JPH0478985A - 情報記憶再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ＩＣカード等の情報記憶媒体とこの情報記憶
媒体に情報の入出力を行なうＩＣカードリーダ／ライタ
等の情報入出力装置とよりなる情報記憶再生装置に関す
る。

従来の技術 従来、ＩＣカードへの情報の書込み、または、ＩＣカー
ドの記憶情報の読出しはＩＣカードリーダ／ライタによ
り行なわれる。

一般に、ＩＣカードには電源供給用端子、情報入出力用
端子等の接点が設けられ、この接点に対応する板バネ状
の接続端子を有するコネクタがＩＣカードリーダ／ライ
タに設けられている。

そして、ＩＣカードをＩＣカードリーダ／ライタのコネ
クタにセットしたとき、ＩＣカードの接点がＩＣカード
リーダ／ライタのコネクタの接続端子によって押圧され
、その結果として、両者間で接続が行なわれる。

このとき、ＩＣカードリーダ／ライタがら情報の入出力
を行なうことにより、ＩＣカードに対して情報の書込み
、または、その読出しが行なわれる。

発明が解決しようとする課題 このような従来の情報記憶再生装置の場合、ＩＣカード
の接点と工Ｃカードリーダ／ライタのコネクタの接続端
子との間における機械的な接触により両者の接続を行な
っている。

このため、これらの使用環境が悪化した場合には、ＩＣ
カードの接点、または、ＩＣカードリーダ／ライタのコ
ネクタの接続端子が劣化して両者の接続時における接触
抵抗値が増大し、情報の入出力時における信頼性が低下
する。

また、ＩＣカードリーダ／ライタに対し、ＩＣカードの
装着とその取外しとを繰り返し行なううちに、互いの接
触部位が摩耗し、また、コネクタの接続端子を形成する
板バネの弾性が劣化し、これらが原因となり接触不良が
発生する恐れがある。

課題を解決するための手段 カード状の基板に半導体集積回路を配設して形成された
情報記憶媒体と、この情報記憶媒体に情報の入出力を行
なう情報入出力装置と、前記情報記憶媒体の情報信号授
受部に設けられたシート状の薄形コイルと、前記情報入
出力装置の情報信号入出力部に設けられた磁界発生手段
と、前記情報記憶媒体を着脱自在に保持しその保持時に
前記薄形コイルと前記磁界発生手段とが互いに離間した
状態で磁気的な結合を行なうように位置決めを行なう前
記情報入出力装置に設けられた情報記憶媒体保持手段と
より構成した。

作用 情報記憶媒体が情報記憶媒体保持手段により保持された
とき、情報記憶媒体の情報信号授受部に設けられた薄形
コイルと、情報入出力装置の情報信号入出力部に設けら
れた磁界発生手段とが、互いに離間した状態で磁気的な
結合を行なうように位置決めが行なわれるので、薄形コ
イルと磁界発生手段とを介して情報のやり取りを行なう
ことが出来る。すなわち、情報記憶媒体と情報入出力装
置との間で機械的な接点を用いること無く情報の入出力
を行なうことが出来る。

実施例 本発明の第一の実施例を第１図に基づいて説明する。こ
の情報記憶再生装置は、第１図に示すように、情報入出
力装置としてのＩＣカードリーダ／ライタ１と、カード
状の基板に半導体集積回路を配設して形成された情報記
憶媒体としてのＩＣカード２とよりなるものである。

前記ＩＣカードリーダ／ライタ１は、表示部３と操作部
４とメモリ部５と伝送制御部６とよりなる外部装置に接
続された外部装置制御部７と、この外部装置制御部７、
及び、電源部８に接続されると共に磁界発生手段として
のコイル９ａが接続された電力励磁回路部９と、前記外
部装置制御部７に接続された送受信制御部１０と、この
送受信制御部１０に入力側が接続されると共にその出力
側がカップリングコンデンサｌｌａを介して前記コイル
９ａに接続された変調回路部１１と、前記送受信制御部
１０に出力側が接続されると共にその入力側がカップリ
ングコンデンサ１２ａを介して前記コイル９ａに接続さ
れた復調回路部１２とにより形成されたものである。

