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JPH05180299A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

Info

Publication number
JPH05180299A
JPH05180299A JP91692A JP91692A JPH05180299A JP H05180299 A JPH05180299 A JP H05180299A JP 91692 A JP91692 A JP 91692A JP 91692 A JP91692 A JP 91692A JP H05180299 A JPH05180299 A JP H05180299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
ball screw
shaft
ball
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP91692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Katahira
雅幸 片平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP91692A priority Critical patent/JPH05180299A/ja
Priority to US07/995,709 priority patent/US5327795A/en
Priority to DE4300254A priority patent/DE4300254A1/de
Publication of JPH05180299A publication Critical patent/JPH05180299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H2025/2062Arrangements for driving the actuator
    • F16H2025/2096Arrangements for driving the actuator using endless flexible members

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ボールねじナットとボールスプラインナットと
を嵌合した駆動軸を有する2自由度アクチュエータの長
さを短縮し、かつ駆動モータの交換容易性、耐衝撃荷重
性を改善する。 【構成】駆動モータ35を駆動軸2と並列に配設し、ボ
ールねじナット5は駆動モータの出力軸35aにベルト
36を介して連結し、ボールスプラインナット6は駆動
モータの出力軸35aにクラッチ22とブレーキ21を
介して連結した回転伝達軸18にベルト26を介して連
結した。アクチュエータを分解することなく駆動モータ
35の着脱ができる。また、衝撃荷重によるボールスプ
ラインナット6の指令値に対する回転位相ずれを回転位
置検出器40で検出して補正しアクチュエータの精度を
保証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械,スカラー
型ロボットその他の産業機械装置用として好適に利用で
きるアクチュエータ、特に、1軸でスライドと回転との
2自由度を有アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアクチュエータとして
は、例えば特開昭61−38892号公報に示されるも
のがある。このものは、中空モータ軸を有するモータが
ハウジング内面に固定され、その中空モータ軸に一本の
駆動軸が遊貫されている。その駆動軸の外周面には、後
部にボールねじ溝が前部にボールスプライン溝が、それ
ぞれに形成されていて、後部のボールねじ溝部にはボー
ルねじナットが、また前部のボールスプライン溝部には
ボールスプラインナットがおのおの嵌合されると共に、
各ナットは同一のハウジングにサポートベアリングを介
して回転自在に支持されている。そしてボールねじナッ
トの方は、中空モータ軸の後端に一体回転するように連
結されている。一方、ボールスプラインナットはボール
ねじナットに対してモータを挟んで反対側に配設されて
いるが、モータとの間に電磁クラッチとブレーキとから
なる駆動変換装置が介装されている。そのクラッチのロ
ータは中空モータ軸の前端に固定されており、またブレ
ーキはボールスプラインナットの方に固定されている。
クラッチとブレーキの各電磁コイルは、一方がオンのと
き他方はオフとなるように制御されており、クラッチが
オン,ブレーキがオフの状態でモータを回転させると中
空モータ軸の回転がクラッチのロータの回転を介してボ
ールスプラインナットに伝達される。このときブレーキ
オフのためボールスプラインナットが回転し、これによ
り駆動軸が回転する。
