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JPH0465780B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0465780B2
JPH0465780B2 JP26201786A JP26201786A JPH0465780B2 JP H0465780 B2 JPH0465780 B2 JP H0465780B2 JP 26201786 A JP26201786 A JP 26201786A JP 26201786 A JP26201786 A JP 26201786A JP H0465780 B2 JPH0465780 B2 JP H0465780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
layer
hydrotalcite
ethylene
vinyl acetate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP26201786A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS63115743A (en
Inventor
Juichi Ishihara
Yoshio Mishima
Tadashi Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd filed Critical Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Priority to JP61262017A priority Critical patent/JPS63115743A/en
Priority to KR1019870012414A priority patent/KR920000001B1/en
Publication of JPS63115743A publication Critical patent/JPS63115743A/en
Publication of JPH0465780B2 publication Critical patent/JPH0465780B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

〔産業上の利用分野〕 本発明は農業用多層フイルムに関するものであ
り、更に詳しくは、保温性、透明性、防曇性、作
業性にすぐれた農業用多層フイルムに関するもの
である。 〔従来技術〕 近年農作物栽培の近代化に伴い、施設栽培、例
えば、ハウス栽培、トンネル栽培が広く行なわれ
るに至つた。これらの栽培においてプラスチツク
ハウス、トンネル等の一次被覆材、カーテンのよ
うな内張り用の2次被覆材として使用される保温
被覆材にはポリエチレンフイルム、ポリ塩化ビニ
ルフイルム、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フ
イルム、その他各種の樹脂フイルムがあるが、中
でも軟質ポリ塩化ビニルフイルムは保温性、透明
性、作業強度等にすぐれ、又価格も安価であるこ
とから現在被覆資材の主流を占めている。 しかしポリ塩化ビニルフイルムは廃棄処理の際
にハロゲン系ガスが発生すること及び燃焼性が低
いことなど廃棄処理自体に難点があつた。 又このフイルムは一般に表面が可塑剤のブリー
ドアウトによりべたついており、長期間の屋外使
用でほこり等が付着し、光線透過率が低下するこ
とから長期間の使用に難点があつた。 一方これに替るエチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂フイルムでは保温性、作業強度がポリ塩化ビニ
ルフイルムに比較して劣つているため使用条件に
制約があつた。 又ポリエチレンフイルムは保温性、防曇性、透
明性がポリ塩化ビニルフイルムに比較して劣つて
いるため、その使用は制限されていた。 そこでこれらの欠点を解決するため最近エチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂の保温性および作業性
を改善するための各種の方法が提案されている。 例えば保温性を向上するため、エチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂にシリカ(特公昭47−13853号
公報)、マグネシウム化合物(特開昭59−
226037)、ハイドロタルサイト(特開昭60−
104141)等のフイラーの添加、吸水性樹脂(特開
昭61−81446)やエチレン−ビニルアルール共重
合樹脂(特開昭55−118941)の添加等の方法であ
る。 さらに特開昭57−160638号公報には、水滴防止
剤を含有するポリオレフイン層と含金属有機化合
物を添加したポリオレフイン層が積層されたフイ
ルム、また特開昭58−160146号公報にはリニア
ー・ローデンシテイポリエチレン(以下L−
LDPEと略すこともある)を主体とする基材層と
界面活性剤を含む樹脂層を重層した農業用フイル
ムが開示されている。しかし、これらの積層フイ
ルムも市場で要求されている保温性改良のレベル
には到達していないことがわかつた。即ち従来の
手段では、透明性、保温性、防曇性、作業強度の
全てを満足するフイルムを得ることが困難であつ
た。 本発明者らはこうした欠点を改良し、特に透明
性、保温性、防曇性、作業強度のすぐれた農業用
多層フイルムを求めて鋭意検討の結果、各層に特
定のフイラー、流滴剤を含ませた特定の多層構成
のフイルムを使用することによつて本目的を達成
し得ることを見出し本発明を完成した。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 したがつて本発明は農業用多層フイルムに係
り、このフイルムはハイドロタルサイトまたはそ
の類縁化合物および防曇剤を含有する農業用多層
フイルムにおいて、該多層フイルムが (A) 2〜40重量%のハイドロタルサイトまたはそ
の類縁化合物を含有し且つ防曇剤の含有量が重
量比でハイドロタルサイトまたはその類縁化合
物に対し0.3以下であるエチレン−αオレフイ
ン共重合樹脂層と、 (B) 0.1〜2重量%の防曇剤を含有し且つハイド
ロタルサイトまたはその類縁化合物の含有量が
重量比で防曇剤に対し3以下である酢酸ビニル
含有量10〜20重量%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体層と を含有し且つ層(A)及び(B)が多層フイルムの表面に
存在することを特徴とする。 本発明において外層の一つ(A)層を構成するエチ
レン−α−オレフイン共重合樹脂は、エチレンと
プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メ
