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JPH05200189A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

Info

Publication number
JPH05200189A
JPH05200189A JP4014782A JP1478292A JPH05200189A JP H05200189 A JPH05200189 A JP H05200189A JP 4014782 A JP4014782 A JP 4014782A JP 1478292 A JP1478292 A JP 1478292A JP H05200189 A JPH05200189 A JP H05200189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detergent
amount
water
washing
water level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4014782A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhei Kabetani
勝平 壁谷
Yoshio Ikeda
義雄 池田
Tatsuo Ioku
辰夫 井奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4014782A priority Critical patent/JPH05200189A/ja
Publication of JPH05200189A publication Critical patent/JPH05200189A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯物の汚れの種類及び量に応じた適正な投
入量の洗剤を洗濯槽内に自動投入する。 【構成】 洗濯槽内に濁度検出水位まで給水し(ステッ
プP6)、撹拌体を所定時間動作させ(ステップP7及
びP8)、その後洗濯水の濁度を検出する濁度センサの
検出電圧V1を読取り(ステップP9)、更に撹拌体を
所定時間動作させ(ステップP10及びP11)、再び
濁度センサの検出電圧V2を読取る(ステップP1
2)。そして、検出電圧V2及びV1の差(V2−V
1)及び検出電圧V1,V2のレベルを基に洗濯物の汚
れの種類及び量を判定し(ステップP13)、これに応
じて洗剤の投入量を決定し(ステップP14)、その投
入量だけ洗剤を洗濯槽内に投入するように洗剤自動投入
器を動作させる(ステップP15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯槽内に洗剤を投入
する洗剤自動投入器を備えた洗濯機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機において洗濯槽内に洗
剤を投入する場合には、洗濯運転の前に使用者が計量カ
ップ等により手動的に投入するか、或いは、洗剤自動投
入器を備えているものでは洗濯運転の初期の給水後に自
動的に投入するようになっている。そして、いずれにお
いても、洗剤の投入量は洗濯物の量に応じて決定される
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】洗濯物を洗濯する場合
の適正な洗剤の投入量は、洗濯物の汚れ状態に大きく左
右されるものであるが、従来のように単に洗濯物の量に
よって洗剤の投入量を決定するのでは、洗剤量に過不足
を生ずることになる。
【0004】そして、洗剤の投入量が不足である場合に
は充分な洗浄効果が得られず、又、洗剤の投入量が過剰
である場合には洗剤が無駄になる不具合がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、洗濯物の汚れの種類及び量に応じて洗
剤を適正投入量だけ洗濯槽内に自動的に投入することが
