JPH05184000A - オーディオシステムの自動音場補正装置 - Google Patents
オーディオシステムの自動音場補正装置Info
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- JPH05184000A JPH05184000A JP4000681A JP68192A JPH05184000A JP H05184000 A JPH05184000 A JP H05184000A JP 4000681 A JP4000681 A JP 4000681A JP 68192 A JP68192 A JP 68192A JP H05184000 A JPH05184000 A JP H05184000A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特別なテスト信号を用いなくても、通常の音
楽ソースの再生で、自動的に音場特性の補正を行うこと
ができるようにする。 【構成】 マイク18で拾ったスピーカ再生音とオーデ
ィオ機器から出力されたオーディオソース信号の帯域別
信号レベルを、各々、第1帯域別信号レベル検出回路2
0と第2帯域別信号レベル検出回路80で検出し、これ
らの検出出力からマイクロコンピュータ150によっ
て、各帯域毎に、マイク側とオーディオソース側の同一
期間での所定の一定時間の平均検出レベルを求めるとと
もに、求めたマイク側とオーディオソース側の帯域別の
平均検出レベルからマイク側周波数特性カーブとオーデ
ィオソース側周波数特性カーブの相対差を計算し、マイ
ク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性
カーブの相対差を打ち消すように音場補正回路12に対
する音場補正制御を行う。
楽ソースの再生で、自動的に音場特性の補正を行うこと
ができるようにする。 【構成】 マイク18で拾ったスピーカ再生音とオーデ
ィオ機器から出力されたオーディオソース信号の帯域別
信号レベルを、各々、第1帯域別信号レベル検出回路2
0と第2帯域別信号レベル検出回路80で検出し、これ
らの検出出力からマイクロコンピュータ150によっ
て、各帯域毎に、マイク側とオーディオソース側の同一
期間での所定の一定時間の平均検出レベルを求めるとと
もに、求めたマイク側とオーディオソース側の帯域別の
平均検出レベルからマイク側周波数特性カーブとオーデ
ィオソース側周波数特性カーブの相対差を計算し、マイ
ク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性
カーブの相対差を打ち消すように音場補正回路12に対
する音場補正制御を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオシステムの自
動音場補正装置に係り、特にカーオーディオシステムや
ホームオーディオシステムなどにおいて、CDプレー
ヤ,ラジオ,テープデッキ等から出力されたオーディオ
ソース信号を音響再生する際に、ソースを忠実に再生す
る音場特性に自動補正できるようにしたオーディオシス
テムの自動音場補正装置に関する。
動音場補正装置に係り、特にカーオーディオシステムや
ホームオーディオシステムなどにおいて、CDプレー
ヤ,ラジオ,テープデッキ等から出力されたオーディオ
ソース信号を音響再生する際に、ソースを忠実に再生す
る音場特性に自動補正できるようにしたオーディオシス
テムの自動音場補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオシステムでは、ソースに忠実
な音響再生を行うのが理想であるが、一般に、スピーカ
の周波数特性や、音響再生空間の周波数特性はフラット
でないので、オーディオソース機器から出力されたオー
ディオソース信号を単純にアンプで増幅し、スピーカ入
力しただけではソースに忠実な音響を聴くことができ
ず、何らかの音場補正をしなければならない。
な音響再生を行うのが理想であるが、一般に、スピーカ
の周波数特性や、音響再生空間の周波数特性はフラット
でないので、オーディオソース機器から出力されたオー
ディオソース信号を単純にアンプで増幅し、スピーカ入
力しただけではソースに忠実な音響を聴くことができ
ず、何らかの音場補正をしなければならない。
【0003】このため、従来より、オーディオソース機
器とアンプの間にグラフィックイコライザ等の音場補正
回路を介装しておき、ピンクノイズ,インパルスノイ
ズ,テストトーン等の特別なテスト信号を再生しなが
ら、スピーカ再生音をマイクで拾うとともに、マイク出
力の周波数特性を分析し(インパルスノイズの場合は、
FFT等のフーリエ変換を含む)、音場補正回路で音場
補正を行ってフラットな音響再生特性を得るようにして
いた。
器とアンプの間にグラフィックイコライザ等の音場補正
回路を介装しておき、ピンクノイズ,インパルスノイ
ズ,テストトーン等の特別なテスト信号を再生しなが
ら、スピーカ再生音をマイクで拾うとともに、マイク出
力の周波数特性を分析し(インパルスノイズの場合は、
FFT等のフーリエ変換を含む)、音場補正回路で音場
補正を行ってフラットな音響再生特性を得るようにして
いた。
【0004】この際、音場補正はユーザがマニュアル操
作で行う場合が多いが、マイクロコンピュータを用い
て、マイク出力の周波数特性の分析、最適補正量の算
出、該算出結果に基づく音場補正回路に対する音場補正
制御を行うことで、自動的に、フラットな音響再生特性
を得るようにしたものもある。なお、一度、フラットな
音響再生特性が得られるように音場特性を補正したあ
と、スピーカの種類を取り替えたり、スピーカ配置を替
えたりしたときは、再び、音場補正をし直す。
作で行う場合が多いが、マイクロコンピュータを用い
て、マイク出力の周波数特性の分析、最適補正量の算
出、該算出結果に基づく音場補正回路に対する音場補正
制御を行うことで、自動的に、フラットな音響再生特性
を得るようにしたものもある。なお、一度、フラットな
音響再生特性が得られるように音場特性を補正したあ
と、スピーカの種類を取り替えたり、スピーカ配置を替
えたりしたときは、再び、音場補正をし直す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の音場特性の補正方法では、ピンクノイズ,イン
パルスノイズ,テストトーン等の特別なテスト信号を記
録したテスト用記録媒体を用意し、該テスト用記録媒体
をオーディオシステムにセットして再生させなければな
らず、しかも、これらテスト信号の再生によってユーザ
が不快な音を聞かされるという問題があった。また、マ
ニュアル操作で音場補正を行う場合、その手間が煩わし
かった。
た従来の音場特性の補正方法では、ピンクノイズ,イン
パルスノイズ,テストトーン等の特別なテスト信号を記
録したテスト用記録媒体を用意し、該テスト用記録媒体
をオーディオシステムにセットして再生させなければな
らず、しかも、これらテスト信号の再生によってユーザ
が不快な音を聞かされるという問題があった。また、マ
ニュアル操作で音場補正を行う場合、その手間が煩わし
かった。
【0006】以上から本発明の目的は、特別なテスト信
号を用いなくても、通常の音楽ソースの再生により、自
動的に音場特性の補正を行うことのできるオーディオシ
ステムの自動音場補正装置を提供することである。
