JPH0470787A

JPH0470787A - 用紙搬送装置

Info

Publication number: JPH0470787A
Application number: JP2185904A
Authority: JP
Inventors: Seitaro Yoshida; 誠太郎吉田; Yoshiaki Tabata; 義明田端
Original assignee: Mita Industrial Co Ltd
Current assignee: Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Priority date: 1990-07-11
Filing date: 1990-07-11
Publication date: 1992-03-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は用紙搬送装置に関し、さらに詳しくは、複写
機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置におけ
る用紙搬送装置であって、定着部の上流側に配設される
用紙搬送装置に関するものである。

（ロ）従来の技術従来、画像形成装置において転写領域から定着領域へ画
像形成用紙を搬送するために、複数の空気吸引用通孔を
有し、一対の定着ローラ（熱ローラおよび加圧ローラ）
の間へ用紙を案内するガイド板を設けるとともに、この
ガイド板に、多数の空気吸引用通孔を有し、上記両ロー
ラへ用紙を搬送する搬送ベルトを設けた用紙搬送装置が
知られている。この用紙搬送装置はさらに、搬送性を確
保するため、搬送ベルトの下方にガイド板の通孔および
搬送ベルトの通孔から空気を吸引するファンを備えてい
る。

第７図に示すように、この用紙搬送装置のガイド板５１
の通孔５２は、その幅方向（用紙搬送方向を示す図の黒
矢印と直角の方向）が用紙幅に対してほぼ均等に４列設
けられており、長手方向（図の黒矢印の方向）が一対の
定着ローラ５３・５４の付近まで設けられている。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、上記の用紙搬送装置を高速で作動する画
像形成装置（高速機）に適用した場合、次のような問題
が生じるおそれがあった。

すなわち、高速機では定着性能を向上させるため、定着
ローラ５３・５４の回転速度を遅くすることがある。そ
の場合、用紙の搬送速度と定着ローラ５３・５４の回転
速度とにズレが生じるので、用紙は幾分スリップしなが
ら定着ローラ５３・５４へ入っていく。ところがこのと
き、搬送ベルトへの用紙の吸着力が強すぎると上記のス
リップが起こらない。このため用紙は定着ローラ５３・
５４へ入る直前で速度差の分だけ山形にたわんでしまう
。そして、用紙はスムースに定着ローラ５３・５４へ送
り込まれず（ジャムなど）、はなはだしい場合には用紙
にシワが発生するおそれがあった。

この発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであって
、定着ローラへ安定してスムースに用紙を送り込むこと
ができ、用紙にたわみができたり、シワが発生したりす
るおそれを防止することのできる用紙搬送装置を提供す
ることを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段およびその作用この発
明は、画像形成用紙の表面に転写されているトナー像を
定着する定着部の上流側に設けられ、複数の空気吸引用
通孔を有し、定着部へ用紙を案内する案内部材と、この
案内部材に取り付けられ、多数の空気吸引用通孔を有し
、上記定着部へ用紙を搬送する搬送手段と、この搬送手
段の近傍に設けられ、案内部材の通孔および搬送手段の
通孔から空気を吸引して案内部材および搬送手段の上の
用紙を案内部材および搬送手段の表面に密着させるファ
ンとを備え、案内部材の通孔および搬送手段の通孔から
吸引される空気の量を下流側で減少させ、それによって
案内部材および搬送手段の表面と用紙との密着の程度を
下流側で減少させるべく構成されてなる用紙搬送装置で
ある。

すなわち、この発明に係る用紙搬送装置は、案内部材の
通孔および搬送手段の通孔から吸引される空気の量を下
流側で減少させ、それによって案内部材および搬送手段
の表面と用紙との密着の程度を下流側で減少させるべく
構成したことを特徴とする。

ここで、案内部材としてはたとえば、用紙の搬送方向に
長い略水平なガイド板が用いられる。そして、案内部材
に設ける複数の空気吸引用通孔はたとえば、それぞれの
大きさを定着部に近いものほど小さ（する。あるいは、
定着部に最も近い最前列の通孔から吸引する単位時間当
たりの空気看を後列の通孔から吸引するそれよりも小さ
くする。