できる洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、洗濯
槽内に給水する給水手段を設け、前記洗濯槽内に供給さ
れた洗濯水の濁度を検出する濁度検出手段を設け、前記
洗濯槽内に洗剤を投入する洗剤自動投入器を設け、前記
濁度検出手段の検出信号に基づいて洗濯物の汚れの種類
及び量を判定しその判定結果により洗剤の適正投入量を
演算してその適正投入量だけ投入するように前記洗剤自
動投入器の動作を制御する制御手段を設ける構成に特徴
を有する。
【0007】
【作用】本発明の洗濯機によれば、洗濯槽内の洗濯水の
濁度を検出する濁度検出手段を設けたことにより、この
濁度検出手段の検出信号に基づいて、制御手段によって
洗濯物の油系,普通,泥系等の汚れの種類及び少,普
通,多等の汚れの量を判定することができる。
【0008】そして、制御手段は、洗濯物の汚れの種類
及び量に応じて洗剤の投入量を演算して洗剤自動投入器
の動作を制御するので、洗濯槽内には常に洗濯物の汚れ
の種類,量に応じた適性投入量の洗剤が投入されるよう
になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
ながら説明する。
【0010】先ず、図2に従って洗濯機たる脱水兼用洗
濯機の全体構成について述べる。外箱1内には水受槽2
が配設されている。水受槽2の外側下部には、ブラシレ
スモータからなる駆動モータ3及び機構部4が配設さ
れ、この駆動モータ3と機構部4とはベルト伝達機構5
によって連結されている。
【0011】又、水受槽2の外側下部には、排水弁6が
配設され、この排水弁6には、排水ホース7が連結され
ている。水受槽2の内部には、周壁に多数の脱水孔8a
を有する洗濯槽兼脱水槽たる回転槽8が配設され、この
回転槽8内には、撹拌体9が配設されている。
【0012】そして、駆動モータ3の回転はベルト伝達
機構5により減速されて機構部4に伝達され、この機構
部4によって、洗い及びすすぎ時には、撹拌体9が正逆
回転駆動され、脱水時には、回転槽8が一方向に高速回
転駆動されるようになっている。
【0013】一方、図3に示すように、排水弁6の弁ケ
ース6aには、濁度検出手段たる濁度センサ10のセン
サケース11が一体に形成されている。
【0014】濁度センサ10は、センサケース11内
に、発光素子12,受光素子13,ホルダ14,基板1
5を有するもので、具体的には、その発光素子12及び
受光素子13がホルダ14に互いに対向するように挿着
され、この状態のホルダ19が基板15に取付けられ、
更にそれらがセンサケース11内に収納されてねじ16
によって固着されている。そして、その固着後には、セ
ンサケース11内に充填材として例えば吸湿シリコン1
7が注入して充填されており、これによって、センサ内
部部品である発光素子12,受光素子13,ホルダ14
及び基板15がセンサケース11内に封じ込められてい
る。
【0015】尚、この場合、センサケース11のうち
の、発光素子12の発光部12a及び受光素子13の受
光部13aがそれぞれ臨む部分11a,11bは、極力
薄肉に形成されて必要な透光性をもたせるようにしてい
る。
【0016】更に、図2に示すように、外箱1の最上部
には、トップカバー18が装着されており、このトップ
カバー18の後部には、洗剤自動投入器19が装着され
ている。
【0017】この洗剤自動投入器19について図4に従
って述べる。トップカバー18に着脱可能に設けられた
洗剤容器20は、外容器20a及び内容器20bからな
る荷重構造をなすもので、その内容器20b内に濃縮粉
末の洗剤21が収容貯留されるようになっている。尚、
洗剤容器20の上面開口部には蓋体24が装着されてい
る。内容器20bの底部には、両端部が筒状をなす洗剤
送出部22が形成されており、この洗剤送出部材22内
にコイル状の洗剤送出部材23が挿設されている。そし
て、この洗剤送出部材23は、洗剤送出部21外の図中
左側方部に配設したモータ25にギヤ伝動機構26を介
して連結されている。
【0018】そして、洗剤送出部材23は、回転される
ことによって、内容器20b内に貯留した洗剤21を洗