号を用いなくても、通常の音楽ソースの再生により、自
動的に音場特性の補正を行うことのできるオーディオシ
ステムの自動音場補正装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の1つ
においては、オーディオソース機器、音場補正回路、ア
ンプ、スピーカを含むオーディオシステムにおいて、ス
ピーカ再生音を拾うマイクと、マイク出力の帯域別信号
レベルを検出する第1帯域別信号レベル検出手段と、オ
ーディオソース機器から出力されるオーディオソース信
号の帯域別信号レベルを検出する第2帯域別信号レベル
検出手段と、第1帯域別信号レベル検出手段の検出出力
と第2帯域別信号レベル検出手段の検出出力から、各帯
域毎に、マイク側とオーディオソース側の同一期間での
所定の一定時間の平均検出レベルを求めるとともに、求
めたマイク側とオーディオソース側の帯域別の平均検出
レベルからマイク側周波数特性カーブとオーディオソー
ス側周波数特性カーブの相対差を計算する手段と、マイ
ク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性
カーブの相対差を打ち消すように音場補正回路に対する
音場補正制御を行う音場補正制御手段と、を設けたこと
により達成される。
においては、オーディオソース機器、音場補正回路、ア
ンプ、スピーカを含むオーディオシステムにおいて、ス
ピーカ再生音を拾うマイクと、マイク出力の帯域別信号
レベルを検出する第1帯域別信号レベル検出手段と、オ
ーディオソース機器から出力されるオーディオソース信
号の帯域別信号レベルを検出する第2帯域別信号レベル
検出手段と、第1帯域別信号レベル検出手段の検出出力
と第2帯域別信号レベル検出手段の検出出力から、各帯
域毎に、マイク側とオーディオソース側の同一期間での
所定の一定時間の平均検出レベルを求めるとともに、求
めたマイク側とオーディオソース側の帯域別の平均検出
レベルからマイク側周波数特性カーブとオーディオソー
ス側周波数特性カーブの相対差を計算する手段と、マイ
ク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性
カーブの相対差を打ち消すように音場補正回路に対する
音場補正制御を行う音場補正制御手段と、を設けたこと
により達成される。
【0008】また、本発明の他の1つにおいては、オー
ディオソース機器、音場補正回路、アンプ、スピーカを
含むオーディオシステムにおいて、スピーカ再生音を拾
うマイクと、帯域別信号レベルを検出する帯域別信号レ
ベル検出手段と、マイク出力とオーディオソース機器か
ら出力されるオーディオソース信号を時分割して帯域別
信号レベル検出手段に入力する時分割入力手段と、帯域
別信号レベル検出手段の検出出力から、各帯域毎に、マ
イク側とオーディオソース側の同一期間での所定の一定
時間の平均検出レベルを求めるとともに、求めたマイク
側とオーディオソース側の帯域別の平均検出レベルから
マイク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数
特性カーブの相対差を計算する手段と、マイク側周波数
特性カーブとオーディオソース側周波数特性カーブの相
対差を打ち消すように音場補正回路に対する音場補正制
御を行う音場補正制御手段と、を設けたことにより達成
される。
ディオソース機器、音場補正回路、アンプ、スピーカを
含むオーディオシステムにおいて、スピーカ再生音を拾
うマイクと、帯域別信号レベルを検出する帯域別信号レ
ベル検出手段と、マイク出力とオーディオソース機器か
ら出力されるオーディオソース信号を時分割して帯域別
信号レベル検出手段に入力する時分割入力手段と、帯域
別信号レベル検出手段の検出出力から、各帯域毎に、マ
イク側とオーディオソース側の同一期間での所定の一定
時間の平均検出レベルを求めるとともに、求めたマイク
側とオーディオソース側の帯域別の平均検出レベルから
マイク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数
特性カーブの相対差を計算する手段と、マイク側周波数
特性カーブとオーディオソース側周波数特性カーブの相
対差を打ち消すように音場補正回路に対する音場補正制
御を行う音場補正制御手段と、を設けたことにより達成
される。
【0009】
【作用】本発明の1つによれば、マイクで拾ったスピー
カ再生音の帯域別信号レベルとオーディオ機器から出力
されたオーディオソース信号の帯域別信号レベルを個別
に検出し、各帯域毎に、マイク側とオーディオソース側
の同一期間での所定の一定時間の平均検出レベルを求め
るとともに、求めたマイク側とオーディオソース側の帯
域別の平均検出レベルからマイク側周波数特性カーブと
オーディオソース側周波数特性カーブの相対差を計算
し、マイク側周波数特性カーブとオーディオソース側周
波数特性カーブの相対差を打ち消すように音場補正回路
に対する音場補正制御を行う。これにより、特別なテス
ト信号を用いなくても、通常の音楽ソース信号を用いて
音場特性の補正ができるので、テスト用記録媒体を用意
したり、該テスト用記録媒体をシステムにセットしたり
しなくて済み、また、音場補正中、通常の音楽が聞かれ
るので不快感が生じない。更に、音場補正が自動的にな
されるのでマニュアル操作で音場補正をする手間が掛か
らない。また、オーディオソース機器から出力されるオ
ーディオソース信号と、該オーディオソース信号が音場
補正回路,アンプ,スピーカ,マイクを経由したマイク
出力の間には数ms程度の遅延時間があり、若し、マイ
ク出力とオーディオソース信号の同一時点の検出レベル
を比較して音場補正を行う場合、予め、マイク出力を補
正しておかなければならないが(補正量は周波数によっ
て異なる)、各帯域毎に、マイク側とオーディオソース
側の同一期間での所定の一定時間の平均検出レベルを求
めるようにして、遅延による誤差が出ないようにしてい
るので、マイク出力の補正が不要となり、構成が簡単で
済む。
カ再生音の帯域別信号レベルとオーディオ機器から出力
されたオーディオソース信号の帯域別信号レベルを個別
に検出し、各帯域毎に、マイク側とオーディオソース側
の同一期間での所定の一定時間の平均検出レベルを求め
るとともに、求めたマイク側とオーディオソース側の帯
域別の平均検出レベルからマイク側周波数特性カーブと
オーディオソース側周波数特性カーブの相対差を計算
し、マイク側周波数特性カーブとオーディオソース側周
波数特性カーブの相対差を打ち消すように音場補正回路
に対する音場補正制御を行う。これにより、特別なテス
ト信号を用いなくても、通常の音楽ソース信号を用いて
音場特性の補正ができるので、テスト用記録媒体を用意
したり、該テスト用記録媒体をシステムにセットしたり
しなくて済み、また、音場補正中、通常の音楽が聞かれ
るので不快感が生じない。更に、音場補正が自動的にな
されるのでマニュアル操作で音場補正をする手間が掛か
らない。また、オーディオソース機器から出力されるオ
ーディオソース信号と、該オーディオソース信号が音場
補正回路,アンプ,スピーカ,マイクを経由したマイク
出力の間には数ms程度の遅延時間があり、若し、マイ
ク出力とオーディオソース信号の同一時点の検出レベル
を比較して音場補正を行う場合、予め、マイク出力を補
正しておかなければならないが(補正量は周波数によっ
て異なる)、各帯域毎に、マイク側とオーディオソース
