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JPH05207916A - パーティー演出装置 - Google Patents

パーティー演出装置

Info

Publication number
JPH05207916A
JPH05207916A JP4015261A JP1526192A JPH05207916A JP H05207916 A JPH05207916 A JP H05207916A JP 4015261 A JP4015261 A JP 4015261A JP 1526192 A JP1526192 A JP 1526192A JP H05207916 A JPH05207916 A JP H05207916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
party
unit
door
counter
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4015261A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Morita
実 森田
Mitsumasa Kumagai
光政 熊谷
Toshihiro Sekiguchi
俊宏 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP4015261A priority Critical patent/JPH05207916A/ja
Priority to US08/012,285 priority patent/US5357426A/en
Publication of JPH05207916A publication Critical patent/JPH05207916A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F17/00Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services
    • G07F17/0014Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services for vending, access and use of specific services not covered anywhere else in G07F17/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F10/00Furniture or installations specially adapted to particular types of service systems, not otherwise provided for
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services
    • G06Q50/12Hotels or restaurants
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F9/00Details other than those peculiar to special kinds or types of apparatus
    • G07F9/10Casings or parts thereof, e.g. with means for heating or cooling
    • G07F9/105Heating or cooling means, for temperature and humidity control, for the conditioning of articles and their storage

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  • Economics (AREA)
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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Table Equipment (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーティーストーリーを予め登録でき、パー
ティーの進行に沿って各種料理を自動的に提供できるパ
ーティー演出装置を提供する。 【構成】 キッチンカウンター2とテーブルカウンター
3とを設ける。キッチンカウンター2は調理機能を具備
する。テーブルカウンター3のカウンター21に食品陳
列部を形成する。架台19内に複数の料理を収納する。
収納された任意の料理を食品陳列部に搬送する。マイク
ロコンピュータに時系列的に順次実行されるべき複数の
動作から構成されたパーティーストーリーを登録する登
録部を設ける。登録手段に登録された順序に沿って料理
を食品陳列部に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時系列的に順次実行さ
れるべき複数の動作から構成されたパーティーストーリ
ーに則って料理の提供を行いパーティーを演出するパー
ティー演出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食文化の発達に伴い家庭内外にお
けるパーティーが活発に催されるようになって来てい
る。例えば、特開平3−191906号公報(A47B
37/00)には、料理を調理し、調理した料理をカウ
ンター上に提供するシステムクッキングカウンターが示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパーティーを盛り上げる手段としては料理や飲み物
を単に提供するだけでなく、冷暖さまざまな料理をパー
ティーの進行に沿ってタイミング良く提供することが欠
かせない要素である。そこで本発明は、パーティースト
ーリーを予め登録でき、パーティーの進行に沿って各種
料理を自動的に提供することによってパーティーを盛り
上げるパーティー演出装置を提供することを目的とす
る。
【0004】本発明のもう一つの目的は、パーティー出
席者に不快感を与えることなく、パーティーを円滑に進
行させることができるパーティー演出装置を提供するこ
とにある。本発明の更なる目的は、料理の提供以外に照
明等の視覚的要素によってもパーティーを盛り上げるこ
とができるパーティー演出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のパーテ
ィー演出装置は、キッチンカウンターと、テーブルカウ
ンターと、制御装置とから成り、キッチンカウンターは
調理機能を具備し、テーブルカウンターは架台と、この
架台上に設けられたテーブルと、このテーブルに構成し
た食品陳列部と、架台内に設けられ、複数の料理を収納
する貯蔵室と、この貯蔵室内に収納された任意の料理を
食品陳列部に搬送する搬送装置とを具備しており、制御
装置は時系列的に順次実行されるべき複数の動作から構
成されたパーティーストーリーを登録する登録手段を具
備してこの登録手段に登録された順序に沿って搬送装置
により料理を食品陳列部に搬送するものである。
【0006】請求項2の発明のパーティー演出装置は、
請求項1の構成に加えて更に制御装置は複数の動作を実
行する制御手段と、この制御手段による次の動作への移
行を指示するための指示部と、指示確認手段とを具備し
ており、制御手段は登録手段に登録された順序に沿って
指示部への指示操作に基づいて各動作を実行すると共
に、次の動作に移行する場合に指示確認手段により指示
部への指示操作を促すものである。
【0007】請求項3の発明のパーティー演出装置は、
請求項1の構成に加えて更に制御装置は複数の動作を実
行する制御手段と、この制御手段による次の動作への移
行を指示するための指示部と、表示手段と、パーティー
ストーリーの進行状況を確認するための確認操作部とを
具備しており、制御手段は時計機能を具備し、登録手段
に登録された順序に沿って指示部への指示操作に基づい
て各動作を実行すると共に、確認操作部の操作に基づい
てパーティーストーリーの進行状況を表示部に表示する
ものである。
【0008】請求項4の発明のパーティー演出装置は、
請求項1の構成に加えて更に制御装置は複数の動作を実
行する制御手段と、この制御手段による次の動作への移
行を指示するための指示部と、パーティーストーリー中
の動作を抜かすための早送り操作部とを具備しており、
制御手段は登録手段に登録された順序に沿って指示部へ
の指示操作に基づいて各動作を実行すると共に、早送り
操作部の操作に基づいてパーティーストーリー中の特定
の動作を抜かして次の動作に移行するものである。
【0009】請求項5の発明のパーティー演出装置は、
請求項1の構成に加えて更に制御装置は音声を入力し、
この音声を認識する音声認識手段と、文字或いは図形等
により情報を表示する表示部と、登録手段に登録された
順序に沿い、音声認識手段により認識された音声の内容
に基づいて各動作を実行する制御手段とを具備してお
り、この制御手段は各動作を実行するために音声認識手
段に入力されるべき音声の内容を表示部に表示するもの
である。
【0010】請求項6の発明のパーティー演出装置は、
請求項1の構成に加えて更に制御装置は音声を入力し、
当該音声を認識する音声認識手段と、文字或いは図形等
により情報を表示する表示部と、登録手段に登録された
順序に沿い、音声認識手段により認識された音声の内容
に基づいて各動作を実行する制御手段とを具備してお
り、この制御手段は音声認識手段による認識結果を表示
部に表示するものである。
【0011】請求項7の発明のパーティー演出装置は、
請求項1の構成に加えて更にテーブルは少なくとも上面
を透光性部材にて構成され、内部にテーブル上面を照明
する複数の照明手段と、テーブル上の物品の位置を検出
する位置検出手段とを具備しており、制御装置は位置検
出手段に基づく物品の位置に関連付けて照明手段を選択
的に発光させる照明制御手段を具備しているものであ
る。
【0012】請求項8の発明のパーティー演出装置は、
請求項1の構成に加えて更にテーブルカウンターは食品
陳列部を開閉する扉装置を具備し、この扉装置はそれぞ
れ断面円弧状を成す一対の扉体と、円弧の中心を回動中
心として両扉体を回動自在、且つ食品陳列部両側よりそ
れぞれ出没自在に枢支する支持装置とから成り、この支
持装置は食品陳列部の閉塞時に両扉体をテーブルより突
出させ、食品陳列部上方にて相互に突き当てると共に、
開放時には両扉体をテーブル内に格納するものである。
【0013】請求項9の発明のパーティー演出装置は、
請求項1の構成に加えて更にテーブルカウンターは食品
陳列部を開閉する扉装置を具備し、この扉装置はそれぞ
れ断面円弧状を成す一対の扉体と、円弧の中心を回動中
心として両扉体を回動自在、且つ食品陳列部両側よりそ
れぞれ出没自在に枢支し、食品陳列部の閉塞時に両扉体
を食品陳列部上方にて相互に突き当て、開放時には両扉
体をテーブル内に格納する一対の支持アームと、両支持
アームを回転駆動することにより両扉体を開閉するため
の駆動手段と、この駆動手段と支持アームとを連結する
弾性連結部材と、両扉体を閉塞する方向に対して抵抗力
を発揮するダンパーとから構成したものである。
【0014】請求項10の発明のパーティー演出装置
は、請求項1の構成に加えて更にキッチンカウンターに
はショーケースが設けられ、このショーケースは開口
と、この開口上部において上下方向回動自在に枢支さ
れ、開口を開閉する扉体と、この扉体を開閉駆動する駆
