JPH05194317A - メタクリレートエステルの製造方法 - Google Patents
メタクリレートエステルの製造方法Info
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- JPH05194317A JPH05194317A JP4311146A JP31114692A JPH05194317A JP H05194317 A JPH05194317 A JP H05194317A JP 4311146 A JP4311146 A JP 4311146A JP 31114692 A JP31114692 A JP 31114692A JP H05194317 A JPH05194317 A JP H05194317A
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- Japan
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- propadiene
- hydrocarbon
- distillation
- hydrocarbon mixture
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
- C07C69/62—Halogen-containing esters
- C07C69/65—Halogen-containing esters of unsaturated acids
- C07C69/653—Acrylic acid esters; Methacrylic acid esters; Haloacrylic acid esters; Halomethacrylic acid esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C67/00—Preparation of carboxylic acid esters
- C07C67/36—Preparation of carboxylic acid esters by reaction with carbon monoxide or formates
- C07C67/38—Preparation of carboxylic acid esters by reaction with carbon monoxide or formates by addition to an unsaturated carbon-to-carbon bond
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明はプロパン、プロペン、プロピン、プ
ロパジエンおよび少量のより低級またはより高級の炭素
不純物から本質的になるC3 −炭化水素混合物からプロ
ピンの流れを単離させ、そして前記プロピンの流れをカ
ルボニル化装置に装入して、そこでカルボニル化触媒の
存在下で一酸化炭素およびアルコールと接触させてメタ
クリル酸アルキルを生成させる、メタクリレートエステ
ルの製造方法において、C3 −炭化水素混合物に、4個
またはそれ以上の炭素原子を有する炭化水素成分を本質
的に完全に除去する精製を施すことを特徴とする前記製
造方法に関する。 【効果】 カルボニル化触媒の失活が防止されるととも
に、異性化装置および抽出装置に生ずる激しい汚染も防
止される。
ロパジエンおよび少量のより低級またはより高級の炭素
不純物から本質的になるC3 −炭化水素混合物からプロ
ピンの流れを単離させ、そして前記プロピンの流れをカ
ルボニル化装置に装入して、そこでカルボニル化触媒の
存在下で一酸化炭素およびアルコールと接触させてメタ
クリル酸アルキルを生成させる、メタクリレートエステ
ルの製造方法において、C3 −炭化水素混合物に、4個
またはそれ以上の炭素原子を有する炭化水素成分を本質
的に完全に除去する精製を施すことを特徴とする前記製
造方法に関する。 【効果】 カルボニル化触媒の失活が防止されるととも
に、異性化装置および抽出装置に生ずる激しい汚染も防
止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロパン、プロペン、
プロピン、プロパジエンおよび少量のより低級および/
またはより高級の炭素不純物から本質的になるC3 −炭
化水素混合物からプロピンの流れを単離させ、ついで前
記プロピンの流れをカルボニル化装置に装入し、そして
その中でカルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素および
アルコールと接触させて、メタクリル酸アルキルを生成
させる、メタクリル酸エステルの製造方法に関する。
プロピン、プロパジエンおよび少量のより低級および/
またはより高級の炭素不純物から本質的になるC3 −炭
化水素混合物からプロピンの流れを単離させ、ついで前
記プロピンの流れをカルボニル化装置に装入し、そして
その中でカルボニル化触媒の存在下に一酸化炭素および
アルコールと接触させて、メタクリル酸アルキルを生成
させる、メタクリル酸エステルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許出願公開明細書第392,60
1号に記載されているこのような方法は、エネルギー分
野または石油化学分野における大規模な工業的操業から
容易に入手できるプロピン含有側流の経済的な利用を生
じさせるとともに、硫酸、重硫酸アンモニウムおよび有