側の同一期間での所定の一定時間の平均検出レベルを求
めるようにして、遅延による誤差が出ないようにしてい
るので、マイク出力の補正が不要となり、構成が簡単で
済む。
【0010】また本発明の他の1つによれば、マイクで
拾ったスピーカ再生音の帯域別信号レベルとオーディオ
機器から出力されたオーディオソース信号の帯域別信号
レベルを時分割で検出し、各帯域毎に、マイク側とオー
ディオソース側の同一期間での所定の一定時間の平均検
出レベルを求めるとともに、求めたマイク側とオーディ
オソース側の帯域別の平均検出レベルからマイク側周波
数特性カーブとオーディオソース側周波数特性カーブの
相対差を計算し、マイク側周波数特性カーブとオーディ
オソース側周波数特性カーブの相対差を打ち消すように
音場補正回路に対する音場補正制御を行う。これによ
り、1つの帯域別信号レベル検出手段を用いて、マイク
出力とオーディオソース信号に対する帯域別信号レベル
の検出を行うことができ、構成をより簡単とすることが
できる。
拾ったスピーカ再生音の帯域別信号レベルとオーディオ
機器から出力されたオーディオソース信号の帯域別信号
レベルを時分割で検出し、各帯域毎に、マイク側とオー
ディオソース側の同一期間での所定の一定時間の平均検
出レベルを求めるとともに、求めたマイク側とオーディ
オソース側の帯域別の平均検出レベルからマイク側周波
数特性カーブとオーディオソース側周波数特性カーブの
相対差を計算し、マイク側周波数特性カーブとオーディ
オソース側周波数特性カーブの相対差を打ち消すように
音場補正回路に対する音場補正制御を行う。これによ
り、1つの帯域別信号レベル検出手段を用いて、マイク
出力とオーディオソース信号に対する帯域別信号レベル
の検出を行うことができ、構成をより簡単とすることが
できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係わるカーオーデ
ィオシステムの全体構成図である。図において、10は
CDプレーヤ,ラジオ,テープデッキ等のヘッドユニッ
ト(オーディオソース機器)、12はヘッドユニットか
ら出力されたオーディオソース信号に対する音場補正を
行う音場補正回路(グラフィックイコライザ)であり、
本実施例では一例としてオーディオ帯域を周波数軸(対
数軸)上で9つの帯域に等分割して、音場補正を行える
ものとする。9つの帯域の中心周波数ポイントは、それ
ぞれ、64Hz、125 Hz、250Hz 、500Hz 、1kHz、2kHz、4k
Hz、8kHz、16kHz である。この音場補正回路12は後述
するマイクロコンピュータの音場補正制御を受けて音場
補正を行う。14は音場補正回路を通過したオーディオ
ソース信号を増幅するアンプ、16はアンプで駆動され
るスピーカである。
ィオシステムの全体構成図である。図において、10は
CDプレーヤ,ラジオ,テープデッキ等のヘッドユニッ
ト(オーディオソース機器)、12はヘッドユニットか
ら出力されたオーディオソース信号に対する音場補正を
行う音場補正回路(グラフィックイコライザ)であり、
本実施例では一例としてオーディオ帯域を周波数軸(対
数軸)上で9つの帯域に等分割して、音場補正を行える
ものとする。9つの帯域の中心周波数ポイントは、それ
ぞれ、64Hz、125 Hz、250Hz 、500Hz 、1kHz、2kHz、4k
Hz、8kHz、16kHz である。この音場補正回路12は後述
するマイクロコンピュータの音場補正制御を受けて音場
補正を行う。14は音場補正回路を通過したオーディオ
ソース信号を増幅するアンプ、16はアンプで駆動され
るスピーカである。
【0012】18はスピーカからの再生音を拾うマイ
ク、20はマイク出力の帯域別信号レベルを検出する第
1帯域別信号レベル検出回路であり、22〜38はマイ
ク出力を9つの帯域に分けるBPF、42〜58は各B
PFの出力を個別に直流検波する直流検波回路、62〜
78は各直流検波回路の出力を個別に平滑化する平滑化
回路である。BPF22〜38は、各々の通過帯域の中
心周波数が、音場補正回路の中心周波数ポイントと同じ
く、64Hz、125 Hz、250Hz 、500Hz 、1kHz、2kHz、4kH
z、8kHz、16kHz とされており、各平滑化回路62〜7
8からマイク出力の帯域別検出レベル信号が出力され
る。
ク、20はマイク出力の帯域別信号レベルを検出する第
1帯域別信号レベル検出回路であり、22〜38はマイ
ク出力を9つの帯域に分けるBPF、42〜58は各B
PFの出力を個別に直流検波する直流検波回路、62〜
78は各直流検波回路の出力を個別に平滑化する平滑化
回路である。BPF22〜38は、各々の通過帯域の中
心周波数が、音場補正回路の中心周波数ポイントと同じ
く、64Hz、125 Hz、250Hz 、500Hz 、1kHz、2kHz、4kH
z、8kHz、16kHz とされており、各平滑化回路62〜7
8からマイク出力の帯域別検出レベル信号が出力され
る。
【0013】80はヘッドユニットから出力されるオー
ディオソース信号の帯域別信号レベルを検出する第2帯
域別信号レベル検出回路であり、82〜98はオーディ
オソース信号を9つの帯域に分けるBPF、102〜1
18は各BPFの出力を個別に直流検波する直流検波回
路、120〜138は各直流検波回路の出力を個別に平
滑化する平滑化回路である。BPF82〜98は、各
々、マイク側のBPF22〜38と同一の帯域通過特性
を有しており、各通過帯域の中心周波数が、64Hz、125
Hz、250Hz 、500Hz 、1kHz、2kHz、4kHz、8kHz、16kHz
とされており、各平滑化回路122〜138からオーデ
ィオソース信号の帯域別検出レベル信号が出力される。
ディオソース信号の帯域別信号レベルを検出する第2帯
域別信号レベル検出回路であり、82〜98はオーディ
オソース信号を9つの帯域に分けるBPF、102〜1
18は各BPFの出力を個別に直流検波する直流検波回
路、120〜138は各直流検波回路の出力を個別に平
滑化する平滑化回路である。BPF82〜98は、各
々、マイク側のBPF22〜38と同一の帯域通過特性
を有しており、各通過帯域の中心周波数が、64Hz、125
Hz、250Hz 、500Hz 、1kHz、2kHz、4kHz、8kHz、16kHz
とされており、各平滑化回路122〜138からオーデ
ィオソース信号の帯域別検出レベル信号が出力される。
【0014】140は第1帯域別信号レベル検出回路の
各検出出力を時分割で切り換えて出力する第1マルチプ
レクサ、142は第2帯域別信号レベル検出回路の各出
力を時分割で切り換えて出力する第2マルチプレクサ、
144は第1マルチプレクサの出力をA/D変換する第
1A/D器、146は第2マルチプレクサの出力をA/
D変換する第2A/D器、148は自動音場補正を指示
する自動補正指示キー、150は自動補正指示キーが押
圧されて自動音場補正が指示されると、所定の自動音場
補正処理を行うマイクロコンピュータである。このマイ
クロコンピュータ150は、第1マルチプレクサと第2
マルチプレクサの同期切り換え制御と、第1A/D変換
器と第2A/D変換器からのマイク出力とオーディオソ
ース信号に関する帯域別検出レベルデータの入力を行
い、各帯域毎に、マイク側とオーディオソース側の同一
期間での所定の一定時間の平均検出レベルを求め、更
に、求めたマイク側とオーディオソース側の帯域別の平