但し、同図におけるＡは、情報信号入出力部を示すもの
である。また、前記伝送制御部６は通信線路６ａを介し
て外部の機器等に接続されている。

一方、１．　Ｃカード２は、シート状の薄形のコイル１
３ａが接続された電力変換部１３と、メモリ部１４に接
続されたＩＣカード制御部１５と、このＩＣカード制御
部１５に接続された送受信制御部１６と、この送受信制
御部１６に入力側が接続されると共にその出力側がカッ
プリングコンデンサ１７ａを介して前記コイル１３ａに
接続された変調回路部１７と、前記送受信制御部１６に
出力側が接続されると共にその入力側がカップリングコ
ンデンサ１８ａを介して前記コイル１３ａに接続された
復調回路部１８とにより形成されたものである。

但し、同図におけるＢは、情報信号授受部を示すもので
ある。さらに、前記コイル９ａと前記コイル１３ａとは
、それぞれ、トランスの一次コイルと二次コイルとの関
係を有するものである。

また、前記ＩＣカード２は、前記ＩＣカードリーダ／ラ
イタ１に設けられた情報記録媒体保持手段としてのカー
ドホルダ（図示せず）により、前記ＩＣカードリーダ／
ライタ１に着脱自在となっており、その装着時には、前
記コイル９ａと前記コイル１３ａとが互いに離間した状
態で磁気的に結合するように位置決めが行なわれる。

なお、前記メモリ部１４は、前記ＩＣカード２の動作、
及び、制御を司るプログラムの他、利用者データ等を記
憶するものであり、ＥＥＰＲＯＭのような書換可能な不
揮発性メモリ素子や、読出専用メモリ素子（ＲＯＭ）　
、読出／書込自在メモリ素子（ＲＡＭ）等により形成さ
れ、このＩＣカード２の利用形態によりその具体的構成
が異なるものである。

このような構成において、電力励磁回路部９は外部装置
制御部７により制御されてコイル９ａを駆動し、コイル
１３ａに誘起電圧を発生させる。

この誘起電圧は電力変換部１３により直流電圧に変換さ
れた後、ＩＣカード２の各部に供給される。

そして、外部装置からの情報、すなわち、利用者による
操作部４からの入力情報、または、通信線路６ａと伝送
制御部６とを介した外部からの通信情報、あるいは、メ
モリ部５による記憶情報等に基づいてＩＣカード２に情
報を書込む場合、これらの情報は外部装置制御部７と送
受信制御部１０とを介して変調回路部１１に入力されて
変調信号となり、この変調信号がカップリングコンデン
サｌｌａを介してコイル９ａに入力される。

このとき、変調信号と電力励磁回路部９による電力信号
とが重畳された信号がコイル９ａに入力され、その結果
として、コイル１３ａに誘起された電圧は上述と同様に
して直流電圧に変換され、また、これと同時に、カップ
リングコンデンサ１８ａを介して復調回路部１８により
復調された情報が送受信制御部１６とＩＣカード制御部
１５とを介してメモリ部１４に記憶される。

一方、ＩＣカードリーダ／ライタ１によりＩＣカード２
の記憶情報を読出す場合には、その読出しを行なうため
の命令が、上述と同様にしてＩＣカード制御部１５に入
力される。この命令信号が入力されたＩＣカード制御部
１５は、メモリ部１４から該当する記憶情報を読出して
送受信制御部１６に入力し、この送受信制御部１６によ
り変調回路部１７を駆動して記憶情報を変調し、この変
調信号がカップリングコンデンサ１７ａ、コイル１３ａ
、コイル９ａ、カップリングコンデンサ１２ａを介して
復調回路部１２に入力され、さらに、復調された記憶情
報が送受信制御部１０、外部装置制御部７を介してメモ
リ部５に記憶され、また、伝送制御部６、通信線路６ａ
を介して外部の機器に伝送される。

このように、ＩＣカードリーダ／ライタｌとＩＣカード
２との間で機械的な接点を用いること無く情報の入出力
を行なうことが出来る。このため、使用環境の悪化、Ｉ
Ｃカード２の着脱回数等に関わらず、情報の入出力を確
実に行なう信頼性の高い情報記憶再生装置を実現するこ
とが出来る。

さらに、電力励磁回路部９による電力と変調回路部１１
による変調情報とを重畳してＩＣカード２に伝達するた
め、バッテリー等の駆動用電源をＩＣカード２から無く
すことができ、さらに、−組のコイル９ａとコイル１３
ａとにより情報の入出力を行なうため、ＩＣカード２を
小型化すると共に装置の製造コストを低減することが出
来る。

