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JPH0498252A - 銀塩拡散転写法用受像要素 - Google Patents

銀塩拡散転写法用受像要素

Info

Publication number
JPH0498252A
JPH0498252A JP2216390A JP21639090A JPH0498252A JP H0498252 A JPH0498252 A JP H0498252A JP 2216390 A JP2216390 A JP 2216390A JP 21639090 A JP21639090 A JP 21639090A JP H0498252 A JPH0498252 A JP H0498252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
image
cellulose
receiving element
diffusion transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2216390A
Other languages
English (en)
Inventor
Seitaro Horie
堀江 征太郎
Hidetoshi Kobayashi
英俊 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2216390A priority Critical patent/JPH0498252A/ja
Priority to US07/744,736 priority patent/US5204211A/en
Publication of JPH0498252A publication Critical patent/JPH0498252A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/24Photosensitive materials characterised by the image-receiving section
    • G03C8/26Image-receiving layers
    • G03C8/28Image-receiving layers containing development nuclei or compounds forming such nuclei
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/42Structural details
    • G03C8/52Bases or auxiliary layers; Substances therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀塩拡散転写性写真材料に関するものであり
、特に銀塩拡散転写法用受像要素に関し、詳しくは剥離
型銀塩拡散転写法により得られた写真プリントのカール
を改良することに関するものである。 〔従来の技術〕 従来ハロゲン化銀などの銀塩を利用した拡散転写写真法
がよく知られている。このような写真法においては露光
されたハロゲン化銀写真乳剤を含有する感光要素と、銀
沈殿核を含有する受像要素とを重ねあわせこれら二つの
要素の間に現像主薬の存在下でハロゲン化銀溶剤を含む
アルカリ性処理液を塗り付けて処理することにより、受
像要素上に直接にポジの銀画像を得る方法が知られてい
る。 この方法では、感光要素中の未露光のハロゲン化銀乳剤
が、ハロゲン化銀溶剤により溶解されて銀イオン錯体と
してアルカリ性処理液中に溶けだし、受像要素に転写し
て、受像要素中で銀沈殿核の作用により銀画像として沈
殿することによって、直接ポジ画像が形成される。 この方法で用いられる受像要素は通常バライタ紙、ポリ
エチレンラミネート紙、ラッカー紙、合成紙などの紙支
持体、あるいはアセチルセルロス、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリスチレンなどのフィルム支持体の上にセ
ラチン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、再生セルロース、ポリビニルアルコール
、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アラビアゴム、コ
