JPH05228811A - クランク軸等の研削研磨機 - Google Patents
クランク軸等の研削研磨機Info
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- JPH05228811A JPH05228811A JP7223692A JP7223692A JPH05228811A JP H05228811 A JPH05228811 A JP H05228811A JP 7223692 A JP7223692 A JP 7223692A JP 7223692 A JP7223692 A JP 7223692A JP H05228811 A JPH05228811 A JP H05228811A
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- Japan
- Prior art keywords
- rotary
- pin
- crankshaft
- grinding
- grindstone
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- Pending
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Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1台の研削研磨機で研削研磨すべきピン部の
間隔と偏心径の異なる各種のクランク軸等の研削研磨を
可能とする。 【構成】 クランク軸A等の研削研磨すべきピン部1の
間隔aに軸方向へスライドして変位調節できるように垂
設した支持杆2に、ピン部1の偏心径bに変位調節する
ための複数の偏心孔5を備えた一対の回転円板6を設
け、該回転円板6に可動板4をいずれかの偏心孔5に支
持ピン16を螺入して取付け、該可動板4に回転砥石3
を先端に有する一対の砥石支持アーム7を揺動自由に枢
設した構成を特徴としている。
間隔と偏心径の異なる各種のクランク軸等の研削研磨を
可能とする。 【構成】 クランク軸A等の研削研磨すべきピン部1の
間隔aに軸方向へスライドして変位調節できるように垂
設した支持杆2に、ピン部1の偏心径bに変位調節する
ための複数の偏心孔5を備えた一対の回転円板6を設
け、該回転円板6に可動板4をいずれかの偏心孔5に支
持ピン16を螺入して取付け、該可動板4に回転砥石3
を先端に有する一対の砥石支持アーム7を揺動自由に枢
設した構成を特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンのクランク
軸、コンプレッサーその他の偏心軸等のピン部の研削研
磨機に関する。
軸、コンプレッサーその他の偏心軸等のピン部の研削研
磨機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の研削研磨機は、たとえ
ば、エンジン用クランク軸の場合、4気筒エンジンのク
ランク軸と6気筒エンジンのクランク軸又は8気筒エン
ジンのクランク軸等では同一の研削研磨機で研削研磨加
工することは不可能であった。
ば、エンジン用クランク軸の場合、4気筒エンジンのク
ランク軸と6気筒エンジンのクランク軸又は8気筒エン
ジンのクランク軸等では同一の研削研磨機で研削研磨加
工することは不可能であった。
【0003】したがって、それぞれのクランク軸専用の
研削研磨機で研削研磨加工を行っているのが現状であ
る。
研削研磨機で研削研磨加工を行っているのが現状であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、汎用性がないため効率的な研削研磨作業ができ
ず、徒らに機台数が多くなって設備費が嵩むばかりでな
く、多くの作業員を必要とするために人権費も嵩むとい
う問題点があった。
ては、汎用性がないため効率的な研削研磨作業ができ
ず、徒らに機台数が多くなって設備費が嵩むばかりでな
く、多くの作業員を必要とするために人権費も嵩むとい
う問題点があった。
【0005】この発明は、従来の技術の有する斯かる問
題点に鑑み、1台の研削研磨機で各種のクランク軸等が
簡単な変位調節操作をするだけで、高能率に研削研磨で
きるクランク軸等の研削研磨機の提供を目的としてい
る。
題点に鑑み、1台の研削研磨機で各種のクランク軸等が
簡単な変位調節操作をするだけで、高能率に研削研磨で
きるクランク軸等の研削研磨機の提供を目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のクランク軸等の研削研磨機は、たとえ
ば、実施例に対応する図1〜図5に例示されているよう
に、クランク軸A等の研削研磨すべきピン部1の間隔a
に変位調節可能とした支持杆2に、回転砥石3を支持す
る可動板4をピン部1の偏心径bに変位調節する複数の
偏心孔5を備えた一対の回転円板6を介して偏心回動す
るように設け、該可動板4に回転砥石3を有する一対の
砥石支持アーム7を揺動自由に枢設して、クランク軸A
等の研削研磨すべきピン部1の間隔aと偏心径bとが自
由に変化調節できる構成を主要な特徴としている。
に、この発明のクランク軸等の研削研磨機は、たとえ
ば、実施例に対応する図1〜図5に例示されているよう
に、クランク軸A等の研削研磨すべきピン部1の間隔a
に変位調節可能とした支持杆2に、回転砥石3を支持す
る可動板4をピン部1の偏心径bに変位調節する複数の
偏心孔5を備えた一対の回転円板6を介して偏心回動す
るように設け、該可動板4に回転砥石3を有する一対の
砥石支持アーム7を揺動自由に枢設して、クランク軸A
等の研削研磨すべきピン部1の間隔aと偏心径bとが自
由に変化調節できる構成を主要な特徴としている。
【0007】また、ピン部1の偏心径bに変位調節する
手段をもった回転砥石3を支持杆2の両側に関連させて
設けたこと及び支持杆2の両側に設けた回転砥石3の間
隔cを可動板4と回転円板6の取付部において調節可能
としたことをも特徴としている。
手段をもった回転砥石3を支持杆2の両側に関連させて
設けたこと及び支持杆2の両側に設けた回転砥石3の間
隔cを可動板4と回転円板6の取付部において調節可能
としたことをも特徴としている。
【0008】
【作用】この発明のクランク軸等の研削研磨機は、上記
のように構成したから、回転砥石3をピン部1の間隔a
に適合させるには、支持杆2を軸方向へ進退移動せしめ
るとともに、可動板4と回転円板6の取付部において、
たとえば、支持ピン16の長さを変えることで自由に調
節できる。
のように構成したから、回転砥石3をピン部1の間隔a
に適合させるには、支持杆2を軸方向へ進退移動せしめ
るとともに、可動板4と回転円板6の取付部において、
たとえば、支持ピン16の長さを変えることで自由に調
節できる。
【0009】また、ピン部1の偏心径bに適合させるに
は、一対の回転円板6に穿った複数の偏心孔5のいずれ
かに可動板4を取付ければ、その変位調節は自由に行え
る。
は、一対の回転円板6に穿った複数の偏心孔5のいずれ
かに可動板4を取付ければ、その変位調節は自由に行え
る。
【0010】前記複数の偏心孔5によるピン部1の偏心
径bの変位調節手段をもった回転砥石3を支持杆2の両
側に設けると、機台が小型となる。
径bの変位調節手段をもった回転砥石3を支持杆2の両
側に設けると、機台が小型となる。
【0011】
【実施例】以下この発明によるクランク軸等の研削研磨
機の実施例について図面を参照して説明する。
機の実施例について図面を参照して説明する。
【0012】図において、Aはクランク軸で、実施例の
クランク軸は、図4に詳示されているように、両側部に
一方の同一角度位置の2つのピン部1を配し、中間部に
他方の同一角度位置の2つのピン部1を配して両端主軸
8間に4つのピン部1を一定の間隔a及び偏心径bを存
して備えた4気筒エンジン用に構成されている。
クランク軸は、図4に詳示されているように、両側部に
一方の同一角度位置の2つのピン部1を配し、中間部に
他方の同一角度位置の2つのピン部1を配して両端主軸
8間に4つのピン部1を一定の間隔a及び偏心径bを存
して備えた4気筒エンジン用に構成されている。
【0013】前記クランク軸Aは、研削研磨時にそのピ
ン部1が主軸部8を中心に遊星回転するよう軸架されて
任意の昇降装置により予め決められたプログラムに従っ
て所定のストロークだけ水平を保って昇降するように支
承される。
ン部1が主軸部8を中心に遊星回転するよう軸架されて
任意の昇降装置により予め決められたプログラムに従っ
て所定のストロークだけ水平を保って昇降するように支
承される。
【0014】2はクランク軸Aの研削研磨すべきピン部
1の間隔aに変位調節可能とした支持杆で、機枠9の下
面に備えた蟻溝10を有するガイド部材11とガイド軸
12とにその上端に備えたガイド凸部13とガイド孔1
4を嵌めつけて支持杆2がガイド部材11とガイド軸1
2とにガイドされて研削研磨すべきクランク軸Aの軸方
向(横方向)へ横振れなく自由に進退移動できるように
垂設されている。
1の間隔aに変位調節可能とした支持杆で、機枠9の下
面に備えた蟻溝10を有するガイド部材11とガイド軸
12とにその上端に備えたガイド凸部13とガイド孔1