次に、本発明の第二の実施例を第２図に基づいて説明す
る。この情報記憶再生装置は、第１図に示したＩＣカー
ドリーダ／ライタ１における変調回路部１１の代わりに
トーン発生部１９とトーン変調回路部２０とを設け、復
調回路部１２の代わりにトーン弁別回路部２１を設け、
さらに、ＩＣカード２における変調回路部１７の代わり
にトーン発生回路部２２とトーン変調回路部２３とを設
け、復調回路部１８の代わりにトーン弁別回路部２４を
設けたものである。このため、第一の実施例において説
明した部分と同一部分については同一符号を用い、その
説明も省略する。

このような構成において、外部装置からの情報に基づい
てＩＣカード２に情報を書込む場合、これらの情報は外
部装置制御部７と送受信制御部ｌＯ１とを介してトーン
発生回路部１９に入力される。

このとき、トーン発生回路部１９は入力情報に応じたト
ーン信号を出力し、このトーン信号がトーン変調回路部
２０により変調された後にカップリングコンデンサｌｌ
ａを介してコイル９ａに入力される。

このとき、変調信号と電力励磁回路部９による電力信号
とが重畳された信号がコイル９ａに入力され、その結果
として、コイル１３ａに誘起された電圧は電力変換部１
３により直流電圧に変換されてＩＣカードの駆動電圧と
なり、また、これと同時に、カップリングコンデンサ１
８ａを介して入力された変調信号はトーン弁別回路部２
４により情報信号のみが弁別され、この情報信号が送受
信制御部１６とＩＣカード制御部１５とを介してメモリ
部１４に記憶される。

なお、ＩＣカードリーダ／ライタｌによりＩＣカード２
の記憶情報を読出す場合における動作は自明であるので
、その説明を省略する。

本実施例においては、トーン発生回路部１９゜２２を複
数のトーン信号の発生機能を有するものとし、トーン弁
別回路部２１．２４をそれらの弁別機能を有するものと
して、複数系列の情報を重畳した情報の入出力が可能な
情報記憶再生装置を形成した場合であっても、その情報
の入出力は機械的な接点を用いること無く行なわれるた
め、使用環境の悪化、ＩＣカード２の着脱回数等に関わ
らず、情報の入出力を確実に行なう信頼性の高い情報記
憶再生装置を実現することが出来る。

発明の効果 本発明は上述のように、情報記憶媒体が情報記憶媒体保
持手段により保持されたとき、情報記憶媒体の情報信号
授受部に設けられた薄形コイルと、情報入出力装置の情
報信号入出力部に設けられた磁界発生手段とが、互いに
離間した状態で磁気的な結合を行なうように位置決めが
行なわれるので、薄形コイルと磁界発生手段とを介して
情報のやり取りを行なうことが出来る。すなわち、情報
記憶媒体と情報入出力装置との間で機械的な接点を用い
ること無く情報の入出力を行なうことが出来る。

これにより、複数系列の情報を重畳した場合であっても
、その入出力を確実に行なう信頼性の高い情報記憶再生
装置を実現することが可能となる。

また、磁界発生手段により電力と情報とを重畳して薄形
コイルに伝達することが出来るので、バッテリー等の駆
動用電源を情報記憶媒体から無くすことができ、さらに
、−組の磁界発生手段と薄形コイルとにより情報の入出
力を行なうことが出来るため、情報記憶媒体をｌＪＳ型
化すると共に装置の製造コストを低減することが出来る
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例におけるハードウェア構
成の概要を示すブロック図、第２図は本発明の第二の実
施例におけるハードウェア構成の概要を示すブロック図
である。 ■・・・情報入出力装置、２・・・情報記憶媒体、９ａ
・・・磁界発生手段、１３２Ｌ・・・薄形コイル、Ａ・
・・情報信号入出力部、Ｂ・・・情報信号授受部ｉ！ｆ
５　　願　人　　株式会社　岡本工作機械製作所ロＩ＋
＋翫″：：′１ 己農呑１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　カード状の基板に半導体集積回路を配設して形成され
   た情報記憶媒体と、この情報記憶媒体に情報の入出力を
   行なう情報入出力装置と、前記情報記憶媒体の情報信号
   授受部に設けられたシート状の薄形コイルと、前記情報
   入出力装置の情報信号入出力部に設けられた磁界発生手
   段と、前記情報記憶媒体を着脱自在に保持しその保持時
   に前記薄形コイルと前記磁界発生手段とが互いに離間し
   た状態で磁気的な結合を行なうように位置決めを行なう
   前記情報入出力装置に設けられた情報記憶媒体保持手段
   とよりなることを特徴とする情報記憶再生装置。