ロイダルシリカなどから選ばれるアルカリ浸透性のポリ
マーバインダーの中に硫化パラジウム、硫化ニッケル、
硫化銀などの金属硫化物、あるいは金、銀、パラジウム
などの貴金属コロイドから選ばれる銀沈殿核を含有する
受像層を設けることにより作られている。 これらの受像要素を改良するために以前から数多くの発
明がなされ、特許出願されてきた。これらの中で受像要
素のバインダーとして再生セルロースを用いる方法が知
られている。すなわち米国特許第3,179,517号
にはアセチルセルロースフィルムをアルカリで加水分解
して再生セルロース層を形成し、その後でその再生セル
ロース層を金塩溶液と還元剤溶液とに浸漬して、その層
の中で反応させて金コロイドの銀沈殿核にすることによ
って受像要素を形成する方法が記載されている。また特
公昭44−32754号にはアルカリ非浸透性ポリマー
物質に真空蒸着によって銀沈殿核を含ませた後でそのポ
リマー物質を溶解する溶媒に溶かし、これを支持体に塗
布し、乾燥した後、このポリマー層の表面層を加水分解
してアルカリ浸透性にすることによって作成する受像要
素について記載されている。 また特公昭46−43944号にはアセチルセルロース
の中に銀沈積核を分散して支持体上に塗布してからアセ
チルセルロースを加水分解して再生セルロースにするこ
とにより受像要素を作成する方法について記載されてい
る。 さらに米国特許第4.163.816号にはアセチルセ
ルロースを溶液中で酸で加水分解し、低酢化度のアセチ
ルセルロースに変えて支持体上に塗布することによって
作成する受像要素について記載されている。 また一般に拡散転写性写真は通常の写真法と異なって、
撮影される時の温度が現像温度になるため低温では現像
時間が長く、高温では現像時間が短(なるような仕組み
が必要である。この要求を満たすために現像液のアルカ
リを中和させるための中和層と、アルカリの中和速度を
温度に応じて制御するための中和タイミング層が適用さ
れるがこの中和タイミング層としてもセルロースエステ
ルがよく用いられ、さらには中和層のバインダーとして
も用いられることがある。 このようにアセチルセルロースあるいは再往セルロース
は銀塩拡散転写法用受像要素のバインダーとしてよく知
られた、また非常に有用な材料である。 銀塩拡散転写法用受像要素にはまた現像時に暗室を構築
するための遮光の機能が必要である。剥離型の銀塩拡散
転写法用受像要素においては支持体に遮光機能を組み込
むか、バック層に遮光機能を組み込むことが一般に知ら
れているが、遮光機能を有していない支持体は市販の物
が多様に、且つ容易に入手できるので、言い換えれば、
遮光機能を組み込んだ支持体は比較的入手しにくいので
バック層に遮光機能を組み込むことの方がより便利であ
るといえる。 遮光機能を有するバック層については例えば米国特許第
3.752,692号あるいは特開昭6148845号
に記載されている。遮光剤としてはカーボンブラックの
ごとく全可視光域にわたって光を吸収する黒色物質が特
に有用であるが、イエロー、マゼンタ、シアン等の各単
色の染料を混合して黒色にしてもよい。遮光剤を分散あ
るいは添加するバインダーとしては水溶性ポリマーでも
水不溶性ポリマーでも有用であるが、バック層はまた鉛
筆等による筆記性の機能を有することが好ましいこと、
また黒色が最外層では美的見地からは好ましくないこと
等により、黒色層の上にさらに白色顔料を分散した層を
塗設することが商品としては望ましい。 この目的のためには水溶性のポリマー、特にゼラチンに
遮光剤や白色顔料を分散あるいは添加して、二層以上の
多層を同時に塗布することが容易であるので水不溶性ポ
リマーを用いる場合よりも工業的に有利である。 (発明が解決しようとする課題) このように受像要素の表側(現像液と接する側)にセル
ロースエステルあるいは再生セルロースを塗設し、裏面
側にはゼラチンを含有する層を塗設した銀塩拡散転写法
用受像要素はしかしながら表側の材料と裏面側の材料と
の湿度と温度、特に湿度による伸縮の度合いが大きく異
なるためにカールしやすく、プリントの平面性が保ちに
くくなるという欠点が生じ−やすい。 さらにセルロースエステルを用いた受像要素は現像液の
アルカリにより、展開現像後にもプリントの保存環境条
件および時間とともにエステルの加水分解を受ける程度
