JPH0452308Y2 - - Google Patents
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- JPH0452308Y2 JPH0452308Y2 JP14101487U JP14101487U JPH0452308Y2 JP H0452308 Y2 JPH0452308 Y2 JP H0452308Y2 JP 14101487 U JP14101487 U JP 14101487U JP 14101487 U JP14101487 U JP 14101487U JP H0452308 Y2 JPH0452308 Y2 JP H0452308Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、コンクリートセグメントや鋼セグメ
ント等に設けられたグラウトホールを密閉する栓
体に関するものである。
ント等に設けられたグラウトホールを密閉する栓
体に関するものである。
「従来の技術」
一般に、シールド工法などを利用して各種のト
ンネルを構築する場合、従来からいわゆる一次覆
工としての組立型コンクリートセグメントや鋼セ
グメントなどが用いられている。
ンネルを構築する場合、従来からいわゆる一次覆
工としての組立型コンクリートセグメントや鋼セ
グメントなどが用いられている。
この種のセグメントは、通常、円弧版状に形成
されていて、構築現場にて互いに周方向(ピース
間方向)および軸方向(リング間方向)に連結さ
れる構成とされており、また、該セグメントに
は、セグメント中央部の肉厚方向に貫通するグラ
ウトホールが形成されている。
されていて、構築現場にて互いに周方向(ピース
間方向)および軸方向(リング間方向)に連結さ
れる構成とされており、また、該セグメントに
は、セグメント中央部の肉厚方向に貫通するグラ
ウトホールが形成されている。
このグラウトホールは、坑内に組み立てられた
前記セグメントと、地盤との間に裏込め用モルタ
ル等を充填するためのもので、通常、この種のグ
ラウトホールは、裏込め用モルタル等の充填後に
は、グラウトホールを密閉する栓体等により完全
に閉塞しておく必要がある。
前記セグメントと、地盤との間に裏込め用モルタ
ル等を充填するためのもので、通常、この種のグ
ラウトホールは、裏込め用モルタル等の充填後に
は、グラウトホールを密閉する栓体等により完全
に閉塞しておく必要がある。
第4図は、このようなグラウトホールを塞ぐ栓
体をコンクリートセグメントに適用した従来例を
示すものである。すなわち、栓体は、セグメント
本体1に埋め込まれかつその厚さ方向に貫通する
グラウトホールを形成する埋め込みパイプ2に螺
合されてグラウトホールを塞ぐ構成とされ、外周
面にパイプ2のめねじ3に螺合されているおねじ
4を有する円筒状の本体部5と、下面がパイプ2
の上端面2aに面接触するフランジ部6とを有す
る形状となつている。
体をコンクリートセグメントに適用した従来例を
示すものである。すなわち、栓体は、セグメント
本体1に埋め込まれかつその厚さ方向に貫通する
グラウトホールを形成する埋め込みパイプ2に螺
合されてグラウトホールを塞ぐ構成とされ、外周
面にパイプ2のめねじ3に螺合されているおねじ
4を有する円筒状の本体部5と、下面がパイプ2
の上端面2aに面接触するフランジ部6とを有す
る形状となつている。
そして、前記本体部6のおねじ4の基端側に
は、本体部6の周方向に沿つて一周する周溝7が
形成され、かつ、該周溝7にはOリング8が嵌め
込まれ、パイプ2の水密を保持するようになつて
いる。なお、図示例では、本体部6の上端面に
は、螺合操作用のナツト部9が突設されている。
は、本体部6の周方向に沿つて一周する周溝7が
形成され、かつ、該周溝7にはOリング8が嵌め
込まれ、パイプ2の水密を保持するようになつて
いる。なお、図示例では、本体部6の上端面に
は、螺合操作用のナツト部9が突設されている。
「考案が解決しようとする問題点」
しかしながら、こうした従来の栓体において
は、次のような解決すべき問題点があつた。
は、次のような解決すべき問題点があつた。
栓体をパイプ2にねじ込んだ時に、Oリング
8が周溝7の外周面とパイプ2の内周面との間
の摩擦によつてともづれを起こし、このともづ
れに伴うOリング8の損傷によつて、止水効果
が低減すること。
8が周溝7の外周面とパイプ2の内周面との間
