JPH04502896A - モジュール式の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 モジュール式の搬送装置 本発明は、種々様々な形式、形状、表面、重量及び硬度の物品を搬送及び分配す るためのモジュール式の搬送システムに関する。物品をポイント、ローラ、横方 向に延びるベルトを備えた搬送ベルトを介して搬送して、種々異なった目的箇所 において放出することのできる搬送システムが既に公知である。この場合物品は ベルトの所与性に適合されていなくてはならない。

確実かつ支障のない分配は、ベルトにおける物品の摩擦特性に極めて強く関連し ている。特に、ルーズで軽い物品、例えば紙、ルーズな新聞紙及び雑誌は、ベル トから落ちたり、又は吹き飛ばされたりすることがある。このような物品ではま た、ポイント及び分岐部の範囲及び放出の範囲において支障の生じるおそれもあ る。さらにまた、プラスチックの中に溶融された物品においては、搬送ベルトに 接着するおそれもある。このような装置ではさらに、滑り平面のようなガイド手 段が搬送ベルトの側部において使用されている場合には、該ガイド手段と搬送さ れる物品との間において相対運動の生じることがあり、この結果搬送される物品 の損傷するおそれがある。

別の搬送システムは、レール、ローラ又は車における容器搬送もしくは旋回シェ ル技術に基づいている。

このようなシステムの欠点は、容器又はシェルが戻し案内を必要とすること並び に、弾道学的な放出による搬送される物品の放出時に、比較的大きな力が物品に 加えられることにある。

本発明の課題は、従来の搬送装置におけるこのような欠点を回避することにある 。特に本発明の課題は、搬送及び分配過程中における物品の規定された確実な案 内を行うことができ、ガイド手段及びポイントにおける物品の接触及び摩擦を最 小にすることができ、放出動作中における物品の規定されない状態の発生を回避 することができ、しかも搬送及び分配過程に対する搬送される物品の表面特性の 影響を最小にすることができる搬送システムを提供することにある。

この課題を解決するために本発明では、請求項１記載の特徴部分に記載のように 構成されている。

本発明は次の認識に基づいている。すなわち、ベルト搬送システムでは物品と搬 送手段との間における相対運動は回避され、同時に物品の規定された案内及び放 出は、搬送システムが複数の搬送モジュールから成っていることによって達成す ることができ、この場合フロアベルトに対して平行に２つのサイドベルトが配置 されており、ベルトつまりフロアベルト及びサイドベルトは、フレームに取り付 けられていて、各搬送モジュールのフレームはベルトの回転時に、物品が所与の 搬送モジュールから放出され得るように、運動可能である。

以下においては図面を参照しながら本発明を説明する。

図１には、本発明による搬送システムの連続して並べられた３つの搬送モジュー ル１．ｌａ、ｌｂの配列が示されている。搬送方向はモジュール１からモジュー ル１ａに向かって延びている。従って搬送モジュール１はベース２から成ってお り、このベースには回転可能なフレーム３が取り付けられていて、このフレーム は１つのフロアベルト４と２つのサイドベルト５゜６とを有している。簡単化の ために、搬送ベルト４゜５．６を案内する駆動ローラは、図１には示されていな い。フレーム３はベース２に対して回転軸線７を中心にして回転可能である。搬 送モジュール１と１ａとは、滑りプレートの働きを有する中間部材８によって結 合されている。中間部材８は、図３との関連において後でさらに述べられるよう に、回転軸線７を中心にした搬送モジュール１の妨げられない回転運動と、回転 軸線７ａを中心にした搬送モジュール１ａの回転運動とが可能になるように、構 成されている。搬送モジュール１が外方旋回させられていない場合に、中間部材 ８を介して搬送モジュール１から搬送モジュール１ａに向かった搬送が行われる 。１つの搬送モジュールから別の搬送モジュールへの移行時における搬送物品の 付加的な加速を回避するために、すべてのモジュールの搬送ベルトは有利には等 しい速度で運動する。同様に搬送物品と搬送装置との間における摩擦を回避する ために、各モジュールのサイドベルト５，６は所属のフロアベルト４と同期的に 運動する。

