JPH0519721Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519721Y2 JPH0519721Y2 JP15507588U JP15507588U JPH0519721Y2 JP H0519721 Y2 JPH0519721 Y2 JP H0519721Y2 JP 15507588 U JP15507588 U JP 15507588U JP 15507588 U JP15507588 U JP 15507588U JP H0519721 Y2 JPH0519721 Y2 JP H0519721Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell
- oil
- oil separator
- equalizing plate
- inlet pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 38
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 16
- 239000010721 machine oil Substances 0.000 claims description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 7
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、空気調和機あるいは冷凍機に使用
される油分離器の改良に関するものである。
される油分離器の改良に関するものである。
従来この種の油分離器として第3図に示すもの
がある。図において、1は上シエル1aと下シエ
ル1bを突き合わせて内部を密閉したシエル、2
は先端に網状体3を有する入口管、4は先端に網
状体5を有する出口管、6は網状体3に固定され
た仕切板、7は下シエル1bの底部に設けられた
拝油管である。
がある。図において、1は上シエル1aと下シエ
ル1bを突き合わせて内部を密閉したシエル、2
は先端に網状体3を有する入口管、4は先端に網
状体5を有する出口管、6は網状体3に固定され
た仕切板、7は下シエル1bの底部に設けられた
拝油管である。
次に動作について説明する。圧縮機から吐出さ
れた冷媒ガスを、入口管2および網状体3を介し
てシエル1内に導入し、この導入ガスを網状体5
を介して出口管4に排出する。前記網状体3およ
び4に、冷媒ガスが接触する際に、冷媒ガスに混
入する冷凍機油を分離し、分離された油はシエル
1底部に落下して、排油管7を介して圧縮機に返
油するようにしている。尚、仕切板6は網状体3
で捕獲した油が、出口管4側の網状体5に飛散す
るのを防止している。
れた冷媒ガスを、入口管2および網状体3を介し
てシエル1内に導入し、この導入ガスを網状体5
を介して出口管4に排出する。前記網状体3およ
び4に、冷媒ガスが接触する際に、冷媒ガスに混
入する冷凍機油を分離し、分離された油はシエル
1底部に落下して、排油管7を介して圧縮機に返
油するようにしている。尚、仕切板6は網状体3
で捕獲した油が、出口管4側の網状体5に飛散す
るのを防止している。
以上のように、従来の油分離器は、入口管2と
出口管4が左右に配置されているので、シエル1
内部の冷媒ガスの流れが非常に乱れており、入口
管2側の網状体3で捕獲して落下した油を巻き上
げ、相当量の油が出口管4側の網状体5に付着し
結果的に冷凍機油の分離効率が悪くなるという問
題があつた。特に、冷媒ガスの循環流量が大きく
なる条件とか、圧縮機からの油吐出率が大きくな
ると分離効率の低下が顕著となる。このような問
題を解決するため、シエル1の内径を大きくし
て、シエル1内部のガス流速を小さくするとか、
シエル1の高さを大きくしてシエル1底部での油
の巻き上げ現象を防止する方法が考えられるが、
いずれも製造コストが割高となるという問題があ
つた。
出口管4が左右に配置されているので、シエル1
内部の冷媒ガスの流れが非常に乱れており、入口
管2側の網状体3で捕獲して落下した油を巻き上
げ、相当量の油が出口管4側の網状体5に付着し
結果的に冷凍機油の分離効率が悪くなるという問
題があつた。特に、冷媒ガスの循環流量が大きく
なる条件とか、圧縮機からの油吐出率が大きくな
ると分離効率の低下が顕著となる。このような問
題を解決するため、シエル1の内径を大きくし
て、シエル1内部のガス流速を小さくするとか、
シエル1の高さを大きくしてシエル1底部での油
の巻き上げ現象を防止する方法が考えられるが、
いずれも製造コストが割高となるという問題があ
つた。
本考案は、かかる問題点を解決するためになさ
れたもので、油分離器内部の冷媒ガス流の乱れを
抑えて、低コストで、分離効率の高い油分離器を
提供することを目的としている。
れたもので、油分離器内部の冷媒ガス流の乱れを
抑えて、低コストで、分離効率の高い油分離器を
提供することを目的としている。
本考案に係わる油分離器は、密閉シエル頂部の