毒なHCNのような廃棄物が大量に発生するのを好都合
に回避させる。これらのプロピン含有側流は主要な構成
成分としてさらにプロパジエン、プロパンおよびプロペ
ンを含有しており、そしてそのうちのプロパジエンは容
易に異性化されてプロピンになるので、メタクリレート
の製造に使用することができる。このような経済的な側
流からプロピンを選択的に抽出する便利な方法もまた欧
州特許出願公開明細書第392,601号に記載されて
おり、そしてこの方法は分離されたプロパジエンを、C
3 H4 −成分の再循環および増大した利用のために異性
化してプロピンにすることを含んでいる。
1号に記載されているこのような方法は、エネルギー分
野または石油化学分野における大規模な工業的操業から
容易に入手できるプロピン含有側流の経済的な利用を生
じさせるとともに、硫酸、重硫酸アンモニウムおよび有
毒なHCNのような廃棄物が大量に発生するのを好都合
に回避させる。これらのプロピン含有側流は主要な構成
成分としてさらにプロパジエン、プロパンおよびプロペ
ンを含有しており、そしてそのうちのプロパジエンは容
易に異性化されてプロピンになるので、メタクリレート
の製造に使用することができる。このような経済的な側
流からプロピンを選択的に抽出する便利な方法もまた欧
州特許出願公開明細書第392,601号に記載されて
おり、そしてこの方法は分離されたプロパジエンを、C
3 H4 −成分の再循環および増大した利用のために異性
化してプロピンにすることを含んでいる。
【0003】しかしながら、実際には、カルボニル化触
媒にとって毒であることが知られているプロパジエンか
らプロピン装入原料を注意深く取り除いたときでさえ、
カルボニル化触媒の急速な失活が観察されるという問題
に遭遇した。異性化装置および抽出装置の激しい汚染が
生ずることによって、さらに別の問題も起った。使用さ
れるプロピン含有側流中に含まれる少量の成分はブタジ
エン、ブテン、ブチン、ペンタジエンおよびペンチンの
ような4個またはそれ以上の炭素原子を有する炭化水素
を含んでいるようであった。これらの高級炭素成分はど
ちらかと言えば不純物の水準で存在しているので、その
後の選択的なプロピン抽出またはメタクリレートエステ
ル生成物の最終的な仕上げ中に、そういうものとして、
またはそれらの転化生成物、例えば2−エチルプロペノ
エートに転化された1−ブチンとして容易に取り除かれ
ることが期待されていた。
媒にとって毒であることが知られているプロパジエンか
らプロピン装入原料を注意深く取り除いたときでさえ、
カルボニル化触媒の急速な失活が観察されるという問題
に遭遇した。異性化装置および抽出装置の激しい汚染が
生ずることによって、さらに別の問題も起った。使用さ
れるプロピン含有側流中に含まれる少量の成分はブタジ
エン、ブテン、ブチン、ペンタジエンおよびペンチンの
ような4個またはそれ以上の炭素原子を有する炭化水素
を含んでいるようであった。これらの高級炭素成分はど
ちらかと言えば不純物の水準で存在しているので、その
後の選択的なプロピン抽出またはメタクリレートエステ
ル生成物の最終的な仕上げ中に、そういうものとして、
またはそれらの転化生成物、例えば2−エチルプロペノ
エートに転化された1−ブチンとして容易に取り除かれ
ることが期待されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のメタクリレート
エステルの製造において使用されるC3 −炭化水素混合
物中に少量の高級炭素不純物が存在すると、単に装入原
料だけの中のそれらのモル比に基づいて予期できるもの
よりも遙かに重大な問題を生ずることがわかった。
エステルの製造において使用されるC3 −炭化水素混合
物中に少量の高級炭素不純物が存在すると、単に装入原
料だけの中のそれらのモル比に基づいて予期できるもの
よりも遙かに重大な問題を生ずることがわかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上に指摘された問題を克
服するために、C3 −炭化水素混合物に、4個またはそ
れ以上の炭素原子を有する炭化水素成分を本質的に完全
に除去するための精製を施すことが、ここに提案され
る。好都合には、この精製は蒸留によって遂行される。
本方法に利用することができ、そして混合されているプ
ロピンおよびプロパジエンを60容量%まで含む典型的
な組成のC3 −炭化水素混合物は−10ないし100
℃、好ましくは20ないし70℃の範囲の温度および2
ないし20バール、好ましくは3ないし12バールの範
囲の絶対圧力において蒸留することができる。
服するために、C3 −炭化水素混合物に、4個またはそ
れ以上の炭素原子を有する炭化水素成分を本質的に完全
に除去するための精製を施すことが、ここに提案され
る。好都合には、この精製は蒸留によって遂行される。
本方法に利用することができ、そして混合されているプ
ロピンおよびプロパジエンを60容量%まで含む典型的
な組成のC3 −炭化水素混合物は−10ないし100
℃、好ましくは20ないし70℃の範囲の温度および2
ないし20バール、好ましくは3ないし12バールの範
囲の絶対圧力において蒸留することができる。
【0006】プロピンおよびプロパジエンのような危険
な生成物の流れを取扱う場合には、温度と圧力が安全な
範囲内に含まれることが要求される。したがって、プロ
パンおよびプロペンで希釈されたC3 H4 成分含有C3
−炭化水素混合物について蒸留を遂行できることが本発
明の利点である。蒸留装置全体の空間中で50%よりも
