JPH051453A - 複合ｐｃ板 - Google Patents
複合ｐｃ板Info
- Publication number
- JPH051453A JPH051453A JP18038891A JP18038891A JPH051453A JP H051453 A JPH051453 A JP H051453A JP 18038891 A JP18038891 A JP 18038891A JP 18038891 A JP18038891 A JP 18038891A JP H051453 A JPH051453 A JP H051453A
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- Japan
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- hard decorative
- hard
- composite
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 表面の硬質化粧材が剥落することがなく、意
匠性を向上した複合ＰＣ板を提供することである。 【構成】 主体となるＰＣ板の表面に断熱材Ｂを介在さ
せ、直線状の中空孔を多数個有する硬質化粧材Ａの中空
孔の存在する裏面側にブラインドナットを装着すると共
に、固定具によりこのブラインドナットを介して硬質化
粧材Ａと断熱材Ｂと主体Ｃとが一体化した複合ＰＣ板と
したので、耐久性、耐震性、断熱性、意匠性に優れ、表
面の硬質化粧材が剥落することがない複合ＰＣ板であ
る。
匠性を向上した複合ＰＣ板を提供することである。 【構成】 主体となるＰＣ板の表面に断熱材Ｂを介在さ
せ、直線状の中空孔を多数個有する硬質化粧材Ａの中空
孔の存在する裏面側にブラインドナットを装着すると共
に、固定具によりこのブラインドナットを介して硬質化
粧材Ａと断熱材Ｂと主体Ｃとが一体化した複合ＰＣ板と
したので、耐久性、耐震性、断熱性、意匠性に優れ、表
面の硬質化粧材が剥落することがない複合ＰＣ板であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は主体となるＰＣ板（プレ
キャストコンクリートパネル）の表面に断熱材、硬質化
粧材を敷設した複合ＰＣ板に関するものである。
キャストコンクリートパネル）の表面に断熱材、硬質化
粧材を敷設した複合ＰＣ板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に主体となるＰＣ板の表面にタイ
ル、レンガ、セラミック、天然石等の硬質化粧材が張り
付けられている複合ＰＣ板において、これらの硬質化粧
材はモルタルを接着剤として固定してあったり、硬質化
粧材の表面にドリル等で穿孔し、ビス等の固定具により
脳天打ちしてＰＣ板に取り付けてあるのが普通であっ
た。
ル、レンガ、セラミック、天然石等の硬質化粧材が張り
付けられている複合ＰＣ板において、これらの硬質化粧
材はモルタルを接着剤として固定してあったり、硬質化
粧材の表面にドリル等で穿孔し、ビス等の固定具により
脳天打ちしてＰＣ板に取り付けてあるのが普通であっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら硬質化粧
材をモルタルにて装着した複合ＰＣ板は、耐久性、耐震
性に問題があり、ひび割れをおこしたり、硬質化粧材が
主体のＰＣ板から剥落したりする欠点があった。また、
硬質化粧材にドリルで穿孔し固定具を脳天打ちしてある
複合ＰＣ板では、硬質化粧材の取り付けの際に硬質化粧
材を脳天打ちするハンマー等により損傷を受けたり、固
定具が表面化粧面に表れ、意匠性を欠く等の欠点があっ
た。
材をモルタルにて装着した複合ＰＣ板は、耐久性、耐震
性に問題があり、ひび割れをおこしたり、硬質化粧材が
主体のＰＣ板から剥落したりする欠点があった。また、
硬質化粧材にドリルで穿孔し固定具を脳天打ちしてある
複合ＰＣ板では、硬質化粧材の取り付けの際に硬質化粧
材を脳天打ちするハンマー等により損傷を受けたり、固
定具が表面化粧面に表れ、意匠性を欠く等の欠点があっ
た。
【０００４】
【課題を解決する手段】本発明は主体となるＰＣ板の表
面に断熱材を介在させ、硬質化粧材の中空孔にブライン
ドナットを装着し、このブラインドナットを介してＬ字
型のアンカーボルト等の固定具を装着すると共に、主体
のＰＣ板の養生時に断熱材、硬質化粧材を一体化させた
複合ＰＣ板としたので、耐久性、耐震性、断熱性、意匠
性に優れ、表面の硬質化粧材が剥落することのない複合
ＰＣ板を提案するものである。
面に断熱材を介在させ、硬質化粧材の中空孔にブライン
ドナットを装着し、このブラインドナットを介してＬ字
型のアンカーボルト等の固定具を装着すると共に、主体
のＰＣ板の養生時に断熱材、硬質化粧材を一体化させた
複合ＰＣ板としたので、耐久性、耐震性、断熱性、意匠
性に優れ、表面の硬質化粧材が剥落することのない複合
ＰＣ板を提案するものである。
【０００５】
【実施例】以下に図面を用いて、本発明に係る複合ＰＣ
板の代表例について詳細に説明する。図１は上記複合Ｐ
Ｃ板を示す説明図であり、硬質化粧材Ａ、断熱材Ｂ、主
体Ｃとからなるものである。
板の代表例について詳細に説明する。図１は上記複合Ｐ
Ｃ板を示す説明図であり、硬質化粧材Ａ、断熱材Ｂ、主
体Ｃとからなるものである。
【０００６】硬質化粧材Ａは例えば図２に示すように、
化粧面１と裏面２と側壁３と中空孔４とからハニカム状
に構成し、長尺板状に形成したものである。上記硬質化
粧材Ａはセメント系、炭酸カルシウム系、珪酸カルシウ
ム系、セラミック系、木片セメント系、炭酸マグネシウ
ム系の素材、あるいはこれらにガラス繊維、ウィスカ
ー、アラミド繊維、スチール繊維、炭素繊維、各種鉱物
繊維、各種骨材等を混入したものを押出成形、プレス成
形、射出成形、抄造法等によって成形したもの、あるい
は各種繊維をクロス状、三次元状に織り、これにセメン
ト、粘土等を含浸してパネル状に成形したものを蒸気養
生、焼成したものからなるものである。
化粧面１と裏面２と側壁３と中空孔４とからハニカム状
に構成し、長尺板状に形成したものである。上記硬質化
粧材Ａはセメント系、炭酸カルシウム系、珪酸カルシウ
ム系、セラミック系、木片セメント系、炭酸マグネシウ
ム系の素材、あるいはこれらにガラス繊維、ウィスカ
ー、アラミド繊維、スチール繊維、炭素繊維、各種鉱物
繊維、各種骨材等を混入したものを押出成形、プレス成
形、射出成形、抄造法等によって成形したもの、あるい
は各種繊維をクロス状、三次元状に織り、これにセメン
ト、粘土等を含浸してパネル状に成形したものを蒸気養
生、焼成したものからなるものである。
【０００７】また中空孔４は硬質化粧材Ａの長手方向に
沿って複数個形成したものであり、硬質化粧材Ａをハニ
カム構造体とさせ、原料の節約と軽量化を図ると共に、
養生、焼成する際にムラなく行うことができるようにす
るためのものである。なお中空孔４は角形、丸型、楕円
形、三角形、六角形、八角形等の任意断面形状を選択す
ることができる。
沿って複数個形成したものであり、硬質化粧材Ａをハニ
カム構造体とさせ、原料の節約と軽量化を図ると共に、
養生、焼成する際にムラなく行うことができるようにす
るためのものである。なお中空孔４は角形、丸型、楕円
形、三角形、六角形、八角形等の任意断面形状を選択す
ることができる。
【０００８】５はブラインドナットであり図３に示すよ
うに硬質化粧材Ａの中空孔４の存在する裏面２に装着す
るもので、例えば図２のように硬質化粧材Ａの両端部と
中央部にそれぞれ一定のピッチで取り付けるものであ
る。また、このブラインドナット５は後記する固定具Ｄ
を図５に示すように装着し、硬質化粧材Ａと主体Ｃを一
体化させるものであり、このため硬質化粧材Ａの化粧面
１には固定具Ｄが一切表れず、美観性を損なうことがな
い。
うに硬質化粧材Ａの中空孔４の存在する裏面２に装着す
るもので、例えば図２のように硬質化粧材Ａの両端部と
中央部にそれぞれ一定のピッチで取り付けるものであ
る。また、このブラインドナット５は後記する固定具Ｄ
を図５に示すように装着し、硬質化粧材Ａと主体Ｃを一
体化させるものであり、このため硬質化粧材Ａの化粧面
１には固定具Ｄが一切表れず、美観性を損なうことがな
い。
【０００９】断熱材Ｂは少なくとも後記する主体Ｃの表
面に接着介在させるもので、ポリウレタンフォーム、ヌ
レートフォーム、フェノールフォーム等の合成樹脂発泡
体、石膏ボード、グラスウール、シージングボード、ケ
イ酸カルシウム板等の無機質発泡体等やその複合材から
なり、断熱材、クッション材、遮音材、防音材、防火
材、耐火材、防水材、防湿材として機能するものであ
る。
面に接着介在させるもので、ポリウレタンフォーム、ヌ
レートフォーム、フェノールフォーム等の合成樹脂発泡
体、石膏ボード、グラスウール、シージングボード、ケ
イ酸カルシウム板等の無機質発泡体等やその複合材から
なり、断熱材、クッション材、遮音材、防音材、防火
材、耐火材、防水材、防湿材として機能するものであ
る。
【００１０】主体Ｃは例えば図４に示すように、コンク
リート、モルタルを主成分とする原料を型枠に打込み通
常養生、オートクレーブ養生、蒸気養生したもので、内
部には補強用のスタッド材（図示せず）、Ｌ字型のアン
カーボルト等からなる上部取付具６、下部取付具７を複
数個水平に埋め込んであり、さらに図に示すように原料
の節約、主体の自重を軽減するための凹部８を形成した
ものである。
リート、モルタルを主成分とする原料を型枠に打込み通
常養生、オートクレーブ養生、蒸気養生したもので、内
部には補強用のスタッド材（図示せず）、Ｌ字型のアン
カーボルト等からなる上部取付具６、下部取付具７を複
数個水平に埋め込んであり、さらに図に示すように原料
の節約、主体の自重を軽減するための凹部８を形成した
ものである。
【００１１】また硬質化粧材Ａ、断熱材Ｂと主体Ｃとの
一体化は、図５に示すようにＬ字型のアンカーボルト、
鋼材、鉄筋等からなる固定具Ｄにより行われるものであ
る。すなわち硬質化粧材Ａにあらかじめブラインドナッ
ト５を介して固定具Ｄを装着した状態で断熱材Ｂを接着
介在させ、主体Ｃの原料を型枠に打ち込んで養生する段
階で一体化し、複合ＰＣ板とするものである。なお、硬
質化粧材Ａのブラインドナット５に装着した固定具Ｄを
そのまま裏面側に延長して上、下部取付具６、７とし、
兼用とすることもできる。
一体化は、図５に示すようにＬ字型のアンカーボルト、
鋼材、鉄筋等からなる固定具Ｄにより行われるものであ
る。すなわち硬質化粧材Ａにあらかじめブラインドナッ
ト５を介して固定具Ｄを装着した状態で断熱材Ｂを接着
介在させ、主体Ｃの原料を型枠に打ち込んで養生する段
階で一体化し、複合ＰＣ板とするものである。なお、硬
質化粧材Ａのブラインドナット５に装着した固定具Ｄを
そのまま裏面側に延長して上、下部取付具６、７とし、
兼用とすることもできる。
【００１２】また、硬質化粧材Ａ同士により形成される
横目地部と縦目地部は、図６に示すようにバックアップ
材Ｅとコーキング材Ｆで充填し、防水性、気密性を向上
するものである。
横目地部と縦目地部は、図６に示すようにバックアップ
材Ｅとコーキング材Ｆで充填し、防水性、気密性を向上
するものである。
【００１３】さらに、複合ＰＣ板同士の連結は例えば図
７に示すようにＨ字型の鋼材からなる壁下地αにＬ字型
の鋼材からなる上部アングルα1 、下部アングルα2 を
溶接、ボルト等の固定具β（図示せず）で固定し、か
つ、主体Ｃの上部取付具６と下部アングルα2 、下部取
付具７と上部アングルα1 をボルト等の固着具βで固定
することにより壁下地αに取り付け連結するものであ
る。なお、上、下部アングルα1 、α2 にフリーホール
を形成することにより複合ＰＣ板のレベルの調整、縦、
横目地の調整を行うことが可能である。
７に示すようにＨ字型の鋼材からなる壁下地αにＬ字型
の鋼材からなる上部アングルα1 、下部アングルα2 を
溶接、ボルト等の固定具β（図示せず）で固定し、か
つ、主体Ｃの上部取付具６と下部アングルα2 、下部取
付具７と上部アングルα1 をボルト等の固着具βで固定
することにより壁下地αに取り付け連結するものであ
る。なお、上、下部アングルα1 、α2 にフリーホール
を形成することにより複合ＰＣ板のレベルの調整、縦、
横目地の調整を行うことが可能である。
【００１４】また、複合ＰＣ板同士の上下の連結により
形成される横目地および縦目地（図示せず）は、裏面側
を環状ガスケットＧ、耐火目地材Ｈで、表面側をバック
アップ材Ｅ、コーキング材Ｆで充填するものである。さ
らに複合ＰＣ板同士の連結方法としては、図７に示す他
にも、パネルスエイスラブ方式、カーテンウォール方式
等の公知の連結方法を取ることができる。
形成される横目地および縦目地（図示せず）は、裏面側
を環状ガスケットＧ、耐火目地材Ｈで、表面側をバック
アップ材Ｅ、コーキング材Ｆで充填するものである。さ
らに複合ＰＣ板同士の連結方法としては、図７に示す他
にも、パネルスエイスラブ方式、カーテンウォール方式
等の公知の連結方法を取ることができる。
【００１５】以上説明したのは本発明に係る複合ＰＣ板
の一実施例であり、図８（ａ）〜（ｅ）に示すような硬
質化粧材Ａとすることもできる。すなわち図８（ａ）、
（ｂ）は化粧面１の形状を変形した硬質化粧材Ａ、図８
（ｃ）〜（ｅ）は裏面に凹部を形成しあらかじめ断熱材
Ｂを裏打ちした硬質化粧材Ａである。
の一実施例であり、図８（ａ）〜（ｅ）に示すような硬
質化粧材Ａとすることもできる。すなわち図８（ａ）、
（ｂ）は化粧面１の形状を変形した硬質化粧材Ａ、図８
（ｃ）〜（ｅ）は裏面に凹部を形成しあらかじめ断熱材
Ｂを裏打ちした硬質化粧材Ａである。
【００１６】
【発明の効果】上述したように本発明に係る複合ＰＣ板
によれば、硬質化粧材をブラインドナットを介した固定
具により主体へ取り付けた複合ＰＣ板としたので、複
合ＰＣ板表面には固定具が一切現れず美しい外観とな
る。ハンマ打設等による硬質化粧材の破損、損傷がな
く取り付けが容易である。耐久性、耐震性に優れ硬質
化粧材が剥落することがない。硬質化粧材の中空孔が
存在する裏面のどの部分でも硬質化粧材を主体へ取り付
けられる。断熱性、耐久性、耐震性、意匠性を向上し
た複合ＰＣ板となる。等の特徴、効果がある。
によれば、硬質化粧材をブラインドナットを介した固定
具により主体へ取り付けた複合ＰＣ板としたので、複
合ＰＣ板表面には固定具が一切現れず美しい外観とな
る。ハンマ打設等による硬質化粧材の破損、損傷がな
く取り付けが容易である。耐久性、耐震性に優れ硬質
化粧材が剥落することがない。硬質化粧材の中空孔が
存在する裏面のどの部分でも硬質化粧材を主体へ取り付
けられる。断熱性、耐久性、耐震性、意匠性を向上し
た複合ＰＣ板となる。等の特徴、効果がある。
【図１】本発明に係る複合ＰＣ板の代表例を示す説明図
である。
である。
【図２】図１で用いられた硬質化粧材を示す説明図であ
る。
る。
【図３】ブラインドナットの装着状態を示す説明図であ
る。
る。
【図４】図１で用いられた主体を示す説明図である。
【図５】硬質化粧材、断熱材、主体が一体化されている
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図６】硬質化粧材の横目地、縦目地の処理の状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図７】複合ＰＣ板同士の上下の連結の一例を示す説明
図である。
図である。
【図８】硬質化粧材のその他の例を示す説明図である。
Ａ 硬質化粧材 Ｂ 断熱材 Ｃ 主体 Ｄ 固定具 ２ 裏面 ４ 中空孔 ５ ブラインドナット
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 セメント、モルタル等を主成分とする原
料を型枠に打ち込んで形成する主体となるＰＣ板の表面
側を断熱材で被覆すると共に、該断熱材の表面には内部
に直線状の中空孔を多数個平行に形成した硬質化粧材が
配設されており、該硬質化粧材の裏面には前記中空孔を
介してブラインドナットが装着され、該ブラインドナッ
トを介した固定具により硬質化粧材が主体となるＰＣ板
に固定されていることを特徴とする複合ＰＣ板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18038891A JP2947374B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 複合ｐｃ板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18038891A JP2947374B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 複合ｐｃ板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051453A true JPH051453A (ja) | 1993-01-08 |
| JP2947374B2 JP2947374B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=16082364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18038891A Expired - Fee Related JP2947374B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 複合ｐｃ板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2947374B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010095397A1 (ja) | 2009-02-17 | 2010-08-26 | 花王株式会社 | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP18038891A patent/JP2947374B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010095397A1 (ja) | 2009-02-17 | 2010-08-26 | 花王株式会社 | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2947374B2 (ja) | 1999-09-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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