チルペンテン−1、オクテンなどのα−オレフイ
ンとの共重合体である。 かかる共重合体は遷移金属化合物を含む触媒
(いわゆるチーグラ法)、アルミナ又はシリカ−ア
ルミナに担持させた酸化クロム媒体(フイリツプ
ス法)、アルミナに担持させた酸化モリブデン触
媒(スタンダード法)などの存在下、液相又は気
相で製造され、メルトフローレート(以下MFR
と略す、単位g/10min)は0.5〜20、好ましく
は0.5〜10、密度は0.940g/cm3以下好ましくは
0.935g/cm3以下である。 MFRが低すぎるとフイルムの成形性特に押出
加工性、高速延伸性、が悪くなるので好ましくな
い。又MFRが大きくなると機械強度が低下する
ので好ましくない。密度が高すぎると透明性が失
われるので好ましくない。密度が低すぎると腰が
弱くなり、展張作業性が乏しくなるので好ましく
ない。成形性、表面特性などの点から、高圧法ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂等
をブレンドしてもよい。 (A)層に添加するハイドロタルサイトまたはその
類縁化合物とは(以下ハイドロタルサイトと略
す) M2+ 1-xAlx(OH)2(An-x/o・mH2O……(1) 但し式中、M2+はMg,Ca及びZnよりなる群か
らえらばれた二価金属イオンを示し、Ao-はn価
のアニオンを示し、そしてx及びmは下記式の条
件を満足する、 0<x<0.5 0≦m≦2 で表わされる化合物やその焼成物等である。 上記式(1)に於いてAn-で表わされるn価のアニ
オンの例としてはCl-,Br-,I-,NO3 -,ClO4 -
SO4 2-,CO3 2-,SiO3 2-,HPO4 2-,HBO3 2-
PO4 2-などのに如きアニオンを例示することがで
きる。 その具体例としては協和科学工業(株)のアル
カマイザー1(x=0.33,m=0.5,A=CO3 2-)、
アルカマイザー2(x=0.33,m=0,A=CO3 2
)等が挙げられる。 そしてその平均粒径は10μ以下が好ましく、更
に3μ以下のものがより好適に用いられる。平均
粒径が10μをこえると、フイルムの強度及び透明
性が大巾に低下するので農業用フイルムとして使
用することが難しくなる。又上記ハイドロタルサ
イトの分散性を向上させるため、表面処理剤で処
理して使用することが好ましい。表面処理剤の例
として、パラフイン、脂肪酸、高級アルコール、
多価アルコール、チタネート系カツプリング剤、
シラン系カツプリング剤等が挙げられる。 ハイドロタルサイトの使用量はエチレン−α−
オレフイン共重合樹脂/ハイドロタルサイト類=
98〜60/2〜40重量部で適宜選択される。更に好
ましくはその比が98〜75/2〜25で使用される。 上記量範囲を逸脱して、過少量にすぎると、所
謂赤外吸収能が低下し夜間赤外線が農業用フイル
ムを透過,放射するのを阻止する能力が不充分と
なる。即ち保温性が不充分となる。 一方上記範囲を逸脱して過大量すぎると、透明
性の低下が大きくなつて可視光線透過率が低下す
る。このため日中太陽光線エネルギーの農業用フ
イルムの透過が減少するのでハウス内の地温まが
上らなくなり、結局作物の生育に必要なエネルギ
ー量が低下して生育が悪くなる。この透明性の低
下以外に更に、フイルムの機械強度が低下し裂け
易くなり展張作業性が低下する。 この(A)層は基本的には防曇剤を含有させないこ
とが好ましいが防曇剤/ハイドロタルサイトの比
が0.3以下、好ましくは0.1以下であれば添加して
もよい。これを超えると防曇剤がこのフイルムの
外表面層にブリードアウトし易くなるためフイル
ムの白化や屋外のほこり、砂じん付着によるフイ
ルムの表面汚染が著しくなり、最終的にフイルム
の可視光線透過率が低下するので日中太陽光線エ
ネルギーの農業用フイルムの透過が減少するので
好ましくない。 本発明において他の外層の一つ(B)層を構成する
エチレン−酢酸ビニル共重合体は酢酸ビニル含量
10〜20重量%の共重合体である。このような共重
合体はエチレンと酢酸ビニルを高圧ラジカル重合
プロセスにより反応させて製造され、そのMFR
は0.5〜10好ましくは0.5〜5のものが使用され
る。MFRが小さすぎるとフイルムの成形性特に
押出加工性、高速延伸性が悪くなるので好ましく
ない。又MFRが大きくなるとフイルムの成形性
特にインフレーシヨン成形におけるバブルの不安
定性をきたすので好ましくない。 使用されるエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂の
酢酸ビニル含有量は10〜20重量%が好ましく、10
%以下になると防曇性が悪くなるので好ましくな
い。一方20%以上になると防曇性、及び耐熱性が
悪くなるので好ましくない。 この外層に添加する防曇剤はこの技術分野でよ
く知られた各種防曇剤を使用することが出来る。 例えば非イオン系、アニオン系、及びカチオン
系の界面活性剤が使用される。これらに該当する
化合物として、ポリオキシアルキレンエーテル、
多価アルコールの部分エステル、多価アルコール
のアルキレンオキサイド付加物の部分エステル、
高級アルコール硫酸エステルアルカリ金属塩、ア
ルキルアリールスルホネート、四級アンモニウム
塩、脂肪酸アミン誘導体が挙げられる。 具体的にはポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフエニルエーテル、ポリ
エチレングリコールモノパルミテート、ポリエチ
レングリコールモノステアレート、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノパルミテート、グリセリン
モノラウレート、グリセリンモノパルミテート、
グリセリンモノステアレート、グリセリンモノオ
レート、ペンタエリスリトールモノラウレート、
ソルビタンモノパネミテート、ソルビタンモノベ
ヘネート、ソルビタンジステアレート、ジグリセ
リンモノオレート、トリグリセリンジオレート、
ナトリウムラウリルサルフエート、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、ブチルナフタレンス
ルホン酸ナトリウム、セチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、アルキルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド、ドデシルアミン塩酸塩、ラ
ウリン酸ラウリルアミドエチル燐酸塩、トリエチ
ルセチルアンモニウムイオダイド、オレイルアミ
ノジエチルアミン塩酸塩、ドデシルピリジニウム
硫酸塩の塩基性ピリジニウム塩などがあげられ
る。 中でも炭素数14〜22の脂肪酸とソルビタン、ソ
ルビトール、グリセリン、ポリグリセリン、プメ
ピレングリコールなどの多価アルコールとのエス
テルあるいはそのアルキレンオキサイド付加物を
主成分とする非イオン系界面活性剤等が好ましい
ものとして挙げられる。 防曇剤の含有量はエチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂に対して0.1〜2重量%の範囲で適宜選択さ
れる。0.1重量%以下になると防曇性が低下して
好ましくない。2重量%以上になると耐熱性が低
下し又気温が上昇した春等の使用時にフイルムの
白化が著しくなるので好ましくない。 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層は30μ以上
を満足する必要がある。この厚みより小さいと防
曇性が悪くなる。 このエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層にハイ
ドロタルサイトを添加してもよいがその添加量は
重量比で防曇剤に対し3以下であることが望まし
い。これ以上になると防曇性の低下が著しく農業
用フイルムとしての使用に適さない。 本発明の農業用多層フイルムは前記(A),(B)両層
を積層した2層フイルムとして使用することもで
きるが、中間層を設けた(A)層/中間層/(B)層の3
層以上の多層フイルムとして使用することも可能
である。 中間層に使用する樹脂はこの分野で広く使用さ
れている公知のポリエチレン、エチレン−α−オ
レフイン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン等各種ポリオレフイン系樹脂
を適宜選択使用することができる。もちろん本発
明の多層フイルムのバリをブレンドして再生使用
することも可能である。 又この層には必要に応じてハイドロタルサイ
ト、防曇剤を含有してもよい。一般に表層に含ま
れるフイラーはフイルム表面を粗面化する働きが
あるのでフイラーの濃度が低いことが望まれる。
このため中間層に多くのフイラーを入れることが
より好ましい。例えばエチレン−α−オレフイン
共重合体または/および酢酸ビニル含有量が10%
以下のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂にハイド
ロタルサイトを5%以上を含む層を中間層に設け
ることが挙げられる。 以上の構成よりなる各層には必要に応じて、こ
の技術分野に慣用の種々の他の添加剤を含有する
ことが出来る。 この様な他の添加剤の例としては酸化防止剤、
光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、ア
ンチブロツキング剤、防曇剤など、この技術分野
によく知られた各種の添加剤を挙げることができ
る。 本発明の農業用フイルムは透明なフイルムのみ
ならず、願料、染料などで着色したフイルムも成
形される。 本発明のフイルムはインフレーシヨン法、キヤ
スト法等で成形され、その全厚は強度、性能、生
産コスト等を考慮して0.035〜0.3mmの範囲、好ま
しくは0.05〜0.2mm厚みの範囲である。また各層
の厚みの比率は、中間層と(B)の厚みの和が0.03mm
以上を満足する限り、各層の厚み比率は任意に選
び得る。 さらに本発明の農業用多層フイルムをプラスチ
ツクハウス、トンネル、カーテンの内張り等に使
用する場合には、(A)層を外側に、(B)層を内側にし
て使用するのが普通である。 〔発明の効果〕 本発明者らはエチレン系重合体を用いて軟質ポ
リ塩化ビニルフイルムよりもすぐれた農業用保温
被覆フイルムを製造する方法を検討した。 その結果以下のことを見出した。 (1) (A)層に用いる樹脂としては、強度、耐スクラ
ツチ性、展張作業性等を考慮して、エチレン−
α−オレフイン共重合体が最適である。 (2) (A)層に添加する赤外線吸収剤ハイドロタルサ
イトは赤外線吸収効果がすぐれ、保温性農業用
フイルムの添加剤として最もすぐれたものの一
つであり、その保温効果はその添加量の増加に
つれて向上するが、外観、透明性の点で40%、
好ましくは25%を限度とすべきである。一般に
保温性を向上するために添加量の増量を必要と
する時には、外観、透明性の点で(A)層のハイド
ロタルサイトの量を上げられない場合には、中
間層を設けてこの層にハイドロタルサイトを添
加することが有用である。 (3) (A)層には防曇剤のブリードアウトの点から防
曇剤を含有させないことが好ましいが、(B)層、
中間層の防曇剤が濃度勾配により(A)層に移行し
て、(B)層表面の防曇効果の低下するのを防止す
る目的で添加する場合には、防曇剤の添加重量
はハイドロタルサイト重量の0.3以下の量にす
べきである。 (4) (B)層に用いる樹脂としては防曇性能を考慮し
て、酢酸ビニル10〜20重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体が最適である。 (5) 防曇剤を含有する(B)層にハイドロタルサイト
を添加するとハイドロタルサイトへ防曇剤が吸
着又は相溶するため、フイルム表面への防曇剤
の移行が抑制される結果、防曇性の不足するこ
とを見い出した。したがつて(B)層にはハイドロ
タルサイトを含有させないことが好ましい。但
し保温性改良のため、ハイドロタルサイトをど
うしても添加する必要がある場合にはハイドロ
タルサイトの添加重量は防曇剤重量に対して3
以下に押さえることが必要である。 本発明者らは、以上のような実験結果を踏まえ
て、フイルム構成を特定するとともに(A)(B)両外層
に添加する添加剤の種類と濃度比を特定すること
によつて本発明を完成した。 本発明の農業用多層フイルムは、保温性、透明
性、防曇性、作業強度がすぐれており耐汚染性や
廃棄処理の点でポリ塩化ビニルフイルムよりもす
ぐれている。それ故施設栽培用の被覆フイルムと
して極めて有用なものである。 〔実施例〕 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の例に限定されるものでない。 実施例1〜3 比較例1〜9 三層インフレーシヨン成形装置として三層ダイ
に150mm(トミー機械工業(株)製)を用い、押
出機は外層を40mm押出機(モダンマシナリー
(株)製)、中間層を45mm押出機(プラコー
(株)製、内層を50mm押出機(モダンマシナリ
ー(株)製)として成形温度160℃、ブロー比
1.5、引取速度5m/分にて、第1表に示す構成の
多層又は単層フイルムを得た。なお軟質ポリ塩化
ビニルフイルムは市販品を用いた。 各フイルムについて次のような評価試験を行つ
た。その結果を第1表に示す。 (1) 低温時の防曇性 25℃の水を容器容量の2/3までいれた保温容
器(直径15cm,高さ17cm)の上部を試料で密封
し、−10℃の冷風循環式低温室に静置し、20時
間後室温に戻し4時間静置した。このサイクル
を7回繰り返した。 完全に透明で曇りの発生が全然ない場合を10
とし結露した水滴によつてフイルムが完全に曇
つた場合を1として10段階に評価した。 (2) 防曇持続性 50℃に保つた恒温水槽上に、水平面から5°の
傾きをもつて試料フイルムを展張し、フイルム
内面に対する水の凝縮状態を時間の経過ととも
に観察し、低温時の防曇性と同様に10段階で評
価した。 (3) 防塵性 以下に述べる保温性の測定用に作成したトン
ネルに積層フイルムを4ヶ月間展張し、4ヶ月
後の透明性(太陽光線透過率)の展張初期にお
ける透明性(太陽光線透過率)に対する減少率
で判定した。太陽光線透過率は照度計(東京光
電(株)製、ANA 300型)により測定した。 A−3%以下,B−3〜10%,C−10%以上 (4) 保温性 この積層フイルムをアーチ状の架設体に密閉
状に展張してトンネルを作成した。なお、アー
チ状の架設体は高さが約0.65m、幅約1.5mの大
きさのものであつた。 地表から20cmの高さのハウス内外の気温の差
を10分毎に計測し(昭和61年1月,於;千葉県
市原市)午後6時から翌朝6時までの7日間の
平均を算出した。この結果を表1に示した。 (5) 破断点強度 引張試験(JIS K 6783に準拠)により積層
フイルムのMD方向及びTD方向の破断点強度
を測定した。 (6) 破断点伸び 破断点強度の測定法と同様に積層フイルムの
MD方向およびTD方向の破断点伸びを測定し
た。 (7) 落球衝撃強度 ASTM D1709 A法に準拠して測定した。 (8) フイルムステイフネス Handle−O−Meterによつてフイルムステ
イフネスを測定した。 (9) 引張強度 JIS K 6783に準拠して、積層フイルムの
MD方向およびTD方向の引張強度を測定した。 各々の結果を表1に示した。
[Industrial Field of Application] The present invention relates to a multilayer film for agricultural use, and more particularly, to a multilayer film for agricultural use that has excellent heat retention, transparency, antifogging properties, and workability. [Prior Art] In recent years, with the modernization of agricultural crop cultivation, facility cultivation, such as greenhouse cultivation and tunnel cultivation, has come to be widely practiced. In these cultivations, polyethylene film, polyvinyl chloride film, and ethylene-vinyl acetate copolymer resin film are used as primary covering materials for plastic houses and tunnels, and as secondary covering materials for linings such as curtains. There are various other resin films, but among them, soft polyvinyl chloride film is currently the mainstream coating material because it has excellent heat retention, transparency, work strength, etc., and is also inexpensive. However, polyvinyl chloride film has problems in its disposal itself, such as generation of halogen gas and low combustibility. In addition, the surface of this film is generally sticky due to bleed-out of the plasticizer, and when used outdoors for a long period of time, dust and the like adhere to it, resulting in a decrease in light transmittance, making it difficult to use it for a long period of time. On the other hand, the alternative ethylene-vinyl acetate copolymer resin film has poor heat retention and working strength compared to polyvinyl chloride film, and therefore has limitations in its usage conditions. Furthermore, polyethylene film is inferior to polyvinyl chloride film in heat retention, antifogging properties, and transparency, so its use has been limited. In order to solve these drawbacks, various methods have recently been proposed to improve the heat retention properties and workability of ethylene-vinyl acetate copolymer resins. For example, to improve heat retention, ethylene-vinyl acetate copolymer resin is mixed with silica (Japanese Patent Publication No. 47-13853) and a magnesium compound (Japanese Patent Publication No. 13853-1983).
226037), Hydrotalcite (Unexamined Japanese Patent Publication 1986-
104141), a water-absorbing resin (Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-81446), and an ethylene-vinyl allyl copolymer resin (Japanese Patent Application Laid-open No. 118941-1982). Further, JP-A No. 57-160638 discloses a film in which a polyolefin layer containing a water drop preventive agent and a polyolefin layer containing a metal-containing organic compound are laminated, and JP-A No. 58-160146 discloses a film in which a polyolefin layer containing a water drop preventive agent and a polyolefin layer containing a metal-containing organic compound are laminated. City polyethylene (hereinafter L-
An agricultural film is disclosed in which a base material layer mainly composed of LDPE (sometimes abbreviated as LDPE) and a resin layer containing a surfactant are layered. However, it has been found that these laminated films have not yet achieved the level of improved heat retention required by the market. That is, with conventional means, it has been difficult to obtain a film that satisfies all of transparency, heat retention, antifogging properties, and working strength. The inventors of the present invention sought to improve upon these drawbacks, and as a result of extensive research in search of an agricultural multilayer film with particularly excellent transparency, heat retention, antifogging properties, and work strength, the inventors found that each layer contains a specific filler and droplet agent. The present invention was completed based on the discovery that the object could be achieved by using a film having a specific multilayer structure. [Means and effects for solving the problem] Accordingly, the present invention relates to an agricultural multilayer film, and the present invention relates to an agricultural multilayer film containing hydrotalcite or a related compound thereof and an antifogging agent. The film contains (A) 2 to 40% by weight of hydrotalcite or its related compounds, and the content of the antifogging agent is 0.3 or less by weight relative to the hydrotalcite or its related compounds; a polymeric resin layer; (B) a vinyl acetate content of 10 to 2% by weight of an antifogging agent, and the content of hydrotalcite or a related compound thereof is 3 or less based on the weight ratio of the antifogging agent; 20% by weight of an ethylene-vinyl acetate copolymer layer, and the layers (A) and (B) are present on the surface of the multilayer film. In the present invention, the ethylene-α-olefin copolymer resin constituting one of the outer layers (A) is a combination of ethylene and α-olefin such as propylene, butene-1, hexene-1, 4-methylpentene-1, and octene. It is a copolymer of Such copolymers are prepared in the presence of a catalyst containing a transition metal compound (so-called Ziegler process), a chromium oxide medium supported on alumina or silica-alumina (Phillips process), a molybdenum oxide catalyst supported on alumina (standard process), etc. , manufactured in liquid phase or gas phase, melt flow rate (hereinafter referred to as MFR)
The unit (g/10min) is 0.5 to 20, preferably 0.5 to 10, and the density is preferably 0.940g/ cm3 or less.
It is 0.935g/ cm3 or less. If the MFR is too low, the film's formability, particularly its extrusion processability and high-speed stretchability, will deteriorate, which is not preferable. Furthermore, if the MFR increases, the mechanical strength decreases, which is not preferable. If the density is too high, transparency will be lost, which is not preferable. If the density is too low, the elasticity will become weak and the spreading workability will be poor, which is not preferable. From the viewpoint of moldability, surface properties, etc., high-pressure polyethylene, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, etc. may be blended. (A) What is hydrotalcite or its analogous compound added to layer (hereinafter abbreviated as hydrotalcite) M 2+ 1-x Al x (OH) 2 (A n- ) x/o・mH 2 O... (1) In the formula, M 2+ represents a divalent metal ion selected from the group consisting of Mg, Ca, and Zn, A o- represents an n-valent anion, and x and m meet the conditions of the following formula. It is a compound, a fired product thereof, etc. that satisfies the following: 0<x<0.5 0≦m≦2. Examples of n-valent anions represented by A n- in the above formula (1) include Cl - , Br - , I - , NO 3 - , ClO 4 - ,
SO 4 2- , CO 3 2- , SiO 3 2- , HPO 4 2- , HBO 3 2- ,
Examples include anions such as PO 4 2- . Specific examples include Alkamizer 1 (x = 0.33, m = 0.5, A = CO 3 2- ) from Kyowa Scientific Industry Co., Ltd.;
Alcamizer 2 (x=0.33, m=0, A=CO 3 2
) etc. The average particle diameter is preferably 10 μm or less, and more preferably 3 μm or less. If the average particle size exceeds 10μ, the strength and transparency of the film will drop significantly, making it difficult to use it as an agricultural film. In order to improve the dispersibility of the hydrotalcite, it is preferable to use it after treatment with a surface treatment agent. Examples of surface treatment agents include paraffin, fatty acids, higher alcohols,
Polyhydric alcohol, titanate coupling agent,
Examples include silane coupling agents. The amount of hydrotalcite used is ethylene-α-
Olefin copolymer resin/hydrotalcites =
The amount is appropriately selected from 98 to 60/2 to 40 parts by weight. More preferably, the ratio is 98-75/2-25. If the amount exceeds the above-mentioned range and is too small, the so-called infrared absorbing ability will be lowered and the ability to prevent infrared rays from transmitting and radiating through the agricultural film at night will become insufficient. That is, heat retention becomes insufficient. On the other hand, if the amount exceeds the above range and is too large, the transparency will be greatly reduced and the visible light transmittance will be reduced. As a result, the transmission of sunlight energy through the agricultural film during the day is reduced, making it difficult for the soil temperature inside the greenhouse to rise, resulting in a decrease in the amount of energy required for crop growth, resulting in poor growth. In addition to this decrease in transparency, the mechanical strength of the film also decreases, making it more likely to tear and reducing the workability of stretching. Although it is basically preferable that this (A) layer does not contain an antifogging agent, it may be added as long as the antifogging agent/hydrotalcite ratio is 0.3 or less, preferably 0.1 or less. If this value is exceeded, the antifogging agent will easily bleed out to the outer surface layer of the film, resulting in whitening of the film and significant surface contamination due to outdoor dust and sand adhesion, which will eventually reduce the visible light transmittance of the film. This is undesirable because it reduces the transmission of solar energy through the agricultural film during the day. In the present invention, the ethylene-vinyl acetate copolymer constituting one of the other outer layers (B) has a vinyl acetate content of
It is a 10-20% by weight copolymer. Such copolymers are produced by reacting ethylene and vinyl acetate through a high-pressure radical polymerization process, and their MFR
is 0.5 to 10, preferably 0.5 to 5. If the MFR is too small, the film's formability, especially extrusion workability, and high-speed stretchability will deteriorate, which is undesirable. Furthermore, if the MFR becomes large, the film's moldability becomes unstable, especially bubbles in inflation molding, which is undesirable. The vinyl acetate content of the ethylene-vinyl acetate copolymer resin used is preferably 10 to 20% by weight, and 10 to 20% by weight.
% or less, it is not preferable because the antifogging property deteriorates. On the other hand, if it exceeds 20%, antifogging properties and heat resistance will deteriorate, which is not preferable. As the antifogging agent added to this outer layer, various antifogging agents well known in this technical field can be used. For example, nonionic, anionic, and cationic surfactants are used. Compounds that fall under these categories include polyoxyalkylene ether,
Partial ester of polyhydric alcohol, partial ester of alkylene oxide adduct of polyhydric alcohol,
Examples include higher alcohol sulfate ester alkali metal salts, alkylaryl sulfonates, quaternary ammonium salts, and fatty acid amine derivatives. Specifically, polyoxyethylene lauryl ether, polyoxyethylene stearyl ether, polyoxyethylene nonyl phenyl ether, polyethylene glycol monopalmitate, polyethylene glycol monostearate, polyoxyethylene sorbitan monolaurate, polyoxyethylene sorbitan monopalmitate. tate, glycerin monolaurate, glycerin monopalmitate,
Glycerin monostearate, glycerin monooleate, pentaerythritol monolaurate,
Sorbitan monopanemitate, sorbitan monobehenate, sorbitan distearate, diglycerin monooleate, triglycerin diolate,
Sodium lauryl sulfate, sodium dodecylbenzenesulfonate, sodium butylnaphthalene sulfonate, cetyltrimethylammonium chloride, alkyldimethylbenzylammonium chloride, dodecylamine hydrochloride, laurylamide ethyl laurate phosphate, triethylcetylammonium iodide, oleyl aminodiethylamine Examples include basic pyridinium salts such as hydrochloride and dodecylpyridinium sulfate. Among these, nonionic surfactants whose main components are esters of fatty acids having 14 to 22 carbon atoms and polyhydric alcohols such as sorbitan, sorbitol, glycerin, polyglycerin, pumepylene glycol, or alkylene oxide adducts thereof are preferred. It is mentioned as. The content of the antifogging agent is appropriately selected within the range of 0.1 to 2% by weight based on the ethylene-vinyl acetate copolymer resin. If it is less than 0.1% by weight, the antifogging properties will deteriorate, which is not preferable. If it exceeds 2% by weight, it is not preferable because the heat resistance decreases and the film becomes noticeably whitened when used in spring when the temperature rises. The ethylene-vinyl acetate copolymer resin layer must satisfy a thickness of 30μ or more. If the thickness is smaller than this, the antifogging property will be poor. Hydrotalcite may be added to this ethylene-vinyl acetate copolymer resin layer, but the amount added is preferably 3 or less based on the weight ratio of the antifogging agent. If it exceeds this range, the antifogging properties will be significantly reduced and the film will not be suitable for use as an agricultural film. The agricultural multilayer film of the present invention can also be used as a two-layer film in which both layers (A) and (B) are laminated. 3
It is also possible to use the film as a multilayer film. As the resin used for the intermediate layer, various polyolefin resins widely used in this field, such as polyethylene, ethylene-α-olefin copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, and polypropylene, can be selected as appropriate. . Of course, it is also possible to blend the burrs of the multilayer film of the present invention and reuse it. Further, this layer may contain hydrotalcite and an antifogging agent as required. In general, the filler contained in the surface layer has the function of roughening the film surface, so it is desirable that the filler concentration be low.
For this reason, it is more preferable to include a large amount of filler in the intermediate layer. For example, ethylene-α-olefin copolymer or/and vinyl acetate content is 10%
An example of the method is to provide the following ethylene-vinyl acetate copolymer resin with a layer containing 5% or more of hydrotalcite as an intermediate layer. Each layer having the above structure may contain various other additives commonly used in this technical field, if necessary. Examples of such other additives include antioxidants,
Mention may be made of various additives well known in this technical field, such as light stabilizers, ultraviolet absorbers, antistatic agents, lubricants, antiblocking agents, and antifogging agents. The agricultural film of the present invention is not only a transparent film, but also a film colored with pigments, dyes, etc. The film of the present invention is formed by an inflation method, a casting method, etc., and its total thickness is in the range of 0.035 to 0.3 mm, preferably in the range of 0.05 to 0.2 mm, considering strength, performance, production cost, etc. . Also, the ratio of the thickness of each layer is that the sum of the thickness of the intermediate layer and (B) is 0.03mm.
As long as the above conditions are satisfied, the thickness ratio of each layer can be arbitrarily selected. Furthermore, when the agricultural multilayer film of the present invention is used for lining plastic houses, tunnels, curtains, etc., it is usually used with the (A) layer on the outside and the (B) layer on the inside. [Effects of the Invention] The present inventors have studied a method of producing an agricultural thermal insulation film that is superior to a flexible polyvinyl chloride film using an ethylene polymer. As a result, we found the following. (1) The resin used for layer (A) is ethylene-
α-olefin copolymers are optimal. (2) Hydrotalcite, an infrared absorbing agent added to layer (A), has an excellent infrared absorption effect and is one of the best additives for heat-retaining agricultural films, and its heat-retaining effect increases as the amount of addition increases. However, in terms of appearance and transparency, it improves by 40%,
Preferably the limit should be 25%. Generally, when it is necessary to increase the amount added to improve heat retention, if it is not possible to increase the amount of hydrotalcite in layer (A) from the viewpoint of appearance and transparency, an intermediate layer is provided. It is useful to add hydrotalcite to. (3) Although it is preferable that the (A) layer does not contain an antifogging agent from the viewpoint of antifogging agent bleed-out, the (B) layer,
When adding the antifogging agent in the intermediate layer to prevent it from migrating to layer (A) due to a concentration gradient and reducing the antifogging effect on the surface of layer (B), the weight of the antifogging agent added is The amount should be less than 0.3 of the weight of hydrotalcite. (4) As the resin used for layer (B), an ethylene-vinyl acetate copolymer containing 10 to 20% by weight of vinyl acetate is optimal in consideration of antifogging performance. (5) When hydrotalcite is added to the layer (B) containing an antifogging agent, the antifogging agent is adsorbed or miscible with the hydrotalcite, and as a result, the migration of the antifogging agent to the film surface is suppressed. It was found that the anti-fogging properties were insufficient. Therefore, it is preferable that the layer (B) does not contain hydrotalcite. However, if it is absolutely necessary to add hydrotalcite to improve heat retention, the weight of hydrotalcite added should be 3 times the weight of the antifogging agent.
It is necessary to keep the following in mind. Based on the above experimental results, the present inventors have developed the present invention by specifying the film structure and the type and concentration ratio of the additives added to both outer layers (A) and (B). completed. The agricultural multilayer film of the present invention has excellent heat retention, transparency, antifogging properties, and working strength, and is superior to polyvinyl chloride film in terms of stain resistance and disposal. Therefore, it is extremely useful as a covering film for greenhouse cultivation. [Examples] Hereinafter, the present invention will be explained in detail based on Examples, but the present invention is not limited to the following examples unless it exceeds the gist thereof. Examples 1 to 3 Comparative Examples 1 to 9 A 150 mm three-layer die (manufactured by Tomy Machinery Co., Ltd.) was used as a three-layer inflation molding device, and a 40 mm extruder (manufactured by Modern Machinery Co., Ltd.) was used for the outer layer. ), a 45 mm extruder (manufactured by Placo Co., Ltd.) for the middle layer and a 50 mm extruder (manufactured by Modern Machinery Co., Ltd.) for the inner layer, molding temperature 160 ° C, blow ratio.
1.5 and a take-up speed of 5 m/min, multilayer or single-layer films having the configurations shown in Table 1 were obtained. Note that a commercially available soft polyvinyl chloride film was used. The following evaluation tests were conducted on each film. The results are shown in Table 1. (1) Anti-fogging properties at low temperatures Seal the top of a thermal container (diameter 15 cm, height 17 cm) filled with 25°C water to 2/3 of the container capacity with the sample, and place it in a -10°C cold air circulation type cold room. After 20 hours, the mixture was returned to room temperature and left to stand for 4 hours. This cycle was repeated 7 times. 10 for completely transparent and no clouding
The evaluation was made on a scale of 10 to 1, with 1 being the case where the film was completely cloudy due to condensed water droplets. (2) Anti-fog durability A sample film was stretched at an angle of 5° from the horizontal on a constant temperature water bath kept at 50°C, and the state of water condensation on the film's inner surface was observed over time. It was evaluated on a 10-point scale in the same way as the anti-fog property. (3) Dust resistance A laminated film was stretched for 4 months in a tunnel created for the measurement of heat retention described below. ) was determined based on the reduction rate. The sunlight transmittance was measured using a luminometer (manufactured by Tokyo Kohden Co., Ltd., Model ANA 300). A-3% or less, B-3 to 10%, C-10% or more (4) Heat retention This laminated film was spread in an airtight manner on an arch-shaped construction to create a tunnel. The arch-shaped structure was approximately 0.65m high and 1.5m wide. The difference in temperature between the inside and outside of a house at a height of 20 cm from the ground surface was measured every 10 minutes (January 1985, in Ichihara City, Chiba Prefecture), and the average was calculated for 7 days from 6:00 pm to 6:00 the next morning. . The results are shown in Table 1. (5) Strength at break The strength at break of the laminated film in the MD direction and TD direction was measured by a tensile test (based on JIS K 6783). (6) Elongation at break Similar to the method for measuring strength at break, elongation of laminated film is
The elongation at break in the MD and TD directions was measured. (7) Falling ball impact strength Measured in accordance with ASTM D1709 Method A. (8) Film Stiffness Film stiffness was measured using a Handle-O-Meter. (9) Tensile strength of laminated film according to JIS K 6783.
The tensile strength in MD direction and TD direction was measured. The results are shown in Table 1.

【表】【table】

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Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 ハイドロタルサイトまたはその類縁化合物お
よび防曇剤を含有する農業用多層フイルムにおい
て、該多層フイルムが (A) 2〜40重量%のハイドロタルサイトまたはそ
の類縁化合物を含有し且つ防曇剤の含有量が重
量比でハイドロタルサイトまたはその類縁化合
物に対し0.3以下であるエチレン−αオレフイ
ン共重合樹脂層と、 (B) 0.1〜2重量%の防曇剤を含有し且つハイド
ロタルサイトまたはその類縁化合物の含有量が
重量比で防曇剤に対し3以下である酢酸ビニル
含有量10〜20重量%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体層と、 を含有し且つ層(A)及び(B)が多層フイルムの表面に
存在することを特徴とする農業用多層フイルム。 2 層(A)が外層及び層(B)が内層として存在する特
許請求の範囲第1項記載の農業用多層フイルム。
[Scope of Claims] 1. An agricultural multilayer film containing hydrotalcite or a related compound thereof and an antifogging agent, wherein the multilayer film contains (A) 2 to 40% by weight of hydrotalcite or a related compound thereof; and (B) an ethylene-α olefin copolymer resin layer in which the content of an antifogging agent is 0.3 or less by weight relative to hydrotalcite or its related compounds; an ethylene-vinyl acetate copolymer layer having a vinyl acetate content of 10 to 20% by weight, in which the content of hydrotalcite or its related compounds is 3 or less based on the weight ratio of the antifogging agent; ) and (B) are present on the surface of the multilayer film. 2. The agricultural multilayer film according to claim 1, wherein the layer (A) is an outer layer and the layer (B) is an inner layer.
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