の摩擦によつてともづれを起こし、このともづ
れに伴うOリング8の損傷によつて、止水効果
が低減すること。
コンクリートセグメントのグラウトホールで
は、パイプ2の外周面を伝つて地下水が漏水す
るが、従来の栓体では、このようなパイプ2の
外側からの漏水を防止できないこと。
は、パイプ2の外周面を伝つて地下水が漏水す
るが、従来の栓体では、このようなパイプ2の
外側からの漏水を防止できないこと。
栓体の周溝7にOリング8を一体に取り付け
ているため、Oリング8を補修する場合には、
栓体をパイプ2から取り外さなければならな
い。したがつて、その補修時には、常に、栓体
を取り外した時の地下水と地山土砂の(噴発)
流入に対する配慮が必要となり、栓体の交換作
業が面倒になること。特に、地下水と地山土砂
がグラウトホールから流入した場合、その補修
作業が危険なものとなる。なお、栓体を取り外
した後のパイプ内周面には、土砂等の異物が付
着し、この付着した異物はパイプ2の内周面か
ら完全に取り除くことができないので、栓体を
改めてパイプに螺合すると、Oリング8が前記
異物によつて損傷を受けることがあり、このよ
うな際に、止水効果が低下してしまう。
ているため、Oリング8を補修する場合には、
栓体をパイプ2から取り外さなければならな
い。したがつて、その補修時には、常に、栓体
を取り外した時の地下水と地山土砂の(噴発)
流入に対する配慮が必要となり、栓体の交換作
業が面倒になること。特に、地下水と地山土砂
がグラウトホールから流入した場合、その補修
作業が危険なものとなる。なお、栓体を取り外
した後のパイプ内周面には、土砂等の異物が付
着し、この付着した異物はパイプ2の内周面か
ら完全に取り除くことができないので、栓体を
改めてパイプに螺合すると、Oリング8が前記
異物によつて損傷を受けることがあり、このよ
うな際に、止水効果が低下してしまう。
本考案は、以上のような点を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、水密効果が高
く、かつ、その水密効果を長期間発揮させること
ができる効果があり、しかも、パツキンを簡単に
取り替えることのできるセグメントのグラウトホ
ール用栓体を提供しようとするものである。
もので、その目的とするところは、水密効果が高
く、かつ、その水密効果を長期間発揮させること
ができる効果があり、しかも、パツキンを簡単に
取り替えることのできるセグメントのグラウトホ
ール用栓体を提供しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」
そこで、本考案では、セグメントの厚さ方向に
貫通するグラウトホールを形成するパイプにねじ
込まれ該パイプを密閉するための栓体において、
該栓体は、前記パイプのめねじに螺合されるおね
じを有する本体部と、該本体部の上側外周に嵌め
合わされグラウトホールの開口部周縁に面接触す
るリング状の止水板と、本体部の上側外周に螺合
され前記止水板を本体部に止めるナツト部材とを
具備してなる構成とし、かつ、前記止水板を、グ
ラウトホールの開口部周縁に弾性接触するパツキ
ン材と、このパツキン材を取り付ける基板とから
構成したものである。
貫通するグラウトホールを形成するパイプにねじ
込まれ該パイプを密閉するための栓体において、
該栓体は、前記パイプのめねじに螺合されるおね
じを有する本体部と、該本体部の上側外周に嵌め
合わされグラウトホールの開口部周縁に面接触す
るリング状の止水板と、本体部の上側外周に螺合
され前記止水板を本体部に止めるナツト部材とを
具備してなる構成とし、かつ、前記止水板を、グ
ラウトホールの開口部周縁に弾性接触するパツキ
ン材と、このパツキン材を取り付ける基板とから
構成したものである。
「作用」
前記構成の栓体によれば、本体部をパイプにね
じ込んだ後、この本体部の上側外周に止水板を嵌
め、この止水板をナツト部材により固定すると、
ナツト部材を締めるに従い、止水板のパツキン材
が基板により軸方向に強い力で押圧されてグラウ
トホールの開口部周縁に密着するようになるか
ら、止水機能が確実に発揮される。
じ込んだ後、この本体部の上側外周に止水板を嵌
め、この止水板をナツト部材により固定すると、
ナツト部材を締めるに従い、止水板のパツキン材
が基板により軸方向に強い力で押圧されてグラウ
トホールの開口部周縁に密着するようになるか