略中央部を貫通し密閉シエル内部に突出する入口
管と、この入口管端部に取付けられた網状体と、
この網状体の上部に位置し、前記シエル内空間を
上、下両空間に区画する均速板、及び管端部が前
記上部空間内に位置し前記密閉シエル上部を貫通
する出口管とにより構成したものである。
略中央部を貫通し密閉シエル内部に突出する入口
管と、この入口管端部に取付けられた網状体と、
この網状体の上部に位置し、前記シエル内空間を
上、下両空間に区画する均速板、及び管端部が前
記上部空間内に位置し前記密閉シエル上部を貫通
する出口管とにより構成したものである。
この考案による油分離器では、入口管を密閉シ
エルの略中央部に配置すると共にこの入口管管端
部に取付けられた網状体の上部に均速板を設け、
かつ出口管の管端部が前記均速板によつて区画さ
れた上部空間内に位置するように構成しているの
で、油分離器内部の冷媒ガス流の乱れが小さく、
比重量の大きな冷凍機油が効率よく落下して分離
効率の高い油分離器を得ることができる。
エルの略中央部に配置すると共にこの入口管管端
部に取付けられた網状体の上部に均速板を設け、
かつ出口管の管端部が前記均速板によつて区画さ
れた上部空間内に位置するように構成しているの
で、油分離器内部の冷媒ガス流の乱れが小さく、
比重量の大きな冷凍機油が効率よく落下して分離
効率の高い油分離器を得ることができる。
以下、この考案による一実施例を、第1図、第
2図により説明する。
2図により説明する。
図において、1は上シエル1aおよび下シエル
1bにより構成される円形胴体部を有する密閉シ
エル、2は先端に網状体3を有する入口管であ
り、前記入口管2は上シエル1aの略中央部を貫
通してシエル1内部に突出して取付けられてい
る。8は前記網状体3の上部に設けられた、多数
の小孔を有するパンチングメタルなどにより構成
される円形の均速板、9は前記均速板上部に形成
される上部空間であり、冷媒流出空間となるもの
である。4は前記流出空間9に端部を持つ出口
管、7は排油管である。
1bにより構成される円形胴体部を有する密閉シ
エル、2は先端に網状体3を有する入口管であ
り、前記入口管2は上シエル1aの略中央部を貫
通してシエル1内部に突出して取付けられてい
る。8は前記網状体3の上部に設けられた、多数
の小孔を有するパンチングメタルなどにより構成
される円形の均速板、9は前記均速板上部に形成
される上部空間であり、冷媒流出空間となるもの
である。4は前記流出空間9に端部を持つ出口
管、7は排油管である。
前述の如き構成の油分離器において、圧縮機か
ら吐出された冷媒ガスは、入口管2を介して、網
状体3に衝突して、冷媒ガスに混入している冷凍
機油が網状体3に付着し、滴状になつた時点でシ
エル1の底部に落下する。更に、網状体3部で冷
凍機油がある程度分離された冷媒ガスは、均一な
速度分布で均速板を通過して出口管4を介して油
分離器から流出する。油分離器内部での、冷媒ガ
スの速度分布は第1図に示す如く、シエル1中央
部では下方向に、シエル1内壁付近では上方向に
流れが発生しているので、網状体3に付着した油
は効率よく落下する。また、出口管4に向う、上
方向の冷媒ガスの速度は、徐々に低下するので、
冷凍機油の巻き上げ現象を防止できる。更に、冷
媒ガス内に混入している少量の油についても、均
速板8の閉口部への接触および、均速板8通過後
の断面積増大による極端なガス流速低下により、
出口管4への流出油量を極端に低下することがで
きる。
ら吐出された冷媒ガスは、入口管2を介して、網
状体3に衝突して、冷媒ガスに混入している冷凍
機油が網状体3に付着し、滴状になつた時点でシ
エル1の底部に落下する。更に、網状体3部で冷
凍機油がある程度分離された冷媒ガスは、均一な
速度分布で均速板を通過して出口管4を介して油
分離器から流出する。油分離器内部での、冷媒ガ
スの速度分布は第1図に示す如く、シエル1中央
部では下方向に、シエル1内壁付近では上方向に
流れが発生しているので、網状体3に付着した油
は効率よく落下する。また、出口管4に向う、上
方向の冷媒ガスの速度は、徐々に低下するので、
冷凍機油の巻き上げ現象を防止できる。更に、冷
媒ガス内に混入している少量の油についても、均
速板8の閉口部への接触および、均速板8通過後
の断面積増大による極端なガス流速低下により、
出口管4への流出油量を極端に低下することがで
きる。
なお、この実施例では、均速板8をパンチング
メタルで構成しているが、均速板8をデミスタに
より構成した場合でも、油分離器内部の安定した
ガス流速が得られ、分離効率の高い油分離器を得
ることができる。
メタルで構成しているが、均速板8をデミスタに
より構成した場合でも、油分離器内部の安定した
ガス流速が得られ、分離効率の高い油分離器を得
ることができる。
この考案は以上説明したように、先端に網状体
を有する入口管を円形胴体を有する密閉シエル頂
部の略中央部から前記シエル内部に突出させ、前
記網状体上部に均速板を設けると共に前記均速板
の上部に形成された上部空間内に管端部が位置す
るように出口管を設けたので、油分離器内部の流