4を嵌めつけて支持杆2がガイド部材11とガイド軸1
2とにガイドされて研削研磨すべきクランク軸Aの軸方
向(横方向)へ横振れなく自由に進退移動できるように
垂設されている。
【0015】該支持杆2の変位調節は、図示しないが、
たとえば、ゲージ付きダイヤル等をもって所定のピン部
1の間隔aに簡単な操作で正確にセットできるようにな
すもので、実施例の場合、2つの支持杆2の間隔を相互
に調節するものである。
たとえば、ゲージ付きダイヤル等をもって所定のピン部
1の間隔aに簡単な操作で正確にセットできるようにな
すもので、実施例の場合、2つの支持杆2の間隔を相互
に調節するものである。
【0016】3はクランク軸Aのピン部1を研削研磨す
るための回転砥石であって、後述する砥石支持アーム7
の先端部に砥石保持装置Bにより回転プーリ15ととも
に回転が自由に行えるよう取付けられている。
るための回転砥石であって、後述する砥石支持アーム7
の先端部に砥石保持装置Bにより回転プーリ15ととも
に回転が自由に行えるよう取付けられている。
【0017】4は可動板で、ピン部1の偏心径bに変位
調節するための複数の偏心孔(たとえば、螺孔)5を備
えた一対の回転内板6にその上下端において支持ピン1
6を所定の偏心孔5に螺入することで垂直状を保って偏
心回動するように取付けられている。
調節するための複数の偏心孔(たとえば、螺孔)5を備
えた一対の回転内板6にその上下端において支持ピン1
6を所定の偏心孔5に螺入することで垂直状を保って偏
心回動するように取付けられている。
【0018】7は一対の砥石支持アームで、先端部に回
転砥石3を備え、その基端部を前記可動板4の上端部に
枢支ピン17により枢支して揺動が自由に行えるよう対
設され、前記可動板4の偏心回動運動が回転砥石3に砥
石支持アーム7を介してそのまま伝達されるようになっ
ている。
転砥石3を備え、その基端部を前記可動板4の上端部に
枢支ピン17により枢支して揺動が自由に行えるよう対
設され、前記可動板4の偏心回動運動が回転砥石3に砥
石支持アーム7を介してそのまま伝達されるようになっ
ている。
【0019】上下に配設された一対の回転円板6は、減
速モータ(図示せず)によりタイミングベルト18→駆
動プーリ19を介して回転される偏心回転用駆動軸20
の回転を、該駆動軸20に固定した小歯車21及び上部
の回転円板6と同一軸上に一体固定せる大歯車22を介
して上部の回転円板6に減速して伝達し、該上部の回転
円板6と下部の回転円板6とを可動板4を介して同速回
転するように連結されている。
速モータ(図示せず)によりタイミングベルト18→駆
動プーリ19を介して回転される偏心回転用駆動軸20
の回転を、該駆動軸20に固定した小歯車21及び上部
の回転円板6と同一軸上に一体固定せる大歯車22を介
して上部の回転円板6に減速して伝達し、該上部の回転
円板6と下部の回転円板6とを可動板4を介して同速回
転するように連結されている。
【0020】しかして、クランク軸Aの研削研磨すべき
ピン部1の偏心径bに回転円板6の偏心孔5を合致せし
めれば、ピン部1の公転軌跡dと支持ピン16の公転軌
跡e及び回転砥石3の公転軌跡fは同一軌跡を形成する
ものである。
ピン部1の偏心径bに回転円板6の偏心孔5を合致せし
めれば、ピン部1の公転軌跡dと支持ピン16の公転軌
跡e及び回転砥石3の公転軌跡fは同一軌跡を形成する
ものである。
【0021】なお、一対の砥石支持アーム7は、可動板
4の下部両側板23に挿通して砥石支持アーム7の下方
側面部に螺入したゲージ付きの調整ネジ24を回動操作
することにより離間、接近できるようになっており、相
対向する回転砥石3のピン部1の仕上げ寸法への間隔調
整を可能としている。
4の下部両側板23に挿通して砥石支持アーム7の下方
側面部に螺入したゲージ付きの調整ネジ24を回動操作
することにより離間、接近できるようになっており、相
対向する回転砥石3のピン部1の仕上げ寸法への間隔調
整を可能としている。
【0022】また、回転砥石3の回転駆動手段として
は、回転砥石3の公転軌跡fに追従して屈伸する2つ折
アーム25の上端をモータ(図示せず)により回転され
る砥石回転用駆動軸26に枢支し、下端は砥石支持アー
ム7の下端部に枢支27して取付け、かつ、中央の枢支
部28にはテンションプーリ29を設けて、前記砥石保
持装置Bに備えた回転プーリ15と駆動軸26に固定し
た駆動プーリ30とに中央のテンションプーリ29を介
して一連の回転ベルト31をかけ渡し回転砥石3を所定
の方向へ一定の速度で回転できる構成となしている。
は、回転砥石3の公転軌跡fに追従して屈伸する2つ折
