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JPH05190947A - 半導体レーザの駆動方法 - Google Patents

半導体レーザの駆動方法

Info

Publication number
JPH05190947A
JPH05190947A JP4002793A JP279392A JPH05190947A JP H05190947 A JPH05190947 A JP H05190947A JP 4002793 A JP4002793 A JP 4002793A JP 279392 A JP279392 A JP 279392A JP H05190947 A JPH05190947 A JP H05190947A
Authority
JP
Japan
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current
semiconductor laser
temperature
condition
bias
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4002793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Odakawa
哲史 小田川
Kiyohide Wakao
清秀 若尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4002793A priority Critical patent/JPH05190947A/ja
Priority to DE69304352T priority patent/DE69304352T2/de
Priority to EP93100200A priority patent/EP0551121B1/en
Publication of JPH05190947A publication Critical patent/JPH05190947A/ja
Priority to US08/780,934 priority patent/US5987044A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/40Arrangement of two or more semiconductor lasers, not provided for in groups H01S5/02 - H01S5/30
    • H01S5/4025Array arrangements, e.g. constituted by discrete laser diodes or laser bar
    • HELECTRICITY
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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体レーザの駆動方法に関し、消光比と発
振遅延時間の必要値を確保し、且つ、駆動電流を最小に
するバイアス電流の供給条件を設定する。 【構成】 周囲上限温度をT0H、駆動電流Id に依る活
性層での温度上昇をΔT(Id )、信頼性で決まる活性
層上限温度をTH としT0H+ΔT(Id )<TH なる条
件、消光比を(Ib +Id −Ith(TL ))/(Ib
th(TL ))、所望消光比をR、バイアス電流を
b 、駆動電流をId 、適用温度範囲の下限温度でのし
きい値電流をIth(TL )とし(Ib +Id −Ith(T
L ))/(Ib −Ith(TL ))≧Rなる条件、駆動電
流Id 、バイアス電流Ib 、適用温度範囲の上限温度で
のしきい値電流Ith(TH )、レーザに於けるキャリヤ
寿命τsで決まる発振遅延時間td が所望の発振遅延時
間t0 以下となる条件の各条件から定めたバイアス電流
b と駆動電流Id でレーザを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消光比、発振遅延時間
など半導体レーザの特性を広い温度範囲に亙って良好に
維持するのに好適な半導体レーザの駆動方法に関する。
【0002】現在、半導体レーザは、光通信の分野、光
ネット・ワークの分野、光インターコネクションの分野
など広い分野で光源として用いられるようになってい
る。そのように適用分野が拡がると、半導体レーザにと
って過酷な環境及び条件の下で動作しなければならない
ことが多くなるので、それに耐えられるようにする必要
があり、それには、半導体レーザ自体の改良もさること