【0003】これに対して、クラッチがオフ,ブレーキ
がオンの状態でモータを回転させると、中空モータ軸の
回転はクラッチのロータには伝達されず、ボールスプラ
インナットはブレーキで回転を阻止され、したがって中
空軸の回転はボールねじナットの方にのみ伝達され、こ
れにより駆動軸が軸方向に直進運動する。このように、
ボールねじナットとボールスプラインナットとの回転を
制御することで、駆動軸をスライドと回転との2自由度
で操作することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアクチュエータは、ハウジング内にボールねじナッ
トとモータとクラッチとブレーキとボールスプラインナ
ットとが、1本の駆動軸に沿い一列に配列された構造の
ために、アクチュエータの全長が長くなり過ぎ、取扱い
にくいという問題点があった。また、モータの故障時や
仕様変更時にモータを取り外すことが必要になるが、そ
の場合、直列に配列した全部品をハウジングから取り出
し、かつ多数のボールを介して駆動軸に嵌合されている
各ナットを駆動軸から取り外さねばならず、モータの交
換または変更は容易ではないという問題点があった。
【0005】さらに、電磁クラッチとブレーキを備えた
駆動変換装置は、外部からの衝撃荷重等ですべりを生じ
やすく、また繰り返しオン・オフされることで微妙なず
れが累積し、ボールねじナットとボールスプラインナッ
トとの間で回転の位相ずれを生じる可能性が高く、これ
を放置すれば駆動軸の位置精度が劣化するという問題点
があった。
【0006】そこでこの発明は、上記従来の問題点に着
目してなされたもので、ボールねじナットとボールスプ
ラインナットとを嵌合した駆動軸とモータとを並列に配
設することにより、アクチュエータ本体部分が長くなり
過ぎず、また各ナットを駆動軸から取り外すことなくモ
ータの交換ができて取扱易く、かつ衝撃荷重および累積
誤差等に対しても高い位置精度が保証されるアクチュエ
ータを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明は、ボールねじ溝とボールスプライン溝とを有す
る駆動軸にボールねじナットとボールスプラインナット
とがボールを介して螺着され、それら両ナットは、ベア
リング部の転動体の転動を介して回転可能にハウジング
に支持されるとともに駆動モータに連結されている、ス
ライドと回転の2自由度を有するアクチュエータに係
り、前記駆動モータを前記駆動軸と並列に配設するとと
もに、前記ボールねじナットは前記駆動モータの出力軸
に直結したプーリにベルトを介して連結し、前記ボール
スプラインナットは前記駆動モータの出力軸にクラッチ
とブレーキを介して連結した回転伝達軸のプーリにベル
トを介して連結し、ボールねじナット側の減速比とボー
ルスプラインナット側の減速比とを同一に設定するとと
もに、前記ボールねじナットとボールスプラインナット
の回転を検出する回転位置検出器をいずれか一方のナッ
トまたは前記回転伝達軸に取付けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】駆動モータを駆動軸と並列に配置し、駆動モー
タ出力を各ナットにベルト伝動させる構造であるから、
長さが短縮されると共に、駆動軸からいずれのナットも
取り外すことなく、モータの着脱ができる。クラッチオ
フ、ブレーキオンの状態でモータを駆動すると、回転伝
達軸は非回転のためボールスプラインナットが非回転の
状態でボールねじナットのみ回転駆動されて、駆動軸が
軸方向にスラドする。また、クラッチオン、ブレーキオ
フの状態でモータを駆動すると回転伝達軸も回転駆動さ
れるから、両ナットが共に回転して駆動軸が回転駆動さ
れる。ボールねじナット側の減速比とボールスプライン
ナット側の減速比とが同一に設定してあるから、両ナッ
トは同期回転する。しかし、外部からの衝撃荷重等を受
けると、クラッチとブレーキとからなるトルク伝達機構
のためにすべりを発生して各ナットの位相ずれを生じる
可能性がある。また、繰り返しのオン・オフで微妙な位
置ずれが累積される可能性がある。
【0009】そこで、ボールねじナットとボールスプラ
インナットの回転の位相差を回転位置検出器で検出して
各ナットの位相ずれを補正することにして、衝撃荷重等
に対しても高い位置精度を保証する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1ないし図3は、この発明の一実施例であ
る。図中、2は駆動軸としてのボールねじ軸であり、こ
のボールねじ軸2には、ゴシックアーチ溝からなる螺旋
状のボールねじ溝3と共に軸方向に直線状のボールスプ
ライン溝4が軸全長にわたり形成されていて、ボールね
じナット5とボールスプラインナット6とがそれぞれ装
着されている。ボールねじナット5は、ゴシックアーチ
溝からなるボールねじ溝3に対応するゴシックアーチ形
状の図示されないボールねじ溝を内周面に有しており、
