JPH05110339A - 濾波回路 - Google Patents
濾波回路Info
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- JPH05110339A JPH05110339A JP11151091A JP11151091A JPH05110339A JP H05110339 A JPH05110339 A JP H05110339A JP 11151091 A JP11151091 A JP 11151091A JP 11151091 A JP11151091 A JP 11151091A JP H05110339 A JPH05110339 A JP H05110339A
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- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims abstract description 61
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 27
- 238000004965 Hartree-Fock calculation Methods 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な回路構成で、低周波から高周波までの
周波数特性を的確に変える。 【構成】 被濾波信号を第1のミクサ2に入力すると、
該第1のミクサ2では、被濾波信号と第1の局部発振回
路4の出力とを混合する。この混合出力は、第1のフィ
ルタ3で濾波された後、第2のミクサ5で、第1の局部
発振回路4の出力と混合される。第2のミクサ5の出力
は、第2のフィルタ6で濾波された後、第3のミクサ7
で、第2の局部発振回路8の出力と混合され、第3のフ
ィルタ9で濾波される。第3のフィルタ9の出力は、第
4のミクサ10で、第2の局部発振回路8の出力と混合
された後、第4のフィルタ11で濾波された後、出力信
号として出力される。そして、第1と第2の局部発振回
路4,8の両方またはいずれか一方の発振周波数を変え
ることにより、濾波特性を変えられる。
周波数特性を的確に変える。 【構成】 被濾波信号を第1のミクサ2に入力すると、
該第1のミクサ2では、被濾波信号と第1の局部発振回
路4の出力とを混合する。この混合出力は、第1のフィ
ルタ3で濾波された後、第2のミクサ5で、第1の局部
発振回路4の出力と混合される。第2のミクサ5の出力
は、第2のフィルタ6で濾波された後、第3のミクサ7
で、第2の局部発振回路8の出力と混合され、第3のフ
ィルタ9で濾波される。第3のフィルタ9の出力は、第
4のミクサ10で、第2の局部発振回路8の出力と混合
された後、第4のフィルタ11で濾波された後、出力信
号として出力される。そして、第1と第2の局部発振回
路4,8の両方またはいずれか一方の発振周波数を変え
ることにより、濾波特性を変えられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置や測定装置等
に用いる周波数特性可変の濾波回路に関するものであ
る。
に用いる周波数特性可変の濾波回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、通信装置や測定装置等において
は、特定周波数を濾波する濾波回路が設けられている。
そして、この種の濾波回路の中心周波数や帯域幅を可変
する手段として、該濾波回路を複数個用意してそれをス
イッチ等で切り替えたり、あるいはスイッチドキャキパ
シタフィルタ(以下、SCFという)等で内部のキャパ
シタを切り替えることにより、周波数特性を可変するよ
うになっていた。
は、特定周波数を濾波する濾波回路が設けられている。
そして、この種の濾波回路の中心周波数や帯域幅を可変
する手段として、該濾波回路を複数個用意してそれをス
イッチ等で切り替えたり、あるいはスイッチドキャキパ
シタフィルタ(以下、SCFという)等で内部のキャパ
シタを切り替えることにより、周波数特性を可変するよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複数個の濾波器やSCF等を用いて濾波特性を変える構
