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JPH0464725A - 制御型回転差感応継手 - Google Patents

制御型回転差感応継手

Info

Publication number
JPH0464725A
JPH0464725A JP17489390A JP17489390A JPH0464725A JP H0464725 A JPH0464725 A JP H0464725A JP 17489390 A JP17489390 A JP 17489390A JP 17489390 A JP17489390 A JP 17489390A JP H0464725 A JPH0464725 A JP H0464725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command value
orifice
spool
motor
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17489390A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuyoshi Yanai
矢内 節佳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP17489390A priority Critical patent/JPH0464725A/ja
Publication of JPH0464725A publication Critical patent/JPH0464725A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、四輪駆動車等の多輪駆動車の駆動力配分装置
や前後輪及び左右輪の差動制限装置等として用いられる
制御型回転差感応継手の改良に関する。
(従来の技術) 従来の制御型回転差感応継手としては、特開昭63−1
01567号の公報に記載されているような継手が知ら
れている。
この従来出典には、同軸上に相対回転可能に配置された
第1の回転軸及び第2の回転軸と、該第1、第2の回転
軸の相対回転速度差に応じて吐出される流体量をオリフ
ィスによる流出規制で流体圧に変換し、さらに、この流
体圧を両軸間の伝達トルクに変換する回転差感応継手と
、外部から制御されるモータにより軸方向にストローク
するスプールが示され、このモータ駆動のスプールとオ
リフィスとの相対位置関係でオリフィス開口面積を変更
するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の制御型回転差感応継手
にあっては、スプールの軸方向位置はロータの設けられ
たスプールストッパの位置が基準になっている。即ち、
スプールがアキュムレータ室の油圧の力によってスプー
ルストッパに押し付けられる位置が基準になっている。
さらに、モータの制御角の基準はブツシュロッドがスプ
ールに触った瞬間を零と設定する構成となっている為、
下記に列挙するような問題を有する。
■ オリフィスとスプールの相対位置関係で決まる継手
の特性は、オリフィスの位置精度、スプールストッパの
長平方向精度、スプールの長さ精度の積み重ねで決まり
、充分な精度を得るには個々の部品の精度を非常に精密
に作る必要がある。
■ モータの基準位置を決めるに際してもスプールにブ
ツシュロッドが接触した瞬間をもって基準位置を決めて
いるので、接触した瞬間をどのようこ判断するかが難し
く、どうしても誤差を伴なうことになる。
そこで、本出願人は、特願平2〜143285号(平成
2年1月23日出願)の明細書及び図面において、モー
タ本体の回転方向取付位置を調整する機構を設け、この
取付位置調整機構によりユニットの初期設定を行なう技
術を提案した。
この初期設定は、モータを仮止めしておいてモータに対
し所定の基準指令値を与えて回転させる。
この状態で第1と第2の回転軸に所定の相対回転差を与
え、この時、基準指令値と相対回転差に対応する伝達ト
ルクが出るようにモータの取付位置を回転させで調整し
、その位置でモータを固定する。
しかし、上記手法により初期設定し、ユニット毎に製造
誤差があっても全てのユニットにおいて所定の基準指令
値の時に目標伝達トルク特性が得られるように精度よく
