JPH0523935A - レーザ複合加工装置 - Google Patents
レーザ複合加工装置Info
- Publication number
- JPH0523935A JPH0523935A JP3174920A JP17492091A JPH0523935A JP H0523935 A JPH0523935 A JP H0523935A JP 3174920 A JP3174920 A JP 3174920A JP 17492091 A JP17492091 A JP 17492091A JP H0523935 A JPH0523935 A JP H0523935A
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- JP
- Japan
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- bending
- laser
- laser beam
- unit
- plate material
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザ加工装置と曲げ加工装置を一体的に設
け、同一の加工原点と基準座標軸を用い、省スペース化
と製品精度と作業効率の向上を図る。 【構成】 フレーム15に曲げ加工装置3とレーザ加工
装置5とを設けると共に、ワーク位置決め装置7とワー
ク回転装置29を備えてレーザ複合加工装置1を構成し
た。曲げ加工装置3は、上、下の板押え17,19によ
り板材Wを押圧し、曲げ金型23を備えたアーム25の
回動により板材Wと折曲げ加工が施される。レーザ加工
装置5は、ベンドミラー27にて折曲されたレーザビー
ムLBは上部回転軸31を通り、ワーク回転装置7であ
るタンーテーブル兼用のレーザヘッド35により照射さ
れる。なお、下部回転軸39とはドロスの排出口43が
設けられている。ワーク位置決め装置7は、X,Y軸に
移動自在なキャレッジベース89,91とキャレッジ9
1にクランプ装置93を備えていることを特徴とする。
け、同一の加工原点と基準座標軸を用い、省スペース化
と製品精度と作業効率の向上を図る。 【構成】 フレーム15に曲げ加工装置3とレーザ加工
装置5とを設けると共に、ワーク位置決め装置7とワー
ク回転装置29を備えてレーザ複合加工装置1を構成し
た。曲げ加工装置3は、上、下の板押え17,19によ
り板材Wを押圧し、曲げ金型23を備えたアーム25の
回動により板材Wと折曲げ加工が施される。レーザ加工
装置5は、ベンドミラー27にて折曲されたレーザビー
ムLBは上部回転軸31を通り、ワーク回転装置7であ
るタンーテーブル兼用のレーザヘッド35により照射さ
れる。なお、下部回転軸39とはドロスの排出口43が
設けられている。ワーク位置決め装置7は、X,Y軸に
移動自在なキャレッジベース89,91とキャレッジ9
1にクランプ装置93を備えていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材に曲げ加工を行
なう曲げ加工装置と、板材にレーザ加工を行なうレーザ
加工装置とを複合化したレーザ複合加工装置に関する。
なう曲げ加工装置と、板材にレーザ加工を行なうレーザ
加工装置とを複合化したレーザ複合加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材にレーザ加工を行なうレーザ
加工装置と、板材に曲げ加工を行なう曲げ加工装置と
は、互いに分離、独立された状態で配置されているのが
一般的である。
加工装置と、板材に曲げ加工を行なう曲げ加工装置と
は、互いに分離、独立された状態で配置されているのが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のレーザ加工装置と曲げ加工装置にて、板材に対して
レーザ加工と曲げ加工を行なう際、各々の装置への板材
着脱が行なわれ、煩雑な作業となると共に、装置が別々
となるので機械設置スペースが大きくなり、且つ、切断
と曲げ加工による加工原点、基準座標軸が一致しにくい
ので、製品精度が低下するという問題があった。
来のレーザ加工装置と曲げ加工装置にて、板材に対して
レーザ加工と曲げ加工を行なう際、各々の装置への板材
着脱が行なわれ、煩雑な作業となると共に、装置が別々
となるので機械設置スペースが大きくなり、且つ、切断
と曲げ加工による加工原点、基準座標軸が一致しにくい
ので、製品精度が低下するという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、同一の加工原点と基準座標軸を用いて、レーザ加
工と曲げ加工を行ない、省スペース化と製品精度と作業
効率の向上を図ったレーザ複合加工装置を提供すること
にある。
ため、同一の加工原点と基準座標軸を用いて、レーザ加
工と曲げ加工を行ない、省スペース化と製品精度と作業
効率の向上を図ったレーザ複合加工装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、板材に曲げ加工を行なう曲げ加工装置
と板材にレーザ加工を行なうレーザ加工装置とを一体的
に設けると共に、前記曲げ加工装置とレーザ加工装置の
加工部に対して板材の移動位置決めを行なうワーク位置
決め装置を設けてレーザ複合加工装置を構成した。
に、この発明は、板材に曲げ加工を行なう曲げ加工装置
と板材にレーザ加工を行なうレーザ加工装置とを一体的
に設けると共に、前記曲げ加工装置とレーザ加工装置の
加工部に対して板材の移動位置決めを行なうワーク位置
決め装置を設けてレーザ複合加工装置を構成した。
【0006】また、この発明は、前記レーザ加工装置の
加工部に、板材を上下方向より挟持して回転させるワー
ク回転装置を設けてレーザ複合加工装置を構成した。
加工部に、板材を上下方向より挟持して回転させるワー
ク回転装置を設けてレーザ複合加工装置を構成した。
【0007】
【作用】この発明のレーザ複合加工装置を採用すること
により、曲げ加工装置とレーザ加工装置とを一体化し、
それぞれの加工部に対して板材の移動位置決めを行なう
ワーク位置決め装置を設けた。そしてレーザ加工装置の
加工部を板材を回転するワーク回転装置の回転軸中心に
組込んである。このため、同一の加工原点と基準座標軸
を使って、レーザ切断加工と曲げ加工の2種類の加工が
可能となる。
により、曲げ加工装置とレーザ加工装置とを一体化し、
それぞれの加工部に対して板材の移動位置決めを行なう
ワーク位置決め装置を設けた。そしてレーザ加工装置の
加工部を板材を回転するワーク回転装置の回転軸中心に
組込んである。このため、同一の加工原点と基準座標軸
を使って、レーザ切断加工と曲げ加工の2種類の加工が
可能となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、本実施例にて採用したレーザ加工
装置および曲げ加工装置は、基本的には公知の構成のも
のなので、主要部を除き説明ならびに図示を省略してあ
る。また、レーザ加工装置と曲げ加工装置との組合せ
は、本実施例に限るものではない。
細に説明する。なお、本実施例にて採用したレーザ加工
装置および曲げ加工装置は、基本的には公知の構成のも
のなので、主要部を除き説明ならびに図示を省略してあ
る。また、レーザ加工装置と曲げ加工装置との組合せ
は、本実施例に限るものではない。
【0009】図1、図2、図3および図4を参照する
に、レーザ複合加工装置1は、曲げ加工装置3とレーザ
加工装置5とワーク位置決め装置7とで構成され、各曲
げ加工装置3、レーザ加工装置5、ワーク位置決め装置
7は、ベース9と、ベース9の両側部に垂直に固定され
た一体のサイドフレーム11によって支持された上部フ
レーム13とで構成されたフレーム15に設けられてい
る。
に、レーザ複合加工装置1は、曲げ加工装置3とレーザ
加工装置5とワーク位置決め装置7とで構成され、各曲
げ加工装置3、レーザ加工装置5、ワーク位置決め装置
7は、ベース9と、ベース9の両側部に垂直に固定され
た一体のサイドフレーム11によって支持された上部フ
レーム13とで構成されたフレーム15に設けられてい
る。
【0010】曲げ加工装置3は、前記フレーム15の片
側(図1、図2、図4において左側)に設けられ、例え
ば、しごき曲げ機であり、その構成は公知のため省略す
るが、下部板押え17上に複数個分割された上部板押え
19が設けられ、加工部21Aであるしごき曲げをする
曲げ金型23を上下に備えたアーム25が、図示を省略
したが回動支点軸に係合されて構成されている。なお、
前記上部板押え19と曲げ金型23は分割式であり、板
材Wの幅に応じて自動的に選択される。
側(図1、図2、図4において左側)に設けられ、例え
ば、しごき曲げ機であり、その構成は公知のため省略す
るが、下部板押え17上に複数個分割された上部板押え
19が設けられ、加工部21Aであるしごき曲げをする
曲げ金型23を上下に備えたアーム25が、図示を省略
したが回動支点軸に係合されて構成されている。なお、
前記上部板押え19と曲げ金型23は分割式であり、板
材Wの幅に応じて自動的に選択される。
【0011】上記構成により、上部板押え19を下降さ
せて板材Wを下部板押え17上に挾圧固定する。そし
て、曲げ金型23を備えたアーム25を所望の方向に回
動させることにより、板材WをL形状に上下自在に曲げ
ることができる。
せて板材Wを下部板押え17上に挾圧固定する。そし
て、曲げ金型23を備えたアーム25を所望の方向に回
動させることにより、板材WをL形状に上下自在に曲げ
ることができる。
【0012】レーザ加工装置5は、フレーム15に隣接
してレーザ発振器(図示省略)が設けられ、このレーザ
発振器より発振されたレーザビームLBは、上部フレー
ム13のほぼ中央に設けたベンドミラー27により下方
向へ折曲される。ベンドミラー27により折曲されたレ
ーザビームLBは、ワーク回転装置29である上部回転
軸31の軸芯に設けた穴33を通り、上部回転軸31の
下端に一体的に設けたレーザヘッド35(ターンテーブ
ル兼用)に係止したレーザノズル37より加工部21B
にある板材Wに照射される。
してレーザ発振器(図示省略)が設けられ、このレーザ
発振器より発振されたレーザビームLBは、上部フレー
ム13のほぼ中央に設けたベンドミラー27により下方
向へ折曲される。ベンドミラー27により折曲されたレ
ーザビームLBは、ワーク回転装置29である上部回転
軸31の軸芯に設けた穴33を通り、上部回転軸31の
下端に一体的に設けたレーザヘッド35(ターンテーブ
ル兼用)に係止したレーザノズル37より加工部21B
にある板材Wに照射される。
【0013】一方、下部回転軸39の上端にも前記上部
回転軸31に設けたレーザヘッド35に相対してターン
テーブル41が一体的に設けられ、下部回転軸39の軸
芯には、レーザ加工時に発生するドロス、は粉塵等を排
出するための、排出口43が貫通して形成してある。な
お、前記上部回転軸31と下部回転軸39の回転支持部
材は図示を省略してある。
回転軸31に設けたレーザヘッド35に相対してターン
テーブル41が一体的に設けられ、下部回転軸39の軸
芯には、レーザ加工時に発生するドロス、は粉塵等を排
出するための、排出口43が貫通して形成してある。な
お、前記上部回転軸31と下部回転軸39の回転支持部
材は図示を省略してある。
【0014】上記構成により、図示を省略したレーザ発
振器より発振されたレーザビームLBは、ベンドミラー
27により折曲され、上部回転軸31に設けた穴33を
通りレーザノズル37より板材Wに照射され、切断加工
が施される。そして、切断時には発生したドロスや粉塵
は下部回転軸39に設けた排出口43に落下し、機外へ
排出される。
振器より発振されたレーザビームLBは、ベンドミラー
27により折曲され、上部回転軸31に設けた穴33を
通りレーザノズル37より板材Wに照射され、切断加工
が施される。そして、切断時には発生したドロスや粉塵
は下部回転軸39に設けた排出口43に落下し、機外へ
排出される。
【0015】前記ワーク回転装置29の駆動系は、ベー
ス9の片側(図1において右側)に設けたモータ45の
回転軸47が連結され、この回転軸47はサイドフレー
ム11に沿って立設し、回転軸47の上、下端にプーリ
49が係止してある。このプーリ49と前記上部回転軸
31および下部回転軸39に係止したプーリ51,53
に回転伝達部材55である例えばタイミングベルト等が
掛回されている。
ス9の片側(図1において右側)に設けたモータ45の
回転軸47が連結され、この回転軸47はサイドフレー
ム11に沿って立設し、回転軸47の上、下端にプーリ
49が係止してある。このプーリ49と前記上部回転軸
31および下部回転軸39に係止したプーリ51,53
に回転伝達部材55である例えばタイミングベルト等が
掛回されている。
【0016】上記問題により、モータ45を駆動する
と、回転軸47は回転し、回転軸47に係止したプーリ
49の回転は回転伝達部材55を介してプーリ51と5
3に伝達され、上部回転軸31と下部回転軸39は同一
方向へ同調して回転することができる。
と、回転軸47は回転し、回転軸47に係止したプーリ
49の回転は回転伝達部材55を介してプーリ51と5
3に伝達され、上部回転軸31と下部回転軸39は同一
方向へ同調して回転することができる。
【0017】前記ワーク回転装置29の上部回転軸31
および下部回転軸39の構成について、更に詳細に説明
する。
および下部回転軸39の構成について、更に詳細に説明
する。
【0018】図5および図6を参照するに、上部フレー
ム13に設けたブラケット57を貫通して立設した上部
回転軸31は、外筒軸59と内筒軸61とで構成され、
内筒軸61の軸芯に沿って延設されたキー63に外筒軸
59に設けたキー溝65が摺接して組合されている。な
お、前記外筒軸59はブラケット57に図示を省略した
が軸受等により回転自在に支承されていて、外筒軸59
の上端にプーリ51が一体的に係止し、このプーリ51
に回転伝達部材55である例えばタイミングベルトが掛
