JPH0448192B2 - - Google Patents
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- JPH0448192B2 JPH0448192B2 JP59247468A JP24746884A JPH0448192B2 JP H0448192 B2 JPH0448192 B2 JP H0448192B2 JP 59247468 A JP59247468 A JP 59247468A JP 24746884 A JP24746884 A JP 24746884A JP H0448192 B2 JPH0448192 B2 JP H0448192B2
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- 230000015654 memory Effects 0.000 description 54
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Landscapes
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、サイドルツキングソナーとスキヤニ
ングソナーとを用いた水中探知表示装置に関す
る。
ングソナーとを用いた水中探知表示装置に関す
る。
(従来の技術)
サイドルツキングソナー(以下、第1ソナーと
いう)とスキヤニングソナー(以下、第2ソナー
という)とは、いずれも超音波を送受波する超音
波送受波器を備えており、これらは船底aに装備
されるものである。第1ソナーでは船底aから第
1図に示すように左舷方向と右舷方向との探知範
囲b,cをそれぞれ有しており、これは水中俯瞰
図が得られ、例えば朝日に照らされた山々を飛行
機から眺めているように海底の細かな起伏が陰影
により遠方まで表示させることができ、海底質が
分かりやすく、また船の進行方向の分解能に優れ
ている等の利点があるが、探知物体の深度および
水平距離がよく分からないという欠点がある。
いう)とスキヤニングソナー(以下、第2ソナー
という)とは、いずれも超音波を送受波する超音
波送受波器を備えており、これらは船底aに装備
されるものである。第1ソナーでは船底aから第
1図に示すように左舷方向と右舷方向との探知範
囲b,cをそれぞれ有しており、これは水中俯瞰
図が得られ、例えば朝日に照らされた山々を飛行
機から眺めているように海底の細かな起伏が陰影
により遠方まで表示させることができ、海底質が
分かりやすく、また船の進行方向の分解能に優れ
ている等の利点があるが、探知物体の深度および
水平距離がよく分からないという欠点がある。
一方第2ソナーでは第2図に示すように船底a
の真下方向の探知範囲dを有しており、船の真下
付近での探知物体の深度および水平距離がよくわ
かるという利点があるが、俯角が小さくなる遠方
では分解能が悪く、このため細かな起伏が分から
ず、深度および水平距離も不正確という欠点があ
る。
の真下方向の探知範囲dを有しており、船の真下
付近での探知物体の深度および水平距離がよくわ
かるという利点があるが、俯角が小さくなる遠方
では分解能が悪く、このため細かな起伏が分から
ず、深度および水平距離も不正確という欠点があ
る。
(発明が解決しようとする問題点)
したがつて、第1ソナーと第2ソナーとの一方
だけを装備しただけでは、各ソナーが有する前記
長所を生かして水中状態の表示ができても前記短
所により特定箇所の水中状態の表示が困難かもし
くは不可能となる場合がある。
だけを装備しただけでは、各ソナーが有する前記
長所を生かして水中状態の表示ができても前記短
所により特定箇所の水中状態の表示が困難かもし
くは不可能となる場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、探知物体の所在位置の特定を容易に
かつ正確、迅速に察知できるようにすることを目
的とする。
のであつて、探知物体の所在位置の特定を容易に
かつ正確、迅速に察知できるようにすることを目
的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明の水中探知表示装置は、このような目的
を達成するために、船の横広範囲方向の水中を探
知する送受波器で構成されるサイドルツキングソ
ナーと、探知信号を発射し、船の下方向でかつ船
首・船尾線に対しほぼ直角方向の互いに異なる方
向に順次形成される受波ビームでエコー信号を受
信することにより船の下方向の広範囲を探査する
スキヤニングソナーと、表示器の画面上に、前記
サイドルツキングソナーから与えられる探知信号
に基づいて、海底状態を示す画像を表示する第1
回路手段と、前記表示器と同一の画面上に、前記
スキヤニングソナーから与えられる探知信号に基
づいて、前記海底状態画像に関連した等深度線図
を表示する第2回路手段と、両画像で共通となる
尺度の距離目盛とを表示する第3回路手段とを備
えている。
を達成するために、船の横広範囲方向の水中を探
知する送受波器で構成されるサイドルツキングソ
ナーと、探知信号を発射し、船の下方向でかつ船
首・船尾線に対しほぼ直角方向の互いに異なる方
向に順次形成される受波ビームでエコー信号を受
信することにより船の下方向の広範囲を探査する
スキヤニングソナーと、表示器の画面上に、前記
サイドルツキングソナーから与えられる探知信号
に基づいて、海底状態を示す画像を表示する第1
回路手段と、前記表示器と同一の画面上に、前記
スキヤニングソナーから与えられる探知信号に基
づいて、前記海底状態画像に関連した等深度線図
を表示する第2回路手段と、両画像で共通となる
尺度の距離目盛とを表示する第3回路手段とを備
えている。
なお、海底状態画像と、それに関連した等深度
線図とは、表示器画面上の別々の領域に分けて表
示したり、あるいは表示器画面上に重ね合わせて
表示することができる。そして、別々表示の場合
には、両画像で共通となる尺度の距離目盛を各領
域にそれぞれ表示する。
線図とは、表示器画面上の別々の領域に分けて表
示したり、あるいは表示器画面上に重ね合わせて
表示することができる。そして、別々表示の場合
には、両画像で共通となる尺度の距離目盛を各領
域にそれぞれ表示する。
この構成によれば、サイドルツキングソナーの
出力に基づいて海底状態画像が表示されることに
加えて、スキヤニングソナーの出力に基づいて前
記海底状態画像に関連した等深度線図および両画
像で共通となる尺度の距離目盛をも表示すること
ができる。したがつて、表示器画面上の海底状態
画像のうちの所定物体の自船からの所在位置が一
目で認識できるようになる。