均検出レベルからマイク側周波数特性カーブとオーディ
オソース側周波数特性カーブの相対差を計算し、マイク
側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性カ
ーブの相対差を打ち消すように音場補正回路に対する音
場補正制御を行う。
各検出出力を時分割で切り換えて出力する第1マルチプ
レクサ、142は第2帯域別信号レベル検出回路の各出
力を時分割で切り換えて出力する第2マルチプレクサ、
144は第1マルチプレクサの出力をA/D変換する第
1A/D器、146は第2マルチプレクサの出力をA/
D変換する第2A/D器、148は自動音場補正を指示
する自動補正指示キー、150は自動補正指示キーが押
圧されて自動音場補正が指示されると、所定の自動音場
補正処理を行うマイクロコンピュータである。このマイ
クロコンピュータ150は、第1マルチプレクサと第2
マルチプレクサの同期切り換え制御と、第1A/D変換
器と第2A/D変換器からのマイク出力とオーディオソ
ース信号に関する帯域別検出レベルデータの入力を行
い、各帯域毎に、マイク側とオーディオソース側の同一
期間での所定の一定時間の平均検出レベルを求め、更
に、求めたマイク側とオーディオソース側の帯域別の平
均検出レベルからマイク側周波数特性カーブとオーディ
オソース側周波数特性カーブの相対差を計算し、マイク
側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性カ
ーブの相対差を打ち消すように音場補正回路に対する音
場補正制御を行う。
【0015】図2はマイクロコンピュータ150による
自動音場補正処理を示す流れ図、図3と図4は自動音場
補正動作の説明図であり、以下、これらの図を参照して
説明する。なお、音場補正回路12はここでは各帯域と
も、±15dBの範囲内で、1dBステップで音場補正
(ゲイン調整)ができるようになっており、予め、マイ
クロコンピュータ150のRAM152(図1参照)に
は、音場補正回路12に現在設定されている帯域別ゲイ
ンデータG1 〜G9 が登録されているものとする(Gi
は、周波数軸上で低域側から数えた分割帯域のゲインを
示し、G1 は中心周波数が64Hzの帯域のゲイン、G2 が
125Hz の帯域のゲイン、G3 が250Hz の帯域のゲイン、
・・・、G9 が16kHz の帯域のゲインである。図4のイ
コライザカーブEQC参照)。
自動音場補正処理を示す流れ図、図3と図4は自動音場
補正動作の説明図であり、以下、これらの図を参照して
説明する。なお、音場補正回路12はここでは各帯域と
も、±15dBの範囲内で、1dBステップで音場補正
(ゲイン調整)ができるようになっており、予め、マイ
クロコンピュータ150のRAM152(図1参照)に
は、音場補正回路12に現在設定されている帯域別ゲイ
ンデータG1 〜G9 が登録されているものとする(Gi
は、周波数軸上で低域側から数えた分割帯域のゲインを
示し、G1 は中心周波数が64Hzの帯域のゲイン、G2 が
125Hz の帯域のゲイン、G3 が250Hz の帯域のゲイン、
・・・、G9 が16kHz の帯域のゲインである。図4のイ
コライザカーブEQC参照)。
【0016】今、図1に示すカーオーディオシステムが
通常の演奏状態にあるとき、ヘッドユニット10から出
力された通常のオーディオソース信号は音場補正回路1
2で音場補正されたのち(但し、音場補正回路でフラッ
トな周波数特性に設定されている場合は音場補正は掛か
らない)、アンプ14で増幅されたあとスピーカ16に
入力され、該スピーカ16から音響再生される。
通常の演奏状態にあるとき、ヘッドユニット10から出
力された通常のオーディオソース信号は音場補正回路1
2で音場補正されたのち(但し、音場補正回路でフラッ
トな周波数特性に設定されている場合は音場補正は掛か
らない)、アンプ14で増幅されたあとスピーカ16に
入力され、該スピーカ16から音響再生される。
【0017】このとき、スピーカ16からの再生音は、
マイク18で拾われ、第1帯域別信号レベル検出回路2
0によって、周波数軸上を等分割された9つの帯域別
に、信号レベルが検出され、帯域別検出レベル信号が出
力される。また、ヘッドユニット10から出力されたオ
ーディオソース信号についても第2帯域別信号レベル検
出回路80によって、マイク側と同じく、周波数軸上を
等分割された9つの帯域別に、信号レベルが検出され、
帯域別検出レベル信号が出力される。
マイク18で拾われ、第1帯域別信号レベル検出回路2
0によって、周波数軸上を等分割された9つの帯域別
に、信号レベルが検出され、帯域別検出レベル信号が出
力される。また、ヘッドユニット10から出力されたオ
ーディオソース信号についても第2帯域別信号レベル検
出回路80によって、マイク側と同じく、周波数軸上を
等分割された9つの帯域別に、信号レベルが検出され、
帯域別検出レベル信号が出力される。
【0018】この状態で、ユーザがスピーカ16の周波
数特性や車室内音響再生空間の周波数特性の影響をキャ
ンセルし、ソースに忠実なフラットな特性で音楽を聴取
したいとき、自動補正指示キー98を押圧して、マイク
ロコンピュータ150に自動音場補正を指示する。この
指示を受けたマイクロコンピュータ150は、第1マル
チプレクサ140と第2マルチプレクサ142に対し、
切り換え制御を開始し、高速で同期切り換えさせる(図
2のステップ101、102)。そして、まず、第1A
/D変換器144から出力されるマイク側の各帯域別検
出レベルデータを監視し、或る帯域のデータが所定の基
準レベルを越えたならば(ステップ103、104)、
第1マルクプレクサ140と第2マルチプレクサ142
の切り換え制御を停止し(ステップ105)、第1A/
D変換器144と第2A/D変換器146から当該帯域
のマイク側とオーディオソース側の帯域別検出レベルデ
ータを、同一期間にわたる所定サンプル数分(数百ms
程度の所定の一定時間分)だけ入力して、マイク側とオ
ーディオソース側の別に加算したあと、当該所定サンプ
ル数で割って、平均検出レベルを求め(ステップ10
6)、マイク側とオーディオソース側の別に当該帯域と
対応付けしてRAM152に登録する(ステップ10
7)。
数特性や車室内音響再生空間の周波数特性の影響をキャ
ンセルし、ソースに忠実なフラットな特性で音楽を聴取
したいとき、自動補正指示キー98を押圧して、マイク
ロコンピュータ150に自動音場補正を指示する。この
指示を受けたマイクロコンピュータ150は、第1マル
チプレクサ140と第2マルチプレクサ142に対し、
切り換え制御を開始し、高速で同期切り換えさせる(図
2のステップ101、102)。そして、まず、第1A
/D変換器144から出力されるマイク側の各帯域別検
出レベルデータを監視し、或る帯域のデータが所定の基
準レベルを越えたならば(ステップ103、104)、
第1マルクプレクサ140と第2マルチプレクサ142
の切り換え制御を停止し(ステップ105)、第1A/
D変換器144と第2A/D変換器146から当該帯域
のマイク側とオーディオソース側の帯域別検出レベルデ
ータを、同一期間にわたる所定サンプル数分(数百ms
程度の所定の一定時間分)だけ入力して、マイク側とオ
ーディオソース側の別に加算したあと、当該所定サンプ
ル数で割って、平均検出レベルを求め(ステップ10
6)、マイク側とオーディオソース側の別に当該帯域と