ながら、その駆動方法も改善しなければならない。
【0003】
【従来の技術】一般に、半導体レーザに於いては、バイ
アス電流としきい値電流との差は動特性に大きな影響を
与える。通常、バイアス電流がしきい値電流に比較して
大きい程、光信号である出力光の消光比は悪化、即ち、
小さくなり、そして、バイアス電流がしきい値電流に比
較して小さい程、電気信号が半導体レーザに入力されて
から光信号が出力されるまでの発振遅延時間は長くな
り、アイパターンの開口率は小さくなる。前記したよう
なことから、バイアス電流は、半導体レーザの動特性を
決定する重要な因子となっている。
【0004】ところで、しきい値電流は温度にたいして
強い依存性をもっている。即ち、同じ出力光強度を得る
場合、温度が低ければしきい値電流も低く、逆に、温度
が高くなるとしきい値電流も高くなる。
【0005】そこで、従来は、半導体レーザを変調動作
させる場合、しきい値電流が変動しないように温度を一
定に保つことでバイアス電流を常にしきい値電流の近傍
の値に設定する方法、或いは、温度上昇や経時変化に依
ってしきい値電流が上昇した場合、出力光強度を一定に
維持するようバイアス電流を大きくする方法(auto
matic power control:APC)、
或いは、しきい値電流小さい半導体レーザでは、温度変
化に依るしきい値電流の変化も小さいことを利用して、
室温で2〔mA〕〜6〔mA〕程度の小さいしきい値電
流の半導体レーザを用いることでバイアス電流なしで室
温から高温まで動作させる方法などが利用されてきた。
【0006】然しながら、温度制御を行うことも、或い
は、バイアス電流を制御することも不可能である場合も
存在する。例えば、温度制御回路自体やバイアス電流制
御回路自体も熱源の一つであることから、機器の構成
上、その熱が嫌われる場合があり、また、機器の用途
上、コスト上昇を避けなければならない場合もあり、更
にまた、バイアス電流なしで駆動する場合は駆動回路が
簡単化される旨の利点はあるが、バイアス電流を利用す
る場合と比較し、同じ発振遅延時間を得るには、駆動電
流を大きくしなければならないので、それに起因する発
熱の増加などの問題がある。
【0007】このような条件の下に於ける動特性を把握
する為、図3並びに図4を用いて説明する。
【0008】図3は半導体レーザの電流Iと出力光強度
Lとの関係を表す線図であり、横軸に電流を、また、縦
軸に出力光強度をそれぞれ採ってある。図に於いて、T
は適用温度、TL は適用温度範囲の下限、TH は適用温
度範囲の上限、PL はT=TL に於ける特性線、PH
T=TH に於ける特性線、Ith(TL )はT=TL に於
けるしきい値電流、Ith(TH )はT=TH に於けるし
きい値電流、Ib はバイアス電流、Id は駆動電流をそ
れぞれ示している。
【0009】ここで、消光比及び発振遅延時間につい
て、広い温度範囲で良好な値を得る為にT=TL に於け
るしきい値電流Ith(TL )とT=TH に於けるしきい
値電流Ith(TH )との間にバイアス電流Ib を設定す
る条件で半導体レーザを駆動した場合のアイパターンは
図4に見られる通りである。
【0010】図4は半導体レーザの出力光に依るアイパ
ターンを説明する為の出力光の立ち上がり及び立ち下が
りを表す線図であり、横軸に時間を、そして、縦軸に出
力光強度をそれぞれ採ってあり、図3に於いて用いた記
号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つもの
とし、また、(A)はT=TL に於けるアイパターン
を、そして(B)はT=TH に於けるアイパターンをそ
れぞれ説明するものである。図に於いて、P0 は信号が
“0”のレベルであるときの出力光強度、P1 は信号が
“1”のレベルであるときの出力光強度、td は発振遅
延時間をそれぞれ示している。
【0011】さて、T=TL では、バイアス電流Ib
レベルがしきい値電流IthL のレベルよりも上にあるの
で発振遅延時間は短いが、消光比P1 /P0 はT=TH
の場合と比較して小さくなる。また、T=TH では、バ
イアス電流Ib のレベルがしきい値電流IthH のレベル
よりも下にあるので、消光比P1 /P0 は大きくなる
が、発振遅延時間td はT=TL の場合に比較して大き
くなってアイパターンの開口率は小さくなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】例えば、光インターコ
ネクションなどのように、複数の半導体レーザが狭い領
域に密接して存在するような状態、或いは、半導体レー
ザと駆動回路とが近接して存在するような状態に於いて