動装置と、この駆動装置と扉体とを連結し、駆動装置の
駆動力を扉体に伝達する連結部材と具備しており、この
連結部材は扉体を閉じる方向の力に対して所定の抵抗力
を発揮し、扉体を開く方向の力に対しては扉体の自由開
放を許容する伸縮可能なダンパーにて構成されているも
のである。
【0015】請求項11の発明のパーティー演出装置
は、請求項1の構成に加えて更にテーブルカウンターは
食品陳列部から下方に延在して貯蔵室内に構成された移
動用空間と、この移動用空間に隣接して貯蔵室内に設け
られた複数段の棚と、各料理を収納するために各棚に保
持された食品収納容器とを具備しており、搬送装置は移
動用空間内を上下に移動して食品収納容器を選択的に食
品陳列部に移送すると共に、搬送装置は基台と、この基
台から棚方向に進退自在に設けられて食品収納容器を保
持する可動部と、この可動部に設けられた伸縮自在のラ
ック装置と、基台に設けられラック装置が噛み合うピニ
オンとを具備し、このピニオンは回転してラック装置を
介し可動部を駆動すると共に、ラック装置は可動部が棚
方向に進入する過程で伸張し、基台方向に退出する過程
で縮小するものである。
【0016】請求項12の発明のパーティー演出装置
は、請求項1の構成に加えて更にキッチンカウンター
は、上方に開口してこのキッチンカウンターより外方に
進退自在に取り付けられ、キッチンカウンター側に退い
た状態で開口が閉塞される容器と、この容器内に上下移
動自在に配設された物品載置用昇降棚と、容器を進退駆
動する駆動装置と、昇降棚に連結され、容器がキッチン
カウンター外方に進出する動作に連動して昇降棚を持ち
上げ、容器がキッチンカウンター側に退く動作に連動し
て昇降棚を降下させる連動装置とを具備しているもので
ある。
【0017】請求項13の発明のパーティー演出装置
は、請求項1の構成に加えて更にキッチンカウンター
は、上方に開口してこのキッチンカウンターより外方に
進退自在に取り付けられた容器と、この容器内の温度を
制御する温度制御装置と、容器を進退駆動すると共に、
キッチンカウンター外方に進出する初期段階において容
器を降下させることにより開口をキッチンカウンターよ
り離間させ、キッチンカウンター側に退く最終段階にお
いて容器を上昇させることにより開口をキッチンカウン
ターにて閉塞する駆動装置とを具備しているものであ
る。
【0018】
【作用】請求項1のパーティー演出装置によれば、制御
装置は搬送装置を制御することにより、登録手段に登録
されたパーティーストーリーの順序に沿って貯蔵室内に
収納された各種料理をテーブルの食品陳列部まで搬送す
る。これによって、パーティーの進行に合わせた料理の
提供が自動的に行われることになる。
【0019】請求項2のパーティー演出装置は、登録手
段に予め登録されたパーティーストーリーの順序に沿っ
て各動作を実行するものであるが、この場合、指示部へ
の指示者による指示操作に基づいて各動作を実行する。
従って、指示操作が行われなければ次の動作には移行し
ない。一方、次の動作に移行する場合には指示確認手段
により指示者に指示部への指示操作を促すことによっ
て、パーティーの進行を管理することが可能となる。
【0020】請求項3のパーティー演出装置も、登録手
段に予め登録されたパーティーストーリーの順序に沿っ
て各動作を実行するものであるが、この場合、指示部へ
の指示者による指示操作に基づいて各動作を実行するの
で、指示操作が行われなければ次の動作には移行しな
い。従って、指示者の指示操作が遅れると、その分パー
ティーの進行は遅れることになるが、時計機能を有した
制御手段が確認操作部の操作に基づいてパーティースト
ーリーの進行状況を表示部に表示するので、パーティー
の遅れ時間等について主催者は容易に確認することがで
きる。
【0021】請求項4のパーティー演出装置も、登録手
段に予め登録されたパーティーストーリーの順序に沿っ
て各動作を実行するものであるが、この場合、指示部へ
の指示者による指示操作に基づいて各動作を実行するの
で、指示操作が行われなければ次の動作には移行しな
い。従って、指示者の指示操作が遅れると、その分パー
ティーの進行は遅れることになるが、その場合は早送り
操作部の操作によって制御手段はパーティーストーリー
中の特定の動作を抜かして次の動作に進むので、パーテ
ィーの進行の遅れを補正することができるようになる。
【0022】請求項5のパーティー演出装置は、制御手
段が次の動作を実行するために音声認識手段に入力され
るべき音声の内容を表示部に表示する。指示者はこの表
示を見て音声を発するので、音声によって指示する言葉
の間違いによる誤認が発生せず、指示者側で音声の内容
を記憶している必要もない。また、表示部に表示するこ
とによって指示者に指示すべきタイミングを告知するこ
とも可能となる。
【0023】請求項6のパーティー演出装置は、制御手
段が表示部において、認識結果を表示する。指示者はこ
の表示を見て次の動作をするべきか否か容易に判断する
ことができるようになる。請求項7のパーティー演出装
置において、テーブル上には皿や、コップ或いはグラス
やコースター等の物品が載置され、パーティー出席者の
移動に伴ってテーブル上を任意に移動される。位置検出
手段はテーブル上の係る物品の位置を検出し、制御手段
はこの位置検出手段の検出する物品の位置に関連付けて
テーブル内に複数設けた照明手段を選択的に発光させ
る。これによってテーブル上の物品が移動すると、それ
に伴って照明手段の発光状態も任意に変化する。
【0024】請求項8のパーティー演出装置によれば、
両扉体がテーブルの食品陳列部両側より突出し、食品陳
列部上方にて相互に突き当てられた状態で食品陳列部は
閉塞される。食品陳列部を開放するときには扉体はその
円弧の中心を回動中心として回転し、テーブル内に格納
する。請求項9のパーティー演出装置によれば、支持ア
ームが駆動手段によって回転駆動されることにより両扉
体は食品陳列部を開閉するものであり、両扉体がテーブ
ルの食品陳列部両側より突出し、食品陳列部上方にて相
互に突き当てられた状態で食品陳列部は閉塞され、食品
陳列部を開放するときには扉体はその円弧の中心を回動
中心として回転されテーブル内に格納される。扉体を閉
塞するときにはダンパーが抵抗となって閉塞時の衝撃を
緩和するが、この時に生じる駆動手段と支持アームの動
作のずれは弾性連結部材が吸収する。
【0025】請求項10のパーティー演出装置によれ
ば、ダンパーにて構成された連結部材には常時扉体の自
重にて扉体を閉じる方向の力が加わっているため常には
縮んでおり、その状態で駆動装置からの駆動力を扉体に
伝達し、扉体を開閉する。扉体を閉じる途中に扉体下縁
に手や腕が当接すると扉体の回転は阻止されるが、連結
部材が伸びて手や腕に駆動装置の駆動力が加わるのを防
止する。
【0026】請求項11のパーティー演出装置は、テー
ブル下方に設けた貯蔵室内に料理を収納した食品収納容
器を貯蔵し、搬送装置によって移動用空間内を通り、テ
ーブルに構成した食品陳列部まで各食品収納容器を選択
的に移送する。この場合搬送装置は、基台と、貯蔵室内
の棚方向に進入して棚に保持された食品収納容器を保持
する可動部と、可動部に設けた伸縮自在のラック装置
と、ラック装置が噛み合うピニオンとから構成し、ピニ
オンの回転によりラック装置を介し可動部が駆動される
ようにすると共に、ラック装置は可動部が棚方向に進入
する過程で伸張し、基台方向に退出する過程で縮小する
ように構成したので、ラック装置は伸張状態で可動部が
棚方向に進入するために充分なストロークを確保する。
それと同時に基台方向に退出した状態においてラック装
置は縮小して移動用空間内の搬送装置の上下動の邪魔に
ならないようになる。
【0027】請求項12のパーティー演出装置によれ
ば、物品を貯蔵するための容器は駆動装置によってキッ
チンカウンターより進退移動し、容器がキッチンカウン
ター側に退いた状態ではその上方開口は閉塞され、キッ
チンカウンターより外方に進出した状態では容器の開口
は開放される。更に、その進出に連動して容器内の昇降
棚は連動装置によって持ち上げられ、それに載置された
物品は開口側に上昇すると共に、容器がキッチンカウン
ター側に退くことに連動して昇降棚は降下し、物品は容
器内に収納されることになる。
【0028】請求項13のパーティー演出装置によれ
ば、物品を収納するための容器内の温度は温度制御装置
によって制御されるが、容器がキッチンカウンター側に
退いた状態ではキッチンカウンターによりその上方開口
は閉塞されているため、容器内の温度は良好に制御され
る。更に、容器をキッチンカウンターより外方に進出さ
せる場合には、駆動装置はその初期段階において容器を
降下させ、キッチンカウンターより離間させるので容器
の進出移動は円滑に行われる。その後、容器がキッチン
カウンター側に退く最終段階においては、駆動装置は容
器を上昇させてキッチンカウンターにより開口を閉塞す
る。
【0029】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明のパーティー演出装置1の斜視図、図
2はパーティー演出装置1の制御装置Cのブロック図で
ある。図1において、パーティー演出装置1は主に結婚
式や、各種記念日等の家庭内外におけるパーティー会場
に設置され、各種料理の提供、音楽及び光の演出、パー
ティーの進行状況の管理等、パーティーを盛り上げ、円
滑に進めるために用いられるものであり、主としてキッ
チンカウンター2とテーブルカウンター3とから構成さ
れている。キッチンカウンター2は架台4上にカウンタ
ー5を設けたものであり、カウンター5の略中央部には
シンク6が設けられると共に、更にこのシンク6の左側
には電磁調理器7が配設されている。
【0030】シンク6の前方には中央部が庇状にシンク
6上方に延出するカバー8が長手方向に渡って設けられ
る。カバー8の内部には図示しない給水栓がシンク6上
方に延在して設けられると共に、カバー8の上面には給
水栓からの水、湯或いは熱湯の排出を制御する赤外線ス
イッチの赤外線投射部9が設けられる。このカバー8の
前面中央部には後述するパーティーの進行、或いは料理
等に関する文字或いは図形情報を表示するための液晶画
面11が設けられると共に、この液晶画面11の両側に
は後述するショーケース12、13が取り付けられてい
る。
【0031】キッチンカウンター2の架台4の前両側角
部には凹所2Aが形成され、この凹所2A内に位置して
後に詳述する飲み物ケース16が取り付けられている。
また、キッチンカウンター2のカバー8下方左側には図
34に示す如き左側操作スイッチ部10が、また、右側
には図35に示す如き右側操作スイッチ部18が設けら
れている。主催者はこれらスイッチ部10、18を操作
することにより、或いは磁気カード等により後述するマ
イクロコンピュータMCへのパーティーストーリーに関
するプログラムの設定や、パーティー中の任意の割り込
み操作等を行う。
【0032】一方、テーブルカウンター3は図1、図
3、図23及び図26に示す如く架台19とその上に設
けたカウンター21とから構成されており、架台19は
固定部19Aと、昇降機構20によって昇降する昇降部
19Bから成る。カウンター21は昇降部19B上に設
けられており、昇降部19Bの昇降に伴って上下動し、
その高さを変更可能とされている。
【0033】カウンター21の略中央には開口79が穿
設され、そこに食品陳列部21Aを構成する開口24、
25が形成されると共に、電磁調理器33が設けられて
いる。カウンター21下方の昇降部19B内には、各開
口24、25に対応して図示しない電気ヒーターによっ
て保温される温蔵庫26及び、これも図示しない冷却装
置によって冷却される冷蔵庫27が配設されている。前
記食品陳列部21Aは扉装置D1を構成するスモークガ
ラス製の両開き式扉体22、22によって開閉自在に閉
