JPH05130857A - 連続した流れの紙巻煙草を生産する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッターに対する紙ストリップの位置のずれ
を容易に補正できる連続の流れの紙巻煙草を生産する方
法を提供する。 【構成】 連続した流れの紙巻煙草１４を生産する方法
において、連続した等間隔の指示マーク２０，２５を担
持する連続の紙ストリップ４が、刻まれた煙草の流れが
ストリップ４上に供給される充填部署８に供給され、ス
トリップ４は所定速度で、各指示マーク２０，２５の通
過時に第１の信号を発する第１の検知器２１を通って、
各切断作用時に第２の信号を発する第２の検知器２２と
関連作動する横断カッター１３に前進され、各第２の信
号のタイミングが対応の第１の信号のタイミングと比較
されて連続の第３の信号を得るようにし、第３の信号を
介して紙ストリップ４の前進速度が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は紙巻煙草の少なくとも１
つの連続した流れを生産する方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】公知の紙巻煙草製造機械では、紙の連続
ストリップがモーター駆動のコンベアベルト上に、連続
紙巻煙草棒体を形成するベッドに沿い、刻まれた煙草の
流れが紙ストリップ上に供給される充填部署を通って、
供給される。

【０００３】紙ストリップの通路に沿って充填部署から
上流側に、印刷装置が設けられ、紙巻煙草の長さに等し
い等間隔でストリップ上にブランド名又は商標を印刷す
る。

【０００４】上記の型の機械において、特に一定長さの
時間作動される時は、印刷の位置は、例えばコンベアベ
ルトの速度の変化により、カッターに対して変化する。

【０００５】これを防止するため、制御手段が設けら
れ、印刷の移動を検知し、そして伝動手段を介して紙ス
トリップをカッターに対する正しい位置に復原させるよ
うにする。

【０００６】しかし、上記の欠点を解消するが、このよ
うな方法はまた紙巻煙草の長さに影響を及ぼし、この紙
巻煙草の長さの変動は明らかに所定の限度で許されるだ
けである。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、公知
の従来技術に関連する上記の欠点を解消するよう構成さ
れた、紙巻煙草の少なくとも１つの連続した流れを生産
する方法を提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、連続し
た紙のストリップを所定の前進速度で、刻まれた煙草の
流れが前記紙ストリップ上に供給される充填部署を通っ
て横断カッターに供給し、紙ストリップは生産されてい
る紙巻煙草の長さに等しい等間隔で連続した指示マーク
を担持している段階と、紙ストリップを刻まれた煙草の
流れの周りに折り込みカッターの上流側に連続した紙巻
煙草の棒体を形成する段階と、紙巻煙草棒体を前記カッ
ターにより切断する段階とからなる、紙巻煙草の少なく
とも１つの連続した流れを生産する方法において、紙ス
トリップが、前記指示マークの少なくとも一部の通過で
第１の信号を発する第１の検知器を通って前進され、カ
ッターが、各切断作用で第２の信号を発する第２の検知
器に関連作動され、前記第１及び第２の信号がそれぞれ
のタイミングを有し、各第２の信号のタイミングが対応
の第１の信号のタイミングと比較されこれらタイミング
の間の差違に比例する第３の信号を得るようにし、前記
前進速度が前記第３の信号の連続を介して制御されるこ
とを特徴とする、紙巻煙草の連続流れを生産する方法が
提供される。

【０００９】好ましくは、上記の方法において、指示マ
ークは紙巻煙草製造機械に用いる前に紙ストリップ上に
形成される。

【００１０】

【実施例】本発明は添付図面を参照して実例を示すこと
により以下に記載される。

【００１１】図１において符号１は紙巻煙草製造機械を
示し、この製造機械１は紙巻煙草の紙の連続ストリップ
４を供給する装置３を支持する基部２を具備している。

【００１２】装置３の送り出し部において、ストリップ
４は伝動ローラ５の周りに巻きつき、ローラ５によりス
トリップ４は、基部２上の固定位置に支持されコンベア
ベルト７の頂部分枝部を支持する実質的に水平なベッド
６上に、供給される。

【００１３】ベッド６に沿って前進するにしたがって、
ストリップ４は、連続した刻み煙草の流れが公知の供給
ユニット１０の送り出し部の吸引コンベアベルト９によ
りストリップ上に供給される充填部署８を通って供給さ
れる。

【００１４】充填部署８の下流側で、ストリップ４は、
連続した紙巻煙草棒体を形成しかつ徐々に縮小するわん
曲内側断面を有し最後の部分が実質的に円筒形となる公
知のビーム１１（詳細には図示しない）からなってい
る、１つの装置に係合する。ストリップ４はこうして公
知のように刻み煙草の周りに横方向に折られ連続した紙
巻煙草棒体１２を形成する。

【００１５】ベッド６の端部で、棒体１２は公知のカッ
ター１３を通って供給され、カッター１３により棒体１
２は連続した流れの紙巻煙草１４に切断される。

【００１６】図１に示されるように、ベルト７は、ベッ
ド６の各端部で２つの伝動ローラ１５と１６の周りに、
また後述する公知の制御回路１８′に接続された駆動装
置１８により駆動される駆動ローラ１７を備えた駆動手
段の周りに、掛け渡されている。