が変化する。 アセチルセロースの場合はアルカリによる加水分解によ
てっ酢酸を放出するために加水分解を受けていない状態
に比べて体積が減少するため収縮しやすくなる。 〔発明の目的〕 写真プリントがカールすると観察に不便であったり、何
らかの記録として台紙等に貼付して保存しようとすると
きに貼付しにくかったり、貼付した台紙がカールによっ
て反り返ってファイルしにくい等の不都合がある。 本発明はかかる問題を解決することにある。 〔課題を解決するための手段] 前記の目的は支持体の現像液と接する側にセルロースエ
ステルあるいは再生セルロース層を少なくとも一層塗設
し、支持体の裏面側にはゼラチンを含有する層を少なく
とも一層塗設した銀塩拡散転写法用受像要素において、
該セルロースエステルおよび/または再生セルロース層
の少なくとも一層にグリセリンの脂肪酸エステルを含有
させたことを特徴とする銀塩拡散転写法用受像要素によ
って達成されることが分かった。 グリセリンの脂肪酸エステルは可塑剤の一種であるが、
一般に知られた可塑剤と異なり、それ自体が液状であっ
てもセルロースエステル層に添加した場合にセルロース
エステルとの相溶性がよく、一般の可塑剤のようにプリ
ントに油状物質のしみだしムラが生じることがなく、且
つカールの低減効果が大きいことが分かった。 本発明に用いられるグリセリンの脂肪酸エステルは下記
−形式(I)で表される化合物の中から選ばれる。 (I)  :    CH20COR夏CHOCOR” CH,0COR3 上記−形式(I)において、R1,R2及びR3はそれ
ぞれ独立に炭素原子数が1〜7の直鎖状または分岐鎖状
のアルキル基を表す。R1R2及びR3の例としてメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル
、イソブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプ
チル、1エチルペンチルなどがある。 R’ 、R”及びR3は好ましくは炭素原子数が1〜3
のアルキル基であり、特に好ましくはメチル基である。 以下に前記−形式(1)で表されるグリセリンの脂肪酸
エステル類の具体例を示す。 化合物(1) CH20GOCF13 CHOCOCH3 0HzOCOCR3 化合物(3) CHzOCOC:+H7(n) CHOCOC3Hq (n) C1lZOCOC3H7(n) 化合物(5) C1lOCOC4H7 C1lOCOC4H7 C1lOCOC4H7 化合物(7) C,I(5 化合物(2) C1lOCOC4H7 C1lOCOC4H7 CH20COC2H5 化合物(4) CH20COC3H7(1) CHOCOC3H7Q) C1lOCOC4H7(1 化合物(6) C1lOCOC4H7 CHOCOCH3 CHzOCOC)b 化合物(8) 2H5 CIIzOCOCHC4Hq 化合m1(9)    CH20GOCI(3CIIO
COC2H5 CHzOCOCH3 上記−形式(I)で表される化合物はグリセリンと脂肪
酸クロリドとの反応、グリセリンと脂肪酸との脱水縮反
応、グリセリンと脂肪酸低級アルキルエステルとのエス
テル交換反応などによって合成することができる。 上記グリセリンの脂肪酸エステルの使用量は、バインダ
ーとして用いられるセルロースエステルおよび/または
再生セルロースの重量の5%〜40%、好ましくは15
%〜30%である。 本発明で記載する銀塩拡散転写法用受像要素は、好まし
くは支持体の一方の側の上に順次、アルカリ中和層、中
和タイミング層、銀沈殿核層(受像層)を塗設し、支持
体のもう一方側(バック側)の上に順次、遮光層、白色
顔料層を塗設したものである。アルカリ中和層と中和タ
イミング層の間に画像安定化のための層、銀沈殿核層の
上に保護層(剥離層)を、またバック側の白色顔料層の
上に保護層を塗設してもよい。 本発明で用いられる支持体は防水性のものが好ましい。 防水性の目安としてはポリエチレンを3μ以上の厚みに
塗布した場合に示すレベルであればよい。防水性支持体
としては疎水性のプラスチックフィルム、紙支持体の上
に疎水性プラスチックフィルムをラミネートしたもの、
疎水性化合物を含浸させた紙支持体等が含まれる。疎水
性プラスチックフィルムの具体的な例としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、ポリエチレンテレフタレート、セルローストリア