成では、濾波器を複数個設けるために回路規模が増大し
てコスト高になったり、あるいはSCFを用いる構成で
はマイクロ波領域等の高周波で周波数特性を可変できな
いといった問題があり、それらを解決することが困難で
あった。
複数個の濾波器やSCF等を用いて濾波特性を変える構
成では、濾波器を複数個設けるために回路規模が増大し
てコスト高になったり、あるいはSCFを用いる構成で
はマイクロ波領域等の高周波で周波数特性を可変できな
いといった問題があり、それらを解決することが困難で
あった。
【0004】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、簡単な回路構成で、的確に周波数特性を変える
ことが困難な点について解決した濾波回路を提供するも
のである。
として、簡単な回路構成で、的確に周波数特性を変える
ことが困難な点について解決した濾波回路を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、入力された被濾波信号に対する周波
数特性の可変可能な濾波回路において、第1の局部発振
回路の出力と被濾波信号を周波数変換する第1のミクサ
と、前記第1のミクサの出力を濾波する第1の濾波手段
と、前記第1の濾波手段の出力と前記第1の局部発振回
路の出力を周波数変換する第2のミクサと、前記第2の
ミクサの出力を濾波する第2の濾波手段と、前記第2の
濾波手段の出力と第2の局部発振回路の出力を周波数変
換する第3のミクサと、前記第3のミクサの出力を濾波
する第3の濾波手段と、前記第3の濾波手段の出力と前
記第2の局部発振回路の出力を周波数変換する第4のミ
クサと、前記第4のミクサの出力を濾波して出力信号を
出力する第4の濾波手段とを、備えている。
を解決するために、入力された被濾波信号に対する周波
数特性の可変可能な濾波回路において、第1の局部発振
回路の出力と被濾波信号を周波数変換する第1のミクサ
と、前記第1のミクサの出力を濾波する第1の濾波手段
と、前記第1の濾波手段の出力と前記第1の局部発振回
路の出力を周波数変換する第2のミクサと、前記第2の
ミクサの出力を濾波する第2の濾波手段と、前記第2の
濾波手段の出力と第2の局部発振回路の出力を周波数変
換する第3のミクサと、前記第3のミクサの出力を濾波
する第3の濾波手段と、前記第3の濾波手段の出力と前
記第2の局部発振回路の出力を周波数変換する第4のミ
クサと、前記第4のミクサの出力を濾波して出力信号を
出力する第4の濾波手段とを、備えている。
【0006】第2の発明は、第1の発明の第2,第4の
濾波手段の一方または両方に代えて、所定の通過特性を
有する増幅器を設けている。
濾波手段の一方または両方に代えて、所定の通過特性を
有する増幅器を設けている。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、以上のように濾波回路を
構成したので、被濾波信号が入力されると、その被濾波
信号と第1の局部発振回路の出力とが第1のミクサで混
合された後、第1の濾波手段で濾波される。この第1の
濾波手段の出力は、第2のミクサで、第1の局部発振回
路の出力と混合され、第2の濾波手段で濾波される。第
2の濾波手段の出力は、第3のミクサで、第2の局部発
振回路の出力と混合され、第3の濾波手段で濾波され
る。第3の濾波手段の出力は、第2の局部発振回路の出
力と第4のミクサで混合された後、第4の濾波手段で濾
波され、出力信号として出力される。そして、第1と第
2の局部発振回路の両方またはいずれか一方の発振周波
数を変えれば、被濾波信号に対する濾波特性の可変が行
える。第2の発明によれば、増幅器は、第2,第4の濾
波手段と同様に、第2,第4のミクサの出力を濾波する
ので、第1の発明とほぼ同様に動作する。従って、前記
課題を解決できるのである。
構成したので、被濾波信号が入力されると、その被濾波
信号と第1の局部発振回路の出力とが第1のミクサで混
合された後、第1の濾波手段で濾波される。この第1の
濾波手段の出力は、第2のミクサで、第1の局部発振回
路の出力と混合され、第2の濾波手段で濾波される。第
2の濾波手段の出力は、第3のミクサで、第2の局部発
振回路の出力と混合され、第3の濾波手段で濾波され
る。第3の濾波手段の出力は、第2の局部発振回路の出