塞される。また、扉22、22の側部には図36に示す
如きテーブルカウンター3側の操作スイッチ部30が設
けられている。更に、扉体22、22周囲のカウンター
21上面には搬送レール23が敷設され、この搬送レー
ル23は図示しない振動子による超音波によってレール
上に載置されたグラス或いはトレイ等を所定方向に搬送
する。
【0034】係るテーブルカウンター3はキッチンカウ
ンター2に直交させてT字状となる如く付設されるが、
この時、テーブルカウンター3とキッチンカウンター2
はそれぞれの電気回路を接続させ、前記操作スイッチ部
10、18、30による操作或いは予め前記マイクロコ
ンピュータMCにプログラムされた手順によりキッチン
カウンター2及びテーブルカウンター3の調理、搬送或
いは展示、演出機能が行われるように構成する。
【0035】次に 図3において、前記温蔵庫26及び
冷蔵庫27は断熱箱体にて構成され、テーブル21下方
に並設される。各温蔵庫26及び冷蔵庫27は略同一形
状を成し、その上面には前記開口24、25にそれぞれ
対応して開口28、29が形成され、この開口28、2
9に隣接して凹部31、32が構成されている。そして
冷蔵庫27の凹部32に食品陳列部21Aを構成する電
磁調理器33が配設され、前記開口24、25はこの電
磁調理器33によって区画されている。また、各凹部3
1、32下方に対応する温蔵庫26及び冷蔵庫27内に
は4段の棚34がそれぞれ架設され、各棚34にはそれ
ぞれ異なった料理(温蔵庫26には温料理、冷蔵庫27
には冷料理)を盛られた食品収納容器36が保持されて
貯蔵されている。更に、棚34に隣接する開口28、2
9下方に対応する部分には開口24、25にそれぞれ連
通する移動用空間37が上下にそれぞれ構成されてお
り、この移動用空間37内に搬送装置としてのエレベー
タ38、39が設けられる。また、温蔵庫26の凹部3
1には各エレベータ38、39をそれぞれ上下駆動する
ための上下駆動用モーター41、42が配設されてい
る。
【0036】次に、図5乃至図10において前記温蔵庫
26のエレベータ38の構造を説明する。尚、各図にお
いては温蔵庫26のみ抽出して示すが、冷蔵庫27及び
エレベータ39についても同様の構造である。図5は温
蔵庫26の上面図、図6は同縦断面図をそれぞれ示す。
移動用空間37の四隅部には上下にガイドシャフト43
が立設され、このガイドシャフト43にエレベータ38
が上下摺動自在に取り付けられる。図7にエレベータ3
8の側面図を、また、図9に平面図を示す。エレベータ
38は前記ガイドシャフト43に四隅をリニアボールベ
アリング44を介して摺動自在に係合する基台46と、
この基台46に設けられた一対のスライダー47、47
と、スライダー47、47に固定された可動部48と、
スライダー47、47の両側に位置する容器ガイド4
9、49と、可動部48下面に取り付けられたラック装
置51と、基台46に取り付けられたピニオン52とか
ら構成されている。
【0037】基台46には前記上下駆動用モーター41
の回転によって巻き取り或いは繰り出されるワイヤー5
3が連結され、ワイヤー53は複数のプーリー54によ
って張架されている。また、凹部31には横送り用モー
ター56が設けられている。一方、エレベータ38の側
方に位置する移動用空間37内には上下にスプラインシ
ャフト57が回動自在に立設されており、このスプライ
ンシャフト57はタイミングベルト58及びタイミング
プーリー59を介して前記横送り用モーター56に連結
されている。更に、基台46にはピニオン52に同軸的
に固定されたギヤ61、このギヤ61に噛み合うアイド
ルギヤ62が設けられ、スプラインシャフト57にはア
イドルギヤ62に噛み合いながら、基台46の上下動に
伴って移動し、スプラインシャフト57の回動に伴って
回転するギヤ63が設けられている。
【0038】可動部48下面に取り付けられたラック装
置51は図10の如くスライダー66B及びガイドレー
ル67Bによって互いに摺動自在に係合して重合された
第1のラック66と第2のラック67とから構成されて
いる。第1のラック66と第2のラック67はそれぞれ
の噛合歯66A、67Aが上から見て同一線上において
少許ずれて位置するように重合され、可動部48が基台
46上に完全に重合した状態では噛合歯66Aのみがピ
ニオン52に噛み合っている。また、第1のラック66
と第2のラック67は縮小方向に弾性力を発生している
スプリング68によって連結されており、更に第1のラ
ック66にはラッチピン69が突出形成されると共に、
第2のラック67にはラッチカム70が水平方向におい
て回動自在に設けられる。このラッチカム70はラッチ
スプリング71によって常時図9中反時計回りに回動す
るよう付勢されている。また、基台46には戻しピン7
2が立設され、前記ラッチカム70の背面に当接してい
る。
【0039】各棚34は食品収納容器36の両側下面の
みを保持するように温蔵庫26の壁面に取り付けられて
おり、各棚34の奥部に位置する部位には可動部48の
進入を検知するためのリミットスイッチ73が、各棚3
4の移動用空間37側にはエレベータ38の高さを検知
するためのリミットスイッチ74がそれぞれ設けられて
いる。また、移動用空間37の棚34の反対側の壁面に
は各棚34の高さに対応して可動部48の退出を検知す
るためのリミットスイッチ76が設けられ、更に、最下
段の棚34下方にはキャンセルスイッチ77が、また、
開口28の下には上限スイッチ78が設けられている。
【0040】次に、図11乃至図20を参照してエレベ
ータ38の動作を説明する。パーティー主催者或いは出
席者が後述する如く操作スイッチ部10のスイッチ24
4Cを操作し、若しくは予め設定された順番に基づい
て、前記マイクロコンピュータMCによって例えば温蔵
庫26の上から3番目の食品収納容器36内の料理が選
択されたものとすると、マイクロコンピュータMCは前
記上下駆動用モーター41を駆動してエレベータ38を
上下に移動し、リミットスイッチ74の出力に基づいて
エレベータ38を上から3番目の棚34の側方に停止さ
せる(図8の状態)。
【0041】次に、マイクロコンピュータMCは横送り
用モーター56を駆動してスプラインシャフト57を回
転させることにより、ピニオン52を図10中時計回り
に回転させる。このピニオン52が回転すると、先ず噛
合歯66Aが噛み合っているラック装置51の第1のラ
ック66が棚34方向に移動し始める(図11の状
態)。
【0042】やがて、第1のラック66のラッチピン6
9が第2のラック67に当接し、第2のラック67も棚
34方向に移動し始める(図12の状態)。一方、第2
のラック67の移動に伴い、戻しピン72はラッチカム
70から見て相対的に棚34より離れる方向に移動し、
ラッチカム70から離れる関係上ラッチカム70はラッ
チスプリング71によって回動されてラッチピン69に
噛み合う。これによって第1及び第2のラック66、6
7は結合される(図13の状態)。この状態で両ラック
66、67の噛合歯66A、67Aの重複寸法は最も短
くなり、従って噛合歯66Aと67Aを合わせた寸法は
最も長くなる。この長さ(ストローク)によって可動部
48は棚34奥部まで進入できるようになる。
【0043】この状態からピニオン52が更に回転する
と、やがて第2のラックの噛合歯67Aも噛合歯66A
下側においてピニオン52に噛み合い(図14の状
態)、更にラック装置51は棚34方向に移動して、最
終的には第2のラック67の噛合歯67Aのみがピニオ
ン52に噛み合って移動する。係るラック装置51とピ
ニオン52の噛合駆動によって可動部48は食品収納容
器36直下において棚34奥部まで進入し、リミットス
イッチ73によって可動部48の進入が検知されると、
マイクロコンピュータMCは横送り用モーター56の回
転を停止する(図15乃至図18の状態)。
【0044】次に、マイクロコンピュータMCは上下駆
動用モーター41を駆動してエレベータ38全体を少許
持ち上げる。これによって可動部48も上昇し、食品収
納容器36は棚34から離れて可動部48に持ち上げら
れ保持される(図19の状態)。係る後、マイクロコン
ピュータMCは今度は横送りモーター56を前回とは逆
に回転させ、前回の逆のラック装置51とピニオン52
の駆動動作で可動部48を棚34部分から基台46方向
に退出させる。やがて、この退出動作によって可動部4
8が基台46に重合されると、それをリミットスイッチ
76が検知してマイクロコンピュータMCは横送りモー
ター56を停止させる(図20の状態)。この退出の過
程で両ラック66、67はスプリング68の弾性力によ
って再び重合されて寸法が縮小し、完全に基台46と可
動部48間に格納される形となるので、エレベータ38
が上下動する場合の邪魔になることはない。
【0045】このようにしてエレベータ38が所望の食
品収納容器36を取り出したら、マイクロコンピュータ
MCは再び上下駆動用モーター41を回転させ、エレベ
ータ38を上昇させて食品収納容器36を持ち上げ、図
6に示すような状態で開口24に食品収納容器36を出
現させる。以上の動作は冷蔵庫27においても、或いは
他の段の棚34においても同様に行われる。また、一旦
持ち上げた食品収納容器36は用済み後に撤去しても良
く、また、他の料理が選択されたことによってエレベー
タ38、39によって元の棚34に戻すようにしても良
い。
【0046】尚、通常よりも大きな食品収納容器36A
を使用する場合には、図21の如く下から2番目の棚3
4を外して最下段の棚34下方に配置する。これによっ
て最下段の棚34には通常の2倍の大きさの容器36A
を収納できる。一方、取り外した棚34を最下段の棚3
4下方に配置することによってキャンセルスイッチ77
が働き、マイクロコンピュータMCは棚34が3段とな
ったことを検知してエレベータ38を最下段の棚34よ
り下方に移動させないように制御する。
【0047】前記エレベータ38或いは39が開口24
或いは25に持ち上げられた料理は扉装置D1の扉体2
2、22が開放されることによってパーティー出席者に
披露される。次に、図22及び図24において扉装置D
1を説明する。カウンター21の開口24の後端及び開
口25の前端部下方の架台19の昇降部19B内にはフ
レーム82、82が立設されており、各フレーム82、
82の外側面上部に設けた回動中心83、83にそれぞ
れ一対の支持アーム84、84が回動自在に枢支されて
いる。前記扉体22、22下端部の扉フレーム104、
104は前後端部においてこれら支持アーム84、84
の先端に固定されるが、支持アーム84、84の回動中
心83、83はこれら扉体22、22の円弧の中心に一
致するように位置決めされる。これによって両扉体2
2、22は前記支持アーム84、84によってそれぞれ
開口79の両側縁部よりカウンター21上方に出没自在
に枢支され、食品陳列部21A上方にて相互に突き当て
られて食品陳列部21A上方を閉塞し、カウンター21
下方の架台19に格納されて食品陳列部21A全体を開
放する。
【0048】一方、この回動中心83、83下方のフレ
ーム82、82には上下のベアリング86、86によっ
てボールネジ87が垂直方向に延在してそれぞれ回動自
在に取り付けられる。各ボールネジ87、87は下端部
においてベベルギヤーボックス88、ユニバーサルジョ
イント89及び伝達棒91によってモーター92に接続
されており、このモーター92の回転によってそれぞれ
同期的に回転するよう構成されている。前記各ボールネ
ジ87、87にはそれぞれボールナット94、94が螺
合すると共に、各ボールナット94、94には水平方向
の押上板96、96がそれぞれ固定される。一方の押上
板96の側方には押上板96の上下動に伴ってオン・オ