剤送出部22内を送り、該洗剤送出部22の先端の洗剤
出口22aから洗剤送出部22外へ出すようにしてい
る。尚、洗剤出口22aに対しては、蓋27が設けられ
ており、これは、前記トップカバー18に対する洗剤容
器20の装着に伴って開放状態とされるようになってい
る。
【0019】又、洗剤出口22aの下方には洗剤供給シ
ュート部28が設けられており、従って、洗剤出口22
aから洗剤送出部22外へ出された洗剤21は、この洗
剤供給シュート部28上に落ちるようになっている。そ
して、トップカバー18内には、給水手段たる給水弁2
9が配設されていて、洗剤供給シュート部28上の洗剤
21は、給水弁29からこの洗剤供給シュート部28上
に流される水により、外箱1内の回転槽8に供給される
ようになっている。加えて、内容器20b内には撹拌部
材30が配設されており、この撹拌部材30は洗剤送出
部材23と係合して回転され、洗剤21の撹拌を行なう
ようになっている。
【0020】尚、外箱1上のトップカバー18内には、
水受槽2内(回転槽8内)の水位を検出する水位をセン
サ31(図5参照)が配設され、又、トップカバー18
の前部には操作パネル(図示せず)が配設されていて、
この操作パネルには、各種キーを有するキー操作部32
及び制御手段たるマイクロコンピュータ33(いずれも
図5参照)が配設されている。
【0021】さて、図5に従って、電気的構成について
述べる。マイクロコンピュータ33において、各入力ポ
ートには、濁度センサ10,水位センサ31及びキー操
作部32が接続されており、各出力ポートは、駆動回路
34,35,36及び37の入力端子に接続され、これ
らの駆動回路34,35,36及び37の出力端子は駆
動モータ3,排水弁6,モータ25及び給水弁29に接
続されている。
【0022】又、ブラシレスモータからなる駆動モータ
3には、周知のようにロータの回転位置を検出する位置
検出素子3aが設けられており、この位置検出素子3a
は、マイクロコンピュータ33の入力ポートに接続され
ている。更に、駆動回路34は駆動モータ3の負荷電流
を検出する検出機能を有していて、その検出出力端子
は、マイクロコンピュータ33の入力ポートに接続され
ている。
【0023】次に、本実施例の作用について図1及び図
6乃至図9をも参照しながら説明する。
【0024】先ず、洗濯物が回転槽8内に投入された
後、キー操作部32のスタートキーが操作されると、マ
イクロコンピュータ33は洗濯動作を開始(スタート)
する(図6の時刻T0)。
【0025】マイクロコンピュータ33は、最初に「洗
濯物量検出水位まで給水」の出力ステップP1に移行す
る。マイクロコンピュータ33のROMには、洗濯物の
量に応じて「低」水位(例えば43リットル),「中」
水位(例えば61リットル)及び「高」水位(例えば7
7リットル)の三段階に水位(水量)を設定し得るよう
にデータが記憶されている。そして、マイクロコンピュ
ータ33は、この出力ステップP1では「低」水位(例
えば43リットル)から例えば50ミリリットル分だけ
減算した洗濯物量検出水位を設定してRAMに記憶させ
る。
【0026】更に、マイクロコンピュータ33は、出力
ステップP1では、駆動回路37に給水駆動信号S29
を与えることにより給水弁29に通電させ、以て、回転
槽8(水受槽2)内に洗濯水を供給する。その後、水受
槽2内の水位を検出する水位センサ31の水位検出信号
S31が洗濯物量検出水位に達すると、マイクロコンピ
ュータ33は、駆動回路37に対する給水駆動信号S2
9の出力を停止し、給水を停止させる。
【0027】マイクロコンピュータ33は、次に「撹
拌」の出力ステップP2に移行し、ここでは、駆動回路
34にモータ駆動信号S3を与えて駆動モータ3を通,
断電制御する。この場合、モータ駆動信号S3は、駆動
モータ3に対して、例えば、0.7秒通電(オン〜90
rpm で正転),0.5秒断電(オフ),0.7秒通電
(オン〜90rpm で逆転)及び0.5秒断電(オフ)を
繰返す制御内容を示すもので、これによって、撹拌体9
は洗濯物量検出反転水流を生成する。
【0028】マイクロコンピュータ33は、更に「洗濯