低いプロピンおよびプロパジエンの合計モル濃度で蒸留
を遂行するのが好ましい。本方法の連続方法において
は、分離の直ぐ後でプロパジエン成分が異性化されて、
それのプロピンとの平衡混合物となり、そしてこの混合
物は再循環されて、好都合にはそれから付加的なプロピ
ンを抽出するために流入するC3 −炭化水素装入原料と
合体される。本方法で使用されるC3 −炭化水素装入原
料にプロピンおよび/またはプロパジエンの外部からの
付随的な供給源を加えることもできる。このような場
合、蒸留に用いられるC3 −炭化水素混合物中のC3 H
4 成分の含有量は増大するようになる結果、蒸留装置中
の濃度は50モル%を超える恐れがある。
な生成物の流れを取扱う場合には、温度と圧力が安全な
範囲内に含まれることが要求される。したがって、プロ
パンおよびプロペンで希釈されたC3 H4 成分含有C3
−炭化水素混合物について蒸留を遂行できることが本発
明の利点である。蒸留装置全体の空間中で50%よりも
低いプロピンおよびプロパジエンの合計モル濃度で蒸留
を遂行するのが好ましい。本方法の連続方法において
は、分離の直ぐ後でプロパジエン成分が異性化されて、
それのプロピンとの平衡混合物となり、そしてこの混合
物は再循環されて、好都合にはそれから付加的なプロピ
ンを抽出するために流入するC3 −炭化水素装入原料と
合体される。本方法で使用されるC3 −炭化水素装入原
料にプロピンおよび/またはプロパジエンの外部からの
付随的な供給源を加えることもできる。このような場
合、蒸留に用いられるC3 −炭化水素混合物中のC3 H
4 成分の含有量は増大するようになる結果、蒸留装置中
の濃度は50モル%を超える恐れがある。
【0007】本発明の好ましい実施態様によれば、この
問題は、蒸留装置に向う装入原料を、プロピンの揮発性
に等しいか、またはそれよりも高い揮発性を有する不活
性な希釈剤で希釈することによって克服される。極めて
好適には、この不活性な希釈剤はプロパンおよび/また
はプロペン、最も好適には、もとのC3 −炭化水素装入
原料からC3 H4 成分を抽出した後に得られるような、
それらの混合物によって構成されている。これは抽出装
置を去るこの流れの一部を蒸留装置に再循環させること
によって容易に達成される。容量を基にして、抽出装置
を去るプロパン/プロペンの流れの20ないし70%、
好ましくは30ないし60%、最も好ましくは40ない
し55%を蒸留装置へ再循環させることができる。
問題は、蒸留装置に向う装入原料を、プロピンの揮発性
に等しいか、またはそれよりも高い揮発性を有する不活
性な希釈剤で希釈することによって克服される。極めて
好適には、この不活性な希釈剤はプロパンおよび/また
はプロペン、最も好適には、もとのC3 −炭化水素装入
原料からC3 H4 成分を抽出した後に得られるような、
それらの混合物によって構成されている。これは抽出装
置を去るこの流れの一部を蒸留装置に再循環させること
によって容易に達成される。容量を基にして、抽出装置
を去るプロパン/プロペンの流れの20ないし70%、
好ましくは30ないし60%、最も好ましくは40ない
し55%を蒸留装置へ再循環させることができる。
【0008】本方法に用いられるC3 −炭化水素装入原
料は、製油所の操作のような、化石炭素の処理操作から
誘導することができる。プロピン含有C3 混合物を供給
するために特にもくろまれている製油所の操作はエテン
分解装置、すなわち熱分解によってナフサ、軽油、LP
G(好ましくはイソブタン)またはエタンのような炭化
水素留分からエテンが製造される型の分解装置;接触分
解装置、すなわち重質軽油または真空留出油のような炭
化水素の接触分解によって炭化水素が製造される型の分
解装置;およびLPG−脱水素プロセス、すなわちプロ
パンが熱的または接触的のいずれかによってプロペンに
転化される型のプロセスを包含している。このようなプ
ロセスは、就中、主としてC3 −炭化水素、特にプロパ
ン、プロペン、プロピンおよびプロパジエンからなるC
3 −流を提供する。製油所の操作は石炭、粗製ガスまた
は天然ガスのようないずれの炭素源に基いてもよい。
料は、製油所の操作のような、化石炭素の処理操作から
誘導することができる。プロピン含有C3 混合物を供給
するために特にもくろまれている製油所の操作はエテン
分解装置、すなわち熱分解によってナフサ、軽油、LP
G(好ましくはイソブタン)またはエタンのような炭化
水素留分からエテンが製造される型の分解装置;接触分
解装置、すなわち重質軽油または真空留出油のような炭
化水素の接触分解によって炭化水素が製造される型の分
解装置;およびLPG−脱水素プロセス、すなわちプロ
パンが熱的または接触的のいずれかによってプロペンに
転化される型のプロセスを包含している。このようなプ
ロセスは、就中、主としてC3 −炭化水素、特にプロパ
ン、プロペン、プロピンおよびプロパジエンからなるC
3 −流を提供する。製油所の操作は石炭、粗製ガスまた
は天然ガスのようないずれの炭素源に基いてもよい。
【0009】C3 −混合物からプロピンを遊離させる方
法は公知であって、例えば欧州特許出願公開明細書第3
92,601号に記載されている。例えば、典型的には
プロパンとプロペン(および0.2%未満のプロピン/
プロパジエン)とから本質的になる流れを塔頂留分とし
て取り除くために、有機溶剤およびC3 −混合物(例え
ばプロパン/プロペンスプリッターの塔底流出物)の向
かい合う流れを用いて、昇圧(2〜20バール、好まし
くは6〜12バール)の下で好ましく遂行される、溶剤