ら、止水機能が確実に発揮される。
また、ナツト部材を緩めて、これを取り外す操
作により、止水板を取り替えることができるの
で、グラウトホールを栓体により閉じた状態のま
まパツキン材の取り替えを行うことができる。
作により、止水板を取り替えることができるの
で、グラウトホールを栓体により閉じた状態のま
まパツキン材の取り替えを行うことができる。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。なお、以下の説明中、第4
図に共通する構成要素には同一の符号を付してそ
の説明を簡略化する。
を参照して説明する。なお、以下の説明中、第4
図に共通する構成要素には同一の符号を付してそ
の説明を簡略化する。
これらの図において、符号10で示すものが本
考案による栓体であり、この栓体10は、パイプ
2のめねじ3に螺合されるおねじ11を有する本
体部12と、該本体部12の上側外周に嵌め合わ
されグラウトホールの開口部周縁1aに面接触す
るリング状の止水板13と、前記本体部12の上
側外周に螺合され前記止水板13を本体部12に
止めるナツト部材14とを主体として構成されて
いる。
考案による栓体であり、この栓体10は、パイプ
2のめねじ3に螺合されるおねじ11を有する本
体部12と、該本体部12の上側外周に嵌め合わ
されグラウトホールの開口部周縁1aに面接触す
るリング状の止水板13と、前記本体部12の上
側外周に螺合され前記止水板13を本体部12に
止めるナツト部材14とを主体として構成されて
いる。
そして、前記本体部12は前記おねじ11が形
成された大径部12aと、止水板13が係合する
フランジ部12bと、ナツト部材14が螺合され
るおねじ15が形成された小径部12cとからな
る有頭筒状に形成されており、また、前記小径部
12cの上面には栓体10を螺合する際に使用す
る螺合操作用の四角柱形状をした突出部16が突
設されている。
成された大径部12aと、止水板13が係合する
フランジ部12bと、ナツト部材14が螺合され
るおねじ15が形成された小径部12cとからな
る有頭筒状に形成されており、また、前記小径部
12cの上面には栓体10を螺合する際に使用す
る螺合操作用の四角柱形状をした突出部16が突
設されている。
前記止水板13はその内径が小径部12cの外
周に嵌合される大きさに設定され、またその外径
がパイプ2の外径よりも大きく設定された円環状
に形成されたもので、その構成は、第1図および
第2図などに示すように、グラウトホールの開口
部周縁1aに弾性接触するパツキン材20と、こ
のパツキン材20を取り付ける基板21とから構
成されている。
周に嵌合される大きさに設定され、またその外径
がパイプ2の外径よりも大きく設定された円環状
に形成されたもので、その構成は、第1図および
第2図などに示すように、グラウトホールの開口
部周縁1aに弾性接触するパツキン材20と、こ
のパツキン材20を取り付ける基板21とから構
成されている。
前記パツキン材20の材質としては、従来から
の合成ゴムや合成樹脂を主成分とする止水用パツ
キン材料を用いることも可能であるが、長期的に
その止水機能を発揮させるためには水膨潤性組成
物により形成するのが望ましい。この水膨潤性組
成物については、たとえば水膨潤性組成物として
知られる膨潤性ポリウレタン樹脂、膨潤性ポリビ
ニルアルコール樹脂などを挙げることができる。
ここで、たとえば膨潤性ポリウレタン樹脂に未加
硫ブチルゴムコンパウンドや加硫ゴムパウンドを
加えて適度の粘性や弾性を得ることができ、さら
に熱可塑製エラストマーや反応性液状ゴムを加え
ることで耐アルカリ性や安定度を増すことができ
る。また、この水膨潤性組成物として、たとえば
特公昭57−41298号公報に記載されているように、
酢酸ビニルとアクリル酸メチルを主成分とする微
粉ゲルに対し、ブチルゴム、亜鉛華、ステアリン
酸、FETカーボン、パラフイン系軟化剤、テト
ラメチルウラルサルフアイド、メルカブトベンゾ
チアゾール、ジンクジブチルジチオカーバイド、
イオウなどを加えて混練してなる吸水性組成物な
ども使用することができる。
の合成ゴムや合成樹脂を主成分とする止水用パツ
キン材料を用いることも可能であるが、長期的に
その止水機能を発揮させるためには水膨潤性組成
物により形成するのが望ましい。この水膨潤性組
成物については、たとえば水膨潤性組成物として
