JPH05231459A - 油圧緩衝器 - Google Patents
油圧緩衝器Info
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- JPH05231459A JPH05231459A JP4070432A JP7043292A JPH05231459A JP H05231459 A JPH05231459 A JP H05231459A JP 4070432 A JP4070432 A JP 4070432A JP 7043292 A JP7043292 A JP 7043292A JP H05231459 A JPH05231459 A JP H05231459A
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- Japan
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- damping force
- valve
- extension
- piston
- stroke
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/36—Special sealings, including sealings or guides for piston-rods
- F16F9/368—Sealings in pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
- F16F9/348—Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body
- F16F9/3481—Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body characterised by shape or construction of throttling passages in piston
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 縮小行程時と伸長行程時の減衰力特性をそれ
ぞれ個別に設定し、使用状態に応じた最適な減衰力特性
を発生させる。 【構成】 縮小行程時では、油室B内の油液が各切欠き
12を介して伸長側環状油室19内に流入することによ
り、該各切欠き12によって所定の減衰力が発生する。
また、これとほぼ同時に、逆止弁体36は各油室A,B
間の微小差圧によって開弁し、縮小側連通路8内の油液
が流通孔34から弁室33を介してオリフィス35内に
流入し、これにより所定の減衰力が発生する。従って、
縮小行程時では、まず最初に、各切欠き12とオリフィ
ス35とによって第1段目の減衰力が発生し、縮小速度
が速くなると縮小側ディスクバルブ10が開弁して第2
段目の減衰力が発生する。また、伸長行程時には逆止弁
体36は閉弁し、各切欠き12のみによる第1段目の減
衰力となる。
ぞれ個別に設定し、使用状態に応じた最適な減衰力特性
を発生させる。 【構成】 縮小行程時では、油室B内の油液が各切欠き
12を介して伸長側環状油室19内に流入することによ
り、該各切欠き12によって所定の減衰力が発生する。
また、これとほぼ同時に、逆止弁体36は各油室A,B
間の微小差圧によって開弁し、縮小側連通路8内の油液
が流通孔34から弁室33を介してオリフィス35内に
流入し、これにより所定の減衰力が発生する。従って、
縮小行程時では、まず最初に、各切欠き12とオリフィ
ス35とによって第1段目の減衰力が発生し、縮小速度
が速くなると縮小側ディスクバルブ10が開弁して第2
段目の減衰力が発生する。また、伸長行程時には逆止弁
体36は閉弁し、各切欠き12のみによる第1段目の減
衰力となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両の振動を緩
衝するのに好適に用いられる油圧緩衝器に関する。
衝するのに好適に用いられる油圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来技術による油圧緩衝器を示
す。
す。
【0003】図において、1はシリンダ、2は該シリン
ダ1内に突出させて設けられたピストンロッド、3は該
ピストンロッド2の小径部2Aに固着され、前記シリン
ダ1内に摺動可能に挿嵌されたピストンをそれぞれ示
す。そして、該ピストン3によって前記シリンダ1内は
2個の油室A,Bに画成されており、ピストン3が縮小
側または伸長側に変位するときに一方の油室から他方の
油室に流れる油液に減衰力を発生させることによって、
振動の緩衝作用を行なわせるように構成されている。
ダ1内に突出させて設けられたピストンロッド、3は該
ピストンロッド2の小径部2Aに固着され、前記シリン
ダ1内に摺動可能に挿嵌されたピストンをそれぞれ示
す。そして、該ピストン3によって前記シリンダ1内は
2個の油室A,Bに画成されており、ピストン3が縮小
側または伸長側に変位するときに一方の油室から他方の
油室に流れる油液に減衰力を発生させることによって、