力と第4のミクサで混合された後、第4の濾波手段で濾
波され、出力信号として出力される。そして、第1と第
2の局部発振回路の両方またはいずれか一方の発振周波
数を変えれば、被濾波信号に対する濾波特性の可変が行
える。第2の発明によれば、増幅器は、第2,第4の濾
波手段と同様に、第2,第4のミクサの出力を濾波する
ので、第1の発明とほぼ同様に動作する。従って、前記
課題を解決できるのである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す濾波回路の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【0009】この濾波回路は、被濾波信号を入力する入
力端子1を有し、その入力端子1には、周波数変換用の
第1のミクサ2を介して第1の濾波手段、例えば低域通
過用の第1のフィルタ3が接続されている。第1のミク
サ2の入力側には、第1の局部発振回路4が接続されて
いる。第1のミクサ2は、入力端子1からの被濾波信号
と第1の局部発振回路4の出力とを混合して所定の周波
数信号を取り出す回路である。第1のフィルタ3は、第
1のミクサ2の出力周波数を濾波する回路である。第1
の局部発振回路4は、電圧制御発振回路やディジタル位
相同期回路のついたシンセサイザ等で構成されている。
力端子1を有し、その入力端子1には、周波数変換用の
第1のミクサ2を介して第1の濾波手段、例えば低域通
過用の第1のフィルタ3が接続されている。第1のミク
サ2の入力側には、第1の局部発振回路4が接続されて
いる。第1のミクサ2は、入力端子1からの被濾波信号
と第1の局部発振回路4の出力とを混合して所定の周波
数信号を取り出す回路である。第1のフィルタ3は、第
1のミクサ2の出力周波数を濾波する回路である。第1
の局部発振回路4は、電圧制御発振回路やディジタル位
相同期回路のついたシンセサイザ等で構成されている。
【0010】この第1のフィルタ3及び第1の局部発振
回路4には、該第1のフィルタ出力と第1の局部発振回
路出力とを混合して所定の周波数信号を出力する第2の
ミクサ5が接続されている。第2のミクサ5には、該第
2のミクサ出力の所定周波数を濾波する第2の濾波手
段、例えば第2のフィルタ6が接続されている。
回路4には、該第1のフィルタ出力と第1の局部発振回
路出力とを混合して所定の周波数信号を出力する第2の
ミクサ5が接続されている。第2のミクサ5には、該第
2のミクサ出力の所定周波数を濾波する第2の濾波手
段、例えば第2のフィルタ6が接続されている。
【0011】第2のフィルタ6の出力側には、前記第1
のミクサ2、第1のフィルタ3、第1の局部発振回路
4、第2のミクサ5、及び該第2のフィルタ6と同一回
路構成の第3のミクサ7、第2の局部発振回路8、第3
の濾波手段(例えば、第3のフィルタ)9、第4のミク
サ10、及び第4の濾波手段(例えば、第4のフィル
タ)11が接続され、その第4のフィルタ11の出力側
に、出力端子12が接続されている。
のミクサ2、第1のフィルタ3、第1の局部発振回路
4、第2のミクサ5、及び該第2のフィルタ6と同一回
路構成の第3のミクサ7、第2の局部発振回路8、第3
の濾波手段(例えば、第3のフィルタ)9、第4のミク
サ10、及び第4の濾波手段(例えば、第4のフィル
タ)11が接続され、その第4のフィルタ11の出力側
に、出力端子12が接続されている。
【0012】次に、必要とする濾波回路の特性として、
次に記載する特性(1),(2)のものを例にとり、図
1の動作を説明する。
次に記載する特性(1),(2)のものを例にとり、図
1の動作を説明する。
【0013】(1)中心周波数2GHz、通過帯域幅±
0.1GHzの濾波回路 (2)前記(1)の構成の濾波回路を中心周波数1.8
GHz、帯域幅±0.15GHzに可変する。
0.1GHzの濾波回路 (2)前記(1)の構成の濾波回路を中心周波数1.8
GHz、帯域幅±0.15GHzに可変する。
【0014】被濾波信号を入力端子1に入力すると、該
入力端子1からの入力信号(例えば、遮断周波数1.9
GHz)と第1の局部発振回路4の出力(例えば、周波
数5.9GHz)とが第1のミクサ2に入力される。第
1のミクサ2は、両入力信号を混合し、その出力には和
と差の周波数スペクトルが得られるので、5.9−1.
