JPH05144176A - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置Info
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- JPH05144176A JPH05144176A JP30165991A JP30165991A JPH05144176A JP H05144176 A JPH05144176 A JP H05144176A JP 30165991 A JP30165991 A JP 30165991A JP 30165991 A JP30165991 A JP 30165991A JP H05144176 A JPH05144176 A JP H05144176A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、複数チャネルの音声信号と音声信号
群のモードを識別する識別信号を記録再生する記録再生
装置において、記録されているチャネル数よりも少ない
チャネル数を選択して音声信号を再生する場合に、適切
な音声信号を自動的に選択することを目的とする。 【構成】記録領域ごとの音声モードを識別する領域音声
モード識別信号を音声信号とともに記録し、再生時には
記録領域を選択して音声を再生する記録再生装置であっ
て、再生開始時に全ての記録領域について領域音声モー
ド識別信号検索回路13が動作し、記録領域選択回路1
5が音声再生信号処理回路14の再生する記録領域を決
定する。
群のモードを識別する識別信号を記録再生する記録再生
装置において、記録されているチャネル数よりも少ない
チャネル数を選択して音声信号を再生する場合に、適切
な音声信号を自動的に選択することを目的とする。 【構成】記録領域ごとの音声モードを識別する領域音声
モード識別信号を音声信号とともに記録し、再生時には
記録領域を選択して音声を再生する記録再生装置であっ
て、再生開始時に全ての記録領域について領域音声モー
ド識別信号検索回路13が動作し、記録領域選択回路1
5が音声再生信号処理回路14の再生する記録領域を決
定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数チャネルの音声信
号と音声信号群のモードを識別する識別信号を記録再生
する記録再生装置に関する。
号と音声信号群のモードを識別する識別信号を記録再生
する記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョンのMUSE信号は映像信号
と4チャネルの音声信号を伝送できる。したがって、4
チャネルの音声信号の内容によって様々な音声モードが
存在するため、これらのモードを識別するための制御信
号が電気通信技術審議会において定められており、(表
1)に示す25種類の4チャネル音声モードが定義され
ている。
と4チャネルの音声信号を伝送できる。したがって、4
チャネルの音声信号の内容によって様々な音声モードが
存在するため、これらのモードを識別するための制御信
号が電気通信技術審議会において定められており、(表
1)に示す25種類の4チャネル音声モードが定義され
ている。
【0003】
【表1】
【0004】尚、表中の各記号の内容は、以下の通りで
ある。ーは無音声、Lは左側音声、Rは右側音声、主は
モノラル主音声、副はモノラル副音声、1は第1チャン
ネル、2は第2チャンネル、3は第3チャンネル、Fは
前方音声、Bは後方音声である。但し、L,R,C,S
の場合、Lは左側前方音声、Rは右側前方音声、Cは中
央前方音声、Sは後方音声である。また添字のTはTV
音声、Hは付加独立音声である。この4チャネルの音声
信号と制御信号を記録再生する方法としては、特願平2
−258024号、特願平3−50988号がある。
ある。ーは無音声、Lは左側音声、Rは右側音声、主は
モノラル主音声、副はモノラル副音声、1は第1チャン
ネル、2は第2チャンネル、3は第3チャンネル、Fは
前方音声、Bは後方音声である。但し、L,R,C,S
の場合、Lは左側前方音声、Rは右側前方音声、Cは中
央前方音声、Sは後方音声である。また添字のTはTV
音声、Hは付加独立音声である。この4チャネルの音声
信号と制御信号を記録再生する方法としては、特願平2
−258024号、特願平3−50988号がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
映像・音声信号記録再生装置の4チャネル音声信号と4
チャネル音声モード識別信号を記録媒体に記録再生する
方法として以下の記録方法がある。すなわち、4チャネ
ル音声信号を1チャネルあるいは2チャネルごとに複数
の音声記録領域に分配して記録するとともに、各々の記