対応付けしてRAM152に登録する(ステップ10
7)。
【0019】或る1つの帯域につき、上記処理が終了し
たならば、第1マルチプレクサ140と第2マルチプレ
クサ142の切り換え制御を再開し(ステップ108、
102)、先に処理済みの帯域を除いて、第1A/D変
換器144から出力されるマイク側の各帯域別検出レベ
ルデータを監視し、或る帯域のデータが所定の基準レベ
ルを越えたならば(ステップ103、104)、第1マ
ルチプレクサ140と第2マルチプレクサ142の切り
換え制御を停止し(ステップ105)、第1A/D変換
器144と第2A/D変換器146から当該帯域のマイ
ク側とオーディオソース側の帯域別検出レベルデータ
を、所定サンプル数分だけ入力して、マイク側とオーデ
ィオソース側の別に加算したあと、当該所定サンプル数
で割って、平均検出レベルを求め、マイク側とオーディ
オソース側の別に帯域と対応付けしてRAM152に登
録する(ステップ106、107)。
たならば、第1マルチプレクサ140と第2マルチプレ
クサ142の切り換え制御を再開し(ステップ108、
102)、先に処理済みの帯域を除いて、第1A/D変
換器144から出力されるマイク側の各帯域別検出レベ
ルデータを監視し、或る帯域のデータが所定の基準レベ
ルを越えたならば(ステップ103、104)、第1マ
ルチプレクサ140と第2マルチプレクサ142の切り
換え制御を停止し(ステップ105)、第1A/D変換
器144と第2A/D変換器146から当該帯域のマイ
ク側とオーディオソース側の帯域別検出レベルデータ
を、所定サンプル数分だけ入力して、マイク側とオーデ
ィオソース側の別に加算したあと、当該所定サンプル数
で割って、平均検出レベルを求め、マイク側とオーディ
オソース側の別に帯域と対応付けしてRAM152に登
録する(ステップ106、107)。
【0020】以下、同様の処理を、未処理の帯域が無く
なるまで実行する。全帯域の処理が完了すれば(ステッ
プ108、このとき、第1マルチプレクサ140と第2
マルチプレクサ142の切り換えは停止状態のままとさ
れる)、例えば、RAM152に登録されたマイク側と
オーディオソース側の帯域別平均検出レベルがdB単位
で、図3の実線で示す如くなったとき(マイク側の各帯
域別平均検出レベルをML1 〜ML9 、オーディオソー
ス側の各帯域別平均検出レベルをAL1 〜AL 9 で示
す)、マイク側とオーディオソース側の別に、各帯域の
平均検出レベルを結んだマイク側周波数特性カーブMC
とオーディオソース側周波数特性カーブACの相対差を
求める。
なるまで実行する。全帯域の処理が完了すれば(ステッ
プ108、このとき、第1マルチプレクサ140と第2
マルチプレクサ142の切り換えは停止状態のままとさ
れる)、例えば、RAM152に登録されたマイク側と
オーディオソース側の帯域別平均検出レベルがdB単位
で、図3の実線で示す如くなったとき(マイク側の各帯
域別平均検出レベルをML1 〜ML9 、オーディオソー
ス側の各帯域別平均検出レベルをAL1 〜AL 9 で示
す)、マイク側とオーディオソース側の別に、各帯域の
平均検出レベルを結んだマイク側周波数特性カーブMC
とオーディオソース側周波数特性カーブACの相対差を
求める。
【0021】相対差の求め方には種々の方法があるが、
ここでは、5番目の帯域(中心周波数1kHz)におけるオ
ーディオソース側の平均検出レベル(AL5 )がマイク
側の平均検出レベルML5 と一致するように、AL1 〜
AL9 を全て、次式に示すα、 α=ML5 −AL5 だけ修正した修正平均検出レベルAL1 ′〜AL9 ′を
求め、次に、帯域別に、相対差としてのゲンイ調整量g
i 、 gi =ALi ′−MLi (i=1〜9) を求める(ステップ109、図3参照)。但し、g5 =
0である。
ここでは、5番目の帯域(中心周波数1kHz)におけるオ
ーディオソース側の平均検出レベル(AL5 )がマイク
側の平均検出レベルML5 と一致するように、AL1 〜
AL9 を全て、次式に示すα、 α=ML5 −AL5 だけ修正した修正平均検出レベルAL1 ′〜AL9 ′を
求め、次に、帯域別に、相対差としてのゲンイ調整量g
i 、 gi =ALi ′−MLi (i=1〜9) を求める(ステップ109、図3参照)。但し、g5 =
0である。
【0022】次に、マイクロコンピュータ150は、求
めたゲイン調整量g1 〜g9 を用いて、マイク側周波数
特性カーブ(AC)とオーディオソース側周波数特性カ
ーブ(MC)の相対差を打ち消すように音場補正回路に
対する音場補正制御を行う。具体的には、マイクロコン
ピュータ150のRAM152に予め登録された音場補
正回路12での各帯域別の設定音場補正データGi を用
いて、 Gi ′=Gi +gi (i=1〜9) の計算を行い、このG1 ′〜G9 ′を新たな設定音場補
正データとしてRAMに書き換え登録するとともに、帯
域別の新たな音場補正データG1 ′〜G9 ′を音場補正
回路12に出力して、音場補正回路12の各帯域のゲイ
ンをG1 ′〜G9 ′に変更させて、各帯域別にg1 〜g
9 の可変を行う(ステップ110)。この結果、音場補
正回路12でのイコライザカーブは図4のEQC′の如
くなる。若し、補正前の音場補正回路12のイコライザ
カーブがフラットで合ったならば(G1 〜G9 が全て
0)であったならば、音場補正回路12の各帯域のゲイ
ンはg1 〜g9 となる。
めたゲイン調整量g1 〜g9 を用いて、マイク側周波数
特性カーブ(AC)とオーディオソース側周波数特性カ
ーブ(MC)の相対差を打ち消すように音場補正回路に
対する音場補正制御を行う。具体的には、マイクロコン
ピュータ150のRAM152に予め登録された音場補
正回路12での各帯域別の設定音場補正データGi を用
いて、 Gi ′=Gi +gi (i=1〜9) の計算を行い、このG1 ′〜G9 ′を新たな設定音場補
正データとしてRAMに書き換え登録するとともに、帯
域別の新たな音場補正データG1 ′〜G9 ′を音場補正
回路12に出力して、音場補正回路12の各帯域のゲイ
ンをG1 ′〜G9 ′に変更させて、各帯域別にg1 〜g
9 の可変を行う(ステップ110)。この結果、音場補
正回路12でのイコライザカーブは図4のEQC′の如
くなる。若し、補正前の音場補正回路12のイコライザ
カーブがフラットで合ったならば(G1 〜G9 が全て
0)であったならば、音場補正回路12の各帯域のゲイ
ンはg1 〜g9 となる。
【0023】このようにして、マイク側周波数特性カー
ブ(MC)とオーディオソース側周波数特性カーブ(A
C)の相対差を打ち消すように音場補正制御がなされる
結果、それまでの音場補正回路12での設定音場補正特
性に関わらず、ユーザはソースに忠実なフラットな周波
数特性の下で音楽を聴くことができるようになる。若
し、一旦、自動音場補正をしたあとに、スピーカの種類
を替えたり、スピーカ配置を替えたりしたときは、再
度、自動補正指示キーを押圧して自動音場補正を指示す
ればよい。
ブ(MC)とオーディオソース側周波数特性カーブ(A
C)の相対差を打ち消すように音場補正制御がなされる
結果、それまでの音場補正回路12での設定音場補正特
性に関わらず、ユーザはソースに忠実なフラットな周波
数特性の下で音楽を聴くことができるようになる。若
し、一旦、自動音場補正をしたあとに、スピーカの種類