9=4GHzと、5.9+1.9=7.8GHzが得ら
れる。
入力端子1からの入力信号(例えば、遮断周波数1.9
GHz)と第1の局部発振回路4の出力(例えば、周波
数5.9GHz)とが第1のミクサ2に入力される。第
1のミクサ2は、両入力信号を混合し、その出力には和
と差の周波数スペクトルが得られるので、5.9−1.
9=4GHzと、5.9+1.9=7.8GHzが得ら
れる。
【0015】第1のミクサ2の出力側には、低域通過濾
波用の第1のフィルタ3が接続されているので、その遮
断周波数を例えば4GHzに設定すると、入力端子1か
らの入力信号に対して該第1のフィルタ3の出力でみる
と、1.9GHzよりも低い周波数に対して遮断領域と
なり、1.9GHzよりも高い周波数に対してはそのま
ま通過する。
波用の第1のフィルタ3が接続されているので、その遮
断周波数を例えば4GHzに設定すると、入力端子1か
らの入力信号に対して該第1のフィルタ3の出力でみる
と、1.9GHzよりも低い周波数に対して遮断領域と
なり、1.9GHzよりも高い周波数に対してはそのま
ま通過する。
【0016】第1のフィルタ3の出力信号が第2のミク
サ5に入力されると共に、第1の局部発振回路4の出力
信号が該ミクサ5に入力する。第2のミクサ5は、両入
力信号を混合するので、その出力の周波数スペクトルと
して、和と差の周波数成分が該第2のミクサ5から出力
され、5.9−4=1.9Hzと、5.9+4=9.9
GHzが得られる。
サ5に入力されると共に、第1の局部発振回路4の出力
信号が該ミクサ5に入力する。第2のミクサ5は、両入
力信号を混合するので、その出力の周波数スペクトルと
して、和と差の周波数成分が該第2のミクサ5から出力
され、5.9−4=1.9Hzと、5.9+4=9.9
GHzが得られる。
【0017】第2のミクサ5の出力信号は、第2のフィ
ルタ6によって和の周波数成分が遮断され、差の周波数
成分が通過して第3のミクサ7へ送られる。第3のミク
サ7では、第2のフィルタ6の出力信号と第2の局部発
振回路8の出力信号とを混合する。ここで、入力端子1
からの入力信号周波数を改めて高域側の遮断周波数の信
号である2.1GHzの信号を、第2の局部発振回路8
によって第3のミクサ7に加えたとすると、前述の如く
第2のフィルタ6の出力端子までは、通過帯域になる。
従って、該第2のフィルタ6の出力信号と第2の局部発
振回路8の出力信号とを第3のミクサ7で混合すると、
該ミクサ7の出力には、和と差の周波数の信号が得られ
る。ここで、第2の局部発振回路8の発振周波数を例え
ば5.1GHzとすると、第3のミクサ7の出力は、
5.1+2.1=7.2GHzと5.1−2.1=3G
Hzが得られ、それを第3のフィルタ9へ入力する。
ルタ6によって和の周波数成分が遮断され、差の周波数
成分が通過して第3のミクサ7へ送られる。第3のミク
サ7では、第2のフィルタ6の出力信号と第2の局部発
振回路8の出力信号とを混合する。ここで、入力端子1
からの入力信号周波数を改めて高域側の遮断周波数の信
号である2.1GHzの信号を、第2の局部発振回路8
によって第3のミクサ7に加えたとすると、前述の如く
第2のフィルタ6の出力端子までは、通過帯域になる。
従って、該第2のフィルタ6の出力信号と第2の局部発
振回路8の出力信号とを第3のミクサ7で混合すると、
該ミクサ7の出力には、和と差の周波数の信号が得られ
る。ここで、第2の局部発振回路8の発振周波数を例え
ば5.1GHzとすると、第3のミクサ7の出力は、
5.1+2.1=7.2GHzと5.1−2.1=3G
Hzが得られ、それを第3のフィルタ9へ入力する。
【0018】第3のフィルタ9の特性は、例えば3GH
zよりも低い周波数で遮断特性を持ち、かつ和の周波数
領域で遮断となる特性とする。そのため、2.1GHz
よりも低い周波数においては、第3のミクサ7と第3の
フィルタ9は、通過域になり、それが第4のミクサ10
へ送られる。
zよりも低い周波数で遮断特性を持ち、かつ和の周波数
領域で遮断となる特性とする。そのため、2.1GHz
よりも低い周波数においては、第3のミクサ7と第3の
フィルタ9は、通過域になり、それが第4のミクサ10
へ送られる。
【0019】第4のミクサ10では、第3のフィルタ9
の出力と第2の局部発振回路8の出力とを混合し、和と
差の周波数成分の出力信号が得られる。よって、3+
5.1=8.1GHzと5.1−3=2.1GHzが得
られ、それが第4のフィルタ11へ送られる。第4のフ
ィルタ11では、第4のミクサ10の出力を入力し、差