は、半導体レーザ自体の発熱、或いは、駆動回路などの
発熱が半導体レーザに与える影響が大きくなる。
【0013】従って、消光比を大きくしたり、或いは、
発振遅延時間を短くする為、半導体レーザの駆動電流を
安易に大きくすることは許されなくなり、若し、駆動電
流を大きくすると、この電流に依る発熱が大きくなっ
て、半導体レーザのしきい値電流が上昇して諸特性を悪
化させてしまう問題が生じてしまう。
【0014】本発明は、半導体レーザを駆動するに際
し、消光比、並びに、発振遅延時間に関し、システムが
必要とする値を確保しながら、駆動電流を最小にするこ
とができるようなバイアス電流の供給条件を設定できる
ようにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する為の駆動電流とバイアス電流との関係を表す線図
であり、縦軸に駆動電流を、そして、横軸にバイアス電
流をそれぞれ採ってあり、図3及び図4に於いて用いた
記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つも
のとする。
【0016】図に於いて、L1はT=TL に於けるP1
/P0 一定のライン、L2はT=T H に於けるtd 一定
のライン、IB はシステムが要求する消光比及び発振遅
延時間を満たし且つ駆動電流を最小にすることができる
バイアス電流をそれぞれ示している。
【0017】ここで、駆動回路を動作させない状態に於
ける半導体レーザの周囲温度の変化をT0L〜T0Hとし、
駆動回路を動作させて半導体レーザに駆動電流Id を流
したことに依る活性層の温度上昇をΔT(Id )とす
る。
【0018】一般に、ΔTはId に対して単調に増大す
るので、半導体レーザに於ける活性層の温度範囲はT0L
+ΔT(Id )〜T0H+ΔT(Id )となる。また、信
頼性などの条件から、半導体レーザに於ける活性層の温
度がTL 〜TH の範囲内になければならないとすると、
該温度範囲、特に、上限の温度が該温度範囲内に入る為
には、 T0H+ΔT(Id )<TH ・・・・条件 であることが必要であり、これが駆動電流Id の上限を
決定する。
【0019】また、システムを構成するのに必要である
消光比をR、発振遅延時間をt0 とすると、通常、消光
比は適用温度範囲のうち、最低の温度T=TL で最悪の
値となり、また、発振遅延時間は最高の温度T=TH
最悪の値となる。
【0020】このようなことから、TL <T<TH に於
いて、消光比をR、そして、発振遅延時間をt0 とする
のに必要である駆動電流Id の値は、消光比Rに関して
はT=TL なる条件で、そして、発振遅延時間t0 に関
してはT=TH なる条件でそれぞれ考えれば良い。
【0021】従って、消光比がR以上とするのに必要な
駆動電流Id は、バイアス電流Ib がIth(TL )のと
きに0となり、そして、バイアス電流Ib を大きくする
ほど大きくする必要があり、また、発振遅延時間をt0
以下とするのに必要な駆動電流Id は、バイアス電流I
b がIth(TH )のときに0となり、そして、バイアス
電流Ib を小さくするほど大きくする必要がある。
【0022】図1に於いては、消光比がR以上となるの
に必要な駆動電流Id の条件と、発振遅延時間がt0
なるのに必要な駆動電流Id の条件と、半導体レーザに
於ける活性層の温度がTH 以下となる条件である条件
とが表されている。
【0023】即ち、図1に於いてハッチングを施した領
域が、該三つの条件を満足させる領域であって、この領
域が求める電流値を表している。特に、この中で、駆動
電流が最小となるバイアス電流IB は、活性層の温度を
最も低く維持することが可能である為、半導体レーザの
信頼性、即ち、寿命を考慮した場合、最も好ましいバイ
アス条件であると考えられる。
【0024】前記したところから、本発明に依る半導体
レーザの駆動方法に於いては、 (1)温度制御を行うことなく且つバイアス電流を固定
して半導体レーザを駆動するに際し、 T0H+ΔT(Id )<TH 0H:周囲温度の上限 ΔT(Id ):半導体レーザに駆動電流Id を流すこと
に起因する活性層の温度上昇 TH :信頼性などの条件に依って決まる活性層の温度が
満たすべき上限 なる第一の条件、 (Ib +Id −Ith(TL ))/(Ib −Ith(TL ))≧R (Ib +Id −Ith(TL ))/(Ib −Ith(TL )):消光比 R:所望の消光比 Ib :バイアス電流 Id :駆動電流 Ith(TL ):適用温度範囲のうちの下限温度に於ける
しきい値電流 なる第二の条件、駆動電流Id 及びバイアス電流Ib