出力に基づいて海底状態画像が表示されることに
加えて、スキヤニングソナーの出力に基づいて前
記海底状態画像に関連した等深度線図および両画
像で共通となる尺度の距離目盛をも表示すること
ができる。したがつて、表示器画面上の海底状態
画像のうちの所定物体の自船からの所在位置が一
目で認識できるようになる。
(実施例)
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。第1図および第2図に示すように
両ソナーはそれぞれ船首方向にφL,φsで船首方
向に直角な方向にθL,θsの送受波ビームを形成
する。第1ソナーにおいては、左舷と右舷とのそ
れぞれに1つのφL×θLの送受波ビームである
が、第2ソナーにおいては、1つのφs×θsの送
波ビームとθs方向にM分割されたφs×ΔθsのM個
の受波ビームとからなる。ここで、θs=M×Δθs
であり、この受波ビームは、第2図に示すように
左舷から右舷に0から(M−1)までの番号で並
んでいる。このM個の受波ビームは、後述の位相
合成回路により位相合成されるようになつてい
る。
細に説明する。第1図および第2図に示すように
両ソナーはそれぞれ船首方向にφL,φsで船首方
向に直角な方向にθL,θsの送受波ビームを形成
する。第1ソナーにおいては、左舷と右舷とのそ
れぞれに1つのφL×θLの送受波ビームである
が、第2ソナーにおいては、1つのφs×θsの送
波ビームとθs方向にM分割されたφs×ΔθsのM個
の受波ビームとからなる。ここで、θs=M×Δθs
であり、この受波ビームは、第2図に示すように
左舷から右舷に0から(M−1)までの番号で並
んでいる。このM個の受波ビームは、後述の位相
合成回路により位相合成されるようになつてい
る。
第3図は、本発明の水中探知表示装置による表
示器(カラーCRT)画面上での表示例を示す図
である。この画面の左半分には第1ソナーによる
映像画面が、また右半分には第2ソナーによる等
深度線図の画面が、それぞれ表示されている。表
示画面の左半分での縦方向(y方向)は時間的経
過の表示のための時間方向を示している。これに
より、第1ソナーの送受波器表示画面の最上端に
は最新の送信に基づく映像が表示され、下ほど古
い映像が表示されることになる。
示器(カラーCRT)画面上での表示例を示す図
である。この画面の左半分には第1ソナーによる
映像画面が、また右半分には第2ソナーによる等
深度線図の画面が、それぞれ表示されている。表
示画面の左半分での縦方向(y方向)は時間的経
過の表示のための時間方向を示している。これに
より、第1ソナーの送受波器表示画面の最上端に
は最新の送信に基づく映像が表示され、下ほど古
い映像が表示されることになる。
一方、横方向(x方向)は第1ソナーでの映像
は0点を基準にして左舷と右舷との方向において
自船からの直線距離Rメートルを、第2ソナーで
の等深度線図画面では0点を基準にして左舷と右
舷との方向において自船からの水平距離Hメート
ルをそれぞれ示す。x方向の0〜(N−1)に第
2ソナーによる右舷側等深度線図の、N〜(2N
−1)に同じく第2ソナーによる左舷側等深度線
図の映像が表示されており、2N〜(3N−1)に
第1ソナーによる左舷の、3N〜(4N−1)に同
じく第1ソナーによる右舷の映像がそれぞれ表示
されている。これにより、表示画面の画素数は全
部でV×4N個である。
は0点を基準にして左舷と右舷との方向において
自船からの直線距離Rメートルを、第2ソナーで
の等深度線図画面では0点を基準にして左舷と右
舷との方向において自船からの水平距離Hメート
ルをそれぞれ示す。x方向の0〜(N−1)に第
2ソナーによる右舷側等深度線図の、N〜(2N
−1)に同じく第2ソナーによる左舷側等深度線
図の映像が表示されており、2N〜(3N−1)に
第1ソナーによる左舷の、3N〜(4N−1)に同
じく第1ソナーによる右舷の映像がそれぞれ表示
されている。これにより、表示画面の画素数は全
部でV×4N個である。
第3図の表示例においては、第1ソナー画面の
表示範囲DpLは、300メートルであり、等深度線
図画面の表示範囲Dpsは280メートルである。そ
して、第1ソナー画面には0、150、300メートル
の固定マーカ(直線距離の目盛)が、等深度線図
画面には0、140、280メートルの固定マーカ(水
平距離の目盛)がそれぞれ表示されている。破線
の4本の可変マーカは、自船からの直線距離が
235メートルの位置を示しており、この可変マー
カが請求の範囲に記載の距離目盛に相当する。こ
の破線は第1ソナー画面上では直線であるが、等
深度線図画面上では曲線である。この可変マーカ
が表示されることにより2つの画面の相対関係が
明白となる。勿論、等深度線図画面上に第1ソナ
ー画面上の固定マーカ(15、300メートル)に対
する固定マーカを表示しても相対関係が明白とな
るが、ここでは省略している。
表示範囲DpLは、300メートルであり、等深度線
図画面の表示範囲Dpsは280メートルである。そ
して、第1ソナー画面には0、150、300メートル
の固定マーカ(直線距離の目盛)が、等深度線図
画面には0、140、280メートルの固定マーカ(水
平距離の目盛)がそれぞれ表示されている。破線
の4本の可変マーカは、自船からの直線距離が
235メートルの位置を示しており、この可変マー
カが請求の範囲に記載の距離目盛に相当する。こ
の破線は第1ソナー画面上では直線であるが、等
深度線図画面上では曲線である。この可変マーカ
が表示されることにより2つの画面の相対関係が
明白となる。勿論、等深度線図画面上に第1ソナ
ー画面上の固定マーカ(15、300メートル)に対
する固定マーカを表示しても相対関係が明白とな
るが、ここでは省略している。
第4図は船底aに対する両送受波器の俯瞰図を
示す。第1ソナーSLSは、左舷用SLS1と右舷用
SLS2とがあり、第2ソナーSCSは中央に配置さ
れている。そして、第1ソナーでは、それぞれ
個の振動子が船首方向に並んでおり、第2ソナー
用は船首方向にJ個で船首方向とは直角な方向に
K個並んでいる。そして、いずれの送受波器も共
に、船底aに取り付けられた状態での水中探知範
囲は、第1図および第2図に示すように船の下方
の船首方向に直角方向である。
示す。第1ソナーSLSは、左舷用SLS1と右舷用
SLS2とがあり、第2ソナーSCSは中央に配置さ
れている。そして、第1ソナーでは、それぞれ
個の振動子が船首方向に並んでおり、第2ソナー
用は船首方向にJ個で船首方向とは直角な方向に
K個並んでいる。そして、いずれの送受波器も共
に、船底aに取り付けられた状態での水中探知範
囲は、第1図および第2図に示すように船の下方
の船首方向に直角方向である。