回されている。
ム13に設けたブラケット57を貫通して立設した上部
回転軸31は、外筒軸59と内筒軸61とで構成され、
内筒軸61の軸芯に沿って延設されたキー63に外筒軸
59に設けたキー溝65が摺接して組合されている。な
お、前記外筒軸59はブラケット57に図示を省略した
が軸受等により回転自在に支承されていて、外筒軸59
の上端にプーリ51が一体的に係止し、このプーリ51
に回転伝達部材55である例えばタイミングベルトが掛
回されている。
【0019】前記内筒軸61の上端にはフランジ67が
一体的に形成され、このフランジ67の下面に摺接する
スラストベアリング69が、支持板71に装着され、支
持板71にはねじ部73が設けられている。ねじ部73
にはボールねじ75等が螺合し、ボールねじ75の下端
は前記ブラケット57の上面に回転自在に支承され、ボ
ールねじ75の上端はモータ77に連結されている。
一体的に形成され、このフランジ67の下面に摺接する
スラストベアリング69が、支持板71に装着され、支
持板71にはねじ部73が設けられている。ねじ部73
にはボールねじ75等が螺合し、ボールねじ75の下端
は前記ブラケット57の上面に回転自在に支承され、ボ
ールねじ75の上端はモータ77に連結されている。
【0020】更に、内筒軸61の軸芯には穴33が穿設
され、内筒軸61の下端近傍内部に集光レンズ79が装
着され、内筒軸61の下端にレーザヘッド35が一体的
に設けられている。このレーザヘッド35の内部にレー
ザノズル37が螺合し係止されている。なお、レーザヘ
ッド35の下面には、内蔵されたスプリング81により
下方向へ付勢されたボール83が複数箇所に配設されて
いる。
され、内筒軸61の下端近傍内部に集光レンズ79が装
着され、内筒軸61の下端にレーザヘッド35が一体的
に設けられている。このレーザヘッド35の内部にレー
ザノズル37が螺合し係止されている。なお、レーザヘ
ッド35の下面には、内蔵されたスプリング81により
下方向へ付勢されたボール83が複数箇所に配設されて
いる。
【0021】上記構成により、回転伝達部材55である
タイミングベルトを介してプーリ51は回転され、プー
リ51と一体的に設けた外筒軸59は回転し、外筒軸5
9よりキー63を介して内筒軸61は回転する。更に、
内筒軸61は、モータ77を駆動することによりボール
ねじ75は回転し、このボールねじ75に螺合したねじ
部73を介して支持板71は上下動する。支持板71の
上下動によりスラストベアリング69を介して内筒軸6
1は上下動することができる。すなわち、レーザヘッド
35は、回転することもでき、上下動することもでき
る。
タイミングベルトを介してプーリ51は回転され、プー
リ51と一体的に設けた外筒軸59は回転し、外筒軸5
9よりキー63を介して内筒軸61は回転する。更に、
内筒軸61は、モータ77を駆動することによりボール
ねじ75は回転し、このボールねじ75に螺合したねじ
部73を介して支持板71は上下動する。支持板71の
上下動によりスラストベアリング69を介して内筒軸6
1は上下動することができる。すなわち、レーザヘッド
35は、回転することもでき、上下動することもでき
る。
【0022】一方、下部回転軸39は、下端にプーリ5
3が一体的に設けられ、このプーリ53に回転伝達部材
55としてのタイミングベルトが掛回されている。更
に、下部回転軸39の上端には、加工テーブル85の上
面と面一となるターンテーブル41が設けられ、このタ
ーンテーブル41の上面には、前記レーザヘッド35に
装着したボール83と同一の、スプリング81により上
方向に付勢されたボール83が複数箇所に配設され、こ
のボール83間に弾性パット87である例えばウレタン
パット等が複数箇所に配設されている。
3が一体的に設けられ、このプーリ53に回転伝達部材
55としてのタイミングベルトが掛回されている。更
に、下部回転軸39の上端には、加工テーブル85の上
面と面一となるターンテーブル41が設けられ、このタ
ーンテーブル41の上面には、前記レーザヘッド35に
装着したボール83と同一の、スプリング81により上
方向に付勢されたボール83が複数箇所に配設され、こ
のボール83間に弾性パット87である例えばウレタン
パット等が複数箇所に配設されている。
【0023】上記構成により、板材Wを回転させる場合
は、モータ77を駆動し上部回転軸31を下降させて、
下部回転軸39のターンテーブル41上にある板材Wに
挟持する。この際、板材Wはターンテーブル41に設け
た弾性パット87に押付けられ、回転時に板材Wがずれ
ることがない。そして、回転伝達部材55により上、下
の回転軸31,39は同調して回転し板材Wを所望の位
