形成さ
れ、それらの係合部8,9,10,11,12
は、リバースレンジ→ニユートラルレンジ、ニユ
ートラルレンジ←→ドライブレンジ、“L”レンジ
→“2”レンジ→ドライブレンジのそれぞれのシ
フトの際にはデイテントピン5がそれぞれの係合
部から自動的に外れ、それ以外のシフトの際には
前記ノブ4を押してデイテントピン5を押し下げ
て各係合部から外す必要のある形状に設定されて
いる。
つて、ここに示すシフトレバー1は従来のシフト
レバーと同様に、所定の水平軸を中心に回動させ
て自動変速機における走行レンジの選択を行なう
ものであり、またそのデイテント機構も従来と同
様に構成されている。すなわち第2図に示すよう
に、シフトレバー1の内部にはその軸線方向に沿
つて上下動するロツド2が内蔵されるとともに、
シフトレバー1の上端部に形成してある把持部3
には回動中心軸線と平行な方向に進退するノブ4
が内蔵され、そのノブ4とロツド2とが傾斜面を
介して係合することにより、ノブ4の横方向の動
作をロツド2の上下方向の動作に変換するよう構
成されている。ロツド2には回動中心軸線と平行
な方向に突出するデイテントピン5が設けられて
おり、そのデイテントピン5の移動範囲を規定す
るデイテントプレート6がシフトレバー1の側部
にその回動方向と平行に配置されている。デイテ
ントプレート6には第1図に示す形状の開口部7
が形成されており、その開口部7の上縁には、パ
ーキングレンジでデイテントピン5を係合させる
第1の係合部8、リバースレンジでデイテントピ
ン5を係合させる第2の係合部9、ニユートラル
レンジおよびドライブレンジでデイテントピン5
を係合させる第3の係合部10、“2”レンジで
デイテントピン5を係合させる第4の係合部1
1、ならびに“L”レンジでデイテントピン5を
係合させる第5の係合部12がそれぞれ形成さ
れ、それらの係合部8,9,10,11,12
は、リバースレンジ→ニユートラルレンジ、ニユ
ートラルレンジ←→ドライブレンジ、“L”レンジ
→“2”レンジ→ドライブレンジのそれぞれのシ
フトの際にはデイテントピン5がそれぞれの係合
部から自動的に外れ、それ以外のシフトの際には
前記ノブ4を押してデイテントピン5を押し下げ
て各係合部から外す必要のある形状に設定されて
いる。
デイテントプレート6のうち、シフトレバー1
をパーキングレンジに設定した際にデイテントピ
ン5が嵌り込む第1の係合部8に対応する位置
に、デイテントピン5がその第1の係合部8から
抜け出ることを阻止するための第1のロツク部材
であるロツクピース13が上下動するよう取付け
られている。そのロツクピース13は一例として
第3図に示す形状の板状体であつて、上端部には
デイテントピン5が出入りするよう一方の側縁に
向けて開口した切欠部13aが形成され、また下
端部には、他方の側縁を一部切り欠いて形成した
肩部13bが設けられている。なお、ロツクピー
ス13を上下方向に案内するガイドは適宜の構成
のものを用いることができ、例えば第4図に示す
ように、ロツクピース13の左右両側縁部に係合
する一対の金具14によつてロツクピース13を
上下方向に移動自在に保持するよう構成すること
ができる。またロツクピース13の下側には、ロ
ツクピース13の移動方向に対して直交する方向
に移動する第2のロツク部材であるスライドプレ
ート15が配置されており、このスライドプレー
ト15には前記ロツクピース13の肩部13bに
係合してロツクピース13を上昇位置すなわちデ
イテントピン5が第1の係合部8から抜け出るこ
とを阻止するロツク位置に保持する係止部15a
が形成されている。なお、スライドプレート15
を第1図の水平方向にガイドする機構は、ロツク
ピース13をガイドする機構と同様に、第4図に
示す構成とすることができる。
をパーキングレンジに設定した際にデイテントピ
ン5が嵌り込む第1の係合部8に対応する位置
に、デイテントピン5がその第1の係合部8から
抜け出ることを阻止するための第1のロツク部材
であるロツクピース13が上下動するよう取付け
られている。そのロツクピース13は一例として
第3図に示す形状の板状体であつて、上端部には
デイテントピン5が出入りするよう一方の側縁に
向けて開口した切欠部13aが形成され、また下
端部には、他方の側縁を一部切り欠いて形成した
肩部13bが設けられている。なお、ロツクピー
ス13を上下方向に案内するガイドは適宜の構成
のものを用いることができ、例えば第4図に示す
ように、ロツクピース13の左右両側縁部に係合