の周波数成分の出力信号を出力端子12へ出力する。
の出力と第2の局部発振回路8の出力とを混合し、和と
差の周波数成分の出力信号が得られる。よって、3+
5.1=8.1GHzと5.1−3=2.1GHzが得
られ、それが第4のフィルタ11へ送られる。第4のフ
ィルタ11では、第4のミクサ10の出力を入力し、差
の周波数成分の出力信号を出力端子12へ出力する。
【0020】以上のように、本実施例の濾波回路では、
1.9〜2.1GHzの帯域通過濾波特性が得られる。
これを、前記(2)の1.8GHz±0.15GHzの
帯域通過濾波回路に変更するためには、次のようにす
る。即ち、第1の局部発振回路4の発振周波数を5.9
から5.65GHzに変更し、さらに第2の局部発振回
路8の発振周波数を5.1GHzから4.95GHzに
変更すればよい。そのため、第1,第2,第3,第4の
フィルタ3,6,9,11は、何等変更する必要がな
い。
1.9〜2.1GHzの帯域通過濾波特性が得られる。
これを、前記(2)の1.8GHz±0.15GHzの
帯域通過濾波回路に変更するためには、次のようにす
る。即ち、第1の局部発振回路4の発振周波数を5.9
から5.65GHzに変更し、さらに第2の局部発振回
路8の発振周波数を5.1GHzから4.95GHzに
変更すればよい。そのため、第1,第2,第3,第4の
フィルタ3,6,9,11は、何等変更する必要がな
い。
【0021】本実施例では、第1,第2の局部発振回路
4,8の発振周波数のみの変更で、被濾波信号に対する
通過域の中心周波数及び帯域幅を、簡単な回路構成で、
的確に変更することができる。しかも、第1,第2の局
部発振回路4,8の発振周波数をマイクロ波領域等にす
れば、マイクロ波領域等の高周波において、簡単に周波
数特性可変の濾波回路が実現できる。
4,8の発振周波数のみの変更で、被濾波信号に対する
通過域の中心周波数及び帯域幅を、簡単な回路構成で、
的確に変更することができる。しかも、第1,第2の局
部発振回路4,8の発振周波数をマイクロ波領域等にす
れば、マイクロ波領域等の高周波において、簡単に周波
数特性可変の濾波回路が実現できる。
【0022】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。
【0023】(a)上記実施例では、第1及び第2の局
部発振回路4,8の両方の発振周波数を変えるようにし
たが、いずれか一方のみの発振周波数を変えることによ
り、被濾波信号に対する濾波特性を変化させてもよい。
部発振回路4,8の両方の発振周波数を変えるようにし
たが、いずれか一方のみの発振周波数を変えることによ
り、被濾波信号に対する濾波特性を変化させてもよい。
【0024】(b)第2と第4のフィルタ6,11の両
方またはいずれか一方を、所定の通過特性を有する増幅
器で置き換えても、上記実施例とほぼ同様の効果が得ら
れる。
方またはいずれか一方を、所定の通過特性を有する増幅
器で置き換えても、上記実施例とほぼ同様の効果が得ら
れる。
【0025】(c)図1の濾波回路を複数段縦続接続
し、被濾波信号に対する濾波特性の変更を行う構成にし
てもよい。
し、被濾波信号に対する濾波特性の変更を行う構成にし
てもよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、第1〜第4のミクサと、第1〜第4の濾波手
段と、第1,第2の局部発振回路とで濾波回路を構成し
たので、第1と第2の局部発振回路の発振周波数の両方
またはいずれか一方を変えることにより、被濾波信号に
対する通過域の中心周波数及び帯域幅を任意に変更でき
る。しかも、回路構成が簡単であるため、回路規模の小
型化と低コスト化が可能になるばかりか、局部発振回路
の発振周波数を高周波領域等にすれば、マイクロ波領域
などの高周波まで濾波特性を簡単に変えられる。さら
に、局部発振回路として、電圧制御発振回路やディジタ
ル位相同期回路の付いたシンセサイザ等が利用できるの
で、簡単に可変特性の濾波回路が構成できる。
によれば、第1〜第4のミクサと、第1〜第4の濾波手
段と、第1,第2の局部発振回路とで濾波回路を構成し
たので、第1と第2の局部発振回路の発振周波数の両方
またはいずれか一方を変えることにより、被濾波信号に
対する通過域の中心周波数及び帯域幅を任意に変更でき
る。しかも、回路構成が簡単であるため、回路規模の小
型化と低コスト化が可能になるばかりか、局部発振回路
の発振周波数を高周波領域等にすれば、マイクロ波領域
などの高周波まで濾波特性を簡単に変えられる。さら