第5図は本発明の装置の回路ブロツク図であ
る。尚、この各ブロツク図の以下の説明ではマー
カとしては可変マーカのみとする。また、可変マ
ーカの値は、表示器上に表示してもよいが、別の
数値表示器上に表示するものとする。そして、表
示器としては、ラスタースキヤン(直交座標)の
カラー表示器を使用する。カラー表示器として
は、CRT、液晶、プラズマ等がある。勿論、白
黒表示器であつてもよい。第5図において、1は
第2ソナーの送受波器であり、3,4は第1ソナ
ーの左舷用と右舷用の各送受波器である。5,3
0,31は受信アンプ、6は位相合成回路、7,
47はA/D変換器、8,48は信号メモリ、
9,11,16,42,46,49,54は切り
換え器、10は表示メモリ、12はアンド回路、
13,52はフリツプフロツプ、14,40,7
2はROM、15,17,38,57,59は比
較器、18,20はラツチ、21は色変換
ROM、22,23,24はD/A変換器、25
はCRT(表示器)、28,29,32は送信アン
プ、33ないし37,39,51,65,66は
カウンタ、43,44,45,50,56,58
は加算器、60はオア回路、61,62は単安定
マルチバイブレータ、63はインバータ、64は
遅延回路、67はクロツクパルス発生器、68は
y偏向コイル、69はx偏向コイル、70はy偏
向アンプ、71はx偏向アンプである。72は
ROM、73は可変マーカ値表示器、74は表示
範囲設定器、75は可変マーカ設定器である。上
述した第1ソナーの受信アンプ30,31から信
号メモリ48を介してCRT25に至るまでの各
部により、請求の範囲に記載の第1回路手段を構
成している。
る。尚、この各ブロツク図の以下の説明ではマー
カとしては可変マーカのみとする。また、可変マ
ーカの値は、表示器上に表示してもよいが、別の
数値表示器上に表示するものとする。そして、表
示器としては、ラスタースキヤン(直交座標)の
カラー表示器を使用する。カラー表示器として
は、CRT、液晶、プラズマ等がある。勿論、白
黒表示器であつてもよい。第5図において、1は
第2ソナーの送受波器であり、3,4は第1ソナ
ーの左舷用と右舷用の各送受波器である。5,3
0,31は受信アンプ、6は位相合成回路、7,
47はA/D変換器、8,48は信号メモリ、
9,11,16,42,46,49,54は切り
換え器、10は表示メモリ、12はアンド回路、
13,52はフリツプフロツプ、14,40,7
2はROM、15,17,38,57,59は比
較器、18,20はラツチ、21は色変換
ROM、22,23,24はD/A変換器、25
はCRT(表示器)、28,29,32は送信アン
プ、33ないし37,39,51,65,66は
カウンタ、43,44,45,50,56,58
は加算器、60はオア回路、61,62は単安定
マルチバイブレータ、63はインバータ、64は
遅延回路、67はクロツクパルス発生器、68は
y偏向コイル、69はx偏向コイル、70はy偏
向アンプ、71はx偏向アンプである。72は
ROM、73は可変マーカ値表示器、74は表示
範囲設定器、75は可変マーカ設定器である。上
述した第1ソナーの受信アンプ30,31から信
号メモリ48を介してCRT25に至るまでの各
部により、請求の範囲に記載の第1回路手段を構
成している。
第6図は第5図中のaないしj(fはなし)の
記号で示される信号を発生する回路図である。第
6図において、101はCPU、102はRAM、
103はROM、104は入力装置、106ない
し110はラツチ、111はデコーダ、112は
表示範囲設定器である。
記号で示される信号を発生する回路図である。第
6図において、101はCPU、102はRAM、
103はROM、104は入力装置、106ない
し110はラツチ、111はデコーダ、112は
表示範囲設定器である。
次にこのような回路構成の作用を説明する。こ
こで、この回路構成の動作説明の前に第7図を参
照して後述の各記号の説明をする。第7図におい
て、θsmは、m番目のビームの真下からの角度
(左舷側を+)を示している。このθsmは次の式
で表される。θsm=Δθs[(M−1)/2−m]、
ここで、Mは奇数であり、(M−1)/2番目の
ビームは真下を向いている。rmは、m番目のビ
ーム内に存在していた海底の信号メモリ8におけ
るr方向位置を示す。Rmは、m番目のビーム内
に存在していた海底の自船からの直線距離(単位
はメートル)を示す。Rm=Δr×rmである。
Hm,Dmは、m番目のビーム内に存在していた
海底の自船からの水平距離と深度である。Hmは
左舷側を+とし、単位はメートル。Hm=Rm×
sinθsm、Dm=Rm×cosθsmである。xmは、m
番目のビーム内に存在していた海底の表示メモリ
10のx方向書き込み位置を示す。xm=Hm/
Dps+Nである。
こで、この回路構成の動作説明の前に第7図を参
照して後述の各記号の説明をする。第7図におい
て、θsmは、m番目のビームの真下からの角度
(左舷側を+)を示している。このθsmは次の式
で表される。θsm=Δθs[(M−1)/2−m]、
ここで、Mは奇数であり、(M−1)/2番目の
ビームは真下を向いている。rmは、m番目のビ
ーム内に存在していた海底の信号メモリ8におけ
るr方向位置を示す。Rmは、m番目のビーム内
に存在していた海底の自船からの直線距離(単位
はメートル)を示す。Rm=Δr×rmである。
Hm,Dmは、m番目のビーム内に存在していた
海底の自船からの水平距離と深度である。Hmは
左舷側を+とし、単位はメートル。Hm=Rm×
sinθsm、Dm=Rm×cosθsmである。xmは、m
番目のビーム内に存在していた海底の表示メモリ
10のx方向書き込み位置を示す。xm=Hm/
Dps+Nである。
送信アンプ28,29,32は、デコーダ11
1が出力するトリガパルスhにより予め定められ
たパワー、パルス幅および周波数の超音波パルス
信号を各ソナーの送受波器1,3,4を通して水
中に発射する。そして、水中の物体から反射され
た探知信号は、各送受波器1,3,4で受波され
た後、第2ソナーでは受信アンプ群5により、第
1ソナーでは受信アンプ30,31でそれぞれ増
幅される。受信アンプ群5と受信アンプ30,3
1とに入力されているトリガパルスhは探知信号
の距離による減衰を補正するためのTVG用に使
用される。第1ソナー側の受信アンプ30,31
は、増幅した信号を更に検波出力する。第2ソナ
ー側の受信アンプ群5は、送受波器1の振動子と
同数のL(=J×K)個の受信アンプで構成され
る。位相合成回路6は、L個の探知信号を位相合
成し、M個の探知ビームを作り出し、θカウンタ