する一対の金具14によつてロツクピース13を
上下方向に移動自在に保持するよう構成すること
ができる。またロツクピース13の下側には、ロ
ツクピース13の移動方向に対して直交する方向
に移動する第2のロツク部材であるスライドプレ
ート15が配置されており、このスライドプレー
ト15には前記ロツクピース13の肩部13bに
係合してロツクピース13を上昇位置すなわちデ
イテントピン5が第1の係合部8から抜け出るこ
とを阻止するロツク位置に保持する係止部15a
が形成されている。なお、スライドプレート15
を第1図の水平方向にガイドする機構は、ロツク
ピース13をガイドする機構と同様に、第4図に
示す構成とすることができる。
スライドプレート15は変換機構と連結部材と
によつてブレーキペダル16に連動して動くよう
構成されており、そのための機構について説明す
ると、先ず連結部材について、スライドプレート
15にはアウタチユーブ17に挿通したケーブル
18の一端部がピン結合されるとともに、そのア
ウタチユーブ17がベースプレート等の所定の固
定部に取付けられ、ケーブル18を引くことによ
り、スライドプレート15が第1図の左方向、す
なわち係止部15aがロツクピース13の肩部1
3bから外れる方向に移動するようになつてい
る。したがつてケーブル18を押す方向に荷重を
作用させる使用態様に比較して大きな荷重をケー
ブル18にかけることができ、同時にその耐久性
を向上させ得るようになつている。この方向とは
反対の方向にスライドプレート13を引張るバネ
19がスライドプレート15とデイテントプレー
ト6との間に配置されている。またケーブル18
の他方の端部は、ブレーキペダル16を踏み込む
ことにより水平軸を中心に回動するレバー20の
一端部に連結されている。すなわちレバー20は
その中間部でホルダー21に回転自在に取付けら
れるとともに、そのホルダー21は、ブレーキペ
ダル16を回転自在に取付けたブレーキブラケツ
ト22の所定箇所、例えばダツシユパネル(図示
せず)に近い箇所に取付けられている。それに伴
つてケーブル18がブレーキペダル16から離れ
た位置に配置される。またレバー20の他方の端
部はブレーキペダル16に向けて延びており、そ
の他端部には、カムフオロアーとしてのローラ2
3が設けられ、そのローラ23がブレーキペダル
16に取付けたカムプレート24に接触してい
る。このカムプレート24は、ブレーキペダル1
6を踏み込むことにより、ローラ23を取付けた
レバー20の他端部を押し下げるものであつて、
ローラ23が接触して転動するカム面はカムプレ
ート24の下面であり、そのカム面は、ブレーキ
ペダル16を踏み込み始めた当初ローラ23を押
し下げる傾斜面とされ、それ以外の部分はブレー
キペダル16の回動中心を中心とした円弧面とな
つており、したがつて一定以上ブレーキペダル1
6を踏み込んだ後は、カム面がローラ23を押し
下げることがないので、ケーブル18を更に引込
むことがなく、その結果、ブレーキペダル16の
踏み込み力が特には増大しないようになつてい
る。なお、アウタチユーブ17の他方の端部は前
記ホルダー21に固定されている。すなわちカム
プレート24およびレバー20が変換機構を構成
しており、その機構により、ブレーキペダル16
の遊びと軽い踏力でストロークする範囲で確実に
ロツク解除を行なうよう構成されている。
によつてブレーキペダル16に連動して動くよう
構成されており、そのための機構について説明す
ると、先ず連結部材について、スライドプレート
15にはアウタチユーブ17に挿通したケーブル
18の一端部がピン結合されるとともに、そのア
ウタチユーブ17がベースプレート等の所定の固
定部に取付けられ、ケーブル18を引くことによ
り、スライドプレート15が第1図の左方向、す
なわち係止部15aがロツクピース13の肩部1
3bから外れる方向に移動するようになつてい
る。したがつてケーブル18を押す方向に荷重を
作用させる使用態様に比較して大きな荷重をケー
ブル18にかけることができ、同時にその耐久性
を向上させ得るようになつている。この方向とは
反対の方向にスライドプレート13を引張るバネ
19がスライドプレート15とデイテントプレー
ト6との間に配置されている。またケーブル18
の他方の端部は、ブレーキペダル16を踏み込む
ことにより水平軸を中心に回動するレバー20の
一端部に連結されている。すなわちレバー20は
その中間部でホルダー21に回転自在に取付けら
れるとともに、そのホルダー21は、ブレーキペ