を替えたり、スピーカ配置を替えたりしたときは、再
度、自動補正指示キーを押圧して自動音場補正を指示す
ればよい。
【0024】この実施例によれば、ピンクノイズ,イン
パルスノイズ,テストトーン信号等の特別なテスト信号
を用いなくても、音楽CD,音楽テープ,音楽放送等の
通常の音楽ソースから得た信号を用いて音場補正できる
ので、テスト用記録媒体を用意したり、該テスト用記録
媒体をシステムにセットしたりしなくて済み、また、音
場補正中も、通常の音楽を聞き続けることができるので
不快感が全く生じず、それまで聞いていた音楽を中断す
る必要もない。更に、自動補正指示キーで自動音場補正
を指示すれば、マイクロコンピュータによって、音場補
正が自動的になされるのでマニュアルで音場補正操作を
行う手間が掛からない。
パルスノイズ,テストトーン信号等の特別なテスト信号
を用いなくても、音楽CD,音楽テープ,音楽放送等の
通常の音楽ソースから得た信号を用いて音場補正できる
ので、テスト用記録媒体を用意したり、該テスト用記録
媒体をシステムにセットしたりしなくて済み、また、音
場補正中も、通常の音楽を聞き続けることができるので
不快感が全く生じず、それまで聞いていた音楽を中断す
る必要もない。更に、自動補正指示キーで自動音場補正
を指示すれば、マイクロコンピュータによって、音場補
正が自動的になされるのでマニュアルで音場補正操作を
行う手間が掛からない。
【0025】また、ヘッドユニットから出力されるオー
ディオソース信号と、該オーディオソース信号が音場補
正回路,アンプ,スピーカ,マイクを経由したマイク出
力の間には数ms程度の遅延時間があり、若し、マイク
出力とオーディオソース信号の同一時点の検出レベルを
元にして音場補正を行う場合、予め、マイク出力を補正
しておかなければならないが、各帯域毎に、マイク側と
オーディオソース側の同一期間での所定の一定時間の平
均検出レベルを求めるようにして、遅延による誤差が出
ないようにしているので、マイク出力の補正が不要とな
り、構成が簡単で済む。更に、或る帯域の平均検出レベ
ルを求める際、一定の基準レベルを越えた所で、算出を
開始するため、計算誤差を少なくすることができる。
ディオソース信号と、該オーディオソース信号が音場補
正回路,アンプ,スピーカ,マイクを経由したマイク出
力の間には数ms程度の遅延時間があり、若し、マイク
出力とオーディオソース信号の同一時点の検出レベルを
元にして音場補正を行う場合、予め、マイク出力を補正
しておかなければならないが、各帯域毎に、マイク側と
オーディオソース側の同一期間での所定の一定時間の平
均検出レベルを求めるようにして、遅延による誤差が出
ないようにしているので、マイク出力の補正が不要とな
り、構成が簡単で済む。更に、或る帯域の平均検出レベ
ルを求める際、一定の基準レベルを越えた所で、算出を
開始するため、計算誤差を少なくすることができる。
【0026】なお、上記した実施例では、マイクロコン
ピュータは自動音場補正処理だけ行うようにしたが、音
場特性調整操作部を接続し、マニュアル操作で指示した
任意の音場特性にも設定できるようにしてもよい。ま
た、図5に示す如く、マイクロコンピュータ150Aに
スペアナ表示器154を接続するとともに、第2帯域別
信号レベル検出回路80の入力側に、ヘッドユニット1
0の出力と音場補正回路12の出力を切り換え入力させ
る切り換えスイッチ156を追加し、自動音場補正処理
をするときは切り換えスイッチ156をヘッドユニット
10の出力側に切り換えさせて、前述と全く同様にし
て、自動音場補正処理を行う一方、自動音場補正処理を
しないときは、切り換えスイッチ156を音場補正回路
12の出力側に切り換えさせるとともに、第2マルチプ
レクサ142の切り換え制御を行って、第2A/D変換
器146から各帯域別の検出レベルデータを入力し、該
検出レベルデータに基づきスペアナ表示器154に対す
るスペアナ表示制御を行うようにしてもよい。
ピュータは自動音場補正処理だけ行うようにしたが、音
場特性調整操作部を接続し、マニュアル操作で指示した
任意の音場特性にも設定できるようにしてもよい。ま
た、図5に示す如く、マイクロコンピュータ150Aに
スペアナ表示器154を接続するとともに、第2帯域別
信号レベル検出回路80の入力側に、ヘッドユニット1
0の出力と音場補正回路12の出力を切り換え入力させ
る切り換えスイッチ156を追加し、自動音場補正処理
をするときは切り換えスイッチ156をヘッドユニット
10の出力側に切り換えさせて、前述と全く同様にし
て、自動音場補正処理を行う一方、自動音場補正処理を
しないときは、切り換えスイッチ156を音場補正回路
12の出力側に切り換えさせるとともに、第2マルチプ
レクサ142の切り換え制御を行って、第2A/D変換
器146から各帯域別の検出レベルデータを入力し、該
検出レベルデータに基づきスペアナ表示器154に対す
るスペアナ表示制御を行うようにしてもよい。
【0027】また、図1の実施例では、マイク側とオー
ディオソース側に別々に帯域別信号レベル検出回路、マ
ルチプレクサ、A/D変換器を設けたが、図6に示す如
く、帯域別信号レベル検出回路158、マルチプレクサ
160、A/D変換器162を1組だけ設け、帯域別信
号レベル検出回路158の入力側にマイク出力とオーデ
ィオソース信号を時分割入力させるマルチプレクサ16
4を設け、自動音場補正が指示されたとき、マイクロコ
ンピュータ150Bが、マルチプレクサ164の高速切
り換え制御を開始するとともに、該マルチプクサ164
の切り換えが一巡する毎に、マルチプレクサ160が次
のポジションに切り替わるように制御し、マルチプレク
サ164がマイク側に有るときに、或る帯域につきA/
D変換器162から出力される検出レベルデータが所定
の基準レベルを越えたならば、マルチプレクサ164の
切り換えは続行させたままマルチプレクサ160の切り
換えを停止させて、同一帯域,同一期間でのマイク側と
オーディオソース側の平均検出レベルを計算し、1つの
帯域につき処理が終わったならば、マルチプレクサ16
0の切り換えを再開させて、他の未処理の帯域につき、
同様の処理を行い、マイク側とオーディオソース側の帯
域別の平均検出レベルを求めるようにしてもよい。この
ようにすれば、帯域別信号レベル検出回路とA/D変換
器が1組で済むため、構成を簡単化することができる。
ディオソース側に別々に帯域別信号レベル検出回路、マ
ルチプレクサ、A/D変換器を設けたが、図6に示す如
く、帯域別信号レベル検出回路158、マルチプレクサ
160、A/D変換器162を1組だけ設け、帯域別信
号レベル検出回路158の入力側にマイク出力とオーデ
ィオソース信号を時分割入力させるマルチプレクサ16
4を設け、自動音場補正が指示されたとき、マイクロコ
ンピュータ150Bが、マルチプレクサ164の高速切
り換え制御を開始するとともに、該マルチプクサ164
の切り換えが一巡する毎に、マルチプレクサ160が次
のポジションに切り替わるように制御し、マルチプレク
サ164がマイク側に有るときに、或る帯域につきA/
D変換器162から出力される検出レベルデータが所定
の基準レベルを越えたならば、マルチプレクサ164の
切り換えは続行させたままマルチプレクサ160の切り
換えを停止させて、同一帯域,同一期間でのマイク側と
オーディオソース側の平均検出レベルを計算し、1つの
帯域につき処理が終わったならば、マルチプレクサ16
