JPH05191701A - 撮影装置あるいはレンズ位置制御装置 - Google Patents
撮影装置あるいはレンズ位置制御装置Info
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- JPH05191701A JPH05191701A JP4001565A JP156592A JPH05191701A JP H05191701 A JPH05191701 A JP H05191701A JP 4001565 A JP4001565 A JP 4001565A JP 156592 A JP156592 A JP 156592A JP H05191701 A JPH05191701 A JP H05191701A
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Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リヤーフォーカス式ズームレンズの光学ズー
ムと電子ズーム機能を備える撮影装置に於いてズーミン
グ中に合焦レンズが良好に合焦状態を維持するように所
定のズーム軌跡を描けるように移動させること、又スム
ースなズーム動作が行えるようにすること。 【構成】 変倍レンズ群と合焦レンズ群を有するリヤー
フォーカス式ズームレンズの位置制御装置において合焦
状態である時には光学ズームを行い、非合焦の場合には
電子ズームを行うとともに、焦点状態検出手段の出力に
よって合焦状態を調節する撮影装置を開示する。
ムと電子ズーム機能を備える撮影装置に於いてズーミン
グ中に合焦レンズが良好に合焦状態を維持するように所
定のズーム軌跡を描けるように移動させること、又スム
ースなズーム動作が行えるようにすること。 【構成】 変倍レンズ群と合焦レンズ群を有するリヤー
フォーカス式ズームレンズの位置制御装置において合焦
状態である時には光学ズームを行い、非合焦の場合には
電子ズームを行うとともに、焦点状態検出手段の出力に
よって合焦状態を調節する撮影装置を開示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮影装置、特にズームレ
ンズによる光学ズーム機能と撮像手段の電気処理による
所謂電子ズーム機能とを有する撮影装置に関する。
ンズによる光学ズーム機能と撮像手段の電気処理による
所謂電子ズーム機能とを有する撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ビデオカメラが急速に普及している
中でカメラの高性能化が要求される一方で多様な撮影状
況に対して対応できるために高いズーム比を持ったズー
ムレンズが要求されている。そして近年6〜10倍程の
高いズーム比のズームレンズが提供され、又更なる高変
倍なズームレンズが開発されつつある。
中でカメラの高性能化が要求される一方で多様な撮影状
況に対して対応できるために高いズーム比を持ったズー
ムレンズが要求されている。そして近年6〜10倍程の
高いズーム比のズームレンズが提供され、又更なる高変
倍なズームレンズが開発されつつある。
【0003】ズームレンズに高いズーム比を与えようと
すると一般にレンズ全長の増大をきたし、又全ズーム領
域にわたっての収差補正が困難となり、更にはコスト面
でもかなり高価になってくる傾向にあり小型化を図り、
しかも低価格で高いズーム比を持ったズームレンズを提
供するにはかなり困難な状況にある。
すると一般にレンズ全長の増大をきたし、又全ズーム領
域にわたっての収差補正が困難となり、更にはコスト面
でもかなり高価になってくる傾向にあり小型化を図り、
しかも低価格で高いズーム比を持ったズームレンズを提
供するにはかなり困難な状況にある。
【0004】一方こうした点に鑑みてCCD等の撮像素
子からの電気信号を処理して電気的にモニター上で映像
を拡大する所謂電子ズーム機能をビデオカメラに付加す
ることで、光学式のズーム比は従来のままであってもよ
り広いレンジのズーミング効果を得ようとすることが考
えられる。
子からの電気信号を処理して電気的にモニター上で映像
を拡大する所謂電子ズーム機能をビデオカメラに付加す
ることで、光学式のズーム比は従来のままであってもよ