図２には、本発明による搬送システムを上から見た平面図である。この場合９， ９ａでそれぞれ、サイドベルト５，６のための搬送モジュール１．ｌａの位置固 定のローラが示されている。ローラ１０はフレーム３に配置されていて、該フレ ームの回転点７を中心にした回転運動時にサイドベルト５．６の緊張又は運動速 度に変化が生じないようになっている（図３参照）理的に図１及び図２に基づい て説明する。既に述べたように、搬送モジュール１から搬送モジュール１ａに向 かった搬送は、搬送ベルトの運動時にモジュール１及び１ａが中間部材８におい て衝突して連続した搬送路を形成した場合に、行われる。搬送物品の放出は、搬 送モジュール、図２においては搬送モジュール１ａが回転軸線７の中に旋回させ られることによって、行われる。放出すべき搬送物品は、中間部材８を介して第 １の搬送モジュールから外方旋回させられた第２の搬送モジュールの中に進入し 、この搬送モジュールのベルトによってその開放端部に向かって搬送される。

ちなみに、図１及び図２においては同一平面における外方旋回が示されているが 、しかしながらまた、もちろん上方又は下方に向かった旋回運動を放出のために 行うことも同様に良好に可能であり、このような旋回運動は、図３においてフロ アベルトのために設けられているのと同じ連結部材８が、サイドベルトに設置ｔ うれていることによって、達成され得る。

図３には、回転軸線７ｂを中心にしたモジュール１ｂの回転運動時における様子 が示されている。各中間部材８は、円弧状の表面を備えた部分Ｘを有しており、 この円弧状の表面は、位置固定の部分Ｙの、相応に成形された凹面状の表面に適 合されている。これによって、回転軸線７ｂを中心にした自由な運動が可能であ る。部分Ｙの第２の凹面状の表面は、半円形の又はほぼ半円形の部分２と協働し 、この結果同様に、回転軸線７ｂを中心にした自由な運動が可能である。フロア ベルトは狭い間隙をもって部分Ｘ、Ｚの縁部及び中間部材８の縁部の前を運動す る。中間部材又は連結部材の部分ｘ、ｙ、ｚのこの構成の大きな効果は、旋回運 動時に搬送エレメントの間における間隙が変化しないということである。搬送物 品と中間部材８との間における摩擦を減じるために、中間部材は有利には、平滑 化されかつ／又は適当に被覆された表面を備えている。サイドベルトの後方のロ ーラ９，９ａが旋回動作時に位置固定であるので、モジュールｉａとｌｂとの間 の側部における間隙が変化することは回避される。

ベルト表面のねじれを回避するために、旋回動作時に　・フロアベルトは回転軸 線を中心にして堅（運動されねばならない。また、旋回時において変化する幾何 学的な関係は、前方のローラのばね弾性的な支承を必要とする。このことは図３ においてばねエレメント１１によって示されている。しかしながらこの場合、前 方のローラが平行であることによって、サイドベルトが平行四辺形の形で案内さ れるようになっていると、このような構成を断念することができる。

搬送ベルトつまり搬送モジュールの駆動は、種々様々な形式で行うことができる 。１実施例では各搬送ベルトは、制御される別個の駆動装置を有しており、この 場合制御装置を介して、各モジュールの３つのベルトが互いに同期することも保 証される。制御装置を介して同様に搬送ベルトの同期化及びその他の搬送モジュ ールの駆動の実施される。この解決策とは択一的に、各モジュールの中央の駆動 を、チェーン、ベルト及び歯車を介して行うことも可能であり、この場合にはモ ジュール毎に１つの駆動モータだけが使用される。

図４には、フロアベルト及びサイドベルトの同期駆動のための伝動装置が示され ている。この場合旋回運動のためには、中央の回転点７を中心にしたフロアベル トのためのローラの回転が必要である。図４においては１２で駆動軸が、１３で フロアベルトのローラを駆動するかさ歯車が、１４で歯付ベルトが、１５で平歯 車が、１６で側部のローラ９，９ａを駆動するための歯付ベルト円板がそれぞれ 示されている。

図５には本発明の別の実施例が示されており、この場合モータ１７，１７ａ、１ ７ｂによって別個に駆動される搬送モジュール１．ｌａ、ｌｂは、歯付チェーン １８．１８ａ、１８ｂと歯車１９．１９ａ、１９ｂとによって同期的に駆動され る。

図６及び図７には、中央において駆動される搬送モジュール１．１ａ、ｌｂの別 の実施例が示されている。この場合２０で中央の駆動モータ２１．２１ａ、２１ ｂが、かつ２３で歯付チェーンが、２２，２２ａ。

２２ｂ及び２４で該歯付チェーンと連結された歯車がそれぞれ示されている。

図８には本発明の別の実施例が示されている。薄い紙のような物品が、互いに垂 直に位置している搬送ベルト４．５；６の間に進入することを回避するために、 弾性的な縁又はブラシが鉛直なローラ９，１０の下縁部に取り付けられている。