セテート、セルロースジアセテート等が挙げられる9紙
支持体上に疎水性プラスチックフィルムをラミネートす
る場合、製造コストやラミネート適性の点からポリエチ
レンやポリプロピレン等のポリオレフィンが好ましい。 ラミネートする厚みは3−70μ、好ましくはl O−
40μである。 本発明のアルカリ中和層、中和タイミング層、およびケ
ン化する前の受像層に使用されているセルロースエステ
ルはセルロースの水酸基の一部または全部がエステル化
されたものであれば原理上はどれでも適用でき、酢酸セ
ルロース、プロピオン酸セルロース等の脂肪酸セルロー
ス、硫酸セルロース、リン酸セルロース等の無機酸セル
ロース等が挙げられる。 セルロースの水酸基のエステルへの置換度も使用する溶
媒組成、ケン化反応の速度、受像層の写真活性(溶解し
た銀の吸着速度)によって上記セルロースエステルの中
から適したものを選ぶことになるが、一般には酢酸セル
ロースが好ましい。 また酢酸セルロースの置換度の好ましい範囲は1.53
(酢化度40%)から2.7(酢化度58%)で更に好
ましい置換度は1.7−2.6である。 本発明ではアルカリ中和層には例えば特公昭4B−33
697号に記載されているような重合体酸などが用いら
れる。 好ましい重合体酸としては無水マレイン酸共重合体、例
えばスチレン/無水マレイン酸共重合体、メチルビニル
エーテル/無水マレイン酸共重合体、エチレン/無水マ
レイン酸共重合体等、アクリル酸共重合体、メタクリル
酸共重合体、例えばアクリル酸/アルキルアクリレート
共重合体、アクリル酸/アルキルメタクリレート共重合
体、メタクリル酸/アルキルアクリレート共重合体、メ
タクリル酸/アルキルメタクリレート共重合体等が挙げ
られる。またこれらの重合体酸とセルロースエステルの
ごときアルカリ非浸透性ポリマーと混合して、あるいは
アルカリ浸透性ポリマーと混合して中和層に用いること
ができる。 重合体酸の塗布量は現像液中に含まれるアルカリ量で最
適値が変化するが現像液のアルカリ量に対して25−1
50モル%が好ましく、より好ましくは40−100モ
ル%である。 中和タイミング層には例えばゼラチン、ポリビニルアル
コール、ポリアクリルアミド、部分的に加水分解された
ポリ酢酸ビニル、β−ヒドロキシエチルメタクリレート
とエチルアクリレートとの共重合体、またはアセチルセ
ルロース等が主成分として使用されることがよく知られ
ているが、アセチルセルロースが好ましい材料である。 再生セルロースバインダーの中に銀沈殿核を含有する受
像層には米國特許3,756,825号、西独特許1,
903,741号、フランス特許2090.476号、
特開昭63−247755号、エイ・ロット(A、Ro
tt) 、イー・ウェイト(E。 Weyde)、゛′フォトグラフィック・シルバー・デ
イフュージョン・トランスファー・プロセシーズ(Ph
otographic 5ilver Diffusi
on TransferProcesses)、フォー
カル・プレス・ロンドン・1972 (Focal P
ress、 London+ 1972)の第3・2・
4・4章の61−65頁に記載されている如き色調剤を
用いることができる。 銀塩拡散転写性写真の画像の保存性を改良するために受
像層と支持体との間にヨウ素イオンを捕獲するための層
を塗設してもよく、また例えば特開昭51−23153
7号に記載されている如き画像保存性改良剤を受像要素
中に含有させてもよい。 受像層の上には銀塩拡散転写写真プリントの表面の光沢
や平滑性をよくしたり、受像層が傷つくのを防止したり
するために剥離層あるいは保護層を塗設してもよい。 支持体の裏面側にはゼラチンを含有する層を有するが、
好ましくは遮光層である。 遮光層はカーボンブラックあるいは染料等の黒色物質を
ゼラチンに分散あるいは添加した溶液を塗布することに
よって得られる。また白色層は例えばチタンホワイト、
炭酸カルシウム等の空隙を有する顔料または粒状物質を
ゼラチンに分散した溶液を塗布することによって得られ
る。 上記塗布液には当業界ではよく知られている界面活性剤
、増粘剤、硬膜剤、柔軟化剤、湿潤剤等を含んでいても
よい。またバック層の最外層には遮光層および/または
白色層が外力によりひっかき傷がついたり、膜剥がれし
たりするのを防止するための保護層が塗設されていても
よい。該保護層もゼラチンを含有する層であることが好
ましく、筆記性を付与したりブロッキングを防止するた