フされる上下リミットスイッチ102、103が設けら
れ、各押上板96、96のそれぞれの両側部には弾性連
結部材としてのガススプリング97、97がその一端を
それぞれ回動自在に固定されると共に、ガススプリング
97、97の他端はその上方の支持アーム84、84に
それぞれ回動自在に固定される。前記押上板96、96
はボールネジ87、87の回転によって上下動し、それ
によってガススプリング97、97を介し、支持アーム
84、84はフレーム82との間に構成する角度が相互
に常に同一となるように同期的に回動され、従って、両
扉体22、22は相互に連動して両開き式の開閉動作を
行う。また、回動中心83、83上方の各フレーム8
2、82上端部には戻しスプリング98を具備したダン
パー99が水平方向において各支持アーム84、84間
に渡るように設けられており、更に、各支持アーム8
4、84にはこのダンパー99への当接部101、10
1が取り付けられている。
【0049】次に、図22、図25及び図26を参照し
て扉装置D1の動作を説明する。先ず、図22の状態で
扉体22、22は開口79の両側縁部からカウンター2
1上方に延出し、その端部は相互に突き当てられて食品
陳列部21A上方を閉塞している。この状態では、押上
板96はボールネジ87の上方にあって上方のリミット
スイッチ102が押上板96に当接している。また、ダ
ンパー99の両端は支持アーム84、84の当接部10
1、101に当接している。この状態から前記エレベー
タ38或いは39が料理が入った食品収納容器36を食
品陳列部21Aに持ち上げると、マイクロコンピュータ
MCはプログラムにより、或いは前記操作スイッチ部1
0に設けたスイッチ147が押されることにより、モー
ター92を駆動してボールネジ87を下から見て右回
り、即ちボールナット94にねじ込む方向に回転させ
る。この回転によってボールナット94及び押上板96
は降下するのでガススプリング97、97によって図2
5の如く支持アーム84、84が引き下げられる方向に
回動し、当接部101、101はダンパー99から離間
し、やがて押上板96が下方のリミットスイッチ103
に当接してオンすると前記マイクロコンピュータMCが
それを検知してモーター92を停止する。この時、扉体
22、22は図26の如くカウンター21下方の架台1
9内に格納され、その端部は開口79縁部に位置して図
23の如く食品陳列部21A全体を開放する。尚、ガス
スプリング97、97はこの間伸び切った状態を維持す
ると共に、ダンパー99は戻しスプリング98によって
伸びた状態に復帰する。
【0050】食品陳列部21Aには前記料理が陳列され
ており、パーティー出席者はこれらの料理を食品陳列部
21Aから取り出すが、そのとき扉体22、22は図2
3の如く食品陳列部21A全体を開放しているので料理
の取り出しはきわめて円滑に行える。また、扉体22、
22はカウンター21下方に格納されるので、カウンタ
ー21上の物品の邪魔になることもなく、更に、扉体2
2、22はモーター92によって自動的に開放されるの
で、例えば片手に料理を持ったままもう一方の手で扉体
22、22を開放する等の面倒も生じない。
【0051】次に、扉体22、22を閉じる場合には、
マイクロコンピュータMCは今度はモーター92をボー
ルネジ87を前回とは逆、即ちボールナット94から引
き抜く方向に回転させる。この回転によってボールナッ
ト94及び押上板96は上昇するのでガススプリング9
7、97によって図25の如く支持アーム84、84は
押し上げられる方向に回動し、扉体22、22の上端は
開口79から出て行く。やがて図25の如く扉体22、
22の端部が相互に突き当たる直前になると、当接部1
01、101がダンパー99の両端に当接する。
【0052】ダンパー99に当接部101、101が当
接するとダンパー99は両端から圧縮される方向の力を
受けるので、この力に対して所定の抵抗力を発揮し、支
持アーム84、84の回動速度を下げて扉体22、22
を閉じる力を緩和するよう作用する。これによって扉体
22、22が突き当たるときの衝撃を緩和して破損を防
止すると共に、人の手や腕が挟まった場合の損傷を少な
くする。
【0053】一方、このダンパー99の当接により支持
アーム84、84の回動が妨げられることによって支持
アーム84、84と押上板96の動作にずれが生じ、支
持アーム84、84の動作の方が遅れるために、これが
モーター92に負荷となって加わる。しかしながら、こ
の動作のずれはガススプリング97、97が吸収する。
即ち、支持アーム84、84の回動が押上板96の上昇
より遅れると、ガススプリング97、97にはそれを圧
縮する方向の力が加わる。ガススプリング97、97は
自らの具備する弾性によりこの力を受けて縮み、それに
よってモーター92への過負荷を解消する。
【0054】尚、モーター92は押上板96が上方のリ
ミットスイッチ102に当接してオンにした段階で前記
マイクロコンピュータMCにより停止される。また、ダ
ンパー99はその後徐々に圧縮されてガススプリング9
7、97も伸び、扉体22、22は突き当てられて図2
2の如く食品陳列部21A上方を閉塞する。また、実施
例ではモーター92の駆動力をボールネジ87とボール
ナット94とによって支持アーム84、84に伝達して
いるので、例えばワイヤー等を介してモーターにより扉
体22、22を駆動する場合に比してワイヤーの伸び等
の誤差を考慮する必要がなく、動作が確実となる利点が
ある。
【0055】次に、図27乃至図30において前記ショ
ーケース12、13の構造を説明する。尚、ショーケー
ス12とショーケース13の構造は同様であるのでショ
ーケース12についてのみ説明する。また、各図はパー
ティー演出装置1からショーケース12のみを抽出して
示しており、実際にはショーケース12(ショーケース
13も同様)はパーティー演出装置1のキッチンカウン
ター2内に組み込まれている。
【0056】ショーケース12は上面開口の横長断熱箱
体106の前部及び上部にこれも断熱された上部構造体
107を取り付けて構成されており、上部構造体107
は前方及び上方に向けて開放した略断面扇状の開口10
8を有している。断熱箱体106内に構成した貯蔵室1
09内は図示しないペルチェ効果を利用したサーモモジ
ュール等の電子冷却装置によって冷却され、フルーツ等
の食品或いはグラスや、小皿等が収納展示される。ショ
ーケース12の前記開口108は断面湾曲形状を成した
上開き式の扉体14によって開閉自在に閉塞される。扉
体14の両側には開口108の上縁108A後方に位置
した回動軸111に対して回動自在に枢支されたアーム
112、112が取り付けられており、これによって扉
体14は回動軸111を中心として上下方向に回動自在
に枢支され、図30の如く上方に回動した状態で開口1
08を開放し、下方に降下した状態でその下縁14Aが
開口108の下縁108Bに近接若しくは当接して図2
7の如く開口108を閉塞するよう構成されている。
【0057】尚、この扉体14は液晶ガラス板にて形成
されており、定常状態では乳白色を成し、電圧が印加さ
れることによって透明となり、そこで初めて内部の食品
等が目視可能となるように構成されている。これによっ
て、パーティー参加者には進行状況に応じてショーケー
ス12内部を披露することができ、演出効果の向上を図
ることができる。
【0058】断熱箱体106の後上端一側部と上部構造
体107間にはモータ113が配置される。モータ11
3は図29の如くその回転軸113Aを水平横方向とし
て配設されており、この回転軸113Aには回転円盤1
14が同軸的に取り付けられている。更に、この回転円
盤114と一側の前記アーム112間に渡って連結部材
としてのダンパー116が取り付けられ、これら扉体1
4、モータ113、回転円盤114及びダンパー116
によって扉装置D2を構成している。
【0059】前記ダンパー116はシリンダー部116
Aと、このシリンダー部116A内に挿脱自在に差し込
まれたロッド部116Bとから構成されており、前記シ
リンダー部116Aの端部を前記アーム112に回動自
在に固定されると共に、ロッド部116Bの端部を前記
回転円盤の円周側一面に回動自在に固定されている。こ
のダンパー116は、例えばシリンダー部116Aに図
示しない空気取入口と、この空気取入口を開閉する小孔
を有した空気弁を具備しており、ロッド部116Bをシ
リンダー部116Aから引き抜いてダンパー116を伸
長させる力を作用させた場合は空気弁が空気取入口を開
くことにより自由に伸長出来、ロッド部116Bをシリ
ンダー部116Aに差し込んでダンパー116を圧縮さ
せる力を作用させた場合には、空気弁が空気取入口を閉
じることにより、シリンダー部116A内の空気が前記
小孔から漏れるのみとなって所定の抵抗力を及ぼす構造
とされている。
【0060】次に、扉体14の開閉動作を説明する。
尚、扉体14の開閉は前記操作スイッチ部18に設けた
スイッチ148によって操作される。図27の如く扉体
14が開口108を閉塞している状態では、前記ダンパ
ー116は圧縮されてロッド部116Bはシリンダー部
116A内に挿入されており、また、ロッド部116B
の回転円盤114への取り付け位置は、扉体14から見
てモーター113の回転軸113Aの略反対側に位置し
ている。この状態から操作スイッチ部18のスイッチ1
48を押すと、モータ113に通電されて駆動し、図2
7中時計回りに回転する。この回転に伴ってダンパー1
16が前方に移動するのでアーム112は押し上げられ
て回動軸111を中心にして回転する。この回転によっ
て扉体14は持ち上げられて図30の如く開口108を
開放する。尚、モータ113は所定の回転角度で停止さ
れ、その状態を維持する。
【0061】扉14を閉じる場合、今度はモータ113
が図27中反時計回りに回転し、この回転に伴ってダン
パー116が後方に移動するのでアーム112は引き下
げられ、扉体14も降下して開口108を閉塞する。
尚、モータ113は扉体14が開口108を閉鎖した状
態で停止する。上記の開閉動作の間、ダンパー116に
は扉体14の重量がダンパー116を圧縮する方向に作
用するので、ダンパー116は常に圧縮された状態でモ
ータ113の駆動力を扉体14に伝達している。
【0062】ここで、扉体14を閉じる途中、パーティ
ー出席者の手や腕が扉体14の下縁14Aに当接して扉
体14の回転が阻止されると、ダンパー116にはモー
タ113の駆動力がロッド部116Bをシリンダー部1
16Aから引き抜く方向に作用する。しかしながら、前
述の如くダンパー116を伸長させる場合は自由にロッ
ド部116Bをシリンダー部116Aから引き抜くこと
ができるので、モータ113の駆動力はダンパー116
の伸長によって吸収される。従って、当接した手や腕に
加わる衝撃力は緩和されると共に、モータ113への負
荷も緩和されるのでモーター113の寿命を縮めること
もなくなる。また、扉体14の下縁14Aと開口108
の下縁108B間に手や腕が入ってしまった場合にもモ
ータ113の駆動力によって更に締め付けられる心配も
ない。
【0063】一方、ダンパー116が自由に伸長できる
ことにより、扉体14はその下縁14Aを持ち上げるこ
とにより自由に開放することができる。従って、前述の
如く扉体14の下縁14Aと開口108の下縁108B
間に手や腕が挟まれた場合にも、扉体14を持ち上げる
ことにより容易に離脱することができる。また、そのよ
うに手動によって扉体14を開放した場合、扉体14は
手を放せばその後自重にて降下し閉じて行くが、その場
合ダンパー116には圧縮方向の力が加わるため抵抗力
を発揮する。従って、扉体14が勢い良く閉鎖すること
はなく、徐々に閉じて行くので、手や腕が挟まれる危険
性が少なく、また、扉体14が閉鎖するときに扉体14