知られる膨潤性ポリウレタン樹脂、膨潤性ポリビ
ニルアルコール樹脂などを挙げることができる。
ここで、たとえば膨潤性ポリウレタン樹脂に未加
硫ブチルゴムコンパウンドや加硫ゴムパウンドを
加えて適度の粘性や弾性を得ることができ、さら
に熱可塑製エラストマーや反応性液状ゴムを加え
ることで耐アルカリ性や安定度を増すことができ
る。また、この水膨潤性組成物として、たとえば
特公昭57−41298号公報に記載されているように、
酢酸ビニルとアクリル酸メチルを主成分とする微
粉ゲルに対し、ブチルゴム、亜鉛華、ステアリン
酸、FETカーボン、パラフイン系軟化剤、テト
ラメチルウラルサルフアイド、メルカブトベンゾ
チアゾール、ジンクジブチルジチオカーバイド、
イオウなどを加えて混練してなる吸水性組成物な
ども使用することができる。
また、一方の基板21としては、通常の場合、
金属製とされるが、必要ならばセラミツクや高強
度プラスチツクなどで形成しても良い。
金属製とされるが、必要ならばセラミツクや高強
度プラスチツクなどで形成しても良い。
なお、前記パツキン材20および基板21は、
ゴムを金属製の基板21に焼付けたり、接着材等
によつて貼着したりする手段等によつて一本化さ
れるものである。
ゴムを金属製の基板21に焼付けたり、接着材等
によつて貼着したりする手段等によつて一本化さ
れるものである。
一方、前記ナツト部材14としては、図示例の
場合、本体部12のおねじ15に螺合される大き
さの六角ナツトが適用されている。
場合、本体部12のおねじ15に螺合される大き
さの六角ナツトが適用されている。
次いで、以上のように構成された本実施例の作
用を説明する。
用を説明する。
本実施例の栓体10によつて、第2図に示すよ
うに、グラウトホールを密閉するには、まず、栓
体10の本体部12だけをパイプ2にねじ込む。
次いで、本体部12の小径部12cの外周に止水
板13を嵌め合わせ、この止水板13を小径部1
2cの外周に螺合したナツト部材14により固定
すると、第2図に示すような密閉した状態とな
る。
うに、グラウトホールを密閉するには、まず、栓
体10の本体部12だけをパイプ2にねじ込む。
次いで、本体部12の小径部12cの外周に止水
板13を嵌め合わせ、この止水板13を小径部1
2cの外周に螺合したナツト部材14により固定
すると、第2図に示すような密閉した状態とな
る。
この操作は、パイプ2に本体部12を螺合した
後、止水板13を小径部12cに嵌合し、これを
ナツト部材14により固定する単純作業であり、
また止水板13の取り付けは、本体部12をパイ
プ2に螺合した後に、ナツト部材14により止め
る操作により実施することができるので、止水板
13のパツキン材20をともづれさせて損傷させ
るおそれがなく、止水効果を長期にわたつて発揮
させることができる。
後、止水板13を小径部12cに嵌合し、これを
ナツト部材14により固定する単純作業であり、
また止水板13の取り付けは、本体部12をパイ
プ2に螺合した後に、ナツト部材14により止め
る操作により実施することができるので、止水板
13のパツキン材20をともづれさせて損傷させ
るおそれがなく、止水効果を長期にわたつて発揮
させることができる。
また、止水板13の取り付けは、パイプ2を本
体部12によつて塞いだ後に、実施することがで
きるので、止水板13の取付部分(すなわちグラ
ウトホールの開口部周縁の部分)に付着した土砂
等の異物を取り除いたあとに、止水板13を取り
付けることができ、したがつて、開口部周縁に密
着されるパツキン材20が損傷を受けるようなこ
とがなくなる。
体部12によつて塞いだ後に、実施することがで
きるので、止水板13の取付部分(すなわちグラ
ウトホールの開口部周縁の部分)に付着した土砂
等の異物を取り除いたあとに、止水板13を取り
付けることができ、したがつて、開口部周縁に密
着されるパツキン材20が損傷を受けるようなこ
とがなくなる。
しかも、実施例では、止水板13がパイプ2の
上端面全面を覆うように構成されているので、図
示例のようなコンクリートセグメントの場合、パ
イプ2の外周面を伝う地下水の漏水を完全に防止
することができる。
上端面全面を覆うように構成されているので、図
示例のようなコンクリートセグメントの場合、パ
イプ2の外周面を伝う地下水の漏水を完全に防止
することができる。
また、実施例の栓体10によれば、止水板13
のパツキン材20が、ナツト部材14を締めるに
