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JPH05122108A - データキヤリア - Google Patents

データキヤリア

Info

Publication number
JPH05122108A
JPH05122108A JP3311749A JP31174991A JPH05122108A JP H05122108 A JPH05122108 A JP H05122108A JP 3311749 A JP3311749 A JP 3311749A JP 31174991 A JP31174991 A JP 31174991A JP H05122108 A JPH05122108 A JP H05122108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
unit
data
memory
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3311749A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Fukuoka
真一郎 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP3311749A priority Critical patent/JPH05122108A/ja
Publication of JPH05122108A publication Critical patent/JPH05122108A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 識別システムに用いられるデータキャリア内
のメモリの消費電力を低減し、通信距離を拡大するこ
と。 【構成】 送受信部1,ASK検波回路8,残響制御回
路17を有するデータキャリアに、メモリ部29のメモ
リセル32に必要な書き込み及び読み出し電圧を供給す
る高電圧供給部21及び低電圧供給部25を設ける。デ
ータキャリアがリードライトヘッドに近接すると、各部
に低電圧が供給される。そしてデータの書込み時には、
高電圧供給部21より供給される高圧電圧を用いて、メ
モリセル32にデータの書き込みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物流システム,電子乗車
券システム等の識別システムに用いられるデータキャリ
アに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来工場における組立搬送ラインでの物
品,製品の識別等を機械化するためには、種々の物品等
を識別して管理するシステムが必要となる。そこで特開
平1−163991号のように識別対象物にメモリを有するデ
ータキャリアを設け、外部からデータ伝送によってデー
タキャリアに必要な情報を書込んでおき、必要に応じて
その情報を読出すようにした識別システムが提案されて
いる。このようなデータキャリアはパレット等に取り付
けて用いられ、パレットの搬送経路の側方に配置された
書込/読出制御ユニットからデータキャリアに必要なデ
ータを書込み又は読出すように構成される。このような
データキャリアのメモリとして、EEPROM(電気的
にデータを消去可能なROM)を使用したものがある。
【0003】図7はメモリ部にEEPROMを含む従来
のデータキャリアの構成を示すブロック図である。本図
において、送受信部1は搬送ラインに固定されたリード
ライトヘッドより出力される信号を受信及び送信するも
のであり、送受信用のコイル2とコンデンサ3により構
成される。コイル2及びコンデンサ3は搬送周波数に共
振する同調回路を形成しており、例えばASK変調され
た信号を受信するものである。送受信部1の出力は電源
供給部4に与えられる。電源供給部4は、搬送周波数を
整流する整流回路5とコンデンサ6及び定電圧回路7を
有しており、定電圧回路7により例えば3〜5Vの定電
圧Vddが出力される。又送受信部1の出力は復調回路8
及びキャリア検出部9に与えられる。復調回路8は、送
受信部1のコイル2の両端に直列接続される検波用のダ
イオード8a,8bと、振幅変調されたパルス信号から
データ信号と制御信号(コマンド信号)を復調するAS
K検波回路8cにより構成される。更に、キャリア検出
部9はダイオード9aと接地抵抗9bにより構成され
る。キャリア検出部9は搬送波のキャリアをIFロジッ
ク回路11に与えるものである。
【0004】又データキャリアは、データを格納するメ
モリ部10が設けられている。メモリ部10は単一電源
で動作する素子であり、同一チップ内にデータの入出力
を制御するIFロジック回路11,発振回路12,チャ
ージポンプ回路13,高電圧スイッチング回路14及び
EEPROMのメモリセル15及びメモリアクセス回路
16が含まれる。EEPROMは一般にメモリの読出し
に例えば3〜5Vの直流電圧が必要であり、又メモリの
消去と書込みに例えば15〜20Vの直流電圧が必要な
不揮発性メモリである。このため通常のEEPROM
は、3〜5Vの電源電圧Vddから発振回路12及びチャ
ージポンプ13によって電圧変換を行い、15〜20V
の電圧Vppに昇圧している。
【0005】図8はチャージポンプ回路13とその周辺
回路の構成例を示す回路図である。本図に示すように発
振回路12の互いに位相の反転するクロックP及びクロ
ックQは、縦続接続された各MOS型のトランジスタの
ソース及びトレインにチャージアップコンデンサを介し
て供給され、終段のトランジスタから高電圧Vppが出力
される。ここでチャージアップされた直流の高電圧は定
電圧ダイオードD1を介して複数のスイッチ部を有する
高電圧スイッチング回路14に与えられる。
【0006】次に、高電圧スイッチング回路14はメモ
リセル15へデータの消去再記録に際し高圧の電圧Vpp
を供給する。又メモリ部10のメモリアクセス回路16
はメモリセル15の各アドレスにデータの記録及び読出
しを制御する。一方、復調回路8及びキャリア検出部9
の出力はIFロジック回路11に与えられる。IFロジ
ック回路11はキャリア検出部9の出力信号により発振
回路12を動作させたり、復調回路8からの制御信号に
よりメモリアクセス回路16を動作させるものである。
IFロジック回路11には又残響制御回路17が接続さ
れる。残響制御回路17は、送受信部1で受信したAS
K変調された信号に対して、コイル2及びコンデンサ3
の共振回路の残留振動をキャリアのオフ時に制御する回
路である。即ち、データキャリアよりデータを伝送する
際、このデータ信号によりASKの残留振動を停止さ
せ、その出力を送受信部1を介してリードライトヘッド
に送信するものである。
【0007】一方、このデータキャリアに対向する位置
にデータ伝送を行うリードライトヘッドが設けられてい
る。リードライトヘッドは送受信部,変調及び復調回路
を有するもので、書込/読出制御ユニットにより各種の
データがデータキャリアに伝送される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにEEPRO
Mをメモリとするデータキャリアは、データをメモリセ
ル15に記録するための高電圧発生回路が必要となる。
この高圧発生回路の発振回路12は例えば数MHzで発振
するため、メモリ部10の消費電流が大きくなるという
問題があった。このためデータキャリアの電源供給部4
の負荷電流は大きくなり、リードライトヘッドからの送
受信可能な距離が短くなってしまうという欠点があっ
た。
【0009】本願の請求項1〜4の発明はこのような従
来の識別システムのデータキャリアの問題点に鑑みてな
されたものであって、データキャリアのデータを格納す
るメモリ部の消費電力を少なくし、リードライトヘッド
とデータキャリア間の通信距離を拡大することを目的と
する。更に本願の請求項1の発明は、メモリ部のチャー
ジポンプ回路をなくし、ICチップの面積を少なくした
小型のデータキャリアを実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、書込み時に高電圧を要する不揮発性のメモリ部を有
し、識別対象物に取り付けられるデータキャリアであっ
て、外部の書込/読出制御ユニットとの間で信号を受信
及び送信する送受信部と、送受信部の出力を検波して信
号を復調する復調回路と、送受信部が受信する搬送波を
整流して第1の直流電圧を出力し、メモリ部の書込みに
必要な電圧を与える高電圧供給部と、高電圧供給部の出
力を第1の直流電圧より低い第2の直流電圧に変換する
低電圧供給部と、を具備し、メモリ部は、復調回路のコ
マンドに基づいて高電圧供給部より得られる高圧をメモ
リに供給してデータを書込むロジック回路を有すること
を特徴とするものである。
【0011】又本願の請求項2の発明は、書込み時に高
電圧を要する不揮発性のメモリ部を有し、識別対象物に
取り付けられるデータキャリアであって、外部の書込/
読出制御ユニットとの間で信号を受信及び送信する送受
信部と、送受信部のキャリア信号を検出するキャリア検
出部と、送受信部の出力を検波して信号を復調する復調
回路と、送受信部が受信する搬送波を整流して直流電圧
を出力する電源供給部と、を具備し、メモリ部は、復調
回路のコマンドに基づいて高電圧供給部より得られる高
圧をメモリに供給してデータを書込むロジック回路と、
キャリア検出部より得られるキャリアをメモリのデータ
書込みに必要な電圧に変換するチャージポンプ回路を有
することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、データキャリアの送受信部が搬送波を受信す
ると、高電圧供給部はこの信号を整流して第1の直流電
圧を出力し、メモリ部に与える。又、低電圧供給部は高
電圧供給部の出力を第1の直流電圧より低い第2の直流
電圧に変換する。次にメモリ部は、低電圧及び高電圧供
給部から電源の供給を受ける。こうしてロジック回路の
制御によってメモリ部のメモリセルにデータの書込み及
び読出しを行うようにしている。
【0013】又本願の請求項2の発明によれば、データ
キャリアの送受信部が搬送波を受信すると、電源供給部
はこの信号を整流して直流電圧を出力し、IFロジック
回路及びメモリ部に与える。又チャージポンプ回路は、
キャリア検出部からのパルス信号をクロック源として用
い、電源供給部の電圧を高電圧に変換する。こうしてロ
ジック回路の制御によりメモリセルにデータを書込み及
び読出しを行うようにしている。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例におけるデータキ
ャリアの構成を示すブロック図である。尚従来例を示す
図7と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。データキャリアは、送受信用のコイル2,コンデン
サ3を含む送受信部1と、ダイオード8a,8bとAS
K検波回路8cを含む復調回路8と、ダイオード9aと
接地抵抗9bを含むキャリア検出部9と、残響制御回路
17を有することは従来例と同一である。さて送受信部
1の出力は高電圧供給部21に与えられる。高電圧供給
部21は第1の直流電圧を出力するもので、搬送波信号
を整流する整流回路22と、その出力を平滑するコンデ
ンサ23と、整流回路22の出力を例えば15〜20V
の安定化された直流電圧Vppに変換する定電圧回路24
を有している。
【0015】次に、高電圧供給部21の出力は低電圧供
給部25に与えられる。低電圧供給部25は、第1の直
流電圧より低い第2の直流電圧を出力するもので、高電
圧供給部21の電源ラインに直列接続されるトランジス
タ26と、そのコレクタとベース間に接続される抵抗2
7と、ベースとアース間に接続される定電圧ダイオード
28とを含んで構成される。低電圧供給部25は高圧の
電圧Vppを例えば3Vの電圧Vddに変換するものであ
る。
【0016】高電圧供給部21及び低電圧供給部25の
出力電圧はメモリ部29に供給される。メモリ部29は
例えば2電源方式であって、高電圧供給部21からの電
圧Vppはメモリ部29のメモリセルのデータ書込み時に
用いられる。一方、低電圧供給部25から出力する電圧
Vddはメモリ部29のメモリセルのデータを読出した
り、メモリアクセス回路を含む他のブロックに電源電圧
を供給するものである。
【0017】次に、メモリ部29は、IFロジック回路
30,高電圧スイッチング回路31,EEPROMの不
揮発性メモリセル32,メモリアクセス回路33を含ん
で構成される。IFロジック回路30は変調回路8から
の信号によりコマンド及びデータを分離し、コマンドに
基づいて高電圧スイッチング回路31を動作させる。又
これと同時に、メモリアクセス回路33を介してメモリ
セル32を動作させるものである。
【0018】さて、IFロジック回路30には、図2に
示す受電圧検出部34が設けられる。本図に示すように
受電圧検出部34は、高電圧供給部21が出力する電圧
が、メモリセル32の書込みに必要な電圧レベルに達し
ているか否かの状態を検出し、プログラミングイネーブ
ルの信号やライトコマンドレスポンスの信号を出力する
ものである。ここでプログラミングイネーブルは、メモ
リセル32が書込み可能であることを示すイネーブル信
号である。ライトコマンドレスポンスはデータの書込み
の可否等の状態を示しており、送受信部1を介してリー
ドライトヘッドに転送するレスポンス信号である。
【0019】受電圧検出部34は、図2に示すように高
電圧供給部21からの電源電圧Vppを分圧する分圧回路
35と、この分圧電圧を所定の参照電圧と比較する比較
器36を含むものである。比較器36の出力はレジスタ
37及びD型のフリップフロップ(FF)38のクロッ
ク端子に与えられる。ここでレジスタ37のメモリ内容
をステータス1(ST1)とする。比較器36は、高電
圧供給部21の出力電圧がメモリセル32の書込みに必
要な電圧に達すれば、プログラミングイネーブルの信号
を出力し、レジスタ37の特定位置にフラグを立てる。
一方、FF38のD入力端には高電圧スイッチング回路
31のオン信号が与えられ、高電圧スイッチング回路3
1の動作中に比較器36からプログラミングイネーブル
の信号が出力されると、FF38のQ端子出力がLレベ
ルとなる。又、FF38のクリア端子にはNOR回路3
9が接続されている。NOR回路39はメモリアクセス
回路32からのライトコマンドエンドの信号又は電源リ
セット信号によりFF38をリセットするものである。
FF38のQ出力はレジスタ40に与えられ、その特定
位置にフラグが立てられる。レジスタ40のメモリ内容
をステータス2(ST2)とする。ここでST2の特定
位置は、メモリセル32にデータを書込み中であればL
レベル、書込み終了又は書込み禁止であればHレベルと
する。
【0020】このように構成されたデータキャリアの動
作について説明する。図3は受電圧検出部34の動作を
示すタイムチャートである。データキャリア(DC)が
例えば搬送ラインに設けたリードライトヘッド(RW
H)に近接すると、データキャリアの送受信部1が搬送
波を受信し、キャリア検出部9がキャリア信号を出力す
る。このキャリア信号から図3(a)に示すライトコマ
ンドを検出すると、受電圧検出部34によってのプログ
ラミングイネーブルを待ち受ける。高電圧供給部21は
搬送波信号から直流電圧を整流しており、コンデンサ2
3の充電電圧が規定の電圧以上に達すると、定電圧回路
24より直流電圧Vppが出力され。比較器36は図3
(c)の時刻t1に示すように、プログラミングイネーブ
ル信号を出力する。この信号はレジスタ37に入力され
て特定位置のフラグが立てられる。その後図3(b)に
示すようにレジスタ37のステータス(ST1)を含む
ライトコマンドレスポンスの信号が出力される。尚、高
電圧供給部21により昇圧がされない場合には、プログ
ラミングイネーブル信号は出力されず、ST1はデータ
の書込み不許可状態となっている。
【0021】このようにIFロジック回路30は、デー
タの書込みの許可又は非許可の状態を示すライトコマン
ドレスポンスの信号を出力し、残響制御回路17を介し
送受信部1からリードライトヘッドにその信号を伝送す
る。又、IFロジック回路30はプログラミングイネー
ブルがHとなったときに、高電圧スイッチング回路31
を動作させる。このとき図3(d)の時刻t2に示すよう
にメモリアクセス回路33を介しメモリセル32にデー
タが書込みされる。以後のライトコマンドレスポンスで
は、プログラミングイネーブル信号がそのまま出力さ
れ、リードライトヘッド側でリアルタイムでの監視がで
きる。
【0022】もしデータキャリア内のメモリセル32に
データを書込み中に高電圧供給部21の電圧Vppが低下
すると、比較器36は出力はLレベルとなる。このとき
FF38のQ端子出力はHレベルとなり、データの書込
みが不完全なことを示す信号がレジスタ40にST2と
して登録される。
【0023】さてメモリセル32へのデータの書込みが
終了する時刻t3には、メモリアクセス回路33よりコマ
ンドエンド信号が出力される。そのため比較器36から
プログラミングイネーブルの信号が出力されていても、
NOR回路39を介しFF38がリセットされ、Q出力
がLレベルとなる。そして図3(b)の時刻t3に示すよ
うに、レジスタ40のST2がレスポンス2として送出
される。従ってリードライトヘッド側でデータが正常に
書込まれたことが確認される。
【0024】以上のように受電圧検出部34はメモリ部
29のメモリセル32の書込みに必要なプログラミング
電圧を常時管理しており、リードライトヘッドからの信
号レベルの低下やメモリセル32へのデータの書込みの
継続により高圧Vppが低下すると、書込み不完全を示す
ライトコマンドレスポンスの信号が作成され、リードラ
イトヘッドに自動的にこの信号を返送するようにしてい
る。
【0025】図4は本発明の第2実施例におけるデータ
キャリアの構成を示すブロック図である。尚第1実施例
を示す図1と同一部分は同一の符号を付けて詳細な説明
は省略する。本実施例の識別システムに使用されるデー
タキャリアは、コイル2とコンデンサ3を含む送信部1
と、ダイオード8a,8b、ASK検波回路8cを含む
復調回路8と、ダイオード9aと接地抵抗9bを含むキ
ャリア検出部9と、残響制御回路17とを有することは
第1実施例と同一である。さて本実施例では、送受信部
1の出力は電源供給部51に与えられる。電源供給部5
1は、メモリ部に直流電圧を供給するものであり、搬送
波信号を整流する整流回路52と、平滑用のコンデンサ
53及び定電圧回路54を含んで構成される。電源供給
部51は、例えば3Vの直流電圧を電圧Vddとして電圧
検出回路55及びメモリ部56にその電圧を出力する。
電圧検出部55は電源供給部51の出力電圧がメモリ部
56の動作に必要な電圧を出力しているか否かを検出す
る回路である。
【0026】次にメモリ部56はIFロジック回路5
7,チャージポンプ回路58及びメモリアクセス回路5
9,高電圧スイッチング回路60,メモリセル61を有
している。IFロジック回路57は復調回路8からの信
号に基づいてコマンド及びデータを検出し各部を制御す
るものである。又IFロジック回路57には受電圧検出
部62が含まれる。
【0027】図5(a)は受電圧検出部62の構成を示
すブロック図である。本図においてAND回路63は、
キャリア検出部9からのキャリア信号とIFロジック回
路57のチャージポンプイネーブルの論理積信号をチャ
ージポンプ回路58に出力するものである。チャージポ
ンプ回路58は、図5(b)に示すようにキャリア検出
部9により得られるキャリアをクロック源として、例え
ば15〜20Vの直流電圧に昇圧する回路である。チャージ
ポンプ回路58の出力は定電圧ダイオード64による電
圧リミッタを介して高電圧Vppが出力される。この電圧
は高電圧スイッチング回路60に与えられる。
【0028】次に電圧Vppの電圧は分圧回路65により
分圧され、比較器66に与えられる。比較器66は分圧
回路65の出力を参照電圧と比較し、この電圧より高い
ときにはHレベルとなるプログラミングイネーブルの信
号を出力する。又比較器66の出力はST1のレジスタ
67に与えられ、メモリセル61への書込みが可能なこ
とを示すフラグがセットされる。更に比較器66の出力
はD型のFF68のクロック端子に与えられる。FF6
8はそのD入力端に高圧スイッチのオン状態を示す信号
が入力される。FF68のQ出力はST2のレジスタ6
9に与えられる。FF68のクリア端子にはNOR回路
70が接続されている。NOR回路70にはライトコマ
ンドエンドの信号又は電圧検出回路55の電源リセット
が与えられ、これらの信号の何れか一方によりFF68
をリセットするものである。又図4において、チャージ
ポンプ回路58から出力する電圧Vppは高電圧スイッチ
ング回路60に与えられる。
【0029】このように構成された識別システムに用い
られるデータキャリアの動作について説明する。図6は
受電圧検出部62の動作を示すタイムチャートである。
データキャリアが例えば搬送ラインのリードライトヘッ
ドに近接すると、データキャリアの送受信部1は搬送波
を受信し、整流回路52は搬送信号を整流してコンデン
サ53を充電する。コンデンサ53の充電電圧が規定電
圧に達すると、電源供給部51より各ブロックに電圧V
ddが供給される。又、復調回路8は送信データの復調を
行い、キャリア検出部9はキャリア信号をIFロジック
回路57に出力する。さて図6(a)のライトコマンド
を受信すると、チャージポンプイネーブルの信号をHレ
ベルとする。
【0030】チャージポンプイネーブルの信号が時刻t0
でHレベルとなり図5(b)に示すキャリア信号がAN
D回路63に与えられると、チャージポンプ回路58が
動作を開始する。そしてチャージングポンプ回路58の
出力電圧が規定の高電圧に達すると、比較器66は図6
(d)の時刻t1に示すようにプログラミングイネーブル
の信号を出力する。一方、レジスタ67にはデータの書
込み状態を示す信号としてST1が登録される。
【0031】プログラミングイネーブルがHレベルとな
ったときから、図6(b)に示すようにIFロジック回
路57より残響制御回路17にライトコマンドレスポン
スの信号が出力される。リードライトヘッドは既にデー
タキャリアにライトコマンドの信号を送信済みであるの
で、メモリアクセス回路59を介し図6(e)に示すよ
うに時刻t2以後にメモリセル61にデータが書込まれ
る。そしてデータの書込みが正常に終了すれば、高電圧
スイッチがオフとなり、図6(b)に示すようにそのと
きのライトコマンドレスポンスとしてステータス2が送
信されて処理を終える。
【0032】もしデータの書込中にデータキャリアがリ
ードライトヘッドから遠ざかったり、チャージポンプ回
路58の長時間の動作により電源供給部51の充電電圧
が低下すると、比較器66のプログラミングイネーブル
の信号はLレベルとなり、高電圧スイッチング回路60
をオフにする。又FF68のQ端子出力はHレベルとな
り、データの書込み不完全を示す信号がレジスタ68に
登録される。そしてデータの書込み不完全を示すライト
コマンドレスポンス信号が、残響制御回路17を介しリ
ードライトヘッドに返送される。
【0033】このようにデータキャリアのメモリ部56
に、キャリア信号から得られるクロックで動作するチャ
ージポンプ回路58を設けたことにより、メモリ部56
に発振回路を内蔵する必要がなく、メモリ部56の回路
構成を簡単にすることができる。特に図7に示す発振回
路12は数MHzの高周波で動作するので、この回路部の
消費電力は極めて大きく、この部分を削除したことによ
りメモリ部56の消費電力は大幅に低減される。このた
めデータキャリアは、リードライトヘッドからの送信信
号を低いレベルで受信しても、メモリ部56へのデータ
の書込動作が可能となる。
【0034】尚、本実施例で使用する搬送波は図5
(b)に示すように常時ノンキャリアの部分を含むAS
K信号としたが、チャージポンプ回路58の動作効率を
向上させるため、リードライトヘッドからライトコマン
ドを送信した後は、暫くの間連続発振するパルス信号を
含む搬送波に切り換える方式にしてもよい。この場合は
より安定な高圧電源が得られることになる。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、データキャリアのデータを格納するメモリ部に送受
信部からの搬送信号により高圧及び低電圧を発生する高
電圧供給部及び低電圧供給部を夫々接続することによ
り、メモリ部の回路構成を簡単にすることができる。又
メモリ部から発振回路及びチャージポンプ回路をなくす
ことによりチャージングコンデンサがなくなり、ICの
チップ面積が大幅に縮小される。このため消費電力の低
減化が図られ、データ通信距離を大きくすることができ
る。データキャリアを小電力化でき、より小型のデータ
キャリアを実現できる。
【0036】又、請求項2記載の発明によれば、データ
キャリアのメモリ部に外部からの搬送波で動作する電源
供給部を設けたことにより、発振回路を内蔵する必要が
なくなる。このためメモリ部の消費電力は少なくなり、
リードライトヘッドとデータキャリアの通信距離を増大
できるという効果が得られる。更にメモリ部を構成する
ICのチップ面積が小さくなり、データキャリアの小型
化を図れる優れた識別システムが実現できる効果が生ま
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のデータキャリアの構成を
示すブロック図である。
【図2】第1実施例におけるデータキャリアの受電圧検
出部の構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例におけるデータキャリアの動作を示
すタイムチャートである。
【図4】本発明の第2実施例のデータキャリアの構成を
示すブロック図である。
【図5】第2実施例におけるデータキャリアの受電圧検
出部の構成を示すブロック図である。
【図6】第2実施例におけるデータキャリアの動作を示
すタイムチャートである。
【図7】従来のデータキャリアの構成を示すブロック図
である。
【図8】従来のデータキャリアにおけるメモリ部の高圧
電源回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 送受信部 8 復調回路 9 キャリア検出部 17 残響制御回路 21 高電圧供給部 25 低電圧供給部 29,56 メモリ部 30,57 IFロジック回路 31,60 高電圧スイッチング回路 32,61 メモリセル 33,59 メモリアクセス回路 34,62 受電圧検出部 36,66 比較器 37,40,67,69 レジスタ 38,68 FF 51 電源供給部 58 チャージポンプ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み時に高電圧を要する不揮発性のメ
    モリ部を有し、識別対象物に取り付けられるデータキャ
    リアであって、 外部の書込/読出制御ユニットとの間で信号を受信及び
    送信する送受信部と、 前記送受信部の出力を検波して信号を復調する復調回路
    と、 前記送受信部が受信する搬送波を整流して第1の直流電
    圧を出力し、前記メモリ部の書込みに必要な電圧を与え
    る高電圧供給部と、 前記高電圧供給部の出力を第1の直流電圧より低い第2
    の直流電圧に変換する低電圧供給部と、を具備し、 前記メモリ部は、前記復調回路のコマンドに基づいて前
    記高電圧供給部より得られる高圧を前記メモリに供給し
    てデータを書込むロジック回路を有することを特徴とす
    るデータキャリア。
  2. 【請求項2】 書込み時に高電圧を要する不揮発性のメ
    モリ部を有し、識別対象物に取り付けられるデータキャ
    リアであって、 外部の書込/読出制御ユニットとの間で信号を受信及び
    送信する送受信部と、 前記送受信部のキャリア信号を検出するキャリア検出部
    と、 前記送受信部の出力を検波して信号を復調する復調回路
    と、 前記送受信部が受信する搬送波を整流して直流電圧を出
    力する電源供給部と、を具備し、 前記メモリ部は、前記復調回路のコマンドに基づいて前
    記高電圧供給部より得られる高圧を前記メモリに供給し
    てデータを書込むロジック回路と、前記キャリア検出部
    より得られるキャリアを前記メモリのデータ書込みに必
    要な電圧に変換するチャージポンプ回路を有することを
    特徴とするデータキャリア。
  3. 【請求項3】 前記メモリ部は、 前記データを保持する不揮発性のメモリセルと、 前記メモリセルにデータの書込み及び読出しのメモリア
    ドレスを制御するメモリアクセス回路と、 前記メモリセルへのデータの書込み時に必要な前記第1
    の直流電圧を断続する高電圧スイッチング回路と、 前記高電圧供給部が出力する電圧が、前記メモリ部のデ
    ータ書込み電圧レベルに達しているか否かの状態を検出
    する受電圧検出部と、を具備することを特徴とする請求
    項1記載のデータキャリア。
  4. 【請求項4】 前記メモリ部は、 前記データを保持する不揮発性のメモリセルと、 前記メモリセルにデータの書込み及び読出しのメモリア
    ドレスを制御するメモリアクセス回路と、 前記チャージポンプ回路の出力により前記メモリセルへ
    のデータの書込み時に必要な電圧を断続する高電圧スイ
    ッチング回路と、 前記高電圧供給部が出力する電圧が、前記メモリ部のデ
    ータ書込み電圧レベルに達しているか否かの状態を検出
    する受電圧検出部と、を具備することを特徴とする請求
    項2記載のデータキャリア。
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