に加わる衝撃も緩和され、扉体14の液晶ガラスの損傷
の発生も防止されるものである。尚、前記ダンパー11
6の構造は実施例の如き空気式ダンパーに限らず、油を
封入したオイルダンパー等によって構成しても差し支え
ない。
【0064】次に、図31において容器としての前記飲
み物ケース16は瓶入りワイン等の飲料17を貯蔵及び
提供するものである。飲み物ケース16は外装板125
を具備した上方開口の断熱箱体126と、複数の取出口
127を具備して断熱箱体126の上方開口を閉塞する
カバー128、及び断熱箱体126内に上下移動自在に
架設された物品載置用昇降棚129とから構成されてい
る。飲み物ケース16の断熱箱体126内は温度制御装
置としての前述同様の電子冷却装置によって冷却され、
センサーに後述するマイクロコンピュータMCの制御に
より例えば+10℃等のワインに適した所定の冷蔵温度
に冷却維持されると共に、断熱箱体126下面には下方
に突出する突起131が取り付けられている。
【0065】上記断熱箱体126下方には透孔133を
具備した上壁132A、下壁132B及び前壁132C
から成る載置部材132が配置され、キッチンカウンタ
ー2に対してその外方に向けて進退自在に取り付けられ
ると共に、この載置部材132内にはキッチンカウンタ
ー2側より押出部材134が挿入される。押出部材13
4は車輪136によって下壁132B上を移動自在とな
っており、平坦な上面134A及びその後ろ側において
後方に低く傾斜した傾斜面134Bを具備している。こ
の押出部材134はキッチンカウンター2のベース2B
に固定されて駆動装置を構成するモータ137によって
進退駆動される押出棒138の先端に取り付けられる。
【0066】前記載置部材132の上壁132Aには滑
車141が取り付けられると共に、断熱箱体126の後
壁下端部及び上端部にも滑車142、143がそれぞれ
取り付けられている。連動装置を構成するワイヤー14
4はこの滑車141、142及び143に張架され、一
端は前記モータ137に固定されると共に、他端は前記
昇降棚129に連結されている。
【0067】次に、動作を説明する。今、図31の如く
飲み物ケース16がキッチンカウンター2の凹所2A内
に格納されている状態では、前記断熱箱体126の突起
131は載置部材132の上壁132Aの透孔133を
通過して押出部材134の上面134Aに摺動自在に当
接しており、断熱箱体126は押出部材134上に載っ
て持ち上げられ、その上面のカバー128が凹所2Aの
上面に密接する形となって取出口127は凹所2Aの上
面により閉塞されると共に、昇降棚129は断熱箱体1
26内下部に降下しており、飲料17は昇降棚129上
に載置されて断熱箱体126内に収納されている。この
状態で断熱箱体126内は略密閉され、飲料17は前記
電子冷却装置によって前記冷蔵温度に冷却貯蔵される。
【0068】次に、前記操作スイッチ部18に設けたス
イッチ149を操作すると、モータ137が駆動して押
出棒138をキッチンカウンター2外側に方向に押し出
す。これによって押出部材134は図31中左方向に移
動し始めるが、この初期段階において突起131は押出
部材134の傾斜面134Bに至り図32に示す如く傾
斜面134B上を降下する。この突起131の降下によ
って飲み物ケース16全体も降下するため、図32の如
く前記カバー128も凹所2Aの上面から離間すると共
に、断熱箱体126の下面は載置部材132の上壁13
2A上に乗り、そのまま保持される。また、押出部材1
34は載置部材132の前壁132Cに当接する。
【0069】この状態からモータ137は更に駆動し、
押出棒138を介して押出部材134をキッチンカウン
ター2の外方に押し出す。これによって載置部材132
はキッチンカウンター2外方に押し出され、同時に飲み
物ケース16も図1及び図33の如くキッチンカウンタ
ー2より外方に進出して迫り出すのでカバー128の取
出口127も上方に開放される。この載置部材132の
移動によって滑車141がモータ137から離間するた
め、ワイヤー144は断熱箱体126から見て相対的に
キッチンカウンター2側に引っ張られる形となり、それ
によって昇降棚129は持ち上げられる。この昇降棚1
29の上昇によって飲料17も上昇し、その上部は取出
口127から上に突出して(図1及び図33参照)、モ
ータ137はその状態で停止する。パーティー主催者或
いは出席者はこのように持ち上げられた飲料17を取出
口127から取り出して飲用に供する。
【0070】一方、飲み物ケース16をキッチンカウン
ター2側に退かせて格納する場合には、前記操作スイッ
チ部18に設けたスイッチ149を操作することによっ
て、モータ137が前回とは反対に回転し、押出棒13
8を介して押出部材134をキッチンカウンター2側に
引き戻す。この移動によって押出部材134の傾斜面1
34Bは断熱箱体126の突起131に当接するので、
押出部材134の移動に伴って断熱箱体126も載置部
材132共々キッチンカウンター2側に引き戻される。
【0071】この後退の過程で載置部材132の滑車1
41はモータ137に近接するのでワイヤー144は昇
降棚129を降下させる。従って、飲料17も降下して
取出口127から断熱箱体126内に格納されるので飲
料17がキッチンカウンター2に当接することはない。
やがて断熱箱体126が凹所2A内所定位置に戻るとそ
れ以上は後退しなくなるが、マイクロコンピュータMC
はモータ137を尚も駆動して押出部材134を後退さ
せる。従って、突起131は最終段階において傾斜面1
34Bに沿って上昇するので断熱箱体126も持ち上げ
られ、その上面カバー128は図31の如く凹所2A上
面に密接して閉塞される。モータ137はその後停止さ
れ、以上の動作にて飲み物ケース16はキッチンカウン
ター2側に格納される。
【0072】これまではパーティー演出装置1の各機能
の動作について個々に説明してきたが、次に図1に示し
た制御装置Cのパーティーストーリーのプログラムによ
る制御動作につき説明する。図1において汎用マイクロ
コンピュータMC、登録部MCAとタイマーT1及び遅
れ時間タイマーT2を具備しており、このマイクロコン
ピュータMCにはキッチンカウンター2側の左側及び右
側操作スイッチ部10、18からの出力が入力され、テ
ーブルカウンター3側の操作スイッチ部30からの出力
も入力されると共に、音声認識装置227の出力も入力
される。この音声認識装置227は、音声入力部、特徴
分析部、標準パターンメモリ部、パターンマッチング部
から成る音声認識LSIにて構成されており、前記標準
パターンメモリ部に標準音声パターンを予め記憶させた
指示者(単一或いは複数のパーティー出席者)に、例え
ばピンマイクから成る指示部としてのワイヤレスマイク
228を携帯させ、このワイヤレスマイク228の信号
を前記音声入力部に入力するよう構成する。また、マイ
クロコンピュータMCには前記各スイッチ73から7
8、上下リミットスイッチ102、103を代表して示
す一般検出スイッチ146の出力が入力される。更に、
マイクロコンピュータMCの出力には、前記液晶画面1
1と、前記上下駆動用モータ41、42、横送り用モー
タ56、モータ92、113、137及び搬送レール2
3等を代表する一般動作装置Aと、音声合成装置229
が接続されると共に、前記操作スイッチ部10に設けた
表示部としての時刻表示部231が接続される。
【0073】ここで、図34乃至図36に基づいて前記
各操作スイッチ部10、18及び30につき概説する。
図34において232はメモリーカード挿入口であり、
ここに予めパーティーストーリーをプログラムしたメモ
リカードを挿入するだけで、マイクロコンピュータMC
の登録部MCA(RAM)へのパーティーストーリーの
プログラムの登録を実行することができる。233は登
録ボタンであり、登録部MCAへのパーティーストーリ
ーの登録を行うときに押し、それによってマイクロコン
ピュータMCは登録モードとなる。234はBGMオン
ボタンであり、これを押すことによって図示しないCD
プレーヤーにセットしてある音楽が流れる。236は祝
いボタンであり、これを押すと予め登録部MCAに登録
してあるメッセージが液晶画面11に表示される。23
7はスペースボタンであり、時刻表示部231の下に対
応して設けられた10分ボタン238、1分ボタン23
9及び10秒ボタン241と組み合わせて、パーティー
中の食事時間(スペース時間)を設定するためのもので
ある。242A乃至242Dはエレベータ39により前
記冷蔵庫27内の冷料理を食品陳列部21A内に持ち上
げるための冷料理上昇ボタンであり、上から第1番目か
ら4番目までの冷料理に対応して設けられている。24
3は食品陳列部21A内の冷料理を下げるための冷料理
回収ボタンである。244A乃至244Dはエレベータ
38により前記温蔵庫26内の暖料理を食品陳列部21
A内に持ち上げるための暖料理上昇ボタンであり、上か
ら第1番目から4番目までの暖料理に対応して設けられ
ている。246は食品陳列部21A内の暖料理を下げる
ための暖料理回収ボタンである。更に、247は終了ボ
タンであり、登録操作が終了した場合に押すものであ
る。
【0074】また、248はパーティー開始ボタンであ
り、これを押すことによってマイクロコンピュータMC
は音声合成装置29により「サアパーティーヲハジメマ
ショウ」と発声させると共に、登録部MCAに予め登録
されたパーティーストーリーの実行を開始する。また、
249は早送り操作部としての早送りボタンであり、押
された時点の次のスペース時間を跳ばすためのものであ
る。更に、251は確認操作部としてのチェックボタン
であり、パーティーストーリーの進行の遅れを確認する
ためのものである。
【0075】次に、図35において252は前記搬送レ
ール23の動作を制御するための搬送レール制御ボタン
であり、253及び254はショーケース12、13の
扉14の液晶を透明として内部を透視可能とするための
液晶シャッター開ボタンである。更に、図36において
テーブルカウンター3側の操作スイッチ部30には、操
作スイッチ部10、18と同様の機能を奏するボタンが
設けられてテーブルカウンター3側においても特定の動
作を操作可能とされており、特に、両側部に了解ボタン
256、256が配設される。
【0076】次に、主催者によるマイクロコンピュータ
MCへのパーティーストーリーに関するプログラムの登
録手順を図37にて説明する。先ず、電源を投入して操
作スイッチ部10の登録ボタン33を押す。これによっ
て、マイクロコンピュータMCはパーティーストーリー
の登録モードとなる。次に、BGMオンボタン234を
押して祝いボタン236を押す。次にスペースボタン2
37を押すと共に、1分ボタン239を1回押す。次
に、第1番目の冷料理上昇ボタン242Aを押し、更に
スペースボタン237を押して10分ボタン238を2
回押す。次に、液晶シャッター開ボタン253、254
を押し、スペースボタン237を押して1分ボタン23
9を2回押す。次に、冷料理回収ボタン243を押し
て、第1番目の暖料理上昇ボタン244Aを押し、更に
スペースボタン237を押して10分ボタン238を1
回押す。次に、暖料理回収ボタン246を押す。最後に
終了ボタン247を押すことによってパーティーストー
リーの登録操作を終了する。
【0077】以上の登録操作によってパーティー開始
後、最初にBGMが流れ、祝いメッセージが表示される
と共に、エレベータ39により第1番目の冷料理が扉2
2、22内に持ち上げられ、20分後にショーケース1
2、13の扉14の液晶が透明になって開き、2分後に
冷料理が下がり、代わって第1番目の暖料理が持ち上げ
られ、10分後に下がって終了すると云うパーティース
トーリーがマイクロコンピュータMCの登録部MCAに