従い、基板21により軸方向に強い力で押圧され
て、軸方向への強い圧縮力と密着力が発揮される
から、パツキン材20はグラウトホールの開口部
周縁1aに強固に密着し、非常に高い水密効果が
確実に発揮される。
のパツキン材20が、ナツト部材14を締めるに
従い、基板21により軸方向に強い力で押圧され
て、軸方向への強い圧縮力と密着力が発揮される
から、パツキン材20はグラウトホールの開口部
周縁1aに強固に密着し、非常に高い水密効果が
確実に発揮される。
なお、前記栓体10の取付操作では、まず、本
体部12をパイプ2に螺合した後、止水板13を
ナツト部材14により固定する手順について述べ
たが、セグメントを工場出荷する際等にあつて
は、予め、止水板13を本体部12に組み付けて
栓体10を組み立てておき、この組み立てた栓体
10を第1図に示すようにパイプ2に螺合するよ
うにしても良い。なお、このような操作によつて
も、止水板13のパツキン材20がグラウトホー
ルの周縁部に面接触し、水密性が保持される。
体部12をパイプ2に螺合した後、止水板13を
ナツト部材14により固定する手順について述べ
たが、セグメントを工場出荷する際等にあつて
は、予め、止水板13を本体部12に組み付けて
栓体10を組み立てておき、この組み立てた栓体
10を第1図に示すようにパイプ2に螺合するよ
うにしても良い。なお、このような操作によつて
も、止水板13のパツキン材20がグラウトホー
ルの周縁部に面接触し、水密性が保持される。
ところで、パツキン材20を交換する場合に
は、栓体10の本体部12をパイプ2に螺合した
状態で、ナツト部材14を緩めて小径部12cか
ら外し、止水板13ごと本体部12から取り外し
て、新しい止水板13を本体部12にナツト部材
14を介して固定すれば良い。
は、栓体10の本体部12をパイプ2に螺合した
状態で、ナツト部材14を緩めて小径部12cか
ら外し、止水板13ごと本体部12から取り外し
て、新しい止水板13を本体部12にナツト部材
14を介して固定すれば良い。
この交換操作は、本体部12によりグラウトホ
ールを閉じた状態で実施することができるので、
グラウトホールからの地下水等の水の噴出を考慮
する必要がなく、安全にしかも簡単に取り替える
ことができるといつた長所がある。
ールを閉じた状態で実施することができるので、
グラウトホールからの地下水等の水の噴出を考慮
する必要がなく、安全にしかも簡単に取り替える
ことができるといつた長所がある。
なお、図示例では、本考案にかかる栓体をコン
クリートセグメントに適用した例を示したが、鋼
セグメントのグラウトホールを閉塞する場合にも
適用できることは言うまでもない。
クリートセグメントに適用した例を示したが、鋼
セグメントのグラウトホールを閉塞する場合にも
適用できることは言うまでもない。
「考案の効果」
以上説明したように、本考案による栓体によれ
ば、次のような優れた効果を奏する。
ば、次のような優れた効果を奏する。
(a) 止水板の取り付けを、本体部をパイプに螺合
した後、ナツト部材により止める操作により実
施することができるので、止水板のパツキン材
をともづれさせて損傷させるおそれがなく、止
水効果を長期にわたつて発揮させることができ
る。しかも、ナツト部材の締め付けにより、パ
ツキン材をグラウトホールの開口部周縁に強く
圧着させて止水機能を発揮させるようにしてい
るから、水密効果が非常に高いといつた利点も
ある。
した後、ナツト部材により止める操作により実
施することができるので、止水板のパツキン材
をともづれさせて損傷させるおそれがなく、止
水効果を長期にわたつて発揮させることができ
る。しかも、ナツト部材の締め付けにより、パ
ツキン材をグラウトホールの開口部周縁に強く
圧着させて止水機能を発揮させるようにしてい
るから、水密効果が非常に高いといつた利点も
ある。
(b) 止水板によりグラウトホールの開口部周縁を
覆うようにしているので、コンクリートセグメ
ントのグラウトホールに適用した場合、パイプ
の外周面を伝う地下水の漏水を完全に防止する
ことができる。
覆うようにしているので、コンクリートセグメ
ントのグラウトホールに適用した場合、パイプ
の外周面を伝う地下水の漏水を完全に防止する
ことができる。
(c) 止水板の交換を、栓体の本体部によりグラウ
トホールを閉じた状態で実施することができる
ので、グラウトホールからの地下水等の水の噴