設定しても、オリフィスの開口形状に幅方向の製造誤差
があると、基準指令値から離れた指令値での伝達トルク
特性が目標特性からずれてしまいユニット毎の特性のば
らつきの原因となる。
即ち、オリフィスの開口形状の幅が設計寸法誹り大きい
場合には、基準指令値から離れた指令値の時には、指令
値の差に対するオリフィス開口面積の変化量が設計寸法
幅である時に比べて大きくなり、伝達トルク特性として
は目標特性より相対回転差に対して立ち上がりゲインの
小さな特性となってしまうし、逆に、オリフィスの開口
形状の幅が設計寸法より小さい場合には、指令値の差に
対するオリフィス開口面積の変化■が設計寸法幅である
時に比べて小さくなり、伝達トルク特性としては目標特
性より相対回転差に対して立ち上がりゲインの大きな特
性となってしまう。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもので
、外部から制御されるアクチュエータによりオリフィス
の開口面積を変更可能な制御型回転差感応継手において
、オリフィス幅の製造誤差を含めた個々の部品の加工精
度や組付精度を上げることもなく、個々のユニットの同
じ指令値に対する伝達トルク特性のばらつきを解消する
ことを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明の制御型回転差感応継
手では、オリフィス開口形状を矩形形状にし、アクチュ
エータの取付位置調整手段とオリフィスの開口形状の幅
方向誤差に対する指令値の補正を外部から行う外gPJ
調整手段とを設けた。
即ち、第1図のクレーム対応図に示すように、同軸上に
配置された第1の回転軸aと第2の回転軸すに連結され
、両回転軸a、bの相対回転時にオリフィスCによる吐
出油の流出規制により相対回転差に応じて伝達トルクを
発生する回転差感応継手dと、前記オリフィスCの開口
形状を矩形形状にすると共に、このオリフィス位置に設
けられるスプールeを外部制御のアクチュエータfによ
りストロークさせることでオリフィス開口面積を変更す
るオリフィス開口面積変更手段9と、前記アクチュエー
タfの取付位置をスプールeを動かしながら調整する取
付位置調整手段りと、所定の伝達トルク特性が得られる
指令値を出力する指令値出力手段iと、外部からの調整
操作により任意の指令値ゲインを与える外部調整手段j
と、前記指令値を指令値ゲインにより一定の比率で補正
した補正指令値を前記アクチュエータfに出力する補正
指令値出力手段にと、を備えている事を特徴とする。
(作 用) 第1の回転軸aと第2の回転軸すとに相対回転速度差を
生じた場合には、相対回転差に応じて吐出される作動油
かオリフィスCによる流出規制で油圧に変換され、さら
に、この油圧か両軸a、  b間の伝達トルクに変換さ
れる。
そして、この伝達トルク特性を変更する場合は、アクチ
ュエータfに補正指令値出力手段kからの補正指令値に
基づいて駆動させると、アクチュエータfの動作がオリ
フィス開口面積変更手段9によりスプールeのストロー
ク動作に変換され、流出規制効果を決めるオリフィス開
口面積が変更される。
この制御型回転差感応継手をユニットとして出荷する時
に工場等では、下記の様に初期設定が行なわれる。
まず、アクチュエータfを仮止めしておいてアクチュエ
ータfに対し所定の基準指令値を与えて動作させる。こ
の状態で第1と第2の回転軸a。
bに所定の相対回転差を与え、この時、基準指令値と相
対回転差に対応する伝達トルクが出るようにアクチュエ
ータfの取付位置を取付位置調整手段りにより調整し、
その位置でアクチュエータfを固定する。
次に、アクチュエータfに対し所定の指令値を与えて動
作させる。この状態で第1と第2の回転軸a、bに所定
の相対回転差を与え、この時、与えた指令値に対し設定
差だけ離れた指令値と相対回転差に対応する伝達トルク
が出るようにアクチュエータfに対する指令値を変更さ
せる。そして、アクチュエータfの指令値を監視しなが
らこの指令値の変更量が指令値の設定差と対応するよう
に、外部調整手段jにより与える指令値ゲインを調整し
、実際の指令値変更量が指令値の設定差に対応する位置
で指令値ゲインを固定する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、構成を説明する。
第8図は実施例の制御型回転差感応継手Aが適用された
後輪駆動車のパワートレーン及び差動制限制御系を示す