び適用温度範囲のうちの上限温度に於けるしきい値電流
th(TH )及び半導体レーザに於けるキャリヤ寿命τ
sで決まる発振遅延時間td が所望の発振遅延時間t0
以下となることなる第三の条件、の三つの条件からバイ
アス電流Ib 及び駆動電流Id の使用可能範囲で定めた
バイアス条件で半導体レーザを駆動することを特徴とす
るか、或いは、
【0025】(2)前記(1)に於いて、バイアス電流
b 及び駆動電流Id の使用可能範囲に於いて、駆動電
流が最小となるバイアス電流を設定したバイアス条件で
半導体レーザを駆動することを特徴とする。
【0026】
【作用】前記手段を採ることに依り、半導体レーザの消
光比及び発振遅延時間をシステムが必要とする値を維持
しつつ、駆動電流を最小にするバイアス条件を定めるこ
とが可能となり、温度制御やバイアス電流制御を行わず
に、良好な動作をさせることができる。
【0027】
【実施例】ここでは、半導体レーザ・アレイと駆動回路
とが近接している実施例について説明する。今、駆動回
路を動作させない状態に於ける周囲温度を25〔℃〕〜
65〔℃〕とし、信頼性を考慮した場合の半導体レーザ
の活性層に於ける温度の上限を80〔℃〕とする。
【0028】この場合、該活性層の温度上昇は15
〔℃〕までは許容されることになり、この温度上昇の範
囲内で適用可能な駆動電流は55〔mA〕であって、こ
れを条件とする。この値は半導体レーザに流れるバイ
アス電流Ib 及び駆動電流Id に依る温度上昇、駆動回
路の発熱に依る半導体レーザの温度上昇、半導体レーザ
・アレイ内の他の半導体レーザに於ける発熱の影響を含
んでいる。
【0029】適用温度範囲に於いて消光比Rを維持する
為の駆動電流Id は、 Id =(R−1)(Ib −Ith(TL ))(但し、R−1>0)・・・・条件 で表され、発振遅延時間をt0 以下にする為に必要な駆
動電流Id は、 Id =(Ith(TH )−Ib )・exp(t0 /τs)/〔exp(t0 /τs )−1〕 ・・・・条件 τs:キャリヤの寿命 で表される。但し、τsはキャリヤ濃度に対して一定と
した。
【0030】ここで、 TL =20〔℃〕 TH =70〔℃〕 R=10.0 t0 =200〔ps〕 τs=2〔ns〕 とすると、条件の駆動電流Id は、 Id =9(Ib −5) ・・・・条件 であり、また、条件の駆動電流Id は、 Id =10.5(13.6−Ib ) ・・・・条件 となる。尚、この場合、駆動電流Id 及びバイアス電流
b 共に単位は〔mA〕である。
【0031】図2は前記した条件、、をバイアス
電流Ib に対して描いた線図であって、縦軸に駆動電流
d を、そして、横軸にバイアス電流Ib をそれぞれ採
ってあり、図1、図3、図4に於いて用いた記号と同記
号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
図でハッチングを施した領域がP1 /P0 =Rを満たす
駆動電流Id の範囲であって、このうち、活性層の温度
が最小となる条件は、駆動電流Id が最小になるバイア
ス電流IB =9.6〔mA〕及びその際の駆動電流Id
=41.7〔mA〕となっている。
【0032】前記のようにして求めたバイアス条件を設
定し、且つ、最小の駆動電流Id を流して半導体レーザ
を動作させたところ、駆動回路及び駆動電流に依る発熱
を最小に抑えることができ、広い温度範囲で半導体レー
ザを良好に動作させることができた。
【0033】
【発明の効果】本発明に依る半導体レーザの駆動方法に
於いては、周囲温度の上限をT0H、レーザに駆動電流I
d を流した際の活性層の温度上昇をΔT(Id )、信頼
性などで決まる活性層の上限温度をTH としてT0H+Δ
T(Id )<TH となる第一の条件、消光比を(Ib
d −Ith(TL ))/(Ib −Ith(TL ))、所望
の消光比をR、バイアス電流をIb 、駆動電流をId
適用温度範囲の下限温度でのしきい値電流をI
th(TL )として(Ib +Id −Ith(TL ))/(I
b −Ith(TL ))≧Rとなる第二の条件、駆動電流I
d 、バイアス電流Ib 、適用温度範囲の上限温度でのし
きい値電流Ith(TH )、半導体レーザに於けるキャリ
ヤ寿命τsで決まる発振遅延時間td が所望の発振遅延
時間t0 以下となる第三の条件の各条件から定めたバイ
アス電流Ib と駆動電流Id でレーザを駆動する。
【0034】前記構成を採ることに依り、半導体レーザ
の消光比及び発振遅延時間をシステムが必要とする値を
維持しつつ、駆動電流を最小にするバイアス条件を定め
ることが可能となり、温度制御やバイアス電流制御を行