り広いレンジのズーミング効果を得ようとすることが考
えられる。
【0005】さて特公昭52−15226号公報や特開
平1−280709号公報では少なくとも変倍レンズ群
以後のレンズ群を合焦レンズ群として扱うことでズーム
レンズを小型化でき、又至近被写体まで撮影できるとい
う利点を持つ所謂リヤーフォーカス式のズームレンズの
合焦レンズ位置制御に関する技術を開示している。本発
明はこうしたリヤーフォーカス式ズームレンズに先の所
謂電子ズーム機能を付加しようとする時に、更に光学ズ
ームの領域に対するズーミングが終了した後に、より広
いズーム領域をカバーするために電子ズームを作動させ
るという単純な方式を採用するのではなく、リヤーフォ
ーカス式ズームレンズの特徴を生かした撮影装置を提供
することにある。
平1−280709号公報では少なくとも変倍レンズ群
以後のレンズ群を合焦レンズ群として扱うことでズーム
レンズを小型化でき、又至近被写体まで撮影できるとい
う利点を持つ所謂リヤーフォーカス式のズームレンズの
合焦レンズ位置制御に関する技術を開示している。本発
明はこうしたリヤーフォーカス式ズームレンズに先の所
謂電子ズーム機能を付加しようとする時に、更に光学ズ
ームの領域に対するズーミングが終了した後に、より広
いズーム領域をカバーするために電子ズームを作動させ
るという単純な方式を採用するのではなく、リヤーフォ
ーカス式ズームレンズの特徴を生かした撮影装置を提供
することにある。
【0006】具体的には、リヤーフォーカス式ズームレ
ンズにおいては被写体が一定の距離にいる状態でもズー
ミングに伴って合焦レンズを移動させなければならず、
又特に広角側と望遠側での合焦レンズ群のフォーカス繰
り出量が異なるという光学的性質を有している。従って
例えば先にあげた特開昭1−280709号公報にあげ
た通り合焦レンズを移動制御させるためには、変倍レン
ズと合焦レンズのレンズ位置に応じて合焦レンズが望ま
しいカム軌跡をトレースできるように予め合焦レンズの
移動に関する情報をROM(Read Only Me
mory)に記憶させておき、この記憶情報に従って合
焦レンズ群を移動させることが望ましい。
ンズにおいては被写体が一定の距離にいる状態でもズー
ミングに伴って合焦レンズを移動させなければならず、
又特に広角側と望遠側での合焦レンズ群のフォーカス繰
り出量が異なるという光学的性質を有している。従って
例えば先にあげた特開昭1−280709号公報にあげ
た通り合焦レンズを移動制御させるためには、変倍レン
ズと合焦レンズのレンズ位置に応じて合焦レンズが望ま
しいカム軌跡をトレースできるように予め合焦レンズの
移動に関する情報をROM(Read Only Me
mory)に記憶させておき、この記憶情報に従って合
焦レンズ群を移動させることが望ましい。
【0007】ここで、問題となるのは光学ズームを行っ
ている間に、例えば被写体距離が急に変化したりすると
合焦レンズは変化する以前の被写体距離に対するカム軌
跡をトレースすることになり常に非合焦の状態を維持す
ることになる。AF(Auto−Focus)で合焦さ
せることも考えられるが、ズーミングに対するAFの追
従性が準い場合にはやはり合焦させることはできない。
特に広角側から望遠側へのズーミングに対しては仮にA
Fを使ってもボケが拡大することもありうる。
ている間に、例えば被写体距離が急に変化したりすると
合焦レンズは変化する以前の被写体距離に対するカム軌
跡をトレースすることになり常に非合焦の状態を維持す
ることになる。AF(Auto−Focus)で合焦さ
せることも考えられるが、ズーミングに対するAFの追
従性が準い場合にはやはり合焦させることはできない。
特に広角側から望遠側へのズーミングに対しては仮にA
Fを使ってもボケが拡大することもありうる。
【0008】本発明の第1の目的は、こうした点に鑑み
て光学ズームと電子ズームを効果的に併用することでズ
ーミング中での発生するボケを軽減させ極力合焦状態を
維持しながらズーミングを行える撮影装置を提供するこ
とにある。
て光学ズームと電子ズームを効果的に併用することでズ
ーミング中での発生するボケを軽減させ極力合焦状態を
維持しながらズーミングを行える撮影装置を提供するこ
とにある。