振動の緩衝作用を行なわせるように構成されている。
【0004】4,5はピストン3の両端外周部近傍に環
状に形成された弁シート、6,7はピストン3の両端内
周部に設けられた突部をそれぞれ示し、各弁シート4,
5は各突部6,7よりも僅かに軸方向に突出して形成さ
れている。
状に形成された弁シート、6,7はピストン3の両端内
周部に設けられた突部をそれぞれ示し、各弁シート4,
5は各突部6,7よりも僅かに軸方向に突出して形成さ
れている。
【0005】8,9はピストン3に設けられた縮小側連
通路,伸長側連通路をそれぞれ示し、該縮小側連通路8
は油室Bと後述の縮小側環状油室18とを連通し、該伸
長側連通路9は油室Aと後述の伸長側環状油室19とを
連通させるもので、該各連通路8,9はピストン3の軸
線に対し傾斜して穿設されている。また、伸長側連通路
9は、縮小側連通路8よりも小径に形成されている。
通路,伸長側連通路をそれぞれ示し、該縮小側連通路8
は油室Bと後述の縮小側環状油室18とを連通し、該伸
長側連通路9は油室Aと後述の伸長側環状油室19とを
連通させるもので、該各連通路8,9はピストン3の軸
線に対し傾斜して穿設されている。また、伸長側連通路
9は、縮小側連通路8よりも小径に形成されている。
【0006】10,11はピストンロッド2の小径部2
Aに嵌合され、その内周縁部がそれぞれ突部6,7と当
接し、外周縁部が弁シート4,5に離着座する縮小側デ
ィスクバルブ,伸長側ディスクバルブをそれぞれ示し、
該各ディスクバルブ10,11は前記弁シート4,5よ
りも大径に形成されている。そして、該縮小側ディスク
バルブ10は2枚のディスクを重ね合わせて構成され、
伸長側ディスクバルブ11は4枚のディスクを重ね合わ
せて構成されている。ここで、該伸長側ディスクバルブ
11の最内側に位置するディスク11Aには、油室Bと
伸長側環状油室19とを所定の絞りをもって常時連通さ
せる固定オリフィスとしての複数の切欠き12,12,
…(2個のみ図示)が形成されている。そして、該各デ
ィスクバルブ10,11は、縮小行程時,伸長行程時に
各ディスクの枚数により定まる開弁圧で開閉し、それぞ
れ異なる所定の減衰力を発生させるものである。
Aに嵌合され、その内周縁部がそれぞれ突部6,7と当
接し、外周縁部が弁シート4,5に離着座する縮小側デ
ィスクバルブ,伸長側ディスクバルブをそれぞれ示し、
該各ディスクバルブ10,11は前記弁シート4,5よ
りも大径に形成されている。そして、該縮小側ディスク
バルブ10は2枚のディスクを重ね合わせて構成され、
伸長側ディスクバルブ11は4枚のディスクを重ね合わ
せて構成されている。ここで、該伸長側ディスクバルブ
11の最内側に位置するディスク11Aには、油室Bと
伸長側環状油室19とを所定の絞りをもって常時連通さ
せる固定オリフィスとしての複数の切欠き12,12,
…(2個のみ図示)が形成されている。そして、該各デ
ィスクバルブ10,11は、縮小行程時,伸長行程時に
各ディスクの枚数により定まる開弁圧で開閉し、それぞ
れ異なる所定の減衰力を発生させるものである。
【0007】13,14は各ディスクバルブ10,11
をそれぞれ弁シート4,5から離座する方向への弾性変
形を可能ならしめるスペーサ、15,16は各ディスク
バルブ10,11の弁開度を規制するリテーナを示し、
ディスクバルブ10,スペーサ13およびリテーナ15
はピストンロッド2に形成した段部2Bとピストン3と
の間に挟持され、また、ディスクバルブ11,スペーサ
14およびリテーナ16はピストンロッド2の小径部2
A先端側に螺合されたロックナット17とピストン3と
の間に挟持されている。
をそれぞれ弁シート4,5から離座する方向への弾性変
形を可能ならしめるスペーサ、15,16は各ディスク
バルブ10,11の弁開度を規制するリテーナを示し、
ディスクバルブ10,スペーサ13およびリテーナ15
はピストンロッド2に形成した段部2Bとピストン3と
の間に挟持され、また、ディスクバルブ11,スペーサ
14およびリテーナ16はピストンロッド2の小径部2
A先端側に螺合されたロックナット17とピストン3と
の間に挟持されている。
【0008】18,19は各ディスクバルブ10,11
がそれぞれ突部6,7および弁シート4,5に当接する
ことにより、該各ディスクバルブ10,11とピストン
3の両端面との間に形成された縮小側環状油室,伸長側
環状油室をそれぞれ示し、該縮小側環状油室18は縮小
側連通路8を介して油室Bと連通し、該伸長側環状油室
19は伸長側連通路9を介して油室Aと連通している。
がそれぞれ突部6,7および弁シート4,5に当接する
ことにより、該各ディスクバルブ10,11とピストン
3の両端面との間に形成された縮小側環状油室,伸長側
環状油室をそれぞれ示し、該縮小側環状油室18は縮小
側連通路8を介して油室Bと連通し、該伸長側環状油室
19は伸長側連通路9を介して油室Aと連通している。
【0009】20はピストン3の外周側に形成された環
状のピストンリング溝、21は該ピストンリング溝20
内に装着されたピストンリングをそれぞれ示し、該ピス
トンリング21は、ピストンリング溝20内に配設され
たバックアップリング(図示せず)により径方向外向き
に常時付勢され、これによりシリンダ1の内周面に接触
してシールするものである。
状のピストンリング溝、21は該ピストンリング溝20
内に装着されたピストンリングをそれぞれ示し、該ピス
トンリング21は、ピストンリング溝20内に配設され
たバックアップリング(図示せず)により径方向外向き
に常時付勢され、これによりシリンダ1の内周面に接触
してシールするものである。
【0010】従来技術による油圧緩衝器は前述の如き構
成を有するもので、次にその作動について説明する。
成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0011】まず、ピストン3がピストンロッド2と共
に図中の矢示X方向(伸長側)に変位する伸長行程時で
は、油室A内が高圧となり、該油室Aと油室Bとの間に
圧力差が生じる。これにより、伸長速度が遅い間は、油
室A内の油液が伸長側連通路9を介して伸長側環状油室
19内に流入し、該伸長側環状油室19内から各切欠き
12を介して油室B内に流れ込む。ここで、該各切欠き
12はその流路面積が絞られて固定オリフィスとなって
いるから、油液が各切欠き12を通過する際に所定の小
さい減衰力F1 が発生する。そして、伸長速度が速くな
ると、油室Aと油室Bの圧力差が大きくなり、この差圧
が伸長側ディスクバルブ11の開弁圧を上回った場合に
は、油室Aから伸長側環状油室19内に流入した油液に
より、伸長側ディスクバルブ11が開弁し、該伸長側環
状油室19から油室Bへの流路面積が増大して所定の大
きい減衰力F2 (F1 <F2 )が発生する。即ち、伸長
行程時にあっては、まず各切欠き12による減衰力F1
が発生した後、伸長速度が速くなるとこれに加えて伸長
側ディスクバルブ11による減衰力F2 が発生するとい
う、2段階の減衰力特性を有する。
に図中の矢示X方向(伸長側)に変位する伸長行程時で
は、油室A内が高圧となり、該油室Aと油室Bとの間に
圧力差が生じる。これにより、伸長速度が遅い間は、油
室A内の油液が伸長側連通路9を介して伸長側環状油室
19内に流入し、該伸長側環状油室19内から各切欠き
12を介して油室B内に流れ込む。ここで、該各切欠き
12はその流路面積が絞られて固定オリフィスとなって
いるから、油液が各切欠き12を通過する際に所定の小
さい減衰力F1 が発生する。そして、伸長速度が速くな
ると、油室Aと油室Bの圧力差が大きくなり、この差圧
が伸長側ディスクバルブ11の開弁圧を上回った場合に
は、油室Aから伸長側環状油室19内に流入した油液に
より、伸長側ディスクバルブ11が開弁し、該伸長側環
状油室19から油室Bへの流路面積が増大して所定の大
きい減衰力F2 (F1 <F2 )が発生する。即ち、伸長
行程時にあっては、まず各切欠き12による減衰力F1
が発生した後、伸長速度が速くなるとこれに加えて伸長
側ディスクバルブ11による減衰力F2 が発生するとい
う、2段階の減衰力特性を有する。
【0012】一方、ピストン3が前述とは反対に矢示Y
方向(縮小側)に変位する縮小行程時では、油室B内が
高圧となって油室Aとの間に圧力差が生じるから、縮小
速度が遅い間は、前述の伸長行程時とほぼ同様に、油室
B内の油液が各切欠き12から伸長側環状油室19,伸
長側連通路9を介して油室A内に流れ込み、各切欠き1
2によって所定の減衰力F1 が発生する。そして、縮小
速度が速くなって各油室A,B間の差圧が縮小側ディス
クバルブ10の開弁圧を上回ると、該縮小側ディスクバ
ルブ10が開弁し、所定の減衰力F3 (F1 <F3 )が
発生する。ここで、縮小側ディスクバルブ10は2枚の
ディスクを用い、伸長側ディスクバルブ11は4枚のデ
ィスクを用いているから、伸長側ディスクバルブ11の
開弁圧は縮小側ディスクバルブ10の開弁圧よりも高
く、従って、伸長側ディスクバルブ11による減衰力F
2 の方が縮小側ディスクバルブ10による減衰力F3 よ
りも高い減衰力特性を示すようになっている。
方向(縮小側)に変位する縮小行程時では、油室B内が
高圧となって油室Aとの間に圧力差が生じるから、縮小
速度が遅い間は、前述の伸長行程時とほぼ同様に、油室
B内の油液が各切欠き12から伸長側環状油室19,伸
長側連通路9を介して油室A内に流れ込み、各切欠き1
2によって所定の減衰力F1 が発生する。そして、縮小
速度が速くなって各油室A,B間の差圧が縮小側ディス
クバルブ10の開弁圧を上回ると、該縮小側ディスクバ
ルブ10が開弁し、所定の減衰力F3 (F1 <F3 )が
発生する。ここで、縮小側ディスクバルブ10は2枚の
ディスクを用い、伸長側ディスクバルブ11は4枚のデ
ィスクを用いているから、伸長側ディスクバルブ11の
開弁圧は縮小側ディスクバルブ10の開弁圧よりも高
く、従って、伸長側ディスクバルブ11による減衰力F
2 の方が縮小側ディスクバルブ10による減衰力F3 よ
りも高い減衰力特性を示すようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧緩衝器では、伸長側ディスクバルブ1
1に固定オリフィスとしての各切欠き12を設けること
により、縮小行程時,伸長行程時の減衰力特性をそれぞ
れ2段階に設定し、ピストン3等の変位速度に応じた減
衰力を得るようになっている。しかし、縮小行程時,伸
長行程時のいずれの場合にも、各切欠き12によって第
1段目の減衰力F1 を発生させる構成となっているか
ら、第1段目の減衰力(低速変位時の減衰力)をそれぞ
れ個別に設定することができない。
来技術による油圧緩衝器では、伸長側ディスクバルブ1
1に固定オリフィスとしての各切欠き12を設けること
により、縮小行程時,伸長行程時の減衰力特性をそれぞ
れ2段階に設定し、ピストン3等の変位速度に応じた減
衰力を得るようになっている。しかし、縮小行程時,伸
長行程時のいずれの場合にも、各切欠き12によって第
1段目の減衰力F1 を発生させる構成となっているか
ら、第1段目の減衰力(低速変位時の減衰力)をそれぞ
れ個別に設定することができない。
【0014】このため、上述した従来技術によるもので
は、例えば、伸長行程時の減衰力特性に合せて各切欠き
12の減衰力F1 を設定すると、これにより縮小行程時
の減衰力特性がある程度決定されてしまうから、最適な
縮小行程時の減衰力特性を設定できないという問題があ
る。特に、近年の自動車の高級化に伴って、顧客からき
めこまやかな減衰力特性が要求されているが、従来技術
による油圧緩衝器では、縮小行程時と伸長行程時の低速
変位時の減衰力をそれぞれ個別に設定できないため、か
かる要求特性を満たすことができず、信頼性、性能が低
いという問題がある。
は、例えば、伸長行程時の減衰力特性に合せて各切欠き
12の減衰力F1 を設定すると、これにより縮小行程時
の減衰力特性がある程度決定されてしまうから、最適な
縮小行程時の減衰力特性を設定できないという問題があ
る。特に、近年の自動車の高級化に伴って、顧客からき
めこまやかな減衰力特性が要求されているが、従来技術
による油圧緩衝器では、縮小行程時と伸長行程時の低速
変位時の減衰力をそれぞれ個別に設定できないため、か
かる要求特性を満たすことができず、信頼性、性能が低
いという問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、縮小行程時と伸長行程時の減衰力特性を
それぞれ個別に設定でき、使用状態に応じた最適な減衰
力特性を発生させることができる油圧緩衝器を提供する
ことを目的とする。
されたもので、縮小行程時と伸長行程時の減衰力特性を
それぞれ個別に設定でき、使用状態に応じた最適な減衰
力特性を発生させることができる油圧緩衝器を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、ピストンリング
溝内に設けられた弁室と、伸長行程時,縮小行程時の少
なくともいずれか一方で所定の減衰力を発生すべく、前
記弁室を介して2つの油室のうち少なくともいずれか一
方の油室と各連通路のうち少なくともいずれか一方の連
通路とを連通する補助オリフィスと、前記弁室内に設け
られ、該補助オリフィスを各ディスクバルブの開弁圧よ
りも低い開弁圧で開閉する逆止弁体とを備えたことにあ
る。
ために本発明が採用する構成の特徴は、ピストンリング
溝内に設けられた弁室と、伸長行程時,縮小行程時の少
なくともいずれか一方で所定の減衰力を発生すべく、前
記弁室を介して2つの油室のうち少なくともいずれか一
方の油室と各連通路のうち少なくともいずれか一方の連
通路とを連通する補助オリフィスと、前記弁室内に設け
られ、該補助オリフィスを各ディスクバルブの開弁圧よ
りも低い開弁圧で開閉する逆止弁体とを備えたことにあ
る。
【0017】
【作用】上記構成により、ピストンが変位すると各油室
間に圧力差が生じて、補助オリフィスと連通する連通路
内に油液が流入し、この圧力差が逆止弁体の開弁圧を上
回ると、該逆止弁体は開弁し、連通路からの油液が補助
オリフィスを通過することにより、所定の減衰力が発生
する。そして、変位速度が速くなって各油室間の圧力差
がディスクバルブの開弁圧を上回ると、該ディスクバル
ブが開弁し、これにより所定の減衰力が発生する。ま
た、ピストンが逆方向に変位すると、逆止弁体は閉弁
し、油液が補助オリフィスを通過することがないので、
変位速度が遅いときに異なる減衰力を発生する。
間に圧力差が生じて、補助オリフィスと連通する連通路
内に油液が流入し、この圧力差が逆止弁体の開弁圧を上
回ると、該逆止弁体は開弁し、連通路からの油液が補助
オリフィスを通過することにより、所定の減衰力が発生
する。そして、変位速度が速くなって各油室間の圧力差
がディスクバルブの開弁圧を上回ると、該ディスクバル
ブが開弁し、これにより所定の減衰力が発生する。ま
た、ピストンが逆方向に変位すると、逆止弁体は閉弁
し、油液が補助オリフィスを通過することがないので、
変位速度が遅いときに異なる減衰力を発生する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0019】図中、31はピストンロッド2の小径部2
Aに固着された本実施例によるピストンを示し、該ピス
トン31は従来技術で述べたピストン3とほぼ同様に、
シリンダ1内を2個の油室A,Bに画成し、各連通路
8,9等が設けられている。しかし、本実施例によるピ
ストン31には、図2に示す如く後述の逆止弁体36が
係合する縦溝状の係合穴32が一体形成され、後述のオ
リフィス35等が設けられている。
Aに固着された本実施例によるピストンを示し、該ピス
トン31は従来技術で述べたピストン3とほぼ同様に、
シリンダ1内を2個の油室A,Bに画成し、各連通路
8,9等が設けられている。しかし、本実施例によるピ
ストン31には、図2に示す如く後述の逆止弁体36が
係合する縦溝状の係合穴32が一体形成され、後述のオ
リフィス35等が設けられている。
【0020】33はピストンリング溝20内に形成され
た環状の弁室を示し、該弁室33は、図3にも示す如
く、縮小側連通路8とほぼ同径に形成された流通孔34
を介して該縮小側連通路8と連通している。そして、該
弁室33は、逆止弁体36の開弁動作を保証するもので
ある。
た環状の弁室を示し、該弁室33は、図3にも示す如
く、縮小側連通路8とほぼ同径に形成された流通孔34
を介して該縮小側連通路8と連通している。そして、該
弁室33は、逆止弁体36の開弁動作を保証するもので
ある。
【0021】35は油室Aと弁室33との間を連通すべ
く、ピストン31に穿設されたオリフィスを示し、前記
流通孔34と共に補助オリフィスを構成するもので、該
オリフィス35は弁室33,流通孔34を介して縮小側
連通路8と連通している。そして、該オリフィス35
は、縮小側連通路8から弁室33を介して流入した油室
B内の油液に流動抵抗を与えることにより、所定の減衰
力F4 を発生させるものである。
く、ピストン31に穿設されたオリフィスを示し、前記
流通孔34と共に補助オリフィスを構成するもので、該
オリフィス35は弁室33,流通孔34を介して縮小側
連通路8と連通している。そして、該オリフィス35
は、縮小側連通路8から弁室33を介して流入した油室
B内の油液に流動抵抗を与えることにより、所定の減衰
力F4 を発生させるものである。
【0022】36は弁室33内に位置してピストン31
の外周側に設けられ、ばね性を有する弾性材料から略C
字状に形成された逆止弁体を示し、該逆止弁体36は、
図4にも示す如く、その一端側に一体形成された係合部
36Aが係合穴32に嵌合して取付けられ、該逆止弁体
36の他端側は前記流通孔34の流出口側を閉塞してい
る。また、該逆止弁体36は、自身のばね力によって常
時径方向内向き(閉弁方向)に付勢されており、その開
弁圧は縮小側ディスクバルブ10の開弁圧よりも低くな
るように設定されている。そして、該逆止弁体36は、
縮小行程時に生じる各油室A,B間の微小な差圧によっ
て開弁し、縮小側連通路8内の油液が流通孔34,弁室
33を介してオリフィス35に流入するのを許すと共
に、油室A内の油液がオリフィス35,弁室33,流通
孔34を介して縮小側連通路8内に逆流するのを防止す
るものである。
の外周側に設けられ、ばね性を有する弾性材料から略C
字状に形成された逆止弁体を示し、該逆止弁体36は、
図4にも示す如く、その一端側に一体形成された係合部
36Aが係合穴32に嵌合して取付けられ、該逆止弁体
36の他端側は前記流通孔34の流出口側を閉塞してい
る。また、該逆止弁体36は、自身のばね力によって常
時径方向内向き(閉弁方向)に付勢されており、その開
弁圧は縮小側ディスクバルブ10の開弁圧よりも低くな
るように設定されている。そして、該逆止弁体36は、
縮小行程時に生じる各油室A,B間の微小な差圧によっ
て開弁し、縮小側連通路8内の油液が流通孔34,弁室
33を介してオリフィス35に流入するのを許すと共
に、油室A内の油液がオリフィス35,弁室33,流通
孔34を介して縮小側連通路8内に逆流するのを防止す
るものである。
【0023】本実施例による油圧緩衝器は上述の如き構
成を有するもので、次に、その作動について説明する。
成を有するもので、次に、その作動について説明する。
【0024】まず、縮小行程時には、各油室A,B間に
生じる圧力差によって、油室B内の油液が各切欠き12
を介して伸長側環状油室19内に流入する。一方、これ
とほぼ同時に、各油室A,B間の微小な圧力差によって
逆止弁体36が開弁し、縮小側連通路8内の油液が流通
孔34から弁室33を介してオリフィス35内に流入す
ることにより、各切欠き12のみによる所定の減衰力F
1 よりも小さな所定の減衰力F4 (F1 >F4 )が発生
する。そして、縮小速度が速くなり各油室A,B間の圧
力差が増大すると、縮小側ディスクバルブ10が開弁
し、該縮小側ディスクバルブ10により所定の減衰力F
3 が発生する。即ち、縮小行程時においては、第1段目
の減衰力は各切欠き12とオリフィス35とによって発
生し、第2段目の減衰力は縮小側ディスクバルブ10に
よって発生する。なお、逆止弁体36の開弁に要する遅
れ時間を考慮すれば、各切欠き12による減衰力F1
と、各切欠き12とオリフィス35による減衰力F4
と、縮小側ディスクバルブ10による減衰力F3 との3
段階の減衰力特性を有することになる。
生じる圧力差によって、油室B内の油液が各切欠き12
を介して伸長側環状油室19内に流入する。一方、これ
とほぼ同時に、各油室A,B間の微小な圧力差によって
逆止弁体36が開弁し、縮小側連通路8内の油液が流通
孔34から弁室33を介してオリフィス35内に流入す
ることにより、各切欠き12のみによる所定の減衰力F
1 よりも小さな所定の減衰力F4 (F1 >F4 )が発生
する。そして、縮小速度が速くなり各油室A,B間の圧
力差が増大すると、縮小側ディスクバルブ10が開弁
し、該縮小側ディスクバルブ10により所定の減衰力F
3 が発生する。即ち、縮小行程時においては、第1段目
の減衰力は各切欠き12とオリフィス35とによって発
生し、第2段目の減衰力は縮小側ディスクバルブ10に
よって発生する。なお、逆止弁体36の開弁に要する遅
れ時間を考慮すれば、各切欠き12による減衰力F1
と、各切欠き12とオリフィス35による減衰力F4
と、縮小側ディスクバルブ10による減衰力F3 との3
段階の減衰力特性を有することになる。
【0025】一方、伸長行程時には、従来技術で述べた
とほぼ同様に、油室A内の油液が伸長側連通路9から各
切欠き12を介して伸長側環状油室19内に流入するこ
とにより、第1段目の減衰力F1 が発生する。そして、
伸長速度が速くなると、伸長側ディスクバルブ11が開
弁し、該伸長側ディスクバルブ11により第2段目の減
衰力F2 が発生する。また、油室Aの方が油室Bよりも
高圧となるから、逆止弁体36は閉弁し、該油室A内の
油液がオリフィス35等を介して油室B側に流れ込むの
を防止する。従って、伸長行程時では、オリフィス35
による減衰力F4 は発生しない。
とほぼ同様に、油室A内の油液が伸長側連通路9から各
切欠き12を介して伸長側環状油室19内に流入するこ
とにより、第1段目の減衰力F1 が発生する。そして、
伸長速度が速くなると、伸長側ディスクバルブ11が開
弁し、該伸長側ディスクバルブ11により第2段目の減
衰力F2 が発生する。また、油室Aの方が油室Bよりも
高圧となるから、逆止弁体36は閉弁し、該油室A内の
油液がオリフィス35等を介して油室B側に流れ込むの
を防止する。従って、伸長行程時では、オリフィス35
による減衰力F4 は発生しない。
【0026】かくして、本実施例によれば、縮小行程時
の第1段目の減衰力を各切欠き12とオリフィス35と
によって発生させることができ、伸長行程時の第1段目
の減衰力を各切欠き12のみによって発生させることが
できるから、各切欠き12の減衰力F1 を伸長行程時に
合せて設定し、オリフィス35の減衰力F4 を適宜調節
することにより、縮小行程時と伸長行程時とで、第1段
目の減衰力を個別にそれぞれ設定することができ、使用
状態に応じた最適な減衰力特性を得ることができ、性
能、信頼性を大幅に向上することができる。
の第1段目の減衰力を各切欠き12とオリフィス35と
によって発生させることができ、伸長行程時の第1段目
の減衰力を各切欠き12のみによって発生させることが
できるから、各切欠き12の減衰力F1 を伸長行程時に
合せて設定し、オリフィス35の減衰力F4 を適宜調節
することにより、縮小行程時と伸長行程時とで、第1段
目の減衰力を個別にそれぞれ設定することができ、使用
状態に応じた最適な減衰力特性を得ることができ、性
能、信頼性を大幅に向上することができる。
【0027】また、ピストンリング溝20を利用して、
径方向内向きの弱いばね力を有する略C字状の逆止弁体
36を配設する構成としたから、構造が簡単で容易に製
造することができる上に、ピストン31の外観は実質的
にほとんど変化しないから、既存の組立て装置を用いて
油圧緩衝器を組立てることができる。
径方向内向きの弱いばね力を有する略C字状の逆止弁体
36を配設する構成としたから、構造が簡単で容易に製
造することができる上に、ピストン31の外観は実質的
にほとんど変化しないから、既存の組立て装置を用いて
油圧緩衝器を組立てることができる。
【0028】なお、前記実施例では、オリフィス35等
を縮小側連通路8側に設け、縮小行程時にのみ所定の減
衰力F4 を発生させる場合を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限らず、例えばピストンリング21´が2
個設けられる油圧緩衝器の場合は、図5に示す変形例の
如く、各切欠き12を廃止し、伸長側連通路9側にも、
前記第1の実施例とほぼ同様の弁室33´,流通孔34
´,オリフィス35´,逆止弁体36´等を設ける構成
としてもよい。この場合には、伸長行程時,縮小行程時
の減衰力特性を互いに全く独立して形成することができ
る。
を縮小側連通路8側に設け、縮小行程時にのみ所定の減
衰力F4 を発生させる場合を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限らず、例えばピストンリング21´が2
個設けられる油圧緩衝器の場合は、図5に示す変形例の
如く、各切欠き12を廃止し、伸長側連通路9側にも、
前記第1の実施例とほぼ同様の弁室33´,流通孔34
´,オリフィス35´,逆止弁体36´等を設ける構成
としてもよい。この場合には、伸長行程時,縮小行程時
の減衰力特性を互いに全く独立して形成することができ
る。
【0029】また、前記実施例とは逆に、伸長側連通路
9側に補助オリフィスを設け、該補助オリフィスによっ
て伸長行程時にのみ所定の減衰力を発生させる構成とし
てもよい。
9側に補助オリフィスを設け、該補助オリフィスによっ
て伸長行程時にのみ所定の減衰力を発生させる構成とし
てもよい。
【0030】また、前記実施例では、補助オリフィス
を、弁室33,33´と連通路8,9を連通する流通路
34,34´と、弁室33,33´と油室A,Bを連通
するオリフィス35,35´とにより構成したが、本発
明はこれに限らず、弁室33,33´と連通路8,9を
連通する通路をオリフィスとし、弁室33,33´と油
室A,Bを連通する通路を流通路とするようにしてもよ
く、さらには、両通路を共にオリフィスとするようにし
てもよい。
を、弁室33,33´と連通路8,9を連通する流通路
34,34´と、弁室33,33´と油室A,Bを連通
するオリフィス35,35´とにより構成したが、本発
明はこれに限らず、弁室33,33´と連通路8,9を
連通する通路をオリフィスとし、弁室33,33´と油
室A,Bを連通する通路を流通路とするようにしてもよ
く、さらには、両通路を共にオリフィスとするようにし
てもよい。
【0031】さらに、前記実施例では、ピストンリング
21は図示しないバックアップリングにより径方向外向
きに付勢されるものとして述べたが、これに替えて、ピ
ストンリング自体が径方向外向きのばね性を有するよう
に形成し、バックアップリングを廃止する構成としても
よい。
21は図示しないバックアップリングにより径方向外向
きに付勢されるものとして述べたが、これに替えて、ピ
ストンリング自体が径方向外向きのばね性を有するよう
に形成し、バックアップリングを廃止する構成としても
よい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、ピ
ストンが変位すると各油室間に圧力差が生じて、補助オ
リフィスと連通する連通路内に油液が流入し、この圧力
差が逆止弁体の開弁圧を上回ると該逆止弁体は開弁し、
連通路からの油液が補助オリフィスを通過することによ
り、縮小行程時,伸長行程時の少なくとも一方で補助オ
リフィスによる所定の減衰力を発生させることができ
る。この結果、縮小行程時と伸長行程時とで、それぞれ
の減衰力特性を個別に設定でき、使用状態に応じた最適
な減衰力特性を得ることができ、性能、信頼性を向上す
ることができる。
ストンが変位すると各油室間に圧力差が生じて、補助オ
リフィスと連通する連通路内に油液が流入し、この圧力
差が逆止弁体の開弁圧を上回ると該逆止弁体は開弁し、
連通路からの油液が補助オリフィスを通過することによ
り、縮小行程時,伸長行程時の少なくとも一方で補助オ
リフィスによる所定の減衰力を発生させることができ
る。この結果、縮小行程時と伸長行程時とで、それぞれ
の減衰力特性を個別に設定でき、使用状態に応じた最適
な減衰力特性を得ることができ、性能、信頼性を向上す
ることができる。
【図1】本発明の実施例による油圧緩衝器を示す要部縦
断面図である。
断面図である。
【図2】ピストンリング,逆止弁体を外した状態のピス
トンを示す正面図である。
トンを示す正面図である。
【図3】図1中の矢示III −III 方向断面図である。
【図4】逆止弁体を示す平面図である。
【図5】本発明の変形例による油圧緩衝器を示す要部縦
断面図である。
断面図である。
【図6】従来技術による油圧緩衝器を示す要部縦断面図
である。
である。
1 シリンダ 8 縮小側連通路 9 伸長側連通路 10 縮小側ディスクバルブ 11 伸長側ディスクバルブ 12 切欠き 20 ピストンリング溝 21 ピストンリング 31,31´ ピストン 33,33´ 弁室 34,34´ 流通孔(補助オリフィス) 35,35´ オリフィス(補助オリフィス) 36,36´ 逆止弁体
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダと、該シリンダ内に摺動可能に
挿嵌され、該シリンダ内を2つの油室に画成したピスト
ンと、前記各油室間を連通すべく該ピストンに穿設され
た縮小側連通路,伸長側連通路と、前記ピストンの端面
に配設され、該各連通路をそれぞれ所定の開弁圧で開閉
する縮小側ディスクバルブ,伸長側ディスクバルブと、
前記ピストンの外周側に形成されたピストンリング溝
と、該ピストンリング溝内に設けられ、前記シリンダの
内周面に摺接するピストンリングとからなる油圧緩衝器
において、前記ピストンリング溝内に設けられた弁室
と、伸長行程時,縮小行程時の少なくともいずれか一方
で所定の減衰力を発生すべく、前記弁室を介して前記2
つの油室のうち少なくともいずれか一方の油室と前記各
連通路のうち少なくともいずれか一方の連通路とを連通
する補助オリフィスと、前記弁室内に設けられ、該補助
オリフィスを前記各ディスクバルブの開弁圧よりも低い
開弁圧で開閉する逆止弁体とを備えたことを特徴とする
油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4070432A JPH05231459A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4070432A JPH05231459A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 油圧緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231459A true JPH05231459A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13431319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4070432A Pending JPH05231459A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05231459A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7367435B2 (en) | 2002-05-31 | 2008-05-06 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Shock absorber design method |
JP2009275813A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Showa Corp | 油圧緩衝器のピストン構造 |
WO2014010343A1 (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-16 | カヤバ工業株式会社 | 緩衝器の減衰バルブ |
CN113819181A (zh) * | 2021-10-20 | 2021-12-21 | 山东凌博瑞轨道交通科技有限公司 | 用于油压减振器流线形阻尼节流孔结构及油压减振器 |
US12078249B2 (en) | 2017-08-09 | 2024-09-03 | Mainspring Energy, Inc. | Piston sealing ring assembly having a gap cover element |
US12078250B2 (en) | 2017-08-09 | 2024-09-03 | Mainspring Energy, Inc. | Piston sealing ring assemblies |
US12188457B2 (en) * | 2017-08-09 | 2025-01-07 | Mainspring Energy, Inc. | Sealing ring assemblies configured for pressure locking |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP4070432A patent/JPH05231459A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7367435B2 (en) | 2002-05-31 | 2008-05-06 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Shock absorber design method |
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JP2014015994A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器のバルブ構造 |
CN104334912A (zh) * | 2012-07-10 | 2015-02-04 | 萱场工业株式会社 | 缓冲器的阻尼阀 |
CN104334912B (zh) * | 2012-07-10 | 2016-03-09 | Kyb株式会社 | 缓冲器的阻尼阀 |
US9410595B2 (en) | 2012-07-10 | 2016-08-09 | Kyb Corporation | Damping valve for shock absorber |
US12078249B2 (en) | 2017-08-09 | 2024-09-03 | Mainspring Energy, Inc. | Piston sealing ring assembly having a gap cover element |
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CN113819181A (zh) * | 2021-10-20 | 2021-12-21 | 山东凌博瑞轨道交通科技有限公司 | 用于油压减振器流线形阻尼节流孔结构及油压减振器 |
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