0の切り換えを再開させて、他の未処理の帯域につき、
同様の処理を行い、マイク側とオーディオソース側の帯
域別の平均検出レベルを求めるようにしてもよい。この
ようにすれば、帯域別信号レベル検出回路とA/D変換
器が1組で済むため、構成を簡単化することができる。
【0028】また、図1の実施例では、帯域別の平均検
出レベルの計算をマイクロコンピュータで行うようにし
たが、図7に示す如く、第1A/D変換器144と第2
A/D変換器146の出力をDSP(ディジタルシグナ
ルプロセッサ)166に入力して、該DSP166でマ
イク側とオーディオソース側の帯域別の平均検出レベル
の計算を行い、結果をマイクロコンピュータ150Cに
出力して、該マイクロコンピュータ150Cでマイク側
周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性カー
ブの相対差に基づく、音場補正制御を行うようにすれ
ば、マイクロコンピュータ150Cの負担を大幅に軽減
することができ、自動音場補正処理中にも、CDのサブ
コード情報表示等、他の処理を無理なく実行可能とな
る。図7のように帯域別平均検出レベルの算出にDSP
を用いる場合、音場補正回路自体もDSPを用いて実現
しているときは、1つのDSPで兼用することもでき
る。
出レベルの計算をマイクロコンピュータで行うようにし
たが、図7に示す如く、第1A/D変換器144と第2
A/D変換器146の出力をDSP(ディジタルシグナ
ルプロセッサ)166に入力して、該DSP166でマ
イク側とオーディオソース側の帯域別の平均検出レベル
の計算を行い、結果をマイクロコンピュータ150Cに
出力して、該マイクロコンピュータ150Cでマイク側
周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性カー
ブの相対差に基づく、音場補正制御を行うようにすれ
ば、マイクロコンピュータ150Cの負担を大幅に軽減
することができ、自動音場補正処理中にも、CDのサブ
コード情報表示等、他の処理を無理なく実行可能とな
る。図7のように帯域別平均検出レベルの算出にDSP
を用いる場合、音場補正回路自体もDSPを用いて実現
しているときは、1つのDSPで兼用することもでき
る。
【0029】更に、図8に示す如く、マイク18の出力
を第1A/D変換器144でディジタル化してDSP1
66Aに入力し、また、ヘッドユニット10の出力も第
2A/D変換器146でディジタル化してDSP166
Aに入力し、該DSP166Aでフィルタリング処理を
行うことで、マイク側とオーディオソース側の別で、か
つ、各帯域別に、帯域別信号レベルの算出及び帯域別平
均信号レベルの算出を行い、結果をマイクロコンピュー
タ150Cに出力して、該マイクロコンピュータ150
Cでマイク側周波数特性カーブとオーディオソース側周
波数特性カーブの相対差に基づく、音場補正制御を行う
ようにすれば、マイクロコンピュータ150Cの負担を
大幅に軽減することができと同時に、ハード構成の帯域
別信号レベル検出回路も不要となる。
を第1A/D変換器144でディジタル化してDSP1
66Aに入力し、また、ヘッドユニット10の出力も第
2A/D変換器146でディジタル化してDSP166
Aに入力し、該DSP166Aでフィルタリング処理を
行うことで、マイク側とオーディオソース側の別で、か
つ、各帯域別に、帯域別信号レベルの算出及び帯域別平
均信号レベルの算出を行い、結果をマイクロコンピュー
タ150Cに出力して、該マイクロコンピュータ150
Cでマイク側周波数特性カーブとオーディオソース側周
波数特性カーブの相対差に基づく、音場補正制御を行う
ようにすれば、マイクロコンピュータ150Cの負担を
大幅に軽減することができと同時に、ハード構成の帯域
別信号レベル検出回路も不要となる。
【0030】また、上記した実施例や各変形例では、カ
ーオーディオシステムを例に挙げて説明したが、本発明
は何らこれに限定されず、ホームオーディオシステム等
にも同様に適用できるものである。
ーオーディオシステムを例に挙げて説明したが、本発明
は何らこれに限定されず、ホームオーディオシステム等
にも同様に適用できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上本発明の1つによれば、マイクで拾
ったスピーカ再生音の帯域別信号レベルとオーディオ機
器から出力されたオーディオソース信号の帯域別信号レ
ベルを個別に検出し、各帯域毎に、マイク側とオーディ
オソース側の同一期間での所定の一定時間の平均検出レ
ベルを求めるとともに、求めたマイク側とオーディオソ
ース側の帯域別の平均検出レベルからマイク側周波数特
性カーブとオーディオソース側周波数特性カーブの相対
差を計算し、マイク側周波数特性カーブとオーディオソ
ース側周波数特性カーブの相対差を打ち消すように音場
補正回路に対する音場補正制御を行うように構成したか
ら、特別なテスト信号を用いなくても、通常の音楽ソー
ス信号を用いて音場特性の補正ができるので、テスト用
記録媒体を用意したり、該テスト用記録媒体をシステム
にセットしたりしなくて済み、また、音場補正中、通常
の音楽が聞かれるので不快感が生じない。更に、音場補
正が自動的になされるのでマニュアルで音場補正操作を
する手間が掛からない。また、オーディオソース機器か
ら出力されるオーディオソース信号と、該オーディオソ
ース信号が音場補正回路,アンプ,スピーカ,マイクを
経由したマイク出力の間には数ms程度の遅延時間があ
り、若し、マイク出力とオーディオソース信号の同一時
点の検出レベルを元にして音場補正を行う場合、予め、
マイク出力を補正しておかなければならないが、各帯域
毎に、マイク側とオーディオソース側の同一期間での所
定の一定時間の平均検出レベルを求めるようにして、遅
延による誤差が出ないようにしているので、マイク出力
の補正が不要となり、構成が簡単で済む。
ったスピーカ再生音の帯域別信号レベルとオーディオ機
器から出力されたオーディオソース信号の帯域別信号レ
ベルを個別に検出し、各帯域毎に、マイク側とオーディ
オソース側の同一期間での所定の一定時間の平均検出レ
ベルを求めるとともに、求めたマイク側とオーディオソ
ース側の帯域別の平均検出レベルからマイク側周波数特
性カーブとオーディオソース側周波数特性カーブの相対
差を計算し、マイク側周波数特性カーブとオーディオソ
ース側周波数特性カーブの相対差を打ち消すように音場
補正回路に対する音場補正制御を行うように構成したか
ら、特別なテスト信号を用いなくても、通常の音楽ソー
ス信号を用いて音場特性の補正ができるので、テスト用
記録媒体を用意したり、該テスト用記録媒体をシステム
にセットしたりしなくて済み、また、音場補正中、通常
の音楽が聞かれるので不快感が生じない。更に、音場補
正が自動的になされるのでマニュアルで音場補正操作を
する手間が掛からない。また、オーディオソース機器か
ら出力されるオーディオソース信号と、該オーディオソ
ース信号が音場補正回路,アンプ,スピーカ,マイクを
経由したマイク出力の間には数ms程度の遅延時間があ
り、若し、マイク出力とオーディオソース信号の同一時
点の検出レベルを元にして音場補正を行う場合、予め、
マイク出力を補正しておかなければならないが、各帯域
毎に、マイク側とオーディオソース側の同一期間での所
定の一定時間の平均検出レベルを求めるようにして、遅
延による誤差が出ないようにしているので、マイク出力