ダル16を回転自在に取付けたブレーキブラケツ
ト22の所定箇所、例えばダツシユパネル(図示
せず)に近い箇所に取付けられている。それに伴
つてケーブル18がブレーキペダル16から離れ
た位置に配置される。またレバー20の他方の端
部はブレーキペダル16に向けて延びており、そ
の他端部には、カムフオロアーとしてのローラ2
3が設けられ、そのローラ23がブレーキペダル
16に取付けたカムプレート24に接触してい
る。このカムプレート24は、ブレーキペダル1
6を踏み込むことにより、ローラ23を取付けた
レバー20の他端部を押し下げるものであつて、
ローラ23が接触して転動するカム面はカムプレ
ート24の下面であり、そのカム面は、ブレーキ
ペダル16を踏み込み始めた当初ローラ23を押
し下げる傾斜面とされ、それ以外の部分はブレー
キペダル16の回動中心を中心とした円弧面とな
つており、したがつて一定以上ブレーキペダル1
6を踏み込んだ後は、カム面がローラ23を押し
下げることがないので、ケーブル18を更に引込
むことがなく、その結果、ブレーキペダル16の
踏み込み力が特には増大しないようになつてい
る。なお、アウタチユーブ17の他方の端部は前
記ホルダー21に固定されている。すなわちカム
プレート24およびレバー20が変換機構を構成
しており、その機構により、ブレーキペダル16
の遊びと軽い踏力でストロークする範囲で確実に
ロツク解除を行なうよう構成されている。
つぎに上記のように構成した装置の作用につい
て説明する。
て説明する。
第1図はシフトレバー1をパーキングレンジに
ロツクした状態を示し、この状態では、デイテン
トピン5がデイテントプレート6の第1の係合部
8に係合するとともに、ロツクピース13が上昇
端にあつてその下降動作がスライドプレート15
によつて阻止されている。したがつてシフトレバ
ー1のノブ4によつてデイテントピン5を押し下
げて第1の係合部8から外すことができないか
ら、シフトレバー1をパーキングレンジから他の
レンジにシフトすることができない。この状態か
らブレーキペダル16を踏み込むと、第1図に破
線で示すように、レバー20の他方の端部がカム
プレート24によつて押し下げられ、それに伴つ
てレバー20がケーブル18を引くから、スライ
ドプレート15が第1図の左方向に移動し、その
係止部15aがロツクピース13の肩部13bか
ら外れる。その結果、ロツクピース13が下降動
作の阻止が解除されて非ロツク状態となるので、
前記ノブ4を押せばデイテントピン5が下がつて
第1の係合部8から外れ、シフトレバー1を回動
させて他のレンジにシフトさせることができる。
シフトレバー1をパーキングレンジから他のレン
ジにシフトした後は、デイテントピン5がロツク
ピース13の切欠部13aから外れるので、ロツ
クピース13が下側に下がつたままとなり、それ
に伴つてスライドプレート15の係止部15aが
ロツクピース13の他方の側縁に当接するために
スライドプレート15が第1図に示すロツク状態
の位置に移動することが阻止される。なおその場
合、レバー20は第1図に破線で示す状態に回動
したままとなるが、ローラ23はカムプレート2
4の下面に接触するものであるため、カムプレー
ト24の動きすなわちブレーキペダル16の動き
を阻害することがない。またブレーキペダル16
を踏み込んだ場合、カムプレート24がレバー2
0を一定以上回動させた後はローラ23がカムプ
レート24におけるブレーキペダル16の回動中
心を中心とした円弧面に接触するので、レバー2
0を回動させてケーブル18をそれ以上引き込む
ことがなく、したがつてブレーキペダル16の踏
込み力が増大してブレーキフイーリングを阻害す
ることがなく、これに加えてレバー20などの構
成部材に余分な負荷がかからないので強度上有利
であり、かつ耐久性を向上させることができる。
ロツクした状態を示し、この状態では、デイテン
トピン5がデイテントプレート6の第1の係合部
8に係合するとともに、ロツクピース13が上昇
端にあつてその下降動作がスライドプレート15
によつて阻止されている。したがつてシフトレバ
ー1のノブ4によつてデイテントピン5を押し下
げて第1の係合部8から外すことができないか
ら、シフトレバー1をパーキングレンジから他の
レンジにシフトすることができない。この状態か
らブレーキペダル16を踏み込むと、第1図に破
線で示すように、レバー20の他方の端部がカム
プレート24によつて押し下げられ、それに伴つ
てレバー20がケーブル18を引くから、スライ
ドプレート15が第1図の左方向に移動し、その
係止部15aがロツクピース13の肩部13bか
ら外れる。その結果、ロツクピース13が下降動
作の阻止が解除されて非ロツク状態となるので、
前記ノブ4を押せばデイテントピン5が下がつて
第1の係合部8から外れ、シフトレバー1を回動
させて他のレンジにシフトさせることができる。
シフトレバー1をパーキングレンジから他のレン
ジにシフトした後は、デイテントピン5がロツク
ピース13の切欠部13aから外れるので、ロツ
クピース13が下側に下がつたままとなり、それ
に伴つてスライドプレート15の係止部15aが
ロツクピース13の他方の側縁に当接するために
スライドプレート15が第1図に示すロツク状態
の位置に移動することが阻止される。なおその場
合、レバー20は第1図に破線で示す状態に回動
したままとなるが、ローラ23はカムプレート2
4の下面に接触するものであるため、カムプレー
ト24の動きすなわちブレーキペダル16の動き
を阻害することがない。またブレーキペダル16
を踏み込んだ場合、カムプレート24がレバー2
0を一定以上回動させた後はローラ23がカムプ
レート24におけるブレーキペダル16の回動中
心を中心とした円弧面に接触するので、レバー2
0を回動させてケーブル18をそれ以上引き込む
ことがなく、したがつてブレーキペダル16の踏
込み力が増大してブレーキフイーリングを阻害す
ることがなく、これに加えてレバー20などの構
成部材に余分な負荷がかからないので強度上有利
であり、かつ耐久性を向上させることができる。
他方、シフトレバー1を再度パーキングレンジ
に設定すると、デイテントピン5は先ずロツクピ
ース13の切欠部13aに入り込み、ついで前記
第1の係合部8に係合するに伴つてロツクピース
13を引き上げ、同時にスライドプレート15が
バネ19の弾性力によつて第1図に示すロツク状
態に位置に戻る。
に設定すると、デイテントピン5は先ずロツクピ
ース13の切欠部13aに入り込み、ついで前記
第1の係合部8に係合するに伴つてロツクピース
13を引き上げ、同時にスライドプレート15が
バネ19の弾性力によつて第1図に示すロツク状
態に位置に戻る。
したがつて上記の装置は、パーキングレンジへ
のロツクおよびその解除を機械的な手段を介して
行ない、電気的な手段を介在させないから、油圧
制御式の自動変速機に好適に使用することがで
き、またパーキングレンジのみにおいてロツクす
る構成であるからシフトレバー1に関する機構が
簡素化される。さらにレバー20をホルダー21
に収容し、かつケーブル18およびアウタチユー
ブ17をそのホルダー21を介してレバー20に
連結してあるので、ブレーキペダル16に関する
機構が簡素化され、またその組付性も向上する。
そして前記カムプレート24を使用することによ
りブレーキフイーリングの維持および各構成部材
の耐久性の維持を図ることができる。
のロツクおよびその解除を機械的な手段を介して
行ない、電気的な手段を介在させないから、油圧
制御式の自動変速機に好適に使用することがで
き、またパーキングレンジのみにおいてロツクす
る構成であるからシフトレバー1に関する機構が
簡素化される。さらにレバー20をホルダー21
に収容し、かつケーブル18およびアウタチユー
ブ17をそのホルダー21を介してレバー20に
連結してあるので、ブレーキペダル16に関する
機構が簡素化され、またその組付性も向上する。
そして前記カムプレート24を使用することによ
りブレーキフイーリングの維持および各構成部材
の耐久性の維持を図ることができる。
なお、この考案は上記の実施例に限定されるも
のではなく、ロツク状態の解除を直線動作によつ
て解除せずに、回動動作によつて解除するよう構
成してもよい。他方、上記の実施例では、カムプ
レートとレバーとによつて、ブレーキペダルの回
動動作を直線的な動作に変換する変換機構を構成
したが、この考案では、上記の構成に替えて、歯
車やリンク機構によつて前記変換機構を構成して
もよく、その場合には、ブレーキペダルの回動動
作が回転動作や直線動作に変換されることにな
る。さらにこの考案における直結部材は、前記実
施例で示したケーブルおよびアウタチユーブに限
定されず、必要に応じて適宜のものを使用しても
よい。
のではなく、ロツク状態の解除を直線動作によつ
て解除せずに、回動動作によつて解除するよう構
成してもよい。他方、上記の実施例では、カムプ
レートとレバーとによつて、ブレーキペダルの回
動動作を直線的な動作に変換する変換機構を構成
したが、この考案では、上記の構成に替えて、歯
車やリンク機構によつて前記変換機構を構成して
もよく、その場合には、ブレーキペダルの回動動
作が回転動作や直線動作に変換されることにな
る。さらにこの考案における直結部材は、前記実
施例で示したケーブルおよびアウタチユーブに限
定されず、必要に応じて適宜のものを使用しても
よい。
考案の効果
以上の説明から明らかなようにこの考案のロツ
ク装置によれば、シフトレバーのパーキングレン
ジへのロツクおよびその解除を、電気的な手段を
介在させずに機械的な手段のみによつて行なうこ
とができるので、電子制御式の自動変速機は勿論
のこと、油圧制御式の自動変速機に好適に使用す
ることができ、また当然に電機系統のトラブルに
拘らず動作させることができ、その結果、信頼性
の高いものとすることができる。またパーキング
レンジにおいてのみシフトレバーのロツクを行な
う構成であるから、機構の簡素化を図り、この点
でも信頼性を向上させることができる。さらにこ
の考案では、デイテントピンを係合させる第1の
ロツク部材と、その第1のロツク部材の下降動作
を阻止する第2のロツク部材とを設け、その第2
のロツク部材をブレーキペダルの踏込み操作に連
動してロツク位置から非ロツク位置に移動させ、
かつ下降位置にある第1のロツク部材によつて第
2のロツク部材を非ロツク位置に保持するよう構
成してあるので、パーキングレンジ以外のレンジ
に設定している状態では、ブレーキペダルを踏み
込んでも第2のロツク部材を動作させることがな
いので、通常の走行状態でのブレーキペダルの操
作に影響を及ぼすことが防止される。またシフト
レバーをパーキングレンジ位置に移動させた場
合、シフトレバーをその位置に移動させる際には
いずれのロツク部材を移動させることがなく、デ
イテントピンの上昇に伴つて第1のロツク部材が
上昇するので、パーキングレンジへのシフトと他
のレンジのシフトとに間に操作性の相違が生じる
ことがなく、シフトレバーの操作性に影響を及ぼ
すことを防止することができる。
ク装置によれば、シフトレバーのパーキングレン
ジへのロツクおよびその解除を、電気的な手段を
介在させずに機械的な手段のみによつて行なうこ
とができるので、電子制御式の自動変速機は勿論
のこと、油圧制御式の自動変速機に好適に使用す
ることができ、また当然に電機系統のトラブルに
拘らず動作させることができ、その結果、信頼性
の高いものとすることができる。またパーキング
レンジにおいてのみシフトレバーのロツクを行な
う構成であるから、機構の簡素化を図り、この点
でも信頼性を向上させることができる。さらにこ
の考案では、デイテントピンを係合させる第1の
ロツク部材と、その第1のロツク部材の下降動作
を阻止する第2のロツク部材とを設け、その第2
のロツク部材をブレーキペダルの踏込み操作に連
動してロツク位置から非ロツク位置に移動させ、
かつ下降位置にある第1のロツク部材によつて第
2のロツク部材を非ロツク位置に保持するよう構
成してあるので、パーキングレンジ以外のレンジ
に設定している状態では、ブレーキペダルを踏み
込んでも第2のロツク部材を動作させることがな
いので、通常の走行状態でのブレーキペダルの操
作に影響を及ぼすことが防止される。またシフト
レバーをパーキングレンジ位置に移動させた場
合、シフトレバーをその位置に移動させる際には
いずれのロツク部材を移動させることがなく、デ
イテントピンの上昇に伴つて第1のロツク部材が
上昇するので、パーキングレンジへのシフトと他
のレンジのシフトとに間に操作性の相違が生じる
ことがなく、シフトレバーの操作性に影響を及ぼ
すことを防止することができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す機構図、第
2図はシフトレバーの要部の略解断面図、第3図
はロツクピースの正面図、第4図はロツクピース
をガイドする機構の一例を示す略解図である。 1……シフトレバー、5……デイテントピン、
6……デイテントプレート、8……第1の係合
部、13……ロツクピース、15……スライドプ
レート、18……ケーブル、20……レバー、2
3……ローラ、24……カムプレート。
2図はシフトレバーの要部の略解断面図、第3図
はロツクピースの正面図、第4図はロツクピース
をガイドする機構の一例を示す略解図である。 1……シフトレバー、5……デイテントピン、
6……デイテントプレート、8……第1の係合
部、13……ロツクピース、15……スライドプ
レート、18……ケーブル、20……レバー、2
3……ローラ、24……カムプレート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回動させられてパーキング状態を含む複数の
走行状態を選択する各ポジシヨンに設定される
シフトレバーと、押釦操作によつて上下動する
ようシフトレバーに設けられたデイテントピン
と、シフトレバーを少なくともパーキング状態
に設定した際にデイテントピンを係合させてシ
フトレバーの回動を阻止する係合部を形成した
デイテントプレートと、上昇位置で前記デイテ
ントピンが前記係合部から抜け出ることを阻止
しかつ下降位置で前記デイテントピンが前記係
合部から抜け出ることを許容する切欠部が設け
られかつ前記デイテントピンの上下動と共に上
下動する第1のロツク部材と、上昇位置にある
前記第1のロツク部材の下降を阻止するロツク
位置と第1のロツク部材の下降を許容する非ロ
ツク位置とに移動可能であつてかつ下降位置に
ある第1のロツク部材によつて非ロツク位置に
保持される第2のロツク部材と、踏込み操作に
伴うブレーキペダルの回動動作を該回動動作と
は異なる動作に変換する変換機構と、その変換
機構と前記第2のロツク部材とを連結しかつブ
レーキペダルの踏込み操作に伴う変換機構の動
作によつて第2のロツク部材をロツク状態から
非ロツク状態に動作させる連結部材とを具備し
ていることを特徴とするシフトレバーのロツク
装置。 (2) 前記変換機構が、前記ブレーキペダルに取付
けたカムと、そのカムによつて回動させられる
レバーとからなり、かつ前記連結手段が前記レ
バーと前記第2のロツク部材とを連結するケー
ブルとからなることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項記載のシフトレバーのロツク
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987164093U JPH0523388Y2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | |
US07/260,677 US4938042A (en) | 1987-10-27 | 1988-10-21 | Shift lever locking apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987164093U JPH0523388Y2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0167130U JPH0167130U (ja) | 1989-04-28 |
JPH0523388Y2 true JPH0523388Y2 (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=15786639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987164093U Expired - Lifetime JPH0523388Y2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4938042A (ja) |
JP (1) | JPH0523388Y2 (ja) |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0307846B1 (en) * | 1987-09-14 | 1992-02-26 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Device for locking shift lever of automatic transmission |
JPH02127541U (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-22 | ||
US5255570A (en) * | 1989-03-31 | 1993-10-26 | Nissan Motor Company, Ltd. | Safety shift-lock device for selector of automatic power transmission |