に、局部発振回路として、電圧制御発振回路やディジタ
ル位相同期回路の付いたシンセサイザ等が利用できるの
で、簡単に可変特性の濾波回路が構成できる。
【0027】第2の発明によれば、第2,第4の濾波手
段の一方または両方に代えて、増幅器を設けたので、第
1の発明と同様の効果が得られる上に、該増幅器によっ
て信号の減衰を増幅し、出力信号レベルを大きくするこ
とが可能となる。
段の一方または両方に代えて、増幅器を設けたので、第
1の発明と同様の効果が得られる上に、該増幅器によっ
て信号の減衰を増幅し、出力信号レベルを大きくするこ
とが可能となる。
【図1】本発明の実施例を示す濾波回路の構成ブロック
図である。
図である。
2,5,7,10 第1,第2,第3,第4の
ミクサ 3,6,9,11 第1,第2,第3,第4の
フィルタ 4,8 第1,第2の局部発振回路
ミクサ 3,6,9,11 第1,第2,第3,第4の
フィルタ 4,8 第1,第2の局部発振回路
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の局部発振回路の出力と被濾波信号
を周波数変換する第1のミクサと、前記第1のミクサの
出力を濾波する第1の濾波手段と、前記第1の濾波手段
の出力と前記第1の局部発振回路の出力を周波数変換す
る第2のミクサと、前記第2のミクサの出力を濾波する
第2の濾波手段と、前記第2の濾波手段の出力と第2の
局部発振回路の出力を周波数変換する第3のミクサと、
前記第3のミクサの出力を濾波する第3の濾波手段と、
前記第3の濾波手段の出力と前記第2の局部発振回路の
出力を周波数変換する第4のミクサと、前記第4のミク
サの出力を濾波して出力信号を出力する第4の濾波手段
とを、備えたことを特徴とする濾波回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の濾波回路において、 前記第2,第4の濾波手段の一方または両方に代えて、
所定の通過特性を有する増幅器を設けたことを特徴とす
る濾波回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11151091A JPH05110339A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 濾波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11151091A JPH05110339A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 濾波回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05110339A true JPH05110339A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=14563139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11151091A Withdrawn JPH05110339A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 濾波回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05110339A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011517235A (ja) * | 2008-04-07 | 2011-05-26 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 高度に線形な埋込みフィルタリングパッシブミキサ |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP11151091A patent/JPH05110339A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011517235A (ja) * | 2008-04-07 | 2011-05-26 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 高度に線形な埋込みフィルタリングパッシブミキサ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |