JPH0512751B2 - - Google Patents
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- JPH0512751B2 JPH0512751B2 JP59033531A JP3353184A JPH0512751B2 JP H0512751 B2 JPH0512751 B2 JP H0512751B2 JP 59033531 A JP59033531 A JP 59033531A JP 3353184 A JP3353184 A JP 3353184A JP H0512751 B2 JPH0512751 B2 JP H0512751B2
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- 239000013598 vector Substances 0.000 claims description 49
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 18
- 238000004148 unit process Methods 0.000 claims description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 12
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000000977 initiatory effect Effects 0.000 description 1
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F15/00—Digital computers in general; Data processing equipment in general
- G06F15/76—Architectures of general purpose stored program computers
- G06F15/80—Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors
- G06F15/8053—Vector processors
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
(a) 発明の技術分野
本発明はベクトル処理装置において、先行する
命令の処理結果を後続の命令の入力オペランドと
して使用する場合における、後続命令の実行開始
時期の制御方式に関する。
命令の処理結果を後続の命令の入力オペランドと
して使用する場合における、後続命令の実行開始
時期の制御方式に関する。
(b) 技術の背景
ベクトル処理装置は、ベクトルのエレメントで
ある複数の単位データを有する第2オペランドA
=a0,a1,……,ai,……,ao-1と、複数の単位
データを有する第3オペランドB=b0,b1,…
…,bi,……,bo-1との対応する単位データ間に
演算を行い、処理結果の第1オペランドC=c0,
c1,……,ci,……,co-1を得ることを基本機能
とするものである。例えばベクトル演算C=A+
Bは、単位データの演算ci=ai+biのn回の繰り
返しで構成される。
ある複数の単位データを有する第2オペランドA
=a0,a1,……,ai,……,ao-1と、複数の単位
データを有する第3オペランドB=b0,b1,…
…,bi,……,bo-1との対応する単位データ間に
演算を行い、処理結果の第1オペランドC=c0,
c1,……,ci,……,co-1を得ることを基本機能
とするものである。例えばベクトル演算C=A+
Bは、単位データの演算ci=ai+biのn回の繰り
返しで構成される。
このような演算は、ベクトル処理装置におい
て、ベクトル命令の実行として遂行される。ベク
トル命令は一般に、命令コード、第1オペランド
指定部、第2オペランド指定部及び第3オペラン
ド指定部を有し、例えば「VM1,2,3」は、
ベクトル・レジスタ2とベクトル・レジスタ3の
内容を乗算した結果をベクトル・レジスタ1に格
納することを指定するベクトル乗算命令である。
て、ベクトル命令の実行として遂行される。ベク
トル命令は一般に、命令コード、第1オペランド
指定部、第2オペランド指定部及び第3オペラン
ド指定部を有し、例えば「VM1,2,3」は、
ベクトル・レジスタ2とベクトル・レジスタ3の
内容を乗算した結果をベクトル・レジスタ1に格
納することを指定するベクトル乗算命令である。
(c) 従来技術と問題点
第1図はベクトル処理装置の一例を示す図で、
ベクトル処理装置200は主記憶制御装置2を介
して主記憶装置1と接続され、主記憶装置上のデ
ータを処理するが、処理の対象となるデータは主
記憶装置1とベクトル・レジスタ記憶装置4の間
でブロツク転送され、演算の直接の対象は記憶装
置4のデータである。このデータ転送はロード処
理部7及びストア処理部8において処理される。
演算は演算処理部6の加算器9及び乗除算器10
により処理される。命令制御部5は以上の各部を
制御する。
ベクトル処理装置200は主記憶制御装置2を介
して主記憶装置1と接続され、主記憶装置上のデ
ータを処理するが、処理の対象となるデータは主
記憶装置1とベクトル・レジスタ記憶装置4の間
でブロツク転送され、演算の直接の対象は記憶装
置4のデータである。このデータ転送はロード処
理部7及びストア処理部8において処理される。
演算は演算処理部6の加算器9及び乗除算器10
により処理される。命令制御部5は以上の各部を
制御する。
ベクトル命令を高速に実行する為に、ロード処
理部7、ストア処理部8、加算器9、乗除算器1
0等は並行して動作可能とされ、且つ所謂パイプ
ライン制御方式によつて、複数の命令の実行が並
行処理される。このようなベクトル処理装置にお
いて、或る命令に続いてその実行結果を入力オペ
ランドとする後続命令がある場合(このような状
態をレジスタ干渉という。)には、後続命令の開
始は先行命令の実行状態に同期させる為に、特別
の考慮が必要になる。このような場合の後続命令
の開始を制御する為の改善された方式が、同じ出
願人の特許出願公開である特開昭57−206982「命
令制御方式」に開示されている。
理部7、ストア処理部8、加算器9、乗除算器1
0等は並行して動作可能とされ、且つ所謂パイプ
ライン制御方式によつて、複数の命令の実行が並
行処理される。このようなベクトル処理装置にお
いて、或る命令に続いてその実行結果を入力オペ
ランドとする後続命令がある場合(このような状
態をレジスタ干渉という。)には、後続命令の開
始は先行命令の実行状態に同期させる為に、特別
の考慮が必要になる。このような場合の後続命令
の開始を制御する為の改善された方式が、同じ出
願人の特許出願公開である特開昭57−206982「命
令制御方式」に開示されている。
第2図はこの発明を適用して、乗算命令VMと
加算命令VAを実行する場合のタイミングを示
す。図において、IFは命令フエツチ、Dは命令
デコード、Qは待ち合わせ、Eは命令の実行の各
フエーズを示す。図に示されるように、先行命令
の実行結果の単位データの書込みが開始された時
に実行中命令管理部からライト・フラグ信号を出
し、その他の条件が満たされていれば、ライト・
フラグ信号によつて後続命令を開始させる。これ
によりベクトル処理装置の資源が有効に利用でき
るようになる。
加算命令VAを実行する場合のタイミングを示
す。図において、IFは命令フエツチ、Dは命令
デコード、Qは待ち合わせ、Eは命令の実行の各
フエーズを示す。図に示されるように、先行命令
の実行結果の単位データの書込みが開始された時
に実行中命令管理部からライト・フラグ信号を出
し、その他の条件が満たされていれば、ライト・
フラグ信号によつて後続命令を開始させる。これ
によりベクトル処理装置の資源が有効に利用でき
るようになる。
しかし、第2図に示した方式は、もし先行命令
のパイプラインの中に処理時間の長いステージが
あり、従つて結果の書込み速度が、後続命令によ
る同じデータの読み出し速度より遅くなる場合に
は適用できない。従つて、従来このような組合せ
の場合には、先行命令の実行完了を待つて、後続
命令を開始しなければならず、ベクトル処理装置
の資源の遊び時間を大きくしていた。
のパイプラインの中に処理時間の長いステージが
あり、従つて結果の書込み速度が、後続命令によ
る同じデータの読み出し速度より遅くなる場合に
は適用できない。従つて、従来このような組合せ
の場合には、先行命令の実行完了を待つて、後続
命令を開始しなければならず、ベクトル処理装置
の資源の遊び時間を大きくしていた。
(d) 発明の目的
従つて本発明の目的は、ベクトル処理装置にお
ける上記の問題点にかんがみ、先行命令の処理速
度が後続命令の処理速度より遅い場合における、
両命令の実行処理並行度を高める為の改善された
方式を提供するにある。
ける上記の問題点にかんがみ、先行命令の処理速
度が後続命令の処理速度より遅い場合における、
両命令の実行処理並行度を高める為の改善された
方式を提供するにある。
(e) 発明の構成
本発明の目的は、順序づけられた複数の単位デ
ータに一定の順序で順次アクセスする記憶装置
と、該記憶装置のデータを処理する第1演算部及
び第2演算部とを有し、第2演算部は該記憶装置
のアクセスサイクルに等しい処理時間で、各該単
位データを該アクセス順に処理し、第1演算部は
第2演算部の整数X倍の処理時間を要し、該記憶
装置の同一の単位データ列にX回の反復アクセス
を行う内の、該列の各該単位データごと1回のア
クセスのみを有効アクセスとして、当該単位デー
タを処理するベクトル処理装置において、第1の
命令に続いて第2の命令を実行し、第1の命令は
第1演算部を使用して実行し、第2の命令は第1
の命令の処理結果である該記憶装置のデータをオ
ペランドとし、第2演算部を使用して実行する場
合に、第1の命令の該処理結果データを該記憶装
置に格納するための第X回の該反復アクセスを行
う最初の該単位データのアクセス開始時以後であ
つて、該処理結果の最終単位データの格納処理開
始時より前に、第2の命令の実行を開始するよう
に構成されていることを特徴とする命令制御方式
により達成される。
ータに一定の順序で順次アクセスする記憶装置
と、該記憶装置のデータを処理する第1演算部及
び第2演算部とを有し、第2演算部は該記憶装置
のアクセスサイクルに等しい処理時間で、各該単
位データを該アクセス順に処理し、第1演算部は
第2演算部の整数X倍の処理時間を要し、該記憶
装置の同一の単位データ列にX回の反復アクセス
を行う内の、該列の各該単位データごと1回のア
クセスのみを有効アクセスとして、当該単位デー
タを処理するベクトル処理装置において、第1の
命令に続いて第2の命令を実行し、第1の命令は
第1演算部を使用して実行し、第2の命令は第1
の命令の処理結果である該記憶装置のデータをオ
ペランドとし、第2演算部を使用して実行する場
合に、第1の命令の該処理結果データを該記憶装
置に格納するための第X回の該反復アクセスを行
う最初の該単位データのアクセス開始時以後であ
つて、該処理結果の最終単位データの格納処理開
始時より前に、第2の命令の実行を開始するよう
に構成されていることを特徴とする命令制御方式
により達成される。
(f) 発明の実施例
以下に本発明の実施例を説明するが、その前に
本発明の適用に好適なベクトル・レジスタ記憶装
置4の構成について簡単に述べる。
本発明の適用に好適なベクトル・レジスタ記憶装
置4の構成について簡単に述べる。
そのような記憶装置は、第3図に概要を例示す
るように、複数のバンクからなり(図はバンク1
00〜107の8バンクの例)、アドレス回路1
4によつてアドレス0〜M−1の1を選択するこ
とにより、該アドレスに属する全バンクの単位デ
ータにアクセスできる。その場合各バンクは一定
のアクセスサイクルごとにバンク100から10
7へ順にアクセスされる。アクセスするバンクは
セレクタ120及び121により選択される。1
10は記憶装置の制御回路である。
るように、複数のバンクからなり(図はバンク1
00〜107の8バンクの例)、アドレス回路1
4によつてアドレス0〜M−1の1を選択するこ
とにより、該アドレスに属する全バンクの単位デ
ータにアクセスできる。その場合各バンクは一定
のアクセスサイクルごとにバンク100から10
7へ順にアクセスされる。アクセスするバンクは
セレクタ120及び121により選択される。1
10は記憶装置の制御回路である。
このような記憶装置において、アクセス源6の
スループツト(時間当たりの入出力可能データ
量)が記憶装置のスループツトより小さい場合の
アクセス制御方式については、同じ出願人の特許
出願(特願昭59−20313号)「記憶装置アクセス制
御方式」に開示されている。それによれば、アク
セス源のスループツトが記憶装置のそれの1/X
より大きくなるような整数Xを選び、上記のよう
にして行われるバンクへの順次アクセスをX回繰
り返す。この間にX回に1回のみを有効アクセス
としてアクセスすることにより、1/Xのスルー
プツトで全バンクにアクセスできる。
スループツト(時間当たりの入出力可能データ
量)が記憶装置のスループツトより小さい場合の
アクセス制御方式については、同じ出願人の特許
出願(特願昭59−20313号)「記憶装置アクセス制
御方式」に開示されている。それによれば、アク
セス源のスループツトが記憶装置のそれの1/X
より大きくなるような整数Xを選び、上記のよう
にして行われるバンクへの順次アクセスをX回繰
り返す。この間にX回に1回のみを有効アクセス
としてアクセスすることにより、1/Xのスルー
プツトで全バンクにアクセスできる。
本発明の最も好適な実施例として、上記の記憶
装置をベクトル・レジスタ記憶装置4に使用する
ベクトル処理装置の命令制御方式を述べる。
装置をベクトル・レジスタ記憶装置4に使用する
ベクトル処理装置の命令制御方式を述べる。
第4図は命令制御装置である。主記憶装置1か
らフエツチされたベクトル命令が命令フエツチ用
Dレジスタ11にセツトされる。この命令はデコ
ーダ12によつてデコードされる。デコードされ
た命令情報は待ち合わせ用Qレジスタ13にセツ
トされる。命令発信制御回路14は、Qレジスタ
13及び実行中命令管理部15−1又は15−2
からの情報によつて、命令発信の可否を判断し、
発信可能な場合には、空きの実行中命令管理部1
5−1又は15−2へQレジスタ13内の命令情
報を転送する。
らフエツチされたベクトル命令が命令フエツチ用
Dレジスタ11にセツトされる。この命令はデコ
ーダ12によつてデコードされる。デコードされ
た命令情報は待ち合わせ用Qレジスタ13にセツ
トされる。命令発信制御回路14は、Qレジスタ
13及び実行中命令管理部15−1又は15−2
からの情報によつて、命令発信の可否を判断し、
発信可能な場合には、空きの実行中命令管理部1
5−1又は15−2へQレジスタ13内の命令情
報を転送する。
実行中命令管理部15−1は、実行中命令用
E1レジスタ16−1、計数回路17−1及びラ
イト・フラグ18−1を有する。E1レジスタ1
6−1には、対応する演算処理部で実行される命
令情報がセツトされる。計数回路17−1はE1
レジスタ16−1に命令情報がセツトされた時に
時間計数を開始し、その命令情報で定まる時間を
計数した時に、ライト・フラグ18−1をオンに
セツトする。実行中命令管理部15−2も15−
1と同様の構成を有する。
E1レジスタ16−1、計数回路17−1及びラ
イト・フラグ18−1を有する。E1レジスタ1
6−1には、対応する演算処理部で実行される命
令情報がセツトされる。計数回路17−1はE1
レジスタ16−1に命令情報がセツトされた時に
時間計数を開始し、その命令情報で定まる時間を
計数した時に、ライト・フラグ18−1をオンに
セツトする。実行中命令管理部15−2も15−
1と同様の構成を有する。
命令発信制御回路14は、命令発信先の演算
処理部及び実行中命令管理部が空いているか、
命令オペランドのベクトル・レジスタの干渉が無
いか、ライト・フラグがオンか等により命令発
信可否を判定する。こゝでベクトル・レジスタの
干渉とは、ベクトル・レジスタ記憶装置上のレジ
スタにおいて、前記のレジスタ干渉がある状態を
言う。この干渉が検出された場合には、他の条件
が満足されていても、先行命令についてライト・
フラグ18−1または18−2がオンとなるま
で、命令発信を待つ。
処理部及び実行中命令管理部が空いているか、
命令オペランドのベクトル・レジスタの干渉が無
いか、ライト・フラグがオンか等により命令発
信可否を判定する。こゝでベクトル・レジスタの
干渉とは、ベクトル・レジスタ記憶装置上のレジ
スタにおいて、前記のレジスタ干渉がある状態を
言う。この干渉が検出された場合には、他の条件
が満足されていても、先行命令についてライト・
フラグ18−1または18−2がオンとなるま
で、命令発信を待つ。
第5図は命令発信制御回路14内にある、レジ
スタ干渉チエツク回路の実施例である。図示の回
路は実行中命令管理部15−1に対応する回路で
あり、命令発信制御回路14には、同様の回路が
実行中命令管理部15−2に対応して別に1組設
けられる。
スタ干渉チエツク回路の実施例である。図示の回
路は実行中命令管理部15−1に対応する回路で
あり、命令発信制御回路14には、同様の回路が
実行中命令管理部15−2に対応して別に1組設
けられる。
図においてライト・フラグ信号はライト・フラ
グ18−1からの信号であり、その他の入力信号
はそれぞれE1レジスタ16−1及びQレジスタ
13内の命令情報のうちのオペランド・レジスタ
番号情報である。
グ18−1からの信号であり、その他の入力信号
はそれぞれE1レジスタ16−1及びQレジスタ
13内の命令情報のうちのオペランド・レジスタ
番号情報である。
E1レジスタの第1オペランド・レジスタ番号、
即ち実行中命令の結果格納先レジスタ番号、とQ
レジスタの第2又は第3オペランド・レジスタ番
号とが一致すると、それぞれの比較回路19又は
20の“1”出力が論理積ゲート21又は22に
入力する。この時、否定回路23のライト・フラ
グ信号入力が“0”であれば、ゲート21又は2
2の少なくとも一方の出力は“1”となり、論理
和ゲート24を経て命令発信待ち信号が“1”と
なる。その他の条件においては、命令発信待ち信
号は“0”である。命令発信制御回路14におい
て、命令発信待ち信号が“1”である間、Qレジ
スタ13にある待ち合わせ命令の発信は抑制され
る。
即ち実行中命令の結果格納先レジスタ番号、とQ
レジスタの第2又は第3オペランド・レジスタ番
号とが一致すると、それぞれの比較回路19又は
20の“1”出力が論理積ゲート21又は22に
入力する。この時、否定回路23のライト・フラ
グ信号入力が“0”であれば、ゲート21又は2
2の少なくとも一方の出力は“1”となり、論理
和ゲート24を経て命令発信待ち信号が“1”と
なる。その他の条件においては、命令発信待ち信
号は“0”である。命令発信制御回路14におい
て、命令発信待ち信号が“1”である間、Qレジ
スタ13にある待ち合わせ命令の発信は抑制され
る。
第6図は本発明によるベクトル命令実行の一例
を示す。図は下記のような2命令がの順に実
行されるべき場合である。
を示す。図は下記のような2命令がの順に実
行されるべき場合である。
VD 1,2,3
VA 4,5,1
こゝで、のVD命令はベクトル・レジスタ番
号2と番号3とのベクトル間の除算を実行し、結
果をベクトル・レジスタ番号1に格納する命令で
あり、のVA命令はベクトル・レジスタ番号5
と番号1とのベクトル間の加算を実行し、結果を
ベクトル・レジスタ番号4に格納する命令であ
る。従つて、両命令間にはレジスタ番号1におい
てレジスタ干渉がある。
号2と番号3とのベクトル間の除算を実行し、結
果をベクトル・レジスタ番号1に格納する命令で
あり、のVA命令はベクトル・レジスタ番号5
と番号1とのベクトル間の加算を実行し、結果を
ベクトル・レジスタ番号4に格納する命令であ
る。従つて、両命令間にはレジスタ番号1におい
てレジスタ干渉がある。
又、の命令は各ベクトル要素の除算におい
て、演算回路を5サイクル間保留するものとし、
この為にベクトル・レジスタ記憶装置4と演算部
6との単位データの入出力は、前記特許出願(特
願昭59−20313号)の方式により、5サイクルに
1回を有効アクセスとして実行される。
て、演算回路を5サイクル間保留するものとし、
この為にベクトル・レジスタ記憶装置4と演算部
6との単位データの入出力は、前記特許出願(特
願昭59−20313号)の方式により、5サイクルに
1回を有効アクセスとして実行される。
第6図は左から右へ時間の流れを示し、菱形は
各命令実行パイプラインのステージの進行を、上
から下の方向の流れとして表している。IF,D,
Q,E等の記号の意味は第2図と同じである。
VD命令の流れにおける最下段は演算結果をベク
トル・レジスタ記憶装置に格納するステージであ
り、数字は各サイクルでアクセスする記憶装置バ
ンクの番号を示し、このうち番号を□で囲んで示
すバンクが有効アクセスとしてアクセスされるこ
とを示している。本例でベクトルは8個の単位デ
ータで構成され、記憶装置の同じアドレスにアク
セスを5回繰り返し、合計40サイクルのアクセス
によつて8データを入/出力するものとしてい
る。
各命令実行パイプラインのステージの進行を、上
から下の方向の流れとして表している。IF,D,
Q,E等の記号の意味は第2図と同じである。
VD命令の流れにおける最下段は演算結果をベク
トル・レジスタ記憶装置に格納するステージであ
り、数字は各サイクルでアクセスする記憶装置バ
ンクの番号を示し、このうち番号を□で囲んで示
すバンクが有効アクセスとしてアクセスされるこ
とを示している。本例でベクトルは8個の単位デ
ータで構成され、記憶装置の同じアドレスにアク
セスを5回繰り返し、合計40サイクルのアクセス
によつて8データを入/出力するものとしてい
る。
他方、のベクトル加算命令VAでは、パイプ
ラインの全ステージが1サイクルで進むので、ベ
クトル・レジスタ記憶装置4とのデータ入出力は
毎サイクル可能であり、8サイクルで全データを
入/出力できる。
ラインの全ステージが1サイクルで進むので、ベ
クトル・レジスタ記憶装置4とのデータ入出力は
毎サイクル可能であり、8サイクルで全データを
入/出力できる。
VD命令がE1レジスタ16−1にセツトされ
ると、計数回路17−1が時間計数を開始し、毎
サイクル+1されて、計数値が設定値になると、
ライト・フラグ18−1をオン(“1”)にする。
従つて第5図のライト・フラグ信号が“1”にな
つて命令発信待ち信号が“0”になるので、命令
発信制御回路14において、Qレジスタ13にあ
るVA命令が実行中命令用E2レジスタ16−2に
セツトされ、VA命令の実行が開始される。
ると、計数回路17−1が時間計数を開始し、毎
サイクル+1されて、計数値が設定値になると、
ライト・フラグ18−1をオン(“1”)にする。
従つて第5図のライト・フラグ信号が“1”にな
つて命令発信待ち信号が“0”になるので、命令
発信制御回路14において、Qレジスタ13にあ
るVA命令が実行中命令用E2レジスタ16−2に
セツトされ、VA命令の実行が開始される。
上記において、計数回路17−1の設定値は、
ベクトル・レジスタ記憶装置4の各バンクへX回
の繰り返しアクセスをするアクセス制御方式にお
いて、第X回アクセスの開始時点を決定するよう
に設定される。従つて、上記のように毎サイクル
カウントアツプする計数回路を使用する場合の設
定値は、バンク数をN、繰り返しアクセス回数を
Xとした場合、N(X−1)と、命令実行開始か
ら最初の結果を格納するまでの時間により定ま
る。後者の値を10サイクルとすると、本例の設定
値は8×(5−1)+10=42となる。
ベクトル・レジスタ記憶装置4の各バンクへX回
の繰り返しアクセスをするアクセス制御方式にお
いて、第X回アクセスの開始時点を決定するよう
に設定される。従つて、上記のように毎サイクル
カウントアツプする計数回路を使用する場合の設
定値は、バンク数をN、繰り返しアクセス回数を
Xとした場合、N(X−1)と、命令実行開始か
ら最初の結果を格納するまでの時間により定ま
る。後者の値を10サイクルとすると、本例の設定
値は8×(5−1)+10=42となる。
(g) 発明の効果
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、レジスタ干渉があり、且つ先行ベクトル命令
が後続ベクトル命令より長い処理時間を要する場
合において、後続命令の実行開始時期を、先行命
令の実行完了以前まで早めることができるので、
ベクトル処理装置の実行並行度を高め、従つて装
置の処理性能を改善することができる。
ば、レジスタ干渉があり、且つ先行ベクトル命令
が後続ベクトル命令より長い処理時間を要する場
合において、後続命令の実行開始時期を、先行命
令の実行完了以前まで早めることができるので、
ベクトル処理装置の実行並行度を高め、従つて装
置の処理性能を改善することができる。
第1図はベクトル処理装置の概要を示す図、第
2図は従来の命令列処理タイミング例を示す図、
第3図はベクトル・レジスタ記憶装置の例を示す
図、第4図は本発明の命令制御装置の実施例のブ
ロツク図、第5図は命令発信制御回路内のレジス
タ干渉チエツク回路の実施例のブロツク図、第6
図は本発明の命令列処理タイミング例を示す図で
ある。 図において、200はベクトル処理装置、1は
主記憶装置、2は主記憶制御装置、3はメモリ・
アクセス処理部、4はベクトル・レジスタ記憶装
置、5は命令制御部、6は演算処理部、11は命
令フエツチ用Dレジスタ、13は待ち合わせ用Q
レジスタ、14は命令発信制御回路、15−1及
び15−2は実行中命令管理部、16−1及び1
6−2はそれぞれ実行中命令用E1及びE2レジス
タ、17−1及び17−2は計数回路、18−1
及び18−2はライト・フラグ、19及び20は
比較回路、21及び22は論理積ゲート、23は
否定ゲート、24は論理和ゲート、100〜10
7は記憶装置バンク、110は記憶装置の制御回
路である。
2図は従来の命令列処理タイミング例を示す図、
第3図はベクトル・レジスタ記憶装置の例を示す
図、第4図は本発明の命令制御装置の実施例のブ
ロツク図、第5図は命令発信制御回路内のレジス
タ干渉チエツク回路の実施例のブロツク図、第6
図は本発明の命令列処理タイミング例を示す図で
ある。 図において、200はベクトル処理装置、1は
主記憶装置、2は主記憶制御装置、3はメモリ・
アクセス処理部、4はベクトル・レジスタ記憶装
置、5は命令制御部、6は演算処理部、11は命
令フエツチ用Dレジスタ、13は待ち合わせ用Q
レジスタ、14は命令発信制御回路、15−1及
び15−2は実行中命令管理部、16−1及び1
6−2はそれぞれ実行中命令用E1及びE2レジス
タ、17−1及び17−2は計数回路、18−1
及び18−2はライト・フラグ、19及び20は
比較回路、21及び22は論理積ゲート、23は
否定ゲート、24は論理和ゲート、100〜10
7は記憶装置バンク、110は記憶装置の制御回
路である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 順序づけられた複数の単位データに一定の順
序で順次アクセスする記憶装置と、 該記憶装置のデータを処理する第1演算部及び
第2演算部とを有し、 第2演算部は該記憶装置のアクセスサイクルに
等しい処理時間で、各該単位データを該アクセス
順に処理し、 第1演算部は第2演算部の整数X倍の処理時間
を要し、該記憶装置の同一の単位データ列にX回
の反復アクセスを行う内の、該列の各該単位デー
タごと1回のアクセスのみを有効アクセスとし
て、当該単位データを処理するベクトル処理装置
において、 第1の命令に続いて第2の命令を実行し、第1
の命令は第1演算部を使用して実行し、第2の命
令は第1の命令の処理結果である該記憶装置のデ
ータをオペランドとし、第2演算部を使用して実
行する場合に、 第1の命令の該処理結果データを該記憶装置に
格納するための第X回の該反復アクセスを行う最
初の該単位データのアクセス開始時以後であつ
て、該処理結果の最終単位データの格納処理開始
時より前に、第2の命令の実行を開始するように
構成されていることを特徴とする命令制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353184A JPS60178580A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 命令制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353184A JPS60178580A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 命令制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60178580A JPS60178580A (ja) | 1985-09-12 |
JPH0512751B2 true JPH0512751B2 (ja) | 1993-02-18 |
Family
ID=12389126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3353184A Granted JPS60178580A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 命令制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60178580A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0622035B2 (ja) * | 1985-11-13 | 1994-03-23 | 株式会社日立製作所 | ベクトル処理装置 |
JPH0769821B2 (ja) * | 1988-03-04 | 1995-07-31 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置におけるバイパスライン制御方式 |
JPH01258068A (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-16 | Fujitsu Ltd | ベクトル処理装置におけるリンケージ制御方式 |
JP2544817B2 (ja) * | 1989-11-15 | 1996-10-16 | 甲府日本電気株式会社 | ベクトル処理装置及びベクトル処理方法 |
JPH04116769A (ja) * | 1990-09-07 | 1992-04-17 | Koufu Nippon Denki Kk | ベクトル処理装置 |
JP5699554B2 (ja) * | 2010-11-11 | 2015-04-15 | 富士通株式会社 | ベクトル処理回路、命令発行制御方法、及びプロセッサシステム |
JP5751181B2 (ja) | 2012-01-24 | 2015-07-22 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 命令制御回路、プロセッサ、及び命令制御方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51854A (en) * | 1974-06-21 | 1976-01-07 | Hitachi Ltd | Deijitarukeisankino senkoseigyohoshiki |
JPS5199427A (ja) * | 1975-02-27 | 1976-09-02 | Hitachi Ltd | |
JPS57206982A (en) * | 1981-06-15 | 1982-12-18 | Fujitsu Ltd | Instruction controlling system |
JPS5844569A (ja) * | 1981-09-10 | 1983-03-15 | Fujitsu Ltd | 命令処理同期制御方式 |
-
1984
- 1984-02-24 JP JP3353184A patent/JPS60178580A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51854A (en) * | 1974-06-21 | 1976-01-07 | Hitachi Ltd | Deijitarukeisankino senkoseigyohoshiki |
JPS5199427A (ja) * | 1975-02-27 | 1976-09-02 | Hitachi Ltd | |
JPS57206982A (en) * | 1981-06-15 | 1982-12-18 | Fujitsu Ltd | Instruction controlling system |
JPS5844569A (ja) * | 1981-09-10 | 1983-03-15 | Fujitsu Ltd | 命令処理同期制御方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60178580A (ja) | 1985-09-12 |
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