また、定着部に近い通孔をンヤッタ部材によりふさぐな
どして、案内部材および搬送手段の表面と用紙との密着
の程度を下流側へ行くにしたがって減少させる。さらに
、同じ目的を達成するために、これらに代えて案内部材
のうち定着部に近い一定距離の部分を除いて通孔を設け
てもよい。

搬送手段としてはたとえば搬送ベルトが用いらレル。ナ
オ、画像形成用紙としては、通常の複写用紙、オーバヘ
ッドブロノエクタ用フィルム、ラベル用紙などが用いら
れる。

この用紙搬送装置にあっては、用紙が案内部村上を定着
部のすぐ前まで搬送されて来ると、案内部材および搬送
手段の表面と用紙との密着の程度が減少する。このため
、用紙はスリップしながら定着部へ入っていく。かくし
て、用紙にたわみができたり、シワが発生したりするお
それを回避することができる。

（ホ）実施例以下、図に示す５つの実施例に基づいてこの発明を詳述
する。なお、この発明はこれらによって限定されるもの
ではない。

実施例！第１図において、複写機の用紙搬送装置ｌは、一対の定
着ローラ（定着部）である熱ローラ２および加圧ローラ
３の上流側に設けられた案内部材としての略水平なガイ
ド板４と、互いに並列状に配された搬送手段としての４
つの搬送ベルト５と、搬送ベルト５の下方に設けられた
ファン（図示路）とから主としてなる。

熱ローラ２および加圧ローラ３は、画像形成用紙として
の複写用紙を搬送しつつ、その用紙の表面に転写されて
いるトナー像を定着する。ガイド板４は平面形状が用紙
搬送方向（図の黒矢印方向）に沿って細長い長方形であ
り、両ローラ２・３の間へ用紙を案内する。

４つの搬送ベルト５はガイド板４に、上半部が上方へ露
出した状態でエンドレス回転可能に配されている。これ
らの搬送ベルト５には多数の空気吸引用通孔６が設けら
れている。ファンは、搬送ベルト５の通孔６がら空気を
吸引して搬送ベルト５上の用紙をベルト表面に密着させ
る。

ガイド板４には、方形の空気吸引用通孔４ａが用紙流れ
方向に沿って４列に形成されている。各列の通孔４λは
第２図に示すように、両ローラ２・３に近いものほど小
さくされている。すなわち、両ローラ２・３の接触部分
であるニップ線７に最も近い通孔４λの面積は、２番目
に近いものの約２分の１，３番目に近いものの約３分の
１，４番目に近いものの約４分の１とされている。

以上のように構成された複写機の用紙搬送装置ｌにおい
て、用紙か搬送ベルト５上を搬送されて来ると、ファン
によりガイド板４の通孔４ａおよび搬送ベルト５の通孔
６がら空気が吸引される。

そして、用紙が両ローラ２・３に近付くにしたがって、
ガイド板４および搬送ベルト５の表面と用紙との密着の
程度が徐々に減少する。

かくして、この用紙搬送装置ｌにあっては、用紙がガイ
ド板４および搬送ベルト５上に密着される程度が徐々に
減少してスリップしながら両ローラ２・３へ案内される
。したがって、両ローラ２・３へ安定してスムースに用
紙を送り込むことが可能になり、用紙にたわみができた
り、シワが発生したりするおそれを防止することができ
る。

実施例２第３図においてガイド板１４には、空気吸引用通孔１４
ａが用紙流れ方向に沿って４列に形成されている。各列
の通孔１４ａはニップ線７に最も近いものが２等辺三角
形、２番目に近いものか等脚台形、３番目に近いものが
２番目に近いものより脚の長い等脚台形とされている。

そして、これらは順次、面積が大きくされている。

このガイド板１４が適用された複写機の用紙搬送装置の
他の構成および効果は、実施例１の場合と同様である。

実施例３第４図においてガイド板２４には、空気吸引用通孔２４
λが用紙流れ方向に沿って４列に形成されている。通孔
２４２Ｌはすべて同じ大きさの正方形である。このガイ
ド板２４の下方には大小２つのファン２５・２６が設け
られている。大ファン２５はニップ線７から２番目に近
い４つの通孔２４ａおよび３番目に近い４つの通孔２４
２Ｌから空気を吸引するためのものである。一方、小フ
ァン２６はニップ線７に最も近い４つの通孔２４＆から
空気を吸引するためのものであり、大ファン２５よりも
吸引力が弱いものである。

このガイド板２４が適用された複写機の用紙搬送装置の
他の構成および効果は、実施例１の場合と同様である。

実施例４第５図においてガイド板３４には空気吸引用通孔３４＆
が用紙流れ方向に沿って４列に形成されている。これら
の通孔３４２Ｌのうち、ニップ線７に最も近い４つのも
のおよび２番目に近い４つのものは、すべて同じ大きさ
の正方形である。また３番目に近い４つの通孔３４ａは
長方形であり、その面積が上記正方形の面積の約２倍と
されている。

ガイド板３４の下側には通孔封鎖用の長方形シャッタ３
５が水平往復移動可能に設けられている。

このンヤッタ３５は、用紙サイズ検知手段３６により用
紙のサイズ（Ｂ５、Ａ４、Ｂ４、Ａ３など）が検知され
ると、モータ制御手段３７およびモータ駆動手段３８に
より駆動されるモータ３９で水平に往復移動させられる
。そして、ニップ線７に近い通孔３４λを封鎖して空気
の吸引を防止する。

このガイド板３４が適用された複写機の用紙搬送装置の
他の構成および効果は、実施例１の場合と同様である。

実施例５第６図においてガイド板４４には空気吸引用通孔４４ａ
が用紙流れ方向に沿って並列状に４つ形成されている。

そしてガイド板４４のうち、ニップ線７から最大サイズ
用紙の長さよりもわずかに長い部分までの箇所には、通
孔４４ごは設けられていない。

このガイド板４４が適用された複写機の用紙搬送装置の
他の構成および効果は、実施例１の場合と同様である。

（へ）発明の効果この発明の用紙搬送装置は上記のように構成されている
ので、定着ローラへ安定してスムースに用紙を送り込む
ことができ、用紙にたわみができたり、シワが発生した
りするおそれを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

Ｉ！１図から第６図まではこの発明の実施例を示す。す
なわち、第１図は実施例１の用紙搬送装置の全体斜視図
、第２図はその部分平面図である。第３図は実施例２の用紙搬送装置の部分平面図、第４図
は実施例３の用紙搬送装置の部分平面図、第５図は実施
例４の用紙搬送装置の部分平面図、第６図は実施例５の
用紙搬送装置の部分平面図である。第７図は従来例を示し、従来の用紙搬送装置の部分平面
図である。２−・・−・・熱ローラ、３・・・・・・加圧ローラ、４・・・・・・ガイド板（案内部材）、４ａ・・・・・
・通孔、５・・・・・・搬送ベルト（搬送手段）、６・・・・・
・通孔、７・・・・・・ニップ線、Ｉ４・・・・−・ガイド板（案内部材）、１４ａ・・・
・・・通孔、２４・・・−・・ガイド板（案内部材）、２４λ・・・
・・・通孔、２５・・・・・・大ファン、２６・・・・・・小ファン、３４・・・・・・ガイド板（案内部材）、３４ａ・・・
・・・通孔、３５・・・・・・シャッタ、４４・・・・・・ガイド板（案内部材）、４４λ・−・
・・・通孔。第　１ＷＪ代理人　　弁理士　　野　河　信太部笛図第閣第図４ａ第図使図第図

Claims

【特許請求の範囲】１、画像形成用紙の表面に転写されているトナー像を定
着する定着部の上流側に設けられ、複数の空気吸引用通
孔を有し、定着部へ用紙を案内する案内部材と、この案
内部材に取り付けられ、多数の空気吸引用通孔を有し、
上記定着部へ用紙を搬送する搬送手段と、この搬送手段
の近傍に設けられ、案内部材の通孔および搬送手段の通
孔から空気を吸引して案内部材および搬送手段の上の用
紙を案内部材および搬送手段の表面に密着させるファン
とを備え、案内部材の通孔および搬送手段の通孔から吸引される空
気の量を下流側で減少させ、それによって案内部材およ
び搬送手段の表面と用紙との密着の程度を下流側で減少
させるべく構成されてなる用紙搬送装置。