めにマット剤が分散されていてもよい。 これらのへ′ツク層に用いられるゼラチンは、アルカリ
処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチン、ア
ミノ基あるいはカルボキシ基を一部修飾したゼラチンの
うちいずれでもよいが、好ましくはアルカリ処理ゼラチ
ンである。 遮光剤として用いられる黒色物質の量は一概には言えな
いが、感度がTSO3000のハロゲン化銀写真感光材
料が遮光層を通して12万ルツクスで10秒間光を照射
されても光に被ることがない量用いることが好ましい。 黒色層を隠すための白色層に用いられる顔料あるいは粒
状物質の量も一概には言えないが、鉛筆、ペン等を用い
て筆記した場合に大抵の色について筆記された内容が容
易に識別できる程度に黒色を隠せる量用いることが好ま
しい。 支持体の裏面側に用いるゼラチンの量は約5g〜20g
/n(が好ましい。また、受像層側の塗布量は固形物の
重量として、裏面側のそれとほぼ同等であることが好ま
しい。 拡散転写法は写真業界では周知であり、その詳細につい
ては説明を省略する。この拡散転写法では多くの種類の
写真材料を作ることができる。 すなわち、ハロゲン化銀写真乳剤を含む感光要素が支持
体上に塗布された感光材料と受像要素を重ね合わせて、
処理要素であるアルカリ性処理組成物、例えば現像主薬
とハロゲン化銀溶剤とを含む高粘度のあるいは低粘度の
アルカリ性処理組成物を前記二つの要素の間に展開する
ことによって転写画像を得ることが知られており、本発
明の実施にはこの方式が有利に用いられる。 本発明で用いられる感光要素は支持体上に一種またはそ
れ以上のハロゲン化銀乳剤を含む感光層を有し、この分
野で知られている感光要素ならいずれも適用できる。ハ
ロゲン化銀は高感度の沃臭化銀(ヨード含量1−10モ
ル%)が特に好ましい。これらは適当な保護コロイド物
質、例えばゼラチン、カゼイン、アルブミン、ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリルアミド等に分散される。こ
のような用途に適当な乳剤はビー・グラフキデ(P、G
lafkides)著、ヒミ・工・フイジイーク・フォ
トグラフィック(Chimie et Physiqu
ePhotographique、 Paul Mon
te1社刊、1967年)、ジー・エフ・ダフィン(G
、F、Duffin)著、フォトグラフィック・エマル
ジョン・ケミストリー(Photographic E
mulsion Chemistry、 The Fo
calPress社刊、1966年)、ヴイ・エル・ゼ
リクマン著(V、L、Zelikman et al)
のメーキング・アンド・コーティング・フォトグラフィ
ック・エマルジョン(Making and Coat
ing Photographic Emulsion
。 The Focal Press社刊、1964年)等
に記載された方法で調製することができる。 これらのハロゲン化銀乳剤は必要に応じて化学増感、分
光増感、強色増感を行なうことができる。 また当業界でよ(知られているカブリ防止剤、硬膜剤、
現像促進剤、界面活性剤、帯電防止剤などを添加するこ
ともできる。また感光層の上に保護層を設け、物理的損
傷から感光層を保護し、さらに保護層にはマット剤粒子
を分散させて表面のすべり性を改良し、またブロッキン
グを防止することもできる。 本発明で用いられる処理要素としては、種々の処理組成
物が用いられるが、好ましくは処理組成物には現像主薬
とハロゲン化銀溶剤とアルカリ剤とが含まれているが、
目的に応じて現像主薬および/あるいはハロゲン化銀溶
剤を感光要素中および/あるいは受像要素中に含ませて
おくこともできる。 適当なハロゲン化銀現像主薬には少なくともつのヒドロ
キシルおよび/またはアミノ基がヘンゼン核のオルトま
たはパラ位に置換されているベンゼン誘導体、例えばハ
イドロキノン、アミトール、メトール、グリシン、p−
アミノフェノールおよびピロガロール;およびヒドロキ
シルアミン類、特に第一級および第二級脂肪族および芳
香族N−置換またはβ−ヒドロキシルアミン類で、これ
らは水性アルカリに可溶性であり、例えばヒドロキシル
アミン、N−メチルヒドロキシルアミン、N−エチルヒ
ドロキシルアミンおよび米国特許2857.276号に
記載されているものおよび同3.293,034号に記