【００１７】駆動ローラ１７とローラ１５及び１６の各
々との間にローラ１５及び１６に平行な２つの緊張ロー
ラ１９が設けられる。

【００１８】図２に示されるように、機械１に用いられ
るより前に、ストリップ４は印刷の指示マーク２０が紙
巻煙草１４の長さに等しい等間隔で施される。

【００１９】図１に示されるように、ストリップ４の通
路に近接して検知器２１が設けられ各マーク２０の通過
時に電気パルスからなる信号を発するようになってい
る。

【００２０】同様に、カッター１３は公知の検知器２２
を具備し、以後“機械パルス又は信号”と称する電気パ
ルスを各切断作用時に発するようにしている。

【００２１】検知器２１と２２によって発せられたパル
スは、所定の値に対するこれら２つの信号のタイミング
の変化の量を数量化しそして、絶対値と前記変化の正又
は負の信号をそれぞれ表わす第１と第２の信号を発する
ブロック２４を備えた制御回路２３の入力を構成する。

【００２２】機械１の運転開始に先だって、操作員は紙
巻煙草棒体１２がカッター１３により指示マーク２０か
ら所定の距離で切断されるのを保証するよう、予め印刷
されたストリップ４を位置させる。

【００２３】正常の作動条件のもとに、すなわち上記の
条件が満たされた時、零信号が数量化ブロック２４によ
って発せられ、それにより駆動装置１８がプーリ１７と
コンベア７とを介して、ストリップ４の一定の走行速度
を維持する。

【００２４】これに対し、コンベア７の摩耗もしくは弛
み又はマーク２０の間隔の変化のため、検知器２１によ
るマーク２０の検知に対し切断作用のタイミングに変化
が生じた場合は、数量化ブロック２４が、絶対値と前記
変化の正又は負の信号とをそれぞれ表わす零でない２つ
の出力信号を供給する。

【００２５】前記信号に基づき、駆動装置１８はローラ
１７の速度したがってまたストリップ４の走行速度を調
整し、検知器２１によるマーク２０の検知に対する切断
作用の正しいタイミングを回復させる。

【００２６】前記の調節に伴って、数量化ブロック２４
からの出力信号が最終的に零に戻る。

【００２７】図３に示されるように、マーク２０はスト
リップ４に形成された孔２５の列によって替えられ、い
わゆる“通気紙巻煙草”を生産することができる。

【００２８】プーリ１７の速度を変える代わりに、もち
ろんコンベア７の速度はプーリ１７に代わって米国特許
第３，６３０，０９２号に記載されているような可変直
径プーリ（図示しない）からなる駆動手段を用いて変え
ることができるが、この場合には駆動手段１８は所望の
方向のコンベア７の速度を変えるようプーリの直径を変
えることができなければならない。

【００２９】本発明の方法は、もちろん、例えば米国特
許第４，３３６，８１２号に記載されているような、１
つより多い紙巻煙草棒体を同時に製造する機械にも適用
できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の方法を実施する紙巻煙草製造機械の概
略前面図と部分ブロック図である。

【図２】図１に示す機械に用いることのできる紙巻煙草
紙ストリップの１つの型式を示す図である。

【図３】図２とは異なる型式の紙巻煙草紙ストリップを
示す図である。

【符号の説明】

１…紙巻煙草製造機械 ４…紙ストリップ ７…コンベアベルト ８…充填部署 １２…紙巻煙草棒体 １３…カッター １４…紙巻煙草 １７…駆動ローラ ２０…指示マーク ２１…検知器 ２２…検知器 ２５…孔の列（ミシン目）

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも１つの連続した流れの紙巻煙
   草を生産する方法であって、生産される紙巻煙草（１
   ４）の長さに等しい等間隔で連続する指示マーク（２
   ０）（２５）を担持している連続した紙ストリップ
   （４）を、所定の前進速度で、刻まれた煙草の流れが紙
   ストリップ（４）上に供給される充填部署（８）を通っ
   て横断カッター（１３）に供給する段階と、紙ストリッ
   プ（４）を刻まれた煙草の流れの周りに折り込み連続し
   た紙巻煙草棒体（１２）をカッター（１３）の上流側に
   形成する段階と、紙巻煙草棒体（１２）を前記カッター
   （１３）により切断する段階、とを含む紙巻煙草の生産
   方法において、紙ストリップが、前記指示マーク（２
   ０）（２５）の少なくとも一部の通過時に第１の信号を
   発する第１の検知器（２１）を通過して前進され、カッ
   ター（１３）が、各切断作用時に第２の信号を発する第
   ２の検知器（２２）と関連作動され、前記第１及び第２
   の信号が各タイミングを有し、各第２の信号のタイミン
   グが対応の第１の信号のタイミングと比較されてこれら
   タイミング間の差違に比例する第３の信号を得るように
   し、前記前進速度が、連続する前記第３の信号を介して
   制御されることを特徴とする、連続した流れの紙巻煙草
   を生産する方法。
2. 【請求項２】 指示マーク（２０）（２５）が、紙巻煙
   草製造機械（１）に用いられるより前に紙ストリップ
   （４）上に形成されることを特徴とする請求項１に記載
   の方法。
3. 【請求項３】 前記第３の信号が、紙ストリップ（４）
   を前記前進速度で前進させるコンベアベルト（７）の駆
   動ローラ（１７）の回転速度を制御するために利用され
   ることを特徴とする請求項１又は２に記載の方法。
4. 【請求項４】 前記第３の信号が前記駆動ローラ（１
   ７）の直径を変化させるために利用されることを特徴と
   する請求項３に記載の方法。
5. 【請求項５】 前記指示信号が印刷マーク（２０）から
   なることを特徴とする前記請求項中の１項に記載の方
   法。
6. 【請求項６】 前記指示マークが前記紙ストリップ
   （４）のミシン目（２５）からなることを特徴とする請
   求項１から４のうちの１項に記載の方法。