アーム25の上端をモータ(図示せず)により回転され
る砥石回転用駆動軸26に枢支し、下端は砥石支持アー
ム7の下端部に枢支27して取付け、かつ、中央の枢支
部28にはテンションプーリ29を設けて、前記砥石保
持装置Bに備えた回転プーリ15と駆動軸26に固定し
た駆動プーリ30とに中央のテンションプーリ29を介
して一連の回転ベルト31をかけ渡し回転砥石3を所定
の方向へ一定の速度で回転できる構成となしている。
【0023】しかして、回転砥石3は一定速度で自転し
ながらクランク軸Aのピン部1と同期的に遊星回転する
ものである。
ながらクランク軸Aのピン部1と同期的に遊星回転する
ものである。
【0024】さらに、前記砥石保持装置Bとしては、一
端に砥石取付け用フランジ32を有する回転スリーブ3
3と、該回転スリーブ33の取付け用フランジ32と回
転砥石3とを回転方向に結合する手段、たとえば、ノッ
クピン34及び回転スリーブと回転砥石3とを軸方向に
結合する手段、たとえば、締付けボルト35とからなる
構成となしている。
端に砥石取付け用フランジ32を有する回転スリーブ3
3と、該回転スリーブ33の取付け用フランジ32と回
転砥石3とを回転方向に結合する手段、たとえば、ノッ
クピン34及び回転スリーブと回転砥石3とを軸方向に
結合する手段、たとえば、締付けボルト35とからなる
構成となしている。
【0025】実施例は、ピン部1の偏心径bに変位調節
する手段をもった回転砥石3を支持杆2の両側に関連さ
せて設け、これを中心から相対的に形成されている4気
筒エンジンのクランク軸Aを研削研磨するために2組備
えている。
する手段をもった回転砥石3を支持杆2の両側に関連さ
せて設け、これを中心から相対的に形成されている4気
筒エンジンのクランク軸Aを研削研磨するために2組備
えている。
【0026】前記構成の反対側のピン部1の偏心径bに
変位調節する手段をもった回転砥石3においては、上方
の回転円板として大歯車22をそのまま用い、該大歯車
22に複数の偏心孔5を穿っている。しかし、前記構成
以外は先に説明した片側の回転砥石3と同一であるか
ら、その詳細な説明は省略する。
変位調節する手段をもった回転砥石3においては、上方
の回転円板として大歯車22をそのまま用い、該大歯車
22に複数の偏心孔5を穿っている。しかし、前記構成
以外は先に説明した片側の回転砥石3と同一であるか
ら、その詳細な説明は省略する。
【0027】また、両側の回転砥石3の間隔cは、長さ
の異なる支持ピン16を用いてピン部1の間隔aに適合
するよう調節するほか、1つのゲージ付き支持ピン16
を回動操作して進退させることで同様に調節することも
可能である。
の異なる支持ピン16を用いてピン部1の間隔aに適合
するよう調節するほか、1つのゲージ付き支持ピン16
を回動操作して進退させることで同様に調節することも
可能である。
【0028】実施例のクランク軸の研削研磨機におい
て、その研削研磨手順を以下に説明する。
て、その研削研磨手順を以下に説明する。
【0029】先ず、回転砥石3をクランク軸Aの研削研
磨すべきピン部1の間隔aに適合すべく支持杆2を軸方
向へ進退移動せしめるとともに、支持ピン16の長さを
変える等して回転砥石3を所定の間隔位置にセットす
る。なお、支持杆2の片側にだけ回転砥石3を設けた場
合は、支持ピン16による間隔aの調整は不要である。
磨すべきピン部1の間隔aに適合すべく支持杆2を軸方
向へ進退移動せしめるとともに、支持ピン16の長さを
変える等して回転砥石3を所定の間隔位置にセットす
る。なお、支持杆2の片側にだけ回転砥石3を設けた場
合は、支持ピン16による間隔aの調整は不要である。
【0030】そして、回転砥石3をクランク軸Aの研削
研磨すべきピン部1の偏心径bに適合すべく回転円板6
の所定の偏心孔5に支持ピン16を螺入して可動板4を
取付け、回転砥石3が作動板4→砥石支持アーム7を介
して所定の偏心径で偏心回動するようセットする。
研磨すべきピン部1の偏心径bに適合すべく回転円板6
の所定の偏心孔5に支持ピン16を螺入して可動板4を
取付け、回転砥石3が作動板4→砥石支持アーム7を介
して所定の偏心径で偏心回動するようセットする。
【0031】このとき、回転砥石3を研削研磨すべきピ
ン部1の偏心径bに適合すべくセットすると、ピン部1
の公転軌跡dと支持ピン16の公転軌跡e及び回転砥石
3の公転軌跡fは同一軌跡を形成する。
ン部1の偏心径bに適合すべくセットすると、ピン部1
の公転軌跡dと支持ピン16の公転軌跡e及び回転砥石
3の公転軌跡fは同一軌跡を形成する。
【0032】さらに、一対の相対向する回転砥石3を調