概略図で、制御型回転差感応継手Aは、左右後輪RW、
RW間に設けられたりャディファレンシャル内蔵の差動
制限装置として通用されている。
第8図において、180は制御型回転差感応継手の差動
制限トルク特性を変更するステッピングモータで、この
ステップモータ180はコントロラ200により駆動制
御される。
そして、このコントローラ200には、車速センサ20
1、右後輪回転センサ202、左後輪回転センサ203
、舵角センサ204、アクセル開度センサ205、ブレ
ーキスイッチ206等が接続され、これらのセンサ信号
を入力情報とし、左右後輪の回転速度差やアクセル開度
等に応じて差動制限トルク特性の変更制御を行なったり
、フレ主作動時に差動制限トルクの解除制御を行なうよ
うにしている。
尚、コントローラ200には、外部調整手段としてスイ
ッチAとスイッチBを持つ外部調整スイッチ207が接
続され、また、内部回路としてモータ駆動回路を有する
第1図は制御型回転差感応継手が内蔵状態で組み込まれ
たりャディファレンシャル1を示す断面図で、差動装置
としては、ドライブピニオン3及びリングギヤ4を介し
て駆動力が入力されるディファレンシャルケース10と
、ビニオンシャフト11を介して回転自在に支持された
ビニオン12と、該ビニオン12に噛合する一対のサイ
ドギヤ13.14と、該サイドギヤ13,14にそれぞ
れ連結される左駆動軸15及び右駆動軸16とを備えて
いる。
そして、前記左右駆動軸15.16には、差動回転の発
生が無い時には等配分に駆動トルクが伝達され、差動回
転の発生時には制御型回転差感応継手による差動制限ト
ルク分だけ駆動トルクが高回転側から低回転側へ伝達さ
れる。
以下、第2図〜第7図により制御型回転差感応継手の構
成を説明する。
制御型回転差感応継手20は、左駆動軸15(第1の回
転軸)と右駆動軸16(第2の回転軸)とのうちの一方
の左駆動軸15にスプライン結合されたドライブハウジ
ング30の内面に形成されたカム面31と、他方の右駆
動軸16にスフライン結合されたローター40と、該ロ
ーター40に設けられ、差動回転によりカム面31に摺
接しながら径方向に往復動する放射配置のドライビング
ピストン50と、該ドライビングピストン50の往復動
に伴なって体積変化するシリンダ室60と、該シリンダ
室60にバランス油路γ1を介して連通されたスプール
室70と、該スプール室70の一端が開口されると共に
、レギュレータ油路80を介してシリンダ室60に連通
されたアキュムレータ室90と、前記バランス油路71
のスプール室70に対する開口端に形成されたオリフィ
ス100を備えている。
尚、32はドライブハウジングカバー、41はシリンダ
穴、42はリリーフバルブ穴、51はシールリング、8
1はボールワンウェイバルブ、91はアキュムレータピ
ストン、92はスプリングリテーナ、93はリターンス
プリングである。
前記オリフィス100は、第5図に示すように、軸方向
に長い矩形形状とされ、そのオリフィス開口面積変更手
段110は、スプール120゜センタ穴130.クロス
穴140.ブツシュロッド150.クロスロッド160
.スライド機構170及びステップモータ180を備え
ている。
前記スプール120は、前記オリフィス100を全開か
ら全閉まで開口面積を変更可能なように、スプール室7
0に摺動可能に収納され、ローター40の軸心位置に配
置されている。
そして、このスプール120は、第4図の断面図に示す
ように、アシストスプリング121によりオリフィス全
開方向(図中左方向)に付勢されている。
尚、このアシストスプリング121は、ローター40に
ねじ73で取り付けられたスプリングリテーナ74に一
端が固定されている。また、このスプリングリテーナ7
4には、アキュムレータ室90とスプール室70とを連
通する連通穴75か開穴されている。また、前記スプー
ル穴70内には、スプール120が内圧により飛び出す
のを防止するスプールストッパ76が設けられている。
前記センタ穴130は、スプール室70に連通されて、
回動軸15の軸心に形成されている。
前記クロス穴140は、センタ穴130の端部から左駆
動軸15の径方向に貫通形成され、このクロス穴140
の幅は、前記スプール120の必要なストローク量と路
間−に設定されている。
前記ブツシュロッド+50は、一端が前記スプール12
0に連結されてセンタ穴130に軸心方向に摺動可能に
挿入されている。
前記クロスロット160は、前記ブツシュロッド150
の他端に固着され、両端はクロス穴140から回転軸1
5の外部に僅かに突出されて設けられている。
前記スライド機構170は、前記クロスロッド160に
連結され、左駆動軸15の外周に図中左右方向に摺動可
能に設けられたスリーブ171と、該スリーブ171に
ベアリング172を介在させて相対回転を許容するべく
設けられたフォロア1ア3とを有する。
前記ステップモータ180は、ディファレンシャルハウ
ジング5にモータケース185を介して取り付けられて
いて、第6図及び第7図に示すように、ステップモータ
180のシャフトストッパ186との接触によりモータ
軸180aを特定の回転位置で阻止するケースストッパ
187を有する。
また、ステップモータ180の本体のモータケース18
5に対する回転方向取付位置を調整する取付調整機構と
してモータケース185側に長穴188が形成され、該
長穴188に挿着されるボルト189によってモータケ
ース185にステップモータ180を固定するようにし
ている。
尚、前記モータ軸180aのシャフトストッパ186を
ケースストッパ187に押し付ける戻し方向の力は、上
記アキュムレータ室90のアキュムレータ圧と上記アシ
ストスプリング121により得るようにしている。
そして、前記モータ軸180aには減速ギヤ機構182
が取付けられ、この減速ギヤ機構182の出力軸183
にフォークシャフト181が連結され、このフォークシ
ャフト181に略U字形状のフォーク184が取付けら
れ、さらに、このフォーク184は上記フォロア173
に当接して配置される。
次に、作用を説明する。
(イ)初期設定 この制御型回転差感応継手をユニットとして出荷する時
に工場等では、下記の様に初期設定が行なわれる。
まず、スプール基準位置の初期設定は、アキュムレータ
圧とアシストスプリンタ121の付勢力による力で両ス
トッパ186.187が接触し、モータ軸180aの回
転が仮の零基準位置で阻止される状態としておき、第9
図に示すように、ステップモータ180に指令値に。を
与え、モータ軸180aを比較的大きなモータ作動角θ
(例えば、θ=8°)で回転変位させる。
この状態で、左右の駆動軸15.16に一定の相対回転
差△N、rpm  (例えば、40rpm )を与え、
与えた相対回転差△N、に対応する差動トルクT。kg
・m(例えば°、42に9・m)となるように、ボルト
189を緩めモータケース185の長穴188によって
ステップモータ180の回転方向取付位置を調整しく例
えば、±3°の範囲内)、調整位置でモータケース18
5に対してステップモータ180を固定する。
次に、オリフィス100の横幅寸法誤差に対する初期設
定は、第9図に示すように、ステップモータ180に対
し所定の指令値に、を与え、モータ軸180aを比較的
大きなモータ作動角θ(例えば、θ=8°)で回転変位
させる。
この状態で、左右の駆動軸15.16に一定の相対回転
差ΔN、rpm  (例えば、+OOrpm)を与え、
この時、与えた指令値に、に対し設定差(例えば、el
o)だけ離れた指令値(θ=7°)と相対回転差△N+
rpmに対応する差動トルクT+kg・m(例え1ゴ、
40に9・m)が出るようにステップモータ180に対
する指令値を変更させる。そして、ステップモータ18
0の指令値を監視しながらこの指令値の変更量が指令値
の設定差と対応するように、外部調整スイッチ207に
より与える指令値ゲインである補正値Cを調整し、実際
の指令値変更量が指令値の設定差に対応する位置で補正
値Cを固定する。
尚、補正値Cの値は、第10図に示すように、外部調整
スイッチ207のスイッチAとスイッチ日との0N−O
FFの組み合せで、0,1.−1.−2の4通りの値を
与えることが出来る。
このようにステップモータ180を固定すると共に、外
部調整スイッチ207による補正値Cを固定した後、ス
テップモータ180の電源をOFFにすると、アキュム
レータ圧とアシストスプリング121の付勢力によって
モータ軸180aが戻し方向に回転変位し、両ストッパ
186,187に接触して止まる。
この状態がモータ作動角θの真の零の状態で、その後、
ステップモータ180に所定のモータ作動角を与える場
合の零点となり、イグニッションキONの時、この位置
でコンピュータのイニシャライズを行なう。
以上の操作により初期設定が終了する。
尚、第11図の各ステップ301〜ステツプ309は、
初期設定の手順を示すフローチャートである。
0口)差動制限制御作用 悪路走行時や片輪スタック時等で左右駆動軸15.16
に連結される左右後輪RW、RWに回転速度差が発生す
る時は、ドライブハウジング30とローター40とにも
相対回転が発生し、この相対回転によりカム面31に摺
接するドライビングピストン50は径方向に往復動し、
この往復動のうち回転軸中心に向かうことでシリンダー
室60の容積を縮小する時には、スプール120による
流出規制で生じる流動抵抗でシリンダー室60内の圧力
が高まり、この発生油圧とピストン50の受圧面積とを
掛は合せた油圧力がドライビングピストン50をカム面
31に押し付ける力となり、この押し付は力が差動制限
トルクとして作用し、駆動トルクの配分において、等ト
ルク配分から高速回転側を小さくし低速回転側を大きく
するように差動が制限される。
そして、本実施例装置による差動制限トルク特性は、オ
リフィス100の開口面積をステップモータ180の作
動制御により変化させることにより任意に変更すること
ができる。
即ち、第12図のフローチャートに示すように、コント
ローラ200では、各センサ頚からの車両状態情報に基
づいてモータ指令値Kが演算される(ステップ310)
。そして、外部調整スイッチ207のスイッチ位置が判
断され(ステップ371)、その判断に基づき補正値C
の値が選択され(ステップ312)、この補正値Cとモ
ータ指令値にと初期設定用定数に0とゲイン調整用定数
に1により下記に式で指令値の補正が行なわれる(ステ
ップ313)。
この補正指令値をに0とし、分解能による最小ステップ
角を△θとした時のモータ作動角θは、θ=に’・Δθ となる。
そして、補正指令値に°がモータ駆動回路に出力され(
ステップ314)、モータ駆動回路から補正指令値に°
に対応するモータ作動角θとする駆動信号がステップモ
ータ180に出力される(ステップ315)。
従って、オリフィス100の開口面積を減少させると、
第13図に示すように、相対回転差に対して次第に高ゲ
インとなる差動制限トルク特性を示し、逆に、オリフィ
ス100の開口面積を拡大させると、第13図に示すよ
うに、相対回転差に対して次第に低ゲインとなる差動制
限トルク特性を丁す。
そこで、例えば、旋回初期と旋回後期とではゲインの異
なる差動制限トルク特性を選択して旋回限界性能を高め
たり、悪路走行時やスタック時に高ゲインの差動制限ト
ルク特性として走破性を高めたり等、差動制限トルクを
様々な走行状態や車両状態に応じて制御することで所望
の最適走行性能を得ることができる。
以上説明してきたように、実施例の制御型回転差感応型
継手にあっては、下記に述べる効果を有する。
■ オリフィス10oの開口形状を矩形形状にし、ステ
ップモータ180の取付位置調整機構とオリフィス10
0の開口形状の幅方向誤差に対する指令値の補正を外部
から行う外部調整スイッチ207とを設けた為、オリフ
ィス100の開口形状に幅方向の製造誤差を含めた個々
の部品の加工精度や組付精度を上げることもなく、個々
のユニットの同じ指令値に対する伝達トルク特性のばら
つきを解消することが出来る。
尚、オリフィス100の開口形状を矩形形状としたのは
、モータ作動角θの変化に対するオリフィス開口形状の
変化が一定であり、ある1点で補正値Cを決めると、モ
ータ作動角θの全角度域でその補正値Cが連用できるこ
とによる。
ちなみに、第14図には長さ4mmでスリット幅が0、
3mmのオリフィスを設計寸法とし、スリット幅が公差
値限度である±0.02mmの誤差があると仮定した場
合のオリフィス開口面積とトルク変化を示す表で、この
表からも明らかなように、スリット幅が0.28mmの
時に+14%前後トルクが上昇し、スリット幅が0.3
2mrnの時に一12%前後トルクが低減することを示
し、その変化幅は全角度域にわたってほぼ一定となる。
■ ステップモータ180の電源OFF時はアキュムレ
ータ圧とアシストスプリング121の付勢力こよってモ
ータ軸180aは両ストッパ186゜187の接触によ
って固定されている為、振動等の外乱があったとしても
常に初期位置を保つことができると共に、リンク機構や
減速ギア機構182の遊び影響も除去でき、制御精度を
飛躍的に高めることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではない。
例えば、実施例では、本発明の制御型回転差感応継手を
左右輪の差動制限装置に適用した例を示したが、四輪駆
動車の駆動力配分装置や左右輪及び前後輪の差動装置や
前後輪の差動制限装置として用いてもよい。
また、実施例では、アクチュエータとしてステップモー
タを用いる例を示したが、DCモータや油圧モータ等の
他のモータや油圧シリンダ等であっても良い。
また、実施例では、外部調整手段として2つのスイッチ
を有し4種類の補正値を与えることが出来る外部調整ス
イッチの例を示したが、3つ以上のスイッチを設けてよ
り多数の補正値を与えることが出来るようにしても良い
し、また、ポリュムスイッチ等で徐々に変化するアナロ
グ値で補正値を与えるようにしても良い。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の制御型回転差感応継
手にあっては、外部から制御されるアクチュエータによ
りオリフィスの開口面積を変更可能な制御型回転差感応
継手において、オリフィス開口形状を矩形形状にし、ア
クチュエータの取付位置調整手段とオリフィスの開口形
状の幅方向誤差に対する指令値の補正を外部から行う外
部調整手段とを設けた為、オリフィス幅の製造誤差を含
めた個々の部品の加工精度や組付精度を上げることもな
く、個々のユニットの同じ指令値に対する伝達トルク特
性のばらつきを解消することが出来るという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御型回転差感応継手を示すクレーム
対応図、第2図は実施例の制御型回転差感応継手を適用
したりャディファレンシャルを示す縦断平面図、第3図
は第2図I−I線による回転差感応継手の縦断正面図、
第4図は実施例継手のオリフィス開口面積変更手段を示
す拡大断面図、第5図はオリフィス部を示す拡大断面図
、第6図は実施例継手のステップモータ及びフォーク部
を示す断面図、第7図は第6図II−II線によるモー
タ取付調整機構部を示す断面図、第8図は実施例継手を
適用したエンジン駆動系及び制御系を示す概略図、第9
図は初期設定時の差動トルク特性図、第10図は外部調
整スッチでのスイッチ位置と補正値との対応表を示す図
、第11Mは初期設定の手順を示すフローチャート、第
12図はステップモータ作動制御の流れを示すフロチャ
ト、第13図はモータ作動角をパラメータとした伝達ト
ルク特性図、第14図はオリフィスのスリット幅を異な
らせた時のオリフィス開口面積とトルク変化の表を示す
図である。 a・・・第1の回転軸 b・・・第2の回転軸 C・・・オリフィス d・・・回転差感応継手 e・・・スプール f・・・アクチュエータ ・・・オリフィス開口面積変更手段 ・・・取付位置調整手段 ・・・指令値出力手段 ・・・外部調整手段 ・・・補正指令値出力手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 同軸上に配置された第1の回転軸と第2の回転軸に連結
    され、両回転軸の相対回転時にオリフィスによる吐出油
    の流出規制により相対回転差に応じて伝達トルクを発生
    する回転差感応継手と、前記オリフィスの開口形状を矩
    形形状にすると共に、このオリフィス位置に設けられる
    スプールを外部制御のアクチュエータによりストローク
    させることでオリフィス開口面積を変更するオリフィス
    開口面積変更手段と、 前記アクチュエータの取付位置をスプールを動かしなが
    ら調整する取付位置調整手段と、所定の伝達トルク特性
    が得られる指令値を出力する指令値出力手段と、 外部からの調整操作により任意の指令値ゲインを与える
    外部調整手段と、 前記指令値を指令値ゲインにより一定の比率で補正した
    補正指令値を前記アクチュエータに出力する補正指令値
    出力手段と、 を備えている事を特徴とする制御型回転差感応継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024495A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Nissan Motor Co Ltd 駆動力配分装置

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