による選択的なスクラビングによって、プロピンおよび
プロパジエンの濃度を増大させることができる。この塔
頂留分から、好ましくはC3 −炭化水素供給原料の蒸留
に再循環させて希釈させるための流れが分割され、そし
てその残りは通常、その後使用するか、または処理する
ため、本方法の供給原料が抜き出された製油所へ通常送
られる。プロピンを吸収し、そして使用される昇圧下に
おいてプロパジエンも吸収する溶剤は、好適にはアミ
ド、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ドまたはN−メチルピロリドン、ニトリル、スルホラン
のようなスルホンまたはこれらの混合物のような有機極
性溶剤からなる。
法は公知であって、例えば欧州特許出願公開明細書第3
92,601号に記載されている。例えば、典型的には
プロパンとプロペン(および0.2%未満のプロピン/
プロパジエン)とから本質的になる流れを塔頂留分とし
て取り除くために、有機溶剤およびC3 −混合物(例え
ばプロパン/プロペンスプリッターの塔底流出物)の向
かい合う流れを用いて、昇圧(2〜20バール、好まし
くは6〜12バール)の下で好ましく遂行される、溶剤
による選択的なスクラビングによって、プロピンおよび
プロパジエンの濃度を増大させることができる。この塔
頂留分から、好ましくはC3 −炭化水素供給原料の蒸留
に再循環させて希釈させるための流れが分割され、そし
てその残りは通常、その後使用するか、または処理する
ため、本方法の供給原料が抜き出された製油所へ通常送
られる。プロピンを吸収し、そして使用される昇圧下に
おいてプロパジエンも吸収する溶剤は、好適にはアミ
ド、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ドまたはN−メチルピロリドン、ニトリル、スルホラン
のようなスルホンまたはこれらの混合物のような有機極
性溶剤からなる。
【0010】プロパジエンはプロピンとアルコールとの
カルボニル化において触媒を毒する傾向があるので、そ
れは例えば、異性化のような化学的手段および/または
蒸留、好ましくは抽出蒸留のような物理的手段によっ
て、選択的に除去される。好ましくは、プロパジエンは
物理的手段によって除去され、ついでその一部を異性化
してプロピンに転化して再循環させる。このようにし
て、もとのC3 −混合物中の全てのプロピンおよびプロ
パジエンは原則としてプロピンとして単離させて、カル
ボニル化反応で使用することができる。
カルボニル化において触媒を毒する傾向があるので、そ
れは例えば、異性化のような化学的手段および/または
蒸留、好ましくは抽出蒸留のような物理的手段によっ
て、選択的に除去される。好ましくは、プロパジエンは
物理的手段によって除去され、ついでその一部を異性化
してプロピンに転化して再循環させる。このようにし
て、もとのC3 −混合物中の全てのプロピンおよびプロ
パジエンは原則としてプロピンとして単離させて、カル
ボニル化反応で使用することができる。
【0011】抽出蒸留は周知の方法であって、その方法
においてはプロピンとプロパジエンとの混合物が有機極
性溶剤に溶解されるか、またはそのような溶液の形で利
用することができ、そしてプロパジエンは溶剤中に溶解
してプロピンを去るガスの形で(例えばストリッピング
により)除去される。好適な溶剤は前述のものと同じ溶
剤である。プロパジエンを異性化してプロピンにする方
法は当該技術で周知であって、好都合には、異性化触
媒、例えばアルミナ上に沈着されたアルカリ金属酸化物
またはアルカリ土類金属酸化物からなる触媒、またはキ
ルク−オスマーのエンサイクロペディア オブ ケミカ
ル テクノロジー(Kirk-Othmer's Encyclopaedia of C
hemical Technology)、第2版、補遺(1971)、第
547頁ないし第556頁および米国特許第36716
05号明細書(US−A−3671605)に記載され
ているような別の異性化触媒の存在下、−30ないし1
00℃、好ましくは0ないし40℃の範囲の温度および
0.1ないし100バール、好ましくは1ないし20バ
ールの範囲の圧力において、液相または気相中で遂行す
ることができる。
においてはプロピンとプロパジエンとの混合物が有機極
性溶剤に溶解されるか、またはそのような溶液の形で利
用することができ、そしてプロパジエンは溶剤中に溶解
してプロピンを去るガスの形で(例えばストリッピング
により)除去される。好適な溶剤は前述のものと同じ溶
剤である。プロパジエンを異性化してプロピンにする方
法は当該技術で周知であって、好都合には、異性化触
媒、例えばアルミナ上に沈着されたアルカリ金属酸化物
またはアルカリ土類金属酸化物からなる触媒、またはキ
ルク−オスマーのエンサイクロペディア オブ ケミカ
ル テクノロジー(Kirk-Othmer's Encyclopaedia of C
hemical Technology)、第2版、補遺(1971)、第
547頁ないし第556頁および米国特許第36716
05号明細書(US−A−3671605)に記載され
ているような別の異性化触媒の存在下、−30ないし1
00℃、好ましくは0ないし40℃の範囲の温度および
0.1ないし100バール、好ましくは1ないし20バ
ールの範囲の圧力において、液相または気相中で遂行す
ることができる。
【0012】プロパジエンを選択的に除去した後、その
残りの溶液から、例えばストリッピングまたはフラッシ
ングによって実質的に純粋なプロピンを単離することが
できる。得られるプロピンの流れの中のモル濃度は80
%よりも上、好ましくは90%よりも上、そして最も好
ましくは99%よりも上にある。プロピンの流れの中の
プロピン対プロパジエンのモル比は100よりも上、好
ましくは1000よりも上、そして最も好ましくは50
00よりも上にあるのが望ましい。
残りの溶液から、例えばストリッピングまたはフラッシ
ングによって実質的に純粋なプロピンを単離することが
できる。得られるプロピンの流れの中のモル濃度は80
%よりも上、好ましくは90%よりも上、そして最も好
ましくは99%よりも上にある。プロピンの流れの中の
プロピン対プロパジエンのモル比は100よりも上、好
ましくは1000よりも上、そして最も好ましくは50
00よりも上にあるのが望ましい。
【0013】本発明方法において使用されるカルボニル
化触媒はプロピンのカルボニル化のための活性を有する
どの触媒であってもよい。それは好ましくは第VIII族金
属触媒、より好ましくはパラジウム触媒である。好まし
い触媒グループは欧州特許出願公開明細書第18622
8号、同第271144号および同第386833号に
開示されており、そしてパラジウム化合物、配位子(例
えば一座配位子または二座配位子ホスフィン)および弱
く配位している酸または配位していない酸の陰イオンか
らなる触媒を包含している。このような触媒の特定の例
は(a)酢酸パラジウム、(b)トリフェニルホスフィ
ン、ジフェニル−2−ピリジルホスフィンまたはジフェ
ニル−(6−メチル−2−ピリジル)ホスフィンおよび
(c)P−トルエンスルホン酸またはトリフルオル酢酸
の組合せを包含している。本方法のカルボニル化段階で
反応させられるアルコールはいずれのヒドロキシ置換炭
化水素であってもよく、そしてこれらはさらに別の置換
基によって置換されていても、または置換されていなく
てもよい。このアルコールは好ましくは20個まで、よ
り好ましくは1ないし4個の炭素原子を有するアルカノ
ールである。アルコールの例はメタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノー
ル、イソブタノールおよび第三ブタノールである。最も
好ましくはこのアルカノールはメタノールであり、した
がってこれは生成物としてメタクリル酸メチルを与え
る。
化触媒はプロピンのカルボニル化のための活性を有する
どの触媒であってもよい。それは好ましくは第VIII族金
属触媒、より好ましくはパラジウム触媒である。好まし
い触媒グループは欧州特許出願公開明細書第18622
8号、同第271144号および同第386833号に
開示されており、そしてパラジウム化合物、配位子(例
えば一座配位子または二座配位子ホスフィン)および弱
く配位している酸または配位していない酸の陰イオンか
らなる触媒を包含している。このような触媒の特定の例
は(a)酢酸パラジウム、(b)トリフェニルホスフィ
ン、ジフェニル−2−ピリジルホスフィンまたはジフェ
ニル−(6−メチル−2−ピリジル)ホスフィンおよび
(c)P−トルエンスルホン酸またはトリフルオル酢酸
の組合せを包含している。本方法のカルボニル化段階で
反応させられるアルコールはいずれのヒドロキシ置換炭
化水素であってもよく、そしてこれらはさらに別の置換
基によって置換されていても、または置換されていなく
てもよい。このアルコールは好ましくは20個まで、よ
り好ましくは1ないし4個の炭素原子を有するアルカノ
ールである。アルコールの例はメタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノー
ル、イソブタノールおよび第三ブタノールである。最も
好ましくはこのアルカノールはメタノールであり、した
がってこれは生成物としてメタクリル酸メチルを与え
る。
【0014】本方法のカルボニル化段階において反応さ
せられる一酸化炭素はどの供給源から誘導してもよく、
そして好ましくは実質的に純粋な形で使用される。少量
の不活性物質または水素が存在していてもよいが、それ
らが余りにも高い濃度で存在すると、ブリードストリー
ム(bleed stream)を起こす必要性および最終生成物の
精製の必要性が増大するので、本方法全体の収率は低下
する。プロピン、アルコールおよび一酸化炭素の間の反
応は好ましくは20ないし200℃、より好ましくは2
0ないし80℃の範囲の温度および5ないし70バール
の範囲の圧力において遂行される。別々の溶剤を使用す
ることができるけれども、アルコール前駆体およびメタ
クリレートエステル生成物はカルボニル化反応のための
好適な液体ビヒクルを構成するので、精製を容易にする
ためには、それは好ましくは存在させない。
せられる一酸化炭素はどの供給源から誘導してもよく、
そして好ましくは実質的に純粋な形で使用される。少量
の不活性物質または水素が存在していてもよいが、それ
らが余りにも高い濃度で存在すると、ブリードストリー
ム(bleed stream)を起こす必要性および最終生成物の
精製の必要性が増大するので、本方法全体の収率は低下
する。プロピン、アルコールおよび一酸化炭素の間の反
応は好ましくは20ないし200℃、より好ましくは2
0ないし80℃の範囲の温度および5ないし70バール
の範囲の圧力において遂行される。別々の溶剤を使用す
ることができるけれども、アルコール前駆体およびメタ
クリレートエステル生成物はカルボニル化反応のための
好適な液体ビヒクルを構成するので、精製を容易にする
ためには、それは好ましくは存在させない。
【0015】反応剤は好ましくは実質的に反応の化学量
論に従って、すなわち再循環流は別として実質的に等モ
ル量で本プロセスに装入される。触媒の流れは好適には
その活性に対応する濃度で適用されて、例えば毎時パラ
ジウム1g当り25kgまたはそれ以上のメタクリル酸
メチルを生成する。カルボニル化装置およびそれ以外の
仕上装置の設計および運転は化学技術者の技術範囲内に
あるので、これ以上の説明は必要でない。
論に従って、すなわち再循環流は別として実質的に等モ
ル量で本プロセスに装入される。触媒の流れは好適には
その活性に対応する濃度で適用されて、例えば毎時パラ
ジウム1g当り25kgまたはそれ以上のメタクリル酸
メチルを生成する。カルボニル化装置およびそれ以外の
仕上装置の設計および運転は化学技術者の技術範囲内に
あるので、これ以上の説明は必要でない。
【0016】
【実施例】本発明を図面によってさらに説明する。ここ
で第1図はプロピン/プロパジエン吸収塔から抜き出さ
れたプロパンおよびプロペンからなる希釈剤の存在下で
C3 −炭化水素供給原料が蒸留される。本発明方法の好
ましい実施態様の工程図を示しており、そして第2図は
蒸留塔の個々のトレーにおいて合計したプロピン/プロ
パジエンのモル濃度に対する希釈の影響をグラフで示し
ている。
で第1図はプロピン/プロパジエン吸収塔から抜き出さ
れたプロパンおよびプロペンからなる希釈剤の存在下で
C3 −炭化水素供給原料が蒸留される。本発明方法の好
ましい実施態様の工程図を示しており、そして第2図は
蒸留塔の個々のトレーにおいて合計したプロピン/プロ
パジエンのモル濃度に対する希釈の影響をグラフで示し
ている。
【0017】第1図において、エテン分解装置から抜き
出されて、ブタジエン、ブテン、ブチン、ペンテン、ペ
ンチンおよびペンタジエンのような少量の不純物の他
に、プロピン29.6モル%、プロパジエン19.9モ
ル%、プロパン32.2モル%およびプロペン14.8
モル%を含む典型的なC3 −炭化水素混合物を管路1を
通して、例えば9バールの絶対圧力および23〜67℃
の温度で運転されている蒸留塔に装入する。この塔の残
渣は4個またはそれ以上の炭素原子を有する炭化水素を
含み、そしてさらに処理するかまたは廃棄するため3を
通して取り除かれる。管路4を通って、精製された装入
原料からなる塔頂流は吸収装置5に送られて、そこでプ
ロピンおよびプロパジエンはジメチルホルムアミドのよ
うな適当な溶剤中に選択的に吸収され、そして吸収成分
を含む溶液は管路6を通って第一の脱着塔7へ送られ
る。プロピンおよびプロパジエン含有量が減らされて、
主としてプロパンおよびプロペンからなる装入原料のガ
ス状の残部が凝縮されて、さらに処理するために管路8
を通して抜き出される。管路8から、再循環の流れ9が
合流点10で分割され、そして新鮮な装入原料と合体さ
せるために管路1へ送られる。第一の脱着塔7で脱着さ
れたプロパジエンは管路11を通って異性化装置12へ
送られて、そこでプロパジエンは異性化されてプロピン
との平衡混合物となり、そしてこの混合物は管路13を
通って管路1の中の新鮮な供給原料へ再循環される。プ
ロピンが吸収された吸収液は14を通って第二の脱着塔
15へ送られて、そこでプロピンが吸収される。脱着さ
れた溶剤は管路16を通って吸収塔へ再循環される。塔
15の塔頂で得られたプロピンは管路17を通ってカル
ボニル化装置18へ送られ、そこでさらに一酸化炭素、
アルコールおよび触媒のような反応剤が管路19を通し
て導入される。メタクリレートエステル生成物は管路2
0を通して集められる。
出されて、ブタジエン、ブテン、ブチン、ペンテン、ペ
ンチンおよびペンタジエンのような少量の不純物の他
に、プロピン29.6モル%、プロパジエン19.9モ
ル%、プロパン32.2モル%およびプロペン14.8
モル%を含む典型的なC3 −炭化水素混合物を管路1を
通して、例えば9バールの絶対圧力および23〜67℃
の温度で運転されている蒸留塔に装入する。この塔の残
渣は4個またはそれ以上の炭素原子を有する炭化水素を
含み、そしてさらに処理するかまたは廃棄するため3を
通して取り除かれる。管路4を通って、精製された装入
原料からなる塔頂流は吸収装置5に送られて、そこでプ
ロピンおよびプロパジエンはジメチルホルムアミドのよ
うな適当な溶剤中に選択的に吸収され、そして吸収成分
を含む溶液は管路6を通って第一の脱着塔7へ送られ
る。プロピンおよびプロパジエン含有量が減らされて、
主としてプロパンおよびプロペンからなる装入原料のガ
ス状の残部が凝縮されて、さらに処理するために管路8
を通して抜き出される。管路8から、再循環の流れ9が
合流点10で分割され、そして新鮮な装入原料と合体さ
せるために管路1へ送られる。第一の脱着塔7で脱着さ
れたプロパジエンは管路11を通って異性化装置12へ
送られて、そこでプロパジエンは異性化されてプロピン
との平衡混合物となり、そしてこの混合物は管路13を
通って管路1の中の新鮮な供給原料へ再循環される。プ
ロピンが吸収された吸収液は14を通って第二の脱着塔
15へ送られて、そこでプロピンが吸収される。脱着さ
れた溶剤は管路16を通って吸収塔へ再循環される。塔
15の塔頂で得られたプロピンは管路17を通ってカル
ボニル化装置18へ送られ、そこでさらに一酸化炭素、
アルコールおよび触媒のような反応剤が管路19を通し
て導入される。メタクリレートエステル生成物は管路2
0を通して集められる。
【0018】第2図は、塔頂に1番目のトレーを有し、
そして塔底に30番目のトレーを有する30段のトレー