載されている如きNアルコキシアルキル置換ヒドロキシ
ルアミン類が包含される。特開昭49−88521号に
記載されているテトラヒドロフルフリル基をもつヒドロ
キシルアミン誘導体も用いられる。また西独特許出願(
OLS)2,009,054号、同2.009 055
号および同2,009,078号に記載されているアミ
ルレダクトン類や、米国特許4 128 425号に記
載されている複素環アミルレダクトンも用いられる。さ
らに米国特許3゜615.440号に記載されているテ
トラアルキルレダクチン酸も用いることができる。 また補助現像剤のフェニドン化合物、p−アミノフェノ
ール化合物およびアスコルビン酸と上記現像剤を併用す
ることができる。 適当なハロゲン化銀溶剤には通常の定着剤、例えばナト
リウムチオサルフェート、ナトリウムチオシアネート、
アンモニウムチオサルフェートおよびその他上述の米国
特許2,543,181号に記載されているもの、およ
び環式イミドと窒素塩基の組み合わされたもの例えばパ
ルピッレート、またはウラシルとアンモニアまたはアミ
ンと組み合わされたもの、および米国特許2,857,
274号に記載されているような組合せが包含される。 また1、1−ビススルホニルアルカンおよびその誘導体
も知られており、本発明のハロゲン化銀溶剤として用い
ることができる。 処理組成物はアルカリ類、好ましくはアルカリ金属の水
酸化物、例えば水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウ
ムを含んでいる。重ね合わされた感光要素と受像要素と
の間に薄い層として処理組成物を展開分布させる場合に
は処理組成物は重合体フィルム形成剤、濃厚化剤あるい
は増粘剤を含んでいることが好ましい。ヒドロキシエチ
ルセルロースおよびナトリウムカルボキシメチルセルロ
ースはこの目的のために特に有用であり、拡散転写写真
法の公知の原理により適当な粘度を与えるのに効果的な
濃度で処理組成物の中に含有させる。 処理組成物は更に銀塩拡散転写法において公知の別の添
加剤、例えばカブリ防止剤、安定化剤等を含有させても
よい。 (実施例) 以下に具体的に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、具体例みのに限定されるものではない。
〔発明の効果〕
支持体の表面側に少なくとも再生セルロース層からなる
受像層を有し、支持体の裏面側には少なくともゼラチン
含有層とくにカーボンブラックを含むゼラチン層を含む
銀塩拡散転写法用受像要素において、再生セルロース層
中にグリセリンの脂肪酸エステルを含有させることによ
り、プリントの面状を悪化させることなく写真プリント
のカールが防止される。 手続補正書

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体の現像液と接する側にセルロースエステルあるい
    は再生セルロース層を少なくとも一層塗設し、支持体の
    裏面側にはゼラチンを含有する層を少なくとも一層塗設
    した銀塩拡散転写法用受像要素において、該セルロース
    エステルおよび/または再生セルロース層にグリセリン
    の脂肪酸エステルの少なくとも一種を含有せしめたこと
    を特徴とする剥離型銀塩拡散転写法用受像要素。
JP2216390A 1990-08-16 1990-08-16 銀塩拡散転写法用受像要素 Pending JPH0498252A (ja)

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JP2216390A JPH0498252A (ja) 1990-08-16 1990-08-16 銀塩拡散転写法用受像要素
US07/744,736 US5204211A (en) 1990-08-16 1991-08-14 Image receiver element for use in silver salt diffusion transfer

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JP2216390A JPH0498252A (ja) 1990-08-16 1990-08-16 銀塩拡散転写法用受像要素

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