【0009】この第1の目的に対して本発明の特徴とす
るところはリヤーフォーカス式のズームレンズ、前記ズ
ームレンズの光学像を電気信号に変換する撮像手段、電
子ズーミング効果を得るために前記電気信号を信号処理
する信号処理手段、前記ズームレンズの焦点調節状態を
検出する焦点検出手段、前記ズームレンズの変倍レンズ
群と合焦レンズ群のレンズ位置に応じて前記合焦レンズ
群の移動すべき情報を記憶した記憶手段、ズーム動作中
に前記焦点検出手段にもとづいて前記ズームレンズが合
焦状態の場合には前記変倍レンズ群と前記記憶手段の記
憶情報にもとづいて前記合焦レンズ群を移動させ、前記
ズームレンズが非合焦状態の場合には前記信号処理手段
の信号処理にもとづいてズーミングを行うとともに前記
焦点検出手段の検出情報にもとづいて前記合焦レンズ群
を移動させる制御手段を具備することにある。
るところはリヤーフォーカス式のズームレンズ、前記ズ
ームレンズの光学像を電気信号に変換する撮像手段、電
子ズーミング効果を得るために前記電気信号を信号処理
する信号処理手段、前記ズームレンズの焦点調節状態を
検出する焦点検出手段、前記ズームレンズの変倍レンズ
群と合焦レンズ群のレンズ位置に応じて前記合焦レンズ
群の移動すべき情報を記憶した記憶手段、ズーム動作中
に前記焦点検出手段にもとづいて前記ズームレンズが合
焦状態の場合には前記変倍レンズ群と前記記憶手段の記
憶情報にもとづいて前記合焦レンズ群を移動させ、前記
ズームレンズが非合焦状態の場合には前記信号処理手段
の信号処理にもとづいてズーミングを行うとともに前記
焦点検出手段の検出情報にもとづいて前記合焦レンズ群
を移動させる制御手段を具備することにある。
【0010】更に本発明の第2の目的は電子ズームと光
学ズームを併用した時の各ズームの切り換えを工夫して
連続的で安定したズーミングが行えるようにした撮影装
置の提供を目的とする。
学ズームを併用した時の各ズームの切り換えを工夫して
連続的で安定したズーミングが行えるようにした撮影装
置の提供を目的とする。
【0011】そしてこの第2の目的のもとで本発明の特
徴とする撮影装置は、変倍レンズ群と合焦レンズ群を有
するリヤーフォーカス式ズームレンズと、前記ズームレ
ンズの光学像を電気信号に変換するための撮像手段と、
電子ズーム効果を得るために前記電気信号を信号処理す
る信号処理手段とを備え、前記変倍レンズ群の移動によ
る光学ズームと電子ズーム機能を有する撮影装置であっ
て、前記光学ズームと前記電子ズームとを切り換える場
合に、少なくとも一方のズーム動作が停止する前に他方
のズーム動作を開始させることにある。
徴とする撮影装置は、変倍レンズ群と合焦レンズ群を有
するリヤーフォーカス式ズームレンズと、前記ズームレ
ンズの光学像を電気信号に変換するための撮像手段と、
電子ズーム効果を得るために前記電気信号を信号処理す
る信号処理手段とを備え、前記変倍レンズ群の移動によ
る光学ズームと電子ズーム機能を有する撮影装置であっ
て、前記光学ズームと前記電子ズームとを切り換える場
合に、少なくとも一方のズーム動作が停止する前に他方
のズーム動作を開始させることにある。
【0012】更に本発明の第3の目的は、光学ズームと
電子ズームとを同時に併用することで、高速なズーミン
グが行える時にできる撮影装置を提供することにある。
そしてこの目的のもとで本発明の特徴とするところは、
変倍レンズ群と合焦レンズ群を有するリヤーフォーカス
式ズームレンズと、前記ズームレンズの光学像を電気信
号に変換するための撮像手段と、電子ズーム効果を得る
ために前記電気信号を信号処理する信号処理手段とを備
え、前記変倍レンズ群の移動による光学ズームと電子ズ
ーム機能を有する撮影装置であって、前記光学ズームと
電子ズームを同時に作動させることにある。
電子ズームとを同時に併用することで、高速なズーミン
グが行える時にできる撮影装置を提供することにある。
そしてこの目的のもとで本発明の特徴とするところは、
変倍レンズ群と合焦レンズ群を有するリヤーフォーカス
式ズームレンズと、前記ズームレンズの光学像を電気信
号に変換するための撮像手段と、電子ズーム効果を得る
ために前記電気信号を信号処理する信号処理手段とを備
え、前記変倍レンズ群の移動による光学ズームと電子ズ