わずに、良好な動作をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する為の駆動電流とバイア
ス電流との関係を表す線図である。
【図2】条件、、をバイアス電流Ib に対して描
いた線図である。
【図3】半導体レーザに於ける電流と出力光強度との関
係を表す線図である。
【図4】アイパターンを説明する為の出力光の立ち上が
り及び立ち下がりを表す線図である。
【符号の説明】
T 適用温度 TL 適用温度範囲の下限 TH 適用温度範囲の上限 PL T=TL とした場合の特性線 PH T=TH とした場合の特性線 Ith(TL ) T=TL に於けるしきい値電流 Ith(TH ) T=TH に於けるしきい値電流 Ib バイアス電流 Id 駆動電流 P0 信号が“0”のレベルであるときの出力光強度 P1 信号が“1”のレベルであるときの出力光強度 td 発振遅延時間 L1 T=TL に於けるP1 /P0 一定のライン L2 T=TH に於けるtd 一定のライン IB システムが要求する消光比及び発振遅延時間を満
たし且つ駆動電流を最小にすることができるバイアス電

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度制御を行うことなく且つバイアス電流
    を固定して半導体レーザを駆動するに際し、 T0H+ΔT(Id )<TH 0H:周囲温度の上限 ΔT(Id ):半導体レーザに駆動電流Id を流すこと
    に起因する活性層の温度上昇 TH :信頼性などの条件に依って決まる活性層の温度が
    満たすべき上限なる第一の条件、 (Ib +Id −Ith(TL ))/(Ib −Ith(TL ))≧R (Ib +Id −Ith(TL ))/(Ib −Ith(TL )):消光比 R:所望の消光比 Ib :バイアス電流 Id :駆動電流 Ith(TL ):適用温度範囲のうちの下限温度に於ける
    しきい値電流なる第二の条件、 駆動電流Id 及びバイアス電流Ib 及び適用温度範囲の
    うちの上限温度に於けるしきい値電流Ith(TH )及び
    半導体レーザに於けるキャリヤ寿命τsで決まる発振遅
    延時間td が所望の発振遅延時間t0 以下となることな
    る第三の条件、 の三つの条件からバイアス電流Ib 及び駆動電流Id
    使用可能範囲で定めたバイアス条件で半導体レーザを駆
    動することを特徴とする半導体レーザの駆動方法。
  2. 【請求項2】バイアス電流Ib 及び駆動電流Id の使用
    可能範囲に於いて、駆動電流が最小となるバイアス電流
    を設定したバイアス条件で半導体レーザを駆動すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体レーザの駆動方法。
JP4002793A 1992-01-10 1992-01-10 半導体レーザの駆動方法 Withdrawn JPH05190947A (ja)

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JP4002793A JPH05190947A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 半導体レーザの駆動方法
DE69304352T DE69304352T2 (de) 1992-01-10 1993-01-08 Stromversorgungsgerät für eine Halbleiterlichtquelle mit optimierter Einstellung für den Betrieb einer Laserdiode
EP93100200A EP0551121B1 (en) 1992-01-10 1993-01-08 Semiconductor light source system having an optimized setting for driving a laser diode
US08/780,934 US5987044A (en) 1992-01-10 1996-10-11 Semiconductor light source system having an optimized setting for driving a laser diode

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US (1) US5987044A (ja)
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