録領域内にその記録領域内の音声モードに対応する領域
音声モード識別信号を記録し、再生時には各領域音声モ
ード識別信号から4チャネル音声モード識別信号に変換
し、音声信号群を再生する方法である。
映像・音声信号記録再生装置の4チャネル音声信号と4
チャネル音声モード識別信号を記録媒体に記録再生する
方法として以下の記録方法がある。すなわち、4チャネ
ル音声信号を1チャネルあるいは2チャネルごとに複数
の音声記録領域に分配して記録するとともに、各々の記
録領域内にその記録領域内の音声モードに対応する領域
音声モード識別信号を記録し、再生時には各領域音声モ
ード識別信号から4チャネル音声モード識別信号に変換
し、音声信号群を再生する方法である。
【0006】この記録再生方法は、記録媒体上で音声信
号と音声モード識別信号の記録領域の占める割合が比較
的小さくなる、2チャネル単位あるいは1チャネル単位
のアフターレコーディング(以下アフレコと記す)が容
易であり、アフレコによってある記録領域が書き換えら
れて4チャネル音声モードが変わっても、他の記録領域
を再度書き換えることなく4チャネル音声モード識別信
号を変更できるなどの利点があった。
号と音声モード識別信号の記録領域の占める割合が比較
的小さくなる、2チャネル単位あるいは1チャネル単位
のアフターレコーディング(以下アフレコと記す)が容
易であり、アフレコによってある記録領域が書き換えら
れて4チャネル音声モードが変わっても、他の記録領域
を再度書き換えることなく4チャネル音声モード識別信
号を変更できるなどの利点があった。
【0007】しかしながらこの方法は、記録されている
全ての音声信号を再生できる回路構成のVTRにとって
は有効な方法であるが、記録領域を選択して一部の音声
信号を再生する(図4)に示すような回路構成のVTR
においては不都合を生じる場合があった。
全ての音声信号を再生できる回路構成のVTRにとって
は有効な方法であるが、記録領域を選択して一部の音声
信号を再生する(図4)に示すような回路構成のVTR
においては不都合を生じる場合があった。
【0008】ここで、(図4)の記録系について説明す
る。入力端子1にチャネル1の音声信号、入力端子2に
チャネル2の音声信号、入力端子3にチャネル3の音声
信号、入力端子4にチャネル4の音声信号、入力端子5
に4チャネル音声信号のモードを表す4チャネル音声モ
ード識別信号および入力端子6に映像信号が印加され
る。音声モード識別信号変換回路7は、音声モード識別
信号変換表に基づいて4チャネル音声モード識別信号を
2チャネル音声モード識別信号に変換するもので、入力
端子5に印加された4チャネル音声モード識別信号の内
容が、例えば(表1)の番号18のモード「ステレオ1
系統+モノラル2系統」ならば、「ステレオ」および
「モノラル2」の領域音声モード識別信号に変換され
る。そして4チャネルの音声信号とともに、音声信号お
よび領域音声モード識別信号選択回路8に入力され、ス
テレオまたはモノラル2系統のいずれかの2チャネルが
選択され、それに応じて領域音声モード識別信号も選択
される。
る。入力端子1にチャネル1の音声信号、入力端子2に
チャネル2の音声信号、入力端子3にチャネル3の音声
信号、入力端子4にチャネル4の音声信号、入力端子5
に4チャネル音声信号のモードを表す4チャネル音声モ
ード識別信号および入力端子6に映像信号が印加され
る。音声モード識別信号変換回路7は、音声モード識別
信号変換表に基づいて4チャネル音声モード識別信号を
2チャネル音声モード識別信号に変換するもので、入力
端子5に印加された4チャネル音声モード識別信号の内
容が、例えば(表1)の番号18のモード「ステレオ1
系統+モノラル2系統」ならば、「ステレオ」および
「モノラル2」の領域音声モード識別信号に変換され
る。そして4チャネルの音声信号とともに、音声信号お
よび領域音声モード識別信号選択回路8に入力され、ス
テレオまたはモノラル2系統のいずれかの2チャネルが
選択され、それに応じて領域音声モード識別信号も選択
される。
【0009】これらの選択された各信号は、音声記録信
号処理回路9に送られて記録に適した信号に変換された
後、記録領域選択回路10で選ばれた記録領域に記録再
生部12を通じて記録される。また、音声に対応する映
像信号は、映像記録信号処理回路11で記録に適した信
号に変換され、音声信号とともに記録再生部12を通じ
て記録される。さらに、再度磁気テープを巻戻し、もう
一方の空いた音声記録領域に同様の記録手順によって音
声信号を記録する、いわゆるアフターレコーディング
(以下アフレコと記す)することにより、4チャネルの
音声が記録される。
号処理回路9に送られて記録に適した信号に変換された
後、記録領域選択回路10で選ばれた記録領域に記録再
生部12を通じて記録される。また、音声に対応する映
像信号は、映像記録信号処理回路11で記録に適した信
号に変換され、音声信号とともに記録再生部12を通じ
て記録される。さらに、再度磁気テープを巻戻し、もう
一方の空いた音声記録領域に同様の記録手順によって音
声信号を記録する、いわゆるアフターレコーディング
(以下アフレコと記す)することにより、4チャネルの
音声が記録される。
【0010】次に再生系について説明する。再生時に、
記録再生部12は音声記録領域1、音声記録領域2およ
び映像記録領域に記録されている信号を再生し、記録領
域選択回路15により、選択された記録領域の信号を音
声再生信号処理回路14で、2チャネルの音声信号と領
域音声モード信号に再生する。音声信号は音声信号分配
回路17に印加され、記録領域選択回路15からの指示
にしたがってチャネル1、2の出力端子19、20、あ
るいはチャネル3、4出力端子21、22のいずれかに
出力する。また領域音声モード識別信号は音声モード識
別信号逆変換回路18に印加され、音声モード識別信号
として音声モード識別信号出力端子23に出力される。
また、映像信号は映像再生信号処理回路16で再生され
出力端子24に出力される。すなわち、(図4)に示す
従来例の回路構成の場合、予め記録領域1が再生時に設
定してあったものとすると、例えば後述する(表2)の
例3、例4などの場合、ユーザが手動で記録領域を再設
定する必要が生じる。
記録再生部12は音声記録領域1、音声記録領域2およ
び映像記録領域に記録されている信号を再生し、記録領
域選択回路15により、選択された記録領域の信号を音
声再生信号処理回路14で、2チャネルの音声信号と領
域音声モード信号に再生する。音声信号は音声信号分配
回路17に印加され、記録領域選択回路15からの指示
にしたがってチャネル1、2の出力端子19、20、あ
るいはチャネル3、4出力端子21、22のいずれかに
出力する。また領域音声モード識別信号は音声モード識
別信号逆変換回路18に印加され、音声モード識別信号
として音声モード識別信号出力端子23に出力される。
また、映像信号は映像再生信号処理回路16で再生され
出力端子24に出力される。すなわち、(図4)に示す
従来例の回路構成の場合、予め記録領域1が再生時に設
定してあったものとすると、例えば後述する(表2)の
例3、例4などの場合、ユーザが手動で記録領域を再設
定する必要が生じる。
【0011】つまり、音声記録領域1または2のいずれ
かのみを選択して再生するために全体の音声モードが把
握できないため、設定された記録領域が不適切な場合が
生じるが、このような場合は、ユーザが手動によって記
録領域を切り換えて音声を確認して選択する必要があっ
た。また、磁気テープの編集作業などにより、再生途中
で音声モードが変わった場合においても記録領域を再選
択する必要が生じる場合があった。
かのみを選択して再生するために全体の音声モードが把
握できないため、設定された記録領域が不適切な場合が
生じるが、このような場合は、ユーザが手動によって記
録領域を切り換えて音声を確認して選択する必要があっ
た。また、磁気テープの編集作業などにより、再生途中
で音声モードが変わった場合においても記録領域を再選
択する必要が生じる場合があった。
【0012】本発明は、記録されているチャネル数より
も少ないチャネル数を選択して音声信号を再生する場合
に、適切な音声信号を自動的に選択する記録再生装置を
提供することを目的とする。
も少ないチャネル数を選択して音声信号を再生する場合
に、適切な音声信号を自動的に選択する記録再生装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、複数チャネルの音声信号と音声信号群の
モードに対応する音声モード識別信号とを記録および再
生する記録再生手段を備え、前記記録再生手段は複数チ
ャネルの音声信号を記録媒体上の書き換え可能な複数の
音声記録領域に分配して記録するとともに、各々の前記
音声記録領域内にその記録領域内の音声モードに対応す
る領域音声モード識別信号を記録し、前記複数の音声記
録領域から任意の前記音声記録領域を選択して音声信号
を再生する記録再生装置であって、再生開始時に、すべ
ての音声信号群に対応する音声モード識別信号を前記領
域音声モード識別信号に変換することにより、再生する
前記音声記録領域を決定する構成となっている。
決するために、複数チャネルの音声信号と音声信号群の
モードに対応する音声モード識別信号とを記録および再
生する記録再生手段を備え、前記記録再生手段は複数チ
ャネルの音声信号を記録媒体上の書き換え可能な複数の
音声記録領域に分配して記録するとともに、各々の前記
音声記録領域内にその記録領域内の音声モードに対応す
る領域音声モード識別信号を記録し、前記複数の音声記
録領域から任意の前記音声記録領域を選択して音声信号
を再生する記録再生装置であって、再生開始時に、すべ
ての音声信号群に対応する音声モード識別信号を前記領
域音声モード識別信号に変換することにより、再生する
前記音声記録領域を決定する構成となっている。
【0014】また、磁気テープの編集などによって再生
途中に音声モードが変更された場合のために、音声再生
時のある単位時間ごとに、すべての音声記録領域内に記
録されている領域音声モードを音声モード識別信号に変
換し、前記音声モード識別信号に変更が生じた場合に再
生する音声記録領域を再選択する構成となっている。
途中に音声モードが変更された場合のために、音声再生
時のある単位時間ごとに、すべての音声記録領域内に記
録されている領域音声モードを音声モード識別信号に変
換し、前記音声モード識別信号に変更が生じた場合に再
生する音声記録領域を再選択する構成となっている。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成により、すべての領域音
声モード識別信号を再生開始前に確認する、あるいは再
生時にある時間毎にすべて領域音声モード識別信号をモ
ニタしながら、常時全体の音声モードを把握することに
より、記録されている音声信号のチャネル数よりも少な
いチャネルを選択して音声信号を再生する記録再生装置
において、記録領域の選択を容易にするという作用があ
る。
声モード識別信号を再生開始前に確認する、あるいは再
生時にある時間毎にすべて領域音声モード識別信号をモ
ニタしながら、常時全体の音声モードを把握することに
より、記録されている音声信号のチャネル数よりも少な
いチャネルを選択して音声信号を再生する記録再生装置
において、記録領域の選択を容易にするという作用があ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。(図1)は、本発明の一実施例の記
録再生装置の構成を示すブロック図、(図2)は本発明
の一実施例の記録再生装置におけるテープフォーマット
の模式図、(図3)はすべての記録領域を同時に再生で
きる記録再生装置の構成を示すブロック図である。
しながら説明する。(図1)は、本発明の一実施例の記
録再生装置の構成を示すブロック図、(図2)は本発明
の一実施例の記録再生装置におけるテープフォーマット
の模式図、(図3)はすべての記録領域を同時に再生で
きる記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0017】(図1)において、1〜4は音声信号入力
端子、5は音声モード識別信号入力端子、6は映像信号
入力端子、7は音声モード識別信号変換回路、8は音声
信号および領域音声モード識別信号選択回路、9は音声
記録信号処理回路、10は記録領域選択回路、11は映
像記録信号処理回路、12は記録再生部、13は領域音
声モード識別信号検索回路、14は音声再生信号処理回
路、15は記録領域選択回路、16は映像再生信号処理
回路、17は音声信号分配回路、18は音声モード識別
信号逆変換回路、19〜22は音声信号出力端子、23
は音声モード識別信号出力端子、24は映像信号出力端
子である。
端子、5は音声モード識別信号入力端子、6は映像信号
入力端子、7は音声モード識別信号変換回路、8は音声
信号および領域音声モード識別信号選択回路、9は音声
記録信号処理回路、10は記録領域選択回路、11は映
像記録信号処理回路、12は記録再生部、13は領域音
声モード識別信号検索回路、14は音声再生信号処理回
路、15は記録領域選択回路、16は映像再生信号処理
回路、17は音声信号分配回路、18は音声モード識別
信号逆変換回路、19〜22は音声信号出力端子、23
は音声モード識別信号出力端子、24は映像信号出力端
子である。
【0018】(図2)において、30は磁気テープ、3
1は記録トラック上の映像記録領域、32は記録トラッ
ク上の音声記録領域1、33は記録トラック上の音声記
録領域2、34および35はエディットギャップであ
る。(図3)において、25は音声記録領域1記録信号
処理回路、26は音声記録領域1記録信号処理回路、2
7は音声記録領域1再生信号処理回路、28は音声記録
領域1再生信号処理回路である。
1は記録トラック上の映像記録領域、32は記録トラッ
ク上の音声記録領域1、33は記録トラック上の音声記
録領域2、34および35はエディットギャップであ
る。(図3)において、25は音声記録領域1記録信号
処理回路、26は音声記録領域1記録信号処理回路、2
7は音声記録領域1再生信号処理回路、28は音声記録
領域1再生信号処理回路である。
【0019】(図1)の回路は、(図2)に示す2つの
音声記録領域に対して、いずれかの記録領域を選択し、
2チャネル単位で音声信号を記録する構成となってい
る。したがって、一度音声を記録した後に、音声記録領
域を切り換えて再度音声を記録するアフレコによって、
4チャネルの音声記録が可能となる。上記の方法によ
り、音声が4チャネル記録されている磁気テープを再生
する場合について説明する。
音声記録領域に対して、いずれかの記録領域を選択し、
2チャネル単位で音声信号を記録する構成となってい
る。したがって、一度音声を記録した後に、音声記録領
域を切り換えて再度音声を記録するアフレコによって、
4チャネルの音声記録が可能となる。上記の方法によ
り、音声が4チャネル記録されている磁気テープを再生
する場合について説明する。
【0020】まず、(図1)の記録系について説明す
る。入力端子1にチャネル1の音声信号、入力端子2に
チャネル2の音声信号、入力端子3にチャネル3の音声
信号、入力端子4にチャネル4の音声信号、入力端子5
に4チャネル音声信号のモードを表す4チャネル音声モ
ード識別信号および入力端子6に映像信号が印加され
る。音声モード識別信号変換回路7は、音声モード識別
信号変換表に基づいて4チャネル音声モード識別信号を
2チャネル音声モード識別信号に変換するもので、入力
端子5に印加された4チャネル音声モード識別信号の内
容が、例えば(表1)の番号18のモード「ステレオ1
系統+モノラル2系統」ならば、「ステレオ」および
「モノラル2」の領域音声モード識別信号に変換され
る。そして4チャネルの音声信号とともに、音声信号お
よび領域音声モード識別信号選択回路に入力され、ステ
レオまたはモノラル2系統のいずれかの2チャネルが選
択され、それに応じて領域音声モード識別信号も選択さ
れる。
る。入力端子1にチャネル1の音声信号、入力端子2に
チャネル2の音声信号、入力端子3にチャネル3の音声
信号、入力端子4にチャネル4の音声信号、入力端子5
に4チャネル音声信号のモードを表す4チャネル音声モ
ード識別信号および入力端子6に映像信号が印加され
る。音声モード識別信号変換回路7は、音声モード識別
信号変換表に基づいて4チャネル音声モード識別信号を
2チャネル音声モード識別信号に変換するもので、入力
端子5に印加された4チャネル音声モード識別信号の内
容が、例えば(表1)の番号18のモード「ステレオ1
系統+モノラル2系統」ならば、「ステレオ」および
「モノラル2」の領域音声モード識別信号に変換され
る。そして4チャネルの音声信号とともに、音声信号お
よび領域音声モード識別信号選択回路に入力され、ステ
レオまたはモノラル2系統のいずれかの2チャネルが選
択され、それに応じて領域音声モード識別信号も選択さ
れる。
【0021】これらの選択された各信号は、音声記録信
号処理回路9に送られて記録に適した信号に変換された
後、記録領域選択回路10で選ばれた記録領域に記録再
生部12を通じて記録される。また、音声に対応する映
像信号は、映像記録信号処理回路11で記録に適した信
号に変換され、音声信号とともに記録再生部12を通じ
て記録される。
号処理回路9に送られて記録に適した信号に変換された
後、記録領域選択回路10で選ばれた記録領域に記録再
生部12を通じて記録される。また、音声に対応する映
像信号は、映像記録信号処理回路11で記録に適した信
号に変換され、音声信号とともに記録再生部12を通じ
て記録される。
【0022】さらに、再度磁気テープを巻戻し、もう一
方の空いた音声記録領域に同様の記録手順によって音声
信号を記録する、いわゆるアフターレコーディング(以
下アフレコと記す)することにより、4チャネルの音声
が記録される。
方の空いた音声記録領域に同様の記録手順によって音声
信号を記録する、いわゆるアフターレコーディング(以
下アフレコと記す)することにより、4チャネルの音声
が記録される。
【0023】以上は(図1)に示す回路構成によって4
チャネル記録を行う場合を説明したが、もちろん(図
3)に示すように、一度に2つの記録領域に記録可能な
回路構成であってもよい。この場合は記録領域の選択回
路は不要である。このときの磁気テープ30上の記録ト
ラックは、(図2)に示すように映像記録領域31、音
声記録領域(1)32、音声記録領域(2)33および
エディトギャップ34、35から構成される。
チャネル記録を行う場合を説明したが、もちろん(図
3)に示すように、一度に2つの記録領域に記録可能な
回路構成であってもよい。この場合は記録領域の選択回
路は不要である。このときの磁気テープ30上の記録ト
ラックは、(図2)に示すように映像記録領域31、音
声記録領域(1)32、音声記録領域(2)33および
エディトギャップ34、35から構成される。
【0024】次に再生系について説明する。再生時に、
記録再生部12は音声記録領域1、音声記録領域2およ
び映像記録領域に記録されている信号を再生し、領域音
声モード識別信号検索回路13に印加する。領域音声モ
ード識別信号は、必ず各記録領域に記録されているた
め、記録トラックを少なくとも一度スキャンすることに
より、各記録領域の領域音声モード識別信号を確認する
ことが可能であり、再生開始時に音声モードを決定する
ことができる。この音声モードを記録領域選択回路15
に印加することにより、自動的に記録領域の選択が可能
となり、また再生していない記録領域の音声信号の有
無、あるいは音声モードの表示が可能となる。(表2)
に音声モードと記録領域の選択例を示す。
記録再生部12は音声記録領域1、音声記録領域2およ
び映像記録領域に記録されている信号を再生し、領域音
声モード識別信号検索回路13に印加する。領域音声モ
ード識別信号は、必ず各記録領域に記録されているた
め、記録トラックを少なくとも一度スキャンすることに
より、各記録領域の領域音声モード識別信号を確認する
ことが可能であり、再生開始時に音声モードを決定する
ことができる。この音声モードを記録領域選択回路15
に印加することにより、自動的に記録領域の選択が可能
となり、また再生していない記録領域の音声信号の有
無、あるいは音声モードの表示が可能となる。(表2)
に音声モードと記録領域の選択例を示す。
【0025】
【表2】
【0026】そして、記録領域選択回路15で選択され
た記録領域の信号を音声再生信号処理回路14で、2チ
ャネルの音声信号と領域音声モード信号に再生する。音
声信号は音声信号分配回路17に印加され、記録領域選
択回路15からの指示にしたがってチャネル1、2の出
力端子19、20、あるいはチャネル3、4出力端子2
1、22のいずれかに出力する。また領域音声モード識
別信号は音声モード識別信号逆変換回路18に印加さ
れ、音声モード識別信号として音声モード識別信号出力
端子23に出力される。また、映像信号は映像再生信号
処理回路16で再生され出力端子24に出力される。以
上の信号処理によって4チャネルの記録音声から、2チ
ャネルの音声を再生した場合においても、記録領域の自
動選択が可能となり、VTRの操作性を向上することが
できる。
た記録領域の信号を音声再生信号処理回路14で、2チ
ャネルの音声信号と領域音声モード信号に再生する。音
声信号は音声信号分配回路17に印加され、記録領域選
択回路15からの指示にしたがってチャネル1、2の出
力端子19、20、あるいはチャネル3、4出力端子2
1、22のいずれかに出力する。また領域音声モード識
別信号は音声モード識別信号逆変換回路18に印加さ
れ、音声モード識別信号として音声モード識別信号出力
端子23に出力される。また、映像信号は映像再生信号
処理回路16で再生され出力端子24に出力される。以
上の信号処理によって4チャネルの記録音声から、2チ
ャネルの音声を再生した場合においても、記録領域の自
動選択が可能となり、VTRの操作性を向上することが
できる。
【0027】また、再生途中に音声モードが変更される
場合がある。こういった場合のために、再生開始時だけ
ではなく、再生途中に領域音声モード識別信号検索回路
13を動作させることが有効である。本実施例において
は、映像信号の1フレーム時間ごとに領域音声モード識
別信号検索回路13を動作させ、音声モードの変化点に
おいて記録領域を再選択できる。この動作により、再生
途中の音声モード変更に対応できる。領域音声モード識
別信号検索回路13の動作間隔は、任意の時間単位でよ
いが、間隔があきすぎるとモード切り換えが遅れ、聴感
上耳ざわりな場合があるので、注意する必要がある。
場合がある。こういった場合のために、再生開始時だけ
ではなく、再生途中に領域音声モード識別信号検索回路
13を動作させることが有効である。本実施例において
は、映像信号の1フレーム時間ごとに領域音声モード識
別信号検索回路13を動作させ、音声モードの変化点に
おいて記録領域を再選択できる。この動作により、再生
途中の音声モード変更に対応できる。領域音声モード識
別信号検索回路13の動作間隔は、任意の時間単位でよ
いが、間隔があきすぎるとモード切り換えが遅れ、聴感
上耳ざわりな場合があるので、注意する必要がある。
【0028】なお、以上の実施例においては、4チャネ
ルの音声信号を2分割して2チャネル単位で音声を記録
し、再生時にはいずれか一方の2チャネルの音声を選択
する場合の例を示したが、もちろん、任意のnチャネル
(n:整数)から任意のmチャネル(m:整数、m<
n)を再生する場合においても全く同様である。具体的
な数値を例にあげると、8チャネル(n=8)の音声信
号をすべて記録できる記録再生装置において、再生時に
4チャネル(m=4)を選択的に再生する場合などがあ
る。
ルの音声信号を2分割して2チャネル単位で音声を記録
し、再生時にはいずれか一方の2チャネルの音声を選択
する場合の例を示したが、もちろん、任意のnチャネル
(n:整数)から任意のmチャネル(m:整数、m<
n)を再生する場合においても全く同様である。具体的
な数値を例にあげると、8チャネル(n=8)の音声信
号をすべて記録できる記録再生装置において、再生時に
4チャネル(m=4)を選択的に再生する場合などがあ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、nチャネ
ルの音声が記録されている磁気テープから選択的にmチ
ャネルの音声を再生する場合においても、ユーザが手動
で出力音声を切り換えることなく、適切な音声を自動的
に選択することや、また再生していない記録領域の音声
モードを表示することが可能となり、操作性を高めるこ
とができるという効果がある。
ルの音声が記録されている磁気テープから選択的にmチ
ャネルの音声を再生する場合においても、ユーザが手動
で出力音声を切り換えることなく、適切な音声を自動的
に選択することや、また再生していない記録領域の音声
モードを表示することが可能となり、操作性を高めるこ
とができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の記録再生装置の構成を示す
ブロック図
ブロック図
【図2】本発明の一実施例におけるテープフォーマット
の模式図
の模式図
【図3】すべての記録領域を同時に再生できる記録再生
装置の構成を示すブロック図
装置の構成を示すブロック図
【図4】従来例の記録再生装置の構成を示すブロック図
1〜6 入力端子 7 音声モード識別信号変換回路 8 音声信号および領域音声モード識別信号選択回路 9 音声記録信号処理回路 10 記録領域選択回路 11 映像記録信号処理回路 12 記録再生部 13 領域音声モード識別信号検索回路 14 音声再生信号処理回路 15 記録領域選択回路 16 映像再生信号処理回路 17 音声信号分配回路 18 音声モード識別信号逆変換回路 19〜24 出力端子 30 磁気テープ 31 映像記録領域 32 音声記録領域1 33 音声記録領域2 34 エディットギャップ 35 エディットギャップ
Claims (2)
- 【請求項1】 複数チャネルの音声信号と音声信号群の
モードに対応する音声モード識別信号とを記録および再
生する記録再生手段を備え、前記記録再生手段は複数チ
ャネルの音声信号を記録媒体上の書き換え可能な複数の
音声記録領域に分配して記録するとともに、各々の前記
音声記録領域内にその記録領域内の音声モードに対応す
る領域音声モード識別信号を記録し、前記複数の音声記
録領域から任意の前記音声記録領域を選択して音声信号
を再生する記録再生装置であって、再生開始時に、すべ
ての音声信号群に対応する音声モード識別信号を前記領
域音声モード識別信号に変換することにより、再生する
前記音声記録領域を決定することを特徴とする記録再生
装置。 - 【請求項2】 音声再生時において、ある時間ごとにす
べての音声記録領域内に記録されている領域音声モード
を音声モード識別信号に変換し、前記音声モード識別信
号に変更が生じた場合に再生する音声記録領域を再選択
することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30165991A JPH05144176A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30165991A JPH05144176A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05144176A true JPH05144176A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17899597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30165991A Pending JPH05144176A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05144176A (ja) |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP30165991A patent/JPH05144176A/ja active Pending
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