置へ位置決めすることができる。
は、モータ77を駆動し上部回転軸31を下降させて、
下部回転軸39のターンテーブル41上にある板材Wに
挟持する。この際、板材Wはターンテーブル41に設け
た弾性パット87に押付けられ、回転時に板材Wがずれ
ることがない。そして、回転伝達部材55により上、下
の回転軸31,39は同調して回転し板材Wを所望の位
置へ位置決めすることができる。
【0024】ワーク位置決め装置7は、再び、図1、図
2、図3および図4を参照するに、板材Wの移動および
位置決めを行なうために、フレーム15にはレーザ加工
を行なう加工部21Bと曲げ加工を行なう加工部21A
に対して、Y軸方向(図1、図2、図4において左右方
向、図3において図面に直交する方向)に接近離反し水
平に移動自在なキャレッジベース89が設けられてい
る。このキャレッジベース89には、X軸方向(図1に
おいて図面に直交する方向、図2、図4において上下方
向、図3において左右方向)へ移動自在に支承されたキ
ャレッジ91が設けられている。そして、キャレッジ9
1には板材Wの一端縁部を把持するための複数のクラン
プ装置93が備えられている。
2、図3および図4を参照するに、板材Wの移動および
位置決めを行なうために、フレーム15にはレーザ加工
を行なう加工部21Bと曲げ加工を行なう加工部21A
に対して、Y軸方向(図1、図2、図4において左右方
向、図3において図面に直交する方向)に接近離反し水
平に移動自在なキャレッジベース89が設けられてい
る。このキャレッジベース89には、X軸方向(図1に
おいて図面に直交する方向、図2、図4において上下方
向、図3において左右方向)へ移動自在に支承されたキ
ャレッジ91が設けられている。そして、キャレッジ9
1には板材Wの一端縁部を把持するための複数のクラン
プ装置93が備えられている。
【0025】前記キャレッジベース89は、ベース9の
上部に固定されたレール(図示省略)に移動自在に支承
され、サイドフレーム11の側面に設けたY軸モータ9
5より減速機97を介して、Y軸方向へ延伸した複数本
(本実施例では2本)のボールねじ99に螺合されて、
Y軸方向へ移動自在に設けられている。クランプ装置9
3を備えたキャレッジ91は、図2に示されているよう
にX軸モータ101の駆動によりボールねじ103を介
してX軸方向へ移動自在にキャレッジ89に支承されて
いる。また、ベース9上には板材Wを移動自在に支承す
る加工テーブル85が設けられている。なお、前記クラ
ンプ装置93には、フランジ曲げされた部分も把持でき
るようギャップ105が形成されている。
上部に固定されたレール(図示省略)に移動自在に支承
され、サイドフレーム11の側面に設けたY軸モータ9
5より減速機97を介して、Y軸方向へ延伸した複数本
(本実施例では2本)のボールねじ99に螺合されて、
Y軸方向へ移動自在に設けられている。クランプ装置9
3を備えたキャレッジ91は、図2に示されているよう
にX軸モータ101の駆動によりボールねじ103を介
してX軸方向へ移動自在にキャレッジ89に支承されて
いる。また、ベース9上には板材Wを移動自在に支承す
る加工テーブル85が設けられている。なお、前記クラ
ンプ装置93には、フランジ曲げされた部分も把持でき
るようギャップ105が形成されている。
【0026】上記構成により、クランプ装置93に把持
された板材Wは、キャレッジベース89、キャレッジ9
1を適宜移動することにより、レーザ加工時の加工部2
1Bあるいは曲げ加工時の加工部21Aへ移送でき、位
置決めされる。
された板材Wは、キャレッジベース89、キャレッジ9
1を適宜移動することにより、レーザ加工時の加工部2
1Bあるいは曲げ加工時の加工部21Aへ移送でき、位
置決めされる。
【0027】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、レーザ加工時は、クランプ装置93により把持さ
れた板材Wは、ワーク位置決め装置7をX軸、Y軸方向
へ移動し加工部21Bへ板材Wを移動位置決めする。そ
して、レーザ発振器より発振されたレーザビームLBは
ベンドミラー27により折曲され、上部回転軸31の中
心に設けた穴33を通り、集光レンズ79によりレーザ
ビームLBは集光され、レーザノズル37より板材Wへ
照射され、切断加工が施される。切断加工時に発生する
ドロス、粉塵等は、下部回転軸39に設けた排出口43
より機外へ排出される。
ては、レーザ加工時は、クランプ装置93により把持さ
れた板材Wは、ワーク位置決め装置7をX軸、Y軸方向
へ移動し加工部21Bへ板材Wを移動位置決めする。そ
して、レーザ発振器より発振されたレーザビームLBは