登録されたことになる。
【0078】次に、図38乃至図40を参照して制御装
置Cによるパーティー演出装置1のプログラム制御動作
につき具体的に説明する。先ず、第1ステップとして主
催者が操作スイッチ部10のパーティー開始ボタン24
8を押すと、第2ステップとしてマイクロコンピュータ
MCは音声合成装置229により「サア、パーティーヲ
ハジメマショウ」と発声し、第3ステップでBGMを流
し、第4ステップで液晶画面11に祝いメッセージを表
示する。次に、マイクロコンピュータMCは図39にフ
ローチャートで示す確認動作を実行しながら1分間待機
する。ここで、マイクロコンピュータMCのパーティー
進行制御における時間管理はタイマーT1によって行わ
れる。
【0079】次に、図39のフローチャートにおいて上
記確認動作を説明する。液晶画面11に祝いメッセージ
を表示して、次の動作に進行する時間の3分前(ここで
は1分の間隔しかないため、メッセージ表示後すぐに確
認動作が開始される)になると、マイクロコンピュータ
MCはステップS1で音声合成装置229により「次の
パーティーに進んで良いですか」と発声する。次に、ス
テップS2でマイクロコンピュータMCは液晶画面11
に「良ければ「OK!」と答えてください。」の表示を
行う。ワイヤレスマイク228を携帯した指示者は前記
音声合成による質問を聞き、ステップS3で次の冷料理
に進行しても良いと判断したらステップS4で液晶画面
11の表示を見て表示通り「OK!」と第1回目の指示
をする。このように音声認識装置227に入力されるべ
き言葉の内容が液晶画面11に表示されているので、指
示内容を指示者側にて記憶している必要はなく、また、
失念しても表示を見て速やかに指示を与えることが出来
る。また、このように液晶画面11に言葉の内容を表示
することによって、パーティー進行の指示を促すことに
よって時間管理が可能となる。
【0080】ワイヤレスマイク228に発っせられた指
示者の音声は音声認識装置227に入力される。音声認
識装置227は前記標準音声パターンと入力音声パター
ンとを比較して認識処理を実行し、一致すればマイクロ
コンピュータMCに一致信号を通報し、マイクロコンピ
ュータMCはステップS5で一致信号を受け取ったか判
断し、受け取ったらステップS6で次のパーティー動作
に進む。
【0081】ここで、前記確認動作におけるステップS
3において、指示者が気付かずに音声を発しない場合
(無音)は、音声認識装置227から無音である旨の通
報がマイクロコンピュータMCに成される。マイクロコ
ンピュータMCは無音である場合、ステップS3からス
テップS7に進んでタイマーT1により無音時間をカウ
ントし、ステップS8で10秒経過したらステップS2
に戻って再度「良ければ「OK!」と答えてくださ
い。」と液晶画面11に表示する。指示者がこれを見て
ステップS4において「OK!」とワイヤレスマイク2
28に発するとこの音声は同様に音声認識装置227に
入力され、この時点で音声認識装置227において前記
標準音声パターンと入力音声パターンが一致しなくて認
識ができなかった場合には、音声認識装置227は不一
致信号をマイクロコンピュータMCに通報する。マイク
ロコンピュータMCはこの場合ステップS5からステッ
プS9に進んで液晶画面11に「?」マークを表示す
る。
【0082】指示者はこの「?」マークが表示されたこ
とによって音声認識装置227が認識できなかったこと
を速やかに確認できる。そして再びステップS10にお
いて「OK!」とワイヤレスマイク228から音声認識
装置227に第2回目の指示を入力し、音声認識装置2
27が前記標準音声パターンと入力音声パターンとを比
較して認識処理を実行し、ここで初めて一致すればマイ
クロコンピュータMCに一致信号を通報し、マイクロコ
ンピュータMCはステップS11でこれを受け取るとス
テップS6の次の動作に進む。
【0083】一方、ステップS4において指示者が「O
K!」とワイヤレスマイク228に第1回目の指示を発
しても音声認識装置227において前記標準音声パター
ンと入力音声パターンが一致しなくて認識ができず、不
一致信号をマイクロコンピュータMCに通報した場合に
は、マイクロコンピュータMCはステップS9において
液晶画面11に「?」マークを表示する。そして、指示
者がこの「?」マークが表示されたことによって前述同
様に音声認識装置227が認識できなかったことを確認
し、再びステップS10において「OK!」とワイヤレ
スマイク228から第2回目の指示を音声認識装置22
7に入力しても音声認識装置227が依然認識できずに
不一致信号をマイクロコンピュータMCに通報した場合
は、マイクロコンピュータMCはステップS11からス
テップS12に進んで液晶画面11に再び「?」マーク
を表示する。そして、指示者がこの「?」マークが表示
されたことによって前述同様に音声認識装置227が認
識できなかったことを確認し、再びステップS13にお
いて「OK!」とワイヤレスマイク228から第3回目
の指示を音声認識装置227に入力しても音声認識装置
227が依然認識できずに不一致信号をマイクロコンピ
ュータMCに通報した場合は、マイクロコンピュータM
CはステップS14からステップS15に進んで液晶画
面11に「了解ボタンを押してください。」と表示す
る。
【0084】指示者はこの表示によって音声による指示
が不可能或いは困難となっていることを速やかに認知す
ることができる。そして液晶画面11の指示通りにステ
ップS16でテーブルカウンター3の操作スイッチ部3
0に設けられた了解ボタン256を押すと、マイクロコ
ンピュータMCは了解ボタン256の押されたことに基
づき、ステップS6の次の動作に進む。尚、マイクロコ
ンピュータMCは音声による回答によらず、最初から了
解ボタン256を押されることによっても次の動作に進
むよう動作する。
【0085】このように、マイクロコンピュータMCは
音声認識装置227における認識処理結果を液晶画面1
1に表示する。即ち、音声認識装置227において、入
力音声パターンと標準音声パターンとの一致がとれずに
認識できなかった場合には、マイクロコンピュータMC
は液晶画面11に次に指示者が行うべき動作を表示する
ので、いつまでも機器(エレベータ39等)が動作され
ない等の不都合は解消され、パーティーの進行に支障を
来すことがなくなる。
【0086】図38に戻って、マイクロコンピュータM
Cは音声認識装置227からの一致信号或いは了解ボタ
ン256からの信号を受けると、次の動作に進んで良い
ものと判断し、第6ステップとして一般動作装置Aに含
まれる前記エレベータ39を制御して第1番目の冷料理
を食品陳列部21A内に持ち上げて扉22、22を開
き、液晶画面11に例えば「オマチドウサマ。」と表示
する動作を実行する。次に第7ステップとしてマイクロ
コンピュータMCは20分間何もせずに待機状態とし、
パーティー出席者による食事の時間を確保する。この2
0分間が経過する3分前になると第8ステップとして前
述同様の確認動作を実行する。
【0087】この確認動作によってマイクロコンピュー
タMCが次の動作に進んで良いものと判断したら第9ス
テップとしてショーケース12、13の扉14の液晶を
透明とし、次に第10ステップとして同様の確認動作を
実行しながら2分間待機する(この場合も次の動作に移
行するまでに3分無いのですぐに確認動作が行われ
る)。第10ステップの確認動作によってマイクロコン
ピュータMCが次の動作に進んで良いものと判断したら
第11ステップとして扉22、22を閉じ、前記エレベ
ータを制御して第1番目の冷料理を下げ、第12ステッ
プとしてエレベータ38により代わりに第1番目の暖料
理を食品陳列部21Aに持ち上げて扉22、22を開
き、液晶画面11に同様の表示を行う動作を実行する。
【0088】以後、第13ステップとしてマイクロコン
ピュータMCは再び10分間何もせずに待機状態とし、
パーティー出席者による食事の時間を確保する。この1
0分間が経過する3分前になると第14ステップとして
前述同様の確認動作を実行してマイクロコンピュータM
Cが次の動作に進んで良いものと判断したら第15ステ
ップとして扉22、22を閉じ、前記エレベータ38を
制御して第1番目の暖料理を下げ、第16ステップとし
てパーティーを終了する。
【0089】ここで、上記図38の第5ステップにおけ
る確認動作において、音声合成装置229が「次に進ん
で良いですか」と発声しても指示者が気付かずに、この
発声から2分後にマイクロコンピュータMCが音声認識
装置227からの一致信号或いは了解ボタン256から
の信号を受けた場合には、予定では第4ステップから第
6ステップの間隔が1分であったものが実際には2分と
なり、1分パーティーの進行が遅れる。
【0090】同様に上記図38の第8ステップにおける
確認動作において、音声合成装置229が「次に進んで
良いですか」と発声してから10分後にマイクロコンピ
ュータMCが音声認識装置227からの一致信号或いは
了解ボタン256からの信号を受けた場合には、予定で
は第6ステップから第9ステップの間隔が20分であっ
たものが実際には27分となり7分パーティーの進行が
遅れたことになる。
【0091】マイクロコンピュータMCは図40に示す
フローチャートのステップS17で係る時間遅れがある
か否か判断しており、遅れ時間がある場合はステップS
18で遅れ時間タイマーT2によりこの遅れ時間を積算
している。上述の例においては図38の第5ステップに
おける遅れ時間1分と第8ステップにおける遅れ時間7
分の合計8分の遅れ時間が遅れ時間タイマーT2によっ
て積算されている。
【0092】そこで、例えば図38の第8ステップの途
中において主催者が操作スイッチ部10のチェックボタ
ン251を押すと、マイクロコンピュータMCは図40
のステップS19でチェックボタン251が押されたか
否か判断しており、前述の如くチェックボタン251が
押されるとステップS20に進んで時刻表示部231に
前記遅れ時間タイマーT2が積算している遅れ時間「8
分」を表示する。主催者はこの表示を見てパーティーの
遅れを速やかに確認でき、その進行状況を判断すること
ができる。
【0093】次に、主催者が上記時刻表示部231の遅
れ時間を見てパーティーの進行を早めたいと欲した場合
には、操作スイッチ部10の早送りボタン249を押
す。マイクロコンピュータMCはステップS21で早送
りボタン249が押されたか否か判断しており、前述の
如くこの早送りボタン249が押されるとステップS2
2でその押された時点の次に現れるスペース時間を無効
にする(尚、スペース時間もパーティーストーリー中の
動作の1つである)。即ち、前記図38の第9ステップ
において前記早送りボタン249が押されたとすると、
マイクロコンピュータMCは第10ステップを跳ばして
図38中破線で示すように直接第11ステップに移行す
る。これによって、パーティーの進行は2分早められ、
全体として遅れ時間は6分間に縮小されたことになる。
【0094】マイクロコンピュータMCは図40のステ
ップS23で登録されたパーティーが終了段階まで来て
いるか判断し、来ていなければステップS24に進んで
時間遅れがあるか否か判断し、あれば前述同様ステップ
S25で遅れ時間タイマーT2で積算する。ステップS
23でパーティーが最終段階に来ていればステップS2
6に進んでパーティーを終了する(図38の第16ステ
ップ)。尚、遅れ時間タイマーT2は前記遅れ時間の縮
小によってステップS25で積算時間を6分に補正する
ものとする。
【0095】ここで、テーブルカウンター3のテーブル
を構成するカウンター21の上面板326はポリカーボ
ネート或いはアクリル等の乳白色の透光性照明板の上に
薄い人工大理石を配置して構成されており、更に、カウ