そのナットのボールねじ溝と前記ボールねじ軸2のボー
ルねじ溝3との間に図示されない多数のボールが転動自
在に介装されている。またボールねじナット5には、図
示しないがそれらのボールの循環路が形成されており、
ボールはボールねじ軸2とボールねじナット5との相対
回転と共にねじ溝内を転動しつつ螺旋状に移動し、ねじ
溝を1回半ないし3回半回ってからナット内の戻し通路
を経て元の位置に戻り、循環を繰り返す公知の構造にな
っている。上記ボールねじナット5は、支持ベアリング
7を介してボールねじナットのハウジング5Aに回転自
在に支持されている。
【0011】一方、ボールスプラインナット6は、ボー
ルねじ軸2に沿って直線的に延びるボールスプライン溝
4に対応する図示されないボールスプライン溝を内周面
に有しており、そのナットのボールスプライン溝と前記
ボールねじ軸2のボールスプライン溝4との間に図示さ
れない多数のボールが転動自在に介装されている。ま
た、ボールスプラインナット6には、図示しないがそれ
らのボールの循環路が形成されており、ボールはボール
ねじ軸2とボールスプラインナット6との相対的な直線
移動と共にねじ溝内を転動しつつ直線方向に移動し、ナ
ット端部に至ってナット内の戻し通路に入りUターンし
て元の位置にもどり循環を繰り返す構造である。上記ボ
ールスプラインナット6は、やはり支持ベアリング8を
介してボールスプラインナットのハウジング6Aに回転
自在に支持されている。
【0012】ボールねじナット5の前端部(図1で左端
部)には、ハウジング5Aから張り出してプーリ11が
取付けられている。同じくボールスプラインナット6の
前端部にも、ハウジング6Aから張り出してプーリ12
が取付けられている。ボールねじナットのハウジング5
Aとプーリ11及びボールスプラインナットのハウジン
グ6Aとプーリ12とは、共通のケーシング13の下部
に収納されており、そのケーシング13の上部のスペー
ス内には、駆動切換機構15が配設されている。
【0013】その駆動切換機構15は、ケーシング13
にベアリング16,17を介して回転自在に支承される
とともにボールねじ軸2に平行に配設された回転伝達軸
18を有すると共に、この回転伝達軸18に装着された
一方のプーリ20、電磁ブレーキ(以下ブレーキとい
う)21、電磁クラッチ(以下クラッチという)22
と、このクラッチ22のロータ23に一体回転可能に結
合された他方のプーリ24を備えている。前記一方のプ
ーリ20はキー25を介して回転伝達軸18に固定され
ており、ボールスプラインナット6に取付けられている
プーリ12とタイミングベルト26で連結されている。
ブレーキ21のブレーキ輪27は回転伝達軸18に嵌合
固定され、そのブレーキ輪27と離接されるブレーキ片
28及びその駆動用のブレーキコイル29はケーシング
13に取付けられている。また、クラッチコイル30で
駆動されるクラッチ駆動板31はキー32を介して回転
伝達軸18に一体回転可能に取付けられている。一方、
クラッチ22のロータ23の方は、先に述べたように他
方のプーリ24に一体的に結合され、そのプーリ24は
キー33で駆動モータとしてのモータ35の出力軸35
aに固定されて、ボールねじナット5に取付けられてい
るプーリ11とタイミングベルト36で連結されてい
る。
【0014】そのモータ35は、ケーシング13の外部
に図示しないボルト等の取付手段で着脱可能に取付けら
れている。上記駆動切換機構15のブレーキ21とクラ
ッチ22とは、一方がオンのとき他方がオフとなるよう
に制御される。すなわち、クラッチ22のロータ23と
クラッチ駆動板31とが連結しているときはブレーキ2
1のブレーキ輪27とブレーキ片28とが切り離されて
おり、逆に、クラッチ22のロータ23とクラッチ駆動
板31とが切り離されているときはブレーキ21のブレ
ーキ輪27とブレーキ片28とが連結されているよう
に、ブレーキコイル29及びクラッチコイル30への通
電が制御される。
【0015】モータ35は、例えばサーボモータで、検
出器38でモータ軸の位置・速度を検出してセミクロー
ズドループでフィードバック制御される。また、ボール
ねじナット5とボールスプラインナット6とのいずれか
一方の端面(各ナットに固定されたプーリの端面でも良
い)には、両ナット5,6の回転位相差を検出するべく
回転位置検出器40を備えている。これは、モータ35
のトルクをクラッチ・ブレーキ方式の駆動切換機構15
を介してボールねじナット5,ボールスプラインナット
6に伝達する構成のため、外部からの衝撃荷重等が負荷
されるとブレーキ21やクラッチ22の連結面ですべり
を生じて、各ナット5,6の位相ずれが発生する可能性
があり、その場合に、回転位置検出器40でクラッチ2
2を介して回転伝達されるボールスプラインナット6の
指令値に対する位相ずれを検出して、その検出情報を用
いてブレーキコイル29やクラッチコイル30への通電
を制御し補正動作させるためである。これに用いる回転