ーム機能を有する撮影装置であって、前記光学ズームと
電子ズームを同時に作動させることにある。
【0013】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明に関する撮影
装置の実施例を説明する。図1は本発明に関する撮影装
置の制御ブロック図である。1,2,3,4はそれぞれ
順に正、負、正、正の屈折力を有するレンズ群で、バリ
エータとしての第2レンズ群2とコンペンセータとして
の第4レンズ群4を光軸に沿って移動させてズーミング
を行い、又第4レンズ群4を移動させて合焦作用を行っ
ている。尚、第1、第3レンズ群(1と3)は常に静止
している。5は絞り、5,6はそれぞれ第2レンズ群と
第4レンズ群を駆動させるモータで、特にモータ6はス
テッピングモーターである。7と8はそれぞれ第2レン
ズ群と絞り5の位置を検出するためのボリュームタイプ
のズームエンコーダとアイリスエンコーダである。
装置の実施例を説明する。図1は本発明に関する撮影装
置の制御ブロック図である。1,2,3,4はそれぞれ
順に正、負、正、正の屈折力を有するレンズ群で、バリ
エータとしての第2レンズ群2とコンペンセータとして
の第4レンズ群4を光軸に沿って移動させてズーミング
を行い、又第4レンズ群4を移動させて合焦作用を行っ
ている。尚、第1、第3レンズ群(1と3)は常に静止
している。5は絞り、5,6はそれぞれ第2レンズ群と
第4レンズ群を駆動させるモータで、特にモータ6はス
テッピングモーターである。7と8はそれぞれ第2レン
ズ群と絞り5の位置を検出するためのボリュームタイプ
のズームエンコーダとアイリスエンコーダである。
【0014】13は、CCD(Charge Coup
led Device)等の撮像素子で、ズームレンズ
が形成する光学像を電気信号に変換する。14はこの電
気信号のうち高周波成分だけを抽出するハイパスフィル
ターである。15は像信号処理回路で撮像素子13の信
号を処理するとともに、フィルター14からの電気信号
を公知のコントラスト方式にもとづいて信号処理してズ
ームレンズの合焦状態を検出する。16はズーミング指
定を出力させるための操作スイッチで、不図示ではある
が、ズーミング速度を標準スピードで行うか、高速スピ
ードで行うかを選択できるようになっている。17はE
2PROMで被写体距離と第2レンズ群の位置に応じて
第4レンズ群のあるべき位置に関する情報を記憶してい
る。本発明に係る所謂リヤーフォーカス式ズームレンズ
においては従来の前玉フォーカスタイプのズームレンズ
とは異なり、被写体距離がある一定の距離であってもズ
ーミングの間に第4レンズ群(合焦レンズ)を所定のズ
ーム軌跡に従って移動させなければ合焦が得られないと
いう特性を持っている。又、広角側と望遠側での合焦レ
ンズの繰り出し量が異なり、特に広角側で小さく一方望
遠側では大きく繰り出さなければならないという特性を
持っている。こうした点に鑑みて本実施例ではこの記憶
回路E2PROMに被写体距離と第2レンズ群の位置に
応じて合焦されるべき第4レンズ群の位置を記憶してい
る。尚この記憶情報はレンズ設計段階で決定される。2
0は後述する処理を行うマイクロコンピュータである。
led Device)等の撮像素子で、ズームレンズ
が形成する光学像を電気信号に変換する。14はこの電
気信号のうち高周波成分だけを抽出するハイパスフィル
ターである。15は像信号処理回路で撮像素子13の信
号を処理するとともに、フィルター14からの電気信号
を公知のコントラスト方式にもとづいて信号処理してズ
ームレンズの合焦状態を検出する。16はズーミング指
定を出力させるための操作スイッチで、不図示ではある
が、ズーミング速度を標準スピードで行うか、高速スピ
ードで行うかを選択できるようになっている。17はE
2PROMで被写体距離と第2レンズ群の位置に応じて
第4レンズ群のあるべき位置に関する情報を記憶してい
る。本発明に係る所謂リヤーフォーカス式ズームレンズ
においては従来の前玉フォーカスタイプのズームレンズ
とは異なり、被写体距離がある一定の距離であってもズ
ーミングの間に第4レンズ群(合焦レンズ)を所定のズ
ーム軌跡に従って移動させなければ合焦が得られないと
いう特性を持っている。又、広角側と望遠側での合焦レ