の補正が不要となり、構成が簡単で済む。
【0032】また、本発明の他の1つによれば、マイク
で拾ったスピーカ再生音の帯域別信号レベルとオーディ
オ機器から出力されたオーディオソース信号の帯域別信
号レベルを時分割で検出し、各帯域毎に、マイク側とオ
ーディオソース側の同一期間での所定の一定時間の平均
検出レベルを求めるとともに、求めたマイク側とオーデ
ィオソース側の帯域別の平均検出レベルからマイク側周
波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性カーブ
の相対差を計算し、マイク側周波数特性カーブとオーデ
ィオソース側周波数特性カーブの相対差を打ち消すよう
に音場補正回路に対する音場補正制御を行うように構成
したから、1つの帯域別信号レベル検出手段を用いて、
マイク出力とオーディオソース信号に対する帯域別信号
レベルの検出を行うことができ、構成をより簡単とする
ことができる。
で拾ったスピーカ再生音の帯域別信号レベルとオーディ
オ機器から出力されたオーディオソース信号の帯域別信
号レベルを時分割で検出し、各帯域毎に、マイク側とオ
ーディオソース側の同一期間での所定の一定時間の平均
検出レベルを求めるとともに、求めたマイク側とオーデ
ィオソース側の帯域別の平均検出レベルからマイク側周
波数特性カーブとオーディオソース側周波数特性カーブ
の相対差を計算し、マイク側周波数特性カーブとオーデ
ィオソース側周波数特性カーブの相対差を打ち消すよう
に音場補正回路に対する音場補正制御を行うように構成
したから、1つの帯域別信号レベル検出手段を用いて、
マイク出力とオーディオソース信号に対する帯域別信号
レベルの検出を行うことができ、構成をより簡単とする
ことができる。
【図1】本発明の一実施例に係るカーオーディオシステ
ムの全体構成図である。
ムの全体構成図である。
【図2】自動音場補正処理を示す流れ図である。
【図3】自動音場補正動作の説明図である。
【図4】自動音場補正動作の説明図である。
【図5】本発明の変形例を示す全体構成図である。
【図6】本発明の他の変形例を示す全体構成図である。
【図7】本発明の他の変形例を示す全体構成図である。
【図8】本発明に係る他の変形例を示す全体構成図であ
る。
る。
10 ヘッドユニット 12 音場補正回路 14 アンプ 16 スピーカ 18 マイク 20 第1帯域別信号レベル検出回路 80 第2帯域別信号レベル検出回路 140 第1マルチプレクサ 142 第2マルチプレクサ 148 自動補正指示キー 150、150A、150B、150C マイクロコン
ピュータ 158 帯域別信号レベル検出回路 164 マルチプレクサ 166、166A DSP
ピュータ 158 帯域別信号レベル検出回路 164 マルチプレクサ 166、166A DSP
Claims (2)
- 【請求項1】 オーディオソース機器、音場補正回路、
アンプ、スピーカを含むオーディオシステムにおいて、 スピーカ再生音を拾うマイクと、 マイク出力の帯域別信号レベルを検出する第1帯域別信
号レベル検出手段と、 オーディオソース機器から出力されるオーディオソース
信号の帯域別信号レベルを検出する第2帯域別信号レベ
ル検出手段と、 第1帯域別信号レベル検出手段の検出出力と第2帯域別
信号レベル検出手段の検出出力から、各帯域毎に、マイ
ク側とオーディオソース側の同一期間での所定の一定時
間の平均検出レベルを求めるとともに、求めたマイク側
とオーディオソース側の帯域別の平均検出レベルからマ
イク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数特
性カーブの相対差を計算する手段と、 マイク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数
特性カーブの相対差を打ち消すように音場補正回路に対
する音場補正制御を行う音場補正制御手段と、 を設けたことを特徴とするオーディオシステムの自動音
場補正装置。 - 【請求項2】 オーディオソース機器、音場補正回路、
アンプ、スピーカを含むオーディオシステムにおいて、 スピーカ再生音を拾うマイクと、 帯域別信号レベルを検出する帯域別信号レベル検出手段
と、 マイク出力とオーディオソース機器から出力されるオー
ディオソース信号を時分割して帯域別信号レベル検出手
段に入力する時分割入力手段と、 帯域別信号レベル検出手段の検出出力から、各帯域毎
に、マイク側とオーディオソース側の同一期間での所定
の一定時間の平均検出レベルを求めるとともに、求めた
マイク側とオーディオソース側の帯域別の平均検出レベ
ルからマイク側周波数特性カーブとオーディオソース側
周波数特性カーブの相対差を計算する手段と、 マイク側周波数特性カーブとオーディオソース側周波数
特性カーブの相対差を打ち消すように音場補正回路に対
する音場補正制御を行う音場補正制御手段と、 を設けたことを特徴とするオーディオシステムの自動音
場補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000681A JPH05184000A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | オーディオシステムの自動音場補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000681A JPH05184000A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | オーディオシステムの自動音場補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184000A true JPH05184000A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11480503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4000681A Withdrawn JPH05184000A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | オーディオシステムの自動音場補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05184000A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007047539A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Sony Corp | 音場補正装置及び音場補正方法 |
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JPWO2014034108A1 (ja) * | 2012-08-30 | 2016-08-08 | テルモ株式会社 | 医療機器及びその制御方法 |
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-
1992
- 1992-01-07 JP JP4000681A patent/JPH05184000A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |