JPH05133162A - 金属枠つきpcパネルのクラツク防止構造 - Google Patents
金属枠つきpcパネルのクラツク防止構造Info
- Publication number
- JPH05133162A JPH05133162A JP3321438A JP32143891A JPH05133162A JP H05133162 A JPH05133162 A JP H05133162A JP 3321438 A JP3321438 A JP 3321438A JP 32143891 A JP32143891 A JP 32143891A JP H05133162 A JPH05133162 A JP H05133162A
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- JP
- Japan
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- opening
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 金属製窓枠つきPCパネルにおけるクラック
発生を防止する。 【構成】 矩形開口部を有するPCパネル本体2の該開
口部内周に金属製上下横枠材4,5及び左右縦枠材6,
7からなる枠を取付けてなる金属枠つきPCパネルにお
いて、上記PCパネル本体の開口部入隅部に、該入隅に
位置する縦、横枠材の少くとも各長手方向端面に対応す
る範囲にわたって、上記枠材の長手方向伸長を吸収すべ
き弾性緩衝材13がコンクリートに代えて充填されてい
る、金属枠つきPCパネルのクラック防止構造。
発生を防止する。 【構成】 矩形開口部を有するPCパネル本体2の該開
口部内周に金属製上下横枠材4,5及び左右縦枠材6,
7からなる枠を取付けてなる金属枠つきPCパネルにお
いて、上記PCパネル本体の開口部入隅部に、該入隅に
位置する縦、横枠材の少くとも各長手方向端面に対応す
る範囲にわたって、上記枠材の長手方向伸長を吸収すべ
き弾性緩衝材13がコンクリートに代えて充填されてい
る、金属枠つきPCパネルのクラック防止構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PCパネル本体の開口
部内周にアルミニウム製窓枠等の金属枠を取付けてなる
金属枠つきPCパネルにおいて、上記金属枠の熱膨張に
よりPCパネル本体に発生するクラックを防止する構造
に関する。
部内周にアルミニウム製窓枠等の金属枠を取付けてなる
金属枠つきPCパネルにおいて、上記金属枠の熱膨張に
よりPCパネル本体に発生するクラックを防止する構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばPCパネル本体の矩形開口
部内周にアルミニウム製窓枠を、その上下、左右枠材の
アンカー部をPCパネル本体内に埋設して取付けてなる
アルミニウム製窓枠つきPCパネルが建物の外壁に広く
使用されている。
部内周にアルミニウム製窓枠を、その上下、左右枠材の
アンカー部をPCパネル本体内に埋設して取付けてなる
アルミニウム製窓枠つきPCパネルが建物の外壁に広く
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアルミ
ニウム製窓枠つきPCパネルでは、窓枠の各枠材がコン
クリートと剥離し易いため、該各枠材が熱膨張により長
手方向へ伸長を繰返したとき、PCパネル本体の開口部
入隅部に押圧力が集中して遂にはクラックを発生させる
欠点があったが、従来はこれに対する有効な対策が未だ
開発されていない。
ニウム製窓枠つきPCパネルでは、窓枠の各枠材がコン
クリートと剥離し易いため、該各枠材が熱膨張により長
手方向へ伸長を繰返したとき、PCパネル本体の開口部
入隅部に押圧力が集中して遂にはクラックを発生させる
欠点があったが、従来はこれに対する有効な対策が未だ
開発されていない。
【0004】本発明は、金属枠つきPCパネルにおける
開口部入隅部のクラック発生を防止することを課題とす
る。
開口部入隅部のクラック発生を防止することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決の手段とし
て、本発明は、矩形開口部を有するPCパネル本体の該
開口部内周に金属製上下横枠材及び左右縦枠材からなる
枠を取付けてなる金属枠つきPCパネルにおいて、上記
PCパネル本体の開口部入隅部に、該入隅に位置する
縦、横枠材の少くとも各長手方向端面に対応する範囲に
わたって、上記枠材の長手方向伸長を吸収すべき弾性緩
衝材がコンクリートに代えて充填されている、金属枠つ
きPCパネルのクラック防止構造を提案する。
て、本発明は、矩形開口部を有するPCパネル本体の該
開口部内周に金属製上下横枠材及び左右縦枠材からなる
枠を取付けてなる金属枠つきPCパネルにおいて、上記
PCパネル本体の開口部入隅部に、該入隅に位置する
縦、横枠材の少くとも各長手方向端面に対応する範囲に
わたって、上記枠材の長手方向伸長を吸収すべき弾性緩
衝材がコンクリートに代えて充填されている、金属枠つ
きPCパネルのクラック防止構造を提案する。
【0006】本発明における上記「弾性緩衝材」には、
ウレタンフォーム等の発泡体、ゴム、合成樹脂その他種
々の伸縮性を有する弾性材が使用される。以下図面を参
照して本発明の実施例について説明する。
ウレタンフォーム等の発泡体、ゴム、合成樹脂その他種
々の伸縮性を有する弾性材が使用される。以下図面を参
照して本発明の実施例について説明する。
【0007】
【実施例】図1は、アルミニウム製窓枠つきPCパネル
(1)に実施した例で、該PCパネル(1)は、矩形枠
形のPCパネル本体(2)の矩形開口部(3)内周に、
上、下横枠材(4)、(5)及び左、右縦枠材(6)、
(7)を枠組みしてなる窓枠(8)を、それら枠材
(4)〜(7)からそれぞれ2枚づつ突出された対応枠
材全長に及ぶ長さの板状アンカー(9)(9)、(1
0)(10)、(11)(11)、(12)(12)を
PCパネル本体(2)内部に埋設することにより取付け
てあり、このような窓枠つきPCパネル(1)のコンク
リート打込み成形時に、まず上記枠材(4)〜(7)の
アンカー(9)(9)〜(12)(12)における各出
隅部分をそれぞれ一部切欠しておき、この枠材(4)〜
(7)を枠組みしてなる窓枠(8)をコンクリート型枠
内の所定位置にセットした後、各出隅部のアンカー切欠
部分にウレタンフォームからなる矩形マット状の弾性緩
衝材(13)…をカギ形に曲げて当接し、その状態でコ
ンクリート打込みを行う。この場合、上記弾性緩衝材
(13)…は、窓枠出隅部における縦、横両枠材の長手
方向端面よりも適宜広い範囲を覆う面積のものである。
このようにして得られた窓枠つきPCパネル(1)は、
図1、2に示すようにPCパネル本体(2)の各開口部
入隅部において弾性緩衝材(13)…がコンクリートに
代って該入隅部を形成し、そして縦、横枠材の各長手方
向端面を覆う状態で窓枠(8)の出隅部に当接してい
る。
(1)に実施した例で、該PCパネル(1)は、矩形枠
形のPCパネル本体(2)の矩形開口部(3)内周に、
上、下横枠材(4)、(5)及び左、右縦枠材(6)、
(7)を枠組みしてなる窓枠(8)を、それら枠材
(4)〜(7)からそれぞれ2枚づつ突出された対応枠
材全長に及ぶ長さの板状アンカー(9)(9)、(1
0)(10)、(11)(11)、(12)(12)を
PCパネル本体(2)内部に埋設することにより取付け
てあり、このような窓枠つきPCパネル(1)のコンク
リート打込み成形時に、まず上記枠材(4)〜(7)の
アンカー(9)(9)〜(12)(12)における各出
隅部分をそれぞれ一部切欠しておき、この枠材(4)〜
(7)を枠組みしてなる窓枠(8)をコンクリート型枠
内の所定位置にセットした後、各出隅部のアンカー切欠
部分にウレタンフォームからなる矩形マット状の弾性緩
衝材(13)…をカギ形に曲げて当接し、その状態でコ
ンクリート打込みを行う。この場合、上記弾性緩衝材
(13)…は、窓枠出隅部における縦、横両枠材の長手
方向端面よりも適宜広い範囲を覆う面積のものである。
このようにして得られた窓枠つきPCパネル(1)は、
図1、2に示すようにPCパネル本体(2)の各開口部
入隅部において弾性緩衝材(13)…がコンクリートに
代って該入隅部を形成し、そして縦、横枠材の各長手方
向端面を覆う状態で窓枠(8)の出隅部に当接してい
る。
【0008】上記のような弾性緩衝材(13)…を内装
した窓枠つきPCパネル(1)において、夏期等の高温
時に上、下横枠材(4)、(5)及び左、右枠材
(6)、(7)が熱膨張により長手方向に伸長し、それ
により例えば1つの窓枠出隅部における縦、横枠材の一
方が著しく伸びて、その長手方向にPCパネル本体入隅
部を押圧したとき、あるいは縦、横枠材の両方が著しく
伸びて、それら両伸びの合力の方向にPCパネル本体入
隅部を押圧したとき、いずれの場合にも、それら押圧力
を弾性緩衝材(13)でほとんど吸収し、PCパネル本
体に押圧力が及ぶのを抑制してクラックの発生を防止す
る。
した窓枠つきPCパネル(1)において、夏期等の高温
時に上、下横枠材(4)、(5)及び左、右枠材
(6)、(7)が熱膨張により長手方向に伸長し、それ
により例えば1つの窓枠出隅部における縦、横枠材の一
方が著しく伸びて、その長手方向にPCパネル本体入隅
部を押圧したとき、あるいは縦、横枠材の両方が著しく
伸びて、それら両伸びの合力の方向にPCパネル本体入
隅部を押圧したとき、いずれの場合にも、それら押圧力
を弾性緩衝材(13)でほとんど吸収し、PCパネル本
体に押圧力が及ぶのを抑制してクラックの発生を防止す
る。
【0009】
【発明の効果】本発明の金属枠つきPCパネルのクラッ
ク防止構造によれば、金属枠を構成する枠材が熱膨張に
より長手方向に伸長してPCパネル本体の開口部入隅部
に押圧力を加えたとき、その押圧力を弾性緩衝材でほと
んど吸収し、それによりPCパネル本体入隅部へのクラ
ック発生を十分に防止することができるのである。
ク防止構造によれば、金属枠を構成する枠材が熱膨張に
より長手方向に伸長してPCパネル本体の開口部入隅部
に押圧力を加えたとき、その押圧力を弾性緩衝材でほと
んど吸収し、それによりPCパネル本体入隅部へのクラ
ック発生を十分に防止することができるのである。
【図1】本発明による窓枠つきPCパネルの一部切欠正
面図である。
面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
1 アルミニウム製窓枠つきPCパネル 2 PCパネル本体 3 開口部 4 上横枠材 5 下横枠材 6 左縦枠材 7 右縦枠材 8 窓枠 13 弾性緩衝材
Claims (1)
- 【請求項1】 矩形開口部を有するPCパネル本体の該
開口部内周に金属製上下横枠材及び左右縦枠材からなる
枠を取付けてなる金属枠つきPCパネルにおいて、 上記PCパネル本体の開口部入隅部に、該入隅に位置す
る縦、横枠材の少くとも各長手方向端面に対応する範囲
にわたって、上記枠材の長手方向伸長を吸収すべき弾性
緩衝材がコンクリートに代えて充填されている、金属枠
つきPCパネルのクラック防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321438A JP2794078B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 金属枠つきpcパネルのクラック防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321438A JP2794078B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 金属枠つきpcパネルのクラック防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133162A true JPH05133162A (ja) | 1993-05-28 |
JP2794078B2 JP2794078B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=18132560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3321438A Expired - Lifetime JP2794078B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 金属枠つきpcパネルのクラック防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2794078B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113006478A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-06-22 | 中建二局第三建筑工程有限公司 | 一种易拆模的现浇墙体沟槽模具及浇筑方法 |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP3321438A patent/JP2794078B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113006478A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-06-22 | 中建二局第三建筑工程有限公司 | 一种易拆模的现浇墙体沟槽模具及浇筑方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2794078B2 (ja) | 1998-09-03 |
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