ベンドミラー27により折曲され、上部回転軸31の中
心に設けた穴33を通り、集光レンズ79によりレーザ
ビームLBは集光され、レーザノズル37より板材Wへ
照射され、切断加工が施される。切断加工時に発生する
ドロス、粉塵等は、下部回転軸39に設けた排出口43
より機外へ排出される。
【0028】曲げ加工時は、クランプ装置93により把
持された板材Wは、ワーク位置決め装置7をY軸方向へ
移動し加工部21Aへ板材Wを移動位置決めする。そし
て、上部板押え19を下降し板材Wを下部板押え17に
押圧し、曲げ金型23を備えたアーム25を作動し、所
望の方向へ板材Wを折曲げる。
持された板材Wは、ワーク位置決め装置7をY軸方向へ
移動し加工部21Aへ板材Wを移動位置決めする。そし
て、上部板押え19を下降し板材Wを下部板押え17に
押圧し、曲げ金型23を備えたアーム25を作動し、所
望の方向へ板材Wを折曲げる。
【0029】なお、板材Wの多辺を折曲げる際は、ワー
ク回転装置29にて板材Wを回動して所望の板材Wの辺
を位置決めする。すなわち、ワーク位置決め装置7にて
一部下降された板材Wを、ワーク回転装置29の直下へ
移動し、クランプ装置93を解除して板材Wが回動時に
支障のない位置に後退させておく。そして、ワーク回転
装置29の上部回転軸31を下降し、下部回転軸39と
協動して板材Wを挾圧し、モータ45を駆動することに
より、上下の回転軸31,39は同調して回転するの
で、板材Wの次に曲げ加工する辺を加工部21Aに対し
て位置決めすることができる。位置決めが終了したらク
ランプ装置93にて板材Wを把持し、上部回転軸31を
上昇して押圧を解除して、板材Wを加工部21Aの所定
位置へ移動させる。
ク回転装置29にて板材Wを回動して所望の板材Wの辺
を位置決めする。すなわち、ワーク位置決め装置7にて
一部下降された板材Wを、ワーク回転装置29の直下へ
移動し、クランプ装置93を解除して板材Wが回動時に
支障のない位置に後退させておく。そして、ワーク回転
装置29の上部回転軸31を下降し、下部回転軸39と
協動して板材Wを挾圧し、モータ45を駆動することに
より、上下の回転軸31,39は同調して回転するの
で、板材Wの次に曲げ加工する辺を加工部21Aに対し
て位置決めすることができる。位置決めが終了したらク
ランプ装置93にて板材Wを把持し、上部回転軸31を
上昇して押圧を解除して、板材Wを加工部21Aの所定
位置へ移動させる。
【0030】上述したごとき構成と作用により理解され
るように、1台のレーザ複合加工装置1で1つの基準座
標軸でレーザ加工と曲げ加工ができるので、高精度な製
品を得ることができ、機械設置スペースの減少と作業効
率の向上を図ることができる。
るように、1台のレーザ複合加工装置1で1つの基準座
標軸でレーザ加工と曲げ加工ができるので、高精度な製
品を得ることができ、機械設置スペースの減少と作業効
率の向上を図ることができる。
【0031】なお、この発明は前述した実施例に限定さ
れることなく、適宜の変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
れることなく、適宜の変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0032】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、レーザ加工装置と曲げ加
工装置を一体的に設け、それぞれの加工部へ板材の移動
位置決めを行なうワーク位置決め装置と板材を回転させ
るワーク回転装置を設けた。
るように、この発明によれば、レーザ加工装置と曲げ加
工装置を一体的に設け、それぞれの加工部へ板材の移動
位置決めを行なうワーク位置決め装置と板材を回転させ
るワーク回転装置を設けた。
【0033】而して、同一の加工原点と基準座標軸を使
ってレーザ加工と曲げ加工を行なうので、高精度な製品
を得ることができると共に、機械の省スペース化と作業
効率の向上を図ることができる。
ってレーザ加工と曲げ加工を行なうので、高精度な製品
を得ることができると共に、機械の省スペース化と作業
効率の向上を図ることができる。
【図1】この発明のレーザ複合加工装置を示し、図2に
おけるI-I 線に沿った断面図である。
おけるI-I 線に沿った断面図である。
【図2】図1における一部断面を含む平面図である。
【図3】図1におけるIII-III 線に沿った断面図であ
る。
る。
【図4】この発明のレーザ複合加工装置の斜視説明図で
ある。
ある。
【図5】図4におけるV 矢視部の拡大斜視説明図であ
る。
る。
【図6】図5におけるVI-VI 線に沿った断面図である。
1 レーザ複合加工装置
3 曲げ加工装置
5 レーザ加工装置
7 ワーク位置決め装置
21A,21B 加工部
29 ワーク回転装置
Claims (2)
- 【請求項1】 板材に曲げ加工を行なう曲げ加工装置と
板材にレーザ加工を行なうレーザ加工装置とを一体的に
設けると共に、前記曲げ加工装置とレーザ加工装置の加
工部に対して板材の移動位置決めを行なうワーク位置決
め装置を設けてなることを特徴とするレーザ複合加工装
置。 - 【請求項2】 前記レーザ加工装置の加工部に、板材を
上下方向より挟持して回転させるワーク回転装置を設け
てなることを特徴とする請求項1記載のレーザ複合加工
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174920A JP3029885B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | レーザ複合加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174920A JP3029885B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | レーザ複合加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523935A true JPH0523935A (ja) | 1993-02-02 |
JP3029885B2 JP3029885B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=15987028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3174920A Expired - Fee Related JP3029885B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | レーザ複合加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029885B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6775888B1 (en) * | 1998-11-19 | 2004-08-17 | Schuler Pressen Gmbh & Co. Kg | Forming system and process |
JP2007529317A (ja) * | 2004-03-17 | 2007-10-25 | トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | プレート状の工作物を加工するための機械的な装置 |
CN106964990A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-07-21 | 常熟市双月机械有限公司 | 一种多功能磨床 |
IT201700028827A1 (it) * | 2017-03-15 | 2018-09-15 | Cosma S R L | Impianto di lavorazione di fogli di lamiera per la produzione di componenti di elettrodomestici in genere |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6450813B1 (ja) * | 2017-07-11 | 2019-01-09 | 株式会社アマダホールディングス | ワーク供給装置 |
KR102183597B1 (ko) * | 2020-09-24 | 2020-11-26 | 홍규화 | 레이저 절단장치를 이용한 금속재료의 가공방법 |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP3174920A patent/JP3029885B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007529317A (ja) * | 2004-03-17 | 2007-10-25 | トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | プレート状の工作物を加工するための機械的な装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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