ンズの繰り出し量が異なり、特に広角側で小さく一方望
遠側では大きく繰り出さなければならないという特性を
持っている。こうした点に鑑みて本実施例ではこの記憶
回路E2PROMに被写体距離と第2レンズ群の位置に
応じて合焦されるべき第4レンズ群の位置を記憶してい
る。尚この記憶情報はレンズ設計段階で決定される。2
0は後述する処理を行うマイクロコンピュータである。
【0015】図3は電子ズームを行うためのブロック図
を示す。マイクロコンピュータによって撮像素子13が
駆動され、撮像素子からのディジタル信号がA/D変換
され信号処理回路へ送られる。この信号処理回路では公
知のラインメモリーラインマトリックス処理か行なわ
れ、電子ズーム処理を行うディジタルLSI間とのイン
ターフェイスにより図4に示すような電子ズームが行な
われる。このように撮像素子受光面の中央領域をモニタ
ー上で拡大することにより光学式ズームと変わらない倍
率変化を得ることが可能となる。
を示す。マイクロコンピュータによって撮像素子13が
駆動され、撮像素子からのディジタル信号がA/D変換
され信号処理回路へ送られる。この信号処理回路では公
知のラインメモリーラインマトリックス処理か行なわ
れ、電子ズーム処理を行うディジタルLSI間とのイン
ターフェイスにより図4に示すような電子ズームが行な
われる。このように撮像素子受光面の中央領域をモニタ
ー上で拡大することにより光学式ズームと変わらない倍
率変化を得ることが可能となる。
【0016】ここで光学によるズーム倍率をA、電子ズ
ームによる倍率をBとすると両方を組み合わせた倍率は
A×B倍と成り、たとえば光学的に6倍のズームレンズ
に2倍の電子ズームを用いることで12倍のズーム比の
カメラと成る。
ームによる倍率をBとすると両方を組み合わせた倍率は
A×B倍と成り、たとえば光学的に6倍のズームレンズ
に2倍の電子ズームを用いることで12倍のズーム比の
カメラと成る。
【0017】Wid端(1倍)からTel端(12倍)
までの間の変化は、図5のように光学及び電子ズームの
組み合せが可能である。
までの間の変化は、図5のように光学及び電子ズームの
組み合せが可能である。
【0018】次に図2にもとづいて本発明に関する撮影
装置の制御フローを説明する。
装置の制御フローを説明する。
【0019】通常の撮影を行っている中で現在ズームス
イッチによるズーム指令が出力されているかのチェック
を行い(#001)、次にこのズーム指令が高速指令な
のか、あるいは標準スピードなのかの判断を行う(#0
02)。
イッチによるズーム指令が出力されているかのチェック
を行い(#001)、次にこのズーム指令が高速指令な
のか、あるいは標準スピードなのかの判断を行う(#0
02)。
【0020】まず高速指令でないのであれば、標準スピ
ードでモータ3を介して第2レンズ群の駆動を開始する
(#003)。
ードでモータ3を介して第2レンズ群の駆動を開始する
(#003)。
【0021】次にズームレンズの合焦状態を判別する際
そのボケ量が所定のスレッショホールドレベル以下、即
ち合焦であると判別されれば第2レンズ群と第4レンズ
群の位置を検出する(#005)。
そのボケ量が所定のスレッショホールドレベル以下、即
ち合焦であると判別されれば第2レンズ群と第4レンズ
群の位置を検出する(#005)。
【0022】尚第4レンズ群の位置検出はモータ6のパ
ルス数で検出できる。
ルス数で検出できる。
【0023】そしてこのズーム位置情報にもとづいて記
憶回路E2PROM内のこのズーム位置に対応した第4
レンズ群の移動すべき位置情報を読み出す(#00
6)。そしてこの記憶情報とズーム検出情報とにもとづ
いて第4レンズ群を移動させる(#007)。こうする
ことで第4レンズ群が合焦状態で正しくカム軌跡をトレ
ースすることができる。そしてズーム端であれば第2レ
ンズ群の停止を行いそうでなければ最初のフローに乗る
(#008)。
憶回路E2PROM内のこのズーム位置に対応した第4
レンズ群の移動すべき位置情報を読み出す(#00
6)。そしてこの記憶情報とズーム検出情報とにもとづ
いて第4レンズ群を移動させる(#007)。こうする
ことで第4レンズ群が合焦状態で正しくカム軌跡をトレ
ースすることができる。そしてズーム端であれば第2レ