ンター21内には図41に示す如き照明装置Iが収納設
置されている。照明装置Iは上面板326の略全面に渡
って上面板326下側に配設されており、それぞれ上下
一対の基板328、329から成る。上側の基板328
には位置検出手段を構成する複数のリードスイッチ33
1(331A、331B、331C、331D、331
E)が上面板326裏面に対応して取り付けられてい
る。下側の基板329には後述する抵抗Rやコンデンサ
ーCO等の回路素子の他に、照明手段としての複数のL
ED集合体332(332A、332B)が取り付けら
れ、これらLED集合体332は上側の基板328を貫
通して上面板326裏面側に臨んでいる。前記各リード
スイッチ331はこれらLED集合体332を取り囲む
ように配置される。各LED集合体332は複数の緑色
LED333と赤色LED334とによって構成されて
いる。また、336はパーティー出席者により任意にカ
ウンター21上を移動される物品としてのコップであ
り、これはワイングラス、コースター或いは皿であって
も良い。このコップ336下面にはこれも位置検出手段
を構成する磁石MGが取り付けられている。
【0096】また、図42には例えばLED集合体33
2Aに関する部分の電気回路図を示す。直流電源BAT
にはLED集合体332Aの周囲に位置するリードスイ
ッチ331A、331B、331C、331Dの並列回
路が接続される。この並列回路及びリードスイッチ保護
用の抵抗R4を介して、前記直流電源BATにはLED
集合体332Aの緑色LED333と電流制限用抵抗R
2の直列回路、赤色LED334と電流制限用抵抗R1
の直列回路、コンデンサーCO及び放電用抵抗R3がそ
れぞれ並列に接続される。また、抵抗R1の抵抗値は抵
抗R2の抵抗値より大きくしておく。係る電気回路は各
LED集合体332に対して、それの周囲に存在するリ
ードスイッチ331と共にそれぞれ構成される。特に、
ここではリードスイッチ331Eによって隣のLED集
合体332Bの発光が制御されるように構成して置く。
【0097】次に、動作を説明する。今、パーティー出
席者がコップ336を持ち、カウンター21上を図41
の状態から図中矢印の方向に移動させるものとする。先
ず、コップ336がリードスイッチ331Dに接近する
と磁石MGの磁力によってリードスイッチ331Dが接
点を閉じる。これによってLED集合体332Aの全L
ED333、334に通電されて発光する。この時の光
色は緑と赤の混合された黄色であり、この光は光の輪3
40となって上面板326を透過してコップ336を下
方から照明する。コップ336が移動されてリードスイ
ッチ331D近傍を離れると、リードスイッチ331D
には磁力が及ばなくなって接点を開くが、その後コップ
336はリードスイッチ331A、331B或いは33
1Cに接近するので、今度はこれらの接点が閉じ、従っ
て、コップ336がLED集合体332Aの近傍に存在
する内はLED集合体332AのLED333、334
には通電され続け、LED集合体332Aは発光を続け
る。
【0098】コップ336が更に移動されてリードスイ
ッチ331A上を通り過ぎて離れると、コップ336は
今度はリードスイッチ331Eに接近するので、リード
スイッチ331Eがその接点を閉じる。これによって今
度はLED集合体332Aの隣のLED集合体332B
が発光し、移動したコップ336を下から照明するよう
になる。即ち、コップ336の移動に追従してその下方
位置に対応するLED集合体332が発光し始め、次々
と光の輪340が形成されて行く。
【0099】一方、コップ336が移動されてリードス
イッチ331Aから遠ざかると、リードスイッチ331
Aも接点を開くので図42の回路の抵抗R4から左側は
直流電源BATから切断される。それによって、抵抗R
1、R2、R3及びコンデンサーCOで決まる時定数に
よってLED333、334に流れる電流が徐々に消滅
して行き、LED集合体332Aの発光は所定期間をか
けて消えて行く。この時、抵抗R1の抵抗値は抵抗R2
の抵抗値より大きくしてあるので放電時間が長く、従っ
て初めに緑色LED333が消え、次に赤色LED33
4が消えることになる。
【0100】即ち、パーティー出席者の任意のコップ3
36の移動に追従してその下方に位置することになった
LED集合体332が次々に発光し始め、その光色は黄
色である。コップ336の移動によってコップ336か
ら遠ざかったLED集合体332は所定期間かけて消え
ていき、それも黄色から赤色に変化して消えていく。即
ち、カウンター21上の光の輪340はコップ336の
移動に追従して移動し、コップ336を下から浮かび上
がらせると共に、その移動して来た方向に所定期間光の
輪340が色を変化させながら存在し、見る者にあたか
も残像現象の如き印象を与え、パーティーの演出効果を
より向上させる。尚、実施例ではリードスイッチ331
と磁石MGによって位置検出手段を構成したが、それに
限らず、カウンター21から上方に赤外線を投射する赤
外線スイッチによってカウンター21上のコップ336
の位置を検出し、LED集合体332を発光させても良
く、或いはカウンター21上の静電容量の変化等を検出
することによって物品の位置を検出するように構成して
も差し支えない。また、照明手段の実施例としてLED
を用いたが、それに限らず小電球や蛍光灯等によって構
成しても良い。
【0101】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、制御装置は搬送装置を制御することにより、登録手
段に登録されたパーティーストーリーの順序に沿って貯
蔵室内に収納された各種料理をテーブルの食品陳列部ま
で搬送するので、パーティーの進行に合わせた料理の提
供が自動的に行われ、優れた演出効果を発揮する。
【0102】請求項2の発明によれば、制御手段は登録
手段に予め登録されたパーティーストーリーの順序に沿
って各動作を実行するものであるが、この場合、指示部
への指示者による指示操作に基づいて各動作を実行する
ので指示操作が行われなければ次の動作には移行せず、
出席者の状況を無視して勝手にパーティーが進行するこ
とはないのでパーティー出席者に不快感を与えることも
ない。一方で次の動作に移行する場合には指示確認手段
により指示者に指示部への指示操作を促すのでパーティ
ーの遅れを最小限に抑え、進行管理を円滑に行うことが
可能となる。
【0103】また、請求項3の発明も制御手段は登録手
段に予め登録されたパーティーストーリーの順序に沿っ
て各動作を実行するものであるが、この場合、指示部へ
の指示者による指示操作に基づいて各動作を実行するの
で、指示操作が行われなければ次の動作には移行しな
い。このことによってパーティーの進行が遅れても時計
機能を有した制御手段が確認操作部の操作に基づいてパ
ーティーストーリーの進行状況を表示部に表示するの
で、パーティーの遅れ時間等について主催者は容易に確
認することができ、以後の進行について速やかに判断す
ることが可能となる。
【0104】請求項4の発明も制御手段は登録手段に予
め登録されたパーティーストーリーの順序に沿って各動
作を実行するものであるが、この場合、指示部への指示
者による指示操作に基づいて各動作を実行するので、指
示操作が行われなければ次の動作には移行しない。この
ことによってパーティーの進行が遅れた場合には、早送
り操作部の操作によって制御手段はパーティーストーリ
ー中の特定の動作を抜かして次の動作に進むので、パー
ティーの進行の遅れを補正することができるものであ
る。
【0105】請求項5の発明によれば、音声認識手段に
入力されるべき音声の内容を表示手段に表示するので、
音声による指示内容を間違えることなく認識率も向上す
ると共に、指示者側にて音声による指示内容を記憶して
いる必要がなく、また、失念したことによって機器の制
御手順に支障を来すこともない。特に、表示するタイミ
ングによってパーティー進行の時間管理を行うことも可
能となる。
【0106】請求項6の発明によれば、音声認識手段に
よる認識結果を表示手段に表示するので、認識不可であ
った場合にも次に行うべき動作に速やかに移行すること
ができ、これによっても制御手順に支障を来すことがな
いものである。請求項7の発明によれば、テーブル上の
物品の任意の移動に関連付けて照明手段の発光状態を変
化させることができるので、見る者への印象度を強く
し、パーティーの演出効果をより向上させることができ
るものである。
【0107】請求項8の発明によればテーブルに構成し
た食品陳列部を閉塞する扉体の開閉がテーブル上の物品
の邪魔にならず、また、扉体の開放時には扉体はテーブ
ル内に格納されるので、食品陳列部からの料理の取り出
しの障害にもならずに円滑な料理の取り出しが可能とな
る。請求項9の発明によれば、駆動手段によって扉体は
自動的に開閉されると共に、ダンパーによって扉体の突
き当たる衝撃が緩和されて扉体の破損が防止され、更に
手や腕が挟まれた場合の安全性も向上させることができ
る。また、これによって生じる支持アームと駆動手段と
の動作のずれは弾性連結部材によって吸収されるので、
駆動手段への過負荷も解消され、駆動手段の寿命を延長
させることができるものである。
【0108】請求項10の発明によれば、駆動装置によ
り扉体の閉じる過程で手や腕が扉体に当接しても駆動装
置の駆動力を連結部材が吸収するので、パーティー出席
者の手や腕の損傷及び駆動装置の損傷の発生を防止する
ことが可能となる。また、扉体を手動にて開放すること
も可能であると共に、扉体を手動にて開放し、放した場
合には連結部材が抵抗となって扉体の閉鎖速度を緩和す
るので、扉体に加わる衝撃による扉体の損傷の発生も未
然に防止することができるものである。
【0109】請求項11の発明によれば伸縮自在のラッ
ク装置により可動部が食品収納容器を保持する場合の充
分な移動距離を確保できると共に、可動部が基台方向に
退出した状態においてはラック装置は移動用空間内の搬
送装置の上下動の邪魔にならないので、食品収納容器の
保持と搬送を極めて円滑に達成することができる。請求
項12の発明によれば、物品を貯蔵するための容器がキ
ッチンカウンター側に退いた状態ではその上方開口は閉
塞され、キッチンカウンターより外方に進出した状態で
は容器の開口は開放されると共に、その進出に連動して
容器内の昇降棚は連動装置によって持ち上げられ、それ
に載置された物品は開口側に上昇するので、物品の取り
出し及び提供を極めて円滑に行うことができる。また、
容器がキッチンカウンター側に退くことに連動して昇降
棚は降下し、物品は容器内に収納されるので物品の貯蔵
も円滑に行われるようになる。
【0110】請求項13の発明によれば、物品を収納す
るための容器内の温度は温度制御装置によって制御され
るが、容器がキッチンカウンター側に退いた状態ではキ
ッチンカウンターによりその上方開口は閉塞されるた
め、容器内の温度は良好に制御される。特に、容器をキ
ッチンカウンターより外方に進出させる場合には、駆動
装置はその初期段階において容器を降下させてキッチン
カウンターより離間させると共に、その後、容器がキッ
チンカウンター側に退く最終段階においては、容器を上
昇させてキッチンカウンターにより開口を閉塞するの
で、容器の進退移動も円滑に行えるようになるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパーティー演出装置の斜視図である。
【図2】パーティー演出装置の制御装置のブロック図で
ある。
【図3】テーブルカウンターの縦断面図である。
【図4】テーブルカウンターの側面図である。
【図5】温蔵庫の上面図である。
【図6】温蔵庫の縦断面図である。
【図7】エレベータの側面図である。
【図8】エレベータの動作を説明するための温蔵庫の要
部縦断面図である。
【図9】温蔵庫内の平面図である。
【図10】ラック装置の動作を説明するために可動部を
透視したラック装置の平面図である。
【図11】ラック装置の動作を説明するために可動部を
透視したラック装置のもう一つの平面図である。
【図12】ラック装置の動作を説明するために可動部を
透視したラック装置の更にもう一つの平面図である。
【図13】ラック装置の動作を説明するために可動部を
透視したラック装置の更にもう一つの平面図である。
【図14】ラック装置の動作を説明するために可動部を
透視したラック装置の更にもう一つの平面図である。
【図15】ラック装置の動作を説明するために可動部を
透視したラック装置の更にもう一つの平面図である。
【図16】エレベータの動作を説明する温蔵庫のもう一
つの要部縦断面図である。
【図17】温蔵庫内のもう一つの平面図である。
【図18】温蔵庫のもう一つの縦断面図である。
【図19】エレベータの動作を説明する温蔵庫の更にも
う一つの要部縦断面図である。
【図20】エレベータの動作を説明する温蔵庫の更にも
う一つの要部縦断面図である。
【図21】温蔵庫の他の使用例を説明するための温蔵庫
の要部縦断面図である。
【図22】テーブルカウンターの扉体閉塞時の縦断面図
である。
【図23】図22のテーブルカウンターの扉体開放状態
の斜視図である。
【図24】テーブルカウンターの扉装置の側面図であ
る。
【図25】テーブルカウンターの扉体半開状態の縦断面
図である。
【図26】テーブルカウンターの扉体全開状態の縦断面
図である。
【図27】ショーケースの扉体を閉じた状態の縦断側面
図である。
【図28】ショーケースの正面図である。
【図29】ショーケースの背面図である。
【図30】扉体を開いた状態のショーケースの縦断側面
図である。
【図31】キッチンカウンターの飲み物ケース部分の縦
断側面図である。
【図32】飲み物ケースの動作を説明するためのキッチ
ンカウンターの飲み物ケース部分の縦断側面図である。
【図33】飲み物ケースが迫り出した状態のキッチンカ
ウンターの飲み物ケース部分の縦断側面図である。
【図34】キッチンカウンター左側の操作スイッチ部を
示す図である。
【図35】キッチンカウンター右側の操作スイッチ部を
示す図である。
【図36】テーブルカウンターの操作スイッチ部を示す
図である。
【図37】制御装置のマイクロコンピュータへのパーテ
ィーストーリーの登録手順を示す図である。
【図38】マイクロコンピュータの動作を説明する図で
ある。
【図39】マイクロコンピュータの確認動作を説明する
フローチャートである。
【図40】マイクロコンピュータの遅れ時間制御を説明
するフローチャートである。
【図41】テーブルカウンターのカウンターの一部切欠
斜視図である。
【図42】テーブルカウンターの照明装置の電気回路図
である。
【符号の説明】
1 パーティー演出装置 2 キッチンカウンター 3 テーブルカウンター 11 液晶画面 12 ショーケース 13 ショーケース 16 飲み物ケース 227 音声認識装置 C 制御装置 D1 扉装置 D2 扉装置 MC マイクロコンピュータ MCA 登録部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キッチンカウンターと、テーブルカウン
    ターと、制御装置とから成り、前記キッチンカウンター
    は調理機能を具備し、前記テーブルカウンターは架台
    と、該架台上に設けられたテーブルと、該テーブルに構
    成した食品陳列部と、前記架台内に設けられ、複数の料
    理を収納する貯蔵室と、該貯蔵室内に収納された任意の
    前記料理を前記食品陳列部に搬送する搬送装置とを具備
    しており、前記制御装置は時系列的に順次実行されるべ
    き複数の動作から構成されたパーティーストーリーを登
    録する登録手段を具備して該登録手段に登録された順序
    に沿って前記搬送装置により前記料理を前記食品陳列部
    に搬送することを特徴するパーティー演出装置。
  2. 【請求項2】 制御装置は複数の動作を実行する制御手
    段と、該制御手段による次の動作への移行を指示するた
    めの指示部と、指示確認手段とを具備しており、前記制
    御手段は登録手段に登録された順序に沿って前記指示部
    への指示操作に基づいて各動作を実行すると共に、次の
    動作に移行する場合に前記指示確認手段により前記指示
    部への指示操作を促す請求項1記載のパーティー演出装
    置。
  3. 【請求項3】 制御装置は複数の動作を実行する制御手
    段と、該制御手段による次の動作への移行を指示するた
    めの指示部と、表示手段と、パーティーストーリーの進
    行状況を確認するための確認操作部とを具備しており、
    前記制御手段は時計機能を具備し、登録手段に登録され
    た順序に沿って前記指示部への指示操作に基づいて各動
    作を実行すると共に、前記確認操作部の操作に基づいて
    前記パーティーストーリーの進行状況を前記表示部に表
    示する請求項1記載のパーティー演出装置。
  4. 【請求項4】 制御装置は複数の動作を実行する制御手
    段と、該制御手段による次の動作への移行を指示するた
    めの指示部と、パーティーストーリー中の動作を抜かす
    ための早送り操作部とを具備しており、前記制御手段は
    登録手段に登録された順序に沿って前記指示部への指示
    操作に基づいて各動作を実行すると共に、前記早送り操
    作部の操作に基づいて前記パーティーストーリー中の特
    定の動作を抜かして次の動作に移行する請求項1記載の
    パーティー演出装置。
  5. 【請求項5】 制御装置は音声を入力し、当該音声を認
    識する音声認識手段と、文字或いは図形等により情報を
    表示する表示部と、登録手段に登録された順序に沿い、
    前記音声認識手段により認識された音声の内容に基づい
    て各動作を実行する制御手段とを具備しており、該制御
    手段は前記各動作を実行するために前記音声認識手段に
    入力されるべき音声の内容を前記表示部に表示する請求
    項1記載のパーティー演出装置。
  6. 【請求項6】 制御装置は音声を入力し、当該音声を認
    識する音声認識手段と、文字或いは図形等により情報を
    表示する表示部と、登録手段に登録された順序に沿い、
    前記音声認識手段により認識された音声の内容に基づい
    て各動作を実行する制御手段とを具備しており、該制御
    手段は前記音声認識手段による認識結果を前記表示部に
    表示する請求項1記載のパーティー演出装置。
  7. 【請求項7】 テーブルは少なくとも上面を透光性部材
    にて構成され、内部にテーブル上面を照明する複数の照
    明手段と、前記テーブル上の物品の位置を検出する位置
    検出手段とを具備しており、制御装置は前記位置検出手
    段に基づく前記物品の位置に関連付けて前記照明手段を
    選択的に発光させる照明制御手段を具備して成る請求項
    1記載のパーティー演出装置。
  8. 【請求項8】 テーブルカウンターは食品陳列部を開閉
    する扉装置を具備し、該扉装置はそれぞれ断面円弧状を
    成す一対の扉体と、前記円弧の中心を回動中心として両
    扉体を回動自在、且つ前記食品陳列部両側よりそれぞれ
    出没自在に枢支する支持装置とから成り、該支持装置は
    前記食品陳列部の閉塞時に両扉体をテーブルより突出さ
    せ、前記食品陳列部上方にて相互に突き当てると共に、
    開放時には両扉体を前記テーブル内に格納する請求項1
    記載のパーティー演出装置。
  9. 【請求項9】 テーブルカウンターは食品陳列部を開閉
    する扉装置を具備し、該扉装置はそれぞれ断面円弧状を
    成す一対の扉体と、前記円弧の中心を回動中心として両
    扉体を回動自在、且つ前記食品陳列部両側よりそれぞれ
    出没自在に枢支し、前記食品陳列部の閉塞時に両扉体を
    前記食品陳列部上方にて相互に突き当て、開放時には両
    扉体をテーブル内に格納する一対の支持アームと、両支
    持アームを回転駆動することにより両扉体を開閉するた
    めの駆動手段と、該駆動手段と前記支持アームとを連結
    する弾性連結部材と、両扉体を閉塞する方向に対して抵
    抗力を発揮するダンパーとから成る請求項1記載のパー
    ティー演出装置。
  10. 【請求項10】 キッチンカウンターにはショーケース
    が設けられ、該ショーケースは開口と、該開口上部にお
    いて上下方向回動自在に枢支され、前記開口を開閉する
    扉体と、該扉体を開閉駆動する駆動装置と、該駆動装置
    と前記扉体とを連結し、前記駆動装置の駆動力を前記扉
    体に伝達する連結部材と具備しており、該連結部材は前
    記扉体を閉じる方向の力に対して所定の抵抗力を発揮
    し、前記扉体を開く方向の力に対しては該扉体の自由開
    放を許容する伸縮可能なダンパーにて構成されている請
    求項1記載のパーティー演出装置。
  11. 【請求項11】 テーブルカウンターは食品陳列部から
    下方に延在して貯蔵室内に構成された移動用空間と、該
    移動用空間に隣接して前記貯蔵室内に設けられた複数段
    の棚と、各料理を収納するために前記各棚に保持された
    食品収納容器とを具備しており、搬送装置は前記移動用
    空間内を上下に移動して前記食品収納容器を選択的に前
    記食品陳列部に移送すると共に、前記搬送装置は基台
    と、該基台から前記棚方向に進退自在に設けられて前記
    食品収納容器を保持する可動部と、該可動部に設けられ
    た伸縮自在のラック装置と、前記基台に設けられ前記ラ
    ック装置が噛み合うピニオンとを具備し、該ピニオンは
    回転して前記ラック装置を介し前記可動部を駆動すると
    共に、前記ラック装置は前記可動部が前記棚方向に進入
    する過程で伸張し、前記基台方向に退出する過程で縮小
    する請求項1記載のパーティー演出装置。
  12. 【請求項12】 キッチンカウンターは、上方に開口し
    て該キッチンカウンターより外方に進退自在に取り付け
    られ、キッチンカウンター側に退いた状態で前記開口が
    閉塞される容器と、該容器内に上下移動自在に配設され
    た物品載置用昇降棚と、前記容器を進退駆動する駆動装
    置と、前記昇降棚に連結され、前記容器がキッチンカウ
    ンター外方に進出する動作に連動して前記昇降棚を持ち
    上げ、前記容器がキッチンカウンター側に退く動作に連
    動して前記昇降棚を降下させる連動装置とを具備してい
    る請求項1記載のパーティー演出装置。
  13. 【請求項13】 キッチンカウンターは、上方に開口し
    て該キッチンカウンターより外方に進退自在に取り付け
    られた容器と、該容器内の温度を制御する温度制御装置
    と、前記容器を進退駆動すると共に、前記キッチンカウ
    ンター外方に進出する初期段階において前記容器を降下
    させることにより前記開口をキッチンカウンターより離
    間させ、キッチンカウンター側に退く最終段階において
    前記容器を上昇させることにより前記開口をキッチンカ
    ウンターにて閉塞する駆動装置とを具備している請求項
    1記載のパーティー演出装置。
JP4015261A 1992-01-30 1992-01-30 パーティー演出装置 Pending JPH05207916A (ja)

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