物量検出」の処理ステップP3となる。駆動モータ3の
駆動回路34は、インバータ回路を備えており、このイ
ンバータ回路に流れる電流即ち駆動モータ3の負荷電流
を検出して検出出力端子から電流検出信号S34を出力
してマイクロコンピュータ33に与える。
【0029】マイクロコンピュータ33は、「洗濯物量
検出」の処理ステップP3では、駆動回路34から与え
られる電流検出信号S34の大きさから洗濯物の量を
「少」量,「普通」及び「多」量の三段階に判定し、し
かる後、「水位決定」の処理ステップP4に移行する。
【0030】マイクロコンピュータ33は、この処理ス
テップP4では、処理ステップS3で判定した洗濯物の
量の「少」量,「普通」及び「多」量に応じて水位を
「低」水位,「中」水位及び「高」水位に決定し、次い
で「停止」の出力ステップP5に移行して、モータ駆動
信号S3の出力を停止し、駆動モータ3の回転を停止さ
せる。
【0031】尚、マイクロコンピュータ33は、処理ス
テップP4で決定した水位のデータをRAMに記憶させ
るようになっている。
【0032】マイクロコンピュータ33は、その後「濁
度検出水位まで給水」の出力ステップP6に移行する。
この場合、マイクロコンピュータ33は、この出力ステ
ップP6では、処理ステップP4で決定した水位たる
「低」水位,「中」水位若しくは「高」水位から50ミ
リリットル分を減算した濁度検出水位を決定する。そし
て、マイクロコンピュータ33は、給水駆動信号S24
を出力して給水弁29に通電させ、回転槽8(水受槽
2)内への給水を再開させる。
【0033】尚、マイクロコンピュータ33は、出力ス
テップP6では、処理ステップP4で決定した水位が
「低」水位であった場合には、回転槽8内への給水を行
なわずに、次の「撹拌」の出力ステップP7に移行す
る。即ち、決定水位が「低」水位の場合には、洗濯物量
検出水位と濁度検出水位とは等しいのである。
【0034】その後、水受槽2内の水位を検出する水位
センサ31の水位検出信号S31が前述の濁度検出水位
に達すると、マイクロコンピュータ33は、給水駆動信
号S29の出力を停止して給水を停止させ、次の「撹
拌」の出力ステップP7に移行する。
【0035】マイクロコンピュータ33は、この出力ス
テップP7では、駆動回路34にモータ駆動信号S3を
与えて駆動モータ3を通,断電制御する。この場合、モ
ータ駆動信号S3は、駆動モータ3に対して、例えば、
1.3秒通電(120rpm で正転),0.6秒断電,
1.3秒通電(120rpm で逆転),0.6秒断電を繰
返す制御内容を示すもので、これによって、撹拌体9は
濁度検出反転水流を生成する(図6の時刻T1)。
【0036】その後、所定時間経過すると、マイクロコ
ンピュータ33は、「停止」の出力ステップP8に移行
して、モータ駆動信号S3の出力を停止し、駆動モータ
3を停止させる。このように、駆動モータ3即ち撹拌体
9が停止されると、洗濯水の動きがなくなるとともに、
気泡等が上昇し、又、水受槽2の振動等もなくなり、従
って、洗濯水の濁度(光透過度)が安定化する。そこ
で、マイクロコンピュータ33は、「濁度(V1)検
出」の入力ステップP9に移行する。
【0037】ところで、濁度センサ10においては、発
光素子12から発せられて洗濯水を透過した光を受光素
子13が受光することによって、その受光素子13の受
光信号を濁度検出信号たる検出電圧Vとして出力するよ
うになっている。従って、濁度センサ10からの検出電
圧Vは、洗濯水の光透過度が悪くなるに従って、即ち、
洗濯水の濁度が大になるに従って小になるものである。
【0038】而して、マイクロコンピュータ33は、入
力ステップP9では、濁度センサ10の検出電圧Vを読
取り、これを第1の検出電圧V1としてRAMに記憶さ
せる(図6時刻T2)。
【0039】その後、マイクロコンピュータ33は、前
述の出力ステップP7及びP8と同様の「撹拌」の出力
ステップP10及び「停止」の出力ステップP11を経
て、入力ステップP9と略同様の「濁度(V2)検出」
の入力ステップP12に移行し、再び濁度センサ10の