ンズ群の停止を行いそうでなければ最初のフローに乗る
(#008)。
【0024】次に前回焦点状態を検出するにあたり大き
なボケであると判別された時のフロー(#010〜#0
12)について述べる。ここではまず第2レンズ群の減
速を行った後に、映像信号処理による電子ズームをスタ
ートさせる。そして第2レンズ群の完全な停止が行なわ
れるようにする(#010〜#012)。ここで光学式
のズーミングから電気的ズーミングへ切り換えるのは、
大ボケ状態でのズーム位置に従って先の記憶されたカム
軌跡をトレースしてしまうと常に非合焦の状態で第2レ
ンズ群と第4レンズ群が移動しつづけてしまうことによ
る。特に広角側から望遠側へズーミングを行う場合には
ボケが拡大する方向に第4レンズ群が移動してしまうこ
とになる。一方望遠側から広角側へのズーミングではカ
ム軌跡をトレースするとそのボケが収束する方向ではあ
るが環境温度の変化によるカム軌跡のずれが考えられ正
しくトレースすることができないケースに対応させるた
めである。
なボケであると判別された時のフロー(#010〜#0
12)について述べる。ここではまず第2レンズ群の減
速を行った後に、映像信号処理による電子ズームをスタ
ートさせる。そして第2レンズ群の完全な停止が行なわ
れるようにする(#010〜#012)。ここで光学式
のズーミングから電気的ズーミングへ切り換えるのは、
大ボケ状態でのズーム位置に従って先の記憶されたカム
軌跡をトレースしてしまうと常に非合焦の状態で第2レ
ンズ群と第4レンズ群が移動しつづけてしまうことによ
る。特に広角側から望遠側へズーミングを行う場合には
ボケが拡大する方向に第4レンズ群が移動してしまうこ
とになる。一方望遠側から広角側へのズーミングではカ
ム軌跡をトレースするとそのボケが収束する方向ではあ
るが環境温度の変化によるカム軌跡のずれが考えられ正
しくトレースすることができないケースに対応させるた
めである。
【0025】又、この時に光学式ズームから電子ズーム
への切り換えを瞬時に行なわないのは、第2レンズ群を
急に停止あるいは一定速度で移動させることは実際に困
難でタイムラグが生じてしまい急峻な切り換えを行った
場合にはズームスピードが急に速くなったり遅くなった
り不安定な状態となる。本実施例では光学式ズームから
電子ズーム、あるいは電子ズームから光学式ズームへの
切り換えに際して、こうした不安定動作を防止し、スム
ースなズーミングが行えるようにするために図5に示す
ように一方のズーミングが完全に停止状態になる前に他
のズーミングを開始させる互いの動作がオーバーラップ
するような制御を行っている。
への切り換えを瞬時に行なわないのは、第2レンズ群を
急に停止あるいは一定速度で移動させることは実際に困
難でタイムラグが生じてしまい急峻な切り換えを行った
場合にはズームスピードが急に速くなったり遅くなった
り不安定な状態となる。本実施例では光学式ズームから
電子ズーム、あるいは電子ズームから光学式ズームへの
切り換えに際して、こうした不安定動作を防止し、スム
ースなズーミングが行えるようにするために図5に示す
ように一方のズーミングが完全に停止状態になる前に他
のズーミングを開始させる互いの動作がオーバーラップ
するような制御を行っている。
【0026】さて、第2レンズ群が停止、即ち光学式ズ
ームから電子ズームに完全に切り換えた後で第4レンズ
群を移動させて合焦になったかの判断を行う(#013
〜#014)。合焦領域に入ったら今度は十分に光学式
ズームで所定のズーム軌跡を第4レンズ群がトレースで
きる状態であるとの判断で光学式ズームへの切り換えを
行う。この時も前述した理由からまず電子ズームをまず
減速、次に第2レンズ群の駆動開始、そして電子ズーム
を完全に停止させている(#015〜#107)。
ームから電子ズームに完全に切り換えた後で第4レンズ
群を移動させて合焦になったかの判断を行う(#013
〜#014)。合焦領域に入ったら今度は十分に光学式
ズームで所定のズーム軌跡を第4レンズ群がトレースで
きる状態であるとの判断で光学式ズームへの切り換えを
行う。この時も前述した理由からまず電子ズームをまず
減速、次に第2レンズ群の駆動開始、そして電子ズーム
を完全に停止させている(#015〜#107)。
【0027】以上の実施例では光学ズームと電子ズーム
とを切り換えることを中心に説明したが、本実施例の撮
影装置では光学ズームと電子ズームとの全ズーム領域に
わたって高速でズーミングを行いたい場合には、光学ズ
ームと電子ズームとを図6に示す通り同時に行うモード
を備えている(#002〜#020〜#021)。
とを切り換えることを中心に説明したが、本実施例の撮
影装置では光学ズームと電子ズームとの全ズーム領域に
わたって高速でズーミングを行いたい場合には、光学ズ
ームと電子ズームとを図6に示す通り同時に行うモード
を備えている(#002〜#020〜#021)。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、まず
第1にズーミング中に焦点検出装置によって非合焦であ
ると判断された時には光学ズームから電子ズームへ切り
換えて更に合焦レンズを焦点検出装置の出力にもとづい
て合焦領域に見るよう移動させているので大きなピント
外れがなく追従性の良好な撮影装置が得られる。
第1にズーミング中に焦点検出装置によって非合焦であ
ると判断された時には光学ズームから電子ズームへ切り
換えて更に合焦レンズを焦点検出装置の出力にもとづい
て合焦領域に見るよう移動させているので大きなピント
外れがなく追従性の良好な撮影装置が得られる。
【0029】又光学ズームと電子ズームとの切り換えに
際して一方のズーム動作が停止する前に他のズーム動作
を開始させるようにしているので、スムースで連続的な
ズーミングが行える。
際して一方のズーム動作が停止する前に他のズーム動作
を開始させるようにしているので、スムースで連続的な
ズーミングが行える。
【0030】又、電子ズームと光学ズームの両者を同時
に作動させることによってハイスピードなズーミングが
得られる撮影装置が提供できる。
に作動させることによってハイスピードなズーミングが
得られる撮影装置が提供できる。
【図1】本発明に関する撮影装置のブロック図
【図2】本発明に関する撮影装置の制御を示すフローチ
ャート図
ャート図
【図3】撮像素子の出力を処理するブロック図
【図4】電子ズームの概念を示す図
【図5】本発明に関する光学ズームと電子ズームの切り
換えの様子を示す図
換えの様子を示す図
【図6】本発明に関する光学ズームと電子ズームを同時
駆動した時の様子を示す図
駆動した時の様子を示す図
2 第2レンズ群(変倍レンズ群) 4 第4レンズ群(合焦レンズ群) 13 撮像手段 17 記憶手段
Claims (4)
- 【請求項1】 リヤーフォーカス式のズームレンズ、前
記ズームレンズの光学像を電気信号に変換する撮像手
段、電子ズーミング効果を得るために前記電気信号を信
号処理する信号処理手段、前記ズームレンズの焦点調節
状態を検出する焦点検出手段、前記ズームレンズの変倍
レンズ群と合焦レンズ群のレンズ位置に応じて前記合焦
レンズ群の移動すべき情報を記憶した記憶手段、ズーム
動作中に前記焦点検出手段にもとづいて前記ズームレン
ズが合焦状態の場合には前記変倍レンズ群と前記記憶手
段の記憶情報にもとづいて前記合焦レンズ群を移動さ
せ、前記ズームレンズが非合焦状態の場合には前記信号
処理手段の信号処理にもとづいてズーミングを行うとと
もに前記焦点検出手段の検出情報にもとづいて前記合焦
レンズ群を移動させる制御手段を具備することを特徴と
するリヤーフォーカス式ズームレンズのレンズ位置制御
装置。 - 【請求項2】 前記光学ズームと前記電子ズームとを切
り換える場合に一方のズーム動作が停止する前に他方の
ズーム動作を開始させることを特徴とする請求項1のレ
ンズ位置制御装置。 - 【請求項3】 変倍レンズ群と合焦レンズ群を有するリ
ヤーフォーカス式ズームレンズと、前記ズームレンズの
光学像を電気信号に変換するための撮像手段と、電子ズ
ーム効果を得るために前記電気信号を信号処理する信号
処理手段とを備え、前記変倍レンズ群の移動による光学
ズームと電子ズーム機能を有する撮影装置であって、前
記光学ズームと前記電子ズームとを切り換える場合に、
少なくとも一方のズーム動作が停止する前に他方のズー
ム動作を開始させることを特徴とする撮影装置。 - 【請求項4】 変倍レンズ群と合焦レンズ群を有するリ
ヤーフォーカス式ズームレンズと、前記ズームレンズの
光学像を電気信号に変換するための撮像手段と、電子ズ
ーム効果を得るために前記電気信号を信号処理する信号
処理手段とを備え、前記変倍レンズ群の移動による光学
ズームと電子ズーム機能を有する撮影装置において、前
記光学ズームと電子ズームを同時に作動させることを特
徴とする撮影装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4001565A JPH05191701A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 撮影装置あるいはレンズ位置制御装置 |
US08/946,124 US5867217A (en) | 1992-01-08 | 1997-10-07 | Photographing apparatus and lens position control device |
US09/115,373 US5990947A (en) | 1992-01-08 | 1998-07-14 | Photographing apparatus and lens position control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4001565A JPH05191701A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 撮影装置あるいはレンズ位置制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191701A true JPH05191701A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11505049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4001565A Pending JPH05191701A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 撮影装置あるいはレンズ位置制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05191701A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6151070A (en) * | 1993-09-30 | 2000-11-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus |
JP2004356748A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Sony Corp | 撮像装置および画像処理方法 |
JP2010081651A (ja) * | 2009-12-21 | 2010-04-08 | Canon Inc | 撮像装置、およびその制御方法 |
JP2010153964A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子カメラ |
US7822332B2 (en) | 2008-01-22 | 2010-10-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Imaging apparatus and lens apparatus |
US8289419B2 (en) | 2007-12-27 | 2012-10-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Controlling optical zooming and electronic zooming of an imaging apparatus |
-
1992
- 1992-01-08 JP JP4001565A patent/JPH05191701A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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