これらは同様に、サイドベルトの後ろに位置しているサイドプレートの下縁に取 り付けられていてもよく、両方の場合においてサイドベルトとフロアベルトとの 間における弾性的なシールとして働く。

フロアベルトに対するサイドベルトの圧力を高めるため、ひいては両ベルトの間 におけるシール作用を増大させるために、ローラは球面状に構成されていてもよ （、このようになっていると、サイドベルトの下縁がフロアベルトに対して側方 に圧力を加える。図９にはこのことが、フロアベルトの球面状に構成されたロー ラ２６のために示されている。

図１０に示された本発明の別の構成では、ベルト２７が連結部材８の下側のがイ ドプレートｚに組み込まれている。ベルト２７は、物品が連結部材８の範囲にお いても搬送されるという作用を有している。ベルト２７の適当に選択された速度 によって、場合によっては生じる搬送物品の摩擦を補償することができる。この ことはまた、連結部材８の部分Ｚに組み込まれたローラ２８によっても生ぜしめ ることができる（図１１）。

本発明による装置の簡単化された構成では、駆動されるサイドベルトを省くこと が可能であり、その代わりに自由回転ベルト又は適当なガイドベルトを使用する ことができる。さらに、下方又は上方への旋回が行われる装置では、サイドベル トが位置固定に配置されていて、フロアベルトだけが上方又は下方に向かって旋 回可能でありてもよい。

本発明は規定の旋回機構を用いて示されてはいるが、本発明による搬送装置にお いてその他の旋回機構が使用可能であることは、当業者にとって明らかである。

さらにまた、搬送ベルトの代わりに駆動されるローラ又はその他の搬送機構例え ば揺動搬送機構を使用することも可能である。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．分離した又は連続的な物品を搬送ベルトを用いて搬送及び分配するためのモ ジュール式の搬送装置であって、互いに連続していてベース（２）に取り付けら れている２つ又はそれ以上の搬送モジュール（１，１ａ，１ｂ）から成っている 形式のものにおいて、各搬送モジュール（１）がフレーム（３）を有しており、 該フレームにそれぞれ１つのフロアベルト（４）と２つのサイドベルト（５，６ ）とが取り付けられており、各搬送モジュール（１）のフレーム（３）が所与の 搬送モジュール（１）から物品を放出するために、ベースフレーム（２）及びそ の他の搬送モジュール（１ａ，１ｂ）に対して可動であることを特徴とする、モ ジュール式の搬送装置。
2. ２．フレーム（３）がベース（２）に対して回転軸線（７）を中心にして回転可 能である、請求項１記載のモジュール式の搬送装置。
3. ３．搬送モジュール（１，１ａ，１ｂ）の間に中間部材（８）が配置されている 、請求項１又は２記載のモジュール式の搬送装置。
4. ４．中間部材（８）が、搬送モジュール（１）に配属された各１つの半円形の部 分（Ｘ，Ｚ）と、両部分を結合していて該半円形の部分（Ｘ，Ｚ）に適合した１ つの部分（Ｙ）とから成っている、請求項３記載のモジュール式の搬送装置。
5. ５．中間部材（８）が、物品をさらに搬送するためにベルト（２７）及び／又は ローラ（２８）を有している、請求項４記載のモジュール式の搬送装置。
6. ６．サイドベルト（５，６）とフロアベルト（４）とがローラ（９，９ａ）を介 して駆動されている、請求項１記載のモジュール式の搬送装置。
7. ７．ローラ（９ａ）が、搬送モジュール（１）の外方旋回可能な端部に、ばね部 材（１１）を用いてばね弾性的に支承されている、請求項６記載のモジュール式 の搬送装置。
8. ８．ローラ（９，９ａ）が球面状に構成されている、請求項６又は７記載のモジ ュール式の搬送装置。
9. ９．ローラ（９，９ａ）の下縁に、弾性的な縁部が配置されている、請求項６か ら８までのいずれか１項記載のモジュール式の搬送装置。
10. １０．フロアベルト（４）とサイドベルト（５，６）とが、共通の駆動装置を介 して、かさ歯車（１４）及び歯付ベルト（１５）を介して駆動されている、請求 項１記載のモジュール式の搬送装置。
11. １１．フロアベルト（４）とサイドベルト（５，６）とが歯車（１９）及び歯付 チェーン（１８）を介して駆動されている、請求項１から１０までのいずれか１ 項記載のモジュール式の駆動装置。