検出電圧Vを読取って、これを第2の検出電圧V2とし
てRAMに記憶させ(図6の時刻T3)。
【0040】マイクロコンピュータ33は、次に「汚れ
の種類及び量判定」の処理ステップP13に移行し、こ
こでは前述のようにRAMに記憶された第2の検出電圧
V2と第1の検出電圧V1との差ΔV(=V2−V1)
を求める演算を行ない、そして、差ΔVと予めROMに
記憶された設定値ΔV0との比較を行なう。
【0041】図6は、回転槽8内で洗濯物を撹拌体9に
よる水流で撹拌した時の時間Tと濁度センサ10の検出
電圧Vとの関係を示すものであり、A,B及びCは夫々
洗濯物の汚れの種類(質)が「普通」,「油系」及び
「泥系」場合である。即ち、「油系」Bの場合には、
「普通」Aの場合に比し、汚れ落ち具合が少しづつにな
るので、変化が小さく、「泥系」Cの場合は、「普通」
Aの場合に比し、汚れ落ち具合が早いので、変化が大き
くなるものである。
【0042】従って、マイクロコンピュータ33が処理
ステップP13で差ΔVを演算すると、「普通」Aの場
合には、 ΔV=V2−V1=ΔVA=VA2−VA1 ……(1) となって、これは設定値ΔV0と略等しくなるように設
定されており、この結果、「油系」Bの場合には、 ΔV=V2−V1=ΔVB=VB2−VB1<ΔV0 ……(2) となって、設定値ΔV0より小となり、又、「泥系」C
の場合には、 ΔV=V2−V1=ΔVC=VC2−VC1>ΔV0 ……(3) となって、設定値ΔV0より大となる。従って、マイク
ロコンピュータ33は、差ΔVと設定値ΔV0との比較
によって洗濯物の汚れの種類を「油系」,「普通」及び
「泥系」の三段階に判定することができる。
【0043】又、マイクロコンピュータ33は、洗濯物
の汚れの種類(質)が判明すれば、今度は、種類毎の検
出電圧V1及びV2のレベル、即ち、検出電圧VA1,
VA2,VB1,VB2,VC1及びVC2のレベルか
ら汚れの量を判定することができる。これは、汚れの量
が大になるほど洗濯水の濁度が大になることに基づくも
のであり、マイクロコンピュータ33は、ここでは、汚
れの量を「少」,「普通」及び「多」の三段階に判定す
るようになっている。
【0044】尚、マイクロコンピュータ33は、処理ス
テップP13で判定した洗濯物の汚れの種類及び量のデ
ータをRAMに記憶させるようになっている。
【0045】マイクロコンピュータ33は、次に「洗剤
量決定」の処理ステップP14に移行する。マイクロコ
ンピュータ33のROMには、図7に示すように、洗濯
物の汚れの種類及び洗濯水の水位(洗濯物の量)に応じ
た洗剤量のデータと、図8に示すように、洗濯物の汚れ
の量に応じて洗剤量を決定する倍率データとが予め記憶
されている。
【0046】従って、マイクロコンピュータ33は、処
理ステップP14では、RAMに記憶された水位のデー
タ,汚れの種類のデータ及びの汚れの量のデータを基に
図7及び図8のデータから洗剤の投入量を決定する。
【0047】例えば、マイクロコンピュータ33は、水
位のデータが「中」水位で且つ汚れの種類のデータが
「普通」の時には、洗剤の投入量を50グラム(g)で
あると読出し、その上で、汚れの量のデータが「普通」
の場合には、50×1.0=50と演算して洗剤の投入
量を50グラムと決定し、汚れの量のデータが「少」の
場合には、50×0.75=37.5と演算して洗剤の
投入量を小数点以下を切上げて38グラムと決定し、汚
れの量のデータが「多」の場合には、50×1.25=
62.5と演算して洗剤の投入量を小数点以下を切上げ
て63グラムと決定する。
【0048】尚、マイクロコンピュータ33は、この処
理ステップP14で決定した洗剤の投入量のデータをR
AMに記憶させるようになっている。
【0049】マイクロコンピュータ33は、次に「洗剤
投入及び決定水位まで給水」の出力ステップP15に移
行し、ここでは、モータ駆動信号S25を出力して洗剤
自動投入器19のモータ25に駆動回路36を介して通
電させるるとともに、給水駆動信号S29を出力して駆
動回路37を介して給水弁29に通電させる。
【0050】従って、モータ25が回転して洗剤送出部