34の計数値が示す方向の探知信号を検波出力す
る。位相合成法としては、遅延線を使用したも
の、位相が異なる正弦波を乗算するもの、あるい
はFFT(高速フーリエ変換)を使用したもの等が
ある。
1が出力するトリガパルスhにより予め定められ
たパワー、パルス幅および周波数の超音波パルス
信号を各ソナーの送受波器1,3,4を通して水
中に発射する。そして、水中の物体から反射され
た探知信号は、各送受波器1,3,4で受波され
た後、第2ソナーでは受信アンプ群5により、第
1ソナーでは受信アンプ30,31でそれぞれ増
幅される。受信アンプ群5と受信アンプ30,3
1とに入力されているトリガパルスhは探知信号
の距離による減衰を補正するためのTVG用に使
用される。第1ソナー側の受信アンプ30,31
は、増幅した信号を更に検波出力する。第2ソナ
ー側の受信アンプ群5は、送受波器1の振動子と
同数のL(=J×K)個の受信アンプで構成され
る。位相合成回路6は、L個の探知信号を位相合
成し、M個の探知ビームを作り出し、θカウンタ
34の計数値が示す方向の探知信号を検波出力す
る。位相合成法としては、遅延線を使用したも
の、位相が異なる正弦波を乗算するもの、あるい
はFFT(高速フーリエ変換)を使用したもの等が
ある。
信号メモリ8は、第2ソナー用であり、信号メ
モリ48は、第1ソナー用である。信号メモリ8
は、1送信分の第2ソナーの探知信号を記憶し、
信号メモリ48は1画面表示分即ちV回送信分の
第1ソナーの探知信号を記憶する。これにより、
信号メモリ48の各記憶素子は、表示画面の各画
素に対応しているが、信号メモリ8は、表示画面
の画素とは全く無関係である。
モリ48は、第1ソナー用である。信号メモリ8
は、1送信分の第2ソナーの探知信号を記憶し、
信号メモリ48は1画面表示分即ちV回送信分の
第1ソナーの探知信号を記憶する。これにより、
信号メモリ48の各記憶素子は、表示画面の各画
素に対応しているが、信号メモリ8は、表示画面
の画素とは全く無関係である。
信号メモリ8には、第2ソナーの探知信号が
DpL,Dpsとは無関係にΔr(m)ごとに、rmax(m)
まで記憶される。rmaxは、本発明装置が使用さ
れる海域において第2図の0あるいはM−1のビ
ームでも海底に到達できるに十分な船からの直線
距離である。ここで、rmax=P×Δrである。P
は正の整数である。よつて、それぞれの信号メモ
リ8,48の容量は、A/D変換器7,47の出
力ビツト数をαとすると、信号メモリ8の容量
は、α×M×Pであり、信号メモリ48のそれ
は、α×V×2Nである。尚、信号メモリ8,4
8にはRAMが使用される。
DpL,Dpsとは無関係にΔr(m)ごとに、rmax(m)
まで記憶される。rmaxは、本発明装置が使用さ
れる海域において第2図の0あるいはM−1のビ
ームでも海底に到達できるに十分な船からの直線
距離である。ここで、rmax=P×Δrである。P
は正の整数である。よつて、それぞれの信号メモ
リ8,48の容量は、A/D変換器7,47の出
力ビツト数をαとすると、信号メモリ8の容量
は、α×M×Pであり、信号メモリ48のそれ
は、α×V×2Nである。尚、信号メモリ8,4
8にはRAMが使用される。
信号メモリ48には、切り換え器42およびy
カウンタ51が示す番地に受信アンプ30、受信
アンプ31、切り換え器46およびA/D変換器
47を通つた探知信号が書き込まれる。信号メモ
リ48のy方向番地は0〜(V−1)であり、x
方向番地は0〜(2N−1)である。1回の送信
ごとにカラー魚群探知器と同様にx方向に一行分
信号が書き込まれ、0〜(N−1)に右舷、即
ち、送受波器4で受信した信号が、N〜(2N−
1)に左舷、即ち送受波器3で受信した信号が書
き込まれている。
カウンタ51が示す番地に受信アンプ30、受信
アンプ31、切り換え器46およびA/D変換器
47を通つた探知信号が書き込まれる。信号メモ
リ48のy方向番地は0〜(V−1)であり、x
方向番地は0〜(2N−1)である。1回の送信
ごとにカラー魚群探知器と同様にx方向に一行分
信号が書き込まれ、0〜(N−1)に右舷、即
ち、送受波器4で受信した信号が、N〜(2N−
1)に左舷、即ち送受波器3で受信した信号が書
き込まれている。
2進カウンタ37、切り換え器42および切り
換え器46は、左右舷の信号を交互に信号メモリ
48に書き込むために使用される。切り換え器4
6は探知信号の切り換えを、切り換え器42はx
方向番地の切り換えを行う。信号メモリ48に
は、rカウンタ36の計数値が1変化する間に左
右舷の信号を各1個書き込めばよいので、2進カ
ウンタ37の計数値が0のとき、2進カウンタ3
7の出力は「L」となり右舷の信号がまた、計数
値が1のときは、出力は、「H」となり左舷の信
号がそれぞれ書き込まれる。尚、rカウンタ36
はQ進アツプカウンタであり、比較器38は、
DpL/2Nメートルを超音波が往復するのと等し
い時間間隔のパルス信号を出力する(Q/N)。
また、yカウンタ51は、V進ダウンカウンタで
ある。
換え器46は、左右舷の信号を交互に信号メモリ
48に書き込むために使用される。切り換え器4
6は探知信号の切り換えを、切り換え器42はx
方向番地の切り換えを行う。信号メモリ48に
は、rカウンタ36の計数値が1変化する間に左
右舷の信号を各1個書き込めばよいので、2進カ
ウンタ37の計数値が0のとき、2進カウンタ3
7の出力は「L」となり右舷の信号がまた、計数
値が1のときは、出力は、「H」となり左舷の信
号がそれぞれ書き込まれる。尚、rカウンタ36
はQ進アツプカウンタであり、比較器38は、
DpL/2Nメートルを超音波が往復するのと等し
い時間間隔のパルス信号を出力する(Q/N)。
また、yカウンタ51は、V進ダウンカウンタで
ある。
信号メモリ8には、rカウンタ33およびθカ
ウンタ34の計数値が示す番地にA/D変換器7
を通つた探知信号が書き込まれる。信号メモリ8
のr方向番地は、0〜(P−1)であり、θ方向
の番地は0〜(M−1)である。尚、rカウンタ
33は、P進アツプカウンタであり、θカウンタ
34はM進アツプカウンタであり、カウンタ35
は、クロツクパルス発生器(CP)67の出力パ
ルスを計数し、Δr/Mメートルを超音波が往復
するのと等しい時間間隔のパルスを出力する。
ウンタ34の計数値が示す番地にA/D変換器7
を通つた探知信号が書き込まれる。信号メモリ8
のr方向番地は、0〜(P−1)であり、θ方向
の番地は0〜(M−1)である。尚、rカウンタ
33は、P進アツプカウンタであり、θカウンタ
34はM進アツプカウンタであり、カウンタ35
は、クロツクパルス発生器(CP)67の出力パ
ルスを計数し、Δr/Mメートルを超音波が往復