整ネジ24で離間、接近してその間隔をピン部1の仕上
げ寸法にセットする。
整ネジ24で離間、接近してその間隔をピン部1の仕上
げ寸法にセットする。
【0033】しかる後、研削研磨機を起動せしめると、
クランク軸Aは一対の回転砥石3による研削研磨位置へ
持上げられて回転を始め、そのピン部1は両端主軸部8
を中心に一定の軌跡dを公転しながら一定の速度で遊星
回転するとともに、各々のピン部1に配設された一対の
回転砥石3はピン部1と同一軌跡fを公転しながら一定
の速度で自転する。
クランク軸Aは一対の回転砥石3による研削研磨位置へ
持上げられて回転を始め、そのピン部1は両端主軸部8
を中心に一定の軌跡dを公転しながら一定の速度で遊星
回転するとともに、各々のピン部1に配設された一対の
回転砥石3はピン部1と同一軌跡fを公転しながら一定
の速度で自転する。
【0034】そこで、一対の回転砥石3間にピン部1を
圧接挟入せしめることで回転砥石3とピン部1の回転差
により回転砥石3でピン部1を所定の仕上げ寸法に研削
研磨する。
圧接挟入せしめることで回転砥石3とピン部1の回転差
により回転砥石3でピン部1を所定の仕上げ寸法に研削
研磨する。
【0035】前記研削研磨にあたっては、一対の回転砥
石3を反対方向に同速回転させて研削抵抗を相殺するほ
か、一対の回転砥石3間にピン部1を圧接挟入するにあ
たり、これらの軸心が横一線に至るまで研削しながら圧
接挟入するのがよい。
石3を反対方向に同速回転させて研削抵抗を相殺するほ
か、一対の回転砥石3間にピン部1を圧接挟入するにあ
たり、これらの軸心が横一線に至るまで研削しながら圧
接挟入するのがよい。
【0036】ピン部1の研削研磨加工が終了すると、ク
ランク軸Aは降下し回転砥石3間から脱出後、その回転
は停止し所定位置まで降下して搬送コンペアー等で転送
され、次のクランク軸を持上げ連続的に研削研磨するも
のである。
ランク軸Aは降下し回転砥石3間から脱出後、その回転
は停止し所定位置まで降下して搬送コンペアー等で転送
され、次のクランク軸を持上げ連続的に研削研磨するも
のである。
【0037】
【発明の効果】この発明のクランク軸等の研削研磨機に
よれば、一対の回転砥石を研削研磨すべきピン部の間隔
と偏心径に適合すべく変位調節できるから、1台の研削
研磨機でピン部の間隔と偏心径の異なる各種のクランク
軸等の研削研磨が簡単な変位調節操作をするだけで効率
的に行える。
よれば、一対の回転砥石を研削研磨すべきピン部の間隔
と偏心径に適合すべく変位調節できるから、1台の研削
研磨機でピン部の間隔と偏心径の異なる各種のクランク
軸等の研削研磨が簡単な変位調節操作をするだけで効率
的に行える。
【0038】したがって、汎用性があるため、従来の技
術に比べ設備費及び人件費の節減は勿論のこと、一工程
で研削研磨できることと相まって作業能率も飛躍的に向
上する。
術に比べ設備費及び人件費の節減は勿論のこと、一工程
で研削研磨できることと相まって作業能率も飛躍的に向
上する。
【0039】また、複数の偏心孔によるピン部の偏心径
の変位調節手段をもった回転砥石を支持杆の両側に設け
ると、構造の簡略化と相まってコストダウン及び機台の
小型化が実現できる。
の変位調節手段をもった回転砥石を支持杆の両側に設け
ると、構造の簡略化と相まってコストダウン及び機台の
小型化が実現できる。
【0040】さらに、支持杆の両側に回転砥石を設けた
場合、これらの回転砥石の間隔が可動板と回転円板の取
付部において、たとえば、支持ピンの長さを変えること
で自由に調節できるため、前記支持杆の変位調節と相ま
って回転砥石を研削研磨すべきピン部の間隔に正確に適
合させることができる。
場合、これらの回転砥石の間隔が可動板と回転円板の取
付部において、たとえば、支持ピンの長さを変えること
で自由に調節できるため、前記支持杆の変位調節と相ま
って回転砥石を研削研磨すべきピン部の間隔に正確に適
合させることができる。
【0041】以上の効果を総合すれば、機台数の増設等
を要する従来の技術に比べ大幅な合理化となり、構造の
簡略化、設備費の低減等と相まって格段のコストダウン
が可能となる。
を要する従来の技術に比べ大幅な合理化となり、構造の
簡略化、設備費の低減等と相まって格段のコストダウン
が可能となる。
【図1】この発明によるクランク軸等の研削研磨機の一
実施例を示した一部を切断せる正面図である。
実施例を示した一部を切断せる正面図である。
【図2】同一部切欠側面図である。
【図3】回転円板の一例を示した側面図である。
【図4】クランク軸と回転砥石の関係位置を示した平面
図である。
図である。