材23をギヤ伝達機構26を介して回転駆動するように
なり、洗剤送出部材23は洗剤21を洗剤送出部22内
を送って洗剤出口22aから洗剤供給シュート部28内
に落下させる。又、給水弁29が開放して水を洗剤供給
シュート部28内に供給するので、その水は洗剤供給シ
ュート部28上の洗剤とともに回転槽8内に投入され
る。
【0051】この場合、洗剤供給シュート部28内に落
下される洗剤の量、即ち、回転槽8内に投入される洗剤
の量はモータ25の運転時間によって定まるものであ
り、マイクロコンピュータ33は、処理ステップP14
で決定された洗剤の投入量分に相当する時間だけモータ
駆動信号S25を出力するものである。
【0052】又、マイクロコンピュータ33は、水位セ
ンサ31の水位検出信号S31が処理ステップP4で決
定された「低」水位,「中」水位若しくは「高」水位に
なると、給水駆動信号S29の出力を停止して給水を停
止させる。即ち、この出力ステップP15では、水位が
「低」水位,「中」水位及び「高」水位のいずれに決定
されていても、50ミリリットル分の水が洗剤供給シュ
ート部28を経て回転槽8内に供給されるものであり、
この50ミリリットルの水量は洗剤供給シュート部28
内に落下供給される洗剤を回転槽8内に流出させるのに
充分な量なのである。
【0053】マイクロコンピュータ33は、更に「撹
拌」の出力ステップP16となり、ここでは、モータ駆
動信号S3を出力して駆動モータ3を正逆回転させる。
この場合、モータ駆動信号S3は、図9に示すように、
処理ステップP4で決定された水位即ち「低」水位,
「中」水位及び「高」水位毎に駆動モータ3の通,断電
時間及び回転数が異なるようにする制御内容を示すよう
になっており、これによって、撹拌体9は夫々水位に応
じた反転水流を生成するようになる。
【0054】而して、ブラシレスモータからなる駆動モ
ータ3の位置検出素子3aは、ロータの回転にともなっ
てパルス状の位置検出信号S3aを出力するものであ
り、従って、マイクロコンピュータ33は、この位置検
出信号S3aをカウントすることによって、駆動モータ
3の回転数を検出することができる。従って、位置検出
素子3aは駆動モータ3の回転数を検出する回転数検出
手段を兼用することになる。
【0055】マイクロコンピュータ33は、「洗濯物の
種類判定」の処理ステップP17に移行すると、位置検
出信号S3aを読込んで駆動モータ3の回転数を検出す
る。撹拌体9が正,逆転されると、その起動の毎に洗濯
物の種類に応じて駆動モータ3の回転数が変化する。マ
イクロコンピュータ33は、この駆動モータ3の回転数
の変化量を検出してその変化量の大小により洗濯物の種
類を判定し、例えば「ごわごわ」,「普通」,「しなや
か」の如き種類のデータとしてRAMに記憶させる。
【0056】そして、マイクロコンピュータ33は、次
に「水流,時間決定」の処理ステップP18に移行し、
ここでは、図9に示すように、RAMに記憶された洗濯
物の種類のデータ及び洗濯水の水位のデータに応じて、
「洗い」行程の駆動モータ3の通,断電時間及び回転数
並びに運転時間を決定し、「すすぎ」(すすぎ1及び
2)行程の駆動モータ3の運転時間を決定し(駆動モー
タ3の通,断電時間及び回転数は「洗い」行程と同
じ)、「脱水」行程の駆動モータ3の運転時間を決定す
る。
【0057】尚、図9に示すデータは、マイクロコンピ
ュータ33のROMに予め記憶されているものである。
【0058】その後、マイクロコンピュータ33は、図
9から読出したデータを基に「洗い行程」,「すすぎ行
程」及び「脱水行程」のサブルーチンP19,P20及
びP21を順次実行し、運転終了(エンド)となる。こ
の場合、ステップP16,P17及びP18に要する時
間を「洗い行程」のサブルーチンP19における運転時
間に加算するものとする。
【0059】このように本実施例によれば、マイクロコ
ンピュータ33によって、濁度センサ10の検出電圧V
に基づいて洗濯物の汚れの種類及び量を検出し、この洗
濯物の汚れの種類及び量と洗濯物の量によって定められ
る水位とに応じて洗剤の投入量を決定し、洗剤自動投入