位置検出器40としては、例えば光学式ロータリエンコ
ーダがあり、その場合インクリメンタル型,アブソリュ
ート型いずれでも使用できるが、インクリメンタル型の
場合は角度の変化量しか検出できないため、停電等で電
源が切れると絶対位置がわからなくなり電源投入後に機
械的な絶対位置検出用マークを別のセンサで探すなどの
手間が必要になる。従って、絶対位置を検出できるアブ
ソリュート型光学式ロータリエンコーダが好ましい。
【0016】なお、図示のボールねじ軸2は、先端にロ
ボットハンド42、後端にロータリジョイント43を取
付けた場合を示している。また、ケーシング13の前面
下部には、そのロボットハンド42を検出してボールね
じ軸2の後退限を規制するリミッタ44が、ケーシング
13の後面には、前記ロータリジョイント43を検出し
てボールねじ軸2の前進限を規制するリミッタ45が、
それぞれ取付けられている。46はメカニカルストッパ
である。
【0017】次に作用を述べる。上記のアクチュエータ
は、例えばケーシング13を図外の工作機械やロボット
等の取付部に固定して装着される。クラッチ22のロー
タ23がクラッチ駆動板31から切り離されたクラッチ
オフ、かつ、ブレーキ21のブレーキ輪27にブレーキ
片28が圧接されたブレーキオンの状態でモータ35を
駆動すると、モータ出力軸35aに直結されているプー
リ24が回転し、タイミングベルト36を介してプーリ
11の伝達されてボールねじナット5が回転駆動され
る。一方、回転伝達軸18は、クラッチ22のオフによ
りモータ出力軸35aとは切り離され自由回転モードに
あるが、ブレーキ21に拘束されて回転できない。この
ブレーキ力は回転伝達軸18に固定されたプーリ20、
タイミングベルト26、プーリ12を介して接続された
ボールスプラインナット6に伝達されてその回転を阻止
する。このようにボールスプラインナット6が非回転の
状態で、ボールねじナット5のみ回転駆動されると、ボ
ールねじ軸2はボールスプライン溝4に嵌合しているボ
ールスプラインナット6のボールに案内されて軸方向に
スラドし、モータ35の回転方向に応じて前後進する。
【0018】これにたいして、クラッチ22のロータ2
3とクラッチ駆動板31とが連結されたクラッチオン、
ブレーキ21のブレーキ輪27とブレーキ片28とは切
り離されたブレーキオフの状態でモータ35を駆動する
と、モータ出力軸35aに直結されているプーリ24が
回転し、タイミングベルト36を介してプーリ11の伝
達されてボールねじナット5が回転駆動される。また、
回転伝達軸18は、クラッチ22のオンによりモータ出
力軸35aと連結されて一体回転モードになり、しかも
ブレーキ21に拘束されないから、モータ出力軸35a
の回転は回転伝達軸18、その回転伝達軸18に固定さ
れたプーリ20、タイミングベルト26、プーリ12を
介して接続されたボールスプラインナット6に伝達され
る。ボールねじナット5側のプーリ24,11の組の減
速比とボールスプラインナット6側のプーリ20,12
の組の減速比とは同一に設定してあるから、両ナット
5,6は正確に同期回転する。このように両ナット5,
6が共に回転すると、ボールねじ軸2はボールスプライ
ンナット6の回転方向に応じて正逆に回転駆動される。
【0019】もし、外部からの衝撃荷重等が負荷され、
ブレーキ21やクラッチ22の連結面ですべりを生じる
と、ボールねじナット5,ボールスプラインナット6間
に回転の位相ずれが発生する可能性がある。その場合
は、回転位置検出器40でボールスプラインナット6の
指令値に対する位相ずれを検出し、その検出信号に基づ
いてブレーキ21やクラッチ22の作動を制御してボー
ルスプラインナット6の指令値に対する位相差を補正す
る。これにより、前記位相差の累積によるボールねじ軸
2の位置精度誤差を防止し、アクチュエータの精度が確
保される。
【0020】上記実施例によれば、モータ35はケーシ
ング13への取付けボルトを外せば、簡単に取り外すこ
とが可能であり、ボールねじ軸2からわざわざボールね
じナット5やボールスプラインナット6を取り外す必要
は全くないから、仕様変更,故障等の場合もモータ変更
が容易かつ迅速に行える。また、従来の各構成部品をボ
ールねじ軸2に直列に取付けたものに比し、アクチュエ
ータ本体部分の長さが遙かに短くでき、コンパクト,軽
量で取扱易い。
【0021】さらに、衝撃荷重等の影響を補正して高精
度を保証することができる。図4に他の実施例を示す。
この実施例は、回転検出器であるロータリエンコーダ4
0を、回転伝達軸18の先端に取付けたものである。こ
の場合には、回転伝達軸18の回転を回転検出器40で
検出することによって、ボールスプラインナット6の回
転数が間接的に検出される。その検出値がパルスカウン
タ50を経てコントローラ51に送られて、予め設定さ
れている指令値と比較され、その結果に応じた信号がド
ライバ52に送られて上記同様にボールスプラインナッ