【図5】研削研磨時のピン部と支持ピン及び回転砥石の
作動状態を示した側面図である。
作動状態を示した側面図である。
A クランク軸 1 ピン部 2 支持杆 3 回転砥石 4 可動板 5 偏心孔 6 回転円板 7 砥石支持アーム a ピン部の間隔 b ピン部の偏心径
Claims (3)
- 【請求項1】 クランク軸(A)等の研削研磨すべきピ
ン部(1)の間隔(a)に変位調節可能とした支持杆
(2)に、回転砥石(3)を支持する可動板(4)をピ
ン部(1)の偏心径(b)に変位調節する複数の偏心孔
(5)を備えた一対の回転円板(6)を介して偏心回動
するように設け、該可動板(4)に回転砥石(3)を有
する一対の砥石支持アーム(7)を揺動自由に枢設した
ことを特徴とするクランク軸等の研削研磨機。 - 【請求項2】 請求項1のピン部(1)の偏心径(b)
に変位調節する手段をもった回転砥石(3)を支持杆
(2)の両側に関連させて設けたクランク軸等の研削研
磨機。 - 【請求項3】 支持杆(2)の両側に設けた回転砥石
(3)の間隔(c)を可動板(4)と回転円板(6)の
取付部において調節可能とした請求項2記載のクランク
軸等の研削研磨機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223692A JPH05228811A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | クランク軸等の研削研磨機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223692A JPH05228811A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | クランク軸等の研削研磨機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05228811A true JPH05228811A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13483454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7223692A Pending JPH05228811A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | クランク軸等の研削研磨機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05228811A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160454A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Nachi Fujikoshi Corp | テープラップ装置 |
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KR101458560B1 (ko) * | 2007-06-08 | 2014-11-07 | 에르빈 융커 마쉬넨파브리크 게엠베하 | 다수의 크랭크축 베어링의 동시 연삭을 위한 연삭 센터 및 방법 |
CN110653707A (zh) * | 2019-09-25 | 2020-01-07 | 时守东 | 一种可调式的建筑钢筋除锈装置 |
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CN113059487A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-07-02 | 湖南大敏尚东精密机械有限公司 | 一种多功能磁流变抛光轮快速切换装置及工作方法 |
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1992
- 1992-02-21 JP JP7223692A patent/JPH05228811A/ja active Pending
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CN113059487A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-07-02 | 湖南大敏尚东精密机械有限公司 | 一种多功能磁流变抛光轮快速切换装置及工作方法 |
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