器19によって、上述したように決定した投入量だけ洗
剤21を回転槽8内に投入するようにしたので、洗濯物
の汚れ種類及び量並びに洗濯水の水位に応じた適正な量
の洗剤を回転槽8内に自動的に投入することができる。
【0060】図10は、洗剤濃度比と洗浄率との関係を
実験データにより求めた特性図であり、洗濯物の汚れの
種類及び量並びに洗濯水の水位に応じた適正な量の洗剤
を投入した時の洗剤濃度比を1とし、その時の洗浄率を
1として示している。この図10から明らかなように、
洗剤濃度比が1より小なる場合、即ち、洗剤の投入量が
適正投入量より少ない場合には、洗浄率は極端に小さく
なり、逆に、洗剤濃度比が1より大なる場合、即ち、洗
剤の投入量が適正投入量より多い場合には、洗浄率はそ
れほど大にはならない。
【0061】従って、本実施例のように洗剤の投入量を
適正に行ない得るようにすれば、洗剤の投入量に過不足
を生ずることはなく、従って、投入量不足になって洗浄
不足になったり或いは投入量過剰になって洗剤を無駄に
消費したりすることを防止することができる。
【0062】又、本実施例によれば、濁度センサ10に
よる洗濯水の濁度検出は、洗濯水への洗剤の投入前に行
なうようにしたので、洗剤の濁りに影響されることなく
洗濯水の濁度を正確に検出することができ、従って、洗
濯物の汚れの種類及び量を正確に検出することができ
る。
【0063】更に、本実施例によれば、適正な投入量の
洗剤を回転槽2内に投入し得ることから、洗剤の過剰投
入によってその後の「すすぎ行程」時のすすぎ効果が悪
くなるというようなこともない。
【0064】尚、本発明は上記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば脱水兼用洗濯機に限らず二槽式洗
濯機にも適用し得る等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変形して実施し得ることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】本発明の洗濯機は、以上説明したよう
に、洗濯物の汚れの種類及び量を検出して、これに基づ
き洗剤の投入量を決定してその投入量だけ洗剤を洗濯槽
内に自動的に投入するようにしたので、洗濯物の汚れの
種類及び量に応じた適正な投入量の洗剤を投入すること
ができ、洗浄不足になったり或いは洗剤を無駄に消費し
たりすることはない、という優れた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す作用説明用のフローチ
ャート
【図2】全体の縦断側面図
【図3】濁度センサの縦断側面図
【図4】洗剤自動投入器の縦断正面図
【図5】電気的構成を示すブロック線図
【図6】濁度センサの検出電圧特性図
【図7】洗濯物の汚れの種類及び洗濯水の水位と洗剤の
投入量との関係を示す図
【図8】洗濯物の汚れの量と洗剤量の倍率との関係を示
す図
【図9】洗濯物の種類及び洗濯水の水位と駆動モータの
運転条件との関係を行程別に示す図
【図10】実験データを示す特性図
【符号の説明】
2は水受槽、3は駆動モータ、4は機構部、6は排水
弁、8は回転槽(洗濯槽兼脱水槽)、9は撹拌体、10
は濁度センサ(濁度検出手段)、19は洗剤自動投入
器、25はモータ、29は給水弁(給水手段)、31は
水位センサ、33はマイクロコンピュータ(制御手段)
を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽内に給水する給水手段と、前記洗
    濯槽内に供給された洗濯水の濁度を検出する濁度検出手
    段と、前記洗濯槽内に洗剤を投入する洗剤自動投入器
    と、前記濁度検出手段の検出信号に基づいて洗濯物の汚
    れの種類及び量を判定しその判定結果により洗剤の適正
    投入量を演算してその適正投入量だけ投入するように前
    記洗剤自動投入器の動作を制御する制御手段とを具備し
    てなる洗濯機。
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