ト6の指令値に対する位相差が補正される。
【0022】その他の構成・作用・効果は本質的に異な
る所はない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のアクチ
ュエータは、駆動モータ,クラッチ,ブレーキ等の駆動
動力源を駆動軸と並列に配置し、駆動軸に嵌合したボー
ルねじナット,ボールスプラインナットにそのモータ出
力をベルトを介して伝達させる構造であるから、駆動軸
からそれらのナットを取り外すことなく駆動モータの着
脱が簡単にできて、メインテナンスが容易になるという
効果がある。
【0024】また、アクチュエータ本体部分の長さが短
くなり、かつ重量も軽減されて取扱易いという効果が得
られる。さらに、スライドと回転の2自由度を有しなが
らも耐衝撃荷重性の高い高精度のアクチュエータが得ら
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部を切り欠いて示す正
面図である。
【図2】図1の下面図である。
【図3】図1の左側面図である(但し、ロボットハンド
を取付けないもの)。
【図4】この発明の他の実施例の要部を切り欠いて示す
正面図である。
【符号の説明】
2 駆動軸(ボールねじ軸) 3 ボールねじ溝 4 ボールスプライン溝 5 ボールねじナット 6 ボールスプラインナット 7 ベアリング 8 ベアリング 11 プーリ 12 プーリ 18 回転伝達軸 20 プーリ 21 ブレーキ 22 クラッチ 24 プーリ 26 ベルト 35 駆動モータ(モータ) 35a (モータの)出力軸 36 ベルト 40 回転位置検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールねじ溝とボールスプライン溝とを
    有する駆動軸にボールねじナットとボールスプラインナ
    ットとがボールを介して螺着され、それら両ナットはベ
    アリングを介して回転可能にハウジングに支持されると
    ともに駆動モータに連結されている、スライドと回転の
    2自由度を有するアクチュエータにおいて、 前記駆動モータを前記駆動軸と並列に配設するととも
    に、前記ボールねじナットは前記駆動モータの出力軸に
    直結したプーリにベルトを介して連結し、前記ボールス
    プラインナットは前記駆動モータの出力軸にクラッチと
    ブレーキを介して連結した回転伝達軸のプーリにベルト
    を介して連結し、ボールねじナット側の減速比とボール
    スプラインナット側の減速比とを同一に設定するととも
    に、前記ボールねじナットとボールスプラインナットの
    回転を検出する回転位置検出器をいずれか一方のナット
    または前記回転伝達軸に取付けたことを特徴とするアク
    チュエータ。
JP91692A 1992-01-07 1992-01-07 アクチュエータ Pending JPH05180299A (ja)

Priority Applications (3)

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JP91692A JPH05180299A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 アクチュエータ
US07/995,709 US5327795A (en) 1992-01-07 1992-12-23 Ball screw apparatus
DE4300254A DE4300254A1 (en) 1992-01-07 1993-01-07 Ball-screw device for robotic machine tool - performs synchronous rotation of ball-screw and ball-wedge nuts driving shaft when clutch is engaged

Applications Claiming Priority (1)

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JP91692A JPH05180299A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 アクチュエータ

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ID=11487012

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JP91692A Pending JPH05180299A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 アクチュエータ

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