出を考慮する必要がなく、安全にしかも簡単に
取り替えることができる。
トホールを閉じた状態で実施することができる
ので、グラウトホールからの地下水等の水の噴
出を考慮する必要がなく、安全にしかも簡単に
取り替えることができる。
(d) また、止水板の取り付けにあたつては、前記
のように、パイプを本体部によつて塞いだ後
に、実施することができるので、止水板の取付
部分(すなわちグラウトホールの開口部周縁の
部分)を清浄に保持して、土砂等の異物による
パツキン材の損傷を防止することができる。
のように、パイプを本体部によつて塞いだ後
に、実施することができるので、止水板の取付
部分(すなわちグラウトホールの開口部周縁の
部分)を清浄に保持して、土砂等の異物による
パツキン材の損傷を防止することができる。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図はグラウトホールと栓体を示す断
面図、第2図はグラウトホール内に栓体を螺合し
た状態を示す半断面図、第3図は栓体の上面図、
第4図は従来の栓体の構造例を示す半断面図であ
る。 1……セグメント本体(コンクリートの場合)、
2……パイプ、10……栓体、11……おねじ、
12……筒状部、12a……大径部、12b……
フランジ部、12c……小径部、13……止水
板、14……ナツト部材、15……おねじ、20
……パツキン材、21……基板。
もので、第1図はグラウトホールと栓体を示す断
面図、第2図はグラウトホール内に栓体を螺合し
た状態を示す半断面図、第3図は栓体の上面図、
第4図は従来の栓体の構造例を示す半断面図であ
る。 1……セグメント本体(コンクリートの場合)、
2……パイプ、10……栓体、11……おねじ、
12……筒状部、12a……大径部、12b……
フランジ部、12c……小径部、13……止水
板、14……ナツト部材、15……おねじ、20
……パツキン材、21……基板。
Claims (1)
- セグメントの厚さ方向に貫通するグラウトホー
ルを形成するパイプにねじ込まれ該パイプを密閉
するための栓体において、該栓体は、前記パイプ
のめねじに螺合されるおねじを有する本体部と、
該本体部の上側外周に嵌め合わされグラウトホー
ルの開口部周縁に面接触するリング状の止水板
と、本体部の上側外周に螺合され前記止水板を本
体部に止めるナツト部材とを具備し、かつ、前記
止水板は、グラウトホールの開口部周縁に弾性接
触するパツキン材と、このパツキン材を取り付け
る基板とから構成されていることを特徴とするセ
グメントのグラウトホール用栓体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14101487U JPH0452308Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14101487U JPH0452308Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6447897U JPS6447897U (ja) | 1989-03-24 |
JPH0452308Y2 true JPH0452308Y2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=31405703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14101487U Expired JPH0452308Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0452308Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7097634B2 (ja) * | 2020-12-09 | 2022-07-08 | 早川ゴム株式会社 | シールドセグメントのグラウトホール用止水構造 |
-
1987
- 1987-09-16 JP JP14101487U patent/JPH0452308Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6447897U (ja) | 1989-03-24 |
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