れが安定し、冷媒ガスに混入する冷凍機油を効率
よく分離して落下させることができると共に、均
速板部での接触作用による油の除去ができ分離効
率を著るしく高めることができる。更に、油分離
器内部の流れ方向が規定され、比較的小径のシエ
ルによつてもガス流速を効率よく抑えることがで
きるので、低コストで分離効率の高い油分離器を
得ることができる。
を有する入口管を円形胴体を有する密閉シエル頂
部の略中央部から前記シエル内部に突出させ、前
記網状体上部に均速板を設けると共に前記均速板
の上部に形成された上部空間内に管端部が位置す
るように出口管を設けたので、油分離器内部の流
れが安定し、冷媒ガスに混入する冷凍機油を効率
よく分離して落下させることができると共に、均
速板部での接触作用による油の除去ができ分離効
率を著るしく高めることができる。更に、油分離
器内部の流れ方向が規定され、比較的小径のシエ
ルによつてもガス流速を効率よく抑えることがで
きるので、低コストで分離効率の高い油分離器を
得ることができる。
第1図は、本考案の一実施例による油分離器の
縦断面図、第2図は同じく第1図の−断面
図、第3図は従来の油分離器の縦断面図である。 図中、1は密閉シエル、2は入口管、3は網状
体、4は出口管、8は均速板、9は上部空間であ
る。なお、各図中同一符号は、同一または相当部
分を示す。
縦断面図、第2図は同じく第1図の−断面
図、第3図は従来の油分離器の縦断面図である。 図中、1は密閉シエル、2は入口管、3は網状
体、4は出口管、8は均速板、9は上部空間であ
る。なお、各図中同一符号は、同一または相当部
分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円形胴体を有する密閉シエル、前記シエル頂
部の略中央部を貫通し前記シエル内部に突出さ
せた入口管、この入口管端部に取付けられた網
状体、この網状体の上部に位置し、前記密閉シ
エル内を上、下両空間に区画する均速板、及び
管端部が前記上部空間内に位置し前記密閉シエ
ル上部を貫通する出口管により構成され、圧縮
機から吐出した冷媒ガスから冷凍機油を分離す
るようにしたことを特徴とする油分離器。 (2) 均速板を多数の小孔を有するパンチングメタ
ルで構成したことを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載の油分離器。 (3) 均速板をデミスタで構成したことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の油分離
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15507588U JPH0519721Y2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15507588U JPH0519721Y2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0273572U JPH0273572U (ja) | 1990-06-05 |
JPH0519721Y2 true JPH0519721Y2 (ja) | 1993-05-24 |
Family
ID=31432374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15507588U Expired - Lifetime JPH0519721Y2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519721Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007154830A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Aisin Seiki Co Ltd | 圧縮機の気液分離装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5601764B2 (ja) * | 2008-08-22 | 2014-10-08 | 三菱電機株式会社 | 気液分離器並びにこれを搭載した空気圧縮装置および空気調和装置 |
-
1988
- 1988-11-28 JP JP15507588U patent/JPH0519721Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007154830A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Aisin Seiki Co Ltd | 圧縮機の気液分離装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0273572U (ja) | 1990-06-05 |
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