するのと等しい時間間隔のパルスを出力する。
探知信号は、デコーダ111が出力するトリガ
パルスhにより、送受波器1,3,4から超音波
が出力し、yカウンタ51の計数値が1ずつ減少
し、カウンタ33,34,36,37に各計数値
が0にリセツトされ、更にフリツプフロツプ
(F/F)52がセツトされ、信号メモリ8,4
8に書き込み始められる。フリツプフロツプ52
がセツトされるので、切り換え器9,54は、
ONとなり、これによりカウンタは0から計数を
開始し、切り換え器9,49は、信号メモリ8,
48の番地と書き込み位置を結合し、更に信号メ
モリ8,48は書き込み状態となる。このとき、
信号メモリ48のR/W端子および切り換え器4
9の制御端子にはクロツクパルス発生器67のパ
ルスが入力されるので、信号メモリ48は常に書
き込み状態とはならず、表示器25への信号の読
み出し状態と交互になる。
パルスhにより、送受波器1,3,4から超音波
が出力し、yカウンタ51の計数値が1ずつ減少
し、カウンタ33,34,36,37に各計数値
が0にリセツトされ、更にフリツプフロツプ
(F/F)52がセツトされ、信号メモリ8,4
8に書き込み始められる。フリツプフロツプ52
がセツトされるので、切り換え器9,54は、
ONとなり、これによりカウンタは0から計数を
開始し、切り換え器9,49は、信号メモリ8,
48の番地と書き込み位置を結合し、更に信号メ
モリ8,48は書き込み状態となる。このとき、
信号メモリ48のR/W端子および切り換え器4
9の制御端子にはクロツクパルス発生器67のパ
ルスが入力されるので、信号メモリ48は常に書
き込み状態とはならず、表示器25への信号の読
み出し状態と交互になる。
このようにして、書き込みが行なわれるが、r
カウンタ33の計数値が(P−1)に達すると、
rカウンタ33は次の入力パルスで桁上げパルス
を出力し、フリツプフロツプ52をリセツトする
ので、信号メモリ8,48への信号の書き込みは
停止される。この桁上げパルスを今後「信号取り
込み完了信号」と言う。
カウンタ33の計数値が(P−1)に達すると、
rカウンタ33は次の入力パルスで桁上げパルス
を出力し、フリツプフロツプ52をリセツトする
ので、信号メモリ8,48への信号の書き込みは
停止される。この桁上げパルスを今後「信号取り
込み完了信号」と言う。
第8図は本発明の装置による動作のシーケンス
と各メモリの書き込み状態か読み出し状態かを示
す。第8図において、hはトリガパルスであり、
Wは書き込み、Rは読み出しを示す。また、第8
図において、本発明の全体の動作状態は信号の取
り込みと等深度線図の作成と信号の取り込みとが
交互に行なわれる。この場合、信号の取り込み完
了は前記信号取り込み完了信号で表される。
と各メモリの書き込み状態か読み出し状態かを示
す。第8図において、hはトリガパルスであり、
Wは書き込み、Rは読み出しを示す。また、第8
図において、本発明の全体の動作状態は信号の取
り込みと等深度線図の作成と信号の取り込みとが
交互に行なわれる。この場合、信号の取り込み完
了は前記信号取り込み完了信号で表される。
等深度線図を表示メモリへ書き込む場合につい
て第8図を参照して説明する。rカウンタ33の
桁上げパルスにより信号メモリ8,48への信号
の書き込みが停止する。これは、フリツプフロツ
プ52がリセツトされたことにより、信号メモリ
8,48のR/W端子は、「L」、切り換え器9,
49は「OFF」、カウンタ33,34,36,3
7は計数を停止するからである。信号の書き込み
停止即ち、信号の取り込みが完了すると、表示メ
モリ10へ信号メモリ8の記憶内容に基づいて等
深度線図が書き込まれる。正確には、等深度線図
がx方向に一行分書き込まれる。
て第8図を参照して説明する。rカウンタ33の
桁上げパルスにより信号メモリ8,48への信号
の書き込みが停止する。これは、フリツプフロツ
プ52がリセツトされたことにより、信号メモリ
8,48のR/W端子は、「L」、切り換え器9,
49は「OFF」、カウンタ33,34,36,3
7は計数を停止するからである。信号の書き込み
停止即ち、信号の取り込みが完了すると、表示メ
モリ10へ信号メモリ8の記憶内容に基づいて等
深度線図が書き込まれる。正確には、等深度線図
がx方向に一行分書き込まれる。
等深度線図の書き込みは、コンピユータ構成の
第6図の回路(請求の範囲に記載の第2回路手段
に相当)を中心にして行なわれる。CPU101、
RAM102、ROM103、入力装置104、
出力装置105で構成される。ここで、出力装置
105はラツチ106〜110およびデコーダ1
11よりなる。CPU101はROM103に内蔵
されているプログラムにより演算、判定、データ
の転送等を行う。RAM102は、入力装置10
4から入力された探知信号の記憶、CPU101
の演算および判定結果等の記憶を行なう。ROM
103はプログラムおよび定数値の記憶を行な
う。入力装置4には、信号メモリ8のデータ出
力、表示範囲設定器112の出力が接続されてい
る。
第6図の回路(請求の範囲に記載の第2回路手段
に相当)を中心にして行なわれる。CPU101、
RAM102、ROM103、入力装置104、
出力装置105で構成される。ここで、出力装置
105はラツチ106〜110およびデコーダ1
11よりなる。CPU101はROM103に内蔵
されているプログラムにより演算、判定、データ
の転送等を行う。RAM102は、入力装置10
4から入力された探知信号の記憶、CPU101
の演算および判定結果等の記憶を行なう。ROM
103はプログラムおよび定数値の記憶を行な
う。入力装置4には、信号メモリ8のデータ出
力、表示範囲設定器112の出力が接続されてい
る。
第9図は等深度線図作成用のCPU101にお
けるフローチヤートを示す。表示メモリ10は等
深度線図用に海底深度Dメートルと直線距離マー
カ用に直線距離Rメートルとを記憶する。その容
量は、DとRを合計ビツト数をβとすると、β×
V×2Nとなり、αとβとの相異以外は、信号メ
モリ48と同じであり、表示メモリ10には
RAMが使用される。
けるフローチヤートを示す。表示メモリ10は等
深度線図用に海底深度Dメートルと直線距離マー
カ用に直線距離Rメートルとを記憶する。その容
量は、DとRを合計ビツト数をβとすると、β×
V×2Nとなり、αとβとの相異以外は、信号メ
モリ48と同じであり、表示メモリ10には
RAMが使用される。
次に、フローチヤートを用いて説明する。
ステツプ:CPU101にrカウンタ33が
出力する探知信号の取り込み完了信号が入力され
ると、コンピユータはその動作を開始する。
出力する探知信号の取り込み完了信号が入力され
ると、コンピユータはその動作を開始する。
ステツプ:今回の送信に基づくDとRとを書
き込むyカウンタ51の計数値が示す表示メモリ
10のy方向番地のx=0から(2N−1)まで
の記憶内容を消去する。則ち、0を書き込む。書
き込み方法については次のステツプが参照され
る。
き込むyカウンタ51の計数値が示す表示メモリ
10のy方向番地のx=0から(2N−1)まで
の記憶内容を消去する。則ち、0を書き込む。書
き込み方法については次のステツプが参照され
る。
ステツプ:信号メモリ8より0番目のビーム
から順にビームごとにP個の探知信号を取り出
す。このとき、ラツチ107に信号メモリ8のθ
方向番地が、ラツチ106にr方向番地が、それ
ぞれCPU101によりセツトされ、信号メモリ
8よりその番地の探知信号が入力装置104を通
してCPU101に入力される。
から順にビームごとにP個の探知信号を取り出
す。このとき、ラツチ107に信号メモリ8のθ
方向番地が、ラツチ106にr方向番地が、それ
ぞれCPU101によりセツトされ、信号メモリ
8よりその番地の探知信号が入力装置104を通
してCPU101に入力される。
ステツプ:P個の信号中、例えば、最大探知
信号が存在していた位置を海底位置とする。
信号が存在していた位置を海底位置とする。
ステツプ:表示メモリ10は、クロツクパル
ス発生器67の出力パルスが「H」のとき書き込
み、「L」のとき読み出しが行なわれる。そして、
書き込みは、CPU101によりx方向書き込み
位置がラツチ110に、Dがラツチ108に、R
がラツチ109にセツトされた後、CPU101
によりフリツプフロツプ13がセツトされ、更に
フリツプフロツプ13がセツトされたその後の最
初の単安定マルチバイブレータ(MS)61の出
力パルスにより行なわれる。尚、このときy方向
番地は、yカウンタ51により出力される。第1
0図はこのような動作のタイミングチヤートを示
している。
ス発生器67の出力パルスが「H」のとき書き込
み、「L」のとき読み出しが行なわれる。そして、
書き込みは、CPU101によりx方向書き込み
位置がラツチ110に、Dがラツチ108に、R
がラツチ109にセツトされた後、CPU101
によりフリツプフロツプ13がセツトされ、更に
フリツプフロツプ13がセツトされたその後の最
初の単安定マルチバイブレータ(MS)61の出
力パルスにより行なわれる。尚、このときy方向
番地は、yカウンタ51により出力される。第1
0図はこのような動作のタイミングチヤートを示
している。
ステツプ:一送信分のRと反転Dの書き込み
とが完了すると、デコーダ111よりトリガパル
スhを出力する。
とが完了すると、デコーダ111よりトリガパル
スhを出力する。
次に探知信号、等深度線図およびマーカを表示
器へ出力する場合について説明する。クロツクパ
ルス発生器67の出力パルス周期は、表示器上で
一画素を表示する時間と等しく、またパルスのデ
ユーテイは50%である。
器へ出力する場合について説明する。クロツクパ
ルス発生器67の出力パルス周期は、表示器上で
一画素を表示する時間と等しく、またパルスのデ
ユーテイは50%である。
信号メモリ48および表示メモリ10に記憶さ
れている信号は、クロツクパルス発生器67のパ
ルスがLになるごとに、信号の取り込み中、ある
いは等深度線図書き込み中に拘わらず1つずつ読
み出され、表示器25に表示される。そして、そ
の読み出し番地は、xカウンタ66およびyカウ
ンタ65の計数値により決定される。xカウンタ
66およびyカウンタ65の計数値は、第3図の
表示器の各画素と対応しているので、xカウンタ
66は4N進アツプカウンタであり、yカウンタ
65はV進アツプカウンタである。比較器17
は、xカウンタ66の計数値が(2N−1)以下
のときは、「L」を、2N以上のときは「H」を出
力し、第1ソナー画面と等深度線図とを切り換え
表示するため使用される。加算器50は、yカウ
ンタ51の計数値が示す信号メモリ48および表
示メモリ10のy方向最新探知信号番地の信号を
画面の上端に表示するための回路である。加算器
45は、xカウンタ66の計数値から2Nを減算
し、xカウンタ45の計数値が2N〜(4N−1)
のときに信号メモリ48のx方向0〜(2N−1)
の信号を読み出すための回路である。ROM14
には、表示メモリ10の出力Dが入力され、その
入力値に従つて予め決定された例えば第11図に
示すような値を出力する。第11図はROM14
の記憶エリアの構成を示し、この第11図に従う
と5メートルごとの等深度線が異なる11色で表示
される。
れている信号は、クロツクパルス発生器67のパ
ルスがLになるごとに、信号の取り込み中、ある
いは等深度線図書き込み中に拘わらず1つずつ読
み出され、表示器25に表示される。そして、そ
の読み出し番地は、xカウンタ66およびyカウ
ンタ65の計数値により決定される。xカウンタ
66およびyカウンタ65の計数値は、第3図の
表示器の各画素と対応しているので、xカウンタ
66は4N進アツプカウンタであり、yカウンタ
65はV進アツプカウンタである。比較器17
は、xカウンタ66の計数値が(2N−1)以下
のときは、「L」を、2N以上のときは「H」を出
力し、第1ソナー画面と等深度線図とを切り換え
表示するため使用される。加算器50は、yカウ
ンタ51の計数値が示す信号メモリ48および表
示メモリ10のy方向最新探知信号番地の信号を
画面の上端に表示するための回路である。加算器
45は、xカウンタ66の計数値から2Nを減算
し、xカウンタ45の計数値が2N〜(4N−1)
のときに信号メモリ48のx方向0〜(2N−1)
の信号を読み出すための回路である。ROM14
には、表示メモリ10の出力Dが入力され、その
入力値に従つて予め決定された例えば第11図に
示すような値を出力する。第11図はROM14
の記憶エリアの構成を示し、この第11図に従う
と5メートルごとの等深度線が異なる11色で表示
される。
比較器57,59、加算器56,58、オア回
路60および可変マーカ設定器75は、第1ソナ
ー画面に2本の可変マーカを表示するための回路
である。可変マーカ設定器75は、0〜(N−
1)の値Prを出力する。
路60および可変マーカ設定器75は、第1ソナ
ー画面に2本の可変マーカを表示するための回路
である。可変マーカ設定器75は、0〜(N−
1)の値Prを出力する。
比較器15は、等深度線図画面に2本の可変マ
ーカを表示するための回路であり、比較器15に
はROM72と表示メモリ10の出力Rが入力さ
れている。ROM72は、PvとDpLよりPv×
DpL/Nの値を出力する。そして、この値とRと
が一致したときは、可変マーカが表示される。
尚、4本の可変マーカは、探知信号や等深度線図
と異なる色で表示される。可変マーカ値表示器7
3は、LED、液晶等の数値表示器でROM72が
出力する値を表示する。上述した可変マーカ設定
器75および比較器15が、請求の範囲に記載の
第3回路手段に相当する。
ーカを表示するための回路であり、比較器15に
はROM72と表示メモリ10の出力Rが入力さ
れている。ROM72は、PvとDpLよりPv×
DpL/Nの値を出力する。そして、この値とRと
が一致したときは、可変マーカが表示される。
尚、4本の可変マーカは、探知信号や等深度線図
と異なる色で表示される。可変マーカ値表示器7
3は、LED、液晶等の数値表示器でROM72が
出力する値を表示する。上述した可変マーカ設定
器75および比較器15が、請求の範囲に記載の
第3回路手段に相当する。
第12図は、他の実施例の回路のブロツク図で
あり、第5図と対応する部分には同一の符号が付
される。先に述べた実施例では、第1ソナーと第
2ソナーとの画像が異なる領域に別々に表示され
ていたが、この第12図の実施例では、両ソナー
の画像が重ね合わせて表示されるようにし、この
ため第1ソナーの映像の縮尺と第2ソナーによる
等深度線図の映像の縮尺とを一致させるようにし
ている。このため、第5図の鎖線で囲む部分を
第12図では鎖線で囲む部分のようにするとと
もに、第6図に対応する回路を第13図に示すよ
うな回路構成にしている。第14図は、第12図
および第13図の回路構成による表示器上での表
示状態を示している。第14図では、画面の右半
分に右舷の、左半分に左舷の各映像が表示され、
各映像に対応し、これに重ね合わせるようにして
等深度線図が表示されている。第14図において
は縦方向(時間方向)をy方向、横方向(距離方
向)をx方向とし、x方向の0〜(N/2−1)
には右舷の、N/2〜(N−1)には左舷の映像
が表示され、全体の画素数はN2個である。なお、
第14図において、x方向の距離数字は自船から
対象位置までの直線距離を表しており、実線目盛
は第1ソナーによる海底状態画像に関する距離目
盛である。
あり、第5図と対応する部分には同一の符号が付
される。先に述べた実施例では、第1ソナーと第
2ソナーとの画像が異なる領域に別々に表示され
ていたが、この第12図の実施例では、両ソナー
の画像が重ね合わせて表示されるようにし、この
ため第1ソナーの映像の縮尺と第2ソナーによる
等深度線図の映像の縮尺とを一致させるようにし
ている。このため、第5図の鎖線で囲む部分を
第12図では鎖線で囲む部分のようにするとと
もに、第6図に対応する回路を第13図に示すよ
うな回路構成にしている。第14図は、第12図
および第13図の回路構成による表示器上での表
示状態を示している。第14図では、画面の右半
分に右舷の、左半分に左舷の各映像が表示され、
各映像に対応し、これに重ね合わせるようにして
等深度線図が表示されている。第14図において
は縦方向(時間方向)をy方向、横方向(距離方
向)をx方向とし、x方向の0〜(N/2−1)
には右舷の、N/2〜(N−1)には左舷の映像
が表示され、全体の画素数はN2個である。なお、
第14図において、x方向の距離数字は自船から
対象位置までの直線距離を表しており、実線目盛
は第1ソナーによる海底状態画像に関する距離目
盛である。
第12図において、表示メモリ10は等深度線
図用に海底深度Dと水平距離マーカ用に水平距離
Hを記憶している。なお、Xmの値は前記とは異
なりXm=±(Rm/DpL)+N/2である。(左舷
のときは+、右舷のときは−)その容量は、Dと
Hの合計ビツト数をβとすると、β×N×Nであ
る。また、信号メモリ48の容量はα×N×Nと
なる。
図用に海底深度Dと水平距離マーカ用に水平距離
Hを記憶している。なお、Xmの値は前記とは異
なりXm=±(Rm/DpL)+N/2である。(左舷
のときは+、右舷のときは−)その容量は、Dと
Hの合計ビツト数をβとすると、β×N×Nであ
る。また、信号メモリ48の容量はα×N×Nと
なる。
鎖線において、可変マーカ設定器7は、水平
距離Phv出力を出す。比較器15には前記Phvと
表示メモリ10の出力とが入力されており、この
2つの値が一致したとき可変マーカが表示され
る。尚、2本の可変マーカは、探知信号や等深度
線図とは異なつた色で表示される。
距離Phv出力を出す。比較器15には前記Phvと
表示メモリ10の出力とが入力されており、この
2つの値が一致したとき可変マーカが表示され
る。尚、2本の可変マーカは、探知信号や等深度
線図とは異なつた色で表示される。
なお、上記実施例では、第1ソナー(サイドル
ツキングソナー)を、船の左舷方向および右舷方
向の二方向の水中探知を行うものとしているが、
本発明はそれのみに限定されず、例えば船の左舷
方向または右舷方向のいずれか一方向の水中探知
を行うものとしてもよい。
ツキングソナー)を、船の左舷方向および右舷方
向の二方向の水中探知を行うものとしているが、
本発明はそれのみに限定されず、例えば船の左舷
方向または右舷方向のいずれか一方向の水中探知
を行うものとしてもよい。
(効 果)
以上のように本発明によれば、表示器画面に海
底状態画像とそれに関連した等深度線図および両
画像で共通となる尺度の距離目盛とを表示するこ
とができるから、探知物体の所在位置の特定が容
易にかつ正確、迅速に察知できるようになり、使
い勝手が向上する。
底状態画像とそれに関連した等深度線図および両
画像で共通となる尺度の距離目盛とを表示するこ
とができるから、探知物体の所在位置の特定が容
易にかつ正確、迅速に察知できるようになり、使
い勝手が向上する。
第1図と第2図はそれぞれサイドルツキングソ
ナーとスキヤニングソナーの各ビームの状態の説
明に供する図、第3図は本発明の実施例による表
示器上の画面表示状態を示す図、第4図は前記両
ソナーの俯瞰図、第5図はこの実施例の回路ブロ
ツク図、第6図は第5図の回路の出力部からの信
号の処理とその各入力部に与えられる信号の発生
回路ブロツク図、第7図はソナーのビームによる
水平距離Hと深度Dとの関係の説明に供する図、
第8図および第10図は各部の動作説明に供する
信号のタイミングチヤート、第9図は同じく動作
説明に供するフローチヤート、第11図はROM
14の記憶エリアの構成図、第12図は他の実施
例の回路ブロツク図、第13図は第12図の実施
例についての第6図に対応する回路ブロツク図、
第14図は第12図の実施例についての第3図に
対応する図である。 1はスキヤニングソナー(第1ソナー)の送受
波器、3,4はサイドルツキングソナー(第2ソ
ナー)の送受波器、25は表示器。
ナーとスキヤニングソナーの各ビームの状態の説
明に供する図、第3図は本発明の実施例による表
示器上の画面表示状態を示す図、第4図は前記両
ソナーの俯瞰図、第5図はこの実施例の回路ブロ
ツク図、第6図は第5図の回路の出力部からの信
号の処理とその各入力部に与えられる信号の発生
回路ブロツク図、第7図はソナーのビームによる
水平距離Hと深度Dとの関係の説明に供する図、
第8図および第10図は各部の動作説明に供する
信号のタイミングチヤート、第9図は同じく動作
説明に供するフローチヤート、第11図はROM
14の記憶エリアの構成図、第12図は他の実施
例の回路ブロツク図、第13図は第12図の実施
例についての第6図に対応する回路ブロツク図、
第14図は第12図の実施例についての第3図に
対応する図である。 1はスキヤニングソナー(第1ソナー)の送受
波器、3,4はサイドルツキングソナー(第2ソ
ナー)の送受波器、25は表示器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 船の横広範囲方向の水中を探知する送受波器
で構成されるサイドルツキングソナーと、 探知信号を発射し、船の下方向でかつ船首・船
尾線に対しほぼ直角方向の互いに異なる方向に順
次形成される受波ビームでエコー信号を受信する
ことにより船の下方向の広範囲を探査するスキヤ
ニングソナーと、 表示器の画面上に、前記サイドルツキングソナ
ーから与えられる探知信号に基づいて、海底状態
を示す画像を表示する第1回路手段と、 前記表示器と同一の画面上に、前記スキヤニン
グソナーから与えられる探知信号に基づいて、前
記海底状態画像に関連した等深度線図を表示する
第2回路手段と、 両画像で共通となる尺度の距離目盛とを表示す
る第3回路手段と、 を備えていることを特徴とする水中探知表示装
置。 2 前記特許請求の範囲第1項に記載の水中探知
表示装置において、 前記サイドルツキングソナーは、船の左舷方向
および右舷方向の水中を探知する送受波器で構成
されるものである、ことを特徴とする水中探知表
示装置。 3 前記特許請求の範囲第2項に記載の水中探知
表示装置において、 海底状態画像と、それに関連した等深度線図と
を表示器画面上の別々の領域に分けて表示すると
ともに、この両領域に前記両画像で共通となる尺
度の距離目盛を表示するものである、ことを特徴
とする水中探知表示装置。 4 前記特許請求の範囲第2項に記載の水中探知
表示装置において、 海底状態画像と、それに関連した等深度線図と
を表示器画面上に重ね合わせて表示するととも
に、この画面上に前記両画像で共通となる尺度の
距離目盛を表示するものである、ことを特徴とす
る水中探知表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59247468A JPS61126490A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 水中探知表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59247468A JPS61126490A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 水中探知表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61126490A JPS61126490A (ja) | 1986-06-13 |
JPH0448192B2 true JPH0448192B2 (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=17163894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59247468A Granted JPS61126490A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 水中探知表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61126490A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2806876C1 (ru) * | 2023-01-10 | 2023-11-08 | Акционерное Общество "Концерн "Океанприбор" | Способ классификации подводного объекта |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2326580B1 (es) * | 2007-11-07 | 2010-04-20 | Zunibal, S.L. | Sonar cartografico de atraque. |
US9335412B2 (en) * | 2013-03-14 | 2016-05-10 | Navico Holding As | Sonar transducer assembly |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5497064A (en) * | 1977-12-20 | 1979-07-31 | Inst Francais Du Petrole | Sound wave device |
-
1984
- 1984-11-22 JP JP59247468A patent/JPS61126490A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5497064A (en) * | 1977-12-20 | 1979-07-31 | Inst Francais Du Petrole | Sound wave device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2806876C1 (ru) * | 2023-01-10 | 2023-11-08 | Акционерное Общество "Концерн "Океанприбор" | Способ классификации подводного объекта |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61126490A (ja) | 1986-06-13 |
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