JPH0356766A (ja) * | 1989-07-25 | 1991-03-12 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機のシフト装置 |
US5058462A (en) * | 1990-01-22 | 1991-10-22 | Teleflex Incorporated | Parklock cable lock box |
US5031737A (en) * | 1990-01-29 | 1991-07-16 | General Motors Corporation | Transmission/brake interlock |
US5081856A (en) * | 1990-07-19 | 1992-01-21 | Hsu Yun Tung | Lock incorporating gear shift lever |
US5309744A (en) * | 1990-08-10 | 1994-05-10 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Locking apparatus for shift lever of automatic transmission |
US5211271A (en) * | 1991-01-17 | 1993-05-18 | Grand Haven Stamped Products Company, Div. Of Jsj Corp. | Lockout mechanism and system for vehicle shifter |
US5096033A (en) * | 1991-01-17 | 1992-03-17 | Grand Haven Stamped Products Company | Lockout mechanism and system for vehicle shifter |
US5167308A (en) * | 1991-01-17 | 1992-12-01 | Grand Haven Stamped Products, Div. Of Jsj Corporation | Combination brake/park lockout and steering mechanism and system |
DE4212327A1 (de) * | 1992-04-13 | 1993-10-14 | Bocklenberg & Motte Bomoro | Kraftfahrzeug-Türschloß |
US5263345A (en) * | 1992-09-24 | 1993-11-23 | Nikola Zagorac | Anti-theft device for a motor vehicle |
US5314049A (en) * | 1992-11-24 | 1994-05-24 | Dura Mechanical Components, Inc. | Shifter park position brake-transmission interlock |
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US7913583B2 (en) * | 2006-06-28 | 2011-03-29 | Nexteer (Beijing) Technology Co., Ltd. | Transmission shift control mechanism and method of installation |
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---|---|---|---|---|
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-
1987
- 1987-10-27 JP JP1987164093U patent/JPH0523388Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-10-21 US US07/260,677 patent/US4938042A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4938042A (en) | 1990-07-03 |
JPH0167130U (ja) | 1989-04-28 |
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