を含む蒸留塔において、異性化されたプロパジエンが加
えられたC3 −炭化水素装入原料に対する希釈の影響を
示している。装入原料は25番目のトレーに導入され
る。定常状態に達した後、希釈しないと、大部分のトレ
ー上の気相中のプロピンおよびプロパジエンの合計濃度
(MAPD)は50モル%よりも大きいのに対して、吸
収塔のプロパン/プロペン塔頂留分から導かれる45容
量%ブリードストリームで希釈すると、最大MAPD濃
度は45モル%よりも低くなる。
そして塔底に30番目のトレーを有する30段のトレー
を含む蒸留塔において、異性化されたプロパジエンが加
えられたC3 −炭化水素装入原料に対する希釈の影響を
示している。装入原料は25番目のトレーに導入され
る。定常状態に達した後、希釈しないと、大部分のトレ
ー上の気相中のプロピンおよびプロパジエンの合計濃度
(MAPD)は50モル%よりも大きいのに対して、吸
収塔のプロパン/プロペン塔頂留分から導かれる45容
量%ブリードストリームで希釈すると、最大MAPD濃
度は45モル%よりも低くなる。
【図1】本発明方法の好ましい実施態様を示す工程図で
ある。
ある。
【図2】蒸留塔の各トレーにおいて合計したプロピン/
プロパジエンのモル濃度に対する希釈の影響を示すグラ
フである。
プロパジエンのモル濃度に対する希釈の影響を示すグラ
フである。
1 蒸留塔 5 吸収塔 7 第一の脱着塔 12 異性化装置 15 第二の脱着塔 18 カルボニル化装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーテル・バスチアーン・デ・ブランク オランダ国 2596 エイチ・アール、 ハ ーグ、カレル・ウアン・ビラントラーン 30 (72)発明者 ヤン・ヘンゲフエルト オランダ国 2596 エイチ・アール、 ハ ーグ、カレル・ウアン・ビラントラーン 30
Claims (11)
- 【請求項1】 プロパン、プロペン、プロピン、プロパ
ジエンおよび少量のより低級またはより高級の炭素不純
物から本質的になるC3 −炭化水素混合物からプロピン
の流れを単離させ、そして前記プロピンの流れをカルボ
ニル化装置に装入して、そこでカルボニル化触媒の存在
下で一酸化炭素およびアルコールと接触させてメタクリ
ル酸アルキルを生成させる。メタクリレートエステルの
製造方法において、C3 −炭化水素混合物に、4個また
はそれ以上の炭素原子を有する炭化水素成分を本質的に
完全に除去する精製を施すことを特徴とする前記製造方
法。 - 【請求項2】 前記C3 −炭化水素混合物が化石炭素の
処理操作から抜き出される請求項1の方法。 - 【請求項3】 前記C3 −炭化水素混合物がエテン分解
装置、接触分解装置またはLPG脱水素プロセスから抜
き出される請求項2の方法。 - 【請求項4】 C3 −炭化水素混合物からブタジエン、
ブテンおよび/またはブチンが除去される請求項1〜3
のいずれか1つの方法。 - 【請求項5】 4個またはそれ以上の炭素原子を有する
炭化水素成分がC3 −炭化水素混合物の蒸留によって除
去される請求項1〜4のいずれか1つの方法。 - 【請求項6】 −10ないし100℃の温度および2な
いし20バールの絶対圧力において蒸留を遂行する請求
項5の方法。 - 【請求項7】 蒸留装置の空間全体の中で50%よりも
低いプロピンおよびプロパジエンの合計モル濃度におい
てC3 −炭化水素混合物の蒸留を遂行する請求項5また
は6の方法。 - 【請求項8】 蒸留装置に向う装入原料を、プロピンの
揮発性に等しいか、またはそれよりも高い揮発性を有す
る不活性希釈剤で希釈する請求項7の方法。 - 【請求項9】 希釈剤がプロパンとプロペンとの混合物
である請求項8の方法。 - 【請求項10】 蒸留されたC3 −炭化水素混合物にプ
ロピンおよびプロパジエンの抽出を施し、その抽出物か
らプロパジエンをストリップさせ、そしてプロパジエン
が減らされた抽出物からプロピンを単離させる請求項1
〜9のいずれか1つの方法。 - 【請求項11】 アルコールが1〜4個の炭素原子を有
するアルカノールである請求項1〜10のいずれか1つ
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP91202814A EP0539628B1 (en) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | Process for the preparation of methacrylate esters |
GB91202814.9 | 1991-10-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05194317A true JPH05194317A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=8207972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4311146A Pending JPH05194317A (ja) | 1991-10-30 | 1992-10-28 | メタクリレートエステルの製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0539628B1 (ja) |
JP (1) | JPH05194317A (ja) |
KR (1) | KR930007887A (ja) |
DE (1) | DE69116149T2 (ja) |
ES (1) | ES2082118T3 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007114457A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Sumitomo Chemical Company, Limited | メタクリル酸メチルの製造方法 |
WO2009119508A1 (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-01 | 住友化学株式会社 | アルコキシカルボニル化合物の製造方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW272949B (ja) * | 1994-07-22 | 1996-03-21 | Taishal Kagaku Kogyo Kk | |
BR9508592A (pt) * | 1994-08-18 | 1997-12-23 | Ici Plc | Processo para preparar ésteres acrílicos refinados |
EP0870753A1 (en) * | 1997-04-04 | 1998-10-14 | Imperial Chemical Industries Plc | A process for the preparation of methacrylate esters |
WO1998045243A1 (en) * | 1997-04-04 | 1998-10-15 | Imperial Chemical Industries Plc | A process for the preparation of methacrylate esters |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8908079D0 (en) * | 1989-04-11 | 1989-05-24 | Shell Int Research | Process for the preparation of an alkyl methacrylate |
-
1991
- 1991-10-30 DE DE69116149T patent/DE69116149T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-30 ES ES91202814T patent/ES2082118T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-30 EP EP91202814A patent/EP0539628B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-10-27 KR KR1019920019846A patent/KR930007887A/ko not_active Application Discontinuation
- 1992-10-28 JP JP4311146A patent/JPH05194317A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007114457A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Sumitomo Chemical Company, Limited | メタクリル酸メチルの製造方法 |
JP2007269707A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Sumitomo Chemical Co Ltd | メタクリル酸メチルの製造方法 |
JP4539599B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2010-09-08 | 住友化学株式会社 | メタクリル酸メチルの製造方法 |
WO2009119508A1 (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-01 | 住友化学株式会社 | アルコキシカルボニル化合物の製造方法 |
JP2010120921A (ja) * | 2008-03-25 | 2010-06-03 | Sumitomo Chemical Co Ltd | アルキルメタクリレートの製造方法 |
US8399699B2 (en) | 2008-03-25 | 2013-03-19 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Process for production of alkoxycarbonyl compound |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR930007887A (ko) | 1993-05-20 |
EP0539628A1 (en) | 1993-05-05 |
DE69116149T2 (de) | 1996-06-27 |
ES2082118T3 (es) | 1996-03-16 |
EP0539628B1 (en) | 1996-01-03 |
DE69116149D1 (de) | 1996-02-15 |
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